JPH0575976A - テレビジヨン信号伝送装置 - Google Patents

テレビジヨン信号伝送装置

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JPH0575976A
JPH0575976A JP4049004A JP4900492A JPH0575976A JP H0575976 A JPH0575976 A JP H0575976A JP 4049004 A JP4049004 A JP 4049004A JP 4900492 A JP4900492 A JP 4900492A JP H0575976 A JPH0575976 A JP H0575976A
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signal
television
ntsc
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JP4049004A
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English (en)
Inventor
Basudebu Nainparii Seipurasatsudo
バスデブ ナインパリー セイプラサツド
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/007Systems with supplementary picture signal insertion during a portion of the active part of a television signal, e.g. during top and bottom lines in a HDTV letter-box system
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S348/00Television
    • Y10S348/913Letterbox, e.g. display 16:9 aspect ratio image on 4:3 screen

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 適切な受像機によって、強化された解像度を
再生し得るNTSC両立テレビジョンシステムを得る。 【構成】 16:9フォーマットでの強化された解像度
を達成するのに必要な付加情報はビット低減され、NT
SC標準受像機上で見たとき存在するマスク領域の期
間、ならびに、普通、NTSC受像機による特別の復号
器以外では見ることのできない直交チャンネルで伝送さ
れる。マスク領域の期間で伝送されたデイジタル情報、
NTSC画像、ならびに、直交チャンネルで伝送された
デイジタル情報は組み合わされて強化解像度テレビジョ
ン(EDTV)のデイスプレイに到達する。 【効果】 このシステムに伴うビデオ伝送は標準NTS
Cテレビジョン受像機で受像でき、レターボックスフォ
ーマットでデイスプレイされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現行のNTSCテレビ
受像機と両立可能なビデオ信号の伝送を可能とする拡張
精細度形テレビジョン(Extended Defin
itionTelevision)(以後EDTVと略
称する)信号に適したテレビジョン信号伝送装置に関す
る。特に、本発明は現行のNTSCシステムに両立可能
なEDTV伝送システムに関するものであり、このシス
テムでは、信号はレターボックスフォーマットでの標準
NTSCテレビ受像機による受信に対して伝送される。
【0002】
【従来の技術】米国における現行のテレビ放送の標準方
式は国家テレビジョン方式委員会(National
Television Systems Commit
tee,NTSC)によって定義されている。この標準
方式は1941年連邦通信委員会(Federal C
ommunications Commission)
によって白黒テレビジョン放送に対して承認され、さら
に1954年NTSCカラーテレビジョンに対して拡張
されている。このNTSC標準は、各テレビチャンネル
に、すなわち1チャンネル分の時間順次ビデオ映像信号
ならびに音声信号の放送に6メガヘルツのバンド幅を割
り当てている。NTSC標準を用いた54から60メガ
バンド(すなわち、第2チャンネル)での標準的なテレ
ビチャンネル放送の周波数割当ての様子を図1に示す。
図示のように、このチャンネルの最低周波数、すなわ
ち、54MHzの1.25MHz上側にAM変調された
主映像キャリアーがあり、この主映像キャリアーの3.
58MHz上側にカラーサブキャリアーがある。FM変
調された音声キャリアーが上記の主映像キャリアーの
4.5MHz上側にある。このチャンネルのバンド幅を
6MHzとしているので、音声キャリアーは60MHz
のところに位置する本チャンネルの上端から0.25M
Hz(または、250kHz)下側にあることになる。
AM変調された主映像キャリアーはビデオ成分で変調さ
れた残留側波帯である。DCから約1MHzまでの範囲
のビデオ信号は、両側波帯変調されるが、約1MHzか
ら4.2MHzまでの高周波成分は単側波帯変調され
る。事実、1.25MHz以上の全変調周波数は、音声
信号部分を含んで単側波帯となっている。標準NTSC
のテレビカメラ−伝送系の組合せは上述の周波数スペク
トルを用いて1枚の映像フレームを形成するのに2枚の
「インターレースされた」フィールドを続けて伝送す
る。これら2枚のフィールドの各々は時間順次で送出さ
れた多くの走査線で構成されている。画像の横幅に対す
る高さの比として定義される全体の画像の画像比(縦横
比)は3:4である。第1フィールドは垂直方向に等間
