JPH0574300A - コイル励磁方法 - Google Patents
コイル励磁方法Info
- Publication number
- JPH0574300A JPH0574300A JP22936191A JP22936191A JPH0574300A JP H0574300 A JPH0574300 A JP H0574300A JP 22936191 A JP22936191 A JP 22936191A JP 22936191 A JP22936191 A JP 22936191A JP H0574300 A JPH0574300 A JP H0574300A
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- Japan
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- coil
- voltage
- coil current
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電源電圧やコイル自身の温度上昇があっても
安定にコイルの励磁を行う。 【構成】 電源電圧の低下や温度上昇によるコイル抵抗
の増加によりコイル電流ICOが減少すると、コイル電流
検出抵抗2の両端の電圧が低下する。誤差増幅器4は一
定基準値とこのコイル電流検出抵抗2の両端電圧を比較
することで電圧低下を検出するもので、その低下分を修
正するための制御信号をパルス発振器5に出力する。パ
ルス発振器5ではこの制御信号に基づいてパルス周期を
短くし、チョッパ導電率を上昇させる。これによりコイ
ル電流ICOが増加し、基準値に近付く。コイル電流ICO
が基準値を超えた場合は上記と逆の動作を行う。 【効果】 コイル電流ICOが常に一定値に保たれる。
安定にコイルの励磁を行う。 【構成】 電源電圧の低下や温度上昇によるコイル抵抗
の増加によりコイル電流ICOが減少すると、コイル電流
検出抵抗2の両端の電圧が低下する。誤差増幅器4は一
定基準値とこのコイル電流検出抵抗2の両端電圧を比較
することで電圧低下を検出するもので、その低下分を修
正するための制御信号をパルス発振器5に出力する。パ
ルス発振器5ではこの制御信号に基づいてパルス周期を
短くし、チョッパ導電率を上昇させる。これによりコイ
ル電流ICOが増加し、基準値に近付く。コイル電流ICO
が基準値を超えた場合は上記と逆の動作を行う。 【効果】 コイル電流ICOが常に一定値に保たれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンタクタやマグネット
スイッチのコイル励磁方法に関し、特に、コイルに流れ
る電流を制御するコイル励磁方法に関する。
スイッチのコイル励磁方法に関し、特に、コイルに流れ
る電流を制御するコイル励磁方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンタクタ等のコイルを励磁する場合
は、消費電力を低減するため、投入後の保持励磁の間、
コイルに印加される電源電圧を所定のチョッパ導電率で
周期的且つ断続するとともに、フライホィールダイオー
ドにより断続の影響を緩和することが行われている。ま
た、従来は、このときの電源電圧の変動を監視し、この
変動に合わせてチョッパ導電率を変化させ、コイルに一
定の励磁電圧が印加されるようにしている。
は、消費電力を低減するため、投入後の保持励磁の間、
コイルに印加される電源電圧を所定のチョッパ導電率で
周期的且つ断続するとともに、フライホィールダイオー
ドにより断続の影響を緩和することが行われている。ま
た、従来は、このときの電源電圧の変動を監視し、この
変動に合わせてチョッパ導電率を変化させ、コイルに一
定の励磁電圧が印加されるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の励磁方法では、電源電圧の変動に対するコイル保持電
圧の安定度は良いが、コイル自身の温度上昇あるいは環
境温度の上昇によりコイル抵抗が増加し、コイルに流れ
る電流が減少して保持励磁が不安定になる問題があっ
た。
の励磁方法では、電源電圧の変動に対するコイル保持電
圧の安定度は良いが、コイル自身の温度上昇あるいは環
境温度の上昇によりコイル抵抗が増加し、コイルに流れ
る電流が減少して保持励磁が不安定になる問題があっ
た。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、温度変化等によるコイル電流の変動を抑制し、コ
イルの励磁を安定に行うことができるコイル励磁方法を
提供することを目的とする。
ので、温度変化等によるコイル電流の変動を抑制し、コ
イルの励磁を安定に行うことができるコイル励磁方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のコイル励磁方法
は、周期的且つ断続的に電源電圧を印加してコイルの保
持励磁を行う方法において、保持励磁時に前記コイルに
流れるコイル電流を検出する電流検出手段を備え、一定
基準値に対する検出電流値の大小により前記電源電圧の
断続周期を長短制御し、前記コイル電流値を前記基準値
とほぼ同一値に制御するようにしたものである。
は、周期的且つ断続的に電源電圧を印加してコイルの保
持励磁を行う方法において、保持励磁時に前記コイルに
流れるコイル電流を検出する電流検出手段を備え、一定
基準値に対する検出電流値の大小により前記電源電圧の
断続周期を長短制御し、前記コイル電流値を前記基準値
