JPH0575763U - 帯電器 - Google Patents

帯電器

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JPH0575763U
JPH0575763U JP1488792U JP1488792U JPH0575763U JP H0575763 U JPH0575763 U JP H0575763U JP 1488792 U JP1488792 U JP 1488792U JP 1488792 U JP1488792 U JP 1488792U JP H0575763 U JPH0575763 U JP H0575763U
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JP
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charger
photoconductor
light
shielding plate
insulator
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Pending
Application number
JP1488792U
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English (en)
Inventor
鈴木  誠
Original Assignee
ブラザー工業株式会社
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成により、オゾン等の有害物質を発
生することなく、消費電力を抑えることができ、安定し
て電荷受容体を帯電させる。 【構成】 帯電器10は、中心に線状の発光源12を備
えており、その発光源12の周囲には、円筒状に形成さ
れた遮光板14が配置されている。遮光板14の周囲に
は、円筒状の透明基材16上に透明電極18と透明絶縁
体20とをその順に形成した帯電ドラム22が配置され
ている。これらの遮光板14と帯電ドラム22は、共に
前記発光源12を中心とした同心円上に配置されてい
る。なお、遮光板14は固定配置されており、帯電ドラ
ム22は回転可能に配置されている。そして、前記透明
絶縁体20の表面には、感光体24とその感光体24の
表面に形成された導電層26とからなる感光ドラム28
が、透明絶縁体20と導電層26とが当接して配置され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子写真式画像形成装置等において、電荷受容体を帯電させるため に用いる帯電器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真式画像形成装置等において、感光体を帯電するための帯電器と しては、一般に図3に示すようなコロトロン帯電器80が使用されている。この コロトロン帯電器80は、放電ワイヤ82をシールドケース84で囲むことによ り構成されており、導体88の表面に感光体86を設けることにより構成された 感光ドラム89と対向して配置されている。このコロトロン帯電器80において 、放電ワイヤ82に高電圧を印加すると、放電ワイヤ82と感光体86との間に コロナ放電が発生する。そして、このコロナ放電によって発生したイオンが感光 体86に流れることによって感光体86を帯電する。
【0003】 しかしながら、このようなコロトロン帯電器80においては、放電ワイヤ82 と感光体86との間の距離が離れているために、イオンが感光体86以外に流れ てしまい、有効に使われる割合が少なかった。そのため、感光体86を充分に帯 電させるためにより高い電圧を放電ワイヤ82に印加する必要があり、その結果 、人体に有害なオゾンの発生量が多くなるという欠点があった。また、そのオゾ ンを除去するためのオゾンフィルタ等が必要となったり、印加する電圧を高くす るために電源を大型、高価なものにする必要があった。
【0004】 そこで、近年、導電性ゴムを用いた帯電ローラによる帯電が盛んに研究され、 一部で実用化されるようにもなった(特開昭54−150131号公報、特開昭 56−132356号公報参照)。
【0005】 これは、導電性の芯金に、カーボンブラックや金属粉末等の導電材料を分散さ せた導電性ゴムを導電性接着剤を介して固定し、感光体等の被帯電部材表面に圧 接、転動させることで帯電を行うものである。
【0006】 この帯電ローラを用いた帯電装置では、印加電圧が小さくてすむので電源を小 型、安価にできる、あるいは、オゾンの発生量を抑えることができる等の利点が ある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような帯電ローラを用いても、オゾンを完全に発生しな いようにはできず、人体に有害なオゾンが微量ではあるが発生していた。そのた め、オゾンの発生を完全に抑えることのできる帯電器が望まれていた。
【0008】 本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、簡単な構成 により、オゾン等の有害物質を発生することなく、消費電力を抑えることができ 、安定して電荷受容体を帯電させることのできる帯電器を提供することを目的と する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案の帯電器は、照射される光量に応じて電気抵 抗が変化する電荷受容体と接触配置され、電気的に絶縁された絶縁体と、その絶 縁体を挟んで前記電荷受容体と対向した位置に配置された電極と、前記絶縁体と 前記電荷受容体とが接触する箇所に光を照射するための光源とを有する。
【0010】 なお、前記電極として透明な材質で形成した透明電極を用いてもよい。
【0011】 また、前記光源から発せられた光は前記透明電極を透過して前記電荷受容体に 照射されてもよい。
【0012】
【作用】 上記の構成を有する本考案の帯電器において、電極に電圧を印加すると、絶縁 体の表面に電位が生ずる。この絶縁体と電荷受容体の接する位置には光源から発 せられた光が照射されており、この光により電荷受容体の抵抗率が変化して、電 圧を印加した電極からの電界によって電荷が電荷受容体の表面へ移動する。この 後、光源の光を遮断することで抵抗率が元の状態に戻り、電荷受容体の帯電が保 持される。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の帯電器の一実施例を図面を参照して説明する。
【0014】 はじめに、本実施例の構成について説明する。
