JPH0575905B2 - - Google Patents

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JPH0575905B2
JPH0575905B2 JP11911984A JP11911984A JPH0575905B2 JP H0575905 B2 JPH0575905 B2 JP H0575905B2 JP 11911984 A JP11911984 A JP 11911984A JP 11911984 A JP11911984 A JP 11911984A JP H0575905 B2 JPH0575905 B2 JP H0575905B2
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JP
Japan
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internal combustion
combustion engine
data
signal
fuel
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JP11911984A
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JPS611851A (ja
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Rei Sekiguchi
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Original Assignee
Zexel Corp
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Publication of JPH0575905B2 publication Critical patent/JPH0575905B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/22Safety or indicating devices for abnormal conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
    • F02D41/26Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor
    • F02D41/266Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor the computer being backed-up or assisted by another circuit, e.g. analogue

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は内燃機関用の燃料噴射装置に関し、更
に特定して述べると、燃料調節部材の位置を示す
信号が該燃料調節部材を駆動するアクチエータの
駆動制御系にフイードバツクされている電子制御
式の燃料噴射装置に関する。
従来の技術 従来の、この種の電子式燃料噴射装置は、機関
の回転数、アクセル位置等の如き機関の運転状態
を示す情報に従つてその時々の最適燃料噴射量を
演算し、この演算された噴射量を得るのに必要な
目標燃料調節部材位置と実際の燃料調節部材位置
との差が零となるように燃料調節部材の位置制御
を行なうものである。従つて、燃料調節部材の位
置を示す信号を出力するセンサが設けられてお
り、この信号がフイードバツクされて閉ループ制
御系を構成しているのであるが、この位置検出の
ためのセンサが何らかの理由により故障すると制
御が全く不能となつてしまい、機関の運転を停止
せざるを得なかつた。しかし、燃料調節部材の位
置を検出するセンサが故障しただけで機関の運転
を停止しなければならないのは装置の信頼性を著
しく損うものである。特に車輛用の装置において
は、機関の運転が全く不能となることは自力での
