JPS6259526B2 - - Google Patents

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JPS6259526B2
JPS6259526B2 JP54155352A JP15535279A JPS6259526B2 JP S6259526 B2 JPS6259526 B2 JP S6259526B2 JP 54155352 A JP54155352 A JP 54155352A JP 15535279 A JP15535279 A JP 15535279A JP S6259526 B2 JPS6259526 B2 JP S6259526B2
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JP
Japan
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phase
power system
predetermined value
block
sin
Prior art date
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JP54155352A
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English (en)
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JPS5678322A (en
Inventor
Goo Nohara
Mitsuru Nakamura
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5678322A publication Critical patent/JPS5678322A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電力系統の異常検出装置に係り、特に
高速で電力系統の異常を検出するのに好適な構成
の異常検出装置に関するものである。
計算機を電力系統の保護、制御に用いようとす
る動きは近年著しく、各メーカで研究されてお
り、これまでに、第1図に示すように、電力系統
の各相の電圧(または電流)を一定時間間隔でサ
ンプリングし、それの瞬時値をA/D変換器1で
デイジタル信号に変換し、絶対値回路2でそれの
絶対値を得て、それに加算回路3で所定値を加算
して最大値に比例する量を算出し、比較回路4で
一定値と比較して事故の検出を行うようにした方
式が提案されている。この方式では、事故を検出
するための要素として、電圧一定値以下で動作す
る不足電圧検出要素または電流一定値以上で動作
する過電流検出要素を用いるが、各相毎に検出し
なければならず、3相で構成されている一般の電
力系統に採用するためには、第1図の回路が3相
分必要となる。また、絶対値に一定数を加算する
加算回路3で時間の遅れを生じ、事故検出までの
時間が長くなる。また、総合的に判断する方式が
検討されておらず、各相情報を取り込んで、計算
機により電力系統の保護のためのリレーを動作さ
せるようにする装置には不向きであつた。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、電力系統の異常を高速で検出
することができる電力系統の異常検出装置を提供
することにある。
本発明の特徴は、電力系統の同一時点の3相の
電圧をそれぞれ一定の時間間隔でサンプリングす
る装置と、このサンプリング装置によりサンプリ
ングされた任意の同一時点の3相の電圧をもとに
第1の相の電圧の2乗を求める第1の手段と、上
記第1の相より120度位相の進んでいる第2の相
及び上記第1の相より120度位相の遅れている第
3の相の電圧の積を求める第2の手段と、上記第
1の手段の出力より上記第2の手段の出力を減ず
る第3の手段と、この第3の手段の出力をsin120
゜の2乗で除する第4の手段と、この第4の手段
の出力が第1の所定値以下またはこの第1の所定
値より大きい第2の所定値以上のとき上記電力系
統が異常であると判定する判定手段とよりなる構
成とした点にある。
以下本発明を第2図ないし第6図を用いて詳細
を説明する。
第2図は電力系統の各相電圧の波形図で、図示
のように、通常は3相が平衡しており、時刻tに
おける各相の電圧va,vb,vcは次式で表わさ
れる。
a相; va=VMsinωt …(1) b相; vb=VMsin(ωt+120゜) …(2) c相; vc=VMsin(ωt+240゜) …(3) ここに、VM;最大振幅 ω ;ω=2π,;周波数 ところで、(2)式より、 vb=VMsinωtcos120゜ +VMcosωtsin120゜ …(4) (1)式を代入して、 vb=vacos120゜+VMcosωtsin120゜ …(5) (5)式より、 cosωt=v−vcos120゜/Vsin
