JPH057488B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH057488B2
JPH057488B2 JP62218151A JP21815187A JPH057488B2 JP H057488 B2 JPH057488 B2 JP H057488B2 JP 62218151 A JP62218151 A JP 62218151A JP 21815187 A JP21815187 A JP 21815187A JP H057488 B2 JPH057488 B2 JP H057488B2
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JP
Japan
Prior art keywords
vegetation
bag
fertilizer
grass
seeds
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62218151A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6462521A (en
Inventor
Akihiro Tan
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshoku Corp
Original Assignee
Nisshoku Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nisshoku Corp filed Critical Nisshoku Corp
Priority to JP21815187A priority Critical patent/JPS6462521A/ja
Publication of JPS6462521A publication Critical patent/JPS6462521A/ja
Publication of JPH057488B2 publication Critical patent/JPH057488B2/ja
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Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、生長力が強く短期的な緑化に適した
牧草と、瘠悪地にも耐えるような樹木を組み合わ
せることにより、永続的な緑化が可能で山に復元
できる張芝体の発明に係るものである。
(従来の技術) 通常行なわれている法面緑化の播種工法は、牧
草、野草、樹木の混播であるが、この方法では牧
草の生長力が強く、野草、樹木の生長を被圧して
しまい、せつかく播種した野草、樹木が生長でき
ないままの状態で、牧草のみの緑化となり、最終
目的である山への復元ができないという欠点があ
る。それが為、特公昭45−25247号において、こ
れら牧草、野草、樹木を等高線状に別々に生長さ
せることが提案された。
この方法は、牧草の被圧を防いで、野草、樹木
を生長させるという点では極めてすぐれた発明で
ある。
又、最近では、上記した特公昭45−25247号の
発明の考え方をもとに、実開昭60−114607号でこ
れの製品化を計る植生基体が考案され、ベルテツ
クスという商品名にて実用化されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、このベルテツクスは、牧草と野草、
樹木を分けて牧草の被圧を防ぐ製品とした点では
極めてすぐれた商品であるが、一つの致命的な欠
点を持つている。
種子類全体であるが、特に野草、樹木は発芽期
から初期の生長期にかけては、肥料養分は必要と
せず、肥料の種類によつては害になることもあ
り、その為にベルテツクスは、野草、樹木種子を
張芝部に配置し、植生袋に肥料と共に牧草種子を
充填するという構成をとつている。
ところが、植生袋は当然生長の早い牧草が入つ
ている為、袋体を構成している材料は、水溶性紙
とか水溶性フイルムであるが、降雨があると袋体
内の植生基材が流出してしまい、張芝部分に牧草
種子が停止し、張芝部分に牧草が生長するという
現象が見られた。従つて、せつかく牧草の被圧を
防ぐ為に、牧草、野草、樹木と層を分けたのに、
野草、樹木層の張芝部分より牧草が生長してきて
野草、樹木を被圧してしまうので、初期の目的が
達成できなかつた。
本発明者等はこの点に着目し、牧草の被圧を受
けることなく確実に野草、樹木の生育ができる張
芝体の研究に着手し、植生基材の流出を完全に防
止できる方法を見いだし、本発明に到達した。
(問題点を解決する為の手段) すなわち本発明は、ネツトに、野草、樹木が発
芽成育可能なマツトを貼着し、該マツトに種子と
しては野草種子、樹木種子の少なくとも一種以上
を貼着した植生マツト付きネツトに、保水材、肥
料等の植生材料と種子としては牧草種子のみを充
填した植生袋と、不溶性の袋体に肥料を充填した
肥料袋とが、同一装着部にしかも前記植生マツト
付きネツトを法面に張設する時同一装着部でみた
場合、植生袋が肥料袋の上側に位置するよう挿入
されてなる永続的緑化の為の張芝体である。
以下本発明の詳細を実施例に基づき詳細に説明
する。
本発明の張芝体を構成するネツトは、法面の起
伏になじみかつ土砂扞止能力を有する程度の強度
があれば、植物性、化学性、金属性のいづれの材
質のものでもよいが、ナイロン、ポリエチレン等
化学性のネツト1が最も適している。
このネツトに綿状繊維で構成されたマツトを貼
着するか、不織布、水溶性紙等の植生物種子の発
芽成育可能なマツトを貼着する。
次にマツト上に種子としては野草、樹木種子の
みを水溶性糊剤にて貼着し、植生マツト2を完成
する。この時必要に応じて肥料、保水材、土壌改
良材等の植生材料を接着する。このマツト上への
種子貼着は下記において説明する肥料袋及び植生
袋をネツトに装着後に行なう場合もある。
次に植生マツト付きネツトに装着する肥料袋4
植生袋3につき説明すると、肥料袋は降雨により
肥料養分が徐々にしみ出すような厚み、通気量を
有する不溶性の不織布により袋体が構成され、袋
体内には肥効が1〜5年程度、継続的に続くよ
う、速効性、緩効性、遅効性と三種類の肥料を混
合して用いることが有効であり、肥料単独ではな
く、保水材と鉱物性土壌改良剤も合わせて用いる
と、更に肥料養分の分解を長期に亙らせることが
できる。又、植生袋につき説明すると、袋体を構
成する材料は水により溶解する高分子系フイルム
あるいはデンプン系フイルムもしくはカンレイシ
ヤ付き水溶性紙(ボンリツク…商品名、金星製紙
