JPH0573726U - リール台用ブレーキ機構 - Google Patents

リール台用ブレーキ機構

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JPH0573726U
JPH0573726U JP1914292U JP1914292U JPH0573726U JP H0573726 U JPH0573726 U JP H0573726U JP 1914292 U JP1914292 U JP 1914292U JP 1914292 U JP1914292 U JP 1914292U JP H0573726 U JPH0573726 U JP H0573726U
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JP
Japan
Prior art keywords
arm
brake
reel stand
releasing
electromagnet unit
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Pending
Application number
JP1914292U
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English (en)
Inventor
博 松ケ瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 先端にブレーキシュー5,5を備えた第1ア
ーム4及び第2アーム10と、短い時間だけ通電されて
第1アーム4をブレーキ解放方向に引き寄せる吸引ソレ
ノイド7と、第1アーム4に設けられ第2アーム10を
ブレーキ解放方向に押し出す第2アーム解放用押し部1
7と、解放位置の第2アーム10を吸着保持する電磁石
ユニット20と、第2アーム10に設けられ第1アーム
4がブレーキ方向へ移動することを制限する第1アーム
解放用腕11とからなるリール台用ブレーキ機構1。 【効果】 吸引ソレノイドと電磁石ユニットとを別個に
設け、吸引ソレノイドでブレーキ解放の初期動作を実施
し、それ以降の解放保持を小電力の電磁石ユニットで実
施させるようにしたので、リール台用ブレーキ機構にお
ける電力消費量を大幅に小さくすることができ、省エネ
ルギ効果が著しくランニングコストの大幅な削減が図れ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はリール台用ブレーキ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来のリール台用ブレーキ機構の平面図(図は符号の向きに見るものと する。)であり、磁気テープの供給/巻取りに係る供給側のリール台101及び 巻取り側のリール台102は、プレイモードに応じて速かに制動(ブレーキング )する必要があり、その為にリール台用ブレーキ機構が付設されている。
【0003】 リール台用ブレーキ機構110はシャシ111上のピン112を中心に揺動す る第1アーム113と、第1アーム113の先端のブレーキシュー114と、第 1アーム113の基部に係合したプランジャ115と、このプランジャ115を 引き寄せる吸引ソレノイド116と、シャシ111上のピン117を中心に揺動 する第2アーム118と、第2アーム118の先端のブレーキシュー119と、 前記第1アーム113と第2アーム118に掛け渡された引張りばね124とか らなる。
【0004】 上記吸引ソレノイド116は円柱状のプランジャ115を円筒状の電磁コイル (図示せず)で囲ったもので、この電磁コイルに通電することにより電磁コイル の磁力でプランジャ115が図左から右へ引き寄せられるものである。 電磁コイルへの通電を止めると、プランジャ115はフリーとなる。一般にリ ターン用圧縮ばねが内蔵されていて、この圧縮ばねの戻り力でプランジャ115 は非励磁位置に戻る。
【0005】 上記図5では、吸引ソレノイド116は通電されていない。そこで、引張りば ね124が優勢となり、第1アーム113がピン112を中心に図右回転し、又 、第2アーム118はピン117を中心に左回転し、結果、リール台ディスク1 20,121に夫々ブレーキシュー114,119が押圧され、もって、制動状 態になる。