とほぼ同一値に制御するようにしたものである。
【0006】
【作用】電源電圧の断続周期を制御することによりコイ
ルへのチョッパ導電率が変化し、これに伴い、コイル電
流値も変化する。例えば、コイル自身の温度上昇により
コイル抵抗が増加し、検出電流値が基準値よりも小さく
なったときは、電源電圧の断続周期を短くすることでチ
ョッパ導電率を上げ、コイル電流値を増加させる。これ
を繰り返せばコイル電流値と基準値とがほぼ同一値とな
り、安定なコイル励磁を行うことができる。
ルへのチョッパ導電率が変化し、これに伴い、コイル電
流値も変化する。例えば、コイル自身の温度上昇により
コイル抵抗が増加し、検出電流値が基準値よりも小さく
なったときは、電源電圧の断続周期を短くすることでチ
ョッパ導電率を上げ、コイル電流値を増加させる。これ
を繰り返せばコイル電流値と基準値とがほぼ同一値とな
り、安定なコイル励磁を行うことができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0008】図1は本発明のコイル励磁方法を実現する
ための構成例を示す図であり、1はコイル、2はコイル
電流検出抵抗(電流検出手段)、3はスイッチングトラ
ンジスタ、4は誤差増幅器、5はパルス発振器、6はフ
ライホィールダイオード、ICOはコイル電流を表す。
ための構成例を示す図であり、1はコイル、2はコイル
電流検出抵抗(電流検出手段)、3はスイッチングトラ
ンジスタ、4は誤差増幅器、5はパルス発振器、6はフ
ライホィールダイオード、ICOはコイル電流を表す。
【0009】コイル1の一端には励磁電圧を供給するた
めの電源が接続されており、その他端はコイル電流検出
抵抗2とスイッチングトランジスタ3の入出力電極を介
してアース線に接続されている。
めの電源が接続されており、その他端はコイル電流検出
抵抗2とスイッチングトランジスタ3の入出力電極を介
してアース線に接続されている。
【0010】誤差増幅器4は一種の比較増幅器で、一定
値の基準値とコイル電流検出抵抗2の両端の電圧とを比
較し、その差分を修正するための制御信号をパルス発振
器5に出力する。
値の基準値とコイル電流検出抵抗2の両端の電圧とを比
較し、その差分を修正するための制御信号をパルス発振
器5に出力する。
【0011】パルス発振器5はパルス信号を周期的にス
イッチングトランジスタ3のゲート電極に出力し、その
周期でスイッチングトランジスタ3をオンさせるもの
で、これにより、励磁電圧がチョッパされ、コイル1に
断続的且つ周期的に印加される。チョッパ導電率は前記
誤差増幅器4の制御信号により制御される。
イッチングトランジスタ3のゲート電極に出力し、その
周期でスイッチングトランジスタ3をオンさせるもの
で、これにより、励磁電圧がチョッパされ、コイル1に
断続的且つ周期的に印加される。チョッパ導電率は前記
誤差増幅器4の制御信号により制御される。
【0012】フライホィールダイオード6はコイル1の
両端に図示の極性で接続され、励磁電圧が断になったと
きに生じる逆起電圧の影響がこれにより緩和される。
両端に図示の極性で接続され、励磁電圧が断になったと
きに生じる逆起電圧の影響がこれにより緩和される。
【0013】次に、上記構成の回路を用いたコイル1の
励磁方法を説明する。
励磁方法を説明する。
【0014】一旦コイル1を励磁すると、コイル電流I
COによるジュール熱でコイル抵抗が増加し、このコイル
電流ICOが徐々に減少する。また、電源電圧の低下によ
ってコイル電流ICOが減少する場合もある。
COによるジュール熱でコイル抵抗が増加し、このコイル
電流ICOが徐々に減少する。また、電源電圧の低下によ
ってコイル電流ICOが減少する場合もある。
【0015】コイル電流ICOが減少すると、コイル電流
検出抵抗2の両端の電圧が低下するので、誤差増幅器4
でこの電圧低下を検出し、この低下分を修正するための
制御信号をパルス発振器5に出力する。パルス発振器5
ではこの制御信号に基づいてパルス周期を短くし、チョ
ッパ導電率を上昇させる。これによりコイル1に供給さ
れる励磁電圧が上昇し、コイル電流ICOが基準値に近付
く。
検出抵抗2の両端の電圧が低下するので、誤差増幅器4
でこの電圧低下を検出し、この低下分を修正するための
制御信号をパルス発振器5に出力する。パルス発振器5
ではこの制御信号に基づいてパルス周期を短くし、チョ
ッパ導電率を上昇させる。これによりコイル1に供給さ
れる励磁電圧が上昇し、コイル電流ICOが基準値に近付
く。
【0016】コイル電流ICOが増加して基準値を超えた
場合は、上記と逆の動作により電流増加分が修正され、
基準値に近付く。
場合は、上記と逆の動作により電流増加分が修正され、
基準値に近付く。
【0017】このように、本実施例では、コイル1に実
際に流れる電流を検出してその変動を直ちに修正するよ
うにしたので、電源電圧の変動やコイル1の温度上昇が
あっても安定な励磁を行うことができる。
際に流れる電流を検出してその変動を直ちに修正するよ
うにしたので、電源電圧の変動やコイル1の温度上昇が
あっても安定な励磁を行うことができる。
【0018】なお、本実施例ではコイル電流ICOをコイ
ル電流検出抵抗2の両端電圧を監視することで間接的に
検出するようにしたが、汎用の電流検出器を用いて直接
検出し、基準値を表す信号との比較を行うことでチョッ
パ導電率を変えるようにしても良い。
ル電流検出抵抗2の両端電圧を監視することで間接的に
検出するようにしたが、汎用の電流検出器を用いて直接
検出し、基準値を表す信号との比較を行うことでチョッ
