JPH0574121U - 電力ケーブル保護管用管継手 - Google Patents
電力ケーブル保護管用管継手Info
- Publication number
- JPH0574121U JPH0574121U JP2233592U JP2233592U JPH0574121U JP H0574121 U JPH0574121 U JP H0574121U JP 2233592 U JP2233592 U JP 2233592U JP 2233592 U JP2233592 U JP 2233592U JP H0574121 U JPH0574121 U JP H0574121U
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- JP
- Japan
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- tube
- tapered
- inlet
- pipe
- pipes
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数本以上の管体を同時に接続するに当り多
少の軸心のずれがあっても容易かつ確実に接続すること
ができる。 【構成】 一方の管体1の受口2に、他方の管体8の差
口9を挿し込み接続する際、一方の管体の軸心に対して
他方の管体の軸心が多少ずれている場合であっても先絞
りテーパ部4の外径が差口の外径より充分な余裕がある
ため、差口は受口の先絞りテーパ部内に容易に入り込
み、しかも該先絞りテーパ部に沿って自動調心されなが
ら、確実に接続されるのである。また、止水用弾性パッ
キン6は、その内方端が内方に向いて傾斜した山形部7
であるため、ガイドの役目を果し、差口の挿入を容易に
するとともに、接続後における内水圧に対して水密を保
つことができる。したがって、多数の管体を同時に挿し
込み接続することができる。
少の軸心のずれがあっても容易かつ確実に接続すること
ができる。 【構成】 一方の管体1の受口2に、他方の管体8の差
口9を挿し込み接続する際、一方の管体の軸心に対して
他方の管体の軸心が多少ずれている場合であっても先絞
りテーパ部4の外径が差口の外径より充分な余裕がある
ため、差口は受口の先絞りテーパ部内に容易に入り込
み、しかも該先絞りテーパ部に沿って自動調心されなが
ら、確実に接続されるのである。また、止水用弾性パッ
キン6は、その内方端が内方に向いて傾斜した山形部7
であるため、ガイドの役目を果し、差口の挿入を容易に
するとともに、接続後における内水圧に対して水密を保
つことができる。したがって、多数の管体を同時に挿し
込み接続することができる。
Description
【0001】
この考案は、電力ケーブルを挿通する保護管用の管継手に係り、特に複数の保 護管の同時接続に好適な電力ケーブル保護管用管継手に関するものである。
【0002】
従来の電力ケーブル保護管は、通常地中に形成された洞道内に管枕を介して多 数配設される。 この場合、管体同志の接続は1本づつ行われるため、はなはだ面倒で時間を要 する。 そこで、近年、複数本以上の管体を同時に押し込み接続する方式も試みられて いるが、従来の管体構造では、受口の内径と差口の外径との間に隙間の余裕がな いため、各管体の軸心が少しでもずれがあると挿し込みができない欠点を有して いた。
【0003】
この考案は、前記従来の欠点を克服するためになしたものであり、管体の構造 を一部改良することにより、複数本以上の管体を同時に接続するに当り多少の軸 心のずれがあっても容易かつ確実に接続することができる電力ケーブル保護管用 管継手を提供することを目的とするものである。
【0004】
前記目的を達成するために、この考案における電力ケーブル保護管用管継手は 、受口の内面に該受口の外端から内方に向けて縮径した先絞りテーパ部を形成す るとともに、該先絞りテーパ部の奥側に凹状段部を連接形成し、先絞りテーパ部 の外端口径を差口の外径より充分に余裕のあるものとするとともに、該凹状段部 内に内方端が内方に傾斜した断面鋸歯状の山形部を有する止水用弾性パッキンを 装着したことである。
【0005】
一方の管体の受口に、他方の管体の差口を挿し込み接続する際、一方の管体の 軸心に対して他方の管体の軸心が多少ずれている場合であっても先絞りテーパ部 の外径が差口の外径より充分な余裕があるため、差口は受口の先絞りテーパ部内 に容易に入り込み、しかも該先絞りテーパ部に沿って自動調心されながら、確実 に接続されるのである。
【0006】 また、止水用弾性パッキンは、その内方端が内方に向いて傾斜した山形部であ るため、ガイドの役目を果し、差口の挿入を容易にするとともに、接続後におけ る内水圧に対して水密を保つことができる。 さらに、止水用弾性パッキンは、凹状段部内に装着されているから、挿入時に 差口の端面による損傷から保護される。 したがって、多数の管体を同時に挿し込み接続することができる。
【0007】
