JPH0576138A - 通電制御装置 - Google Patents

通電制御装置

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JPH0576138A
JPH0576138A JP4050900A JP5090092A JPH0576138A JP H0576138 A JPH0576138 A JP H0576138A JP 4050900 A JP4050900 A JP 4050900A JP 5090092 A JP5090092 A JP 5090092A JP H0576138 A JPH0576138 A JP H0576138A
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JP4050900A
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English (en)
Inventor
Hideji Kubota
秀治 窪田
Masayoshi Okabe
正義 岡部
Tadashi Usami
忠 宇佐見
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の電化製品に対して夜間電力等の時間制
限のある電源から効果的に電力配分することで夜間電力
を有効に利用し運用の経済性を高める。 【構成】 商用電源1に接続される複数の負荷8毎に通
電条件設定記憶部12に設定された負荷8の投入時間が
くると通電可否判定部22において対応する負荷8への
通電が判定されるが、通電制御部13はこの判定に基づ
き通電条件設定記憶部12に設定された通電すべき負荷
8の投入優先順位および最低電力供給量に基づき各負荷
8の最低電力供給量から変流器27の出力を見ながらこ
れが許容電流を超えないように段階的に電力を供給する
と共に投入すべき負荷8により許容電流を超えると判断
した場合は優先順位の低い負荷8から電力の供給を保留
するように負荷8への電力供給を調整する電力調整回路
24を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は通電制御装置に係り、
特に時間帯別電灯電力料金制度の適用の下に割安な電力
料金となる特別料金時間帯における電力負荷の運転比率
を高めるように負荷の通電を自動制御することにより経
済的な電力運用を行なうに好適な通電制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から電力の有効な活用を計るため、
電力需要の低下する夜間の電力を割安に供給するように
した特別料金制度が適用されている。一般家庭を対象と
した特別料金制度としては、これまで単相200ボルト
を使用する蓄熱型の電気給湯器を主な負荷とした深夜電
力料金制度が適用されてきた。そして、このような制度
を効率良く利用し、電力設備の高効率運転に寄与できる
装置が数多提案されている。
【0003】しかし、これまでの深夜電力特別料金制度
は蓄熱型の電気給湯器等を接続するために設けられた単
相200ボルトの専用配線が対象となっており、一般家
庭の家庭電化製品の電源となっている単相100ボルト
は割安な深夜電力料金制度の対象とはなっていなかっ
た。
【0004】しかしながら、各電力会社により平成2年
11月より従来の深夜電力特別料金制度と並立して、時
間帯別電灯電力料金制度が導入されている。この制度は
時間帯別電灯電力料金の対象となる範囲を一般電化製品
の電源となる電灯回路の単相100ボルトまで広げると
共に電力使用量の計上時間帯を7時〜23時の昼時間帯
と23時〜翌朝7時の夜間時間帯の2つに区分し、従来
の電力料金と比較して夜間時間帯は大幅に安くし、昼間
時間帯は若干割高にするものである。
【0005】このような制度に伴い割安な夜間時間帯の
電力を有効に活用するために従来から通電制御装置が用
いられており負荷に夜間電力を効率的に割り当てるよう
な通電制御が行なわれている。
【0006】図6は従来の通電制御装置のブロック図で
ある。図において、1は商用電源、20は時間帯に応じ
て商用電源1を電気給湯器等の負荷8に接続したり切り
離したりするタイムスイッチ、15は負荷8の主要な電
力消費部であるヒーター等の負荷部、17は負荷部15
のヒーターにより焚かれたお湯の温度を検出するセンサ
ー、18は負荷8に対する電源のオン/オフを指示する
