JPH0573663B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ 裁断テープが紙ウエブの下方において上向き
に開いた細長いみぞ穴を有する案内路を通して走
行し、紙ウエブの末端の先方において前記案内路
から出るように構成された第１巻き枠上に巻取ら
れている走行中の紙ウエブを裁断テープによつて
裁断し裁断縁を空巻き枠上に取り付けてこの空巻
き枠上に転送するシステムにおいて、裁断テープ
が案内路の中に入る前に裁断テープの前端の片面
上に被覆なしで被着された接着剤層を含む事を特
徴とするシステム。 ２ 接着剤が裁断テープ表面の中心長手方部分の
みに被着され、裁断テープの対向両縁部分に接着
剤が被着されない事を特徴とする請求項１に記載
のシステム。 ３ 接着剤は前記みぞ穴と反対の裁断テープの面
に施用される事を特徴とする請求項１に記載のシ
ステム。 ４ 接着剤を裁断テープ上に被着するためにリリ
ースバインダの両面接着剤を使用する事を特徴と
する請求項１に記載のシステム。 ５ 接着剤層は裁断テープが案内路に入る前に裁
断テープ上に噴霧された接着剤である事を特徴と
する請求項１に記載のシステム。 ６ 接着剤は液状であつて、この液状接着剤をテ
ープに被着するためのローラ手段を含む事を特徴
とする請求項１に記載のシステム。 ７ 裁断テープはその接着剤を被着された表面部
分をみぞ穴と反対側に配置して案内路の中に入
り、この案内路はみぞ穴と反対側に細長い凹部を
有し、この凹部は、裁断テープの長手方中心部分
を案内路の底面から離間して裁断テープの長手方
両縁を支持する事を特徴とする請求項２に記載の
システム。 ８ さらに遠隔制御される機械的アームを含み、
このアームは、裁断縁が案内路から出る際に、そ
の前端の接着剤層の背後において裁断テープをつ
かみ、裁断テープを前進させて空巻き枠と接触さ
せる事を特徴とする請求項７に記載のシステム。 ９ リリースバインダ上に被覆された両面感圧接
着剤テープの供給ロールと、前記供給ロールから
接着剤テープの所定長を選択的に分与するために
前記供給ロールを取り付けるスピンドルと、裁断
テープを接着剤テープに対して平行方向に送る案
内チヤンネルと、接着剤テープを裁断テープの下
側面に長手方に整列するように導入する手段と、
接着剤テープと裁断テープとを相互に圧着して接
着剤テープを裁断テープに転送する手段と、リリ
ースバインダを接着剤テープから剥離して接着剤
層を裁断テープの上に被覆として残す手段とを含
む事を特徴とする請求項７に記載のシステム。 １０ 裁断テープの前端が案内路から出た後に裁
断テープの運動を停止するために裁断テープの前
端付近を着脱自在に保持し、裁断テープを選択的
に解除して空巻き枠とこの空巻き枠を駆動する協
働ローラとの間のニツプの中に前記裁断テープ前
端を前進させるクランプ手段を含む事を特徴とす
る請求項１に記載のシステム。 １１ 前記クランプ手段は可動支持パツドと、回
転自在の駆動ローラと、裁断テープを挟持するよ
うに前記パツドをローラに対して着脱自在に圧着
する手段とを含む事を特徴とする請求項１０に記
載のシステム。 １２ 可動ジヨーと、裁断テープを挟持するよう
に協働する枢転自在のクランプ部材とを含む事を
特徴とする請求項１に記載のシステム。 １３ 巻き枠上に巻取られる走行中の紙ウエブを
裁断し、裁断後に紙ウエブを空巻き枠に転送する
ため、紙ウエブの下方に配置され紙ウエブを横断
して横方向に延在する細長い案内路の中に裁断テ
ープを送る段階と、案内路の反対側末端から裁断
テープを取り出す段階と、前記空巻き枠とこの巻
き枠の駆動ローラとの間のニツプの中に裁断テー
プを導入して空巻き枠の周囲に自動的に螺旋状に
巻き付けると共に紙ウエブを裁断する段階とを含
む方法において、 (1) 前記裁断テープを案内路の中に送る前に裁断
テープの前端部分に被覆なしで接着剤を被着す
る段階と、 (2) 案内路から出る裁断テープを受けて、接着剤
