JPH0575729A - 遠方監視制御装置における電話装置 - Google Patents

遠方監視制御装置における電話装置

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JPH0575729A
JPH0575729A JP23005391A JP23005391A JPH0575729A JP H0575729 A JPH0575729 A JP H0575729A JP 23005391 A JP23005391 A JP 23005391A JP 23005391 A JP23005391 A JP 23005391A JP H0575729 A JPH0575729 A JP H0575729A
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JP
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telephone
station
signal
call
extension
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JP23005391A
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Masanori Yamane
政憲 山根
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、遠方監視装置に備えたPBXの内線
を介する通話において、通話待ち時間を大幅に短縮し得
る電話装置を提供することを目的とする。 【構成】監視局40及び複数の被監視局41が通信回線
Lを介して接続され、この通信回線を介して通話伝送す
る電話装置において、監視局40に設けられ該監視局4
0の電話機及び各被監視局41の電話機が内線に接続さ
れた構内交換機42と、構内交換機42から入力する通
話呼出信号及びフック状態信号をトーン信号に変換して
当該内線の被監視局41へ送出する第1の電話インター
フェース装置45と、被監視局41の電話機44から入
力する通話呼出信号及びフック状態信号をトーン信号に
変換して構内交換機42の通話先内線へ送出する第2の
電話インターフェース装置とを具備してなる構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠方監視制御装置の親
局に構内交換機(以下、「PBX」と呼ぶ)を備えて、
子局の電話機とPBXの内線電話機との間、または子局
電話機間で通話可能にした遠方監視制御装置の電話装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】連絡用電話機が付加された遠方監視制御
装置の構成例が図5に示されている。監視局となる親局
1と被監視局となる子局2との間が専用回線L1を介し
て接続されている。
【0003】親局1は監視機能及び通信機能を備えたデ
ータ処理部3を有していて、このデータ処理部3から子
局2へ送信すべき制御情報等のデータが、モデム4を介
して専用回線L1へ送出される。一方、子局2は通信機
能及びその他の必要な機能を備えたデータ処理部5を有
していて、このデータ処理部5から監視情報等のデータ
がモデム6を介して専用回線L1へ送出される。この様
にして、親局1と子局2間で専用回線L1を介した情報
伝送が行われる。
【0004】また、上記遠方監視制御装置における電話
装置は、双方にそれぞれ設けられた専用電話機6,7
と、各電話機6,7を装置本体に接続する電話機インタ
ーフェース回路8,9と、通話呼出しのためのトーン信
号を発生するトーン発信器10,11と、送信されてき
たトーン信号を検出するトーン検出器12,13と、通
話伝送帯域を抽出するローパスフィルタ14,15とか
らなる。
【0005】上記電話装置は、例えば親局の電話機6か
ら子局の電話機7へ通話呼出しする場合、親局の電話機
6による通話呼出信号がトーン信号に変換されて専用回
線L1を介して子局2へ送信される。子局2では、その
トーン信号をトーン検出器13で検出すると、リンガ信
号を発生して電話機7のベルを鳴らす。子局2の電話機
7から親局1の電話機6を呼出す場合も同様に動作す
る。
【0006】遠方監視制御装置による情報伝送と、電話
装置による通話伝送とは、各々異なる伝送帯域を使用す