電源スイッチ、16は負荷8において電源スイッチ18
およびセンサー17からの入力信号に応じて負荷部15
に対する電力供給を開閉部14を通じてオン/オフする
制御部である。以上のような構成において、次にその動
作を説明する。
【0007】商用電源1からの電力はタイムスイッチ2
0で供給停止が制御され、料金の安い夜間時間帯、例え
ば23時〜翌朝7時までの間オンして商用電源1より負
荷8である蓄熱型電気給湯器に電力の供給を行なう。制
御部16には電気給湯器が貯湯するお湯の温度を検出す
るセンサー17と負荷8の負荷部15であるヒーターへ
の電源をオン/オフする電源スイッチ18が接続される
が、夜間時間帯において電源スイッチ18がオンされて
いる状態において制御部16はセンサー17により貯湯
するお湯の温度を常時検出しており、お湯の温度が所定
値より低くなった場合は開閉部14をオンしてヒーター
である負荷部15に通電してお湯の焚き上げをする。一
方、お湯の温度が所定値よりも高くなった場合はセンサ
ー17によりこれを検出して制御部16は開閉部14を
オフしてお湯の焚き上げを停止する。その結果、負荷8
に貯湯されているお湯の温度は所定の温度に保たれる。
なお、夜間時間帯以外の時間はタイムスイッチ20によ
り負荷8に対する商用電源1からの電力供給は停止され
るが、この間は負荷8である電気給湯器は蓄熱型構造に
よりお湯の温度の低下を防止したり、他の通常の電力源
からの通電によりお湯の温度の低下を防止する。
【0008】さて、時間帯別電灯電力料金制度により負
荷8としては電気給湯器以外の負荷も接続可能になった
が、この場合も同様にタイムスイッチ20により電力料
金の安い時間帯のみ負荷に通電する通電制御装置が適用
可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の通電制御装置は
以上のように構成されていたので、時間帯別電灯電力料
金制度により電力料金の安い時間帯をタイマーで検出し
て特別料金時間帯のみ複数の負荷に通電することができ
るが、割安な料金の時間帯が開始されると同時にたくさ
んの負荷に一度に給電が開始されることになり、過電流
となってブレーカが作動し電力供給が停止されてしまう
危険性がある。このような事態は夜間料金時間帯が開始
する深夜に発生することになるので、照明まで落ちてし
まった場合は復旧が面倒である。また、場合によっては
割安な電力料金時間帯の終了する朝まで復旧が遅れてし
まい、夜間の電力を有効に利用できないという問題点が
あった。
【0010】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、割安な電力を利用可能な時間帯
の開始時にたくさんの負荷に一度に電力が供給されるよ
うな事態を防止し、ブレーカーが作動して電力供給が停
止しないように通電制御することにより複数の深夜電力
利用の電化製品への効果的な電力配分により夜間電力を
有効に利用することを可能とした通電制御装置を得るこ
とを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、電力系統に接続される複数の負荷毎に
設けられ対応する負荷への電力供給を調整する調整手段
と、前記負荷の投入時間、投入優先順位および最低電力
供給量を設定する条件設定手段と、時間信号を発生する
計時手段または電力系統を通じて送信されてくる時間信
号を受信して時間を報知する受信手段の出力と前記条件
設定手段に設定された各負荷の投入時間から各負荷への
通電の可否を判定する判定手段と、前記電力系統から供
給されている総電流量を検出する電流検出手段と、前記
判定手段の出力に基づいて通電すべき各負荷についてそ
れぞれの投入の優先順位に基づき各負荷の最低電力供給
量から前記電流検出手段の出力を見ながらこれが許容電
流を超えないように前記調整手段を介して段階的に電力
を供給すると共に負荷投入により許容電流を超える場合
は優先順位の低い負荷から電力供給を保留する制御手段
と、を備える通電制御装置を提供するものである。
【0012】
【作用】上記手段において、この発明の通電制御装置
は、電力系統に接続される複数の負荷毎に条件設定手段
に設定された負荷の投入時間がくると判定手段において
対応する負荷への通電が判定されるが、制御手段はこの
判定に基づき通電すべき負荷の投入優先順位および最低
電力供給量に基づき各負荷の最低電力供給量から電流検
出手段の出力を見ながらこれが許容電流を超えないよう