120゜…(6) (1)式と(6)式より、 (v/V+(v−vcos120゜)
/V sin120゜=1…(7) (7)式より、 VM 2sin2120゜=va 2sin2120゜ +vb +va 2cos2120゜ −2vavbcos120゜ …(8) =va +vb −2vavbcos120゜ …(9) 一方(3)式より、 vc=VMsin(ωt+120゜)cos120° +VMcos(ωt+120゜)sin120゜ =vbcos120゜ +VMcos(ωt+120゜)sin120゜ …(10) (10)式より、 cos(ωt+120゜)=v−vcos120゜/V
sin120゜…(11) (2)式と(11)式より、 (v/V+(v−vcos120゜/V
sin120゜)=1…(12) (12)式より、 VM 2sin120゜=vb +vc −2vbvccos120゜ …(13) (9)式と(13)式より、 v +v −V sin120゜/2v =v +v −V sin120゜/2v
…(14) (14)式より、 2vbvc(va +vb ) −VM ・2vbvcsin2120゜ =2vavb(vb +vc ) −VM ・2vavbsin2120゜ …(15) (15)式を変形すれば、 VM 2vbsin2120゜(va−vc) =vb(−va 2vc−vb 2vc +vab +vac ) これより、 VM =v (v−v)−v(v−v
)/(v−v)sin120゜ =v −v/sin120゜ …(16) が求まる。すなわち、同時刻の3相の電圧の瞬時
値を用いて、最大値VMの2乗の値を求めること
ができる。
電力系統異常時は、(16)式において、Va=0
の場合を考えると、算出値VM′は次のようにな
る。すなわち、 VM=v /sin120゜ =V sin(ωt+120゜)/sin
20゜ =V /0.75{1−cos(ωt+120゜)} =V /0.75 〔1−1/2{1+cos2(2ωt+240゜)}〕 =2V /3{1−cos(2ωt+240゜)} … (17) となり、入力周波数の2倍の周期で変化する値と
なる。
そこで、本発明においては、電力系統の同時刻
の3相の電圧の瞬時値をサンプリングし、それら
を用いてVMの2乗を演算によつて求め、この値
と第1の所定値およびこれより大きい第2の所定
値と比較し、第1の所定値より小さいとき、また
は、第2の所定値より大きいときは、電力系統の
異常として検出し、その後、距離継電方式では、
各相毎の電圧、電流により、保護区間内外の判定
を行うようにした。
第3図は事故発生時の電力系統の3相の電圧の
変化aと演算によつて求めたVMの変化bを示し
た説明図で、時刻tでa相に事故が発生した場合
を示してある。
第4図は本発明の装置の一実施例を示すブロツ
ク図である。第4図において、11〜13は電力
系統線路、21〜23は、それぞれ線路11〜1
3の電圧を検出し、それを適当な電圧に変換する
電圧変成器、31〜33はサンプルホールド回
路、40はマルチプレクサ、50はA/D変換器
である。電圧変成器21〜23の出力のうち、同
一時間のサンプリング値をサンプリング時間を指
令する発振器60の出力によりそれぞれサンプル
ホールド回路31〜33でホールドし、マルチプ
レクサ40で切り換えて、サンプルホールド回路
31〜33にホールドされた値を順次A/D変換
器50でデイジタル信号に変換する。このデイジ
タル信号は演算装置、例えば、デイジタル電子計
算機70に取り込み、演算装置70では後述する
演算を行う。そして、その結果と他の保護要素の
出力信号S1との論理積を信号合成装置80でと
り、内部事故が検出されたときは、各線路11〜
13に対応するしや断器91〜93にしや断指令
を発し、事故点を切り離すようにする。
第5図は第4図の演算装置のVM を演算する
部分の一実施例を示すブロツク図である。第5図
においては、ブロツク100で、電圧のサンプリ
ング値va,vb,vcのうちvbを用いてvb を演
算によつて求め、また、ブロツク101で上記の
aとvcを用いて、vaとvcの積va・vcを求
め、ブロツク102でブロツク100の出力より
ブロツク101の出力を減じて(vb −va・v
c)を演算し、ブロツク103でその結果に係数
(1/sin2120゜)を乗ずることによりVM を求
めるようにしてある。
第6図は第4図の演算装置による処理の一実施
例を示すフローチヤートで、不足電圧検出要素の
処理例について示してある。ブロツク200でv
a,vb,vcを取り込み、ブロツク201で、v
