JPH0573918A - 光学式再生装置 - Google Patents

光学式再生装置

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JPH0573918A
JPH0573918A JP3230358A JP23035891A JPH0573918A JP H0573918 A JPH0573918 A JP H0573918A JP 3230358 A JP3230358 A JP 3230358A JP 23035891 A JP23035891 A JP 23035891A JP H0573918 A JPH0573918 A JP H0573918A
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light
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photodiode
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laser
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Chiaki Sato
千秋 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レーザーの発振波長の変動を検出し、これに基
づいて再生信号を補正する光学式再生装置を提供する。 【構成】レーザー12から射出された光はコリメートレ
ンズ14でコリメートされた後、ビームスプリッター1
8を通過し、対物レンズ20により記録媒体22に集光
される。その反射光はビームスプリッター18で反射さ
れ、回折格子36で回折された後、二分割フォトダイオ
ード38に入射する。回折格子36に入射する光の波長
が変化すると、その変動に応じた分だけ回折角θも変化
し、二分割フォトダイオード上でのビームスポットの位
置が変化する。レーザー12の発振波長の変動は、二分
割フォトダイオード38の各受光領域の出力差からビー
ムスポットのずれ量として検出され、これに基づいて再
生信号を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学式再生装置、特に記
録媒体上に設けられた光学的に検出可能なマークの間隔
として記録されている情報を再生する光学式再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】光学式情報記録の技術の一つに、情報を
光学的に検出可能なマークの間隔として記録する方式が
ラッセルにより提案されている。
【0003】この方式では、記録媒体には図5に示すよ
うにトラックに直交する方向に配置された複数のマーク
102からなるマークセット104がトラック方向に沿
って設けられる。そして情報は、各マークセット104
のマーク間隔の多値情報としてとして記録される。情報
の再生は、ほぼ楕円のビームスポット106を用いてこ
れらのマークセット104を順に照明して得られる干渉
パターンを利用して行なう。
【0004】この情報再生の原理を図6を参照しながら
説明する。通常、光学式情報処理の記録媒体には反射型
の光ディスクを使用するが、ここでは説明を簡単にする
ために透過型光学系で説明する。光ディスク100には
情報に対応した間隔のマークすなわちスリット102が
形成されている。再生光源108から射出された再生ビ
ーム110は、これらのスリット102に入射し回折さ
れる。その回折パターン112は、スリット102の間
隔に応じて一次極大112bと112cの位置が変化す
る。一般にスリット102の間隔が広がると回折パター
ン112の一次極大の間隔が狭くなり、逆にスリット1
02の間隔が狭くなると一次極大の間隔が広くなる。回
折パターン112はフォトダイオード検出アレイ114
に投影され、ここでスリット102の間隔として記録さ
れた情報は、中央極大112aと一次極大112bの間
隔情報g(Si)として読み取られ、信号Siとして出
力される。
【0005】次に、この原理を実際の反射型の光ディス
クに適用した光学系を図7に示す。レーザーダイオード
108からの射出光はコリメートレンズ122で平行ビ
ームにされ、偏向ビームスプリッター124および1/
4波長板126を通過した後、対物レンズ128により
光ディスク100の記録面に集光される。光ディスク1
00の記録面に形成されている図示しないマークセット
(この場合はピットセット)で回折された反射光は、対
物レンズ128で集められ、1/4波長板を通過し、偏
向ビームスプリッター124で反射されフォトダイオー
ド検出アレイ114に入射する。この結果、上述したよ
うにフォトダイオード検出アレイ114に回折パターン
112が投影され、ピット間隔に対応した信号Siが出
力され情報が再生される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この情報処理
の方式においては、マークセットにより生じる回折パタ
ーンの一次極大の位置が再生に関するパラメータの変動
に依存して変化するため、このパラメータが変化した際
に誤った情報が再生される可能性がある。回折パターン
の一次極大の位置を変動させる要因となるパラメータの
一つに再生光の波長変動がある。一般に再生光源には半
導体レーザーが使用されており、その波長変動は半導体
レーザーの温度変化に起因する。マーク間隔d=2.0
μmと3.0μmのマークセットに再生光を照射して得
られる回折パターンの一次極大の位置と再生光源である
半導体レーザーの発振波長との関係を示すグラフを図8
に示す。半導体レーザーの発振波長の変動は回折パター
ンの一次極大の位置つまり再生信号に大きな影響を与え
ることがわかる。このように再生光の波長変動は誤った
情報の再生を招くという不都合がある。
【0007】本発明は、光源であるレーザーの発振波長
の変動に影響されることなく正しい情報を再生する光学
式再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光学式再生装置
は、コヒーレント光を射出する光源と、光源からの光を
マークセットに照射する手段と、マークセットを照明し
て得られる回折パターンに基づいて再生信号を出力する
手段と、波長に応じた角度だけ光を屈折させる分散素子
と、光の一部を分散素子に導く手段と、分散素子で屈折
された角度を検出して光の波長を求める手段と、この波
長に基づいて再生信号を補正する手段とを備えている。
【0009】
【作用】本発明の光学式再生装置では、再生光の一部を
分散素子たとえば回折格子に導き、分散素子による屈折
角あるいは回折角を検出して再生光の波長を検出し、こ
の波長に基づいて再生信号を補正する。
【0010】
【実施例】次に図面を参照しながら本発明の光学式再生
装置の一実施例について説明する。光学式再生装置の光
学系を図1に示す。半導体レーザー12から射出された
