JPH0576132U - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH0576132U
JPH0576132U JP2289192U JP2289192U JPH0576132U JP H0576132 U JPH0576132 U JP H0576132U JP 2289192 U JP2289192 U JP 2289192U JP 2289192 U JP2289192 U JP 2289192U JP H0576132 U JPH0576132 U JP H0576132U
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JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
controlled oscillator
frequency
capacitor
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Pending
Application number
JP2289192U
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English (en)
Inventor
岡本  光弘
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】PLL回路の電源投入時における発振周波数の
立ち上がり、安定化の時間を短縮する。 【構成】PLL(フェーズロックループ)回路は位相比
較器102、ローパスフィルター103、電圧制御発振
器104、分周器105を構成要素とする回路である。
このPLL回路の、ローパスフィルターからの制御電圧
107が入る電圧制御型発信器の周波数制御端子にブー
トストラップ回路109を接続する。ブートストラップ
回路は電源に直結するコンデンサーを構成要素とする回
路や、分圧回路とダイオードを構成要素とする回路を用
いることができ、電源投入と同時に所定の制御電圧を周
波数制御端子に印加する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はPLL回路に関し、特に電源投入時の周波数安定化に要する時間が短 縮されたPLL回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のPLL回路の構成図を図5に示す。図に示すごとくPLL回路は位相比 較器102、ローパスフィルター103、電圧制御型発振器104、分周器10 5より構成され、基準周波数の基準信号101の位相と電圧制御型発振器104 の出力を分周器105によって分周した信号の位相を位相比較器102に入力し 、位相比較器102の比較結果であるパルス信号108をローパスフィルター1 03に入力することによって、位相比較器102より出力されるパルス信号10 8を直流電圧値に変換し電圧制御型発振器104の制御電圧107を得ている。 従来のPLL回路を構成するローパスフィルターの一構成図を図7に示す。図 においてローパスフィルターはたとえば抵抗器701とコンデンサー702で構 成される積分回路である。一方、電圧制御型発振器の制御電圧107と出力信号 106の発振周波数の関係は例えば図6に示すごとく、制御電圧107の上昇に 伴い出力信号106の発振周波数も上昇するよう制御される。また、電圧制御型 発振器の特性は制御電圧107の上昇に伴い出力信号106の発振周波数が下降 するように制御される形の電圧制御型発振器でもかまわない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述のごとく構成されたローパスフィルターを持つPLL回路では電源投入時 の周波数はローパスフィルター103の出力電圧である電圧制御型発振器の制御 電圧107が徐々に上昇するため、電圧制御型発振器の出力信号106の発振周 波数も徐々に上昇し、安定するまで時間がかかるという欠点がある。すなわち、 図8(a)に示すごとくPLL回路を駆動する電源電圧301の立ち上がりに対 して電圧制御型発振器の制御電圧107の立ち上がりにはかなりの時間がかかる 。従って図8(b)に示すごとく出力信号106の発振周波数も一定周波数に立 ち上がるまでに長い安定時間Tがかかる。 本考案は、PLL回路におけるこのような問題点を解決し、電源投入と同時に 、目的の周波数で安定した出力信号が得られるPLL回路を提供することを目的 とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、目的の周波数の信号を出力する電圧制御 型発振器を備え、該電圧制御型発信器の出力信号と基準周波数の信号の位相差を 検出し、該位相差に応じた信号をローパスフィルターを通して、前記電圧制御型 発信器の周波数制御端子に入力して前記電圧制御型発信器の出力周波数を補正す るPLL(フェーズロックループ)回路において、前記PLL回路に電源電圧が 印加されると同時に、前記電圧制御型発信器の周波数制御端子の制御電圧を所定 の制御電圧に引き上げるブートストラップ回路を、前記周波数制御端子に接続し たことを特徴とする。
【0005】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。図1に本考案のPLL回路 を構成示す。図においてPLL回路は位相比較器102、ローパスフィルター1 03、電圧制御型発振器104、分周器105及びブートストラップ回路109 により構成され、基準信号101の位相と電圧制御型発振器104の出力を分周 器105によって分周した信号の位相を位相比較器102に入力し、位相比較器 102の比較結果であるパルス信号108をローパスフィルター103に入力す ることによって、位相比較器102より主力されるパルス信号108を直流電圧 値に変換し電圧制御型発振器104の制御電圧107を得ている。電源投入時は ブートストラップ回路109により制御電圧107が与えられる。
