JPH0576365B2 - - Google Patents

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JPH0576365B2
JPH0576365B2 JP61285983A JP28598386A JPH0576365B2 JP H0576365 B2 JPH0576365 B2 JP H0576365B2 JP 61285983 A JP61285983 A JP 61285983A JP 28598386 A JP28598386 A JP 28598386A JP H0576365 B2 JPH0576365 B2 JP H0576365B2
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JP
Japan
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roll
rolling
load inertia
controlled
load
Prior art date
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Application number
JP61285983A
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English (en)
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JPS63140716A (ja
Inventor
Shinichi Ito
Shigemitsu Miura
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP61285983A priority Critical patent/JPS63140716A/ja
Publication of JPS63140716A publication Critical patent/JPS63140716A/ja
Publication of JPH0576365B2 publication Critical patent/JPH0576365B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、材料搬送装置、例えば圧延機にお
ける圧延ロール等の制御方法に係り、特に被制御
ロールが負担する負荷慣性を演算して制御量を補
正し、常に最適制御状態を保持する制御方法に関
する。 〔従来の技術〕 従来、圧延機における圧延ロール等の制御方法
として、被制御ロールに対する最大負荷から最小
負荷までの全ての範囲で安定となる条件を予め設
定し、常時この設定条件に基づいて一定の制御を
行うものが知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、前述した従来の制御方法におい
て、負荷状態が変動しても常に一定の条件で制御
を行うため、負荷慣性の変動によつて制御応答も
変動し、被制御ロールを常に最適制御状態に保持
することができないという難点がある。 そこで、本発明の目的は、被制御ロールが負担
する負荷慣性を常時演算して制御量を補正するこ
とにより、常に最適制御状態を保持して安定した
制御応答を得ることができる負荷慣性把握による
材料搬送装置の最適制御方法を提供するにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明に係る負荷慣性把握による材料搬送装置
の最適制御方法は、被制御ロールとこの被制御ロ
ールの前後に所定間隔離間して配設した前段およ
び後段支持ロールからなり、前記前段支持ロール
から被制御ロールおよび後段支持ロールの方向へ
材料を搬送する材料搬送装置の最適制御方法にお
いて、 材料送り長さと材料断面積とから被制御ロール
が負担する負荷慣性を演算すると共に、この演算
値と所定の負荷慣性基準値とを比較して偏差信号
を出力する演算回路を設け、 前記偏差信号からなる制御量と前記負荷慣性基
準値からなる制御量とを加算して被制御ロールの
駆動系に伝送し、前記偏差信号に応じて被制御ロ
ールに対する制御量を補正し、常時最適状態を保
持するよう制御することを特徴とする。 〔作用〕 本発明に係る負荷慣性把握による材料搬送装置
の最適制御方法によれば、被制御ロールとこの被
制御ロールの前後に所定間隔離間して配設した前
段および後段支持ロールとからなり、前記前段支
持ロールから被制御ロールおよび後段支持ロール
の方向に材料を搬送する材料搬送装置の最適制御
方法において、被制御ロールが負担する負荷慣性
を演算して得られた演算結果を所定の基準値と比
較して偏差を求め、この偏差に応じて被制御ロー
ルに対する制御量を補正することにより、負荷の
変動に拘わらず常に一定の制御応答を得ることが
できる。 〔実施例〕 次に、本発明に係る負荷慣性把握による材料搬
送装置の最適制御方法の実施例につき添付図面を
参照しながら以下詳細に説明する。 第1図は、本発明に係る最適制御方法の一実施
例を示す圧延機の動作説明図である。第1図にお