a・vcを算出し、ブロツク202でvb を算出
し、ブロツク203では、ブロツク201,20
2における結果をもとに、VM を算出し((16)
式参照)、ブロツク204で、ブロツク203の
結果を第1の所定値と比較し、第1の所定値より
大きいときはブロツク205へ進み、第1の所定
値より小さいときは異常であるのでブロツク20
6へ進み、上記した各相毎の保護区間内外の異常
を判定するなどの異常検出の処理に移る。ブロツ
ク205では第1の所定値より大きい第2の所定
値と比較し、第2の所定値より小さいときは、健
全状態であるので、ブロツク207へ進み、次の
割り込みまで待ち、第2の所定値より大きいとき
は異常であるのでブロツク206へ進み、上記と
同様の処理に移る。
上記した本発明の実施例によれば、電力系統の
同一時点の3相の電圧の瞬時値va,vb,vc
サンプリングし、これらの電圧va,vb,vc
用いて電圧の2乗VM を演算し、これと第1の
所定値およびこれより大きい第2の所定値と比較
し、第1の所定値以下のときまたは第2の所定値
以上のときは電力系統に異常ありと判定するよう
にしたので、高速な事故検出が可能であり、系統
安定度に及ぼす効果は極めて大きい。また、各相
情報より等価的な電圧の2乗を演算によつて求め
るようにしているので、従来のものにくらべて処
理時間を短縮でき、デイジタル電子計算機の有効
括用をはかることができる。
なお、実施例では、電圧を用いているが、電流
を用いるようにしてもよく、効果は同一である。
以上説明したように、本発明によれば、電力系
統の異常を高速で検出できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電力系統の異常検出装置を説明
するための要部ブロツク図、第2図は電力系統の
各相電圧の波形図、第3図は事故発生時の電力系
統の3相の電圧の変化と演算によつて求めたVM
の変化を示した説明図、第4図は本発明の電力系
統の異常検出装置の一実施例を示すブロツク図、
第5図は第4図の演算装置のVM を演算する部
分の一実施例を示すブロツク図、第6図は第4図
の演算装置での処理の一実施例を示すフローチヤ
ートである。 11〜13……電力系統線路、21〜23……
電圧変換器、31〜33……サンプルホールド回
路、40……マルチプレクサ、50……A/D変
換器、60……発振器、70……演算装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電力系統の同一時点の3相の電圧をそれぞれ
    一定の時間間隔でサンプリングするサンプリング
    装置と、該サンプリング装置によりサンプリング
    された任意の同一時点の3相の電圧をもとに第1
    の相の電圧の2乗を求める第1の手段と、前記第
    1の相より120度位相の進んでいる第2の相及び
    前記第1の相より120度位相の遅れている第3の
    相の電圧の積を求める第2の手段と、前記第1の
    手段の出力より前記第2の手段の出力を減ずる第
    3の手段と、該第3の手段の出力をsin120゜の2
    乗で除する第4の手段と、該第4の手段の出力が
    第1の所定値以下または該第1の所定値より大き
    い第2の所定値以上のとき前記電力系統が異常で
    あると判定する判定手段とよりなることを特徴と
    する電力系統の異常検出装置。
JP15535279A 1979-11-29 1979-11-29 Malfunction detector for power system Granted JPS5678322A (en)

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JP15535279A JPS5678322A (en) 1979-11-29 1979-11-29 Malfunction detector for power system

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JPS5678322A JPS5678322A (en) 1981-06-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07110100B2 (ja) * 1986-01-27 1995-11-22 三菱電機株式会社 回路しや断器の制御装置

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JPS5678322A (en) 1981-06-27

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