【0006】 図6は従来のリール台用ブレーキ機構の作用図であり、吸引ソレノイド116 に通電し、プランジャ115を矢印の方向に引き寄せると、第1アーム113 は図左回転し、それのブレーキシュー114は巻取り側のリール台ディスク12 1から外れる。
【0007】 また、第1アーム113の側腕122が左回転しつつ、第2アーム118の側 腕123を押し、結果、第2アーム118は図右回転し、それのブレーキシュー 119が供給側のリール台ディスク120から外れる。 よって、吸引ソレノイド116に通電することで、リール台用ブレーキは解放 される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ブレーキを解放した状態で磁気テープの走行を行うため、この期間は充分に長 く、この間、吸引ソレノイド116には連続的に通電する必要がある。 その為に、吸引ソレノイド116の消費電力は大きい。又、この消費電力の大 半は熱に変換されるため、吸引ソレノイド116及びその附近の温度が高まり、 その対策も必要になる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、ブレーキシューを備えた第1アーム及び第2アームと、短い 時間だけ通電されて第1アームをブレーキ解放方向に引き寄せる吸引ソレノイド と、第1アームに設けられ第2アームをブレーキ解放方向に押し出す第2アーム 解放用押し部と、解放位置の第2アームを吸着保持する電磁石ユニットと、第2 アームに設けられ第1アームがブレーキ方向へ移動することを制限する第1アー ム解放用腕とからリール台用ブレーキ機構を構成する。
【0010】
【作用】
ブレーキ解放の初期段階で、吸引ソレノイドと電磁石ユニットとに通電し、主 に吸引ソレノイドの磁力でブレーキを解放する。 次に、電磁石ユニットに通電したままで、吸引ソレノイドをオフ(非通電)に する。電磁石ユニットに吸着保持された第2アームが第1アームを解放位置に保 持するために、電磁石ユニットのみでブレーキの解放状態が維持される。
【0011】
【実施例】
本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。図面は符号もの向きに 見るものとする。
【0012】 図1は本考案のリール台用ブレーキ機構の平面図であり、リール台用ブレーキ 機構1は、従来の技術の項で述べたものと同様なシャシ2、ピン3、第1アーム 4、ブレーキシュー5,5、プランジャ6、吸引ソレノイド7、引張りばね8と 、ピン9に支承された本考案の第2アーム10並びに電磁石ユニット20とから なる。
【0013】 上記第2アーム10は、長い第1アーム解放用腕11と短い側腕12とを第1 アーム4に向かって張り出し、又、基部に鉄片保持部13を備えている。この鉄 片保持部13に鉄片14が取付けられているが、この鉄片14は小ピン15等で ある程度の揺動可能に係止されていることに特徴がある。
【0014】 電磁石ユニット20は鉄芯21にコイル(図示せず)を巻回したごく簡単な構 造のもので、通電時にのみ磁石になる。本例では、後述する理由でそれの磁力は 小さい。
【0015】 なお、第1アーム4から第2アーム10へ向かって張り出された側腕16には 、先端に第2アーム解放用押し部17、そして、基部に前記第1アーム解放用腕 11で押される被押圧部18が夫々形成されている。
【0016】 以上の構成からなるリール台用ブレーキ機構の作用を次に述べる。 図1において、吸引ソレノイド7及び電磁石ユニット20が共にオフ(非通電 )であるため、引張りばね8が優勢になり、第1アーム4は右回転し、第2アー ム10は左回転し、夫々のブレーキシュー5,5が当該リール台ディスク24, 25に押圧されて、リール台ディスク24,25は制動される。
【0017】 図2は本考案のリール台のディスク機構の作用図(吸引ソレノイド7が励磁状 態にある。)であり、吸引ソレノイド7に通電するとプランジャ6が引き寄せら れ、これに伴って、第1アーム4は左回転し、それの第2アーム解放用押し部1 7が第2アーム10の側腕12を押す。
【0018】 それで第2アーム10は右回転し、左のブレーキシュー5がリール台ディスク 24から外れる。 よって、図2は吸引ソレノイド7に通電したことで、リール台ディスク24, 25の制動は解放されたことになる。