【0006】 図2は本考案に基づくPLL回路のローパスフィルターとブートストラップ回 路の構成を示したものである。図においてローパスフィルターは抵抗値Rの抵抗 器201と容量値C1を持つ第1のコンデンサー202及び容量値C2を持つ第 2のコンデンサー203で構成されローパスフィルターの時定数tはt=R・( C1+C2)で与えられる。電源投入時においては電圧制御型発振器の制御電圧 107は第1のコンデンサーの容量値C1と第2のコンデンサーの容量値C2の 分圧で定義され、電源投入直後の電圧制御型発振器の制御電圧107の値をV、 電源電圧値301をVddと置くとV=Vdd・C1/(C1+C2)となる様 ブートストラップ回路が構成される。
【0007】 従って目的の発振周波数を得る制御電圧Vopと前記コンデンサーの分圧によ って得られた電源投入直後の電圧制御型発振器の制御電圧値Vが等しくなるよう に第1のコンデンサー202の容量値C1と第2のコンデンサーの容量値C2の 比を決定することによって、PLL回路の電源投入時の出力信号106の発振周 波数を目的の発振周波数に近づけることができ、PLL回路が安定するまでの時 間を短くすることが可能となる。
【0008】 図3(a)は本考案を用いた場合のPLL回路を駆動する電源電圧301及び 電圧制御型発振器の制御電圧107と電源電圧投入後の時間経過の関係を示し、 同一の時間時間軸を用い図3(b)に出力信号106の発振周波数と電源電圧投 入後の時間経過の関係を示す。
【0009】 図4はブートストラップ回路に抵抗による分圧を利用した場合の一実施例を示 す。コンデンサーを利用した前述の回路では動作時にコンデンサーの分圧で構成 されたブートストラップ回路より電流が流れ込まないという利点があるが、市販 のコンデンサーの値が決まっているため、コンデンサーの値を任意に選べないと 言う欠点もある。
【0010】 そこで、可変抵抗器による抵抗分圧によって制御電圧を決定することにより、 任意の値に制御電圧を決定することができる。電源投入時は可変抵抗器404で 決定された電圧になるようにダイオード403を通しコンデンサー402に電荷 が注入され、所望の電圧に設定できるが、この値より低い値に制御電圧をするこ とができないため、周波数が高くなりすぎた場合の制御ができない。従って、可 変抵抗器404で決定される制御電圧107の電圧値は目的の発振周波数を得る 制御電圧Vopより低く設定する必要がある。
【0011】
【考案の効果】
以上の説明から明かなように、本考案によれば、PLL回路の電源投入時に、 目的の発振周波数に到達し周波数が安定するまでの時間を短くすることが可能と なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成図である。
【図2】本考案に基づく一実施例の構成を示す図であ
る。
【図3】図2に示す実施例の電源電圧、制御電圧、発信
周波数の時間的変化を示す図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す構成図である。
【図5】従来のPLL回路の構成を示す図である。
【図6】電圧制御型発振器の特性を示す図である。
【図7】従来のローパスフィルターを示す構成図であ
る。
【図8】従来のPLL回路における電源電圧、制御電圧
及び発振周波数の時間的変化を示す図である。
【符号の説明】
101 基準信号 102 位相比較器 103 ローパスフィルター 104 電圧制御型発振器 105 分周器 106 出力信号 107 制御電圧 108 パルス信号 109 ブートストラップ回路 201 抵抗器 202 第一のコンデンサー 203 第二のコンデンサー 301 電源電圧 401 抵抗器 402 コンデンサー 403 ダイオード 404 可変抵抗器 701 抵抗器 702 コンデンサー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的の周波数の信号を出力する電圧制御
    型発振器を備え、該電圧制御型発信器の出力信号と基準
    周波数の信号の位相差を検出し、該位相差に応じた信号
    をローパスフィルターを通して、前記電圧制御型発信器
    の周波数制御端子に入力して前記電圧制御型発信器の出
    力周波数を補正するPLL(フェーズロックループ)回
    路において、前記PLL回路に電源電圧が印加されると
    同時に、前記電圧制御型発信器の周波数制御端子の制御
    電圧を所定の制御電圧に引き上げるブートストラップ回
    路を、前記周波数制御端子に接続したことを特徴とする
    PLL回路。
  2. 【請求項2】 前記ローパスフィルターが抵抗とコンデ
    ンサーの積分回路を有し、該抵抗とコンデンサーの接続
    点が前記電圧制御型発信器の周波数制御端子に接続され
    ており、前記ブートストラップ回路が、一端が電源に接
    続され、他端が周波数制御端子に接続されるコンデンサ
    ーから成り、該コンデンサーの容量が前記ローパスフィ
    ルターのコンデンサーと分圧される前記周波数制御端子
    におけ電圧が前記目的の周波数に対応する制御電圧とな
    る値であることを特徴とする請求項1に記載のPLL回
    路。
  3. 【請求項3】 前記ローパスフィルターが抵抗とコンデ
    ンサーの積分回路を有し、該抵抗とコンデンサーの接続
    点が前記電圧制御型発信器の周波数制御端子に接続され
    ており、前記ブートストラップ回路が、電源電圧を分圧
    して所定の制御電圧を得る回路と、アノードが該分圧回
    路の出力に接続され、カソードが周波数制御端子に接続
    されたダイオードから成ることを特徴とする請求項1に
    記載のPLL回路。
JP2289192U 1992-03-18 1992-03-18 Pll回路 Pending JPH0576132U (ja)

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JP2289192U JPH0576132U (ja) 1992-03-18 1992-03-18 Pll回路

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JP2289192U JPH0576132U (ja) 1992-03-18 1992-03-18 Pll回路

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