いて、参照符号10aおよび10bは圧延ロール
を示し、これらの圧延ロール10aおよび10b
に対して前後に所定間隔離間してそれぞれ前段支
持ロール12および後段支持ロール14を配設す
る。 このように構成した圧延機において、圧延材料
16は前段支持ロール12側から搬入され、圧延
ロール10の方向へ移送される〔第1図1〕。こ
の状態では圧延ロール10が負担する負荷慣性は
零(無負荷状態)となる。やがて、圧延材料16
が圧延ロール10aおよび10b間に到達した時
点〔第1図2〕で、圧延ロール10にこの圧延ロ
ール10と前段支持ロール12の間の長さに相当
する圧延材料16の負荷慣性G1がかかる。さら
に、材料16は圧延ロール10から後段支持ロー
ル14の方向へ移送され〔第1図3〕、先端が後
段支持ロール14に到達した時点〔第1図4〕で
圧延ロール10が負担する負荷慣性は、前記G1
に圧延ロール10と後段支持ロール14との間の
長さlBに相当する材料の負荷慣性G2を加えた値G1
+G2になる。 しかるに、本実施例においては、2台の圧延機
がタンデムに配置された厚板圧延設備において、
2台の圧延機間のフリーテンシヨンコントロール
のための圧延トルク検出を行つている。この場
合、圧延トルクを求めるためには、トルク実際値
から無負荷損トルクと加減速トルクを差引くが、
このうち加減速トルクを求める際に負荷慣性が必
要となる。従つて、前記負荷慣性をダイナミツク
に演算することにより、圧延ロールによる材料噛
込み後の加速時の圧延トルクを、より正確に検出
することができる。 本実施例では、圧延材料16の先端が圧延ロー
ル10に到達してから後段支持ロール14に到達
するまでの期間〔第1図3〕において、圧延ロー
ル10の負担する負荷慣性はG1からG1+G2まで
変化するが、この間の負荷慣性Gは圧延ロール1
0の材料送り長さlと材料断面積Aの関数とな
り、G=G1+G(l,A)(0≦G(l,A)≦G2
で示すことができる。なお、前記断面積Aは、外
部(プログラマブルコントローラまたは操作盤の
設定器等)から設定される材料の厚さ×幅から求
めることができる。また、送り長さlは、パルス
エンコーダ等の検出器(第3図の参照符号28参
照)により検出する材料速度と、ロール径および
ギヤ比とにより求めることができる。この負荷慣
性Gの変化は、第2図の特性曲線図で示される。
すなわち、圧延ロール10の負担する負荷慣性G
は第1図2の時点のG1から圧延ロール10の材
料送り長さlに対して直線的に増加し、第1図4
の時点でG1+G2となり、その後は一定になる。
なお、前段支持ロール12の手前および後段支持
ロール14の先および材料尻抜け後の負荷慣性の
変化については、それぞれ前・後段支持ロール1
2,14が負担するため、圧延ロール10に対す
る影響は一般に無視することができる。 そこで、各時点における負荷慣性Gを材料16
の圧延ロール10による送り長さlおよび材料1
6の断面積Aから演算し、この演算結果を予め設
定された基準値と比較し、その偏差分を前記基準
値に対する制御量に加算することにより、圧延ロ
ール10を常に最適制御状態を保持するよう補償
制御する。 次に、前述したような動作を行う圧延機におけ
る圧延ロール10の制御を行う制御回路につき、
第3図に示すブロツク回路図を参照しながら説明
する。第3図において、参照符号18は負荷慣性
基準値G*と負荷慣性演算値Gとを比較して差し
引き演算する演算回路を示し、この演算回路18
の出力端を負荷変動補償回路20の入力端に接続
する。この補償回路20の出力端を加算器22の
一方の入力端に接続すると共にこの加算器22の
もう一方の入力端には前記基準値G*に基づく制
御出力を発生する最適制御回路24の出力端を接
続する。さらに、前記加算器22の出力端を圧延
ロール10を駆動するモータ26に接続すると共
にこのモータ26にパルスエンコーダ等からなる
材料送り長さを検出するための検出器28を接続
して回路構成する。 このように構成した制御回路において、演算回
路18は圧延ロール10と前段支持ロール12お
よび後段支持ロール14との距離をそれぞれlF
lB、材料16の断面積Aおよび単位体積当りの慣
性をG0、材料16の圧延ロール10による送り
長さをl、圧延ロール10の基準径に対するロー
ル径補正値をΔDとして、これらの値から負荷慣
性Gを演算し、さらにこれを基準値G*と比較演
算してそのΔGを負荷変動補償回路20に対して
出力する。なお、ここで材料16の送り長さlは
0≦l≦lB(lF≦材料全長≦lF+l)で与えられ
る。すなわち、材料の長さは、これを搬送するた
めに、第1図より明らかなように、lF以上の長さ
が必要であり、またロールに噛込み後には送り長
さl=0〜lBまでを制御することから、制約条件
として(lF≦材料全長≦lF+l)が成立する。さ
らに、負荷変動補償回路20によつて前記偏差
ΔGに応じた補償制御量を発生し、加算器22に
対して出力する。これと共に最適制御回路24に
よつて負荷慣性基準値G*に応じた制御量を発生
し、前記加算器22に対して出力する。加算器2
2は、これらの制御量を加算してモータ26に対
して出力し、圧延ロール10が最適制御状態を保