移動が不可能となるので、極めて不都合である上
に、上述の障害の発生によつて機関を停止させた
ままにするのでは、場合によつては、乗員の生命
にかかわる事故が発生する虞れがある。
このため、上述のセンサに何らかの故障が生じ
た場合には、制御系の帰還路を変更し、機関の回
転基準を帰還信号として利用し、噴射量の制御を
続行するように構成した装置が提案されている
(実開昭57−53040号公報)。しかし、車輛の走行
中において上述の如く帰還路が切換えられると、
トルクの急変等により、急減速、急加速等が突然
発生することとなり、運転性が悪化するという問
題点を有している。
発明の目的 本発明の目的は、従つて、燃料調節部材の位置
を検出するセンサにおいて障害が発生した場合に
おいて、機関の運転を一旦中止した後、所望によ
り、機関の運転を上記センサからの信号なしで安
定に行なえるようにした電子式燃料噴射装置を提
供することにある。
発明の構成 本発明の構成は、内燃機関に燃料を噴射供給す
るための燃料噴射ポンプと、前記内燃機関のクラ
ンク軸が所定の基準回転位置に達する毎に基準パ
ルスを出力する手段と、前記燃料噴射ポンプの燃
料調節部材の位置を示す位置信号を出力する位置
センサを含む前記基準パルスと前記位置信号とに
少なくとも応答し前記内燃機関のその時々の運転
状態の応じた所要の目標噴射量が得られるよう前
記燃料調節部材の位置決めを行なうためのサーボ
信号を出力するサーボ制御部と、該サーボ信号に
応答して前記燃料調節部材の位置決め操作を行な
う駆動部とを備えて成る電子制御式の燃料噴射装
置において、前記サーボ制御部に障害が生じたか
否かの判別を行なう判別手段と、該判別手段の判
別結果に応答し前記サーボ制御部に障害が発生し
た場合に前記内燃機関の運転を停止させると共に
故障表示を行なう手段と、所要の目標回転速度を
演算する演算手段と、該演算手段における演算結
果と前記基準パルスとに応答し前記基準パルスに
同期して前記内燃機関の速度を前記目標回転速度
とするための制御信号を演算出力する手段と、前
記判別手段により前記サーボ制御部に故障が生じ
ていることが判別されている場合において始動ス
イツチがオンとなつたことに応答し前記内燃機関
の運転停止を解除すると共に前記サーボ信号に代
えて前記制御信号を前記駆動部に供給しうる手段
とを備えた点に特徴を有する。
上述の構成によれば、サーボ制御部に何らかの
障害が生じると、内燃機関の運転が一旦停止せし
められると共に適宜の故障表示を行ない、運転者
に故障の発生を知らせ、しかる後に、始動スイツ
チをオンにした場合、機関の運転停止状態を解除
することができる。そして、この解除動作に伴な
つて、回転速度フイードバツクによる制御信号
が、燃料調節部材の位置フイードバツクによるサ
ーボ信号に代えて駆動部に供給され、これにより
内燃機関の運転を継続して行なうことができる。
回転速度フイードバツクによる制御は、例えば内
燃機関のピストンが上死点位置に達するタイミン
グを示す基準パルスに同期して制御演算及びその
演算結果の出力を行なう構成であるから、回転速
度フイードバツク制御において生じる回転の不安
定さを減少させることができ、安定な回転速度制
御部を実現することができる。従つて、車輛用内
燃機関の場合であれば、サーボ制御部が故障して
も自力での移動が可能となる。
尚、制御信号による回転速度フイードバツク制
御の場合においても故障表示はつづけて行なわれ
ているので、運転者に非常運転であることを認識
させることができる。
実施例 以下、図示の実施例により本発明を詳細に説明
する。
第1図には、本発明による電子制御式の燃料噴
射装置の一実施例のブロツク図が示されている。
燃料噴射装置1は、燃料噴射ポンプ2の燃料調節
部材であるコントロールスリーブ(図示せず)の
位置制御を電子的に行ない、デイーゼル機関4へ
の供給燃料をその運転状態に見合つた所要の値と
なるように制御するための装置である。その時々
の機関の運転状態に従つた最適な燃料噴射量を演
算するため、アクセルペダル6の操作量を示すア
クセルデータA、デイーゼル機関4の回転速度を