部分が空巻き枠と接触するように裁断テープの
前端を前記ニツプの中に送る段階とを含む事を
特徴とする方法。 １４ 裁断テープをリリースバインダの上に被着
された感圧接着剤と接触させつぎにリリースバイ
ンダを剥離する事によつて接着剤を裁断テープに
被着する事を特徴する請求項１３に記載の方法。 １５ 裁断テープ上に接着剤を噴霧する事によつ
て接着剤を裁断テープに被着させる事を特徴とす
る請求項１３に記載の方法。 １６ 液状接着剤の供給手段から接着剤被覆を受
けるアプリケータローラと接触しながら裁断テー
プを送る事によつて、接着剤を裁断テープに対し
て被着する事を特徴とする請求項１３に記載の方
法。 １７ 案内路は実質的に裁断テープの幅を有する
細長い案内路から成り、この案内路は、裁断テー
プを横方向に引き出すために案内路の上部に備え
られた細長いみぞ穴と、前記案内路の下方に案内
路に対して定心して配置された案内路より狭い細
長い下部凹部とを有し、前記の凹部は裁断テープ
上の接着剤部分の幅より広い幅を有する事を特徴
とする請求項１３に記載の方法。 １８ 裁断テープが案内路から出る際に遠隔制御
される機械的アームによつて裁断テープを保持す
る段階と、裁断テープの接着剤を被覆された末端
部分を前記アームによつてニツプの中に送る段階
とを含む事を特徴とする請求項１３に記載の方
法。 １９ 裁断テープが案内路から出る際に裁断テー
プを保持する段階と、裁断テープの接着剤を被覆
された末端部分をニツプの中に選択的に送る段階
とを含む事を特徴とする請求項１３に記載の方
法。 ２０ 前記の選択的送りは、空巻き枠をその駆動
ローラ上に下降させた際に自動的に実施される事
を特徴とする請求項１９に記載の方法。 技術分野 この方法は、巻き枠上に巻取られている走行紙
ウエブを裁断し、紙ウエブが走行を続ける間に裁
断された紙ウエブを空巻き枠に転送するシステム
および方法に関するものである。 背景技術 製紙業においては、一般に連続シートまたは紙
ウエブを製造して、これを大型の巻き枠上に巻取
る。特に現在の高速製紙工程においては、連続操
作を実施するため、一杯になつたロール上の巻取
から空ロール上の巻取りに瞬間的に切り替えるた
めのシステムが当然に必要とされる。米国特許第
2461246号には、回転中の空ロールコアの上にテ
ープを送つてこのコアの周囲に螺旋形に巻取ら
せ、同時に走行紙ウエブを横断して強く緊張させ
て紙ウエブを裁断し、裁断縁を裁断テープによつ
て支持しながら空ロールの上に巻取る方法が開示
されている。その後の改良は、裁断と送りのため
にテープを緊張させる方法に関するものであつた
が、また種々の型のテープが使用され、例えば米
国特許第4414258号においては、パルプ化可能の
紙を織成したテープが記載され、このテープはロ
ールに隣接して巻取られた紙を故紙として再利用
する事ができるので、製紙工程と矛盾しない。さ
らに最近の米国特許第4659029号に記載の方法は、
再生可能の紙フアイバーテープを使用し、このテ
ープを走行紙ウエブの下方の細長い案内路の中を
通し、空の巻き枠ニツプの中に入れて、紙ウエブ
を裁断し裁断縁を空巻き枠の上に巻取らせる。 本発明の目的は、裁断テープを空巻き枠上に送
る操作の改良にある。本発明の他の目的は、走行
紙ウエブとの干渉の可能性を防止するため、遠隔
制御によつて作動されるシステムを提供するにあ
る。本発明のさらに他の目的は、裁断テープによ
つて裁断される紙ウエブの下方の案内路の中に紙
ウエブが入る前に、その上に接着剤を被着するに
ある。本発明のその他の目的は下記の詳細な説明
から明かとなろう。 発明の簡単な説明 本発明は、第１巻き枠上に巻取られている走行
中の紙ウエブを裁断テープによつて裁断し、裁断
テープを空巻き枠上に固着する事によつて走行中
の紙ウエブを空巻き枠上に転送するシステムに関
するものである。裁断テープは案内路に沿つて摺
動し、この案内路は紙ウエブの下方において上向
きに開いた細長いみぞ穴を有し、裁断テープはこ
