JPH0575445A - Cpuの発振周波数変動の補正装置および補正方法 - Google Patents

Cpuの発振周波数変動の補正装置および補正方法

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JPH0575445A
JPH0575445A JP21130091A JP21130091A JPH0575445A JP H0575445 A JPH0575445 A JP H0575445A JP 21130091 A JP21130091 A JP 21130091A JP 21130091 A JP21130091 A JP 21130091A JP H0575445 A JPH0575445 A JP H0575445A
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JP
Japan
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oscillation frequency
oscillator
voltage
cpu
temperature
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JP21130091A
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Daisuke Hata
大介 畑
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストのCR発振器を用いつつもCPUの
発振周波数の変動を合理的に補正し時間的なソフト処理
に変化が生じないようにする。 【構成】 電源電圧および周囲温度が基準測定条件にあ
るとき測定したCR発振器の発振周波数を基準の発振周
波数としてEPROM16で記憶しておく。一方、現
在の電圧を電圧検出器14で検出するとともに現在の温
度を温度検出器15で検出する。EPROM16で記
憶した発振周波数の値と現在の電圧および温度の検出値
から、基準測定条件下での発振周波数からの周波数変動
をCPU11によりあらかじめ決められた演算で補正
し、現在の周波数の正確な値を間接的に求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CPUの発振周波数変
動の補正装置および補正方法に関し、より詳細には、コ
ストの低いCR発振器の発振周波数の変動を補正して正
確な発振周波数が得られるCPUの発振周波数補正装置
および補正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より中央処理装置(以下、「CP
U」という)の動作クロック発振素子には、水晶、セラ
ミック、CR(コンデンサと抵抗)が用いられている。
【0003】図6は、従来の水晶またはセラミック発振
器の回路図を示すものであり、図中の1はCPUであ
り、このCPU1の発振回路入力1aと発振回路出力1
b間には、水晶またはセラミック2が接続されている。
この水晶またはセラミックと並列に、帰還抵抗R2が接
続されている。発振回路入力1aと発振回路出力1b
は、それぞれコンデンサC1,C2を介してアースされ
ている。
【0004】このような水晶またはセラミック発振器の
場合は、発振周波数が正確でかつ安定しているととも
に、発振周波数も数十KHz〜数十MHzと広い利点を
有する。
【0005】しかしながら、その反面、水晶は、発振立
ち上がりが遅く、また、コストも高いという難点があ
る。
【0006】一方、図7は、CR発振器の回路図であ
り、CPU1の発振回路入力1aは、抵抗Rとコンデン
サCとの接続点に接続されている。この抵抗Rとコンデ
ンサCは、電源とアース間に直列に接続されている。
【0007】このようなCR発振器の場合、発振周波数
が不正確で、かつ不安定であり、しかも発振周波数も数
Hz〜数百KHzと、比較的周波数が低いという難点が
ある。しかしながら、その反面、コストが安いという利
点を有する。
【0008】ところで、図6の水晶またはセラミック発
振器および図7のCR発振器におけるCPU1のソフト
の処理時間は、発振周波数により変わる。このため、処
理時間に精度が要求されるカメラのシャッタスピードな
どをコントロールするCPUの発振素子には、精度の悪
い図7で示したようなCR発振器ではなく、図6で示し
たような水晶またはセラミック発振器が使用されてきた
が、上述のように、水晶またはセラミック発振器は、C