ることにより、同一の専用回線L1を使っての信号伝送
を可能にしている。
【0007】上記した電話装置は、親局1と子局2との
関係が1対1であるが、複数の子局2との間で専用回線
を利用して通話連絡できるようにするためには、一般に
親局側にPBXを接続した電話装置が使用されている。
親局側にPBXを接続した電話装置の構成例を図6に示
す。
【0008】遠方監視制御装置の親局20に対して、複
数の子局21−1〜21−5が専用回線L1〜L5を介
してそれぞれ接続され、さらに親局20にPBX20及
び電話インターフェース装置23が接続されている。
【0009】親局20は、通信機能及び監視機能を備え
たデータ処理部24、モデム25、各子局毎の端子を有
し所定の伝送周期でもって切替えられる回線切替部26
からなる。
【0010】子局21−1〜21−5は、電話機27
(子局21−2〜21−5の電話機は不図示)が接続さ
れている。子局21の電話機27からのオフ状態信号,
通話呼出信号は、電話機インターフェース回路28から
制御信号としてデータ処理部29へ入力される。そし
て、接点信号に変換されてモデム29、増幅回路30、
2線4線回路31を介して情報伝送される。また、ロー
パスフィルター32で通話伝送帯域に特定された通話信
号が2線4線回路31から通話伝送される。PBX22
は、親局20の電話機33a,33bが内線に接続され
ると共に、残りの内線が各子局21−1〜21−5の各
電話機27に割付けられている。
【0011】電話インターフェース装置23は、子局2
1−1〜21−5の各電話機27に割付けられたPBX
22の内線が、それぞれ回線を介して接続されると共
に、各子局21−1〜21−5の専用回線L1〜L5が
接続されている。この電話インターフェース装置23
は、子局側から専用回線L1〜L5を介して送られて来
るデータをインターフェースして、情報伝送帯域の信
号、例えばフック状態信号、通話呼出信号、監視情報信
号を親局20の回線切替部26へ出力し、通話伝送帯域
のものはPBX22の対応する内線へ出力する。また、
電話インターフェース装置23は、PBX22から送ら
れてくる信号をインターフェースして、情報伝送帯域の
フック状態信号、通話呼出信号は親局20の回線切替部
26へ出力し、通話伝送帯域のものはその送信元の内線
に対応する子局21へ出力する。
【0012】以上のように構成された電話装置におい
て、親局20の電話機33から子局21の電話機27へ
通話呼出しする場合は、図7に示すフローチャートに従
った動作となる。
【0013】すなわち、例えば内線電話機33aの送受
話器を取り、通話先の子局21が接続されているPBX
22の内線番号をダイヤルすると、通話先を呼び出して
いる間は、リングバックトーンがPBX22から発信さ
れると共に、PBX22がリンガを発信する。このリン
ガ信号は電話インターフェース装置23を介して親局2
0の回線切替部26に送られる。
【0014】親局20は、回線切替部26に現れたデー
タを、所定の周期でスキャンすることによって順次取り
込んでいる。従って、このリンガ信号は該当する子局の
スキャン順番が来てからモデム25を介してデータ処理
部24に取込まれる。このようにしてリンガ信号を検出
した親局20は、再びその子局の伝送順番が来たら、通
話先子局21に対する呼出信号を、モデム25,回線切
替部26を介して送出する。
【0015】一方、子局21では呼出信号を受信する
と、リンガを発信して電話機27を鳴らす。この電話機
27の送受話器が取られると、オフフック信号が送信さ
れる。このオフフック信号は、電話インターフェース2
3を介して親局20の回線切替部26に到達する。
【0016】親局20は、回線切替部26に現れたオフ
フック信号を所定のスキャン周期でスキャンしてデータ
処理部24に取込むと、その子局の伝送周期でPBX2
2の該当する内線をオフフックする。これにより、親局
20の電話機33aのリングバックトーンが停止され、
通話可能となる。通話回線が開通した後は、通話信号は
通話伝送帯域のトーン信号であるので、親局20のデー
タ処理部24を介さずに通話可能となる。
【0017】子局21の電話機27から親局20の電話
機33を呼出す場合も同様である。また、子局相互間で
も電話連絡することができる。この場合のフローチャー
トを図8に示す。この場合は、子局21の電話機27の
送受話器を取ると、オフフック信号が電話インターフェ