の案内路から紙ウエブの反対側縁の先方から出
る。本発明による本発明の改良点は、裁断テープ
が案内路の中に入る前にその前端の片面に被覆な
しで接着剤を被着するにある。他のアスペクトに
おいて、裁断テープの前端が案内路の反対側末端
から出た後にクランプ手段が裁断テープを着脱自
在に保持し、また選択手段がクランプ手段を解除
して、裁断テープの末端をニツプによつて保持さ
せ裁断テープを空ロールの周囲に螺旋状に巻取ら
せて、紙ウエブを裁断し転送する。 また本発明は、巻き枠上に巻取られる走行中の
紙ウエブを裁断し、裁断後に紙ウエブを空巻き枠
に転送するため、紙ウエブの下方に配置され紙ウ
エブを裁断して横方向に延在する細長い案内路の
中に裁断テープを送る段階と、案内路の反対側末
端から裁断テープを取り出す段階と、前記空巻き
枠をこの巻き枠の駆動ローラとの間にニツプの中
に裁断テープを導入して空巻き枠の周囲に自動的
に螺旋状に巻き付けると共に紙ウエブを裁断する
段階とを含む方法において、 (1) 前記裁断テープを案内路の中に送る前に裁断
テープの前端部分に被覆なしで接着剤を被着す
る段階と、 (2) 案内路から出る裁断テープを受けて、接着剤
部分が空巻き枠と接触するように裁断テープの
前端を前記ニツプの中に送る段階とを含む改良
方法に関するものである。 本発明の他のアスペクトにおいて、テープの
受理は遠隔制御クランプ手段によつて実施さ
れ、 (3) クランプ手段によつて裁断テープをその前端
に隣接して保持する段階と、 (4) 裁断テープをニツプと接触させた後にクラン
プ手段を解除する段階とを含む。

【図面の簡単な説明】

以下、本発明を図面に示す実施例について詳細
に説明する。付図において、 第１図はロール上に紙ウエブを巻取るための本
発明によるシステムの斜視図であつて、裁断テー
プの先端を空巻き枠に転送する装置を示す図、 第２図は裁断テープに対して接着剤を被着する
第１実施態様を示す部分斜視図、 第３図は裁断テープに対して接着剤を被着する
第２実施態様を示す部分斜視図、 第４図は第１図の４−４線に沿つた断面図、 第５図は本発明の裁断テープの平面図、 第６図は裁断テープに接着剤を被着する第３実
施態様の概略図、 第７図は本発明において使用される両面接着剤
テープの平面図、 第８図は第７図のテープの側面図、 第９図は裁断テープに対して接着剤を被着する
第４実施態様の概略図、 第１０図は第９図の１０−１０線に沿つた断面
図、 第１１図は裁断テープの先端をニツプの中に送
る他のクランプ手段の部分斜視図である。

【発明の詳細な説明】

本発明の全般的特色を第１図について説明す
る。この図は、製紙プラントにおいて製造された
紙を貯蔵しまたは他の場所での使用のためロール
上に巻取るために使用される装置の全形を示す。
連続紙ウエブ２０が比較的高速で、紙を巻取る巻
枠組立体に向かつて走行する。紙ウエブ２０は支
持体２２上に軸支された引つ張りロール２１に前
進し、このロール２１が紙ウエブ２０を駆動ロー
ル２３上に案内し、矢印２５方向に回転する巻枠
２４の回りに巻取る。駆動ロール２３は矢印２６
方向に回転し、巻枠２４上の紙ウエブロールに圧
着されたこの巻枠２４を矢印２５方向に回転させ
る。巻枠２４が紙ウエブ２０の所望の量を巻き付
けられた時、紙ウエブ２０を横方向に裁断して、
裁断縁を空の巻枠２７に転送し、この巻枠上で紙
ウエブの巻取りを開始して、場合によつては巻枠
２４のような他の充填された巻枠を生じぬ事がで
きる。空の巻枠２７は紙ウエブ２０を受けて巻取
りを開始する準備ができるまで、第１図に図示の
位置の垂直上方に配置される。巻枠２７は業界公
知のように別個に回転させる事ができまたは回転
させない事ができるが、第１図に図示のように駆
動ロール２３と接触するまで下降されて、これと
共に回転される。つぎに紙ウエブ２０の裁断縁が
空の巻枠２７と駆動ロール２３との間のニツプ２
９の中に押し込まれて、この裁断縁を巻枠２７上