R発振器より割高になるため、安価なCR発振器を用い
ても、精度を満足できる装置の出現が望まれるところで
ある。
【0009】カメラのCPUでは、多くの場合、セラミ
ック発振素子を用いているが、コストの安い低機能カメ
ラでは、それほど高速処理スピードを要しないので、コ
ストの安いCR発振器を用いている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CR発
振器の場合には、コンデンサや抵抗の誤差(バラツキ)
およびCPUの電源電圧の変動、温度変化により、周波
数が大きく変動してしまい、時間を正確に制御する処理
には相応しくない。
【0011】そこで、コンデンサや抵抗を可変として、
周波数を調整する方法が考えられるが、コストが高くな
ってしまうばかりでなく、電源電圧変動、温度変化によ
る周波数変動は改善されない。
【0012】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、CR発振器の電圧変動
あるいは温度変化等に伴う発振周波数の変動を正確に補
正でき、かつ安価に構成できるCPUの発振周波数変動
の補正装置およびその補正方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
の目的を達成するために、CR発振器を用いたCPUに
おいて、上記CR発振器の基準発振周波数を記憶する記
憶手段と、上記CR発振器の発振周波数変動を間接的に
検出する検出手段と、上記記憶手段で記憶された発振周
波数と上記検出手段により間接的に検出された現在の検
出値とから時間的なソフト処理に変化が生じないように
補正する中央処理装置とを具備したことを特徴としたも
のである。
【0014】また、請求項2の発明は、上記検出手段
は、温度検出器および/または上記CR発振器に印加す
る電圧を検出する電圧検出器により構成されることを特
徴としたものである。
【0015】さらに、請求項3の発明は、CR発振器の
基準温度、基準電圧の下での基準発振周波数を測定して
記憶手段に記憶するとともに、上記CR発振器の発振周
波数の変動と周囲温度および電圧の変動との関係を予め
求めておき、適宜時点で上記周囲温度および電圧を検出
手段で検出し、上記記憶した基準発振周波数と上記適宜
時点における検出手段の値とから現在の発振周波数の変
動をあらかじめ決めた演算により補正することを特徴と
したものである。
【0016】
【作用】上記のように構成されたCPUの発振周波数変
動の補正装置は、検出手段によりCR発振器の発振周波
数を変動させる要因となる電圧および/または周囲温度
を検出し、この要因となる電圧あるいは周囲温度の基準
値におけるCR発振器の発振周波数を記憶手段に記憶し
ておき、所定間隔おきに電圧あるいは周囲温度を検出
し、CR発振器の発振周波数の変動に対しては、中央処
理装置で、記憶手段に記憶した発振周波数と、検出手段
で検出した電圧および/または周囲温度の変化の値と、
CR発振器の現在の発振周波数とから、あらかじめ決め
られた演算により、CR発振器の現在の発振周波数の変
動を補正して、正確な発振周波数を得るようにしてい
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
具体的に説明する。図1は、本発明に係るCPUの発振
周波数変動の補正装置の一実施例の全体構成を示すブロ
ック図である。
【0018】この図1において、11はCPUであり、
このCPU11の端子Vccには、電池12の正極が接
続されている。電池12は、全体の電源となるものであ
り、その負極は、CPU11の端子GNDに接続されて
いる。
【0019】電池12の正極は、スイッチ13を介し
て、ラインL1に接続されている。ラインL1は、正の
電源ラインとなるものであり、このラインL1には、電
圧検出器14、温度検出器15、EPROM16が接
続されている。
【0020】電圧検出器14と温度検出器15とによ
り、CR発振器の発振周波数変動の要因となるデータ
(電圧、温度)を検出する検出手段を構成している。C
R発振器の発振周波数は、周知のように、CR発振器に
印加される電圧の変動および周囲温度の変動によって変
化するものであり、これらの電圧の変動および温度の変
動をそれぞれ電圧検出器14、温度検出器15で検出す
るようにしている。
【0021】これらの電圧検出器14の検出器出力およ
び温度検出器15の検出出力は、それぞれCPU11に
出力するようになっている。
【0022】また、EPROM16は、記憶手段とし
