JPH0525072B2 - - Google Patents

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JPH0525072B2
JPH0525072B2 JP12064685A JP12064685A JPH0525072B2 JP H0525072 B2 JPH0525072 B2 JP H0525072B2 JP 12064685 A JP12064685 A JP 12064685A JP 12064685 A JP12064685 A JP 12064685A JP H0525072 B2 JPH0525072 B2 JP H0525072B2
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JP
Japan
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sampling
time
input signal
value
values
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP12064685A
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English (en)
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JPS61280577A (ja
Inventor
Takahide Niimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Publication of JPS61280577A publication Critical patent/JPS61280577A/ja
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  • Measuring Frequencies, Analyzing Spectra (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、正弦波信号をサンプリングし、こ
のサンプリング値にもとづいて所定の演算をする
ことにより、正弦波信号の周波数を数値(デイジ
タル)的に検出する周波数検出方法に関する。 〔従来の技術〕 従来、正弦波交流信号をサンプリングした値を
用いて周波数を検出する方法としては、例えば信
号の符号(±)が反転する点、すなわち零点を利
用する零点検出方式が知られている。 第4図はかかる零点検出方式を説明するための
波形図である。これは、例えば同図の零点tZ2
tZ1の時間差tZ2−tZ1が周期Tの1/2に相当すること
から、周波数を =1/T=1/2(tZ2−tZ1) として求めるものである。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記の如き零点検出方式によれば、入力信号が
正しく正弦波信号である場合は精度よく周波数を
求めることができるが、交流信号に第5図の如く
直流成分Vdが重畳した場合は、隣り合う零点の
間の発生時刻の差が正弦波の同期に等しく対応し
ないため(tZ2′−tZ1′≠tZ3′−tZ2′≠T/2)、周
波数の検出に誤差を生じるという問題点がある。 したがつて、この発明は入力信号に直流成分が
重畳して零点がドリフトする場合にも、精度よく
周波数を検出し得るようにすることを目的とす
る。 〔問題を解決するための手段〕 正弦波入力信号を所定の周期でサンプリングす
るサンプリング手段と、このサンプリング値にも
とづいて所定の演算を行なう演算手段とを設け
る。 〔作用〕 周波数(周期)を検出するに当たり、例えば隣
り合う極値の発生時刻の差を用いるようにする。
すなわち、第3図に示すように直流分を含み、周
波数で周期的に変化する交流信号v(t)の場合で
も、周波数は隣り合う極大値と極小値の間の発
生時刻の差T/2(半周期に相当)、もしくは隣り
合う極大値と極大値(または、極小値と極小値)
の間の発生時刻の差T(1周期に相当:T=1/
)から正しく検出できるという原理を利用す
る。 そこで、正弦波入力信号を所定時間間隔ΔtS
にサンプリングし、 相隣る3個のサンプリング時刻t1,t2,t3にお
ける前記入力信号のサンプリング値V1,V2,V3
の間に、中間サンプリング時刻t2におけるサンプ
リング値V2がV1<V2>V3の関係にあることを検
出して、時間間隔ΔtS、中間サンプリング時刻t2
及びサンプリング値V1,V2,V3に基づいてサン
プリング時刻t1とt3の間における前記入力信号の
極大値を示す時刻tMAXを演算し、 極大値を示す時刻tMAXの検出に続いて、相隣る
3個のサンプリング時刻t4,t5,t6における前記
入力信号のサンプリング値V4,V5,V6の間に、
中間サンプリング時刻t5におけるサンプリング値
V5がV4>V5<V6の関係にあることを検出して、
時間間隔ΔtS、中間サンプリング時刻t5、及びサ
ンプリング値V4,V5,V6に基づいてサンプリン
グ時刻t46の間における前記入力信号の極小値
を示す時刻tMINを演算し、 前記時刻tMAXおよびtMINに基づいて前記正弦波
入力信号の周波数を検出する。 〔実施例〕 第1図はこの発明の実施例を説明するための波
形図であり、極値(極大値または極小値)の発生
時刻を求める手法を説明するためのものである。 まず、同図イを用いて極大値の場合について説
明する。 交流信号v(t)を時間ΔtSごとに等間隔でサンプ
リングするとき、時刻t1,t2,t3(t2=t1+ΔtS、t3
=t2+ΔtS、ΔtS>0)における信号の値のそれぞ
れv1,v2,v3と表わすと、v1<v2、v2>v3が成り
立つならばv(t)の極大値は時刻t1とt3の間の時刻
tnaxにある(t1<tnax<t3)。ここで、これらの値
に対して2次関数をあてはめることにすれば、こ
の時刻tnaxは次の(1)式により近似することができ
る。 tnax=t2−ΔtS/2・v3−v1/v1−2v2+v3 …(1) 極小値についても同様に、同図ロの如く極小値
をはさみ込む3つの連続したサンプリング時刻を
t4,t5,t6(t5=t4+ΔtS、t6=tS+ΔtS)とし、それ
ぞれの時刻における信号の値をv4,v5,v6(v4
v5、v5<v6)とすると、極小値の発生時刻tnio