に段階的に電力を供給すると共に投入すべき負荷により
許容電流を超えると判断した場合は優先順位の低い負荷
から電力の供給を保留するように負荷への電力供給を調
整する調整手段を制御する。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を説明する。
【0014】図1はこの発明の一実施例に係る通電制御
装置のブロック図である。図において、2は商用電源1
から供給される電力の電力量を計測する電力計、3は分
電盤であり、商用電源1から電力計2を介して供給され
る電力が過電流の場合にこれを遮断する主ブレーカ4と
この主ブレーカ4に続く電力線の総電流を検出する電流
量検出手段としての変流器27と分電ブレーカBa1〜
Banや分電ブレーカBb1〜Bbnを含む分電ブレー
カ5と変流器27で検出した電流量を入力され負荷8の
電力供給のオン/オフを制御する制御部9から構成され
る。6は分電ブレーカ5のうち分電ブレーカBa1〜B
anから電力供給されるコンセントである。なお、負荷
8は分電ブレーカ5のうち分電ブレーカBb1〜Bbn
から電力供給される、電気ストーブL1、電気給湯器L
2、食器乾燥器L3、衣類乾燥器L4、電気ジャー炊飯
器L5等の動作時間の制約の少ないものから構成され、
制御部9から専用制御線7を通じて通電をオン/オフ制
御される。10は分電ブレーカ5から電気給湯器L2を
はじめとする負荷8への電力供給を行なう時間、複数の
負荷8の通電の優先順位、最低電力供給量等の通電制御
に必要な条件を設定入力する入力部である。
【0015】図2は図1に示した負荷8と制御部9を含
む主要部の詳細な構成を示すブロック図である。図にお
いて、11は現在時間を発生する時計回路、12は入力
部10により設定された時刻を記憶する通電条件設定記
憶部、21は電力が特別料金となる夜間の時間帯を設定
する特別料金時間設定部、22は時計回路11および通
電条件設定記憶部12からの時間条件から通電の可否を
判定する通電可否判定部、23は変流器27が検出した
電流値によりデマンド制御をするデマンド制御部、13
は通電可否判定部22から与えられた通電可否判定条件
とデマンド制御部23からのデマンド信号に基づいて専
用制御線7を通じて負荷8の通電を制御する制御信号を
送出する通電制御部、24は負荷8において商用電源1
から分電盤3を通じて与えられる電力を負荷部15に与
えるに際してこれを制御部16からの制御に基づいて減
少させたりオン/オフ制御する電力調整回路である。ち
なみに、図2の構成では、負荷8としては電気給湯器L
2の例を示しており、貯湯の温度を検出するセンサー1
7を備えており、負荷部15はお湯を焚き上げるための
ヒーターである。
【0016】以上のような構成において、次にその動作
を図3のタイミングチャートに従って説明する。ちなみ
に、図3において(A)は負荷8のうちの電気ストーブ
L1への通電状態を、(B)は負荷8のうちの電気給湯
器L2への通電状態を、(C)は負荷8のうち食器乾燥
器L3への通電状態を、(D)は負荷8のうち衣類乾燥
器L4への通電状態を、(E)は負荷8のうち電気ジャ
ー炊飯器L5への通電状態をそれぞれ示すものである。
なお、t23は夜間の特別料金の適用される時間帯の開
始時刻を示すものである。
【0017】さて、電力の使用者は予め入力部10によ
り負荷8、例えば電気ストーブL1、電気給湯器L2、
食器乾燥器L3、衣類乾燥器L4、電気ジャー炊飯器L
5の運転時間つまり電力供給時間や電力供給の優先順
位、例えば電気ストーブL1、電気給湯器L2、食器乾
燥器L3、衣類乾燥器L4、電気ジャー炊飯器L5の順
や各負荷毎にその動作を継続するのに必要な最低限度の
電力量である最低電力供給量等を設定する。以上のよう
にして設定された時間や優先順位等の条件は通電条件設
定記憶部12に記憶される。
【0018】一方、通電条件設定記憶部12は特別料金
時間設定部21に設定されている特別料金の適用される
時間を読み込み記憶する。以上のようにして得られた条
件として、例えば電気ストーブL1については特別料金
時間の始まる時間t23まではフルに通電し、特別料金
時間の始まる時点t0〜t6までの時間帯には1/4の
電力で、また時点t6からは100%フルの電力を通電
するように設定され、電気給湯器L2については時点t
5から通電するように設定され、食器乾燥器L3、衣類
乾燥器L4、電気ジャー炊飯器L5については特別料金
時間の始める時間t23の時点t0より最低電力供給量
