JPH0575715U - ズームレンズ鏡胴の軸取り付け構造 - Google Patents

ズームレンズ鏡胴の軸取り付け構造

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JPH0575715U
JPH0575715U JP1544292U JP1544292U JPH0575715U JP H0575715 U JPH0575715 U JP H0575715U JP 1544292 U JP1544292 U JP 1544292U JP 1544292 U JP1544292 U JP 1544292U JP H0575715 U JPH0575715 U JP H0575715U
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JP
Japan
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round hole
support frame
roller shaft
lens group
shaft
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Pending
Application number
JP1544292U
Other languages
English (en)
Inventor
晴樹 大江
Original Assignee
株式会社コパル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ローラー軸の支持枠への取り付けを容易にして
製造コストを抑制する。 【構成】移動可能な第二及び第三レンズ群6,8の支持
枠7,9に、ローラー軸12の頭部が着座する座ぐり2
1を設けた円筒状の丸穴22又は嵌入部がテーパ状の丸
穴27を形成する。ローラー軸12の雄ねじ23は市販
のJIS規格ネジで形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カメラ等に装着されるズームレンズ鏡胴に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラ等に装着されるズームレンズ鏡胴の一例として、図5に示す構造 のものがある。図5はズームレンズ鏡胴の内部構造を示す要部断面図であり、固 定枠1の前側外周には第一レンズ群2を保持するフォーカスヘリコイド3が、固 定枠1に対して螺合部3aで螺合されており、フォーカスヘリコイド3を回動さ せることで第一レンズ群2を光軸方向に進退させて、フォーカス調整できるよう になっている。
【0003】 又、固定枠1の内周側には、光軸に沿って分散配置された複数本のガイドポー ル5が、その両端を固定枠1と第四レンズ群を保持する第四支持枠4とに夫々固 定保持されている。第二レンズ群6を保持する第二支持枠7と、その後方(像面 側)に位置する第三レンズ群8を保持する第三支持枠9とが、夫々孔7aと孔9 aでガイドポール5を貫挿させて、光軸方向に摺動可能になっている。又、固定 枠1の内周面とガイドポール5との間には円筒状のカム筒10が配設されており 、図示しないモータによって光軸を中心に回転可能になっている。しかも、カム 筒10には略螺旋状のカム溝10aが形成され、第二支持枠7と第三支持枠9と に夫々固着されたローラー軸12が摺動可能に嵌合されている。そのため、モー タを回転制御することで、第二レンズ群6と第三レンズ群8を光軸方向に移動さ せ、ズーム調整することができる。 更に、第三レンズ群8の後方には、第四支持枠4に固定保持された第四レンズ 群14が配設されている。
【0004】 次に、第二支持枠7(及び第三支持枠9)へローラー軸12を結合させる構造 について図6及び図7により説明する。図6に示す第一の構造では、第二支持枠 7に切削加工又は射出成形によって予め雌ねじ16を形成しておき、これにJI S規格の市販の雄ねじ17を有するローラー軸12を締め込み、固定するもので ある。 又、図7に示す第二の方法では、支持枠7に円筒状の丸穴18を予め形成して おき、金属製の雄ねじ19が切ってあるローラー軸12を丸穴18に圧入するこ とで、丸穴18に雌ねじを切りながら雄ねじ19と螺合させてゆくようになって いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した第一の構造では、雌ねじ16を支持枠7に形成するた めの切削加工や射出成形による精密な雌ねじ切りは困難であり、精度が出にくい という欠点がある。 又、第二の構造では、金属雄ねじ19を別途製造しなければならず、部品点数 の増加を招き、製造コストが上昇する欠点がある。又、金属雄ねじ19で丸穴1 8に雌ねじを切り込む際に偏芯が生じることを避けられない。そのため、結合状 態でローラー軸12の頭部が傾斜して、カム筒10のカム溝10a内でのローラ ー軸12の円滑な摺動に支障を来す恐れがある。
【0006】 本考案は、このような実情に鑑みて、支持枠へのローラー軸の固定が精密且つ 容易で、製造コストの上昇を抑制できるようにしたズームレンズ鏡胴の軸取り付 け構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案によるズームレンズ鏡胴の軸取り付け構造は、ガイドポールにガイドさ れて光軸方向に移動可能な移動レンズ群の支持枠に固定されたローラー軸が、支 持枠の外周側に位置して回転可能なカム筒に形成されたガイド溝に摺動可能に嵌 合されており、カム筒を回転させることで移動レンズ群を進退させるようにした ズームレンズ鏡胴において、 移動レンズ群の支持枠に円筒状の丸穴又はテーパ状に拡がる嵌入部と円筒状部 とから成る丸穴を形成すると共に、この丸穴に螺合するローラー軸の雄ねじとし て所定の山形を備えたネジを用いたことを特徴とするものである。 又、支持枠上の丸穴周囲に、ローラー軸の頭部が嵌入する凹部を形成してもよ い。
【0008】
【作用】