ース装置23を介して親局20の回線切替部26に送ら
れる。親局20は上記スキャン周期でそのオフフック信
号を検出して、PBX22に対してそのオフフック信号
を送信した子局の内線をオフフックする。この結果、該
当する子局21の電話機27でダイヤルトーンが確認さ
れる。
【0018】このダイヤルトーンを確認した後にダイヤ
ルすることになる。ダイヤルトーン信号は電話インター
フェース装置23を介して直接PBX22へ送信されP
BX22がリンガを発信する。このリンガ信号は、親局
20の回線切替部26へ送信されると共に、そのリング
バックトーン信号が通話元の子局27へ戻される。親局
20は所定のスキャン周期に従ってそのリンガを検出し
て、通話先の子局に対して、呼出信号を上記伝送周期に
従って送信する。
【0019】通話先の子局は呼出信号を受信するとその
電話機のベルを鳴らす。この電話機の送受話器を取る
と、そのオフフック信号が、親局20へ伝送され、所定
のスキャン周期で検出されて、通話先の子局の内線がオ
フフックされ、リングバックトーンが停止される。この
結果、子局間で通話可能になる。
【0020】以上のように、遠方監視制御装置にPBX
22の内線を介して親局20の電話機33と子局21の
電話機27とを接続する電話装置においては、オンフッ
ク、オフフック等のフック状態信号と通話呼出信号とを
接点信号として監視情報などと同じ情報伝送帯域で伝送
している。従って、上記したようにフック状態信号及び
通話呼出信号は親局20で所定のスキャン周期に従って
検出され、その後、所定の伝送周期に従って送信され
る。このため、親局20における時間ロスが大きく、回
線が通話可能な状態となるまでに長時間を要する可能性
がある。
【0021】例えば、一般には通話先の子局21に呼出
信号が着信するまでに20秒程度の時間を要し、さらに
通話先の子局21からオフフック信号が返信されてリン
グバックトーンが停止されるまでに20秒程度の時間を
要するので、合計で40秒間ものロス時間が発生する。
なお、この時間には電話機のベルが鳴ってから送受話器
を取るまでの時間は含まれていない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】このように、遠方監視
制御装置に備えたPBXの内線を介して親局の電話機と
子局の電話機とを接続する電話装置においては、通話可
能な状態となるのに長時間を要するという問題があっ
た。
【0023】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、遠方監視装置にPBXを備えて複数の子局と
の間で通話可能にしたものにおいて、通話可能な状態に
なるまでの待ち時間を大幅に短縮できる遠方監視制御装
置における電話装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、監視局及び複数の被監視局が通信回線を介
して接続され前記監視局と前記被監視局との間で前記通
信回線を介して情報伝送が行なわれる遠方監視制御装置
に備えられ、前記監視局及び被監視局にそれぞれ設けら
れた電話機間で前記通信回線を介して通話するための電
話装置において、前記監視局に設けられ、該監視局の電
話機及び前記各被監視局の電話機が内線に接続された構
内交換機と、前記構内交換機の前記各被監視局側の内線
と前記通信回線とを接続し、前記構内交換機の所定の内
線から入力する少なくとも通話呼出信号及びフック状態
信号を、所定の周波数のトーン信号に変換して当該内線
の被監視局に対応する前記通信回線へ送出する第1の電
話インターフェース装置と、前記各被監視局の電話機と
前記通信回線とを接続し、所定の被監視局の電話機から
入力する少なくとも通話呼出信号及びフック状態信号を
所定の周波数のトーン信号に変換して、前記構内交換機
の通話先の内線へ前記通信回線を介して送出する第2の
電話インターフェース装置とを具備した構成とした。
【0025】
【作用】本発明は以上の手段を講じたことにより、構内
交換機から第1の電話インターフェース装置に入力する
通話呼出信号及び電話機のフック状態信号が、所定周波
数のトーン信号に変換される。これにより、親局の通信
機能を介さずに通話先の電話機に通話呼出しのトーン信
号又はフック状態のトーン信号が着信する。
【0026】また、各被監視局の電話機から構内交換機
の通話先の内線に対して入力される通話呼出信号及びフ