示す速度データN及びデイーゼル機関4のブース
ト圧を示すブースト圧データPが夫々入力されて
いる第1演算部5が設けられている。アクセルデ
ータAは、アクセルペダル6の操作量を電気信号
に変換するアクセルセンサ7から出力される。速
度データNを得るため、デイーゼル機関4のクラ
ンク軸には、デイーゼル機関4のシリンダピスト
ンが上死点に達したときのクランク軸の回転角度
位置にて上死点パルスTDCを出力するTDCセン
サ8が装着されており、この上死点パルスTDC
の周期を速度演算器9で演算することにより、デ
イーゼル機関4のその時々の回転速度を示す速度
データNが速度演算器9から出力される。
上述のデータ、A,N,Pに基づき、第1演算
部5において演算された演算結果は、目標噴射量
Qtを示すD1として出力される。データD1は、変
換部10に入力され、ここで目標噴射量Qtを得
るのに必要なコントロールスリーブの目標位置
Rtを示す目標位置データD2に変換され、誤差検
出部11及び故障判別部12に夫々入力される。
誤差検出部11には、コントロールスリーブのそ
の時々の位置Raを示すデータD3が位置センサ1
3から夫々入力されている。誤差検出部11で
は、データD2,D3に基づき、位置Raの目標位置
Rtからの偏差が演算され、該偏差ΔR(=Rt−Ra
を示すデータD4が出力される。データD4は、
PID演算部14に入力され、ここでPID制御を行
なうのに必要なデータ処理が施され、偏差ΔRに
基づいて、コントロールスリーブの位置Raが目
標位置Rtに一致するようアクチエータ15をPID
制御するためのPID制御データD5が出力される。
PID制御データD5は、切換スイツチ16を介して
駆動回路17に入力され、ここで制御信号S1に変
換され、この制御信号S1がアクチエータ15に印
加される。
従つて、切換スイツチ16が実線で示される如
く切換えられていると、位置センサ13から出力
されるデータD3がフイードバツクデータとして
入力される閉ループ制御系が構成され、第1演算
部5において演算された目標噴射量Qtが得られ
るように、コントロールスリーブの位置を制御す
るサーボ制御部が構成され、サーボ制御部の出力
としてデータD5が出力されることになる。
このサーボ制御部に何らかの異常が生じ上述の
サーボ制御が正常に作動しなくなつた場合にも、
噴射量制御を所望により行なわせることができる
ように、回転速度フイードバツク制御部18が設
けられている。回転速度フイードバツク制御部1
8は、アクセルデータAに基づき、アクセルペダ
ルの操作量に従つた目標速度データNtを演算出
力する第2演算部19と、目標速度データNt
び速度データNに従つて回転速度フイードバツク
制御を行なうための予備制御データD6を演算出
力するための制御演算部20とを備えている。
制御演算部20は、目標速度データNtと速度
データNとを図示の極性で加算演算するための加
算部21と、加算部21の加算結果を示すデータ
D7に対し、PID制御を行なうのに必要なデータ処
理を行なうためのPID演算部22とを有し、制御
演算部20における制御演算は、上死点パルス
TDCの発生タイミングに同期して行なわれる構
成となつている。予備制御データD6の演算が上
死点パルスTDCの発生タイミングに同期して実
行されると、デイーゼル機関4の運転条件が常に
同一の状態で予備制御データD6を得ることでき
るので、予備制御データD6による回転速度フイ
ードバツク制御を安定に行なうことができる。
このようにして得られた予備制御データD6は、
切換スイツチ16に入力され、後述の如くして、
サーボ制御部に何らかの障害が発生していること
が判別されると、データD5に代えてデータD6
駆動回路17に印加される。
サーボ制御部における障害の有無を判別するた
め、データD2,D3が入力されている故障判別部
12が設けられている。故障判別部12では、デ
ータD2,D3に基づき、コントロールスリーブの
目標位置Rtと実際の位置Raとの差分の値が所定
時間以上所定値以上となつているか否かが判別さ
れ、この判別結果に基づいてサーボ制御部に何ら
かの障害が生じたか否かの判別が行なわれる。即
