JPH0576698A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JPH0576698A
JPH0576698A JP3241452A JP24145291A JPH0576698A JP H0576698 A JPH0576698 A JP H0576698A JP 3241452 A JP3241452 A JP 3241452A JP 24145291 A JP24145291 A JP 24145291A JP H0576698 A JPH0576698 A JP H0576698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
clogging
dryer
drying chamber
clothes dryer
Prior art date
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Application number
JP3241452A
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English (en)
Inventor
Kenichi Ogoshi
憲一 大越
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】いかなる場合においてもフィルター目詰りを確
実に報知することにより、乾燥室内に浮遊する塵埃を捕
集できる衣類乾燥機の提供。 【構成】被乾燥物を乾燥させる乾燥室2と、乾燥室2に
空気を送る送風ファン8と、乾燥室2に送られた空気を
加熱する熱源3と、乾燥室2からの浮遊塵埃を捕集する
フィルター22と、フィルター22の目詰り度合を検知
するフィルター目詰り検知手段と、フィルター22の目
詰りを報知するフィルター目詰り報知手段と、乾燥機の
運転回数を記憶する運転回数記憶手段とを有し、かつ前
記フィルター目詰り検知手段がフィルター22の目詰り
を検知した場合、および乾燥機の運転回数があらかじめ
設定の所定回数に達した場合のいずれの場合において
も、前記フィルター目詰り報知手段を作動せしめる機能
を有する制御手段を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衣類乾燥機に関し、さら
に詳細には、衣類乾燥室内に浮遊する綿塵、その他の塵
埃を捕集するフィルターの目詰りを検知するフィルター
目詰り検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】衣類乾燥機のフィルター目詰りを検知す
る場合、従来にあっては、一般に、フィルター目詰りに
より風量が低下すると、熱源であるヒーターに流れる電
流値が変化する現象を利用するようにしている。
【0003】しかしながら、衣類乾燥機の場合、フィル
ターが目詰りしたときとそうでないときとの電流変化量
はそれほど大きなものではなく、したがってこの電流変
化量のみをとらえてフィルター目詰りの時期を判定する
従来形衣類乾燥機の判定精度には自ずから限度があっ
た。
【0004】特に、フィルターに堆積される塵埃の種類
によっては(ふんわりとして体積の大きな綿塵)、これ
らの綿塵がフィルターに多量に堆積されてもそれほど大
きな通気抵抗とはならず、このような場合、実際には徐
々に綿塵が堆積されているにもかかわらず、その変化を
とらえることができず、遂にはフィルターに多量に堆積
された綿塵があふれ出して乾燥室内に逆流し、再び被乾
燥物に付着することもあった。
【0005】なお、前記に代えて、たとえば特開昭57
−188299号公報に記載されているように、フィル
ターの目詰りをタイマーの使用回数に対応させて報知す
るようにしたものも先に提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フィルターの
目詰りをタイマーの使用回数に対応させて報知するもの
にあっては、梅雨時のように天日乾燥ができずに、乾燥
機1回の運転で投入される被乾燥物の量が非常に多い場
合、あるいは前回におけるフィルターの掃除が十分でな
い場合など、タイマーがカウントアップする以前に既に
フィルターが目詰りしていてもこれを検知する術はな
く、このような場合、先に述べたふんわりとして体積の
大きな綿塵の場合と同様、遂にはフィルターに多量に堆
積された綿塵があふれ出して乾燥室内に逆流し、再び被
乾燥物に付着する点で認識されておらず、この点で改良
の余地が残されている。
【0007】本発明の目的は、前記した従来技術の欠点
をなくし、フィルター目詰りを確実に報知して、フィル
ターの掃除がなされることによりいかなる場合において
も乾燥室内に浮遊する塵埃を捕集することができるとと
もに、フィルター目詰りによる乾燥性能の低下を防止で