次の第(2)式により近似的に求められる。 tnio=t5−ΔtS/2・v6−v4/v4−2v5+v6 …(2) 上記(1),(2)式を使つて交流入力信号のひとつの
極大値と、それに隣り合う極小値の発生時刻
tnax,tnioとを求めると、その差|tnio−tnax|は
この交流信号の半周期に相当するので、周波数
は次の(3)式を使つて計算することができる。 =1/2・1/|tnio−tnax| ……(3) 入力信号v(t)に直流成分が重畳した場合は、(1)
式および(2)式において近似すべき2次関数が異な
るだけなので、直流ドリフトにより誤差を生じる
ことはない。また、極値付近で交流信号の絶対値
がフルスケールに近いサンプリング値を計算に使
うようにしているため、量子化誤差も改善され
る。 第2図はこの発明が適用されるデイジタル装置
を示すブロツク図である。このデイジタル装置は
大きくはアナログ入力部1、デイジタル演算部
2、入出力インタフエイス部3および表示部4か
ら構成され、アナログ入力部1は絶縁変成器1
1、アナログフイルタ12、サンプルホールド回
路13、マルチプレクサ14およびアナログ/デ
イジタル変換器15等より成り、またデイジタル
演算部2はマイクロコンピユータの如き処理装置
(CPU)21、ROM(リードオンリメモリ)22
およびRAM(ランダムアクセスメモリ)23等
より成つている。 アナログ入力部1に入力された交流信号は、演
算部2をサージなどから守る絶縁変成器11を介
してアナログフイルタ12に与えられ、こゝで高
調波を除去された後、サンプルホールド回路13
により離散値信号に変換される。交流入力が同図
のように複数ある場合には、続いてマルチプレク
サ14によりシリアルデータに信号が並び変えら
れたあと、アナログ/デイジタル変換器15によ
りデイジタル信号に変換されて演算部2に与えら
れる。CPU21はアナログ/デイジタル変換器
15を介して与えられる信号にもとづき、先の(1)
〜(3)式の如き演算を行なう。この演算結果は表示
部4で数値表示されるほか、入出力インタフエイ
ス部3により接点信号に変換され、通信装置など
に出力される。 なお、上記の如きデイジタル装置は、例えばシ
ーケンサやデイジタル演算形継電器(デイジタル
形リレー)として周知のものである。すなわち、
既存のデイジタル形リレーの如きデイジタル装置
に、上記(1)〜(3)式の如き演算を実行させるROM
等を付加することにより、いとも簡単に周波数検
出機能を付与することができるのが本方式の特徴
でもある。 本方式と従来の零点検出方法とを比較するため
に、次のような条件を設定して、数値的なシミユ
レーシヨンを行なつた結果を示すと、次表の如く
なる。 入力信号:実効値110Vの交流電圧信号とする。 周波数:基本周波数を60Hzとし、±1Hzの変動
を考える。 量子化ビツト:11ビツト(2″=2048) 直流ドリフト:実効値の+5%を正弦波に重畳
する。 サンプリング周波数:720Hz
〔発明の効果〕
この発明によれば、交流信号の極値の発生時刻
をもとに周波数を求めるようにしているので、直
流成分が入力信号に重畳した場合も高い精度で周
波数を検出することができるばかりでなく、既存
のデイジタル装置に対して簡単に周波数検出機能
を付与し得る利点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を説明するための波
形図、第2図はこの発明が適用されるデイジタル
装置を示すブロツク図、第3図はこの発明の原理
を説明するための波形図、第4図は正弦波信号の
零点と周期との関係を説明するための波形図、第
5図は正弦波信号における直流ドリフトの影響を
説明するための波形図である。 符号説明、1……アナログ入力部、2……デイ
ジタル演算部、3……入出力インタフエイス部、
4……表示部、11……絶縁変成器、12……ア
ナログフイルタ、13……サンプルホールド回
路、14……マルチプレクサ、15……アナロ
グ/デイジタル変換器、21……処理装置
(CPU)、22……ROM(リードオンリメモリ)、
23……RAM(ランダムアクセスメモリ)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 正弦波入力信号を所定時間間隔ΔtS毎にサン
    プリングし、 相隣る3個のサンプリング時刻t1,t2,t3にお
    ける前記入力信号のサンプリング値V1,V2,V3
    の間に、中間サンプリング時刻t2におけるサンプ
    リング値V2がV1<V2>V3の関係にあることを検
    出して、時間間隔ΔtS、中間サンプリング時刻t2
    及びサンプリング値V1,V2,V3に基づいてサン
    プリング時刻t1とt3の間における前記入力信号の
    極大値を示す時刻tMAXを演算し、 極大値を示す時刻tMAXの検出に続いて、相隣る
    3個のサンプリング時刻t4,t5,t6における前記
    入力信号のサンプリング値V4,V5,V6の間に、
    中間サンプリング時刻t5におけるサンプリング値
    V5がV4>V5<V6の関係にあることを検出して、
    時間間隔ΔtS、中間サンプリング時刻t5、及びサ
    ンプリング値V4,V5,V6に基づいてサンプリン
    グ時刻t46の間における前記入力信号の極小値
    を示す時刻tMINを演算し、 前記時刻tMAXおよびtMINに基づいて前記正弦波
    入力信号の周波数を検出する、 ことを特徴とするデイジタル式周波数検出方法。
JP12064685A 1985-06-05 1985-06-05 デイジタル式周波数検出方法 Granted JPS61280577A (ja)

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JP12064685A JPS61280577A (ja) 1985-06-05 1985-06-05 デイジタル式周波数検出方法

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JPS61280577A JPS61280577A (ja) 1986-12-11
JPH0525072B2 true JPH0525072B2 (ja) 1993-04-09

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