ック状態信号が、第2の電話インターフェース装置で所
定周波数のトーン信号に変換される。これにより、通話
呼出しのトーン信号又はフック状態のトーン信号が各被
監視局から親局を介さずに構内交換機の内線を介して通
話先の電話機に着信する。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
【0028】図1には、本実施例の全体構成が示されて
いる。本実施例は、遠方監視制御装置の親局40に対し
て複数の子局41−1〜41−5が通信回線としての専
用回線L1〜L5を介してそれぞれ接続されている。親
局40にはPBX42が接続されていて、このPBX4
2の内線に親局40の電話機43a,43bが接続され
ている。PBX42の他の内線には、子局41−1〜4
1−5にそれぞれ設けられた電話機44(子局41−2
〜41−5の電話機は不図示)が割付けられている。P
BX42の子局41−1〜41−5の電話機44に割付
けられた内線は、第1の電話インターフェース装置45
に回線毎に接続されている。第1の電話インターフェー
ス装置45は、専用回線L1〜L5を介して各子局41
−1〜41−5から送られてきた情報信号をインターフ
ェースして親局40の回線切替部26へ出力すると共
に、親局40から回線切替部26を介して各子局41−
1〜41−5に対して送出された情報信号をインターフ
ェースして対応する専用回線L1〜L5へ出力する機能
を有する。
【0029】この第1の電話インターフェース装置45
には、各子局41−1〜41−5に対応したインターフ
ェース部46a〜46eが設けられている。各インター
フェース部46は、その両端にハイブリッド回路47,
48がそれぞれ設けられていて、一方のハイブリッド回
路47を介してPBX42の対応する内線に接続され、
他方のハイブリッド回路48を介して子局側の対応する
専用回線L1〜L5に接続されている。
【0030】また、各子局41−1〜41−5にも、上
記インターフェース部46a〜46eと同じ構成のイン
ターフェース部47a(子局41−2〜41−5のイン
ターフェース部は不図示)が設けられていて、第2の電
話インターフェース装置を構成している。
【0031】図2を参照して、第1の電話インターフェ
ース装置45の各インターフェース部46a〜46eに
ついて説明する。なお、各インターフェース部46a〜
46eの構成は同じ構成であるので、ここではインター
フェース部46として説明する。
【0032】このインターフェース部46は、親局40
のモデム25から送出される情報伝送帯域の信号(以
下、「モデム信号」と呼ぶ)が、信号スイッチ回路51
の第1接点51aを介してバンドリジェクトフィルター
52に入力する。バンドリジェクトフィルター52は、
500Hzのトーン信号成分を除去する機能を有し、そ
の出力信号を出力増幅器53に入力する。出力増幅器5
3はその出力端子が2線4線回路48に接続されてい
て、モデム信号は2線4線回路48、トランス54を介
して専用回線Lに送出される。
【0033】また、専用回線Lからインターフェース部
46に入力するモデム信号(子局側が送信)は、トラン
ス54,2線4線回路48を介して増幅器55に入力す
る。この増幅器55の出力端子は、トーン周波数信号を
除去する機能を有するバンドリジェクトフィルター56
と、500Hzのトーン信号のみを通過させるバンドパ
スフィルター57とに接続されている。
【0034】バンドリジェクトフィルター56でトーン
周波数信号が除去された信号、すなわち子局側から送信
された情報伝送帯域のモデム信号が、バンドリジェクト
フィルター56を通る。このモデム信号はスイッチ回路
51の第2接点を介して増幅器58に与えられ、その出
力が親局40のモデム25に受信される。
【0035】さらに、インターフェース部46はPBX
41から入力されるリンガ信号(通話呼出信号)をリン
ガ検出回路61で検出する。このリンガ検出信号はスイ
ッチ回路51の第3接点51cのオン動作に使われる。
トーン周波数である500Hzのトーン信号を発生させ
る発信器62が、この第3接点51cを介して上記出力
増幅器53の入力端に接続されている。従って、リンガ
検出によって500Hzのトーン信号が、発信器62か
ら出力増幅器53に入力されて通話呼出先の子局の回線
へ送出される。なお、このときのトーン信号の送出はリ
ンガ信号と同期することで、1秒間送出、2秒間停止の