【0015】 図1に示すように、本実施例の帯電器10は、中心に線状の発光源12を備え ており、その発光源12の周囲には、円筒状に形成された遮光板14が配置され ている。遮光板14の周囲には、円筒状の透明基材16上に透明電極18と透明 絶縁体20とをその順に形成した帯電ドラム22が配置されている。これらの遮 光板14と帯電ドラム22は、共に前記発光源12を中心とした同心円上に配置 されている。なお、遮光板14は固定配置されており、帯電ドラム22は回転可 能に配置されている。そして、前記透明絶縁体20の表面には、感光体24とそ の感光体24の表面に形成された導電層26とからなる感光ドラム28が、透明 絶縁体20と導電層26とが当接して配置されている。この感光ドラム28は図 示しない回転軸を中心として回転可能に構成されており、感光ドラム28の回転 に伴って帯電ドラム22が回転する。また、前記遮光板14の一部には長軸方向 に延びたスリット状の開口部14aが形成されており、発光源12と開口部14 aとを結んだ直線の延長線上に、透明絶縁体20と導電層26との接触部が配置 されるように、前記遮光板14が固定配置されている。
【0016】 前記発光源12としては冷陰極管が、遮光板14としてステンレス板が、透明 基材16としてアクリルが、透明電極18として酸化インジウムにスズをドープ して作成されるITO膜が、透明絶縁体20として膜厚17μmのポリカーボネ ートが、感光体24として膜厚20μmで暗抵抗が1012〜1013Ω・cmで、 表面に照射される光量が増えるにつれて抵抗率が減少するOPCが、導電層26 としてアルミニウムがそれぞれ好適に利用できる。ここで、導電層26を接地し 、透明電極18には負の電圧を印加するために、周知の電圧発生器(図示せず) を接続する。
【0017】 次に、このように構成された帯電器の動作を説明する。
【0018】 まず、電圧発生器により透明電極18に1000Vの電圧を印加する。そして 、透明絶縁体20を構成するポリカーボネートの誘電率が2.5で、感光体24 を構成するOPCの誘電率が3.0の場合、透明絶縁体20と感光体24とが接 触する箇所での感光体24の表面の電位は約500Vとなる。ここで、発光源1 2から光を発生させると、発せられた光は遮光板14に形成された開口部14a を通過し、透明基材16と透明電極18と透明絶縁体20とを透過して、感光体 24の表面に照射される。すると、感光体24の抵抗率が低下するので、前記電 位によって感光体24表面に電荷が誘起される。そして、感光ドラム28の回転 に伴って、感光体24の表面のいま電荷の誘起された部分は、遮光板14によっ て遮られた光の到達しない部分へ移動するので、感光体24の抵抗率は再び上昇 して、感光体24表面の電荷による電位は保持される。
【0019】 このように構成することにより、感光体24の表面を帯電する際に放電を行わ なくてもよいので、帯電に際してオゾンが発生することもなく、また消費電力も 少なくてよい。
【0020】 上記のような構成の帯電器10は、図2に示すように、図示しないレーザプリ ンタに使用されるプロセスユニット1に搭載されている。そして、上述のように 帯電器10により帯電された感光ドラム28は矢印a方向へ回転する。次に図示 しないレーザ発光素子から発せられたレーザ光30が、形成される文字や図形等 の画像に応じて感光体24の表面に照射されることにより、感光ドラム28には 静電潜像が形成される。このとき、その照射された部分のみ感光体24の表面電 位が−100V程度まで下がる。そして、トナーケース32内に収納されている トナー34が、現像スリーブ36により現像域まで搬送され、感光ドラム28上 の静電潜像を可視像化する。さらに感光ドラム28が回転すると、感光ドラム2 8の表面は用紙38を介して転写ローラ40と接触するので、感光ドラム28の 表面に付着したトナー34が用紙38へ転写される。このとき、帯電器10によ り感光体24が均一に帯電されているので、用紙38には画質の良い画像を形成 することができる。
【0021】 転写の終了した用紙38は図示しない定着手段により定着されて排出される。 一方、用紙38へ転写されずに感光ドラム28に残ったトナー34は、クリーニ ングブレード42により掻き取られ、廃トナーケース44へ収納される。
【0022】 本考案はここで述べた実施例に限定されることなく、その主旨を逸脱しない範 囲において種々の変更を加えることができる。
【0023】 すなわち、本実施例では、線状の光源を用いた実施例について示したが、これ にとらわれることなく、いかなる形状の光源を用いてもかまわない。また、電極 に印可する電圧もいかなる値を用いてもかまわない。さらに、電荷受容体として は、感光ドラムの例を示したが、これにとらわれることなく、イオンによって帯 電する紙状の媒体であってもかまわない。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したことから明かなように、本考案の帯電器によれば、簡単な構成な 帯電器でありながら、人体に有害なオゾンを発生することがなく、また、消費電 力も少なく、電荷受容体を安定して均一に帯電することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した帯電器の一実施例の構成を
説明する説明図である。
【図2】本実施例の帯電器を備えたプロセスユニットの
構成を示す断面図である。
【図3】従来のコロトロン帯電器の構成を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
10 帯電器 12 発光源 14 遮光板 18 透明電極 20 透明絶縁体 24 感光体 26 導体層

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射される光量に応じて電気抵抗が変化
    する電荷受容体と接触配置され、電気的に絶縁された絶
    縁体と、 その絶縁体を挟んで前記電荷受容体と対向した位置に配
    置された電極と、 前記絶縁体と前記電荷受容体とが接触する箇所に光を照
    射するための光源とを有することを特徴とする帯電器。
  2. 【請求項2】 前記電極として透明な材質で形成した透
    明電極を用いることを特徴とする請求項1に記載の帯電
    器。
  3. 【請求項3】 前記光源から発せられた光は前記透明電
    極を透過して前記電荷受容体に照射されることを特徴と
    する請求項2に記載の帯電器。
JP1488792U 1992-03-19 1992-03-19 帯電器 Pending JPH0575763U (ja)

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JP1488792U JPH0575763U (ja) 1992-03-19 1992-03-19 帯電器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007024993A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Ricoh Co Ltd 帯電装置および画像形成装置

Cited By (1)

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