この考案の実施例を図1〜図3に基いて説明する。 1は一方の管体で、該管体の一方端に、接着剤により介在部材3を一体化した 受口2を形成し、この受口2の内面形状を、受口2端から内方に向けて縮径に形 成した先絞りテーパ部4と該テーパ部4の先端側(奥側)に連接する凹状段部5 とより形成する。そして、先絞りテーパ部4の外端口径は、後述する差口の外径 より充分余裕を持たせたものとなっている。 6は、凹状段部5の先絞りテーパ部4側に装着又は接着した止水用弾性パッキ ンで、これは、その内方端が内方に向いた断面鋸歯状の山形部7を複数個以上形 成したものである。 8は他方の管体で、9は管体8の差口である。
【0008】 次に、管体の接続について説明する。 一方の管体1の受口2内に、他方の管体8の差口9を接続する際、管体8の差 口9の軸心が、管体1の受口2の軸心からずれ(x)て押し込まれようとすると 、まず、差口9の端面の一部が先絞りテーパ部4に当り、次いで他方の管体8の 押し込みとともに先絞りテーパ部4に沿うため、両管1,8はそのずれが補正さ れながら、挿し込まれるのである。 さらに、受口2内に差口9が止水用弾性パッキン6の鋸歯状の山形部7を押し 倒しながら、押し込まれ接続される。 なお、止水用弾性パッキン6は管体1,8のセンタリング作用とともに、接続 後における水密を保つ。特に、このパッキン6はその山形部7が内方に向いて傾 斜していることから、接続後における内水圧に対して大なるシール効果を発揮す る。
【0009】 図2〜図3は、止水用弾性パッキンの他の実施例で、図2の止水用弾性パッキ ン10は、先絞りテーパ部4側が、内方側に向いた断面鋸歯状の山形部11と、 管体1側が外方に向いた断面鋸歯状の山形部12とからなり、さらに、山形部1 2の管体1側に山形部11と同様の山形部13を形成したもので、山形部11は 前記実施例と同様に内水圧に対する水密を保ち、山形部12は外部からの侵入水 を止める働きをする。
【0010】 また、図3の止水用弾性パッキン14は、前記図2で示したものとほぼ同様の 山形部11,山形部12及び山形部13よりなるものであるが、前記山形部11 の1山を削除して凹部15を形成し、この凹部15に膨潤ゴム16を装着したも のである。この実施例では、前記実施例であげた機能の他に膨潤ゴム16が侵入 水により膨潤することによって一層高い止水効果を発揮する。
【0011】 次に、多数の管体を同時に接続する場合について説明する。 図4〜図5において、aは洞道で、下部にコンクリート等によって、上面が水 平な床部bを形成し、この床部b上に2本のレールcを敷設する。 dは一方の管体1群で、これは、レールc上に管体用台車eを介して載置され ている。 fは他方の管体8群で、これもレールc上に、移動自在に載架した車輪gを有 する管体用台車h上に載置される。 すなわち、台車h上に、複数個の管体8を管枕iを介して並べ、さらに、管枕 iを介して管体8を並べ、これらを所要段順次繰り返して積み上げる。そして、 最上段の管体8の上から管枕iを被せ、さらに管枕iの上に管体押えjを載せ、 この管体押えjと台車h間にボルトナット等の締付手段kを介して締め付け、多 数の管体8を位置決めする。前記管枕iは、好ましくは多少弾力性のあるものと する。なお、台車hの左右(図示の前後)に立設したバックステーlにより管体 8の左右のずれ止をする。 前記積み上げ作業は、図示省略した地上で行ない組立てたユニットをクレーン 等により洞道aにつながるたて坑のレールc上に載置する。 mは管体群fの後方側のレールc上に配設した電動台車、nはこの電動台車m と管体8群fの間のレールc上に配設した。油圧ジャッキpを装備した台車で、 この台車nと管体群fを載置した管体用台車h及び電動台車mとはそれぞれ連結 手段q,rを介して連結されている。圧入ジャッキpの先端に圧入板tを圧力板 補正ジャッキsを介して取付けるとともに油圧ユニットuにより前後動するよう になっている。
【0012】 そして、管体群fを電動台車mにより洞道a内の図4の位置まで、搬送したの ち、レールクランプvにて台車nが移動しないようレールcにクランプする。次 いで、油圧ユニットuを起動すると、圧入ジャッキsを介して圧入板tが前進す る。この圧入板tの前進によって、管体群fに当りさらに管体群fはレールcの 管体用台車hとともに前進する。これによって、管体群fの差口が管体群dの受 口内の先絞りテーパ部4をガイドにして押し込まれ、両管体群d,fは接続され る。このとき、管体用台車hと連結手段qとの連結部は、図示省略したが管体用 台車hの移動とともに外れるようになっている。 なお、wは反力アジャストジャッキである。
【0013】
【考案の効果】 この考案の電力ケーブル保護管用管継手は、受口の内面に該受口の外端から内 方に向けて縮径した先絞りテーパ部を形成するとともに、該先絞りテーパ部の奥 側に凹状段部を連接形成し、先絞りテーパ部の外端口径を差口の外径より充分に 余裕のあるものとするとともに、該凹状段部内に内方端が内方に傾斜した断面鋸 歯状の山形部を有する止水用弾性パッキンを装着したから、複数の管体が集まっ た場合に生じる寸法誤差を吸収でき、かつ複数の管体を同時に接続できる。この ため、施工時間の大巾な短縮を計ることができる。 また、凹状段部に止水用弾性パッキンを装着したので、接合時における損傷か ら免れるとともに内外水圧に対する水密が保たれる。
