JPH0574605U - フィルタ - Google Patents
フィルタInfo
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- JPH0574605U JPH0574605U JP1278492U JP1278492U JPH0574605U JP H0574605 U JPH0574605 U JP H0574605U JP 1278492 U JP1278492 U JP 1278492U JP 1278492 U JP1278492 U JP 1278492U JP H0574605 U JPH0574605 U JP H0574605U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】枠体に形成される複数の窓に網状部材が設けら
れて成るとともに、絞り通路に対向して液体通路に配設
されるフィルタにおいて、網状部材への絞り通路からの
液体の直接の衝突を回避して耐久性を向上させる。 【構成】枠体521 には、絞り通路36からの液流を衝
突させる座面571 を先端に備える突部561 が窓53
の一部を覆うとともに絞り通路36に対向して突設され
る。
れて成るとともに、絞り通路に対向して液体通路に配設
されるフィルタにおいて、網状部材への絞り通路からの
液体の直接の衝突を回避して耐久性を向上させる。 【構成】枠体521 には、絞り通路36からの液流を衝
突させる座面571 を先端に備える突部561 が窓53
の一部を覆うとともに絞り通路36に対向して突設され
る。
Description
【0001】
本考案は、枠体に形成される複数の窓に網状部材が設けられて成るとともに、 絞り通路に対向して液体通路に配設されるフィルタに関する。
【0002】
図6および図7で示すように、従来、かかるフィルタ46′は、絞り通路36 ′を途中に有する液体通路35′に該絞り通路36′に対向するようにして配設 されるものであり、枠体52′に形成される複数の窓53に網状部材51が設け られている。
【0003】
上記従来のものでは、絞り通路36′からフィルタ46′側に向けて高圧で流 通する液体が、各窓53の網状部材51に直接衝突することになり、網状部材5 1が比較的大きな衝突エネルギを受けることになり、網状部材51の耐久性に問 題があった。
【0004】 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、網状部材への絞り通路か らの液体の直接の衝突を回避して耐久性を向上させるようにしたフィルタを提供 することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案によれば、枠体には、絞り通路からの液流 を衝突させる座面を先端に備える突部が窓の一部を覆うとともに絞り通路に対向 して突設される。
【0006】
以下、図面により本考案をソレノイド弁のフィルタに適用したときの実施例に ついて説明する。
【0007】 図1ないし図3は本考案の第1実施例を示すものであり、図1はソレノイド弁 の縦断面図、図2はフィルタの平面図、図3は図2の3−3線断面図である。
【0008】 先ず図1において、このソレノイド弁は、たとえば入口通路10おはび出口通 路11間のブレーキ液の流通・遮断を切換可能な常開型ソレノイド弁であり、そ のケーシング1は、磁性金属から成るケース部材2と、蓋部材4とを相互に結合 して構成される。ケース部材2は、基本的に円筒状であるケース主部5と、該ケ ース主部5の一端外周に同軸に連なる円筒部6とを備え、円筒部6の端部には段 部8を介して薄肉部9が設けられる。而して段部8に蓋部材4の外周縁部を当接 させた状態で該外周縁部を覆うように薄肉部9をかしめることによりケース部材 2および蓋部材4が結合され、それによりケーシング1が構成されることになる 。
【0009】 ケーシング1は、入口通路10および出口通路11を有する通路ブロック12 に固定される。すなわち通路ブロック12には、外方側の大径嵌合孔13と、内 方側の小径嵌合孔14とが段部15を介在させて同軸に設けられており、ケーシ ング1のケース部材2が、その中間部外面に設けられる段部16を段部15に当 接させるようにして大径嵌合孔13および小径嵌合孔14に嵌合される。また通 路ブロック12の外面に対応する部分でケース部材2の外周面には係止段部17 が設けられており、該係止段部17に係合する押さえ板18がねじ部材19で通 路ブロック12に固着されることによりケーシング1が通路ブロック12に固定 されることになる。而してケース部材2の外面と、大径嵌合孔13の内面および 段部15との間には環状室20が形成され、入口通路10は該環状室20に通じ るようにして通路ブロック12に穿設される。さらに出口通路11は小径嵌合孔 14に同軸に連なるようにして通路ブロック12に穿設される。しかも環状室2 0の両側をシールすべく、大径嵌合孔13内面に接触するシール部材21と、小 径嵌合孔14内面に接触するシール部材22とがケース部材2の外面に嵌着され る。
【0010】 ケース部材2のケース主部5と、蓋部材4との間には、ケース主部5側から順 に、ボビン24に巻装されて円筒状に構成されたコイル25と、磁性金属により リング状に形成される継鉄部材26とが円筒部6で囲繞されるようにして挟持さ れる。すなわちコイル25の軸方向両側にはケース主部5および継鉄部材26が 配置され、コイル25は円筒部6で囲繞されることになる。