て使用するものであり、電源電圧が基準電圧のときであ
って、周囲温度が基準温度のときのCR発振器の発振周
波数、換言すれば、発振周波数を変動させる要因となる
電源電圧と周囲温度の基準値における基準発振周波数を
記憶させるようになっており、このEPROM16の
書込み、読出しは、CPU11により行われるようにな
っている。
【0023】さらに、上記電池12の負極は、ラインL
2に接続されている。このラインL2は、負の電源ライ
ンとなるものであり、このラインL2には、電圧検出器
14、温度検出器15、EPROM16の各負極側が
それぞれ接続されている。すなわち、これらの電圧検出
器14、温度検出器15、EPROM16は、それぞ
れラインL1,L2から動作電源が供給されるようにな
っている。
【0024】ラインL1とL2には、抵抗R1とコンデ
ンサC1との直列回路と、抵抗R2とコンデンサC2と
の直列回路がそれぞれ接続されている。これらの抵抗R
1,R2,コンデンサC1,C2は、CR発振器の発振
素子を構成するものである。
【0025】抵抗R1とコンデンサC1との接続点は、
CPU11の端子RESETに接続され、抵抗R2とコ
ンデンサC2との接続点は、CPU11の端子Xinに
接続されている。かくして、CPU11と抵抗R1,R
2,コンデンサC1,C2とにより、CR発振器を構成
している。
【0026】このように構成されたこの実施例の動作を
説明する。工場での製造時に、CPU11と抵抗R1,
R2,コンデンサC1,C2とによるCR発振器の製造
時に、スイッチ13をオンにして、電圧検出器14,温
度検出器15,EPROM16,CPU11を作動状
態にするとともに、所定の基準電圧でかつ、常温という
基準測定条件により、CR発振器の基準発振周波数をE
PROM16に記憶しておく。
【0027】すなわち、測定基準電圧と、基準温度での
CR発振器の発振周波数を測定し、その測定した発振周
波数を基準発振周波数として、CPU11によりE
ROM16に記憶しておく。CR発振器の発振周波数の
変動要因は、印加電圧の変動、周囲温度の変動、抵抗や
コンデンサの容量のバラツキなどが挙げられる。
【0028】図2は、図1のCR発振器をCPU11の
クロック発振器として使用した場合の電源電圧対クロッ
ク発振周波数との関係を示す特性図である。ただし、温
度は25℃(常温)の場合である。
【0029】この図2では、抵抗は、56KΩ、100
KΩ、150KΩの場合をそれぞれパラメータにして示
したものであり、いずれの抵抗値の場合にも、電源電圧
VDDが上昇するにつれて、クロック発振周波数が上昇
することがわかる。つまり、発振周波数が変動すること
を示している。
【0030】また、図3は、図1のCR発振器をCPU
11のクロック発振器として使用した場合の周囲温度対
クロック発振周波数との関係を、抵抗56KΩ、電源電
圧5Vの場合と、抵抗100KΩ、電源電圧3Vの場合
と、抵抗150KΩ、電源電圧2.5Vの場合をそれぞ
れパラメータにして示した例を示している。
【0031】この図3から明らかなように、いずれのパ
ラメータの場合にも、周囲温度の上昇にともない、クロ
ック発振周波数が低下することがわかる。つまり温度に
対して発振周波数が変動することを示している。
【0032】さらに、図4は、外付け抵抗値対クロック
発振周波数の関係を示し、温度25℃で、電源電圧5V
の場合と2.5Vの場合をそれぞれパラメータにして示
したものである。この図4の場合には、抵抗値の増加に
つれて、クロック発振周波数が低下することがわかる。
【0033】この図2〜図4の例は、いずれも図1の場
合のコンデンサC2は、CPU11に内蔵され、抵抗R
2が外付けの場合である。この図2〜図4からも明らか
なように、電源電圧や周囲温度により、あるいは抵抗の
変化に伴ってクロック発振周波数が変動することがわか
るが、コンデンサの容量でも、発振周波数が変わり、コ
ンデンサの容量が大きくなると、発振周波数が低くな
る。
【0034】一般に、抵抗精度は、±5%程度であるの
に対して、コンデンサ容量精度は、±20%程度であ
り、また、温度、湿度による変動もコンデンサの場合の
方が大きい。
【0035】このような発振周波数が変動する図1に示
すCR発振器をCPU11のクロック発振器として使用
し、このCPU11をカメラに使用した場合には、上述
のように、CR発振器の発振周波数が変動するわけであ
るが、本発明では、この発振周波数の変動を以下に述べ
るように、ソフトウエア的に補正するものである。
【0036】すなわち、カメラの動作時に、CR発振器