【図1】この考案の電力ケーブル保護管用管継手の実施
例を示す一部破断正面図。
例を示す一部破断正面図。
【図2】この考案の他の実施例を示す一部破断正面図。
【図3】この考案の他の実施例を示す一部破断正面図。
【図4】この考案に係る管体を同時に多数接続する場合
の実施例を示す概略図。
の実施例を示す概略図。
【図5】図4のA−A線矢視図。
1 一方の管体 2 受口 3 介在部材 4 先絞りテーパ部 5 凹状段部 6 止水用弾性パッキン 7 山形部 8 他方の管体 9 差口
Claims (1)
- 【請求項1】 一方の管体の受口に、他方の管体の差口
を止水用弾性パッキンを介して挿し込み接続するように
した電力ケーブル保護管用管継手において、前記受口の
内面に該受口の外端から内方に向けて縮径した先絞りテ
ーパ部を形成するとともに、該先絞りテーパ部の奥側に
凹状段部を連接形成し、先絞りテーパ部の外端口径を差
口の外径より充分に余裕のあるものとするとともに、該
凹状段部内に内方端が内方に傾斜した断面鋸歯状の山形
部を有する止水用弾性パッキンを装着したことを特徴と
する電力ケーブル保護管用管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2233592U JPH0574121U (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 電力ケーブル保護管用管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2233592U JPH0574121U (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 電力ケーブル保護管用管継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574121U true JPH0574121U (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=12079840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2233592U Pending JPH0574121U (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 電力ケーブル保護管用管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0574121U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07332554A (ja) * | 1994-06-03 | 1995-12-22 | Riken Corp | メカニカル形管継手 |
JP2002303387A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-18 | Sekisui Chem Co Ltd | 管継手 |
KR20040046585A (ko) * | 2002-11-28 | 2004-06-05 | 현대자동차주식회사 | 에어크리너의 러버실 구조 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS424280Y1 (ja) * | 1964-04-17 | 1967-03-09 | ||
JPS5019192U (ja) * | 1973-06-16 | 1975-03-04 |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP2233592U patent/JPH0574121U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS424280Y1 (ja) * | 1964-04-17 | 1967-03-09 | ||
JPS5019192U (ja) * | 1973-06-16 | 1975-03-04 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07332554A (ja) * | 1994-06-03 | 1995-12-22 | Riken Corp | メカニカル形管継手 |
JP2002303387A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-18 | Sekisui Chem Co Ltd | 管継手 |
KR20040046585A (ko) * | 2002-11-28 | 2004-06-05 | 현대자동차주식회사 | 에어크리너의 러버실 구조 |
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