隔を保った262・5本の走査線から成り、それらは1
/30秒毎に発生される。第2フィールドは第1フィー
ルドから時間的に1/60秒、位置的に垂直方向半走査
線分だけずらされており、第1フィールドと同様1/3
0秒毎に送出される。各フィールドの262.5本の走
査線のうち240本分が実際の画面上にデイスプレイさ
れる情報を保持しており、1フィールド分の残りの部分
は各種の同期信号を送出するのに使われる。この両フィ
ールド分の走査線が、これら2フィールド分を送出する
時点でのカメラに受光された画像を構成することにな
る。各走査線は画像中の当該走査線に対応する箇所にお
けるそれぞれの走査線の幅内にある画像の細かな強度値
の情報を含んでいる。これら2つのフィールドは、第2
フィールドの隙間に第1フィールドがはまり込んでいる
ということから、インターレース(織り合わ)されてい
ると云われる。このように、インターレースされた2枚
のフィールドを1/30秒毎にNTSC受像機のスクリ
ーン上に順次再生すると、各フィールドを構成している
送出走査線中に含まれる情報を表示できる画像が形成さ
れることになる。NTSCカラーテレビジョン方式は、
テレビカメラ、テレビ受像機の両方に対して毎秒15,
734.264本の走査速度を用いて時間順次に画像の
伝送、デイスプレイを行っている。従って、NTSC方
式は、フィールド当り240本の垂直解像度を持つこと
となる。高精細度形テレビジョン(HDTV)として近
年提案された技術による新しいシステムでは、テレビジ
ョン画像を伝送するのに、より高い解像度標準を用いて
いる。最近、この種のHDTVテレビカメラは、1/6
0秒毎に1フィールドを発生し、9:16の画像比を持
ち、各フィールドはNTSC標準方式の受像機に用いら
れている1フィールド当り262・5本の2倍に当たる
525本の走査線で構成されており、このことは画像の
垂直方向の解像度がNTSC方式に比べて2倍改善され
ていることを意味している。更に、水平解像度も、NT
SC方式のそれの少なくとも2倍となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】HDTVシステムは、
このように、より良質なテレビジョン画像を提供してく
れるが、HDTV画像放送は現行のNTSCの受像機と
は両立性を保持していない。従って、HDTVシステム
とは両立性を持たないNTSC方式の現在の多数にのぼ
る設置台数を考えるとき、NTSC方式から高画質のH
DTVシステムに如何に移行するかという問題が残る。
NTSCとHDTV両方式の間の両立性を維持すること
によって、現行のNTSC受像機の使用を可能としなが
ら、同時にHDTV放送の高画質の利益の一部をも利用
できるような中間的な標準方式を考えることによって、
NTSC方式からHDTVシステムへとスムーズに且つ
徐々に移行することが望ましいことは明らかである。こ
のように、HDTVへの移行に当たっての摩擦を最小限
に抑えることのできる中間的なステップとして計画され
たシステムのことを一般に拡張精細度形テレビジョン
(Extended Definition Tele
vision(以下EDTV))システムと呼んでい
る。NTSC標準との伝送両立性を維持しながら、同時
にHDTVの高画質の有利性の一部をも利用できるごと
き種々のHDTVシステムが提案されてきている。これ
らのEDTVシステムは、一般に、次の3種類の形式に
大別できる。すなわち、a):サイドパネル形式、
b):レターボックス形式、c):a)とb)との間の
中間的な組合せの形式、の3つである。 a):サイドパネル形EDTVシステムでは、普通、N
TSC伝送のの3:4の画像比は保持され、通常のイン
ターレースされた240本の有効走査線の全てがNTS
C受像機にデイスプレイされる。一方、EDTV受像機
上にEDTV画像を構成し、デイスプレイするには、
3:4の画像比を持つ画像をEDTVの9:16の画像
比を持つ画像に変換するために、標準のNTSC画像の
左右にサイドパネルが追加される。サイドパネルはNT
SC受像機にはデイスプレイされない画像情報から成っ
ており、基本的には、EDTV受像機上で見るとき、
9:16の画像比を構成するために、もとのNTSC画
像に基本的に「付加」されるものである。このようなシ
ステムは、例えば、IEEE Transaction
son Consumer Electronics、
35巻、3号、1989年8月号、134−141頁所
載のKawai他による「ワイドスクリーンEDTV」
などの論文において議論されている。しかし、この形の
EDTVシステムには、いくつかの制限がある。すなわ
ち、受像されたサイドパネル画像の信号対雑音比(以
後、SN比)は受信されたNTSC画像のSN比とは違
ってくるので、サイドパネルの画質はNTSC中央部の
それに比べて異なってくる。EDTV受像機では、同一
スクリーン上に、このような2つのサイドパネルとNT
SC部とが隣り合わせに組み合わされてデイスプレイさ
れるので、3つの分割画面が上述のそれぞれ異なるSN
比に起因する3つの異なった画質でデイスプレイされる
ことになり、快適な画面とは云い難いものとなる。その
上に、このサイドパネル形の伝送システムに付随するい
ま1つの問題として、サイドパネルでデイスプレイされ
る情報は、NTSC受像機で見ると、失われてしまうと
いうことがある。実際、NTSC受像機はEDTV画像
のNTSC部だけをデイスプレイするものであり、サイ
ドパネル部のこのような喪失は種々の問題を生ずる。例
えば、テニスの試合を見ようとすると、画像のうちのN
TSC部はその中央部にネットだけを映し出し、両サイ
ドでプレイしているプレイヤーは視聴者には見えないこ
とになる。 b):レターボックス形EDTV伝送では、上のサイド
パネル形とは対照的に、標準NTSC受像機上の画像
は、もとのEDTV信号の画像の全高ならびに全幅にわ