周期で送出される。
【0036】また、トランス54では、後述する子局側
から送出される500Hzのトーン信号を受信する。子
局側からのトーン信号は、トランス54、2線4線回路
48を介してバンドパスフィルター57で抽出される。
バンドパスフィルター57から出力されるトーン信号
は、増幅器63を介して500Hz検出回路64で検出
される。検出回路64から出力されるトーン信号検出信
号はリンガ発生回路65に入力する。リンガ発生回路6
5はトーン信号検出信号によってリンガ信号を発生させ
る。このリンガ信号は定電流回路66に入力され、この
定電流回路66がPBX41の内線に接続された親局4
0の電話機43のベルを鳴らす。
【0037】親局40の電話機43の送受話器をとりオ
フフックにすると、定電流回路66の通電量が変化し、
これがフック検出回路67で検出される。フック検出回
路67から発生するオフフック検出信号は、上記スイッ
チ回路51の第3の接点をオンさせる。すなわち、オフ
フック信号が500Hzのトーン信号に変換されて対応
する回線に送出される。
【0038】また、上記インターフェース部46は、P
BX42または親局40の電話機43から入力する音声
信号あるいは400Hzのトーン信号(ダイヤルトー
ン、リングバックトーン、ビジートーン)を、トランス
71、2線4線回路47を介してローパスフィルター7
2に入力する。ローパスフィルター72を通過した音声
信号あるいは400Hzのトーン信号は、スイッチ回路
51の第4接点51dを介してバンドリジェクトフィル
ター52に入力される。そして、バンドリジェクトフィ
ルター52でトーン周波数が取り除かれた後に、出力増
幅器53から対応する回線へ送出される。
【0039】子局側から専用回線を介して入力する音声
信号及び400Hzのトーン信号は、バンドリジェクト
フィルター56でトーン周波数の信号を除去し、ローパ
スフィルター73でモデム信号を除去して、2線4線回
路47,トランス71を介して電話機またはPBX42
へ出力される。一方、子局側にも上記したように図2に
示す回路と同じ構成のインターフェース部47がそれぞ
れ設けられているので、同一符号を付して説明する。
【0040】インターフェース部47では、子局41の
モデム81から親局40に対して送信される監視情報等
のモデム信号は、スイッチ回路51、バンドリジェクト
フィルター52、出力増幅器53、2線4線回路82を
介して当該子局が接続されている専用回線Lへ送出され
る。
【0041】また、親局40から入力する情報信号など
のモデム信号は、トランス54、2線4線回路82を介
して増幅器55に入力され、トーン信号の除去されたモ
デム信号が子局41のモデム81に取り込まれる。
【0042】インターフェース部47では、子局41の
電話機44から入力されるリンガ信号(通話呼出信号)
をリンガ検出回路61で検出し、このリンガ検出信号が
500Hzのトーン信号に変換されて出力増幅器53,
2線4線回路82、トランス54を介して専用回線Lへ
送出される。
【0043】また、インターフェース部47のトランス
54、2線4線回路82に入力する500Hzのトーン
信号は、バンドパスフィルター57を介して500Hz
検出回路64で検出される。検出回路64の検出信号で
リンガ発生回路65が駆動されて子局41の電話機44
が鳴る。
【0044】子局41の電話機44をオフフック状態に
すると、フック検出回路67からオフフック検出信号が
出力される。このオフフック検出信号は500Hzのト
ーン信号に変換されて専用回線Lへ送出される。
【0045】また、インターフェース部47では電話機
44から電話機インターフェース28、2線4線回路8
3を介して入力する音声信号あるいは400Hzトーン
信号を、バンドリジェクトフィルター52でトーン信号
を除去した後に、専用回線Lへ送出する。次に、以上の
ように構成された本実施例における通話呼出信号とフッ
ク状態信号の送受信動作について説明する。
【0046】図3には、親局40の電話機(親局側電話
機)43からある子局41の電話機(子局側電話機)4
4を呼出し、該当する子局41からのオフフック信号を
受信した後、再び子局41からオンフック信号を受信す
るまでのフローチャートが示されている。
【0047】親局側電話機で子局側電話機が割り付けら
れたPBX42の内線をダイヤルすると、PBX42が
該当する内線のリンガを発信する。このリンガ信号は、
