JPH0576327U - 螺旋巻ロールブラシ - Google Patents

螺旋巻ロールブラシ

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JPH0576327U
JPH0576327U JP2797692U JP2797692U JPH0576327U JP H0576327 U JPH0576327 U JP H0576327U JP 2797692 U JP2797692 U JP 2797692U JP 2797692 U JP2797692 U JP 2797692U JP H0576327 U JPH0576327 U JP H0576327U
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JP
Japan
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brush
roll
channel
outer peripheral
peripheral surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP2797692U
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English (en)
Inventor
清次 今枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kowa Co Ltd filed Critical Kowa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 チャンネル状ブラシをロールの外周面に所定
のピッチで螺旋状に巻付けたものに於いて、高温下で、
或は、ロールブラシの圧接力や回転数を増した時に、巻
付状態が緩んで来ない様にした螺旋巻ロールブラシを提
供する。 【構成】 ロールCの外周面と、チャンネル状ブラシB
のチャンネル底面とが接触する箇所に、圧縮変形性を有
する材料からなり、前記巻付時の締付力によって前記接
触箇所が凹入してチャンネル状ブラシBのずれ動きを防
ぐ、ブラシずれ止部材を介在させる構成とした。ブラシ
ずれ止部材としては、ロールCの外周面の軸方向に沿っ
て一体形成した突条4や、固着した帯板6、或は外周面
に巻き付けたシート状材8をそれに当てるとよい。又
は、チャンネル状ブラシBの底面に凹凸面9aや可撓性
材料層11を設けてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、長尺のチャンネル材の溝内に毛束を植え込んだチャンネル状ブラシ を、ロールの外周面に所定のピッチで螺旋状に巻き付けた構成を備えたものに於 いて、チャンネル状ブラシのずれ止対策を講じた螺旋巻ロールブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記従来のチャンネル式ロールブラシの構造を、本考案の一実施例を示した図 1を参照しながら説明すると、横断面コ字形の長尺チャンネル1の全長に亙って その溝内に毛束2を植設したチャンネル状ブラシBを、断面円形のローラに所定 のピッチを以て螺旋状に緊密に巻き付け(図3参照)、その両端を適宜の手段で ローラに固定させた構成を備えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この様な構造の従来のチャンネル式ロールブラシは、高温下で使用すると、長 尺チャンネル1が熱によって極端に伸長し、ローラの外周面との間に隙間が出来 て、緊密に巻付けられているはずのチャンネル状ブラシBがロールの軸方向にず れ動き、満足な洗浄・研磨を行えなくなってしまう不都合が生じていた。 この様な現象は、洗浄・研磨面へのロールブラシの圧接力や、ロールブラシの 回転数を著しく増した場合にも起こる。 そこで、本考案の目的は、チャンネル状ブラシをロールの外周面に所定のピッ チを以て螺旋状に巻き付けたものに於いて、高温下で使用しても、或は、ロール ブラシの圧接力や回転数を増しても、チャンネル状ブラシがずれ動かない様にし た螺旋巻ロールブラシを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為の、本考案による螺旋巻ロールブラシは、 チャンネル状ブラシを、ロールの外周面に所定のピッチを以て螺旋状に巻き付 けたものに於いて、 前記ロールの外周面と、前記チャンネル状ブラシのチャンネル底面とが接触す る箇所に、圧縮変形性を有する材料からなり、前記巻き付け力によって前記接触 箇所が凹む様にした、ブラシずれ止部材を介在させる構成とした。 前記ブラシずれ止部材の幾つかの具体例を列挙すると、 a) 前記ロールの外周面に、その軸方向に沿って一体に突設した突条4。 b) 前記ロールの両端間に跨がらせてその外周面に固着した帯板6。 c) 前記ロールの外周面に巻き付けたシート状材8。 d) 前記チャンネル状ブラシのチャンネル底面に形成した圧縮変形性を有す る凹凸面9a乃至は可撓性材料層11。
【0005】
【作用】
ロールの外周面に、チャンネル状ブラシを螺旋状に緊密に巻き付けて、螺旋状 ロールブラシを組立てて行く時に、 ロールの外周面とチャンネル状ブラシのチャンネル底面とが接触する箇所に介 在させた、圧縮変形性を有するブラシずれ止部材は、この接触部分で凹入し、そ のままの状態でロールブラシが出来上がる。 その為、高温下で使用中にチャンネル状ブラシが、前述の様にロールの外周面 から遊離したり、ロールブラシの圧接力や回転数を著しく増しても、ロール又は チャンネルに、一体形成させるか又は固着されているブラシずれ止部材に半ば埋 没状態にあるチャンネル状ブラシは、そのずれ動きを確実に防がれる。
【0006】
【実施例】