たる全画像の低周波成分を全て含んで、もとの9:16
の画像比を保つことができる。EDTVの9:16の画
像比をNTSC受像機の3;4の画像比のデイスプレイ
に合わせるためには、NTSC受像機で再生されるED
TV画像上の天地の部分にマスク領域を導入する必要が
ある。NTSC受像機では、これらのマスク領域は、画
像映出部の上下に画像のない上部ならびに下部の水平バ
ンド領域となって現れる。これら2つのバンド領域はそ
の中に含まれる映像情報を通常のNTSCシステムに使
われているフィールド当り240本の実効走査線に相当
するサブセットに制限する。幾何学的配置の考察から、
3:4の画像比を持つスクリーンに9:16の画像比を
持つ画像をデイスプレイしようとすれば、NTSC受像
機でEDTV画像をデイスプレイするのに使える走査線
の数は180本となる。このことは、9:16の画像比
を持つ画像を3:4の画像比を持つ画像のスクリーンに
デイスプレイするのに3:4のスクリーンの高さ寸法の
うち、ちょうど75%を使えばよいという考察から導か
れる。スクリーンの高さ寸法をフルに使ったNTSC画
像は240本の走査線を含んでいるので、その75%は
180本になる。これら180本の走査線は3:4の標
準NTSC受像機上に9:16のEDTVの全画面をデ
イスプレイするのに利用可能な本数の大部分に相当す
る。従来のレターボックスシステムでは、画像のうちN
TSC両立可能部の伝送の直前と直後に画像の天と地の
マスク領域を含んで全EDTV画像の伝送に必要な情報
をアナログ形式で送っている。従って、レターボックス
システムでは、適正なEDTV受像機で見るときには、
EDTV画像はNTSC部信号と同一の均一性を保証し
ている伝送チャンネルを通して伝送された映像情報から
再生されているので、サイドパネルシステムに比べて、
より均一性の高いEDTV画像が再生できることにな
る。EDTV画像に含まれる全体の映像情報の大きなパ
ーセンテージが、EDTV受像機で再生されるときには
混ぜ合わされるので、画像の各部について、受信ビデオ
信号のSN比の際だった差がはっきりと出てくるような
ことはなくなる。レターボックス形システムの典型的な
例は、NorihikoSuzuki他によって、19
90年10月、ニューヨーク市で開催されたSMPTE
技術コンファレンスで発表された「レターボックス形ワ
イド画像比EDTVの提案とその実験的ハードウエア」
中で、W.F.Schreiber他によって、198
8年3月、イタリーで開催された第2回HDTVワーク
ショップで発表された「単一チャンネルHDTVシステ
ム、両立方式、非両立方式」中で、また、Y.Kana
tsugu他による、IEEETransaction
son Consumer Electronics,
35巻,3号,1989年8月号、153−158頁所
載の「MUSE Family システムの発展」中な
どで、述べられている。また、1.25MHzの下側チ
ャンネルリミットで制限されている周波数スペクトル中
の主映像キャリアーを変調して、必要な付加情報を直交
チャンネル上にアナログ形式で伝送するようにしたED
TVシステムも提案されている。これについては、Yo
shio Yasumoto他による、IEEE Tr
ansactions on Consumer El
ectronics,CE−33巻,3号,1987年
8月号、146−153頁所載の「逆ナイキスト・フィ
ルターによる直交変調を用いた拡張精細度形テレビジョ
ン・システム」を参照されたい。この直交変調は、標準
NTSC受像機で復調することが出来ないので、NTS
C受像機にとっては「見えない」ことになる。これらア
ナログ方式のEDTVシステムでは、もとのNTSC信
号と同様に、一般的な「アナログ」形式で情報が伝送さ
れ処理される。従って、伝送できる情報量に制限ができ
てしまい、結果として、EDTV受像機でEDTV画像
を見たときにも、画質が制限されてしまう。 c):前記両形式の中間的な形式、すなわちEDTVシ
ステム用に各種のハイブリッド方式、または、サイドパ
ネルとレターボックスの両方の形の特徴を用いて、種々
の目標を達成しようとするサイドパネルとレターボック
ス・システムの中間的な組合せも提案がなされている。
このような中間的なシステムは、Minoru Ash
ibe他によって、1990年10月、ニューヨーク市
で開催されたSMPTE技術コンファレンスで発表され
た「ワイド画像比NTSC両立可能EDTVシステム」
中で述べられているが、充分な作用は得られない。上記
のような課題が従来存在していたので、これらの課題を
解決するべく、本発明の目的とするところは、EDTV
テレビジョン・システムの有するこのような種々の短所
を考えて、サイドパネルシステムに比べて、より均一性
が高く、かつ既存のEDTVレターボックスシステムよ
り良質な画像を有する新しいEDTVレターボックスシ
ステムを提供することである。本発明のいま1つの目的
は、NTSC受像機でもデイスプレイできるEDTV信
号をデイジタル信号に符号化し伝送する装置と方法を提
供し、かつ、EDTV受像機上にデイスプレイできる付
加増強映像情報を提供することである。本発明のより特
定された目的は、EDTV画像の解像度を向上するため
に、テレビジョン画像に必要となる増強された付加情報
をデイジタル形式に符号化し、伝送することのできる新
しいEDTVレターボックスシステムを提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるテレビジョ
ン信号伝送装置は、標準NTSC信号と両立可能でかつ
強化されたテレビジョン信号を伝送するシステムであっ
て、強化されたテレビジョン画像を供給するための情報
を含むデイジタル符号化信号をテレビジョン画像フィー
ルドのある一部分に入れて送出するための手段と、NT
SCアナログ信号を、標準NTSC信号を供給する情報