第1の電話インターフェース装置45の対応するインタ
ーフェース部47に入力してリンガ検出回路61で検出
される。このリンガ検出信号は、スイッチ回路51で5
00Hzのトーン信号に変換され、通話呼出トーン信号
として子局側電話機の専用回線Lへ送出される。
【0048】子局41のインターフェース部47は、上
記通話呼出トーン信号をトランス54、2線4線回路8
2を介して受信する。受信した通話呼出トーン信号は、
500Hzであるため、バンドパスフィルター57を通
って500Hz検出回路64で検出され、リンガ発生回
路65、定電流回路66によって子局41の電話機44
が鳴らされる。
【0049】ここで、従来の通話呼出信号は接点情報と
して情報伝送帯域を使用していたので、一旦親局40に
取り込んで、所定の伝送周期で再び送出していた。しか
し、本実施例では、通話呼出信号を通話帯域の500H
zのトーン周波数に変換しているので、親局40の通信
機能を介さずに、直接に子局41のインターフェース部
47へ送信できる。これによって、従来は親局での取込
み待ち時間と伝送待ち時間合わせて20秒程度の時間ロ
スがあったものが、本実施例ではそのような待ち時間が
介在しなくなり、約2秒程度で子局側電話機のベルを鳴
らすことができる。
【0050】子局41の電話機44を取ると、それが定
電流回路66、フック検出回路67によって検出されて
オフフック検出信号が発生する。このオフフック検出信
号は、スイッチ回路51で500Hzのトーン信号に変
換される。そして、このオフフックトーン信号が親局4
0のインターフェース部46へ送出される。親局40の
インターフェース部46では、オフフックトーン信号を
受信すると、該当する内線をオフフックする。
【0051】ここで、このオフフック信号も従来は接点
情報として親局40が一旦取込んだ後にオフフック操作
していた。しかし、本実施例では、通話帯域の500H
zのトーン周波数に変換しているので、親局40を介さ
ずに、直接にインターフェース部46で受信して即座に
オフフックされる。よって、フック状態信号も通話呼出
信号と同様に、親局40でのデータ取込み待ち時間と伝
送待ち時間とが介在しないため、伝送時間が2秒程度と
なる。また、ある子局41−1から他の子局41−2へ
通話呼出しする場合のフローチャートを図4に示す。
【0052】発信側の子局電話機をとると、そのオフフ
ック信号が500Hzのトーン信号に変換され、発信側
子局電話機の内線に接続されているインターフェース部
46に入力する。このインターフェース部46aはPB
X42の該当する内線をオフフックする。PBX42は
発信側子局電話機の内線にダイヤルトーン信号を送出す
る。
【0053】発信側子局電話機はダイヤルトーンを確認
してから、通話先をダイヤルすると、PBX42で着信
側子局電話機の内線にリンガが発信され、これが着信側
子局電話機の内線に接続されているインターフェース部
46bで検出されてトーン信号に変換された通話呼出ト
ーン信号が送出される。この通話呼出トーン信号によっ
て着信側の子局電話機が鳴ることになる。
【0054】次に、着信側子局電話機の送受話器を取る
と、オフフック信号が発信され、このオフフック信号が
500Hzのトーン信号に変換されて、着信側子局電話
機の内線に接続されたインターフェース部46bへ送出
される。このオフフックトーン信号を受信したインター
フェース部46bは該当する内線をオフフックしてリン
グバックトーンの発信を停止させる。この結果、子局電
話機間で通話可能になる。
【0055】従って、子局電話機間の通話伝送において
も、通話呼出信号及びフック状態信号が500Hzのト
ーン信号に変換されて伝送されるため、親局40におけ
る待ち時間がなくなり全体として待ち時間が短くなる。
【0056】この様に本実施例によれば、親局40のP
BX42の子局側内線に接続された第1の電話インター
フェース装置45に各インターフェース部46a〜46
eを設けると各子局41−1〜41−5に同様に構成さ
れたインターフェース部47を設けて、通話呼出信号と
フック状態信号とをそれぞれ同一周波数のトーン信号に
変換して送信するようにしたので、親局40での待ち時
間を除去することができ、通話可能になるまでの待ち時
間を大幅に短縮することができる。また、通話待ち時間
が大幅に短縮されることから、遠方監視制御装置におけ
る緊急連絡時等にも十分対応することができる。
