JPH0576248B2 - - Google Patents

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JPH0576248B2
JPH0576248B2 JP23655786A JP23655786A JPH0576248B2 JP H0576248 B2 JPH0576248 B2 JP H0576248B2 JP 23655786 A JP23655786 A JP 23655786A JP 23655786 A JP23655786 A JP 23655786A JP H0576248 B2 JPH0576248 B2 JP H0576248B2
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JP
Japan
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voltage
magnitude
determination element
current
amplitude value
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JP23655786A
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Makoto Suzuki
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、電力系統の事故を検出するデジタ
ル保護継電器に関するもので、特に電流補償付不
足電圧継電器に関するものである。 〔従来の技術〕 第10図は例えばIEE発行のConference
Publication No.249 April 1985年 50ページ〜
54ページに示された従来の電流補償付不足電圧継
電器(以下UVZと呼ぶ)の回路構成図であり、
図において、1は電圧変成器、2は電流変成器、
3,4は電圧、電流をUVZの入力に変換する入
力変換器、5は移相器、6は電流補償量を設定す
る設定器、7,8は交流の半波期間のみ通過させ
る半波整流器、9は検出レベルを与える整定器、
10は大きさを比較判定する比較器、11は時限
回路であり、12で示すUVZを構成する。 次に第11図と共に動作について説明する。電
力系統から得た電圧V及び電流Iは、それぞれの
入力変換器3及び4によつて絶縁して導入され
る。電流Iは、移相器5で角度Φだけ移相する
が、この角度は、送電線事故時の電圧と電流の位
相差に相当する角度が選定され、75°程度となる。
この移相した電流I<Φを、電流の補償量Zを決
定する設定器6に与えると、ZIの電流補償分が得
られる。電圧V及び電流補償分ZIとを、それぞれ
半波整流器7と8を通し、整定値k0とを比較器1
0に加えると、第11図に示すように、ZI軸上を
原点として、大きさk0で囲まれた長円形の軌跡が
得られ、電圧Vが、この長円形の範囲内にあれ
ば、比較器10から出力が出る。この出力を、時
限回路11で所定時間確認して、OUT端子に判
定結果を出力する。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来のUVZは以上のように構成されているの
で交流の半サイクル毎に1度の判定処理しか出来
ないため、事故が発生して検出するまでの時間
は、見逃し時間の最大が半サイクルと判定時間が
半サイクルで、1サイクル必要になり、事故検出
時間が遅いという問題点があつた。また、回路構
成がアナログ回路であるため、ドリフトの影響や
部品の経年変化の影響が考えられ、そのために、
調整に時間がかかり、検出感度に出来ないなどの
問題点があつた。さらに、最近発達してきてい
る、デジタル変圧器及びデジタル変流器からのデ
ジタル信号を受けることができないため、使用で
きる範囲が限定されてくる問題点が出て来てい
る。 この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、マイクロプロセツサを用いて
数値演算処理するため、高速度で判定でき、かつ
ドリフトや経年変化を考慮する必要のないUVZ
を得ることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明に係るUVZは、電圧及び電流をデジ
タル値に変換し、演算処理により電流補償を付加
した不足圧継電器を実現したもので、演算処理に
使用するサンプリングデータ数を少なくして、高
速度検出を可能にするとともに、アナログ回路で
問題となつたドリフトや経年変化の影響を少なく
して高信頼変化を達成したものである。 〔作用〕 この発明におけるUVZは、その特性を実現さ
せるために、電流補償係数を設け、電圧との差分
を演算した差分量の大きさと電圧自身の大きさと
の和が、電流補償量の大きさを定数倍したものと
比較して、その大小を判定する第1の判定要素と
前記差分量の大きさを所定値と比較して、その大
小を判定する第2の判定要素と、電圧自身の大き
さを、所定値と比較して、その大小を判定する第
3の判定要素とを備え、第1第2と第3の判定要
素のいずれかが判定したとき事故検出するようデ
ジタル演算処理したので、高速度で判定できる効
果があり、さらに、デジタル演算処理によつて、
ドリフトや経年変化の少ない長期的に安定した特
性を保持することができる。 〔実施例〕 以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。第1図において、13及び14はフイルタ
