JPH0243150B2 - - Google Patents

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JPH0243150B2
JPH0243150B2 JP14932584A JP14932584A JPH0243150B2 JP H0243150 B2 JPH0243150 B2 JP H0243150B2 JP 14932584 A JP14932584 A JP 14932584A JP 14932584 A JP14932584 A JP 14932584A JP H0243150 B2 JPH0243150 B2 JP H0243150B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、所定の周期でサンプリングして得
られた交流電気量の大きさをデイジタル演算する
電気量計測装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第1図は例えば「保護継電工学」(電気学会発
行、昭和56年7月20日)に示された従来の整流加
算方式の演算式S=5n=0 |x-o|を図で表わしたも
のである。図において、イは、x(T)=sinθの交流
電気量をサンプル間隔T=0、−1、−2…でサン
プリングして、絶対値を得た状態を示しており、
Tをサンプリングの間隔とすれば、 x0=sinθ x-1=sin(θ−T) x-2=sin(θ−2T) 〓 x-o=sin(θ−nT) が得られる。ロは、サンプリング間隔Tで繰り返
えされるサンプリングパルス列である。
次に動作について説明する。前記、整流加算の
演算式S=5n=0 |x-o|の示す意味は、ロで示した
サンプリング標本点x0から、x-5までの総和をと
ることであり、間隔Tを乗ずれば、斜線をほどこ
した面積に等しくなる。これが、期間T(0-5)のS
の値でありS0とすれば、同様に期間T(-1-6)は、
x-1からx-6までの総和に間隔Tを乗じたもので
S-1とすることができる。同様に、S-2、S-3、…
として面積が求められるが、これをハに示す。そ
こで、 交流電気量x=sinθをその半周期分にわたつて
積分して面積を求めると、 S〓=|∫〓0sinθdθ|=2.0 ……(1) となるが、サンプリングして面積を計算した場合
は誤差が発生して、その値は、サンプリング間隔
と、サンプリング位相によつて変つてくる。第1
図は、サンプリング間隔Tを、交流電気量の30゜
相当時間、サンプリング位相を0゜−30゜×n(n=
0、1、2…)とした場合であり、S0=S-1=S-2
=…=1.954となる。サンプリング位相を移して
計算すると、位相15゜−30゜×n(n=0、1、2
…)では、S0=S-1=S-2=…=2.023となり、最
大値を示す。これを、第1図ハに実線で示した
が、サンプリング位相によつて、最小と最大の繰
り返しが、30゜毎の周期関数として表われてくる。
従つて、誤差を考えると、下記の如くなる。す
なわち、 1.954−2.0/2.0×100=−2.3% 2.023−2.0/2.0×100=+1.15% となり、リツプル分で表現すると±1.7%となる。
従来の電気量検出装置は、以上のように構成さ
れているのでその原理からも理解されるように交
流電気量の180゜相当の時間分のサンプリング値の
総和を得ているため、検出可能な所要時間は、少
なくとも180゜相当時間と、変化を見のがす最小時
間Tとの和で、6T+T=7T=210゜時間が必要で
あり、高速度の検出ができないという欠点があつ
た。
〔発明の概要〕
この発明は上記のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、所定のサンプリン
グ間隔で得られる連続した2個のサンプリング値
の和と差の演算に基づいて得られた2個の演算式
を導出し、これらをCPU(中央演算処理装置)に
より演算することにより、アナログ電気量の計測
を行うもので従来の計測精度は低下させないで、
高速度の検出が可能となる電気量計測装置を提供
することを目的としている。
〔発明の実施例〕 以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。第2図において、イは、x(T)=sinθの交流電
気量をサンプリング間隔T=0、−1、−2、…で
サンプリングし、x0、x-1、x-2、…としている。
よつて x0=sinθ x-1=sin(θ−T) x-2=sin(θ−2T) 〓 x-o=sin(θ−nT) が得られるが、それぞれ1サンプル前と後のサン
プリング値を加算し、その絶対値を求め、定数
1/2cos(T/2)を乗じたものが、第2図ロの黒点印
で ある。
y0=1/2cos(T/2)|(x0+x-1)| y-1=1/2cos(T/2)|(x-1+x-2)| 〓 y-o=1/2cos(T/2)|(x-o+x-(o+1))| また、それぞれ、1サンプル前の後とサンプリ
ング値を減算し、その絶対値を求め、定数
1/2sin(T/2)を乗じたものが、ハで示した黒丸に
な る。
Z0=1/2sin(T/2)|(x0−x-1)| Z-1=1/2sin(T/2)|(x-1−x-2)| 〓 Z-o=1/2sin(T/2)|(x-o−x-(o+1))| これらは、 x0+x-1=sinθ+sin(θ−T)=2cos
(T/2)sin(θT/2) ∴|sin(θ−T/2)|=1/2cos(T/2)|(x0
+x-1)|x0−x-1=sinθ−sin(θ−T)=2sin(T/
2)cos(θ−T/2) ∴|cos(θ−T/2)|=1/2sin(T/2)|(x0
−x-1)| の式から、それぞれ、元の波形をT/2遅らせた波 形と、元の波形を(90゜−T/2)進ませた波形上の 点であることを示している。
今ここで、3サンプリング分の面積を求めてみ
る。期間T(0-2)、T(-1-3)、T(-2-4)…のそれぞれの
面積は S02n=0 |y-o|+2n=0 |Z-o|=y0+y-1+y-2+Z0+Z-1+Z-2 =1/2cos(T/2){|x0+x-1|+|x-1+x-
2
|+|x-2+x-3|} +1/2sin(T/2){|x0−x-1|+|x-1−x-
2
