JPH0576572U - ボルト締め超音波振動子 - Google Patents

ボルト締め超音波振動子

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JPH0576572U
JPH0576572U JP1668992U JP1668992U JPH0576572U JP H0576572 U JPH0576572 U JP H0576572U JP 1668992 U JP1668992 U JP 1668992U JP 1668992 U JP1668992 U JP 1668992U JP H0576572 U JPH0576572 U JP H0576572U
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JP
Japan
Prior art keywords
signal line
bolted
ultrasonic transducer
piezoelectric element
ultrasonic
Prior art date
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Pending
Application number
JP1668992U
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English (en)
Inventor
秀昭 田中
鎮男 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波手術器に適用した場合にその直径を細
くできるボルト締め超音波振動子を提供する。 【構成】 ボルト締め超音波振動子には2つの信号線溝
30が形成され、中央の電極22の端子部は一方の信号
線溝内に突出し、両側の電極20、24の端子部は他方
の信号線溝内に突出している。信号線100を信号線溝
30を通して導き出すことができ、ボルト締め超音波振
動子の直径を細くできる。したがって、超音波手術器に
適用した場合にその直径を細くできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、超音波手術器等で用いられ、超音波振動を発生するボルト締め超音 波振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】
骨や組織等の破砕や切開を行う超音波手術器が知られており、生体に対する外 科的な手術において活用されている。そのような超音波手術器では、超音波振動 を発生する手段として様々なものが用いられているがその中でボルト締め超音波 振動子が知られている。
【0003】 図5には、従来のボルト締め超音波振動子が示されている。このボルト締め振 動子は、超音波手術器のケース10内に収納されるものであって、一対の金属ブ ロック12、14、この従来例において2つの圧電素子16、18、複数の電極 20、22、24、及び図7に示されるボルト26で構成されている。
【0004】 具体的には、図5に示されるように、2つの圧電素子16、18の間並びにそ の一方側及び他方側には、金属の電極20、22、24が配置され、更にそれら の一方側には一方の金属ブロック12が配置され、他方側には他方の金属ブロッ ク14が配置されている。図7には、図5に示すVII−VII´断面が示され ている。圧電素子16、18及び各電極20、22、24にはそれらの中央にボ ルト挿通孔が形成され、図7に示すボルト26がそれらに挿通されている。そし て、ボルト26の一方端は一方の金属ブロック12とこの従来例において一体化 されており、ボルト26の他方端は他方の金属ブロック14にねじ止めされる。 したがって、これらの金属ブロック12、14によって圧電素子16、18及 び各電極20、22、24が挟持されている。
【0005】 この従来例において、電極22は正の電極とされ、電極20、24は負の電極 とされている。したがって、各電極間に電圧を印加することによって2つの圧電 素子16、18が超音波振動を生じることになる。その超音波振動は一方の金属 ブロック12に伝達され、さらにその金属ブロック12の先端に設けられたホー ン27に伝達されて、ホーン先端によって組織の切開等が行われる。
【0006】 図6には、図5に示したボルト締め超音波振動子の斜視図が示されている。図 示されるように電極20、22、24の端子部20a、22a、24aがボルト 締め超音波振動子本体から突出しており、これによって図5に示すようにケース 10の直径が太くなっている。なお、この従来のボルト締め超音波振動子におい ては、図7に示されるようにボルト26の中央に流路26aが形成され、切開後 に切除された組織や乳化された組織等がその流路26aを通って吸引される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図5及び図6に示したように、従来のボルト締め超音波振動子 においては、ボルト締め超音波振動子本体から端子部20a、22a、24aが 突出しているため、これによって手術器自体の径が太くなるという問題があった 。ここで、超音波の出力は圧電素子が大きい程、大きいものであり、このため従 来においては圧電素子が円筒形で形成されていたが、このような構造から前記端 子部の突出により超音波手術器の径を太くしていた。従来の超音波手術器の径は 約20mmであるが、操作性の観点からいえば直径が15mm程度のものが要望 されている。
【0008】 本考案は、上記従来の課題に鑑み成されたものであり、その目的は、超音波手 術器の直径を細くできるボルト締め超音波振動子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、超音波振動を生ずる少なくとも1つの 圧電素子とその両側に接合される複数の電極とにボルトを挿通し、かつ前記圧電 素子と前記電極とを一対のブロックで挾んで成るボルト締め超音波振動子におい て、 前記圧電素子及び一方の前記ブロックの外周面に、それらに連通する信号線溝 を少なくとも一つ形成したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