から通電するように設定されるものとする。また、最低
電力供給量として電気ストーブL1は1/4、電気給湯
器L2は100%、食器乾燥器L3は1/4、衣類乾燥
器L4は1/4、電気ジャー炊飯器L5は100%をそ
れぞれ設定されるものとする。
【0019】さて、特別料金時間帯が始まる時間t23
の時点t0までと時点t6以降は通電可否判定部22は
時計回路11から得られた時間と通電条件設定記憶部1
2に設定された条件に基づき負荷8として電気ストーブ
L1への100%の通電を指令し時点t0から時点t6
までは1/4の電力通電を指令する。その結果、通電制
御部13は変流器27で検出した電流量をデマンド制御
部23を介してモニタしながら専用制御線7を通じて電
気ストーブL1の負荷8に制御信号を送出する。その結
果、商用電源1から電力調整回路24を通じて負荷部1
5に時点t0までと時点t6以降は100%の電力が、
時点t0とt6の間は1/4の電力が供給される。
【0020】なお、t5の時点で通電可否判定部22の
通電判定に従い電気給湯器L2に100%の電力供給が
通電制御部13から負荷8に出力されると電力調整回路
24はセンサー17、電源スイッチ18の状態に基づく
制御部16からの指令と合わせて負荷部15に電力を供
給するような制御を行なう。この場合、ヒーターからな
る負荷部15でお湯を焚きあげてセンサー17が設定温
度を検出すると制御部16から電力調整回路24を通じ
て電力供給を停止しながら、お湯の温度を設定値に保持
する。
【0021】さて、このような状況下で、時点t6に至
ると通電可否判定部22は電気ストーブL1への100
%通電を判定し、通電制御部13は100%の通電指令
を専用制御線7を通じて電気ストーブL1である負荷8
に出力する。その結果、電気ストーブL1と電気給湯器
L2の通電時刻が重なってしまうが、この場合、通電制
御部13は変流器27で検出された総電流量をデマンド
制御部23を通じてモニタしながら、通電条件設定記憶
部12に登録された優先順位に従い、所定電流値つまり
契約アンペア数(例えば40アンペア)を超えない範囲
で電気ストーブL1、電気給湯器L2に電力を供給する
ように電力調整回路24を制御し、電気ストーブL1と
電気給湯器L2を運転することになる。
【0022】この場合、変流器27で検出した電流値が
所定電流値を超えるような場合は、優先順位の低い側の
電気給湯器L2の通電を電力調整回路24で調整するこ
とになるが、電気給湯器L2の最低供給電力は100%
となっているので、電気給湯器L2への電力供給を完全
に遮断するような制御が行なわれる。
【0023】一方、時計回路11から報知される時刻と
食器乾燥器L3、衣類乾燥器L4、電気ジャー炊飯器L
5等の通電開始時刻が特別料金時間帯の始まる時間t2
3に重なる時点t0であった場合、通電制御部13は変
流器27で検出された総電流量をデマンド制御部23を
通じて検出し、特別料金時間設定部21からの情報によ
り時点t0より通電条件設定記憶部12に登録された優
先順位に従い優先順位の上位の負荷8から順に通電条件
設定記憶部12に記憶されている最低電力供給量を供給
するように各負荷8に専用制御線7を通じて指令する。
ここでは、食器乾燥器L3に定格の1/4の電力を、次
に衣類乾燥器L4に定格の1/4の電力を、次に電気ジ
ャー炊飯器L5に定格100%の電力を供給するような
制御が行なわれる。その結果、食器乾燥器L3、衣類乾
燥器L4、電気ジャー炊飯器L5のそれぞれの負荷8に
最低電力供給量を供給しても所定電流値、つまり契約案
ペア数に至らない場合、時点t1で優先順位の上位の負
荷8である食器乾燥器L3、衣類乾燥器L4の順で最低
電力供給量より一段階上の電力供給量、例えば定格の1
/3の電力を総電流が契約案ペア数の所定電流値を超え
ない範囲で供給するように専用制御線7を介して負荷8
の電力調整回路24を制御する。
【0024】なお、優先順位の上位の負荷8から順に通
電条件設定記憶部12に記憶されている最低電力供給量
を供給開始するt0の時点で通電制御部13が電気ジャ
ー炊飯器L5に電力を供給した場合には変流器27から
の情報で所定の電流値を超えてしまうと判断した場合は
優先順位の下位の電気ジャー炊飯器L5への電力供給を
行なわないように専用制御線7を介して負荷8の電力調
整回路24に指令を出す。そして、他の上位の食器乾燥
器L3や衣類乾燥器L4の運転が終了した後で電気ジャ