ち、その差分が所定時間以上所定値以上となつて
いる場合にはサーボ制御部に何らかの障害が生じ
たものと判別され、それ以外の場合にはサーボ制
御部は正常に作動していると判別される。この判
別結果を示す判別信号S2が故障判別部12から出
力され、スイツチ制御部23及び表示器24に
夫々入力される。
表示器24は、判別信号S2によつてサーボ制御
部の障害が示された場合、ランプ、ブザー等の適
宜に手段により障害発生の表示を行なう。スイツ
チ制御部23は、切換スイツチ16の切換制御及
び燃料噴射ポンプ2に設けられていて燃料の供
給、停止制御を行なう燃料カツト電磁弁25のオ
ン、オフ制御を行なうためのものであり、スイツ
チ制御部23は、デイーゼル機関4を始動させる
ための始動スイツチ26がオンとされることによ
り出力される始動信号STと判別信号S2とに応答
して作動する。
スイツチ制御部23は、機関の運転中において
判別信号S2がサーボ制御部に障害が生じた旨の内
容になつたとき、燃料カツト電磁弁25を閉じて
燃料をカツトし、機関の始動時、即ち始動信号
STが出力されている状態において、判別信号S2
が、サーボ制御部の障害が生じた旨の内容になつ
ているときに、切換スイツチ16を実線で示され
る状態から点線で示される状態に切換えると共に
燃料カツト電磁弁25を開き、始動信号STが出
力されている状態において判別信号S2が障害なし
の内容であれば、切換スイツチ16を実線の如く
切換えた状態で燃料カツト電磁弁25を開くよ
う、燃料カツト電磁弁25を開閉制御するための
制御信号S3と、切換スイツチ16を制御するため
の制御信号S4とを出力する。
このような構成によれば、デイーゼル機関4の
運転中にサーボ制御部に何らかの障害が生じたこ
とが故障判別部28において判別されると、燃料
カツト電磁弁25が閉閉じられ、デイーゼル機関
4が運転停止状態となる。このとき、表示器24
により障害の発生が表示されるので、運転者は障
害の発生を直ちに知ることができ、デイーゼル機
関4の運転停止による必要な措置を直ちにとるこ
とができる。
このようにしてデイーゼル機関4の運転が停止
された後、始動スイツチ26をオンすると、スイ
ツチ制御部23からの制御信号S3により燃料カツ
ト電磁弁25が開かれ、このとき切換スイツチ1
6は制御信号S4により点線で示される如く切換え
られる。このため、データD5に代えて、データ
D6が駆動回路17に供給され、回転速度フイー
ドバツク制御により、デイーゼル機関4の回転速
度を、アクセルペダル6の操作量に応じて制御す
ることができる。上述の各制御動作中において、
デイーゼル機関4の回転速度が所定の上限回転速
度Nnax以上となつた場合に、デイーセル機関4
の運転を停止させるため、回転速度Nnaxの値を
示すデータD6と速度データNとが入力さされて
いる速度判別部27を備えており、N>Nnax
なつた場合に、燃料カツト電磁弁25を閉じる制
御信号S5が速度判別部27より出力される。この
ため、データD5又はD6に基づく制御動作中に、
何らかの理由によつて機関速度が異常に増大した
場合、該速度判別部27によりデイーゼル機関4
への燃料供給が停止されるため、機関の安全な運
転を確保することができる。故障判別部28に
は、速度データN、目標速度データNt及び判別
信号S2が入力されており、判別信号S2によつてサ
ーボ制御部に故障が生じたことが示されている場
合において、|N−Nt|の値が所定値α以上の状
態がある時間以上連続した生じたか否かの判別を
行なう。若し、|N−Nt|>αの状態が所定時間
以上連続して生じた場合にはTDCセンサ8、ア
クチエータ15等の故障であると判断し、燃料カ
ツト電磁弁25を閉じるための信号S4を出力し、
これにより燃料カツト電磁弁25を閉じてデイー
ゼル機関4の運転を停止させる。
上述の如く、本装置では、サーボ制御部に障害
が発生した場合、データD6による回転速度フイ
ードバツク制御に切換えられるので、例えば車輛
用の内燃機関装置の場合であれば、車輛を自力で
安全な場所へ移動させることができる。尚、この
場合においても、表示器24により非常運転モー