【0057】また、各インターフェース部46,47に
は、音声からトーン信号を除去するためのバンドリジェ
クトフィルター56を設けたので、通話中に通話呼出ト
ーン信号及びフック状態トーン信号を伝送しても通話者
が不快感を感じるのを防止できる。
【0058】また、第1の電話インターフェース装置4
5のインターフェース部46a〜46eと、子局41−
1〜41−5に設けられたインターフェース部47とを
同一構成としたので、装置を標準化でき、保守性の向上
及び製品の低価格化を実現できる。なお、本発明は上記
一実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0059】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、遠
方監視制御装置にPBXを備えて複数の子局との間で通
話可能にしたものにおいて、通話可能な状態になるまで
の待ち時間を大幅に短縮できる遠方監視制御装置におけ
る電話装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例となる遠方監視制御装置にお
ける電話装置の全体構成を示す図。
【図2】上記一実施例の電話装置に備えられたインター
フェース部の回路図。
【図3】上記一実施例の電話装置において親局の電話機
から子局の電話機へ通話呼出する場合のデータの流れを
示す図。
【図4】上記一実施例の電話装置において子局電話機間
で通話呼出する場合のデータの流れを示す図。
【図5】従来よりある遠方監視制御装置における電話装
置の全体構成を示す図。
【図6】遠方監視制御装置の親局にPBXを備えた電話
装置の全体構成を示す図。
【図7】図6に示す電話装置において親局の電話機から
子局の電話機へ通話呼出する場合のデータの流れを示す
図。
【図8】図6に示す電話装置において子局電話機間で通
話呼出する場合のデータの流れを示す図。
【符号の説明】
40…親局、41…子局、42…構内交換機、43…親
局側電話機、44…子局側電話機、45…第1の電話イ
ンターフェース装置、46,47…インターフェース
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視局及び複数の被監視局が通信回線を
    介して接続され前記監視局と前記被監視局との間で前記
    通信回線を介して情報伝送が行なわれる遠方監視制御装
    置に備えられ、前記監視局及び被監視局にそれぞれ設け
    られた電話機間で前記通信回線を介して通話するための
    電話装置において、 前記監視局に設けられ、該監視局の電話機及び前記各被
    監視局の電話機が内線に接続された構内交換機と、 前記構内交換機の前記各被監視局側の内線と前記通信回
    線とを接続し、前記構内交換機の所定の内線から入力す
    る少なくとも通話呼出信号及びフック状態信号を、所定
    の周波数のトーン信号に変換して当該内線の被監視局に
    対応する前記通信回線へ送出する第1の電話インターフ
    ェース装置と、 前記各被監視局の電話機と前記通信回線とを接続し、所
    定の被監視局の電話機から入力する少なくとも通話呼出
    信号及びフック状態信号を所定の周波数のトーン信号に
    変換して、前記構内交換機の通話先の内線へ前記通信回
    線を介して送出する第2の電話インターフェース装置
    と、 を具備したことを特徴とする遠方監視制御装置における
    電話装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010087705A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Oki Electric Ind Co Ltd 送信側データ制御装置、受信側データ制御装置、およびデータ伝送制御システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010087705A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Oki Electric Ind Co Ltd 送信側データ制御装置、受信側データ制御装置、およびデータ伝送制御システム

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