の発振周波数の変動要因の基準、つまり測定基準で測定
した発振周波数があらかじめEPROMに記憶されて
おり、この記憶された発振周波数から、電圧検出器14
で検出した現在の電源電圧と、温度検出器15で検出し
た現在の周囲温度とから、測定基準からの周波数変動を
前もって決められた演算(図2〜図4の周波数変動特
性)により、現在の電圧と温度での正しい発振周波数を
間接的に求める。
【0037】換言すれば、現在の電圧値と温度値が測定
基準のときの値と異なっていれば、発振周波数も変動し
ているわけであるが、この発振周波数の変動を測定基準
値と異なる現在の電圧と温度とを基に現在の電圧と温度
に見合った正しい発振周波数となるように補正するもの
である。
【0038】したがって、電圧検出器14で検出した電
圧と温度検出器15で検出した温度とから、間接的にC
R発振器の発振周波数の変動を知ることができる。
【0039】ここで、図2〜図4の特性例により具体的
に述べると、図2の電源電圧VDD対クロック発振周波
数fccの関係では、カメラの電池電圧が上昇すると発
振周波数が高くなる。
【0040】また、図3の周囲温度Ta対発振周波数f
ccの関係では、カメラの使用時に、より温度が上昇す
ると、発振周波数が低くなり、図4に示す外付け抵抗R
対発振周波数fccの関係では、外付け抵抗の部品バラ
ツキにより、抵抗値が大きくなると、発振周波数は、低
くなる。
【0041】上記の例からも明らかなように、基準電
圧、常温などの基準測定条件下で、CR発振周波数を測
定して、EPROM16に記憶することにより、抵抗
R2とコンデンサC2の精度バラツキによる発振周波数
変動を記憶することができる。このため、カメラ作動時
にCPU11が、電圧検出器14、温度検出器15によ
り得られた電圧値と温度値との関係から、CR発振器の
変動を間接的に知ることができる。そして、上記基準測
定条件あるいは任意の測定条件下でCR発振周波数を決
めて、CPUシステムクロックを知り、時間的な制御手
段のセットデータを変更することにより、制御スピード
を変わらないようにすることができる。
【0042】ここでの時間的な制御手段とは、例えば、
CPUシステムクロックを用いている内蔵のタイマーカ
ウンタ、レジスタやRAMを用いたループカウンタなど
がこれに該当し、カメラにおいて、これらの制御を受け
る対象としては、パルスモータの駆動パルス波形、シャ
ッタスピード、セルフタイマ秒時などがある。
【0043】次に、CR発振器によるCPUのシステム
クロックが10μsを基準として、変動した場合の補正
について説明する。
【0044】すなわち、このときのウエイト時間1ms
を作るのに、CPUシステムクロックの図5に示すルー
ププログラムにおいて、ステップS1でレジスタのセッ
トデータがX=50のときに、ステップS2でレジスタ
X=0となった時点で1msになるように設計してある
とすると、システムクロックが5μs(発振周波数が基
準の2倍)となっていると判断したときは、ステップS
3でレジスタのセットデータとしてX=100をセット
する。
【0045】また、システムクロックが20μs(発振
周波数が基準の半分)となっていると判断したときに
は、ステップS4でレジスタのセットデータとしてX=
25をセットすることにより、発振周波数が変わって
も、ウエイト時間1msが変化しないようにする。
【0046】なお、上記ループログラムで、レジスタX
=50のときに、ステップS2でレジスタX=0となっ
た時点で1msになるように設計してあるとすると、こ
のステップS2において、X=0とならないときは、N
Oに分岐し、ステップS5でレジスタX=X−1を行っ
て、ステップS5でX=X−1を行って、ステップS2
に戻り、ここでレジスタ「X=0」となるまで、その処
理ルーチンを繰り返すことにより、ウエイト時間1ms
が計時されることになる。
【0047】このように、この実施例によれば、定電
圧、常温などの基準となる測定条件下でCR発振器の発
振周波数を基準発振周波数として、EPROM16に
記憶しておき、電圧検出器14で現在の電圧を検出する
とともに、温度検出器15で現在の温度を検出し、これ
らの検出値が基準測定条件下での検出値との間に差が生
じていれば、EPROMで記憶された発振周波数に対
し、現在のCR発振器の発振周波数に変動があったこと
となるので、電圧および周囲温度に対する周波数変動特
性に基づき、あらかじめ決められた演算により補正する
ようにしたので、コストが安く、発振周波数が不正確か