で、周知の如く、電圧及び電流に含まれる高調波
のうち、サンプリング周波数の1/2以上の周波数
を除去するもの、15及び16はサンプリングホ
ールドで、サンプリング値を次のサンプリング周
期まで保持するもの、17はマルチプレクサで、
サンプルホールド15及び16の出力を順次切り
替えて、アナログデジタル変換器18に伝達する
もの、19はマイクロプロセツサで、メモリー2
0にあらかじめ収納されているプログラムを利用
して、演算を実施し、その結果を、出力回路21
及び22に出力させるものである。 第2図は、電圧V及び電流Iをサンプル信号
で、同一時刻にサンプルして取り出し、それを次
のサンプル信号が来るまで保持するサンプルホー
ルドの動作を示した波形図であり、この値を、デ
ジタル値に変換して処理することとなる。 第3図は、この発明の一実施例の特性を実現す
る手段を説明するためのベクトル図であるが、実
際は、デジタル演算で実現させている。以下の説
明でベクトル図が現われた場合も同様である。電
流Iに対して、位相をΦだけ移相し、大きさをZ
倍にしたベクトルZIを導出し、電圧Vとの差分を
求めると、ベクトル(V−ZI)となる。ベクトル
(V−ZI)の大きさと、電圧ベクトルVの大きさ
との和を求め、この値が一定値になるようにすれ
ば、そのときの電圧Vの軌跡は、公知の如くだ円
となる。ただし、電流Iが大きくなるに従い、ベ
クトルZIが大きくなり、(V−ZI)が大きくなる
ため、Vとの和を一定値とした式では、だ円が
段々と細くなつてしまう。従つて、この一定値の
代りに、ベクトルZIの大きさに比例したものとし
て、kを定数としてk×|ZI|として式で表わす
と、式が、だ円の内側の特性となる。 |V|+|V−ZI|≦k|ZI| …… このだ円の内側の特性を第1の判定要素とし
て、特性23で表わす。一方、前記の差分のベク
トル(V−ZI)の大きさが、一定値k1よりも小さ
い範囲を求めると、式となり、ベクトルZIの先
端を中心とした半径k1の円となる。 |V−ZI|≦k1 …… これを第2の判定要素として、特拙24で表わ
す。さらに、電圧Vの大きさを求め、これが一定
値k0よりも小さい範囲を求めると式となり、原
点中心の円となる。 |V|≦K0 …… これを第3の判定要素として、特性25で表わ
す。従つて、前記第1と第2と第3の判定要素の
論理和をとれば、第3図の実線で示した特性が得
られ、判定出力を、第1図の出力回路21から出
力させることにより、UVZ12が検出したこと
が判明する。 第4図はこの発明のUVZを実現する演算処理
方式の一例を説明するフローチヤート図である。
以下の説明では、サンプリング周波数を、電圧及
び電流の周波数の12倍、すなわち、電圧及び電流
の周波数に対して、電気角30°とし、記号をTと
して示す。現サンプリング時点のデータには、サ
フイツクスで(t)とし、30°、60°、90°、……前のデ
ータは、(t−T)、(t−2T)、(t−3T)、……
と示すこととする。従つて、電圧及び電流は、位
相差をθとすれば、 v=(t−nT)=Vsin{(wt+θ)−30°×n} =Vsin{(wt+θ)−nT} …… i(t−nT)=Isin(wt−nT) …… ただし、n=1、2、3、…… となる。以下の説明は一例として、(t)、(t−
T)、(t−3T)、(t−4T)のデータを用いる。 先づ、第1の判定要素(23)について説明す
る。i(t)26とi(1−T)27のデータを用い
て、電流Iを位相角Φ=75°移相すると i(t+75°)=Isin(wt+75°) =I(0.2588sinwt+0.9659cos wt) …… 一方、 i(t−T)=Isin(wt−30°) =√3/2Isinwt−1/2Icos wt =√3/2i(t)−1/2Icos wt …… をに代入すれば i(t+75°)=0.2588i(t)+0.9659{√3i(t)−2i
(t−T)}=1.9319{i(t)−i(t−T)}…… が得られ、減算28と、乗算29で実現できる。 これに、電流補償量Z30を乗じて、Zi(t+
75°)を求める。v(t)31と、Zi(t+75°)の減算
32を実行すると差分 D(t)=v(t)−Zi(t+75°) =v(t)−1.9319Z{(i(t)−i(t−T)} …… の演算が実行されたことになる。同様にしてi
(t−3T)33、i(t−4T)34、v(t−3T)
38なる3T=90°前のデータより i(t+75°−3T)=Isin(wt+75°−3T) =1.9319{i(t−3T)−i(t−4T)} …… が電流補償量Z37に、また D(t−3T)=v(t−3T)−1.9319Z{i(t−3T)
−i(t−4T)}…… が減算39に求められる。 正弦波の場合は、3T=90°位相差のあるデータ
の2乗和の平方根が、正弦波の大きさを表わすこ
とが公知である。従つて、減算32の2乗40
と、減算39の2乗41の和42の平方根43を
求めると、 {D2(t)+D2(t−3T)}1/2 となり、式は、式の右辺に相当する。従つて
式、式、式を式に当てはめると、 V+{V2−2VZIcos(75°−θ)+(ZI)21/2≦kZI
…… の結果が比較演算54に得られる。 式を展開すると V2−2VZIcos(75°−θ)+(ZI)2≦k2(ZI)2−2
Vk(ZI)+V2 ∴V≦ZI(k2−1)/2{k−cos(75°−θ)
}…… となり、電流補償値ZIと電圧Vの関係式が、その