市販のJIS規格等所定の山形を備えた雄ねじを有する頭部を、丸穴に回転さ せながら圧入させることで、円筒状の丸穴に雌ねじが切られつつ雄ねじが進入し て、螺合されて互いに結合される。丸穴の嵌入部がテーパ状になっていれば雄ね じの円筒状部への挿入がガイドされる。 又、丸穴周囲の凹部にローラー軸の頭部が嵌合して着座することで、結合時に 雄ねじ部の偏芯を抑制することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例を添付図面に基づいて説明するが、上述した従来 技術と同様の部材又は部分には同一の符号を用いてその説明を省略する。 図1は本考案の一実施例を示すものであり、第二支持枠7(及び第三支持枠9 )にはローラー軸12の頭部12aが嵌合して着座する凹部形状の座ぐり21と 、座ぐり21の中心部に形成されたストレートの円筒状丸穴22とが形成されて いる。又、ローラー軸12には雄ねじ23が取り付けられており、この雄ねじ2 3は所定の山形が整然と形成されているネジで、一般的にはJISにより定めら れている汎用性の高い規格ネジが用いられている。
【0010】 本実施例は上述のように構成されているから、ズームレンズ鏡胴の組み立て時 において、第二支持枠7にローラー軸12を取り付ける際、ローラー軸12の雄 ねじ23を丸穴22にねじ込めば、雄ねじ23が丸穴22を変形させて雌ねじを 切りながら進入する。しかも、ねじ込みの最終段階ではローラー軸12の頭部1 2aが座ぐり21に嵌合して着座する。 そのため、雄ねじ23が偏芯することもなく容易且つ精密にローラー軸12を 第二支持枠7に螺合して固定することができる。 しかも、本実施例においては、図2に示すように、各レンズ群を保持する第二 及び第三支持枠7,9にガイドポール5を貫挿させてカム筒10内に挿入し、ズ ームリング25を被せた後にその外側から孔25aを介してローラー軸12を第 二及び第三支持枠7,9に螺合させることができる。そのため、組み立て作業の 任意性及び作業能率を向上できる。
【0011】 上述のように本実施例は、ローラー軸12に金属ネジ等を使用することなく市 販の雄ねじ23を使用でき、しかも座ぐり21を設けたから、製造コストを抑制 でき、雌ねじを切り込むときに偏芯が生じるおそれがなく位置精度を向上でき、 精密且つ容易にローラー軸12を各支持枠7,9に結合できる。 又、ローラー軸12はカム筒10やズームリング25等の外側から取り付けす ることも可能であり、組み立て作業の任意性及び能率を向上させることができる 。
【0012】 図3及び図4は、本考案によるローラー軸12の取り付け構造の変形例を示す ものである。 本考案においては必ずしも座ぐりを設ける必要はなく、図3の要部断面図に示 すように、ローラー軸12の雄ねじ23は直接丸穴26に挿入され、ネジ切りさ れるようにしてもよい。 又、図4に示す要部断面図においては、第二支持枠7(第三支持枠9)の丸穴 27も座ぐりが設けられておらず、雄ねじ23に形成されたテーパ状の嵌入部2 7aと、その下側に形成されたストレートの円筒状部27bによって形成されて いる。これにより、ローラー軸12の雄ねじ23はテーパ状部27aによって円 筒状部27bの中心方向にガイドされ、円筒状部27bへの挿入が一層容易にな る。
【0013】
【考案の効果】
上述のように、本考案に係るズームレンズ鏡胴の軸取り付け構造は、軸の雄ね じとして規格ネジを用い、移動レンズ群の支持枠に円筒状丸穴又はテーパ状の嵌 入部を有する丸穴を形成したから、結合が容易で組み立て作業を容易にすること ができ、更に製造コストを抑制できる。 又、凹部を設けたから、偏芯を抑制してローラー軸の位置精度を向上させるこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による、支持枠とローラー軸
との結合構造を示す要部断面図である。
【図2】ズームレンズ鏡胴の構成部品の要部分解斜視図
である。
【図3】図1の実施例の変形例を示す要部断面図であ
る。
【図4】図1の実施例の他の変形例を示す要部断面図で
ある。
【図5】ズームレンズ鏡胴の要部構成を示す断面図であ
る。
【図6】従来の支持枠とローラー軸との結合構造を示す
要部断面図である。
【図7】従来の支持枠とローラー軸との他の結合構造を
示す要部断面図である。
【符号の説明】
5……ガイドポール、6……第二レンズ群、7……第二
支持枠、8……第三レンズ群、9……第三支持枠、12
……ローラー軸、12a……頭部、22,26,27…
…丸穴、23……雄ねじ、27a……嵌入部、27b…
…円筒状部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドポールにガイドされて光軸方向に進
    退可能な移動レンズ群の支持枠に固定された軸が、回転
    可能なカム筒に形成されたガイド溝に摺動可能に嵌合さ
    れており、該カム筒を回転させることで移動レンズ群を
    進退させるようにしたズームレンズ鏡胴において、 前記移動レンズ群の支持枠に円筒状の丸穴又はテーパ状
    の嵌入部と円筒状部とから成る丸穴を形成すると共に、
    該丸穴に螺合する前記軸の雄ねじとして所定の山形を備
    えたネジを用いたことを特徴とする軸取り付け構造。
  2. 【請求項2】前記支持枠上の丸穴周囲に、軸の頭部が嵌
    入する凹部を形成したことを特徴とする請求項1に記載
    の軸取り付け構造。
JP1544292U 1992-03-24 1992-03-24 ズームレンズ鏡胴の軸取り付け構造 Pending JPH0575715U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016110006A (ja) * 2014-12-10 2016-06-20 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器

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JPS597319A (ja) * 1982-07-05 1984-01-14 Hitachi Ltd ズ−ムレンズ用カムフオロア

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