ドである旨の表示が行なわれるので、運転者の注
意を喚起させることができ、安全運転に役立つも
のである。
第2図及び第3図には、第1図に示した装置の
制御系のうち、一点鎖線で囲んだ部分をマイクロ
コンピユータを用いて構成する場合の制御プログ
ラムのフローチヤートが示されている。
第2図を参照して制御プログラムの説明を行な
うと、プログラムのスタート後、先ずステツプ3
1において初期化が行なわれ、各フラグFE,FST
がリセツトされると共に、カウンタCTRも零に
リセツトされる。次いで、データA,N,P等の
データの読込みが行なわれ(ステツプ32)、フ
ラグFEが「1」であるか否かの判別が行なわれ
る(ステツプ33)。フラグFEは、サーボ制御系
に何らかの異常が生じた場合に「1」にセツトさ
れるフラグであり、今の場合、フラグFEは「0」
となつている。次いで、ステツプ34においてデ
ータN,A,Pに基づく目標噴射量Qtの演算が
行なわれ、この演算結果Qtは対応する目標スリ
ーブ位置Rtに変換され(ステツプ35)、その変
換データがデータD2として出力される(ステツ
プ36)。
次にデータD3が読込まれ(ステツプ37)、デ
ータD2,D3に基づいて偏差ΔRの演算が実行され
(ステツプ38)、ΔRが所定値Aより小さいか否
かの判別が行なわれる(ステツプ39)。ΔR<
Aの場合にはカウンタCTRの値が零にリセツト
され(ステツプ40)、ステツプ32に戻る。
若し、ΔR≧Aであると、カウンタCTRの内容
に1が加えられ(Δステツプ41)、カウンタ
CTRの値が所定値Bより大きいか否かの判別が
行なわれる(ステツプ42)。カウンタCTRの値
がB以下の場合には、ステツプ32に戻るが、
CTR>Bとすると、ステツプ43に進みフラグ
FEが「1」にセツトされる。即ち、ΔRの値が所
定値Aより大きい状態が所定値Bで示される時間
以上継続すると、フラグFEが「1」にセツトさ
れ、サーボ制御部に何らかの障害が生じた旨の表
示が行なわれ、燃料カツト電磁弁25が閉じられ
る(ステツプ44)。
フラグFEが「1」となると、ステツプ33の
判別結果はYESとなり、ステツプ45において
始動スイツチ26がオンか否かの判別が行なわ
れ、始動スイツチ26がオフの場合にはステツプ
46でフラグFSTが「1」か否かの判別が行なわ
れる。フラグFSTは、フラグFEが「1」の状態に
おいて始動スイツチ26がオンとされたか否かを
示すフラグである。従つて、この場合フラグFST
は「0」であり、ステツプ44に進むことにな
る。従つて、サーボ制御部に障害が発生したこと
が検出されると、始動スイツチ26がオンとなる
まで、燃料カツト電磁弁25を閉じ、障害の発生
の表示を表示器16により表示しつづけることと
なる。
始動スイツチ26がオンとなると、ステツプ4
5の判別結果がYESとなり、フラグFSTが「1」
にセツトされ(ステツプ47)、燃料カツト電磁
弁25が開かれる(ステツプ48)。しかる後、
スイツチ16が第1図中点線で示される如く切換
えられ、非常制御モードとなる(ステツプ49)。
以後、ステツプ46の判別結果がYESとなり、
非常制御モードによる運転が続けられることにな
る。
第3図には、非常常制御モードとなつた場合の
プログラムの詳細フローチヤートが示されてい
る。第3図のフローチヤートについて説明する
と、ステツプ50においてスイツチ16が第1図
中点線で示される如く切換えられ、アクセルデー
タAに基づいて目標速度Ntが演算される(ステ
ツプ51)。
次いで、速度データN及びブースト圧データP
が夫々所定の最高値Nnax,Pnaxより大きいか否
かの判別を行ない(ステツプ52,53)、ステ
ツプ52,53の判別結果のいずれもがNOの場
合には、第2図のステツプ32に戻る。
若し、ステツプ52,53の少なくともいずれ
は一方において判別結果がYESとなると、燃料
カツト電磁弁25が閉じられ(ステツプ54)、
これによりデイーゼル機関4の運転が中止され、
フラグFSTを「0」にして(ステツプ69)第2
図のステツプ32に戻る。
即ち、N>Nnax又はP>Pnaxとなつた場合に