を含むテレビジョン画像フィールドの他の一部分に入れ
て送出するための手段と、を具備する。本発明によるテ
レビジョン信号伝送装置は、低周波成分と高周波成分と
の両方を含む525本の走査線よりなるHDTV映像信
号フィールドが9:16の画像比を持つ画像標本として
伝送されるテレビジョン信号伝送において、上記HDT
V映像信号フィールドの上記9:16の画像比を持つ画
像の低周波成分がNTSC受像機によって、NTSC受
像機との両立性を維持しつつ、その全体がデイスプレイ
されるように変換され、かつ、強化された映像信号を符
号化するテレビジョン信号伝送装置であって、HDTV
フィールド中の映像情報の実効走査線数と既知の関係を
有する情報の走査線数を持つ第1の出力信号を供給する
ための手段と、上記第1の出力信号に応じて、所定の走
査線数を選択し、帯域制限を行って、NTSC両立出力
信号をつくるための手段と、上記HDTV信号から上記
第1の出力信号を差し引いて、第2の出力信号をつくる
ための手段と、上記第2の出力信号に応じて、少なくと
も、強化された映像信号をつくるためのデイジタルフォ
ーマットでビットレート低減映像情報を含む第3の出力
信号をつくるための手段と、第1の特定期間内に上記N
TSC両立出力信号と上記NTSC両立出力信号を含む
第4の出力信号をつくるための出力信号を、また第2の
特定期間内に第3の出力信号を受信するスイッチング手
段と、を具備してなる。本発明によるテレビジョン画像
受像機は、強化されたテレビジョン信号を受像するテレ
ビジョン受像機であって、強化されたテレビジョン信号
をテレビジョン画像フィールドの一部分に入れて送出さ
れるデイジタル符号化信号を受信し復号するための手段
と、付加されたアナログ映像情報を含む上記テレビジョ
ン画像フィールドの他の一部分でNTSCアナログ信号
を受信し復号するための手段と、上記のデイジタルなら
びにアナログ信号を組み合わせて強化されたテレビジョ
ン画像を形成する手段と、を具備する。本発明によるテ
レビジョン画像受像方法は、強化されたテレビジョン信
号を受像する方法であって、強化されたテレビジョン信
号を供給するための情報を含みテレビジョン画像フィー
ルドの一部分でデイジタル符号化信号を受信し復号する
ステップと、付加されたアナログ映像情報を含む上記テ
レビジョン画像フィールドの他の一部分でNTSCアナ
ログ信号を受信し復号するステップと、上記デイジタル
ならびにアナログ信号を組み合わせて強化されたテレビ
ジョン画像を形成するステップと、を具える。本発明に
よるテレビジョン信号伝送装置は、直交位相成分を含ん
だ標準NTSC信号と両立可能な強化されたテレビジョ
ン信号を伝送するシステムであって、強化されたテレビ
ジョン信号を供給するための情報を含むデイジタル符号
化信号をテレビジョン画像フィールドの第1の部分に入
れて送出するための手段と、NTSCアナログ信号を標
準NTSC信号を供給する情報を含むテレビジョン画像
フィールドの第2の部分に入れて送出するための手段
と、付加されたデイジタル符号化信号を上記テレビジョ
ン画像フィールドの中の上記直交位相成分にのせて送出
するための手段と、を具備する。本発明によるテレビジ
ョン信号受像機は、強化されたテレビジョン信号を受像
するテレビジョン受像機であって、上記信号は直交位相
成分を持っており、強化されたテレビジョン信号を供給
するための情報を含み画像情報の第1の部分に入れて送
出されるデイジタル符号化信号を受信し復号するための
手段と、付加されたアナログ映像情報を含む上記テレビ
ジョン画像フィールドの第2の一部分でNTSCアナロ
グ信号を受信し復号するための手段と、テレビジョン画
像フィールドの上記第1と第2の部分において、上記直
交位相成分にのせて伝送されるデイジタル符号化信号を
受信し復号するための手段と、上記デイジタルならびに
アナログ信号を組み合わせて強化されたテレビジョン画
像を形成する手段と、を具備する。本発明によるテレビ
ジョン信号受像方法は、強化されたテレビジョン信号を
受像する方法であって、主キャリアー上で、テレビジョ
ン画像フィールドの第1の部分で、強化されたテレビジ
ョン画像を供給するための情報を含むデイジタル符号化
信号を受信し復号するステップと、付加されたアナログ
映像情報を含む上記テレビジョン画像フィールドの第2
の一部分でNTSCアナログ信号を受信し復号するステ
ップと、直交キャリアー上で、強化されたテレビジョン
画像を供給するためのデイジタル情報を含むデイジタル
符号化信号を上記テレビジョン画像フィールド中で受信
し復号するステップと、上記デイジタルならびにアナロ
グ信号情報を結合して強化されたテレビジョン画像を形
成するステップと、を具える。
【0005】
【作用】本発明は、映像情報の1フィールド当り525
本の走査線を持つHDTV映像信号がビデオカメラよっ
て発生され、9:16の画像比を有するEDTVシステ
ムに最もよく適合して利用できる。すなわち、NTSC
受像機との両立性を可能とするために、NTSC受像機
上で水平方向に9:16の画像比を持つ画像をデイスプ
レイできるように、HDTV映像信号はEDTV標準信
号に変換される。本発明によれば、増強された画像の作
成に必要となる情報は、標準NTSC信号に必要なアナ
ログ情報を含まないテレビジョン画像フィールド中の一
部分にのせてデイジタル・フォーマットで伝送される。
また、上述の増強された画像の作成に必要な付加デイジ
タル情報は、映像キャリアーの直交位相成分上に、有効
ビデオ時間の全域にわたって伝送してもよい。より詳し
く云うと、本発明によれば、HDTV映像信号は、18
0本走査線ならびにNTSC水平バンド幅に対応する解
像度へと低域通過濾過される。このような低域通過瀘過
の後、480本走査線信号は次の2段階の処理ステップ
を受ける。一方において、3/8の割合で間引きされ、