ー炊飯器L5への電力供給によっても総電流が所定電流
値を超えない状態になるとこれを検出して専用制御線7
を通じて電気ジャー炊飯器L5である負荷8の電力調整
回路24に専用制御線7を介して通電を開始するよう指
令を出すことになる。
【0025】さて、時点t0で食器乾燥器L3、衣類乾
燥器L4、電気ジャー炊飯器L5の負荷8の運転が開始
され、その後の負荷の段階的な調整で食器乾燥器L3、
衣類乾燥器L4が定格の1/3で電気ジャー炊飯器L5
が定格100%で運転している状態を続けているとき
に、時点t2で電気ジャー炊飯器L5が運転を終了する
とこの時点より通電制御部13は総電流量を見ながら食
器乾燥器L3と衣類乾燥器L4の通電量を段階的に引上
げてゆく。その結果、優先順位が上位の食器乾燥器L3
には定格100%の電力が衣類乾燥器L4には定格の1
/2の電力が供給されることになる。そして、t3の時
点で食器乾燥器L3が運転を終了すると、通電制御部1
3は添う電力量を見ながら衣類乾燥器L4の電力を定格
100%に引上げ、他の負荷8に変化がない限りこの状
態を衣類乾燥器L4が動作を終了する時点t4まで続け
る。
【0026】以上のように、総電流量を見ながら優先順
位の高い負荷8から最低電力供給量を初めに段階的に電
力供給量を引上げて行き、許容される最大限度の電力ま
で電力供給することにより効率的に特別料金の電力を利
用することができる。また、負荷8の投入が許容電流を
超えると予め判断された場合は、当該負荷8の投入を電
力に余裕ができるまで保留するので、分電盤3の主ブレ
ーカ4の動作による電力供給の停止を防止でき、しかも
当該負荷8の動作も阻害されず、効率的な負荷の分配が
可能である。
【0027】なお、上記実施例では時計回路11により
特別料金時間帯を判断するような構成を例示したが、時
計回路11が狂ったりした場合は正確な通電制御ができ
なくなり、特別料金時間帯以外の時間に不用意に負荷8
を運転してしまい、経済性を損ねるおそれもある。これ
を防止するようにしたのが、図4に示したこの発明の他
の実施例に係る通電制御装置のブロック図である。図に
おいて、25は商用電源1を供給する電力会社側より電
力線を介して時間を報知する信号を送信するための送信
器、26は通電制御装置側の分電盤3において電力会社
より送られてくる時間を報知する信号を受信する受信器
である。図5は図4の制御部9ならびに負荷8側の主要
部の構成を示すブロック図であるが、図からも明らかな
ように、受信器26で受信された時刻に関する情報は図
2の構成における時計回路11からの時間情報の代わり
に通電可否判定部22に入力される。
【0028】以上のような構成において、その動作は図
1、図2の構成とで、時間を時計回路11からもらうか
電力会社の送信器25から送信され受信器26で受信さ
れた時間からもらうかということを除けば基本的に同じ
であるが、時計が狂ったりして効率的な特別料金の電力
の運用ができなくなるといった問題を未然に防止できる
ばかりでなく、本来運転すべきでない時間に負荷8が不
用意に動作する等の事故を招きかねない事態を防止で
き、更に時計合わせの手間が不要となりメンテナンスを
容易にできるというメリットがある。
【0029】なお、上記各実施例では通電条件設定記憶
部12に設定する条件として運転開始時刻や負荷8の優
先順位や最低供給電力等を例示したが、各負荷の定格電
力や電源スイッチ18の状態等を設定することにより、
より効果的な負荷8の通電制御を行なうことも可能であ
る。また、上記各実施例では、センサー17の出力を各
負荷8毎に設けた制御部16で判定して電力調整回路2
4を制御する構成を例示したが、制御部16で検出した
センサー17や電源スイッチ18の状態を通電制御部1
3に伝送するような構成とすることにより、通電制御部
13で全ての負荷8の状態を統括してより効果的に制御
することが可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、予め設定された各負荷毎の運転開始時刻になると、
総電流量を検出しながら予め設定された負荷の優先順位
に基づき所定電流量を超えないように負荷の最低供給電
力量から段階的に電力供給するように構成すると共に総
電流量が所定電流量を超えるような状態の場合は優先順
位の低い負荷の運転を保留するように構成したので、複
数の負荷に予め定められた所定電流量の範囲で効率的に
電力を割り当てることが可能となり、特に特別料金の夜