に巻取らせこの巻枠２７への紙ウエブの転送を開
始する。 本発明の装置は、裁断テープ３０を空の巻枠２
７の反対側縁に送りこの裁断テープを巻枠２７の
回りに螺旋形に巻取らせて紙ウエブ２０を裁断
し、裁断縁を巻枠２７上に導入して巻取らせるた
めの手段を含む。好ましくは裁断テープ３０の供
給分は、ハウジング３２中の着脱自在ドラム３１
上に保持され、このハウジング３２は切断手段３
３を支持し、この切断手段は適時にドラム３１上
の供給ストツクから裁断テープ３０を切断する。
紙ウエブ２０を横方向に裁断して裁断縁を空の巻
枠２７上に巻取らせるためには、紙ウエブ２０の
幅より長い特定長の裁断テープのみが必要とされ
るので、裁断テープ３０は適当な箇所で切断さ
れ、巻枠２７が紙ウエブで充填されて他の空巻枠
と交換する必要がある時までそれ以上の裁断テー
プは不必要である事は理解されよう。裁断テープ
３０は切断手段３３と、接着剤被着手段３９（説
明の便宜上、ハウジンク外部に図示されている
が、当業者には明白なようにハウジング内部に配
置される事が好ましい）と、案内路３４の中に通
される。この案内路３４は駆動手段、例えばハン
ドクランク３５によつて駆動されて、裁断テープ
３０の自由端部を案内路の反対側末端３６まで紙
ウエブ２０の下方を紙ウエブ２０の幅を完全に横
断して案内する。第５図に図示のように、裁断テ
ープ３０の前端部３７に接着剤ストリツプ３８が
被着されているので、裁断テープ３０がニツプ２
９の中に導入された時に空巻枠２７の表面に対し
て接着する。好ましい実施態様において、機械的
アーム４０がスタンド４１上に載置され、このア
ーム４０はハンド４２を有し、このハンドが裁断
テープ３０を保持し、裁断テープ３０がニツプ２
９の中に把持されて空巻枠２７の表面に接着する
までこのハンド４２を必要に応じて延長させる。
つぎに裁断テープ３０の近位端部４４の付近でテ
ープ３０に対して摩擦抵抗が加えられる。例えば
テープ３０が案内路３４から外れる際に摩擦抵抗
が生じて、テープ３０を空巻枠２７の長手方に螺
旋状に巻き付けながら紙ウエブ２０を裁断し紙ウ
エブ２０を空巻枠２７上に転送する。この装置と
方法は出願人の共存出願米国特許第07／087874号
に記載されている。 第２図は第１図の接着剤被着装置３９の第１実
施態様の概略図である。裁断テープ３０は、切断
器３３と主案内路３４の近位端部４４との間の案
内チヤンネル４３の中に任意の箇所に配置され
る。チヤンネル４３中の開口４５が裁断テープ３
０の下側面の中央部分を露出している。ローラ４
６の外側面が開口４５の中に配置され、同時にこ
の外側面がタンク４８中の接着剤液４７のプール
の中に浸漬されるように適当に回転自在に取り付
けられる。裁断テープ３０の上方に、開口４５と
垂直に整列して、加圧ローラ４９がアーム５０上
に取り付けられ、このアームは後退上方位置５１
（破線）から実線の下方加圧位置まで選択的に移
動する事ができる。この加圧位置において裁断テ
ープ３０が下方に加圧されてローラ４６と接触
し、接着剤を裁断テープ３０の下側面に、選択さ
れた長さと幅にわたつて、好ましくは第５図に図
示のように接着剤ストリツプ状に被着させる。ス
トリツプ３８は裁断テープ３０の側面縁から内側
に離間しているので、下記に詳細に説明するよう
に接着剤は裁断テープの通過する案内路と接触し
ない。第３図において、接着剤被着器の第２実施
態様を示す。裁断テープ３０は案内チヤンネル５
２の中を通り、このチヤンネルは下側面に開口５
３を有し、裁断テープ３０の下側面をスプレーノ
ズル５４に対して露出し、これらのノズルが接着
剤５５を裁断テープ３０の下側面に噴霧する。こ
のシステムの変形として、切断器３３が開口５３
のすぐ前に配置され、裁断テープ３０の先行部分
が切断された時に、接着剤５５が被着されて切断
箇所のすぐ後方に接着剤ストリツプを形成し、裁
断テープ３０の前端部分３７（第１図）を形成
し、このストリツプの後続部分が紙ウエブ３０の
