JPH0573957U - Smdモジュール - Google Patents

Smdモジュール

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JPH0573957U
JPH0573957U JP1264492U JP1264492U JPH0573957U JP H0573957 U JPH0573957 U JP H0573957U JP 1264492 U JP1264492 U JP 1264492U JP 1264492 U JP1264492 U JP 1264492U JP H0573957 U JPH0573957 U JP H0573957U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、SMDモジュールに関し、SMD
モジュールの設計の自由度を大きくし、かつその製造を
容易にして、安価で信頼性の高い製品が製造できるよう
にすることを目的とする。 【構成】 両面に部品を実装した基板3を、リードフレ
ーム1上に接合し、該基板3の周辺部を、絶縁性樹脂に
よるモールド体6に封入したSMDモジュールであっ
て、上記リードフレーム1のリードの先端部に、ほぼL
字状に曲げたL字状曲げ部1aを設け、該L字状曲げ部
1a上に、上記基板3を載置して、両者を接合した。ま
た、基板に搭載した部品の実装高さに応じて、L字状曲
げ部1aの長さH1 、H2 を変えると共に、図1のg1
+h1 及びg2 +h2 の長さを常に一定にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種のハイブリッドIC等に利用される樹脂モールド構造のSMD モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7〜図12は従来例を示した図であり、図7はリードフレームの構造例、図 8は従来例1の説明図、図9は従来例2の説明図(その1)、図10は従来例2 の説明図(その2)、図11は従来例3の説明図、図12は従来例4の説明図で ある。
【0003】 図7〜図12中、1は平型のリードフレーム、2はチューリップ型(又は十手 型)のリードフレーム、3は基板(両面実装基板)、4は部品、5はワイヤ、6 はモールド体、7は半田、9はリードフレーム、10は押え片、11は平坦部を 示す。
【0004】 従来、ハイブリッドモジュール(H−IC等)には各種のものが知られており 、SMD(表面実装部品)化したハイブリッドモジュールも開発されていた。 前記SMD化したハイブリッドモジュールの1種として、トランスファ成型等 で成型されたモールド構造(トランスファモールド)のモジュールがある。
【0005】 このモールド構造を有するSMD化されたハイブリッドモジュール(以下、単 にSMDモジュールという)について説明する。 先ず、トランスファ成型でモールドする際、基板(回路基板)とリードフレー ムとを接合するが、この接合方法として、通常、次の4つの方法がある。
【0006】 ワイヤボンディングによる接合方法(間接的な方法) ワイヤ溶接による接合方法(間接的な方法) 半田材料による接合方法(直接的な方法) 導電性有機材料による接合方法(直接的な方法) また、リードフレームの構造としては、次の2つの基本的な構造がある。
【0007】 (イ) 通常のトランスファモールドに使用されている平型のリードフレーム( エッチング又は金型により作製するもの)・・・図7Aの例1参照 (ロ)通常のH−IC(ハイブリッドIC)に使用されているチュ−リップ型 、又は十手型のリードフレーム・・・図7Bの例2参照 上記〜の接合方法と、(イ)、(ロ)のリードフレーム構造とを組み合わ せて基板とリードフレームとの接合構造を決定する。
【0008】 以下、前記〜と(イ)、(ロ)の組み合わせによる従来のSMDモジュー ルを、図に基づいて説明する。 (1) 従来例1の説明・・・図7A、図8参照 従来例1は、の接合方法と、(イ)のリードフレーム構造とを組み合わせた 例である。
【0009】 この場合、図7Aに示した平型のリードフレーム1を用い、ワイヤボンディン グによりリードフレームと基板とを接合(接続)する。 先ず、図8Aに示したように、リードフレーム1の中央部に、部品4等を搭載 した基板(両面実装基板)3を載置する。
【0010】 その後、基板3上の電極と、リードフレーム1とにワイヤ5をボンディングし て接合する。次にトランスファモールド等により基板3の周辺部を絶縁性樹脂で モールドし、モールド体6を形成する。