パ導電率を変えるようにしても良い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、保持
励磁時のコイル電流を検出する電流検出手段を備え、一
定基準値に対する検出電流値の大小により電源電圧の断
続周期を長短制御し、コイル電流値を基準値とほぼ同一
値に制御するようにしたので、電源電圧の変動はもとよ
り、コイル自身の温度変化による励磁電圧の変動を抑制
して安定な励磁を継続することができるという効果を奏
する。
励磁時のコイル電流を検出する電流検出手段を備え、一
定基準値に対する検出電流値の大小により電源電圧の断
続周期を長短制御し、コイル電流値を基準値とほぼ同一
値に制御するようにしたので、電源電圧の変動はもとよ
り、コイル自身の温度変化による励磁電圧の変動を抑制
して安定な励磁を継続することができるという効果を奏
する。
【図1】本発明のコイル励磁方法を実現するための回路
構成例を示す図である。
構成例を示す図である。
1…コイル、2…コイル電流検出抵抗、3…スイッチン
グトランジスタ、4…誤差増幅器、5…パルス発振器、
6…フライホィールダイオード。
グトランジスタ、4…誤差増幅器、5…パルス発振器、
6…フライホィールダイオード。
Claims (1)
- 【請求項1】 周期的且つ断続的に電源電圧を印加して
コイルの保持励磁を行うコイル励磁方法において、保持
励磁時に前記コイルに流れるコイル電流を検出する電流
検出手段を備え、一定基準値に対する検出電流値の大小
により前記電源電圧の断続周期を長短制御し、前記コイ
ル電流値を前記基準値とほぼ同一値に制御するようにし
たことを特徴とするコイル励磁方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22936191A JPH0574300A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | コイル励磁方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22936191A JPH0574300A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | コイル励磁方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574300A true JPH0574300A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=16890966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22936191A Pending JPH0574300A (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | コイル励磁方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0574300A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013118185A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Schneider Electric Industries Sas | 電磁接触器の温度の評価方法およびその方法を実施する接触器 |
US8501468B2 (en) | 2010-03-01 | 2013-08-06 | Wheaton Industries, Inc. | Culturing cells in a compartmentalized roller bottle |
WO2016027800A1 (ja) * | 2014-08-22 | 2016-02-25 | オリンパス株式会社 | 細胞培養バッグ、細胞培養装置および細胞培養容器 |
-
1991
- 1991-09-10 JP JP22936191A patent/JPH0574300A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8501468B2 (en) | 2010-03-01 | 2013-08-06 | Wheaton Industries, Inc. | Culturing cells in a compartmentalized roller bottle |
JP2013118185A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-13 | Schneider Electric Industries Sas | 電磁接触器の温度の評価方法およびその方法を実施する接触器 |
US9506816B2 (en) | 2011-12-02 | 2016-11-29 | Schneider Electric Industries Sas | Method for evaluating the temperature of an electro-magnetic contactor and contactor for implementation of said method |
WO2016027800A1 (ja) * | 2014-08-22 | 2016-02-25 | オリンパス株式会社 | 細胞培養バッグ、細胞培養装置および細胞培養容器 |
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