光はコリメートレンズ14でコリメートされた後、ビー
ムスプリッター16に入射し反射される。ビームスプリ
ッター16で反射された光ビームはビームスプリッター
18を通過し、対物レンズ20により記録媒体22の記
録面上に集光される。記録媒体22からの反射光は対物
レンズで集められてビームスプリッター18に入射し、
その中の半分はビームスプリッター18を通過し、残り
の半分はビームスプリッター18で反射される。ビーム
スプリッター18を通過した光ビームはビームスプリッ
ター16を通過し、光検出器24に入射する。光検出器
24は直線上に並ぶ四つのフォトダイオードを有し、こ
のフォトダイオード上に記録媒体22に設けられている
マークセットの間隔に対応した干渉パターンが投影され
る。フォトダイオードAとBの出力はそれぞれ加算器2
8と減算器26に入力され、その出力の比が除算器30
から出力される。この出力信号は、マーク間隔として記
録されている情報に対応しており、補正回路32で補正
された後に情報として取り出される。
【0011】一方、記録媒体22からの反射光の中のビ
ームスプリッター18で反射された光はビームスプリッ
ター34で二分される。ビームスプリッター34を通過
した光は臨界角プリズム42を介して四分割フォトダイ
オード44に入射し、この四分割フォトダイオード44
の出力に基づいてトラッキングおよびフォーカッシング
制御が行なわれる。ビームスプリッター34で反射され
た光は回折格子36を介して二分割フォトダイオード3
8に入射する。位置検出回路40は二分割フォトダイオ
ード38の出力から求まるビームスポットの位置に基づ
いてそのときの波長を検出して出力する。この出力は補
正回路32に入力され、補正回路32はこの信号に基づ
いてマーク間隔として記録されている情報に対応した除
算器30からの出力信号を補正する。
【0012】次に図3および図4を参照しながら波長変
動の検出について説明する。波長変動を検出するための
基本的な光学系を図3に示す。同図では回折の様子を説
明するため、回折格子36および二分割フォトダイオー
ド38の向きを変えて示してある。二分割フォトダイオ
ード38は二つの受光領域を有し、これらの受光領域は
記録媒体のトラックに直交する方向の境界線で二分され
ている。この二分割フォトダイオード38は回折格子か
ら距離Lの位置に配置されている。回折格子36の周期
をΛとすると、回折角θと波長λとの間には次式で表さ
れる関係がある。
【0013】Λ・sinθ=λ 回折格子36に入射する光の波長がλからλ+δλに変
化すると、図4に示すように、その変動に応じた分だけ
回折角θも変化する。すなわち、二分割フォトダイオー
ド上のビームスポットの位置が波長変動に応じた量だけ
変化する。このビームスポットのずれ量Δxは、波長変
動に伴う回折角の変化分をδθとすると次式で表され
る。
【0014】Δx=L・δθ 従って、二分割フォトダイオード38の各受光領域の出
力差から光の波長変動を検出できる。なお、二分割フォ
トダイオード38の分割線は記録媒体のトラックに直交
する方向を向いているため、トラッキング動作における
トラックの幅方向への対物レンズ20の移動によるビー
ムスポットの移動方向と波長変動によるビームスポット
の移動方向とは直交するので、波長変動の検出はトラッ
キング動作による対物レン20の移動に影響され
い。
【0015】補正回路32は、除算器30から出力され
る信号(例えばマーク間隔)と位置検出回路40から出
力される信号(例えば波長)に基づいて、波長変動によ
る影響を補正した正しい情報を出力する。この補は、
例えば、波長λとマーク間隔dをパラメータとし、これ
らのパラメータの対から中心波長λ0 のときのマーク間
隔d0 を読み取ることのできる図2に示すようなテーブ
ルを予めメモリーに入力しておき、このテーブルを用い
て除算器30から出力されたマーク間隔dと位置検出器
40から出力された波長λから正しいマーク間隔d0
読み取り出力することにより行なう。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、レーザーの発振波長の
変動に影響されることなく、正しい情報を再生する再生
装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光学式再生装置の光学
系を示す。
【図2】波長とマーク間隔の対から正しいマーク間隔を
読み取るためのテーブルを示す。
【図3】波長変動を検出するための基本的な光学系を示
す。
【図4】回折角の変化に応じてビームスポットの位置が
ずれる様子を示す。
【図5】記録媒体のトラックに沿って設けられているマ
ークセットの様子を示す。
【図6】ラッセルにより提案された方式で記録された情
報の再生原理を示す。
【図7】図6に示した再生原理を反射型の光ディスクに
適用した光学系を示す。
【図8】発振波長に対する回折パターンの一次極大の位
置を示したグラフである。
【符号の説明】
12…半導体レーザー、20…対物レンズ、22…記録
媒体、36…回折格子、38…二分割フォトダイオー
ド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体のトラックに沿って設けられた
    マークセットを照明して得られる回折パターンに基づい
    て、各マークセットを構成している複数のマークの間隔
    として記録されている情報を再生する光学式再生装置で
    あり、 コヒーレント光を射出する光源と、 光源からの光をマークセットに照射する手段と、 マークセットを照明して得られる回折パターンに基づい
    て再生信号を出力する手段と、 波長に応じた角度だけ光を屈折させる分散素子と、 光の一部を分散素子に導く手段と、 分散素子で屈折された角度を検出して光の波長を求める
    手段と、 この波長に基づいて再生信号を補正する手段とを備えて
    いる光学式再生装置。
JP3230358A 1991-09-10 1991-09-10 光学式再生装置 Expired - Lifetime JP3021829B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040022766A (ko) * 2002-09-07 2004-03-18 삼성전자주식회사 광픽업장치 및 이를 채용하는 광기록매체 드라이브 장치및 이를 이용한 트래킹 서보 제어방법

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KR20040022766A (ko) * 2002-09-07 2004-03-18 삼성전자주식회사 광픽업장치 및 이를 채용하는 광기록매체 드라이브 장치및 이를 이용한 트래킹 서보 제어방법

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Effective date: 19991130