上記構成によれば、圧電素子及びブロックの外周面にそれらに連通する信号線 溝が形成されているため、従来のように信号線との接続のために端子部をボルト 締め超音波振動子本体から突出させる必要がなく、各信号線を前記信号線溝を通 すことができる。
【0011】 したがって、ボルト締め超音波振動子から突出した部分をなくし、この結果超 音波手術器に適用した場合にその径を細くできる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】 図1には、本考案に係るボルト締め超音波振動子の好適な実施例が示されてお り、図5に示した構成に相当する構成には同一符号を付けその説明を省略する。 本実施例においては、ボルト締め超音波振動子本体に、2つの信号線溝30が 形成されている。この2つの信号線溝30は、互いにボルト26の中心軸に対し て対称に設けられている。
【0014】 図2には、ボルト締め超音波振動子の斜視図が示されている。図示されるよう に信号線溝30は他方の金属ブロック14に設けられた切欠溝14aと、圧電素 子18に設けられた切欠溝18aと、圧電素子16に設けられた切欠溝16aと 、で構成され、それぞれの溝は断面が半円形状を成している。これらの溝はもち ろんV字型やあるいは矩形であってもよい。なお、電極20及び24には互いに 同じ側に切欠20b及び24bが形成され、一方、電極22には、反対側に切欠 22bが形成されているが図2には現れていない。このように、信号線溝30は 、切欠溝14a、16a、18aで構成されるが、実質的には更に切欠24b、 22b、20bを加えて構成されている。なお、一方の金属ブロック12にも一 部切欠が形成されている。
【0015】 そして、図4に示すように電極22の端子部22aは信号線溝30内に突出し ており、それに信号線100が接続される。したがって、本来的には、信号線が 通らない切欠溝16a及び切欠20bは不要である。しかしながら、本実施例に おいては超音波振動のモードを安定化させるため及び製造を簡易化するため、2 つの信号線溝30を互いに同形状に形成している。
【0016】 図3には、図1に示されるIII−III´断面が示されている。図示される ように、一方の金属ブロック14にはボルト26を中心として対称に信号線溝と しての切欠溝14aが2つ形成されている。また、図4には、図1に示されるI V−IV´断面が示されている。図示されるように電極22には、図において下 方側に1つの切欠溝22bが形成されている。この切欠溝22bは、図1に示さ れる電極20に接続される信号線100を通過させるために形成されている。
【0017】 以上のように、本実施例のボルト締め超音波振動子においては、2つの信号線 溝30が形成されており、信号線100と接続される電極20及び24における 端子部は一方の信号線溝30内に突出しており、信号線100と接続される電極 22における端子部は他方の信号線溝30内に突出している。したがって、図4 等から理解されるように、各電極20、22、24は、一部が切欠かれた円板状 に形成されているため、ボルト締め超音波振動子本体から端子部が突出する構造 が回避されている。したがって、本実施例のボルト締め超音波振動子によれば、 従来と比べて超音波手術器の直径を5mm程度細くでき、超音波手術器の操作性 を向上できるという効果がある。なお、本実施例では、信号線溝を2つ設けたが 信号線溝を1つ設けてもよい。この場合には、電極の端子部を信号線溝内に半分 だけ突出させ、残りの半分を用いて信号線を通せばよい。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ボルト締め超音波振動子の直径を細く できるので、これによって超音波手術器自体の直径を細くできるという効果があ る。したがって、超音波手術器の操作性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るボルト締め超音波振動子の断面を
示す一部断面図である。
【図2】本考案に係るボルト締め超音波振動子の斜視図
である。
【図3】図1に示すIII−III´断面を示す断面図
である。
【図4】図1に示すIV−IV´断面を示す断面図であ
る。
【図5】従来のボルト締め超音波振動子の外観図であ
る。
【図6】従来のボルト締め超音波振動子の斜視図であ
る。
【図7】図5に示すVII−VII´断面を示す断面図
である。
【符号の説明】
12,14 金属ブロック 16,18 圧電素子 20,22,24 電極 26 金属ブロック一体型ボルト 30 信号線溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動を生ずる少なくとも圧電素子
    とその両側に接合される複数の電極とにボルトを挿通
    し、かつ前記圧電素子と前記電極とを一対のブロックで
    挾んで成るボルト締め超音波振動子において、 前記圧電素子及び一方の前記ブロックの外周面に、それ
    らに連通する信号線溝を少なくとも1つ形成したことを
    特徴とするボルト締め超音波振動子。
JP1668992U 1992-03-27 1992-03-27 ボルト締め超音波振動子 Pending JPH0576572U (ja)

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JP1668992U JPH0576572U (ja) 1992-03-27 1992-03-27 ボルト締め超音波振動子

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JP1668992U JPH0576572U (ja) 1992-03-27 1992-03-27 ボルト締め超音波振動子

Publications (1)

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JPH0576572U true JPH0576572U (ja) 1993-10-19

Family

ID=11923280

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JP1668992U Pending JPH0576572U (ja) 1992-03-27 1992-03-27 ボルト締め超音波振動子

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