| +|x-2−x-3|} ……(2) S-13n=1 |y-o|+3 〓 〓n=1 |Z-o|=1/2cos(T/2){|x-1+x-2|+|x-
2
+x-3| +|x-3+x-|}+1/2sin(T/2){|x-1
x-2|+|x-2−x-3|+|x-3−x-4}……(3) S-24n=2 |y-o|+4 〓 〓n=2 |Z-o|=1/2cos(T/2){|x-2+x-3|+|x-
3
+x-4| +|x-4+x-5|}+1/2sin(T/2){|x-2
−x-3|+|x-3−x-4|+|x-3−x-5|}……(4) として計算でき、これを第2図ニに黒丸印で示し
た。この値は、サンプリング位相によつて周期的
に変化し、サンプリング位相を、0゜−30゜×n=
0、1、2、…)としたときが、最大値2.023を
示し、15゜−30゜×n(n=0、1、2…)のとき
が、最小値1.954を示し、誤差は 1.954−2.0/2.0×100=−2.3% 2.023−2.0/2.0×100=+1.15% となる。従つて、誤差については、従来の電気量
計測装置のものと全く同一である。
しかし、第2図に図示の通り、連続した4個の
サンプリング値から被計測電気量の面積を計算す
ることができるため、検出の速度は少くとも30゜
×3=90゜相当時間と、変化を見のがす最小時間
Tとの和で、3T+T=4T=120゜相当の時間があ
れば可能であり、従来のものより7T−4T=3T=
90゜相当時間だけ高速度で検出できることになる。
以上の説明では、所定サンプリング間隔として
Tを電気角30゜としたが、交流電気量の180゜相当
時間を、偶数個に分割できるサンプリング間隔を
例えば、T=180゜/8、180°/10、180゜/12、…で
あれば同 様の効果を奏する。
第3図は、この発明の演算を実行するデジタル
計算機の構成例を示すブロツク図である。図にお
いて1は交流電気量が印加される端子、2は一定
のサンプリング間隔Tでサンプリングして、デジ
タル値に変換するA/D変換器、3は信号のバ
ス、4はCPUで、前記の諸式の演算をする。5
はRAMで、A/D変換された数値データや演算
途中の数値または演算結果を一時的に格納する。
6は、ROMで、演算式を予じめ記憶している。
7はD/Oで、デジタル演算結果を、外部端子8
に出力する。また第4図はCPU4における演算
アナリゴズムを図式的に示したものである。尚第
1及び第2の演算回路のうち前者を構成する絶対
値回路を第1絶対値回路、後者を構成する絶対値
回路を第2絶対値回路とする。
なお、上記実施例では、相隣る2個のサンプリ
ング値同志を順番に加算し、又は減算し、その絶
対値を得たN個の演算値の総和に、定数を乗じる
アナログ電気量の計測例について説明したが相隣
る2個のサンプリング値同志を加算又は減算し、
その絶対値を得たもの個々に定数を乗じた演算値
をN個加算する等の式の運用上の変更をすること
は差しつかえない。
また、上記実施例では交流電圧を測定するもの
として説明したが、周期的に正弦波で変化する波
形であれば同様の応用が可能である。
また、上記実施例では、第1、第2の定数をそ
れぞれ1/2cos{T/2)、1/2sin(T/2)として
説明した が、計算の処理速度を速くするため、近似的な整
数(例えば、T=30゜の場合1/2cos(T/2)=1/
2、 1/2sin(T/2)=2とすれば1/2は右シフト命令、
2 は左シフト命令で処理できる)にすることも可能
で、精度は低下するが、演算処理時間を短縮でき
る。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によればアナログ電流
量の測定に当り所定のサンプリング間隔でサンプ
リングした現サンプリング値とその現サンプリン
グ値の1つ前のデータを入力信号として交流電気
量をCPUにより演算して測定するように演算ア
ルゴリズムを構成したので、サンプリング間隔を
任意に選択でき、かつ高速度で高精度の電気量の
測定ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電気量計測装置の原理を示す波
形図、第2図はこの発明の一実施例を示す電気量
計測装置の原理を示す波形図、第3図はデジタル
計算機の構成図、第4図は演算アルゴリズム図で
ある。 1……端子、2……A/D変換器、3……バ
ス、4……CPU、5……RAM、6……ROM、
7……D/O、8……端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 交流アナログ電気量を所定のサンプリング間
    隔で得られる連続したN個のサンプリング値のう
    ち、 隣接する2個のサンプリング値同志を順次加算
    回路によつて加算し、その加算結果の絶対値を絶
    対値回路によつて得るようにしたN個の第1の演
    算値及び 前記N個の第1の演算値の総和を得て、第1の
    定数を定数乗算回路によつて乗じるようにした第
    1の演算回路と、 前記隣接する2個のサンプリング値同志を順次
    減算回路によつて減算し、その減算結果の絶対値
    を絶対値回路によつて得たN個の第2の演算値及
    び 前記N個の第2の演算値の総和を得て、第2の
    定数を乗じるようにした第2の演算回路と、 前記第1及び第2の演算回路の和を得るように
    した加算器とを備えた電気量計測装置。 2 サンプリング間隔をT度としたとき前記第1
    の定数を1/2cos(T/2)とし、また第2の定数を 1/2sin(T/2)としたことを特徴とする特許請求の
    範 囲第1項記載の電気量計測装置。
JP14932584A 1984-07-20 1984-07-20 電気量計測装置 Granted JPS6128872A (ja)

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JPS6128872A JPS6128872A (ja) 1986-02-08
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JPS6128872A (ja) 1986-02-08

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