JPH0576466U - ラケットフレーム用ガット保護部材 - Google Patents

ラケットフレーム用ガット保護部材

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JPH0576466U
JPH0576466U JP024203U JP2420392U JPH0576466U JP H0576466 U JPH0576466 U JP H0576466U JP 024203 U JP024203 U JP 024203U JP 2420392 U JP2420392 U JP 2420392U JP H0576466 U JPH0576466 U JP H0576466U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gut
sleeve
tip
insertion hole
vibration absorber
Prior art date
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Pending
Application number
JP024203U
Other languages
English (en)
Inventor
佳浩 夏目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
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Publication of JPH0576466U publication Critical patent/JPH0576466U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガットとガット挿通孔との互いの接触面積を
大きくして、打球時におけるガットの振動吸収効果を充
分に発揮させる。 【構成】 ガット保護部材５を形成する帯状基材６の各
々のスリーブ部７内に軟質な合成樹脂素材からなる筒状
の振動吸収体８を挿着し、かつこの振動吸収体８の先端
部８ａがスリーブ部７の先端部７ａを形成するように外
部に突出させる。この振動吸収体８にて形成される帯状
基材６の各々のスリーブ部７のガット挿通孔１０の先端
部１０ａの断面形状を扁平にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
この考案は、フレーム張弦部のガット孔に挿着されて張設ガットを保護するよ うにしたラケットフレーム用ガット保護部材の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種のラケットフレームにおいては、ほぼ楕円形をなすフレーム張弦 部の内外両側周面に貫通させて形成した多数のガット孔にガットを折返し張設す る場合、フレーム張弦部の頂部、両外周側部及びヨーク部にガット保護部材をそ れぞれ添設し、打球時の衝撃によるガットの振動を吸収して、ガットを保護し得 るようにしてなる構成を有するものがある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来構造のガット保護部材にあっては、複数本のス リーブ部を連設した合成樹脂素材からなる帯状基材をフレーム張弦部に添設し、 この帯状基材の各々のスリーブ部をガット孔に対応させて挿入してなる構成を有 するとともに、図４に示すように、ガット保護部材ａに連設した各々のスリーブ 部ｂのガット挿通孔ｃ、特に、先端部のガット挿通孔ｃの断面形状は、様々なガ ットＧの太さ（直径）に対応するように、ガットＧの太さよりも大きな真円で形 成することにより、ガットの挿通が円滑に行なわれるようにしてなるために、ガ ットＧの外面とガット挿通孔ｃの内面との接触が１点となって、互いの接触面積 が小さく、これによって、打球時におけるガットの振動吸収効果を充分に発揮さ せることができないという問題があった。
【０００４】 この考案の目的は、ガットとガット挿通孔との互いの接触面積を大きくして、 打球時におけるガットの振動吸収効果を充分に発揮させることができるようにし たラケットフレーム用ガット保護部材を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、この考案は、ラケットフレーム本体のフレー ム張弦部に貫通させた多数のガット孔にそれぞれ対応させて挿入される複数本の スリーブ部が連設された比較的剛性を有する合成樹脂素材からなる帯状基材を備 え、前記各々のスリーブ部の先端部のガット挿通孔の断面形状を扁平にしてなる 構成としたものである。
【０００６】 また、この考案は、前記スリーブ部内に軟質な合成樹脂素材からなる筒状の振 動吸収体を挿着し、かつこの振動吸収体の先端部を前記スリーブ部の先端部を形 成するように外部に突出させるとともに、その先端部のガット挿通孔の断面形状 を扁平にしてなる構成としたものである。
【０００７】
【作用】
すなわち、この考案は、上記の構成を採用することにより、帯状基材の各々の スリーブ部の先端部のガット挿通孔の断面形状を扁平にしてなるために、フレー ム張弦部へのガット張り後のガットの外面とガット挿通孔の内面との接触が少な くとも２点となって、互いの接触面積が大きくなる。
【０００８】 また、スリーブ部内に軟質な合成樹脂素材からなる筒状の振動吸収体を挿着し 、かつこの振動吸収体の先端部がスリーブ部の先端部を形成するように外部に突 出させてなるために、ガットと振動吸収体との接触により、振動吸収効果が一層 高まる。
【０００９】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図１から図３に示す図面を参照しながら詳細に説 明すると、図２に示すように、図中１はラケットフレーム本体である。
【００１０】 このラケットフレーム本体１のフレーム張弦部２には、フレーム周長方向に沿 う多数のガット孔３・・・がその内外両側周面２ａ、２ｂに貫通させて形成され ているとともに、前記フレーム張弦部２の外周面側に対応するヨーク部４の外周 部分４ａには、この考案に係るガット保護部材５が添設されている。