は、機関の運転を継続することに危険があるた
め、強制的に機関の運転が中止される構成であ
る。
上死点パルスTDCが出力されると、第3図に
示す割込みプログラムが実行される。割込みプロ
グラムは、ステツプ55において、フラグFT
「1」か否かの判別を行なう。フラグFTは、上死
点パルスTDCの周期を計測するため上死点パル
スTDCに応答して作動するタイマが作動中であ
るか否かを判別するためのものである。FT
「0」の場合にはタイマが作動停止状態にあるこ
とを示し、従つて、上死点パルスTDCの入力に
応答してタイマをスタートさせ、フラグFT
「1」とする(ステツプ56)。ステツプ55の判
別結果がNOの場合には、上述のステツプ56の
みの実行でこの割込みプログラムの実行が終了
し、第2図に示す制御プログラムに戻る。尚、こ
の場合においてもタイマの動作は行なわれてお
り、次の上死点パルスTDCの発生に応答して割
込みプログラムINTが実行されると、この場合
には、ステツプ55の判別結果はYESとなり、
ステツプ57においてタイマがストツプされ、フ
ラグFTが「0」にリセツトされる。従つて、タ
イマの計時内容は、1つの上死点パルスTDCが
出力されてから次の上死点パルスTDCが出力さ
れるまでの時間を示しており、このタイマの計時
内容に基づいて、デイーゼル機関4のその時の回
転速度を示す速度データNが演算され(ステツプ
58)、フラグFEが「1」か否かの判別が行なわ
れる(ステツプ59)。
フラグFEが「0」の場合には、データNの演
算を行なつただけで再び第2図の制御プログラム
に戻り、サーボ制御部に何らかの障害が生じてお
りフラグFEが「1」となつている場合には、ス
テツプ60に進み、ステツプ51において演算さ
れた目標速度データNtとステツプ58において
演算された速度データNとから、デイーゼル機関
4の実際の速度と目標速度との差分ΔN(=Nt
N)が演算される(ステツプ60)。次に、ステ
ツプ61においてΔNげ所定値Cより大きいか否
かの判別を行ない、判別結果がNOの場合には、
カウンタCTR1を0とし(ステツプ62)、しか
る後、ステツプ60で得られた差分ΔNに対して
PID制御のための演算が行なわれ(ステツプ6
7)、その結果得られたデータD6が出力され(ス
テツプ68)、第2図に示すプログラムに戻る。
若し、ステツプ61の判別結果がYESの場合
には、カウンタCTR1の内容を1だけ増加させ
(ステツプ63)、カウンタCTR1の値が所定の値
Dより大きいか否かの判別が行なわれる(ステツ
プ64)。ステツプ64の判別結果がNOの場合
にはステツプ67に進み、PID制御が行なわれる
が、ステツプ64の判別結果がYESの場合には、
燃料カツト電磁弁25を閉じることによりデイー
ゼル機関の運転を中止せしめ(ステツプ65)、
しかる後、フラグFSTを「0」にし、第2図に示
されるプログラムに戻る。
このようにして、ΔNの値が所定値C以上の状
態が値Dにより定められる所定時間以上連続して
つづいているか否かの判別が行なわれ、ΔNの値
が所定時間以上連続して所定値C以上の状態とな
つている場合にはデイーゼル機関の運転が停止さ
れることになる。
このように、データD6の演算が上死点パルス
TDC発生に同期して実行される構成となつてお
り、サーボ制御部に障害が生じた場合、回転速度
のフイードバツク制御により安定した機関の回転
速度制御を行なうことができる。
尚、上記実施例では、サーボ制御部に何らかの
障害が発生した場合、制御信号S4により、スイツ
チ16を自動的に点線の如く切換える構成とした
が、スイツチ16の切換は運転者が所望により手
動で行なう構成としてもよい。この場合には、サ
ーボ制御部において障害が発生し、一旦機関の運
転が停止された後、始動スイツチ26をオンとす
る前に、スイツチ16を点線で示されるように切
換えておけば、障害発生後、機関を始動させる
と、回転速度のフイードバツクによる回転速度制
御を行なうことができる。
上記実施例では、目標速度データNtは、アク
セルペダルの踏込量に応じて定められる構成とし
たが、本発明においては、目標速度データNt