【0011】 また、モールド体6の外側にあるリードフレーム1を曲げて切断し、外部端子 を作り、図8Bに示した構造のSMDモジュールとする。 このSMDモジュールでは、図8Cに示したように、基板3の上側の寸法gと 、下側の寸法hが一定になる(固定化される)。
【0012】 (2) 従来例2の説明・・・図7B、図9、図10参照 この例は、の接合方法と、(ロ)のリードフレーム構造とを組み合わせた例 である。
【0013】 先ず、図7Bの例2に示したチューリップ型のリードフレーム2を用意する。 このリードフレーム2は、2つに分かれており、先ず、その一方のリードフレー ムで基板(両面実装基板)3の片側を挟む(図9A参照)。
【0014】 続いて、他方のリードフレームで、基板3の他方側を挟む(図9B参照)。な お、図9では、基板3上の部品を図示省略してある。この工程が終了すると、図 10Cの状態になる。
【0015】 次に、図10Cの状態から、半田槽に入れて半田付け(ディップによる半田付 け)を行い、リードフレーム2と基板3とを半田により接合する。 その後、基板3の周辺部をトランスファモールドにより樹脂モールドして、モ ールド体6を形成し、更に、リードフレーム2を曲げて、切断し、外部端子にす ると、図10Dのようになる。
【0016】 この例では、上記のように、チューリップ型、あるいは十手型と呼ばれるリー ドフレーム2を、基板3に挟んだ後、ディップによる半田付けをしている。 このためリードフレーム2には、図10Eに示したように、半田7が付着して いる。そして、この状態で樹脂モールドを行うため、半田7の上にモールド体6 を形成してしまう。従って、モールド体6による密封性が悪くなる。
【0017】 (3) 従来例3・・・図7A、図11参照 この例は、の接合方法と、(イ)のリードフレーム構造を組み合わせた例で ある。
【0018】 先ず、図7Aに示した平型のリードフレーム1を用意する。そして、図11A に示したように、リードフレーム1のリードの先端部に、半田7を塗布し、その 上から部品搭載済みの基板3をのせて両者を接合し、図10Bのようにする。
【0019】 なお、図11Aの基板3は、搭載部品を図示省略してある。 次に、図11Bの状態から、トランスファモールドにより、絶縁性樹脂をモー ルドして、モールド体6を形成し、更に、リードフレーム1を曲げて切断し、図 11Cのような構造にする。
【0020】 (4)従来例4・・・図12参照 この例は、上記従来例の変形例である。図12に示したように、リードフレー ム9のリードの先端部には、平坦部11と、該平坦部11に対して、直角方向に 延びる押え片10とを設ける。
【0021】 先ず、図12Aに示したように、リードフレーム9の平坦部11上に、半田7 を塗布し、その上に基板3をのせて接合し、図12Bに示したように、押え片1 0を曲げる。
【0022】 このようにすると、図12Cに示したように、平坦部11と押え片10で基板 3を挟み、平坦部11上で、半田7により、基板3と接合した構造となる。 その後、トランスファモールドにより、絶縁性の樹脂でモールドし、モールド 体を形成する。
【0023】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のものにおいては、次のような課題があった。 (1) 従来例1の課題 ワイヤボンディングを多用するため、コスト高となる。
【0024】 ワイヤボンディングをするため,、搭載部品に制限があり、限られた製品開 発(ハイブリッドモジュールとして)しかできない。 図8Cに示した寸法g、hが固定化されるため、製品開発が制限される。例 えば大型部品を搭載すると、モールド厚が厚くなり、製品の標準化ができない。
【0025】 (2) 従来例2 の課題 リードフレームが2つに分かれているため、リードフレームによる搬送が困 難であり、トランスファモールドを前提とした製造工程には適していない。
【0026】 リードフレームが2つに分かれているため、基板にリードフレームを挟んだ 状態で、半田ディップにより接合しなければならない。 この場合、接合部分以外のリードフレーム上に半田が付着し、モールド体とリ ードフレームとの間に半田が介在してしまい、密封性を悪くする。
【0027】 また、接合工程に手間と時間が多くかかる。 基板とリードフレームとの接合時に、リードフレーム上にクリーム半田を塗 布あるいは印刷することも考えられるが、リードフレームの構造上、極めて困難 である。
【0028】 従って、上記の半田ディップによる接合処理を行うことになり、作業能率が悪 い。 (3) 従来例3の課題 リードフレーム上に半田を塗布する事が容易であるが、基板をリードフレー ム上の所定の位置に固定する事が困難である(基板が自由に動いてしまう)。