NTSCの解像度を持つ信号に変換される。すなわち、
もとの480本の走査線から180本の走査線が抽出さ
れる。他方において、また、低域通過濾過された480
本走査線信号が実効・バンド制限なしの走査線を持つも
とのHDTV映像信号から差し引かれる。この差が標準
のNTSC映像信号に比して増強された映像信号を表す
情報を形成する。この差出力は、好ましくは、さらに2
次元フィルターでデイジタル処理され、互いに異なった
情報(すなわち、バンド幅と走査線数)内容を持つ2つ
の分離されたデイジタル出力信号となる。これら両方の
信号に公知のデイジタル・ソース符号化技術が適用さ
れ、あるテレビジョン・フィールドとそれに続くフィー
ルドとの間における空間的ならびに時間的冗長度を利用
して、それらのビットレートが低減される。ここで、デ
イジタル出力信号の1つはテレビジョン信号の伝送に関
した直交チャンネルへと符号化される。もう1つのデイ
ジタル出力信号は直交チャンネルへと符号化されるので
はなく、NTSC受像機の天と地のマスクの領域を形成
するEDTV信号の部分にのせて伝送される。あるい
は、この差出力信号をすべて、公知のデイジタル・ソー
ス符号化技術で処理し、直交チャンネルの使用を省いて
もよい。180本走査線のNTSC両立出力と非直交符
号化・ビット低減・デイジタル出力信号とを適時に切り
換えるスイッチング手段が備えられている。こうして組
み合わされた結合信号は通常のNTSC画像キャリアー
を変調する。残留側波帯をフィルターした後、結合信号
は直交チャンネルに加えられ、それによって、トータル
のEDTV信号が形成される。テレビジョン信号受像機
はデイジタル符号化された情報を復号するのに必要な逆
のステップを実行する。この受像機は直交チャンネル上
にデイジタル符号化された情報ならびに天地のマスク領
域分に対応する時間内に伝送された情報の何れをも抽出
する能力を持っている。テレビジョン信号受像機はデイ
ジタル符号化された増強情報とNTSC画像とを結合
し、高解像度のEDTV画像をつくる。一方、標準のN
TSC受像機は、伝送されたEDTV信号に応じて、レ
ターボックス・フォーマットのNTSC画像を受像し、
デイスプレイする。
【0006】
【実施例】以下本発明を実施したテレビジョン信号受像
機を、特にそのEDTV符号化器、送出部、ならびに、
復号器の部分について説明する。ワイドスクリーンHD
TV両立可能なテレビジョンプログラムは9:16の画
像比を持つフィールドを用いて時間順次的に伝送され、
各フィールドは525本の走査線より成る。フィールド
は必ずしもインターレースされる必要はない。フィール
ドの繰り返し率は毎秒59.94枚である。525本の
走査線の内、480本は実効本数、つまり、実際の画像
をデイスプレイするのに使われ、それ以外の本数はブラ
ンキングやその他の目的に使われる。図2および図3に
示すように、HDTVワイドスクリーンビデオ信号はA
/Dコンバーター110によってデイジタル化され、2
つの経路に分けられる。第1の経路においては、HDT
V信号は2次元低域通過フィルター120に入力され、
480本の実効走査線が180本分に相当する垂直解像
度とNTSCの水平解像度に対応する水平解像度に低域
通過濾過される。従って、これらの480本は180本
分の情報に相当し、冗長性を含むことになる。HDTV
カメラからの信号を示した図3の(a)によれば、HD
TVカメラは垂直方向に525本の走査線を含み、その
内、垂直方向に480本の走査線が実際の画像を表すも
のである。さらに、各走査線は図3に示すように、NT
SC水平バンド幅の信号容量よりも広い H MHzの
水平バンド幅の信号容量を持っている。この525本
HMHzの情報ブロックは2次元フィルター120によ
って信号1に変換される。低域通過フィルター120の
中では、480本の実効走査線で表現される垂直方向の
情報が180本の情報に減少され、かつ、標準NTSC
信号に等しい水平バンド幅は4.2MHzに低減され
る。このような低域通過フィルターは当該技術分野にお
いて公知であるし、また、D.E.Dugdeonと
R.M.Mersereauとによって、Prenti
ce Hall Inc.より1984年に出版された
「多次元デイジタル信号処理」中の第3章、112−1
62頁の「2次元FIRフィルターの設計と実行」で説
明されているところである。信号1は通常の垂直時間圧
縮・NTSC複合ビデオ回路130に印加され、走査線
中に含まれる情報を失うことなく、走査線数が480本
から180本に減少される、すなわち、信号1から走査
線数2本につき2/3本の割合でビデオライン1本が抽
出される。この操作の結果、180本の走査線よりなる
情報が得られる。この180本の走査線は480本走査
線から成るHDTV信号の幾何学的形状から走査線数2
本につき2/3本の割合で抽出されているので、それら
の走査線で描かれる形状の縦横比はそのまま保存される
ことになる。例えば、HDTVカメラによって撮影され
た円の画像は180本でサンプルされた画像においても
楕円に歪むことなく、円として表示される。信号1はま
た、もとのHDTV信号とともに、引算器140に印加
され、図3の(a)で示されている信号2をつくる。信
号2は第2の2次元低域通過フィルター150に印加さ
れ、そこで図3の(b)に示されるような信号Cと信号
Dに分割される。図3の(b)部は送出された信号を示
す。信号C出力に含まれる周波数・走査線数コンビネー
ションは、信号D出力中には存在しない。すなわち、図
3の(b)に示されるように、ある走査線数・周波数コ
ンビネーションに対応する面積部分に含まれる情報が信
号Cに割り当てられ、それ以外の面積部分に含まれる情
報が信号Dに割り当てられている。信号CとDはそれぞ
れソース符号化回路160と170に印加される。ソー
ス符号化回路160と170は、特にこのような信号の