間電力を利用する場合にはブレーカによる電力遮断を防
止しながら限られた時間に有効に電力を利用することが
可能になり電気料金を低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る通電制御装置のブロ
ック図である。
【図2】図1の構成の主要部のブロック図である。
【図3】図1、図2の構成の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図4】この発明の他の実施例に係る通電制御装置のブ
ロック図である。
【図5】図4の構成の主要部のブロック図である。
【図6】従来の通電制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 商用電源 2 電力計 3 分電盤 4 主ブレーカ 5 分電ブレーカ 6 コンセント 7 専用制御線 8 負荷 9 制御部 10 入力部 11 時計回路 12 通電条件設定記憶部 13 通電制御部 14 開閉部 15 負荷部 16 制御部 17 センサー 18 電源スイッチ 20 タイムスイッチ 21 特別料金時間設定部 22 通電可否判定部 23 デマンド制御部 24 電力調整回路 25 送信器 26 受信器 27 変流器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統に接続される複数の負荷毎に設
    けられ対応する負荷への電力供給を調整する調整手段
    と、前記負荷の投入時間、投入優先順位および最低電力
    供給量を設定する条件設定手段と、前記条件設定手段に
    設定された各負荷の投入時間から各負荷への通電の可否
    を判定する判定手段と、前記電力系統から供給されてい
    る総電流量を検出する電流検出手段と、前記判定手段の
    出力に基づいて通電すべき各負荷についてそれぞれの投
    入の優先順位に基づき各負荷の最低電力供給量から前記
    電流検出手段の出力を見ながらこれが許容電流を超えな
    いように前記調整手段を介して段階的に電力を供給する
    と共に負荷投入により許容電流を超える場合は優先順位
    の低い負荷から電力供給を保留する制御手段と、を備え
    ることを特徴とする通電制御装置。
  2. 【請求項2】 電力系統に接続される複数の負荷毎に設
    けられ対応する負荷への電力供給を調整する調整手段
    と、前記負荷の投入時間、投入優先順位および最低電力
    供給量を設定する条件設定手段と、時間信号を発生する
    計時手段と、前記計時手段の出力と前記条件設定手段に
    設定された各負荷の投入時間から各負荷への通電の可否
    を判定する判定手段と、前記電力系統から供給されてい
    る総電流量を検出する電流検出手段と、前記判定手段の
    出力に基づいて通電すべき各負荷についてそれぞれの投
    入の優先順位に基づき各負荷の最低電力供給量から前記
    電流検出手段の出力を見ながらこれが許容電流を超えな
    いように前記調整手段を介して段階的に電力を供給する
    と共に負荷投入により許容電流を超える場合は優先順位
    の低い負荷から電力供給を保留する制御手段と、を備え
    ることを特徴とする通電制御装置。
  3. 【請求項3】 電力系統に接続される複数の負荷毎に設
    けられ対応する負荷への電力供給を調整する調整手段
    と、前記負荷の投入時間、投入優先順位および最低電力
    供給量を設定する条件設定手段と、電力系統を通じて送
    信されてくる時間信号を受信して時間を報知する受信手
    段と、前記受信手段の出力と前記条件設定手段に設定さ
    れた各負荷の投入時間から各負荷への通電の可否を判定
    する判定手段と、前記電力系統から供給されている総電
    流量を検出する電流検出手段と、前記判定手段の出力に
    基づいて通電すべき各負荷についてそれぞれの投入の優
    先順位に基づき各負荷の最低電力供給量から前記電流検
    出手段の出力を見ながらこれが許容電流を超えないよう
    に前記調整手段を介して段階的に電力を供給すると共に
    負荷投入により許容電流を超える場合は優先順位の低い
    負荷から電力供給を保留する制御手段と、を備えること
    を特徴とする通電制御装置。
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