【0011】 ケース主部5および継鉄部材26は、円筒部6と同軸にしてコイル25の内方 に配置される連結筒体27を介して連結されるものであり、この連結筒体27は 、非磁性材料から成るとともにケース主部5の中央部に一端を連結させる非磁性 筒体28と、磁性材料により非磁性筒体28と同一内、外径の円筒状に形成され るとともに蓋部材4および継鉄部材26に嵌合される磁性筒体29とが同軸に結 合されて成るものである。
【0012】 磁性金属から成る固定コア30が、その一部を非磁性筒体28に嵌合するよう にしてケース主部5の中央部に圧入されており、磁性筒体29の端部には非磁性 材料から成るストッパ31が嵌合され、該ストッパ31の外面には磁性筒体29 の内面に接触するシール部材32が嵌着される。而して固定コア30およびスト ッパ31間で連結筒体27内には磁性金属から成る可動コア33が収納されてお り、この可動コア33および固定コア30間には、可動コア33を固定コア30 から離反させる方向の弾発力を発揮するばね34が介装される。また可動コア3 3およびストッパ31間にはスペーサ35が介装される。
【0013】 ケース主部5には、絞り通路となる弁孔36を有する弁座部材37が圧入、固 着されるとともに、弁座部材37との間に弁室38を形成するリング状の軸受部 材39が圧入、固着される。可動コア33の中央部には、弁軸40が貫通、固定 されており、該弁軸40の一端部は固定コア30を移動自在に貫通するとともに 軸受部材39で軸方向移動を案内されるようにして弁室38内に突入され、該弁 軸40の一端に弁座部材37に着座して弁孔36を閉鎖可能な球状の弁体41が 固着される。また弁軸40の他端部はストッパ31に軸方向移動可能に嵌合され る。
【0014】 環状室20に対応してケース主部5の外周面には環状溝42が設けられ、該環 状溝42を弁室38に連通させる連通路43がケース主部5に穿設される。しか も環状溝42を覆うようにして円筒状のフィルタ44がケース主部5の外周に嵌 挿されており、入口通路10から環状室20に流入したブレーキ液はフィルタ4 4で濾過されて弁室38内に導かれることになる。
【0015】 ところで、ケーシング1を通路ブロック12に固定した状態で、ケース部材2 に固定されている弁座部材37から入口通路11に至るまでの間には液体通路4 5が形成されるものであり、この液体通路45には、ケーシング1を通路ブロッ ク12に取付ける前にケーシング1内に塵埃等が侵入するのを防止すべく本考案 に従って構成されるフィルタ461 が絞り通路となる弁孔36に対向して配設さ れる。すなわち、出口通路11側でケース主部5の端部には、弁座部材37側の 小径孔47と、出口通路11側に開口した大径孔48とが、相互間に段部49を 介在させて弁孔36と同軸に設けられており、フィルタ461 は段部49に当接 するまで大径孔48に嵌合され、大径孔48の開口端縁がかしめ部50としてフ ィルタ461 にかしめられる。
【0016】 図2および図3を併せて参照して、フィルタ461 は、合成樹脂等から成る網 状部材51を挟んで一対の合成樹脂片を相互に溶着させて形成されるものであり 、両合成樹脂片で形成される枠体521 に形成される複数たとえば3つの窓53 に網状部材51が設けられて成るものである。
【0017】 枠体521 は、前記ケース部材2の大径孔48に嵌合し得る円形に形成される 外枠部54と、該外枠部54の周方向に等間隔をあけた複数個所たとえば3個所 から半径方向内方にそれぞれ延設されるとともに内端が相互に連結される複数の 腕部55とを備え、各腕部55および外枠部54間に窓53がそれぞれ形成され る。しかも枠体521 において、各腕部55の連結部すなわち中心部からは、各 窓53の一部を覆う突部561 が弁孔36側に向けて突設されており、該突部5 61 の先端には、弁孔36からの液流を衝突させるべく弁孔36側を大径とした テーパ状の座面571 が形成される。
【0018】 次にこの第1実施例の作用について説明すると、コイル25を消磁している状 態では、可動コア33が固定コア30から離反した位置にあり、したがって弁体 41は弁座部材37から離反して弁孔36を開放した開弁状態にある。この開弁 状態では、入口通路10から環状室20、フィルタ44、環状溝42および連通 路43を経て弁室38内に流入したブレーキ液が、弁孔36からフィルタ461 側に向けて高圧で流出する。しかるに、フィルタ461 の枠体522 には、弁孔 36に対向する座面571 を弁孔36に対向させた突部561 が突設されており 、弁孔36からの液流は該座面571 に衝突して四方に分散された後、各窓53 の網状部材51を流通して出口通路11側に流れることになる。したがって網状 部材51に弁孔36からの液流が直接衝突することが回避され、網状部材51が 大きな衝突エネルギを受けることがないので、網状部材51の耐久性を向上する ことができる。しかも突部561 は窓53の一部を覆うようにして枠体521 に 突設されるものであり、窓53の開口面積を減少させる必要がないので、フィル タ461 での流通抵抗増加を防止することができる。
【0019】 図4は本考案の第2実施例を示すものであり、フィルタ462 の枠体522 に は弁孔36(図1参照)に対向する平坦な座面572 を先端に有する突部562 がまぎ53の一部を覆うようにして突設される。