伝送時に現れるビットレート低減のための一般的な構成
を有している。ソース符号化回路160で用いられてい
るソース符号化は、その中で処理される情報が異なるた
め、普通、ソース符号化回路170で用いられるものと
は異なっている。必要ならば、同じソース符号化を両方
の場合に使ってもよい。このようなソース符号化技術は
公知であり、例えば、A.Wong他によって、IEE
E Communications Magazine
28巻、11号、1990年11月、22−32ペー
ジに発表された「MCPIC:伝送とメモリーのための
ビデオ符号化アルゴリズム」に詳しく述べられている。
これらの技術はビデオ画像からの冗長な空間的ならびに
時間的情報を除去するのに用いられ、それによって、単
位時間当りより大量の情報の伝送を可能とするものであ
り、その結果、解像度の高いEDTV画像が得られる。
ソース符号化回路160の出力は従来形のチャンネル符
号化変調回路180に印加され、いくらかの冗長ビット
を信号に導入して伝送の信頼性と信号対雑音比を向上
し、デイジタル変調を実行する。このようなチャンネル
符号化とデイジタル変調の技術は公知であり、Peyt
on Peebles,Jr.著で、Prentice
Hall Inc.より1987年に出版された「デ
イジタル通信システム」中の第3.5章、87−101
頁の「チャンネル符号化の基礎」やまた、L.W.Co
uch 2世著で、McMillan出版社から199
0年に出版された「デイジタルならびにアナログ通信シ
ステム」第3版中の第5章、331−356頁などで説
明されているところである。ソース符号化回路170の
出力は、その後の伝送に備えて、ソース符号化回路17
0からのビット低減化信号の符号化をその機能とするチ
ャンネル符号化変調回路190に印加される。チャンネ
ル符号化と変調は前にも述べたようにチャンネル符号化
変調回路180でも行われる。チャンネル符号化変調回
路190で発生された信号はD/A変換器200に印加
され、従来例で述べたYasumoto他の文献で述べ
られているように、ミキサー210で主キャリアーに対
して90°位相シフトしたキャリアーで変調される。ス
イッチング手段220は、図4に示す時間T、T
よびTに、NTS信号発生器130でつくられた18
0本NTSC両立出力か、チャンネル符号化変調回路1
80の出力かを切り換えてD/A変換器240とチャン
ネルミキサー230への主信号として印加するためのも
のである。図示のように、NTSC信号発生器130か
らのNTSC信号が時間T(図4)の間だけD/A変
換器240とさらにミキサー230へと印加され、一
方、チャンネル符号化変調器180からのビット低減信
号Cが実効時間のバランンスを保つために印加される。
主チャンネルミキサー230の出力はNTSC標準信号
を満足するため残留側波帯フィルター250によって濾
過され結合器260への入力となる。結合器260への
いま1つの入力は逆ナイキストフィルター270通過後
の直交変調器の出力である。逆ナイキストフィルターの
役目はYasumoto他の論文に述べられているよう
に、主チャンネルと直交(またはサブ)チャンネル間の
クロストークを低減することである。結合器260の出
力はIF信号を形成し、それはまた、RFに変換された
後伝送される。これらの結果、伝送されたEDTV信号
は以下のものから構成されていることになる: 1.主または非直交チャンネル上の映像キャリアーの位
相、TならびにT時間中は、適宜なチャンネル符号
化デイジタル変調後のビット低減信号C、T時間中
は、NTSC信号の180本走査線。 2.直交チャンネル上の映像キャリアーの位相、T
、およびT時間中は、適宜なチャンネル符号化及
びデイジタル変調後のビット低減信号D 。 図5は本発明に従って符号化され伝送されたEDTV信
号を検出し復号化するのに必要なEDTV復号器300
のブロック図である。基本的には、受像器は、EDTV
画像をスクリーン上に形成するに必要な掃引情報を発生
すべく、伝送装置で行われる動作の逆を実行するもので
ある。受信した高周波信号(図示していない)を通常の
方法で増幅した後、ビデオ信号を含む中間周波(IF)
信号が既知の手段で抽出される。受像器においてIF信
号になされるべき次のステップは、それの直交復調器3
10による主(同相)ならびに直交信号への復調であ
る。この第1の出力は直交チャンネル上に符号化された
信号である。第2の出力は通常のNTSCビデオ信号に
関係する非直交または主信号であり、それは普通、NT
SC受像器で復号化されるもので、180本走査線分の
NTSCビデオ信号と60本走査線分のフィール当りの
デイジタル変調された強化情報を含んでいる。直交なら
びに非直交信号を抽出した後、デイジタル復調器360
で直交信号のデイジタル復調とソース復号が行われる。
直交信号は先にソース符号化回路170とチャンネル符
号化変調器で符号化された信号Dの要素を含んでいる。
この符号化情報抽出に必要な逆操作は公知であり、ま
た、ソース符号化回路170とチャンネル符号化回路1
90について説明している文献においても述べられてい
る。非直交チャンネル、すなわち主チャンネルは、時間
内にNTSC両立信号を有し、時間TならびにT
内にソース符号化回路160とチャンネル符号化変調
回路180からのデイジタル符号化情報を有する。通常
のNTSC復号器320は、時間T中でNTSC画像
情報を抽出し、一方、デイジタル復調器330は時間T
ならびにT中に伝送されてきたデイジタル情報を抽
出する。復号器340は、結合器350による最終画像
への統合を目指して、デイジタル変調器330からの情
報のソース符号化を行う。同様にして、直交チャンネル
においては、デイジタル復調器360が、伝送装置中で
チャンネル符号化回路190が果たしたのと逆の機能を
果たすことによって、デイジタル情報が抽出された後、
