JPH0575670U - デジタルオシロスコープ - Google Patents
デジタルオシロスコープInfo
- Publication number
- JPH0575670U JPH0575670U JP1103991U JP1103991U JPH0575670U JP H0575670 U JPH0575670 U JP H0575670U JP 1103991 U JP1103991 U JP 1103991U JP 1103991 U JP1103991 U JP 1103991U JP H0575670 U JPH0575670 U JP H0575670U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- waveform
- observed waveform
- digital oscilloscope
- observed
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Measuring Frequencies, Analyzing Spectra (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】デジタルオシロスコープに関し、その目的は、
サンプルクロック周波数を観測波形の繰り返し周波数に
応じて任意に設定できるようにし、観測波形を高精度で
再生できるデジタルオシロスコープを実現することにあ
る。 【構成】観測波形をA/D変換部でデジタル信号に変換
して波形表示するデジタルオシロスコープにおいて、前
記観測波形の繰り返し周波数を測定する周波数測定部
と、該周波数測定部の測定結果に従って出力周波数が観
測波形の繰り返し周波数の整数分の1倍に設定されるサ
ンプルクロックを前記A/D変換部に出力する周波数可
変クロック発生部とを設けたことを特徴とする。
サンプルクロック周波数を観測波形の繰り返し周波数に
応じて任意に設定できるようにし、観測波形を高精度で
再生できるデジタルオシロスコープを実現することにあ
る。 【構成】観測波形をA/D変換部でデジタル信号に変換
して波形表示するデジタルオシロスコープにおいて、前
記観測波形の繰り返し周波数を測定する周波数測定部
と、該周波数測定部の測定結果に従って出力周波数が観
測波形の繰り返し周波数の整数分の1倍に設定されるサ
ンプルクロックを前記A/D変換部に出力する周波数可
変クロック発生部とを設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案はデジタルオシロスコープに関し、更に詳しくは、サンプルクロック系 統の改善に関する。
【0002】
従来のデジタルオシロスコープにおけるサンプルクロック系統は基準周波数発 生器と分周器とで構成されていて、選択できる周波数は100MHz,50MHz,20MHz,10M Hz,…など最高サンプルクロック周波数の整数分の1のみである。
【0003】 ところで、このようなデジタルオシロスコープの応用例として、デジタルオシ ロスコープで測定された波形データを任意波形発生器に入力して測定波形を再生 する方法がある。
【0004】
しかしながら、従来のデジタルオシロスコープで観測した波形は、必ずしもサ ンプルクロック周波数の整数分の1倍になるとは限らない。
【0005】 この結果、例えば図4のように本当の波形Aと再生波形Bの間にズレCを生じ てしまい、特に基本波成分のスペクトラムを精度よく再現できないという問題が ある。
【0006】 このような波形相互間のズレCは、例えばリサンプリングにより波形演算処理 することができるが、膨大な計算時間が必要になり、現実的ではない。
【0007】 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、サン プルクロック周波数を観測波形の繰り返し周波数に応じて任意に設定できるよう にし、観測波形を高精度で再生できるデジタルオシロスコープを実現することに ある。
【0008】
本考案のデジタルオシロスコープは、 観測波形をA/D変換部でデジタル信号に変換して波形表示するデジタルオシ ロスコープにおいて、 前記観測波形の繰り返し周波数を測定する周波数測定部と、 該周波数測定部の測定結果に従って出力周波数が観測波形の繰り返し周波数の 整数分の1倍に設定されるサンプルクロックを前記A/D変換部に出力する周波 数可変クロック発生部、 とを設けたことを特徴とする。
【0009】
A/D変換部は出力周波数が観測波形の繰り返し周波数の整数分の1倍に設定 されたサンプルクロックに従って観測波形をデジタル信号に変換する。
【0010】 これにより、デジタルオシロスコープで測定された波形データを任意波形発生 器に入力して測定波形を再生する場合にも、観測波形の基本波成分のスペクトラ ムを精度よく再現できる。
【0011】
以下、図面を参照して、本考案の実施例を詳細に説明する。