裁断と空巻枠３７上の巻き付けに使用される。他
の変形は、裁断テープ３０を切断後に、スプレー
５５の位置に前進させ、つぎに主案内路３４の中
に前進させるにある。 第４図には、第２図、第３図および第６図に図
示の裁断テープ３０の下側面に接着剤を被着する
接着剤被着器と共に使用される案内路３４の好ま
しい設計を示す。接着剤を裁断テープ３０の下側
面に被着する目的は、入子型伸縮自在のハンド４
２を有する特定設計の機械アーム４０を使用する
際に、裁断テープ３０の接着剤面をハンド４２の
方に向けてハンド４２に提出し、この接着剤側面
を上方に向けてニツプ２９の中に送り、空巻枠２
７と接触させる事が容易だからである。案内路３
４中において接着剤面を上に向けてハンド４２を
前記と異なるように運動させる他の型の機械アー
ムを使用する事も可能である。製紙工程に際して
さらに重要な事は、機械の操作側が裁断テープ３
０のハウジング３２と巻き枠３１の配置された近
い側であつて、向こう側はロールを駆動するベル
トおよび滑車を備える事である。近い側から巻き
枠３１に裁断テープ３０を補給しまた接着剤容器
４８に接着剤を追加するなどの操作により、本発
明の装置および方法の効率を増進し、また使用安
全性を向上させる事ができる。案内路３４は、裁
断テープ３０を長手方に摺動させる設計の長方形
断面の内部チヤンネル５６を有する。細長いみぞ
穴５７がチヤンネル５５に対して平行に延在し、
チヤンネル５５と外気とを接続する。裁断テープ
３０がニツプ２９の中に捕捉され、空巻き枠２７
上に巻取られ始めると、裁断テープ３０はみぞ穴
５７を通してチヤンネル５６から横方向に引つ張
られて、裁断テープ３０を巻き枠２７の周囲に巻
取り紙ウエブ２０を裁断し裁断縁を巻き枠２７上
に巻き付け始めるのに必要な摩擦抵抗を生じる。
本発明において裁断テープ３０の底面に接着剤３
８が被着される場合、この接着剤と同一幅のアン
ダカツト凹部５８を備える必要がある。このよう
にして裁断テープ３０は案内路３４の一部に接着
剤を付着させる事なくチヤンネル５５の中を摺動
する事ができる。本発明のさらに他の特色は、バ
ネクリツプ６０によつて保持された弾性フラツプ
カバー５９を備える事にある。このフラツプカバ
ー５９はチヤンネル５６を異物から防護し、また
上方に湾曲して、紙ウエブの裁断に際して裁断テ
ープ３０の除去を妨害しない。またフラツプカバ
ー５９は、裁断テープ３０が案内路３４を通る際
にこれを異物および水分から防護する。 第５図は、接着剤ストリツプ３８を前端部分３
７に被着された裁断テープ３０を示す。裁断テー
プ３０の側面縁６１は接着剤によつて被覆されて
いないので、第４図に図示のように裁断テープ３
０がチヤンネル５６の中を摺動する際にこの裁断
テープ３０を支持する事ができる。 裁断テープ３０に対して接着剤を被着する手段
の第３実施態様を第６図〜第８図に図示する。裁
断テープ３０はチヤンネル６２の中に支持され、
このチヤンネル６２は裁断テープ３０の下側面を
露出するための開口６３を有する。押し下げロー
ラ６４が開口６３上方の裁断テープ３０に対して
軽い下向き圧力を加える。供給スピンドル６５が
両面感圧テープ６６のロールを担持し、この感圧
テープは連続リリースバインダ６７と、接着剤を
有しない短いスペース６９によつて相互に分離さ
れた複数の接着剤層６８とから成る。テープ６６
はロール６５から、アーム７１上に枢転自在に取
り付けられた加圧ローラ７０の回りに掛けまわさ
れる。このアーム７１は下方不作動位置７２（破
線）から上方作動位置（実線）まで移動できる。
テープ６６がローラ７０とテープ３０との間を通
過する際に、接着剤部分６８がテープ３０上に圧
着され、リリーステープ６７は巻き枠７３上に巻
取られる。接着剤部分６８がテープ３０に被着さ
れた時、アーム７１は不作動位置７２に移動し、
ロール６５は再び必要な時まで停止している。ロ
ール７５はベルト７４によつて巻き枠７３を駆動
するように図示されている。両面接着剤を相互に