復号器370がソース符号化を行い、それに続いて、信
号は最終画像へと統合される。また、NTSC情報は内
挿器380によって480本へと上方変換され、結合器
350に印加される。結合器350は復号器340と3
70からの画像情報を内挿器380からの画像情報と結
合し、もともと伝送されてきたEDTV画像に含まれて
いた情報を再構成する。NTSC受像器においては、伝
送信号のNTSC部分が受信され、レターボックスフォ
ーマットでデイスプレイされる。以上に説明された実施
例について、それ以外の多くの変形、付加、もしくは一
部の削除は、本発明の精神と請求範囲から逸脱すること
なくなされ得るものであり、それらは特許請求範囲の中
に示され均等である。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、EDTV信号は既存の
NTSC受像器によっても、また、NTSC受像器や既
存のEDTV受像器に比してより高解像度の画像をつく
ることのできる強化伝送信号を用いるEDTV受像器に
よっても受像できるように変換される。(NTSC受像
器自体は本発明のいずれの部分をも構成しないし、ま
た、この種の受像器は本発明に従って伝送されるNTS
Cテレビジョン信号を受像する技術に精通した何人によ
っても容易に設計し得る。)このシステムに伴う映像信
号伝送は標準NTSCテレビジョン受像器で受像でき、
レターボックスフォーマットでデイスプレイされる。1
6:9フォーマットでの強化された解像度を達成するの
に必要な付加情報はビット低減され、NTSC標準受像
器上で見たとき存在するマスク領域の期間、ならびに、
普通、NTSC受像器による特別の復号器以外では見る
ことのできない直交チャンネルで伝送される。マスク領
域の期間で伝送されたデイジタル情報、NTSC画像、
ならびに、直交チャンネルで伝送されたデイジタル情報
は組み合わされて強化解像度テレビジョンデイスプレイ
に到達する。それ故このシステムによるビデオ伝送は、
標準NTSCテレビジョン受像機で受像でき、レターボ
ックスフォーマットで美しくデイスプレイされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】NTSC標準に準拠する54から60MHzの
チャンネル2に関するビデオチャンネル中の種々の成分
についての周波数スペクトルの配置図である。
【図2】本発明のテレビジョン信号伝送装置の一実施例
を示すブロック図である。
【図3】図2に示した信号とフィールド毎の走査線につ
いてのそれぞれの垂直方向の解像度をメガサイクルで表
したバンド幅を示す図である。
【図4】本発明のテレビジョン信号伝送装置の1フィー
ルドについての信号の表示形態を示す図である。
【図5】本発明のテレビジョン信号伝送装置の復号器の
ブロック図である。
【符号の説明】
120 2次元低域通過フィルター 140 引算器 150 2次元低域通過フィルター 160 ソース符号化回路 170 ソース符号化回路 180 チャンネル符号化変調回路 190 チャンネル符号化変調回路 220 スイッチ手段

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準NTSC信号と両立可能でかつ強化
    されたテレビジョン信号を伝送するシステムであって、 強化されたテレビジョン画像を供給するための情報を含
    むデイジタル符号化信号をテレビジョン画像フィールド
    のある一部分に入れて送出するための手段と、 NTSCアナログ信号を、標準NTSC信号を供給する
    情報を含むテレビジョン画像フィールドの他の一部分に
    入れて送出するための手段と、 を具備するテレビジョン信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 デイジタル符号化信号はテレビジョン画
    像フィールド中において標準NTSC信号を供給するた
    めの情報の送出の前と後において発生される請求項1記
    載のテレビジョン信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 標準NTSC受像機では検出できない方
    法で、テレビジョン画像フィールド中において標準NT
    SC信号を供給するための情報の送出の前と後において
    デイジタル符号化信号を送出する手段を備えている請求
    項2記載のテレビジョン信号伝送装置。
  4. 【請求項4】 低周波成分と高周波成分との両方を含む
    525本の走査線よりなるHDTV映像信号フィールド
    が9:16の画像比を持つ画像標本として伝送されるテ
    レビジョン信号伝送において、上記HDTV映像信号フ
    ィールドの上記9:16の画像比を持つ画像の低周波成
    分がNTSC受像機によって、NTSC受像機との両立
    性を維持しつつ、その全体がデイスプレイされるように
    変換され、かつ、強化された映像信号を符号化するテレ
    ビジョン信号伝送装置であって、 HDTVフィールド
    中の映像情報の実効走査線数と既知の関係を有する情報
    の走査線数を持つ第1の出力信号を供給するための手段
    と、 上記第1の出力信号に応じて、所定の走査線数を選択
    し、帯域制限を行って、NTSC両立出力信号をつくる
    ための手段と、 上記HDTV信号から上記第1の出力信号を差し引い
    て、第2の出力信号をつくるための手段と、 上記第2の出力信号に応じて、少なくとも、強化された
    映像信号をつくるためのデイジタルフォーマットでビッ
    トレート低減映像情報を含む第3の出力信号をつくるた
    めの手段と、 第1の特定期間内に上記NTSC両立出力信号と上記N
    TSC両立出力信号を含む第4の出力信号をつくるため
    の出力信号を、また第2の特定期間内に第3の出力信号