きる、改良された衣類乾燥機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的は、被乾燥物を
乾燥させる乾燥室と、乾燥室に空気を送る送風ファン
と、乾燥室に送られた空気を加熱する熱源と、乾燥室か
らの浮遊塵埃を捕集するフィルターと、フィルターの目
詰り度合を検知するフィルター目詰り検知手段と、フィ
ルターの目詰りを報知するフィルター目詰り報知手段
と、乾燥機の運転回数を記憶する運転回数記憶手段とを
有し、かつ前記フィルター目詰り検知手段がフィルター
の目詰りを検知した場合、および乾燥機の運転回数があ
らかじめ設定の所定回数に達した場合のいずれの場合に
おいても、前記フィルター目詰り報知手段を作動せしめ
る機能を有する制御手段を備えることによって達成され
る。
【0009】
【作用】しかして、前記構成よりなる本発明によれば、
フィルターが目詰りしたときとそうでないときとの電流
変化量がそれほど大きくなく、またフィルターに堆積さ
れる塵埃が綿塵のようにふんわりしていてそれほど大き
な通気抵抗とならないような場合であっても、それらの
塵埃を乾燥機の運転回数によって検知し、フィルター掃
除の時期であることをユーザーに報知することができ
る。
【0010】一方、梅雨時のように乾燥機1回の運転で
投入される被乾燥物の量が非常に多い場合、あるいは前
回におけるフィルターの掃除が十分でなく、ひいては乾
燥室内に発生する塵埃の量が多く、乾燥機運転回数をカ
ウントアップする以前に既にフィルターが目詰りしてい
るような場合には、これをフィルター目詰り検知手段に
よって検知し、これまたフィルター掃除の時期であるこ
とをユーザーに報知することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を、図1〜図5の一実施例にも
とづいて説明すると、図1は本発明に係る衣類乾燥機の
一実施例を示す内部構造の縦断側面図、図2は図1に示
す衣類乾燥機の全体的制御系を示すブロック回路図、図
3は、図1および図2に符号3で示す熱源に使用される
半導体ヒーターの温度−電気抵抗変化特性線図、図4は
図3に示す半導体ヒーターの風量−電流変化特性線図、
図5は図2に符号30で示すスイッチ入力部およびラン
プ表示部31の具体的パネル構成を示す平面図である。
【0012】衣類乾燥機の内部構成を示す図1におい
て、1は外枠、2は外枠1内に回転自在に軸支されか
つ、衣類乾燥室を構成する回転ドラム、3は衣類乾燥用
の温風を得るための熱源、4は回転ドラム2に対し、電
動機5の回転力を伝達するドラム駆動ベルトである。
【0013】回転ドラム2の後部には、図1に実線矢印
で示す衣類乾燥用の循環空気を排出するためのドラム空
気出口6が設けられており、その後方には、前記ドラム
空気出口6と対向して、ファンケーシング9の通気口7
が設けられている。
【0014】また、ファンケーシング9には、前記循環
空気およびこの循環空気流を冷却するための冷却空気
(図1に破線で示す)を発生しかつ、そのブレード壁面
を介して循環空気と冷却空気との熱交換をおこなう両翼
ファン8が収納されている。
【0015】そして、このファンケーシング9は、その
内周全周にわたって設けられた仕切板10および、両翼
ファン8の外周に設けられたフェルト11により、循環
空気側と冷却空気側とに仕切られている。
【0016】12はファンケーシング9と回転ドラム2
との間の気密を保つ気密用フェルトである。
【0017】そして、ファンケーシング9の循環側出口
は、途中に排水口21を設けたダクト13およびダクト
14を介して熱源3側に連通されている。
【0018】また、冷却風は、図1に破線矢印で示すよ
うに、裏板15の中央部に設けた吸気口から吸い込ま
れ、裏板15の上部から排気される。
【0019】なお、16はファンベルト、17はファン
駆動プーリ、18はドラム支持部材、19は外枠1の前
方に設けろれた衣類出し入れ用のドア、22はフィルタ
ー、20はその外周で回転ドラム2を回転自在に支持す
るドラム前部固定壁である。
【0020】ところで、熱源3には、図3に示すごとき
温度−電気抵抗の変化特性を示す半導体ヒーターが用い
られている。
【0021】図3に示すように、半導体ヒーターは、T
S点以上の温度に至ると急激にその電気抵抗値が大きく
なる性質を有している。
【0022】したがって、図4に示すように、半導体ヒ
ーターに流れる風量が減少し、その放熱効果が低下し
て、ヒーター自身の温度が高くなると、このヒーターに
流れる電流は低下する。
【0023】なお、衣類乾燥機を通常の状態で運転して
いる場合、前記ヒーターの温度は、図3のTD点付近で
安定するように設定されている。
【0024】次に、図1に示す衣類乾燥機の運転制御系
を、図2にもとづいて説明する。
【0025】図2において、23は100V商用電源に
接続される電源プラグ、24は電源スイッチである。
【0026】25は衣類乾燥機の運転制御プログラムを