【0029】 リードフレーム上に基板を接合した状態でハンドリングするとフレーム自体 がバネ特性を有するため、その接合部にストレスが加わり、剥離する可能性が大 きい。
【0030】 モールドされた状態においても、リードフレームを引っ張る方向に対して、 接合部に直接ストレスが加わるため、信頼性に乏しい。 リードフレームにのせた半田が自由に広がり、信頼性が乏しくなる。
【0031】 (4) 従来例4には次の課題がある。 押え片10を曲げる必要があり、手間がかかって構造コストが高くなる。 モールド体と基板との位置関係が一定であり、製品開発が制限される。
【0032】 本考案は、このような従来の課題を解決し、SMDモジュールの設計の自由度 を大きくし、かつその製造を容易にして、安価で信頼性の高い製品が製造できる ようにすることを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】
図1は、本考案の原理図であり、図1Aはg1 ≒h1 で、H=H1 (標準)と した例、図1Bはg2 >h2 で、H=H2 (H2 >H1 )とした例である。
【0034】 図1中、1はリードフレーム、1aはL字状曲げ部、3は基板(両面実装基板 )、4は部品、6はモールド体を示す。 本考案は上記の課題を解決するため、次のように構成した。
【0035】 (1) 少なくとも片面に部品4を実装した基板3を、リードフレーム1上に接合 し、該基板3の周辺部を、絶縁性樹脂によるモールド体6に封入したSMDモジ ュールであって、上記リードフレーム1のリードの先端部に、ほぼL字状に曲げ たL字状曲げ部1aを設け、該L字状曲げ部1a上に、上記基板3を載置して、 両者を接合した。
【0036】 (2) 上記構成(1)において、L字状曲げ部1aの長さ(H1 、H2 )を、基 板3に搭載した部品4の実装高さに応じて変えるようにした。 (3) 上記構成(2)において、基板3からモールド部6の上側までの距離(g 1 、g2 )と、基板3から、モールド部6の下側までの距離(h1 、h2 )との 和(g1 +h1 、g2 +h2 )を、ほぼ一定にした。
【0037】
【作用】
上記構成に基づく本考案の作用を、図1に基づいて説明する。 SMDモジュールを製造する際は、リードフレーム1のリードの先端部に、L 字状曲げ部1aを形成した後、該L字状曲げ部1a上に、両面に部品4を実装し た基板(両面実装基板)3をのせて、基板3とリードフレーム1とを接合する。
【0038】 この場合、L字状曲げ部1aの先端部のみに半田等の接合材料を塗布してから 基板3との接合を行なえば、接合材料の塗布や、基板3の位置決め等が簡単にで き、しかも短時間で処理できる。
【0039】 その後、基板3の周辺部には、トランスファモールドにより、絶縁性樹脂によ るモールド体6を形成し、モールド体6の外部に出ているリードフレーム1を曲 げて、所定部分で切断し、外部端子とする。
【0040】 このようなモールド体6を形成したSMDモジュールにおいて、設計時に、基 板3に搭載する部品4の実装高さに合わせて、L字状曲げ部1aの長さH1 、H 2 を決定しておけば、搭載部品4の実装高さに関係なく、g1 +h1 、あるいは g2 +h2 を一定にすることができる。
【0041】 即ち、H1 、H2 を部品の高さに応じて変えておけば、モールド体6の厚みを 一定にすることができ、SMDモジュールの標準化ができると共に、設計の自由 度が大きくなる。
【0042】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図2〜図6は、本考案の実施例を示した図であり、図2は実施例の説明図(そ の1)、図3は実施例の説明図(その2)、図4は実施例におけるSMDモジュ ールを示した図、図5はリードフレームの説明図、図6は長さHを変化させた場 合のSMDモジュール例である。
【0043】 図2〜図6中、図1と同一符号のものは、同じものを示す。また、7は半田、 12は半田槽を示す。 本実施例は、平型のリードフレームを使用し、該リードフレームに、曲げ加工 を施してから基板との接合を行うものであり、以下、製造工程に沿って、本実施 例のSMDモジュールを説明する。
【0044】 先ず、図2Aに示したような平型のリードフレーム(図7の従来例と同じ)1 を用意する。 次に、図2Bに示したように、リードフレーム1に設けられている複数のリー ドの先端部を2箇所で曲げ加工(例えばプレス加工)する。
【0045】 前記曲げ加工により、リードの先端部を、ほぼL字状に曲げてL字状曲げ部1 aを形成し、リードフレーム1上に基板3をのせる凹所を形成する。 次に、リードフレーム1のL字状曲げ部1aの先端部に半田(クリーム半田) 7を塗布し、その上に、両面実装基板3をのせて接合し、図3の状態にする(な お、図3の基板3は、搭載部品を図示省略してある)。