    を受信するスイッチング手段と、 を具備するテレビジョン信号伝送装置。
  5. 【請求項5】 実効走査線数と既知の関係を有する情報
    の走査線数を持つ第1の出力信号を供給するための手段
    が2次元の低域通過フィルターである請求項4記載のテ
    レビジョン信号伝送装置。
  6. 【請求項6】 第3の出力信号に応じて動作する手段は
    第3の出力信号を第5と第6の出力信号に分離し、上記
    第5の出力信号はスイッチング手段に伝送され、一方、
    第6の出力信号は、この出力を第4の出力中に含ませる
    ための直交符号化手段へと伝送される請求項4記載のテ
    レビジョン信号伝送装置。
  7. 【請求項7】 第5の出力信号がソース符号化手段で処
    理され、スイッチング手段に伝送される前に、第5の出
    力信号に含まれる映像情報を表すデイジタルビットの数
    が低減される請求項6記載のテレビジョン信号伝送装
    置。
  8. 【請求項8】 第5の出力信号がチャンネル符号化手段
    で処理されることにより第5の出力信号の外部インター
    フェースへの許容度が改善されるようにした請求項7記
    載のテレビジョン信号伝送装置。
  9. 【請求項9】 第6の出力信号がソース符号化手段で処
    理され、直交符号化手段に伝送される前に、第6の出力
    に含まれる映像情報を表すデイジタルビットの数が低減
    される請求項6記載のテレビジョン信号伝送装置。
  10. 【請求項10】 第6の出力信号がチャンネル符号化手
    段で処理されることにより第6の出力信号の外部インタ
    ーフェースへの許容度が改善されるようにした請求項9
    記載のテレビジョン信号伝送装置。
  11. 【請求項11】 強化されたテレビジョン信号を受像す
    るテレビジョン受像機であって、 強化されたテレビジョン信号をテレビジョン画像フィー
    ルドの一部分に入れて送出されるデイジタル符号化信号
    を受信し復号するための手段と、 付加されたアナログ映像情報を含む上記テレビジョン画
    像フィールドの他の一部分でNTSCアナログ信号を受
    信し復号するための手段と、 上記のデイジタルならびにアナログ信号を組み合わせて
    強化されたテレビジョン画像を形成する手段と、 を具備するテレビジョン画像受像機。
  12. 【請求項12】 強化されたテレビジョン信号を受像す
    る方法であって、 強化されたテレビジョン信号を供給するための情報を含
    みテレビジョン画像フィールドの一部分でデイジタル符
    号化信号を受信し復号するステップと、 付加されたアナログ映像情報を含む上記テレビジョン画
    像フィールドの他の一部分でNTSCアナログ信号を受
    信し復号するステップと、 上記デイジタルならびにアナログ信号を組み合わせて強
    化されたテレビジョン画像を形成するステップと、 を具えるテレビジョン画像受像方法。
  13. 【請求項13】 直交位相成分を含んだ標準NTSC信
    号と両立可能な強化されたテレビジョン信号を伝送する
    システムであって、 強化されたテレビジョン信号を供給するための情報を含
    むデイジタル符号化信号をテレビジョン画像フィールド
    の第1の部分に入れて送出するための手段と、 NTSCアナログ信号を標準NTSC信号を供給する情
    報を含むテレビジョン画像フィールドの第2の部分に入
    れて送出するための手段と、 付加されたデイジタル符号化信号を上記テレビジョン画
    像フィールドの中の上記直交位相成分にのせて送出する
    ための手段と、 を具備するテレビジョン信号伝送装置。
  14. 【請求項14】 デイジタル信号は、テレビジョン画像
    フィールド中の第1の部分が、標準NTSC信号を供給
    するための情報の前と後において送出される請求項13
    記載のテレビジョン信号伝送装置。
  15. 【請求項15】 強化されたテレビジョン信号を受像す
    るテレビジョン受像機であって、上記信号は直交位相成
    分を持っており、 強化されたテレビジョン信号を供給するための情報を含
    み画像情報の第1の部分に入れて送出されるデイジタル
    符号化信号を受信し復号するための手段と、 付加されたアナログ映像情報を含む上記テレビジョン画
    像フィールドの第2の一部分でNTSCアナログ信号を
    受信し復号するための手段と、 テレビジョン画像フィールドの上記第1と第2の部分に
    おいて、上記直交位相成分にのせて伝送されるデイジタ
    ル符号化信号を受信し復号するための手段と、 上記デイジタルならびにアナログ信号を組み合わせて強
    化されたテレビジョン画像を形成する手段と、 を具備するテレビジョン信号受像機。
  16. 【請求項16】 強化されたテレビジョン信号を受像す
    る方法であって、 主キャリアー上で、テレビジョン画像フィールドの第1
    の部分で、強化されたテレビジョン画像を供給するため
    の情報を含むデイジタル符号化信号を受信し復号するス
    テップと、 付加されたアナログ映像情報を含む上記テレビジョン画
    像フィールドの第2の一部分でNTSCアナログ信号を
    受信し復号するステップと、 直交キャリアー上で、強化されたテレビジョン画像を供
    給するためのデイジタル情報を含むデイジタル符号化信
    号を上記テレビジョン画像フィールド中で受信し復号す
    るステップと、 上記デイジタルならびにアナログ信号情報を結合して強
    化されたテレビジョン画像を形成するステップと、 を具えるテレビジョン信号受像方法。
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