【0012】 図1は本考案の一実施例を示すブロック図である。図において、1は観測波形 INが入力される入力端子であり、アッテネータやアンプで構成されるアナログ 部2を介してA/D変換部3及び周波数測定部4に接続されている。A/D変換 部3の出力端子はアクイジションメモリ5に接続され、該アクイジションメモリ 5の出力端子は表示部6の入力端子に接続されている。周波数測定部4の出力端 子は周波数可変クロック発生部7に接続され、該周波数可変クロック発生部7の 出力端子はA/D変換部3及びアクイジションメモリ5のクロック端子に接続さ れている。
【0013】 このような構成において、周波数測定部4は観測波形INの周波数を測定し、 測定結果を周波数可変クロック発生部7に出力する。なお、周波数測定部4とし は例えばカウンタを用いる。周波数可変クロック発生部7は観測波形INの周波 数の測定結果に基づいて出力クロック周波数を観測波形INの周波数の整数分の 1倍に設定する。なお、周波数可変クロック発生部7としては設定周波数が5〜 10桁程度のシンセサイザ方式のクロック発生器を用いる。シンセサイザ方式の クロック発生器には、 間接合成方式 直接合成方式 直接デジタル合成方式(DDS) 等の各種の方式があるが、コスト的にはDDS方式が有利である。
【0014】 図2は上述の処理の流れを示すフローチャートである。まず、固定のクロック 周波数で観測波形INを測定し(ステップ)、周波数測定部4により観測波形 INの周波数を測定する(ステップ)。該周波数測定結果に従って周波数可変 クロック発生部7の出力クロック周波数を観測波形INの周波数の整数分の1倍 に設定する(ステップ)。その後、観測波形INの周波数の整数分の1倍に設 定された出力クロック周波数で再度観測波形INを測定する(ステップ)。そ して、該ステップ4での観測波形データを例えば任意波形発生器に入力して観測 波形INを再生する(ステップ)。
【0015】 このような構成により得られる測定波形データは、サンプルクロック周波数が 観測波形INの周波数の整数分の1倍に設定された状態でのものなので、該観測 波形データを任意波形発生器に入力することにより観測波形INを高精度で再生 できる。
【0016】 なお、上述の実施例では周波数測定部4を別途設ける例を示しているが、固定 クロック周波数での波形データに基づいて計算処理で求めるようにしてもよい。
【0017】
以上詳細に説明したように、本考案によれば、以下のような効果が得られる。
【0018】 比較的簡単な回路構成でサンプルクロック周波数を観測波形INの周波数の整 数分の1倍という最適な値に設定できる。これにより、測定データを用いて観測 波形INを再生した場合に、観測波形INと再生波形のスペクトラム(特に基本 波成分)のズレを生じることがない。
【0019】 また、リサンプリング等の膨大な計算時間が省略でき、高速測定が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の処理の流れのフローチャートである。
【図3】従来の装置での観測波形と再生波形の比較図で
ある。
ある。
1 入力端子 2 アナログ部 3 A/D変換部 4 周波数測定部 5 アクイジションメモリ 6 表示部 7 周波数可変クロック発生部
Claims (1)
- 【請求項1】 観測波形をA/D変換部でデジタル信号
に変換して波形表示するデジタルオシロスコープにおい
て、 前記観測波形の繰り返し周波数を測定する周波数測定部
と、 該周波数測定部の測定結果に従って出力周波数が観測波
形の繰り返し周波数の整数分の1倍に設定されるサンプ
ルクロックを前記A/D変換部に出力する周波数可変ク
ロック発生部、 とを設けたことを特徴とするデジタルオシロスコープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1103991U JPH0575670U (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | デジタルオシロスコープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1103991U JPH0575670U (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | デジタルオシロスコープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0575670U true JPH0575670U (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=11766917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1103991U Withdrawn JPH0575670U (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | デジタルオシロスコープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0575670U (ja) |
-
1991
- 1991-03-04 JP JP1103991U patent/JPH0575670U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950615 |