【0046】 その後、図3の状態で、リードフレーム1を移動し、トランスファモールドに より、絶縁性樹脂をモールドする。 前記トランスファモールドによりモールドして、図4に示したようなモールド 体6を形成し、更に、モールド体6の外部に出ているリードフレーム1を曲げて 切断し、外部端子とする。
【0047】 このようにして、部品4を搭載して配線済みの基板3をモールド体6で被った SMDモジュールが得られる。 ところで、本実施例のSMDモジュールでは、図4に示したように、基板3の 両側に部品4を搭載したもの(両面実装基板)を対象としている。
【0048】 前記部品4としては、トランス、トランジスタ、コンデンサ、コイル、など各 種のものが使用されるが、それぞれ基板面からの実装高さが異なる。 しかし、製品の標準化を行う関係で、モールド体6の厚さは、ほぼ一定とする のが有利である。また、モールド体6の厚みを最小にして、できるだけ多くの部 品4を搭載したいし、部品の実装高さが変わった場合でも、基板の上下に配置す る部品を工夫することにより、モールド体6の厚みを一定にしたい。
【0049】 そこで本実施例では、図5に示したように、リードフレーム1のリードの先端 部に、L字状曲げ部1aを形成する際、基板3に搭載する部品4の実装高さに合 わせて、L字状曲げ部1aの長さHを変えるようにした。
【0050】 例えば、基板3の上側に搭載した部品の高さと、基板3の下側に搭載した部品 の高さがほぼ等しい場合には、図5Aに示したように、長さHをH=H1 の標準 の長さにする。
【0051】 また、基板3の上側に搭載した部品4の高さが極めて高く、基板3の下側に搭 載した部品4の高さが極めて低い場合には、図5Bに示したように、長さHを長 くし、H=H2 (H2 >H1 )とする。
【0052】 更に、基板3の上側に搭載した部品4の高さが低く(図5Aの場合より低く) 、基板3の下側に搭載した部品4の高さが高い(図5Aの場合より高い)場合に は、図5Cに示したように、長さHを短くし、H=H3 (H3 <H1 <H2 )と する。
【0053】 上記のように、基板3に搭載する部品4の高さに合わせて、リードフレーム1 のL字状曲げ部1aの長さHを決定すれば、高さの異なる部品4を実装する際の 設計の自由度が大きくなる。
【0054】 また、長さHの大小によらず、リードフレーム1にL字状曲げ部1aを形成し ているため、クリーム半田の塗布が容易にできる。 例えば、図5Dに示したように、半田槽13の中に、リードフレーム1のL字 状曲げ部1aの先端部のみを入れて、半田を付着させることが容易にできる。
【0055】 この場合、半田の付着を必要とする部分にのみ、半田の付着を行うことが可能 であり、モールド体6の密封性も良くなる。 上記のように、リードフレーム1のL字状曲げ部1aの長さHを変えた場合の SMDモジュール例を図6に示す。
【0056】 図6Aは、長さHをH=H1 とした場合(図5Aの場合)のSMDモジュール 例である。この例は、基板3の上側に搭載した部品4の高さと、下側に搭載した 部品4の高さがほぼ等しい場合である。
【0057】 この場合は、基板3からモールド体6の上側までの距離(高さ)をg1 、基板 3からモールド体6の下側までの距離(高さ)をh1 とした時、g1 ≒h1 とな る。
【0058】 図6Bは、長さHをH=H2 とした場合(図5Bの場合)のSMDモジュール 例である。この例は、基板3の上側に、実装高さの極めて高い部品(大型の部品 )4を実装し、基板3の下側には、実装高さの極めて低い部品4を実装した例で ある。
【0059】 この場合は、基板3からモールド体6の上側までの距離をg2 、基板3からモ ールド体6の下側までの距離をh2 とした場合、g2 >h2 の関係になる。また 、g1 ≒h1 <g2 、g1 ≒h1 >h2 、g1 +h1 =g2 +h2 の関係になる 。
【0060】 図6Cは、長さHをH=H3 とした場合(図5Cの場合)のSMDモジュール 例である。この例は、基板3の上側に、実装高さが比較的低い部品4を実装し、 基板3の下側に実装高さの比較的高い部品4を実装した例である。
【0061】 この場合は、基板3からモールド体6の上側までの距離をg3 、基板3からモ ールド体6の下側までの距離をh3 とした場合、g3 <h3 の関係になる。 また、g3 <g1 、h3 >h1 、g1 +h1 =g3 +h3 の関係がある。
【0062】 (他の実施例の説明) 以上実施例について説明したが、本考案は次のようにしても実施可能である。 (1) リードフレーム1上に基板3を接合する際、半田により接合してもよいが 、他の接合材料、例えば導電性有機材料を用いてもよい。