位相差(75°−θ)の関数として表現できる。電
流補償量の移相角を進み75°としたが、一般化し
てΦとおくと、 V≦ZI(k2−1)/2{k−cok(Φ−θ)} …… として表わすことができる。 第5図は、kをk=1.2とk=1.5に設定して電
流補償量のベクトルZIと電圧Vとの位相差(Φ−
θ)を0°から330°まで変化させた場合のZIに対す
るVの大きさの係数(k2−1)/2{k−cos(Φ
−θ)}を求めたものである。 また、第6図のイとロは、第5図を図示したも
ので、それぞれk=1.2、Φ=75°としたときの
式のVの範囲を示したもので、だ円特性が得られ
ている。従つて、電圧Vが、このだ円の内側であ
れば、演算の判定条件が成立し、第1の判定要素
23が得られる。 次に、第2の判定要素24について説明する。
前記差分のベクトル(V−ZI)の大きさを求めた
平方根43の値は、式で与えられているから、
これを式に相当した式で表わすと、定数k155
を比較演算56して {V2−2VZIcos(75°−θ) +(ZI)21/2≦k1 …… ∴V=ZIcos(75°−θ) ±√()22(75°−)−1}+2 1
… となる。 第7図は、k155をk1=0.4ZIとk1=0.2ZIに設
定したときの電流補償量のベクトルZIと電圧Vと
の位相差(75°−θ)を0°から20°まで変化させた
場合のZIに対するVの大きさの係数cos(75°−θ)
±
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、デジタル演
算処理方式を用いて、UVZの特性を実現させる
ために、電流補償係数を設け、電圧との差分を演
算した差分量の大きさと、電圧自身の大きさとの
和が、電流補償量の大きさを定数倍したものと比
較して、その大小を判定する第1の判定要素と、
前記差分量の大きさを、所定値と比較して、その
大小を判定する第2の判定要素と、電圧自身の大
きさが、所定値と比較して、大小を判定する第3
の判定要素とより成るように構成したので、事故
を高速度で検出でき、また、長期的に安定した特
性を保持させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるUVZを示
す回路構成図、第2図はサンプルホールドの動作
説明図、第3図はこの発明の特性を示した説明
図、第4図は演算処理方式を説明するフローチヤ
ート図、第5図は、第1の判定要素の電圧と電流
補償量との関係図、第6図は第1の判定要素の特
性図、第7図は第2の判定要素の電圧と電流補償
量との関係図、第8図は第2の判定要素の特性
図、第9図は検出時間を算出する説明図、第10
図は従来のUVZの回路構成図、第11図は従来
のUVZの特性を示す図である。 1は電圧変成器、2は電流変成器、3,4は入
力変換器、5は移相器、6は設定器、7,8は半
波整流器、9は整定器、10は比較器、11は現
時回路、12はUVZ、13,14はフイルタ、
15,16はサンプルホールド、17はマルチプ
レクサ、18はアナログデジタル変換器、19は
マイクロプロセツサ、20はメモリ、21,22
は出力回路、23,24,25はUVZの特性、
26,27,31,33,34,38は入力デー
タ、28,32,35,39は差分演算手段、2
9,30,36,37,53は乗算演算手段、4
0,41,44,45,49,50は2乗演算手
段、42,46,48,51は加算演算手段、4
3,47,52は平方根演算手段、54,56,
58は比較演算手段、55,57は整定値、59
は論理和手段。なお、図中、同一符号は同一、又
は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電力系統の電圧及び電流を、一定周期でサン
    プリングし、デジタル変換後、その数値に基づき
    演算処理して、電力系統の事故を検出するデジタ
    ル保護継電器において、前記電流を移相演算によ
    り所定位相分移相する手段と、前記移相演算結果
    を倍率演算により所定の大きさに変換する手段
    と、前記電圧と前記倍率演算結果とを差分演算に
    より差を得る手段と、前記差分演算結果を第1の
    振幅値演算により大きさを算出する手段と、前記
    電圧を第2の振幅値演算により大きさを算出する
    手段と、前記第1と第2の振幅値演算結果を加算
    演算により合成する手段と、前記加算演算結果と
    前記倍率演算結果に第1の定数を乗じた演算結果
    との比較演算により大小を判定する第1の判定要
    素と、前記第1の振幅値演算結果と第2の定数と
    の比較演算により大小を判定する第2の判定要素
    と、前記第2の振幅値演算結果と第3の定数との
    比較演算により大小を判定する第3の判定要素と
    を備え、前記第1の判定要素と、前記第2の判定
    要素と、前記第3の判定要素との論理和により、
    事故判定することを特徴とするデジタル保護継電
    器。
JP23655786A 1986-10-03 1986-10-03 デジタル保護継電器 Granted JPS6392216A (ja)

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JPS6392216A JPS6392216A (ja) 1988-04-22
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