以下に、図1〜図4を参照しながら本考案の第1実施例を説明する。 図3に外観を示したこの実施例のロールブラシAは、従来のロールブラシに使 われているのと同様の、図1に示した形態を備えるチャンネル状ブラシBを、図 2に示したロールC1に、図3に示した様に所定のピッチを以て螺旋状に巻き付 け、その両端を周知の固定手段によってロールC1に固定した構成を備えている 。 チャンネル状ブラシBは、図1に示した様に横断面がコ字形をした長尺チャン ネル1の溝内の全長に亙って、毛束2をその長手方向中央に線材3を宛てがった うえ押し込む方法で作られている。
【0007】 ロールC1は、この実施例では硬質塩化ビニールを押出成形して中空又は中実 状に作られ、その外周面には、チャンネル状ブラシBのブラシずれ止部材として の、小三角柱状をした突条4を、ロールC1の周方向に等間隔を隔てた3箇所に 、ロールC1の全長に亙って一体に突設している。
【0008】 次に、上記構成の作用を説明する。 ロールブラシAを組立てる時に、ロールC1の外周面に、チャンネル状ブラシ Bを所定の張力を及ぼしながら螺旋状に巻き付けて行くと、三角柱状をした突条 4は、チャンネル状ブラシBと交叉して接触する夫々の箇所が図4に示した様に 押し潰されて、かなり凹んだ状態になる。
【0009】 その為、このロールブラシAを洗浄・研磨面に強く圧接したり、高速回転させ ることによって、螺旋状に巻回されているチャンネル状ブラシBが、ロールC1 の軸方向にずり動かされ様としても、図4から容易に理解される様に、ロールC 1の外周面の軸方向に配設した突条4に交叉状態で半ば埋め込まれているチャン ネル状ブラシBは、そのずれ動きを確実に阻止される。 又、ロールブラシAの使用環境が高温の場合に、長尺チャンネル1が著しく熱 伸長して、その巻回内径がロールC1の外径より幾分大きくなったとしても、チ ャンネル状ブラシBは依然として突条4に埋まり込んだ状態にあり、チャンネル 状ブラシBのずれ動きが確実に阻止される。
【0010】 図5は、ロールの形態を相異させた、第2実施例のロールブラシAのロールC 2を示している。 この実施例のロールC2は、金属製のロール5の外周面に、ブラシずれ止部材 としての軟質塩化ビニール製の帯板6を、ロール5の周方向に等間隔を隔てた4 箇所に、ロール5の全長に亙って、接着その他の固定手段により固着させた形態 を備えている。 この帯板6の作用は、上記実施例の突条4のそれと同じである。
【0011】 図6は、ブラシずれ止部材の構成が第2実施例とは相異する、第3実施例のロ ールブラシAのロールC3を示している。 この実施例のロールC3は、硬質合成樹脂製のロール7の外周面全面に、ブラ シずれ止部材としての軟質塩化ビニール板等からなるシート状材8を巻き付けて 接着固定した構成を備えている。シート状材8に代えて、熱収縮性合成樹脂チュ ーブを被せたり、ゴム層をその場で焼付形成させる等してもよい。 この実施例の作用も、上記2つの実施例と同様である。
【0012】 図7及び図8は、チャンネル状ブラシを構成する長尺チャンネルの形態を相異 させた、第4実施例のロールブラシAの、チャンネル状ブラシB1を示している 。 この実施例では、長尺チャンネル9は硬質乃至は半硬質合成樹脂を押出成形し て作られ、その底面には、幅方向に波打つ襞状の凹凸面9aを全長に亙って設け 、この凹凸面9aにブラシずれ止部材としての役割を与えている。 このチャンネル状ブラシB1を、従来のロールブラシに使われているのと同じ ロール5の外周面に、所定の張力を及ぼしながら螺旋状に巻き付けて行くと、図 8に示した様に凹凸面9aが弾力的に圧縮変形される。その為、ロールブラシA の使用中に、既述の如くチャンネル状ブラシB1をロール軸方向にずれ動かす力 が作用しても、凹凸面9aが呈する摺動抵抗によって、ずれ動きが確実に防止さ れる。 尚、この実施例で、長尺チャンネル9は、その本体部分を硬質合成樹脂で、凹 凸面9a部分を軟質合成樹脂で、同時に押出成形して一体化させる方法で作って もよい。
【0013】 図9は、長尺チャンネルの構成が上記各実施例とは相異する、第5実施例のロ ールブラシAを構成するチャンネル状ブラシB2を示している。 この実施例の長尺チャンネル10は、金属又は硬質合成樹脂製で、その底面に は、ブラシずれ止部材としての役割を果す、軟質合成樹脂やゴム質材から成る可 撓性材料層11を接着又は一体形成させている。 この実施例の作用は、第4実施例のそれと同様である。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明によって明らかな様に、本考案の螺旋巻ロールブラシを構成するチ ャンネル状ブラシBは、そのチャンネル底面部分が、ロール又は長尺チャンネル のチャンネル底面に一体形成するか又は固着したブラシずれ止部材に半ば埋没し た状態にあり、チャンネル底面とブラシずれ止部材との間の摺動抵抗は充分に大 きいので、高温下で使用しても、又、ロールブラシの圧接力や回転数を著しく増 しても、従来のチャンネル式ロールブラシとは異なって、このチャンネル状ブラ シがずれ動く恐れが無く、従来のものの大きな欠点であった、このずれ動きによ る洗浄・研磨機能の大幅低下乃至は機能喪失の問題が解消する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すもので、チャンネル
状ブラシの部分斜視図である。
【図2】同上、ロールの部分斜視図である。
【図3】同上、部分斜視図である。
【図4】同上、チャンネル状ブラシの部分を断面で示し
た、部分側面図である。
【図5】本考案の第2実施例を示すもので、ロールの部
分斜視図である。
【図6】本考案の第3実施例を示すもので、ロールの部
分斜視図である。
【図7】本考案の第4実施例を示すもので、チャンネル
状ブラシの縦断面図である。
【図8】同上、ロールに巻付けたチャンネル状ブラシの
縦断面図である。
【図9】本考案の第5実施例を示すもので、チャンネル
状ブラシの縦断面図である。
【符号の説明】
A ロールブラシ B,B1,B2 チャンネル状ブラシ C1〜C3 ロール 1 長尺チャンネル 2 毛束 3 線材 4 突条(ブラシずれ止部材) 5 ロール 6 帯板(ブラシずれ止部材) 7 ロール 8 シート状材(ブラシずれ止部材) 9 長尺チャンネル 9a 凹凸面(ブラシずれ止部材) 10 長尺チャンネル 11 可撓性材料層(ブラシずれ止部材)