内蔵したマイクロコンピューター、26および制御用の
電子回路に直流電圧を供給する電源回路である。
【0027】27は商用電源100Vの電圧を電子回路
用の電圧に降圧させるための変圧器、28はマイクロコ
ンピューター26を電流投入時にリセットさせるための
リセット回路、29はマイクロコンピューター26に必
要なシステムクロックを発生させるためのクロック発生
回路を示す。
【0028】30は乾燥コースの設定,熱源の強さの設
定,運転スタートなど、使用者が選定したスイッチ入力
をマイクロコンピューター26に伝送するスイッチ入力
部である。
【0029】31は衣類乾燥機の運転状態,乾燥コー
ス,フィルター22の目詰りなどをランプの点灯や点滅
で使用者に知らせるランプ表示部である。
【0030】32はスイッチ入力部30の入力信号をマ
イクロコンピューター26が受けたときや、衣類乾燥機
の運転終了をブザー音で使用者に報知するブザー報知部
を示す。
【0031】33は循環空気の温度や湿度の変化をとら
え、衣類の乾き具合を検知する乾燥検知手段、34は乾
燥検知手段33の情報をマイクロコンピューター26に
伝送する乾燥検知回路である。
【0032】35はドア19の開閉にともなってON,
OFFするドアスイッチ、36はドアスイッチ35のO
N,OFF状態をマイクロコンピューター26に伝送す
るドアスイッチ入力取込み回路である。
【0033】37は電源スイッチ24のON,OFF状
態をマイクロコンピューター26に伝送する電源スイッ
チ入力取込み回路を示す。
【0034】38は衣類乾燥機の運転が終了したとき
や、衣類乾燥機を運転しないで電源スイッチ24が一定
時間以上ON状態のままにされたときなど、自動的に電
源スイッチ24を切るために、電源スイチ切断用のソレ
ノイド39に通電する電源スイッチ切断回路である。
【0035】40は時間計時に使用する電源の周波数を
マイクロコンピューター26に取り込む周波数信号取込
み回路である。
【0036】41はマイクロコンピューター26からの
信号で電動機5を駆動する電動機駆動回路、42は同じ
くマイクロコンピューター26からの信号で熱源3を駆
動する熱源駆動回路、43は熱源3の電流を検知する熱
源電流検知回路、すなわち図1に示すフィルター22が
目詰りして熱源3に流れる風量が減少した場合に、先に
図4で説明した風量−電流変化特性にもとづいてフィル
ター22の目詰りを検知する熱源電流検知手段である。
【0037】図2に符号30で示すスイッチ入力部およ
びランプ表示部31の具体的パネル構成を示す図5にお
いて、44は衣類乾燥機の運転を開始させたり、運転途
中で一時停止させたりするためのスタート/一時停止ス
イッチである。
【0038】45は熱源3の強さを切り換えるヒーター
切換スイッチである。
【0039】46は乾燥コースを切り換えるための乾燥
コース切換スイッチを示す。
【0040】47はフィルター目詰り報知ランプであ
る。
【0041】なお、マイクロコンピューター26には、
衣類乾燥機の使用回数を記憶するプログラムが組み込ま
れている。
【0042】ここで、衣類乾燥機の全体的動作系を、図
1,図2、および図5を併せて説明する。
【0043】図2に示す電源プラグ23がコンセントに
差し込まれ、電源スイッチ24がONすると、電源回路
25によって直流電圧が作られるとともに、クロック発
生回路29により、システムクロックがマイクロコンピ
ューター26に伝送される。
【0044】また、同時に、リセット回路28により、
マイクロコンピューター26がリセットされ、動作状態
となって、衣類乾燥機は使用者からのスイッチ操作待ち
の状態となる。
【0045】使用者が電源スイッチ24を入れると、こ
の情報が電源スイッチ取込み回路37を介してマイクロ
コンピューター26に伝送され、あらかじめ設定された
初期表示をランプ表示回路31でおこなうとともに、ス
イッチ入力部31のスイッチ入力が受け付けられる状態
となる。
【0046】次に、使用者が図1のドア19を開き、回
転ドラム2内に被乾燥物である衣類などが入れられ、ド
ア19が閉じられると、ドアスイッチ35がON状態と
なり、ドアスイッチ入力取込み回路36を介して、ドア
19が閉じられた情報がマイクロコンピューター26に
入力され、運転開始待ちの状態となる。
【0047】続いて、使用者がスイッチ入力部30の乾
燥コース切換スイッチ46を操作し、適宜の乾燥コース
を選択するとともに、ヒーター切換スイッチ46を操作
して熱源3の強さを適宜選択し、スタート/一時停止ス
イッチ44を操作すると、衣類乾燥機は乾燥運転を開始
する。
【0048】乾燥運転が開始されると、マイクロコンピ
ューター26の指示により、熱源3,電動機5に電力が
供給され、回転ドラム2,両翼ファン8が回転する。
【0049】これにより、熱源3で熱せられた循環空気
が回転ドラム2内に流入し、被乾燥物から水分を奪った