つ不安定なCR発振器でも、正確な発振周波数が得られ
る利点を有する。
【0048】なお、本発明は、上記実施側に限定される
ものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、種々の変
形実施ができるものである。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、基準となる測定条件下でCR発振器の発
振周波数を記憶手段に記憶しておき、現在の発振周波数
の変動を間接的に検出する検出手段で検出した現在の値
と記憶手段で記憶した発振周波数とから、時間的なソフ
ト処理に変化が生じないように中央処理装置で現在の発
振周波数の変動を補正するように構成したので、発振周
波数の不正確かつ不安定なCR発振器でも正確な発振周
波数が得られ、しかもCR発振器の利点である低コスト
をそのまま生かせるCPUの発振周波数変動の補正装置
を提供することができる。
【0050】また、請求項2に記載の発明によれば、C
R発振器の発振周波数の変動を間接的に検出する検出手
段として、電圧検出器と温度検出器を用いて構成するよ
うにしたので、変動の主たる要因である電圧変動と温度
変動が生じてもCR発振器の発振周波数の変動を間接的
に知って周波数変動を正確に補正し得るCPUの発振周
波数変動の補正装置を提供することができる。
【0051】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
検出手段でCR発振器の発振周波数の変動を間接的に検
出し、この検出値と基準測定条件で測定し且つ記憶手段
に記憶しておいた発振周波数とから現在の発振周波数の
変動をあらかじめ決められた演算により補正するように
したので、発振周波数の不正確かつ不安定なCR発振器
でも、正確な発振周波数が得られ、しかも低コスト化を
実現し得るCPUの発振周波数変動の補正方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCPUの発振周波数変動の補正装
置および方法の一実施例の全体構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の実施例を説明するための電源電圧対クロ
ック発振周波数の関係を示す特性図である。
【図3】図1の実施例を説明するための周囲温度対クロ
ック発振周波数の関係を示す特性図である。
【図4】図1の実施例を説明するための外付け抵抗の抵
抗値対クロック発振周波数の関係を示す特性図である。
【図5】図1の実施例をカメラのシステムクロックに適
用した場合のシステムクロックの変動時の補正を説明す
るためのフローチャートである。
【図6】従来の水晶/セラミック発振器の構成を模式的
に示す回路図である。
【図7】従来のCR発振器の構成を模式的に示す回路図
である。
【符号の説明】
11 CPU 12 電池 13 スイッチ 14 電圧検出器 15 温度検出器 16 EPROM R1,R2 抵抗 C1,C2 コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CR発振器を用いたCPUにおいて、上
    記CR発振器の基準発振周波数を記憶する記憶手段と、
    上記CR発振器の発振周波数変動を間接的に検出する検
    出手段と、上記記憶手段で記憶された発振周波数と上記
    検出手段により間接的に検出された現在の検出値とから
    時間的なソフト処理に変化が生じないように補正する中
    央処理装置とを具備したことを特徴とするCPUの発振
    周波数変動の補正装置。
  2. 【請求項2】 上記検出手段は、温度検出器および/ま
    たは上記CR発振器に印加する電圧を検出する電圧検出
    器により構成されることを特徴とする請求項1記載のC
    PUの発振周波数変動の補正装置。
  3. 【請求項3】 CR発振器の基準温度、基準電圧の下で
    の基準発振周波数を測定して記憶手段に記憶するととも
    に、上記CR発振器の発振周波数の変動と周囲温度およ
    び電圧の変動との関係を予め求めておき、適宜時点で上
    記周囲温度および電圧を検出手段で検出し、上記記憶し
    た基準発振周波数と上記適宜時点における検出手段の値
    とから現在の発振周波数の変動をあらかじめ決めた演算
    により補正することを特徴とするCPUの発振周波数変
    動の補正方法。
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