持するようモータ26を制御することができる。 なお、基準ロール径D0において、最大断面積
Anaxで基準長さL0の材料の負荷慣性GD02は、設
定値として与えられるので、単位体積当りの負荷
慣性G0は、GD02/Anaxで求められる。また、ロ
ール径補正値ΔDは、前記基準ロール径D0に対し
て、実際のロール径D(外部から設定される)と
の比として求められる。以上から、次式
〔発明の効果〕
前述した実施例から明らかなように、本発明に
よれば、被制御ロールとこの被制御ロールの前後
に所定間隔離間して配設した前段および後段支持
ロールからなり、前記前段支持ロールから被制御
ロールおよび後段支持ロールの方向へ材料を搬送
する材料搬送装置の最適制御方法において、材料
送り長さと材料断面積とから被制御ロールが負担
する負荷慣性を演算すると共に、この演算値と所
定の負荷慣性基準値とを比較して偏差信号を出力
する演算回路を設け、前記偏差信号からなる制御
量と前記負荷慣性基準値からなる制御量とを加算
して被制御ロールの駆動系に伝送し、前記偏差信
号に応じて被制御ロールに対する制御量を補正す
ることにより、負荷の変動に拘らず被制御ロール
を常に最適制御状態に保持することができ、この
種材料搬送装置の制御性能の向上に資する効果は
極めて大きい。 以上、本発明の好適な実施例につき説明した
が、本発明の精神を逸脱しない範囲内において
種々の設計変更をなし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図1〜4は本発明に係る負荷慣性把握によ
る最適制御方法の一実施例を示す圧延機のそれぞ
れ動作状態説明図、第2図は第1図に示す圧延機
における圧延ロール10の負担する負荷慣性特性
を示す特性線図、第3図は第1図に示す圧延機に
おける圧延ロールの最適制御を行う制御回路を示
すブロツク回路図である。 10……圧延ロール、12……前段支持ロー
ル、14……後段支持ロール、16……圧延材
料、18……演算回路、20……負荷変動補償制
御回路、22……加算器、24……最適制御回
路、26……モータ、28……検出器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被制御ロールとこの被制御ロールの前後に所
    定間隔離間して配設した前段および後段支持ロー
    ルからなり、前記前段支持ロールから被制御ロー
    ルおよび後段支持ロールの方向へ材料を搬送する
    材料搬送装置の最適制御方法において、 材料送り長さと材料断面積とから被制御ロール
    が負担する負荷慣性を演算すると共に、この演算
    値と所定の負荷慣性基準値とを比較して偏差信号
    を出力する演算回路を設け、 前記偏差信号からなる制御量と前記負荷慣性基
    準値からなる制御量とを加算して被制御ロールの
    駆動系に伝送し、前記偏差信号に応じて被制御ロ
    ールに対する制御量を補正し、常時最適状態を保
    持するよう制御することを特徴とする負荷慣性把
    握による材料搬送装置の最適制御方法。
JP61285983A 1986-12-02 1986-12-02 負荷慣性把握による材料搬送装置の最適制御方法 Granted JPS63140716A (ja)

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JP61285983A JPS63140716A (ja) 1986-12-02 1986-12-02 負荷慣性把握による材料搬送装置の最適制御方法

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JPS63140716A JPS63140716A (ja) 1988-06-13
JPH0576365B2 true JPH0576365B2 (ja) 1993-10-22

Family

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JP61285983A Granted JPS63140716A (ja) 1986-12-02 1986-12-02 負荷慣性把握による材料搬送装置の最適制御方法

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JP (1) JPS63140716A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07241226A (ja) * 1994-03-05 1995-09-19 Kazuaki Okuda 作業用椅子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07241226A (ja) * 1994-03-05 1995-09-19 Kazuaki Okuda 作業用椅子

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JPS63140716A (ja) 1988-06-13

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