後、回転ドラム2から排出され、両翼ファン8に吸引さ
れる。
【0050】そして、両翼ファン8を通過するとき、当
該両翼ファン8の熱交換作用により、冷却空気で冷却さ
れ、したがって被乾燥物から奪った水分は、結露し水滴
となって機外に排出される。
【0051】両翼ファン8を通過した循環空気は、ダク
ト13,14を経て再び熱源3に至り、ここで熱せられ
て回転ドラム2内に流入し、以上の動作が連続的に繰返
しおこなわれて乾燥が進行する。
【0052】被乾燥物が乾いたならば、これを乾燥検知
手段33で検知し、その情報が乾燥検知回路34を経て
マイクロコンピューター26に伝送される。
【0053】衣類乾燥情報がマイクロコンピューター2
6に伝送されると、マイクロコンピューター26は、所
定のプログラムにしたがって電動機駆動回路41および
熱源駆動回路41に指令を出し、衣類乾燥機の運転を終
了させる。
【0054】衣類乾燥機の運転終了後、所定の時間が経
過したならば、電源スイッチ切断回路38に指示を出
し、電源スイッチ24を自動的に切断する。
【0055】そして、前記した乾燥運転により、被乾燥
物に付着していた綿塵などの塵埃は、循環空気により浮
遊状態となってフィルター22に捕集される。
【0056】その結果、フィルター22は、前記したご
とき綿塵などの塵埃によって徐々に目詰りし、このため
衣類乾燥機内の循環風量が低下してくる。
【0057】衣類乾燥機内の循環風量が低下すると、先
に図4で説明した風量−電流変化特性にもとづいてフィ
ルター22の目詰りを検知することができる。
【0058】すなわち、衣類乾燥機内の循環風量が低下
すると、熱源3の電流が低下し、この電流の低下量を熱
源電流検知回路43が検知してマイクロコンピューター
26に伝送する。
【0059】なお、マイクロコンピューター26には、
熱源3に流れる電流が所定の値以下になったとき、フィ
ルター22が目詰りしたと判断し、フィルター目詰り報
知ランプ47を点滅するようなプログラムが組み込まれ
ている。
【0060】これに加えて、本発明においては、前記以
外に、熱源3の電流値が所定の値以下にならないときで
も、衣類乾燥機の運転回数があらかじめ定めた規定回数
に達した場合には、前記フィルター目詰り報知ランプ4
7を点灯させるプログラムもマイクロコンピューター2
6に組み込まれている。
【0061】しかして、先に述べたように、衣類乾燥機
の場合、フィルターが目詰りしたときとそうでないとき
との電流変化量はそれほど大きなものではなく、したが
ってこの電流変化量のみをとらえてフィルター目詰りの
時期を判定する従来形衣類乾燥機の判定精度には自ずか
ら限度があった。
【0062】特に、ふんわりとして体積の大きな綿塵が
フィルターに多量に堆積されてもそれほど大きな通気抵
抗とはならず、このような場合、実際には徐々に綿塵が
堆積されているにもかかわらず、その変化をとらえるこ
とができず、遂にはフィルターに多量に堆積された綿塵
があふれ出して乾燥室内に逆流し、再び被乾燥物に付着
することもあった。
【0063】一方、フィルターの目詰りをタイマーの使
用回数に対応させて報知するものにあっては、梅雨時の
ように乾燥機1回の運転で投入される被乾燥物の量が非
常に多い場合、あるいは前回におけるフィルターの掃除
が十分でない場合、タイマーがカウントアップする以前
に既にフィルターが目詰りしていても、これを検知する
術はなく、このような場合、先に述べたふんわりとして
体積の大きな綿塵の場合と同様、遂にはフィルターに多
量に堆積された綿塵があふれ出して乾燥室内に逆流し、
再び被乾燥物に付着する欠点がある。
【0064】これに対し、前記構成よりなる本発明によ
れば、フィルター22が目詰りしたときとそうでないと
きとの電流変化量がそれほど大きくなく、またフィルタ
ー22に堆積される塵埃が綿塵のようにふんわりしてい
てそれほど大きな通気抵抗とならないような場合であっ
ても、それらの塵埃を乾燥機の運転回数によって検知
し、フィルター掃除の時期であることをユーザーに報知
することができる。
【0065】一方、梅雨時のように乾燥機1回の運転で
投入される被乾燥物の量が非常に多い場合、あるいは前
回におけるフィルター22の掃除が十分でなく、ひいて
は乾燥室内に発生する塵埃の量が多く、乾燥機運転回数
をカウントアップする以前に既にフィルター22が目詰
りしているような場合には、これをフィルター目詰り検
知手段43によって検知し、これまたフィルター掃除の
時期であることをユーザーに報知することができる。
【0066】なお、本実施例に示すように、、フィルタ
ー目詰り検知手段である熱源電流検知回路43がフィル
ター目詰りを検知したときには報知ランプ47を点滅さ
せ、乾燥機の運転回数が所定回数に達したときには報知
ランプ47を点灯させるようにすれば、前者,後者のい
ずれが原因でフィルター22に目詰りを生じたのかを容
易に判別することができる。