【0019】 また、基部の鉄片14が電磁石ユニット20の鉄芯21に近接若しくは当接す る。 これの前後に、電磁石ユニット20に通電すれば、鉄芯21は鉄片14を磁力 吸着する。 遠くの鉄片14を引き寄せる必要がないので、電磁石ユニット20の磁力は小 さくてよく、その分供給電力も小さい。
【0020】 図3は本考案のリール台のディスク機構の作用図(吸引ソレノイド7が非励磁 状態にある。)であり、電磁石ユニット20に通電したままで、吸引ソレノイド 7への通電を停止すると、図に示す通りにプランジャ6は元の位置に戻る。 第1アーム4は右回転しようとするが、被押圧部18が第2アーム10の第1 アーム解放用腕11で止められるために、図の位置に留まる。 よって、吸引ソレノイド7がオフ(非通電)でもブレーキ解放状態が維持され る。
【0021】 図4は本考案のリール台用ブレーキ機構のタイムチャ−トであり、横軸は時間 軸、縦軸は吸引ソレノイド7及び電磁石ユニット20のオン(通電)、オフ(非 通電)を示す。更に横軸の下方には図1及至図3との対応を示している。
【0022】 即ち、図1では吸引ソレノイド7及び電磁石ユニット20は共にオフであり、 制動状態にある。図2では吸引ソレノイド7及び電磁石ユニット20は共にオン で、ブレーキは解放され、図3では吸引ソレノイド7のみがオフとされる。
【0023】 図4にV1,V2で示した面積部分が消費電力に当たる。大電流を要する吸引 ソレノイド7は通電時間が短いためにそのV1は比較的小面積で、小電力で済む 。 一方、電磁石ユニット20の通電時間は長いにも拘らず、小電流であるために そのV2は比較的小面積である。 よって、本考案のリール台用ブレーキ機構はブレーキの解放期間が長いほど、 省電効果が増す。
【0024】 尚、上記第1アーム4と第2アーム10の形状、特に第1アーム解放用腕11 、側腕12、鉄片保持部13、側腕16、第2アーム解放用押し部17及び被押 圧部18の形状及び位置は実施例に限定するものではない。
【0025】
【考案の効果】
以上に述べた通り本考案は吸引ソレノイドと電磁石ユニットとを別個に設け、 吸引ソレノイドでブレーキ解放の初期動作を実施し、それ以降の解放保持を小電 力の電磁石ユニットで実施させるようにしたので、リール台用ブレーキ機構にお ける電力消費量を大幅に小さくすることができ、省エネルギ効果が著しくランニ ングコストの大幅な削減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のリール台用ブレーキ機構の平面図
【図2】本考案のリール台のディスク機構の作用図(吸
引ソレノイド7が励磁状態にある。)
【図3】本考案のリール台のディスク機構の作用図(吸
引ソレノイド7が非励磁状態にある。)
【図4】本考案のリール台用ブレーキ機構のタイムチャ
ート
【図5】従来のリール台用ブレーキ機構の平面図
【図6】従来のリール台用ブレーキ機構の作用図
【符号の説明】
1…リール台用ブレーキ機構、2…シャシ、4…第1ア
ーム、5…ブレーキシュー、6…プランジャ、7…吸引
ソレノイド、8…引張りばね、10…第2アーム、11
…第1アーム解放用腕、13…鉄片保持部、14…鉄
片、17…第2アーム解放用押し部、18…被押圧部、
20…電磁石ユニット、21…鉄芯、24,25…リー
ル台ディスク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給側のリール台ディスクと巻取り側の
    リール台ディスクとに夫々ブレーキシューを押し当て
    て、一対のリール台を制動するためのリール台用ブレー
    キ機構において、前記ブレーキ機構は、シャシ上のピン
    に揺動可能に支承され先端に上記のブレーキシューを備
    えた第1アーム及び第2アームと、短い時間だけ通電さ
    れて第1アームをブレーキ解放方向に引き寄せる吸引ソ
    レノイドと、第1アームに設けられ第2アームをブレー
    キ解放方向に押し出す第2アーム解放用押し部と、解放
    状態の第2アームを吸着保持する電磁石ユニットと、第
    2アームに設けられ第1アームがブレーキ方向へ移動す
    ることを制限する第1アーム解放用腕とからなることを
    特徴としたリール台用ブレーキ機構。
JP1914292U 1992-02-28 1992-02-28 リール台用ブレーキ機構 Pending JPH0573726U (ja)

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