株式会社)で構成され、袋体内には種子としては
牧草種子のみを、その他植生材料としてには保水
材、若干の肥料等を充填する。
以上の肥料袋と植生袋を植生マツト付きネツト
の適宜間隔に、植生袋と肥料袋が同一装着部に、
しかも前記植生マツト付きネツトを法面に張設す
る時、同一装着部で見た場合植生袋が肥料袋の上
側に位置するよう装着して本発明の張芝体が完成
する。
植生袋、肥料袋の装着方法は、ビニール被覆鉄
線6あるいは紐で単に植生マツト付きネツトのネ
ツトにくくりつけるよう装着してもよいし、第2
図に図示の如くネツトの目合横方向適宜間隔毎に
袋体を上下にくぐらせて、袋体の端部をホツチキ
ス等で保留する方法をとることもある。そしてこ
の他にも種々の方法があり上記の二方法に限定さ
れるものではない。
この張芝帯は、大きさは通常幅1m、長さ5〜
10mで荷姿はロール巻きとする。
本発明の張芝帯を法面20に張設した状況を表
わしているのが第3図であり、張芝を下側にして
アンカーピン5あるいは止釘等で張設していく。
(発明の効果) 以上のように本発明は、ネツトに、野草、樹木
が発芽成育可能なマツトを貼着し、該マツトに種
子としては、野草種子、樹木種子の少なくとも一
種以上を貼着した植生マツト付きネツトに、保水
材、肥料等の植生材料と種子としては牧草種子の
みを充填した植生袋と、不溶性の袋体に肥料を充
填した肥料袋とが、同一装着部にしかも前記植生
マツト付きネツトを法面に張設する時同一装着部
で見た場合、植生袋が肥料袋の上側に位置するよ
うに装着してなる永続的緑化の為の張芝体である
から、牧草と野草、樹木を完全に分離して生育さ
せることが可能である。
しかも従来牧草と野草、樹木を分離して、牧草
の被圧を防止し、野草、樹木を確実に生やそうと
する商品はあつたが、牧草の入つた植生袋が破れ
て、野草、樹木層に流失し、せつかく牧草と、野
草、樹木を分けたのに牧草に野草、樹木が被圧さ
れて野草、樹木が生育できなかつたが、本発明の
張芝体は、牧草の入つた植生袋の下に肥料袋を位
置させているので植生袋が破れても牧草種子は肥
料袋により流失が防止され、野草、樹木は確実に
生育できる。
従つて、早期緑化は植生袋に充填された牧草に
より等高線状にはたされ、野草、樹木は牧草に被
圧されることなく順調に生育し、緑化の最終目標
である山に復元できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は植生マツト付きネツトに植生
袋と肥料袋を装着した一実施例を示す部分正面
図。第3図は、本発明の張芝体を法面に張設した
ところを表わす部分断面図。 図中1はネツト、2は植生マツト、3は植生
袋、4は肥料袋、5はアンカーピン、6はビニー
ル被覆鉄線、20は法面である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ネツトに、野草、樹木が発芽成育可能なマツ
    トを貼着し、該マツトに種子としては野草種子、
    樹木種子の少なくとも一種以上を貼着した植生マ
    ツト付きネツトに、保水材、肥料等の植生材料と
    種子としては牧草種子のみを充填した植生袋と、
    不溶性の袋体に肥料を充填した肥料袋とが、同一
    装着部にしかも前記植生マツト付きネツトを法面
    に張設する時同一装着部でみた場合、植生袋が肥
    料袋の上側に位置するよう装着されてなる永続的
    緑化の為の張芝体。
JP21815187A 1987-08-31 1987-08-31 Sodding body for permanent vegetation Granted JPS6462521A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21815187A JPS6462521A (en) 1987-08-31 1987-08-31 Sodding body for permanent vegetation

Applications Claiming Priority (1)

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JP21815187A JPS6462521A (en) 1987-08-31 1987-08-31 Sodding body for permanent vegetation

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Publication Number Publication Date
JPS6462521A JPS6462521A (en) 1989-03-09
JPH057488B2 true JPH057488B2 (ja) 1993-01-28

Family

ID=16715442

Family Applications (1)

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JP21815187A Granted JPS6462521A (en) 1987-08-31 1987-08-31 Sodding body for permanent vegetation

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2771431B2 (ja) * 1993-09-07 1998-07-02 日本電気株式会社 リード成形装置

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56163321A (en) * 1980-05-16 1981-12-15 Nisshoku Corp Net for slope combined with planting use
JPS585709U (ja) * 1981-07-06 1983-01-14 株式会社大内商事 木工用ビツト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60114607U (ja) * 1984-01-10 1985-08-02 林 陽一 草木本類の生育、導入を促進せしめる張芝状植生基体

Patent Citations (2)

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JPS6462521A (en) 1989-03-09

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