【0067】また、前記した乾燥機の運転回数は、フィ
ルター目詰り検知手段である熱源電流検知回路43で検
知された電流値が前回使用時よりも増加(すなわち、フ
ィルター22が掃除されてその目詰りが少なくなった)
とマイクロコンピューターが判断したとき、換言すると
前回使用時の値を基準にリセットされて1回に戻るよう
にプログラムされている。
【0068】一方、前記乾燥機の運転回数は、図6に示
すように、運転回数リセット用のスイッチ48を設け、
報知ランプ47が点灯しているときこれを操作してリセ
ットするようにしてもよい。
【0069】ところで、本実施例において、衣類乾燥機
の運転回数の記憶は、電源プラグ23がコンセントから
引き抜かれた場合に、マイクロコンピューター26への
通電が断たれてリセットされるが、これを防ぐために
は、メモリー保持用のバックアップを用いるなどの手段
を講じればよい。
【0070】
【発明の効果】本発明は以上のごときであり、本発明に
よれば、フィルター目詰りを確実に報知して、フィルタ
ーの掃除がなされることによりいかなる場合においても
乾燥室内に浮遊する塵埃を捕集することができるととも
に、フィルター目詰りによる乾燥性能の低下を防止でき
る、改良された衣類乾燥機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衣類乾燥機の一実施例を示す内部
構造の縦断側面図である。
【図2】図1に示す衣類乾燥機の全体的制御系を示すブ
ロック回路図である。
【図3】図1および図2に符号3で示す熱源に使用され
る半導体ヒーターの温度−電気抵抗変化特性線図であ
る。
【図4】図3に示す半導体ヒーターの風量−電流変化特
性線図である。
【図5】図2に符号30で示すスイッチ入力部およびラ
ンプ表示部31の具体的パネル構成を示す平面図であ
る。
【図6】図5と異なるスイッチ入力部30・ランプ表示
部31のパネル構成を示す平面図である。
【符号の説明】
2…回転ドラム、3…熱源、5…電動機、8…両翼ファ
ン、22…フィルター、26…マイクロコンピュータ
ー、31…ランプ表示部、43…熱源電流検知回路(フ
ィルター目詰り検知手段)、47…フィルター目詰り報
知ランプ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被乾燥物を乾燥させる乾燥室と、乾燥室に
    空気を送る送風ファンと、乾燥室に送られた空気を加熱
    する熱源と、乾燥室からの浮遊塵埃を捕集するフィルタ
    ーと、フィルターの目詰り度合を検知するフィルター目
    詰り検知手段と、フィルターの目詰りを報知するフィル
    ター目詰り報知手段と、乾燥機の運転回数を記憶する運
    転回数記憶手段とを有し、かつ前記フィルター目詰り検
    知手段がフィルターの目詰りを検知した場合、および乾
    燥機の運転回数があらかじめ設定の所定回数に達した場
    合のいずれの場合においても、前記フィルター目詰り報
    知手段を作動せしめる機能を有する制御手段を備えたこ
    とを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前回使用時よりもフィ
    ルター目詰り量が少なくなったことをフィルター目詰り
    検知手段が検知した場合に、乾燥機の運転記憶回数を1
    回に戻す機能を有する衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】請求項1において、乾燥機の運転回数が所
    定回数に達してフィルター目詰り報知がなされたとき、
    この報知を解除し、乾燥機の運転記憶回数を1回に戻す
    機能を有する衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、フィル
    ター目詰りを検知した場合と、乾燥機の運転回数が所定
    回数に達した場合とで異なる報知態様を選択する機能を
    有する衣類乾燥機。
JP3241452A 1991-09-20 1991-09-20 衣類乾燥機 Pending JPH0576698A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016049160A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 日立アプライアンス株式会社 洗濯乾燥機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016049160A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 日立アプライアンス株式会社 洗濯乾燥機

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