所定の一定値に固定されていてもよく、このよう
に目標速度データNtを固定値とすると、非常制
御モードでの運転時には、機関速度が所定の一定
値となるように制御されることとなる。
発明の効果 本発明によれば、上述の如く、サーボ制御部に
何らかの障害が生じると、デイーゼル機関の運転
が一旦停止せしめられると共に障害が発生した旨
の表示が行なわれ、運転者に障害の発生を知らせ
ることができる。そして、始動スイツチをオンに
すると、機関の運転停止状態が解除され、所望に
より非常制御モードで機関の運転を行なうことが
できる。従つて、サーボ制御部に障害が発生して
も、機関の運転が不能になることがなく、車輛等
においては自力での移動が可能となる。また、非
常モードでの運転は、機関が一旦停止したのち、
運転者により始動スイツチがオンとされたときに
実行されるので機関の運転中に突然制御モードが
変更されるのと異なり、機関が急加減速状態とな
ることが防止でき、障害の表示も行なわれるた
め、安全な運転を行なうことができ、安全対策上
極めて好ましいものである。また、非常モードで
の運転は、内燃機関の所定の回転タイミングに同
期して、回転速度フイードバツクのための制御デ
ータが演算される構成であるから、非常モードで
の運転を安定に行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図及び第3図は第1図に示されるブロツク図
の一部分の機能をマイクロコンピユータにより実
行させる場合のプログラムを示すフローチヤート
である。 1…燃料噴射装置、2…燃料噴射ポンプ、4…
デイーゼル機関、5…第1演算部、6…アクセル
ペダル、8…TDCセンサ、9…速度演算器、1
2…故障判別部、13…位置センサ、15…アク
チエータ、16…切換スイツチ、18…回転速度
フイードバツク制御部、19…第2演算部、20
…制御演算部、23…スイツチ制御部、24…表
示器、25…燃料カツト電磁弁、26…始動スイ
ツチ、D5,D6…データ、N…速度データ、A…
アクセルデータ、S2…判別信号、S3,S4…制御信
号、ST…始動信号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内燃機関に燃料を噴射供給するための燃料噴
    射ポンプと、前記内燃機関のクランク軸が所定の
    基準回転位置に達する毎に基準パルスを出力する
    手段と、前記燃料噴射ポンプの燃料調節部材の位
    置を示す位置信号を出力する位置センサを含み前
    記基準パルスと前記位置信号とに少なくとも応答
    し前記内燃機関のその時々の運転状態に応じた所
    要の目標噴射量が得られるよう前記燃料調節部材
    の位置決めを行なうためのサーボ信号を出力する
    サーボ制御部と、該サーボ信号に応答して前記燃
    料調節部材の位置決め操作を行なう駆動部とを備
    えて成る電子制御式の燃料噴射装置において、前
    記サーボ制御部に障害が生じたか否かの判別を行
    なう判別手段と、該判別手段の判別結果に応答し
    前記サーボ制御部に障害が発生した場合に前記内
    燃機関の運転を停止させると共に故障表示を行な
    う手段と、所要の目標回転速度を演算する演算手
    段と、該演算手段における演算結果と前記基準パ
    ルスとに応答し前記基準パルスに同期して前記内
    燃機関の速度を前記目標回転速度とするための制
    御信号を演算出力する手段と、前記判別手段によ
    り前記サーボ制御部に故障が生じていることが判
    別されている場合において始動スイツチがオンと
    なつたことに応答し前記内燃機関の運転停止を解
    除すると共に前記サーボ信号に代えて前記制御信
    号を前記駆動部に供給しうる手段とを備えたこと
    を特徴とする燃料噴射装置。
JP11911984A 1984-06-12 1984-06-12 燃料噴射装置 Granted JPS611851A (ja)

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