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンネル状ブラシを、ロールの外周面
    に所定のピッチを以て螺旋状に巻き付けたものに於い
    て、 前記ロールの外周面と、前記チャンネル状ブラシのチャ
    ンネル底面とが接触する箇所に、圧縮変形性を有する材
    料からなり、前記巻き付け力によって前記接触箇所が凹
    む様にした、ブラシずれ止部材を介在させたことを特徴
    とする螺旋巻ロールブラシ。
  2. 【請求項2】 前記ブラシずれ止部材は、前記ロールの
    外周面に、その軸方向に沿って一体に突設した突条4で
    あることを特徴とする請求項1項記載の螺旋巻ロールブ
    ラシ。
  3. 【請求項3】 前記ブラシずれ止部材は、前記ロールの
    両端間に跨がらせてその外周面に固着した帯板6である
    ことを特徴とする請求項1項記載の螺旋巻ロールブラ
    シ。
  4. 【請求項4】 前記ブラシずれ止部材は、前記ロールの
    外周面に巻き付けたシート状材8であることを特徴とす
    る請求項1項記載の螺旋巻ロールブラシ。
  5. 【請求項5】 前記ブラシずれ止部材は、前記チャンネ
    ル状ブラシのチャンネル底面に形成した圧縮変形性を有
    する凹凸面9aであることを特徴とする請求項1項記載
    の螺旋巻ロールブラシ。
  6. 【請求項6】 前記ブラシずれ止部材は、前記チャンネ
    ル状ブラシのチャンネル底面に形成した圧縮変形性を有
    する可撓性材料層11であることを特徴とする請求項1
    項記載の螺旋巻ロールブラシ。
JP2797692U 1992-03-31 1992-03-31 螺旋巻ロールブラシ Pending JPH0576327U (ja)

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JP2797692U JPH0576327U (ja) 1992-03-31 1992-03-31 螺旋巻ロールブラシ

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JP2797692U JPH0576327U (ja) 1992-03-31 1992-03-31 螺旋巻ロールブラシ

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JPH0576327U true JPH0576327U (ja) 1993-10-19

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000342336A (ja) * 1999-06-09 2000-12-12 Tsuchiya Tsco Co Ltd ロール状ブラシ
KR100721436B1 (ko) * 2005-10-14 2007-05-28 대진산업 (주) 브러시 및 그 제조방법
JP2023090153A (ja) * 2021-12-17 2023-06-29 智孝 岩本 鼻腔清掃具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000342336A (ja) * 1999-06-09 2000-12-12 Tsuchiya Tsco Co Ltd ロール状ブラシ
KR100721436B1 (ko) * 2005-10-14 2007-05-28 대진산업 (주) 브러시 및 그 제조방법
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