【0063】 (2) 基板3としては、セラミック基板、ガラス−エポキシ樹脂基板等、どのよ うな基板でも適用可能である。 また、基板3は、単層基板でも、多層基板でも適用可能である。
【0064】 (3) 上記実施例の基板3としては、片面にのみ部品を実装したものを用いても よい。
【0065】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば次のような効果がある。 (1) 基板に実装する部品の実装高さが異なる場合でも、リードフレーム1のL 字状曲げ部1aの長さHを変えることにより、常にモールド体6の厚みを一定に したSMDモジュールが製造できる。
【0066】 従って、設計の自由度が大きくなる。 (2) モールド体6の厚みを、搭載部品の実装高さと関係なく一定にできるから 、SMDモジュールの標準化ができると共に、製品のコストダウンが可能となる 。
【0067】 (3) L字状曲げ部1aを設けたので、半田付け等の処理が半田ディップにより 簡単にでき、しかも半田付けによってモールド体の密封性が悪くなることもない 。
【0068】 (4) L字状曲げ部1aを設けたので、モールド体6内で、モールド樹脂と接す るリードフレーム1の長さが長くなる。 その結果、外部から浸入した水分が、リードフレームに沿って接合部(基板と リードフレームとの接合部)まで達する量は極めて少なくなり、該接合部が水分 によって悪影響を受けることはほとんどなくなる。
【0069】 従って、信頼性の高いSMDモジュールが得られる。 (5) 平型のリードフレームに形成したL字状曲げ部1a上に基板3をのせて接 合するので、基板の位置決めが簡単かつ正確にできると共に、ハンドリングが容 易であり、トランスファモールドの工程も、簡単に処理できる。
【0070】 (6) モールド体6をできるだけ薄くして(g+hを最小にして)、基板3に搭 載する部品数を多くすることができる(従来例と比べて)。 (7) 基板とリードフレームの接合に、ワイヤボンディングを使用しないから、 製造コストが低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の原理図である。
【図2】本考案の実施例の説明図(その1)である。
【図3】実施例の説明図(その2)である。
【図4】従来例におけるSMDモジュールを示した図で
ある。
【図5】リードフレームの説明図である。
【図6】長さHを変化させた場合のSMDモジュール例
である。
【図7】従来例におけるリードフレームの構造例であ
る。
【図8】従来例1の説明図である。
【図9】従来例2の説明図(その1)である。
【図10】従来例2の説明図(その2)である。
【図11】従来例3の説明図である。
【図12】従来例4の説明図である。
【符号の説明】
1 リードフレーム 1a リードフレームのL字状曲げ部 3 基板 4 部品 6 モールド体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面に部品(4)を実装した
    基板(3)を、リードフレーム(1)上に接合し、 該基板(3)の周辺部を、絶縁性樹脂によるモールド体
    (6)に封入したSMDモジュールであって、 上記リードフレーム(1)のリードの先端部に、ほぼL
    字状に曲げたL字状曲げ部(1a)を設け、 該L字状曲げ部(1a)上に、上記基板(3)を載置し
    て、両者を接合したことを特徴とするSMDモジュー
    ル。
  2. 【請求項2】 上記L字状曲げ部(1a)の長さ
    (H1 、H2 )を、 基板(3)に搭載した部品(4)の実装高さに応じて変
    えることを特徴とした請求項1記載のSMDモジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 上記基板(3)からモールド部(6)の
    上側までの距離(g 1 、g2 )と、 基板(3)から、モールド部(6)の下側までの距離
    (h1 、h2 )との和(g1 +h1 、g2 +h2 )を、
    ほぼ一定にしたことを特徴とした請求項2記載のSMD
    モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012248602A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Mitsubishi Electric Corp 樹脂封止形電子制御装置及びその製造方法

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