【００１１】 このガット保護部材５は、図１に示すように、比較的剛性を有する合成樹脂素 材からなる帯状基材６と、この帯状基材６に一体に連設して形成した複数本のス リーブ部７・・・と、これら各々のスリーブ部７内のほぼ根元部７ａから先端部 ７ｂに亘って一体に挿着された軟質な合成樹脂素材からなる筒状の振動吸収体８ とで形成されているとともに、この振動吸収体８の先端部８ａは、前記スリーブ 部７の先端部７ｂを形成するように外部に突出させてなる構成を有する。
【００１２】 すなわち、前記ガット保護部材５は、帯状基材６に設けた各々のスリーブ部７ ・・・を、前記フレーム張弦部２を構成するヨーク部４の各々のガット孔３・・ ・に対応させて挿入することにより添設してなるもので、これらのスリーブ部７ ・・・を通して、ガットＧが折返し張弦されるようになっている。
【００１３】 また、図中９・・・は前記振動吸収体８の外周面に突設したリブで、これらの リブは、前記スリーブ部７内への挿着を堅固にし、ガットの張力による振動吸収 体８の欠落を確実に防止してなるものである。
【００１４】 さらに、図中１０は前記スリーブ部７のガットＧが挿通されるガット挿通孔で 、このガット挿通孔１０の前記スリーブ部７の先端部７ｂを形成する振動吸収体 ８の先端部８ａに相当する先端部１０ａ側の断面形状は、図３に示すように、短 径がガットＧの直径よりも小さくかつ孔の周長がガットＧの周長よりも長い楕円 または長方形状の扁平な孔に形成され、これによって、前記ガット挿通孔１０へ のガットＧの挿入を容易にしている。
【００１５】 ところで、上記したガット保護部材５としての各々のスリーブ部７・・・が一 体成形される帯状基材６の材料は、例えば曲げ弾性率が１００〜３００kg／mm2 のナイロン、デルリンあるいはポリカーボネイト等の比較的剛性を有する合成樹 脂素材が使用され、また、振動吸収体８の材料としては、例えば例えば曲げ弾性 率が２０kg／mm2 以下、好ましくは、５kg／mm2 以下のゴム、ＡＢＳ樹脂あるい はポリエチレン樹脂等の軟質な合成樹脂素材が使用されるものである。
【００１６】 なお、上記の実施例において、ガット保護部材をラケットフレームのヨーク部 に添設して説明したが、これには限定されないことは云うまでもない。
【００１７】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、この考案によれば、帯状基材の各々のスリー ブ部の先端部のガット挿通孔の断面形状を扁平にしてなることから、フレーム張 弦部へのガット張り後のガットの外面とガット挿通孔の内面との接触が少なくと も２点となって、互いの接触面積を大きくすることができ、打球時におけるガッ トの振動吸収効果を高めることができる。
【００１８】 また、請求項２において、帯状基材の各々のスリーブ部内に軟質な合成樹脂素 材からなる筒状の振動吸収体を挿着し、かつこの振動吸収体の先端部がスリーブ 部の先端部を形成するように外部に突出させてなることから、打球時におけるガ ットの振動吸収効果を一層高めることができ、しかも、従来のような不快な振動 の発生を防止することができるとともに、打球感の向上を図ることができる。
【００１９】 さらに、スリーブ部の先端部に振動吸収体の先端部を突出させてなるために、 この振動吸収体を帯状基材及びスリーブ部とは異なる色に着色することにより、 デザイン的効果を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この考案に係るガット保護部材の一実施例を示
す要部拡大断面図。
【図２】同じくガット保護部材を添設した状態を示すラ
ケットフレームのフレーム張弦部の要部断面図。
【図３】ガット保護部材のスリーブ部先端部を示す説明
図。
【図４】従来のガット保護部材のスリーブ部先端部を示
す説明図。
【符号の説明】
１……ラケットフレーム本体、２……フレーム張弦部、
３……ガット孔、５……ガット保護部材、６……帯状基
材、７……スリーブ部、７ｂ……先端部、８……振動吸
収体、８ａ……先端部、１０……ガット挿通孔、１０ａ
……先端部、Ｇ……ガット。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】ラケットフレーム本体のフレーム張弦部に
    貫通させた多数のガット孔にそれぞれ対応させて挿入さ
    れる複数本のスリーブ部が連設された比較的剛性を有す
    る合成樹脂素材からなる帯状基材を備え、 前記各々のスリーブ部の先端部のガット挿通孔の断面形
    状を扁平にしたことを特徴とするラケットフレーム用ガ
    ット保護部材。
  2. 【請求項２】ラケットフレーム本体のフレーム張弦部に
    貫通させた多数のガット孔にそれぞれ対応させて挿入さ
    れる複数本のスリーブ部が連設された比較的剛性を有す
    る合成樹脂素材からなる帯状基材と、 この帯状基材の各々のスリーブ部内に挿着され、かつそ
    の先端部が前記スリーブ部の先端部を形成するように外
    部に突出させた軟質な合成樹脂素材からなる筒状の振動
    吸収体とを具備し、 この振動吸収体にて形成される前記各々のスリーブ部の
    先端部のガット挿通孔の断面形状を扁平にしたことを特
    徴とするラケットフレーム用ガット保護部材。
JP024203U 1992-03-24 1992-03-24 ラケットフレーム用ガット保護部材 Pending JPH0576466U (ja)

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JPH0576466U true JPH0576466U (ja) 1993-10-19

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000061006A (ja) * 1998-08-21 2000-02-29 Bridgestone Sports Co Ltd ラケット
JP2020141993A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 ヨネックス株式会社 グロメット及びラケット

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