【0020】 この第2実施例によっても、窓53の開口面積を減少させることなく、網状部 材51に液流が直接衝突することを回避して網状部材51の耐久性を向上するこ とができる。
【0021】 さらに図5で示す第3実施例のように、弁孔36(図1参照)側に向けて小径 となるテーパ状の座面573 を先端に有する突部562 が窓53の一部を覆うよ うにしてフィルタ463 の枠体523 に突設されていてもよい。
【0022】 上記実施例では、ソレノイド弁の弁孔36に対向して配置されるフィルタにつ いて説明したが、本考案は、絞り通路に対向して配置されるフィルタに関連して 広く実施可能である。
【0023】
以上のように本考案によれば、枠体には、絞り通路からの液流を衝突させる座 面を先端に備える突部が窓の一部を覆うとともに絞り通路に対向して突設される ので、窓の開口面積を充分に確保した上で、絞り通路からの液流が網状部材に直 接衝突することを回避して網状部材の耐久性向上に寄与することができる。
【図1】第1実施例のソレノイド弁の縦断面図である。
【図2】フィルタの平面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】第2実施例の図3に対応する断面図である。
【図5】第3実施例の図3に対応する断面図である。
【図6】従来のフィルタの縦断面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
35・・・・・・・・・・・・液体通路 36・・・・・・・・・・・・絞り通路としての弁孔 461 ,462 ,463 ・・・フィルタ 51・・・・・・・・・・・・網状部材 521 ,522 ,523 ・・・枠体 53・・・・・・・・・・・・窓 561 ,562 ,563 ・・・突部 571 ,572 ,573 ・・・座面
Claims (1)
- 【請求項1】 枠体(521 ,522 ,523 )に形成
される複数の窓(53)に網状部材(51)が設けられ
て成るとともに、絞り通路(36)に対向して液体通路
(35)に配設されるフィルタにおいて、枠体(5
21 ,522 ,533 )には、絞り通路(36)からの
液流を衝突させる座面(571 ,572 ,573 )を先
端に備える突部(561 ,562 ,563 )が窓(5
3)の一部を覆うとともに絞り通路(36)に対向して
突設されることを特徴とするフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1278492U JP2562101Y2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1278492U JP2562101Y2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | フィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574605U true JPH0574605U (ja) | 1993-10-12 |
JP2562101Y2 JP2562101Y2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=11815029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1278492U Expired - Fee Related JP2562101Y2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562101Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996030685A1 (fr) * | 1995-03-31 | 1996-10-03 | Tosok Corporation | Bati de montage de filtre pour electrovanne |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP1278492U patent/JP2562101Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996030685A1 (fr) * | 1995-03-31 | 1996-10-03 | Tosok Corporation | Bati de montage de filtre pour electrovanne |
US5766471A (en) * | 1995-03-31 | 1998-06-16 | Tosok Corporation | Mounting structure of filter of solenoid valve |
DE19680302C2 (de) * | 1995-03-31 | 2002-04-04 | Tosok Corp | Befestigungskonstruktion für ein Filter an einem Magnetventil |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2562101Y2 (ja) | 1998-02-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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