離間するのでなく単に孔を備える事もできる。そ
の場合には、ロール７０がその不作動位置に移動
した後にテープ３０の前進によつて、被着された
接着剤層６８から後続接着剤層６８が分離され
る。 第９図と第１０図は、第７図と第８図に図示の
両面接着剤テープ６６を使用してテープ３０に接
着剤を被着する手段の第４実施態様を示す。案内
路４３の中にある両面接着剤テープ６６の上方に
あるテープ３０を加圧するための加圧ローラ７５
が取り付けられている。リリーステープ６７が剥
離された後に、テープ３０の下側面の一部に第５
図に図示のように接着剤層が残され、この裁断テ
ープ３０がロール２３と２７の間のニツプ２９ま
で前進させられて、紙ウエブ２０を裁断し裁断縁
をロール２７上に巻取り始める。この実施態様に
おいて、両面接着剤テープ６６が巻き枠６５から
案内路４３の底部の凹部５８の中に送られ、リリ
ーステープ６７を凹部５８と上側面接着剤ストリ
ツプ６８（第７図および第８図参照）との間に介
在させたまま前方位置８７に達する。つぎに裁断
テープ３０がチヤンネル５６中において、凹部５
８の中の接着剤テープ６６の上を前進させられ、
その前端が８７において停止させられる。そこで
ハンドル８０を位置８１まで前方に倒し、この場
合に加圧ローラ７５が凹部５８の幅においてテー
プ３０を下方に加圧し、さらにハンドル８０を前
方位置８２まで前進させる。この運動によつて、
ローラ７８がレール７７の中で枢転するので、ロ
ーラ７５がテープ３０を凹部５８の中に押し込
み、接着剤テープ６６の接着剤部分６８と接触さ
せ、接着剤テープ６６を裁断テープ３０に付着さ
せる。ローラ７６は、案内路４３の上側面に接触
して、裁断テープ３０が接着剤テープ６６に付着
するために必要な以上の圧力をこの裁断テープ３
０に対して加えないようにローラ７５を制動す
る。つぎにハンドル８０をその初位置に戻し、そ
の直立位置に解除すると（実線）、裁断テープ３
０は凹部５８の中に押し込まれていない最初の平
坦な状態に戻る。初位置に戻る際に、一方の支持
体７９がヘツド８３を押し、接点８８を接点プレ
ート８５に接触させ、巻き枠７３を矢印８９方向
に駆動する手段（図示されず）に対して電力を加
える。これによりリリーステープ６７がテープ３
０に固着した接着剤から剥離され、同時に接着剤
テープ６６の次の接着剤層部分６８を前方位置８
７まで前進させる。巻き枠６５と７３とを同時に
回転させる手段は滑車９０に掛けまわされたＶベ
ルト８６として図示されている。同一の目的から
歯車、チエーン−スプロケツトなどの他の駆動手
段を使用できる事は明かである。これによつてサ
イクルが終了し、裁断テープ３０はニツプ２９ま
で前進させられて紙ウエブ２０を裁断し巻き枠２
７上に巻き付け始める。その間に裁断テープ３０
の新しい部分が点８７まで送られ、接着剤ストリ
ツプを被着される。 接着剤ストリツプを裁断テープ３０上に被着す
るための数種の実施態様を説明した。他の手段も
本発明の主旨の範囲内において同様に使用可能で
ある。第２図、第３図、第６図、第９図および第
１０図に図示の手段は好ましい実施態様である
が、他の機械的手段、手動的手段その他の手段も
有効である。本発明にとつて必要な事は、裁断テ
ープ３０が案内路３４の近位端４４に到達する前
に接着剤ストリツプが被着される事である。これ
は案内路４４の近位端４４に隣接した作業員が案
内路３４の遠位端に行く事なくすべての操作を実
施するための安全手段である。 他のクランプ手段を第１１図に図示する。案内
路３４の反対側末端３６（第１図の末端３６と異
なる湾曲形状を有する）から外側に山型材支持構
造１５５が延長されている。モータ１５６と歯車
箱１５７が、軸１５９上に取り付けられたきざみ
付き円筒体１５８の回転駆動力を与える。裁断テ
ープ３０が、円筒体１５８と、支持構造１５５に
対してピン１６２によつて枢着されたテーブル１
６０との間を、裁断テープ３０の前端３７がテー
ブル１６０から延長されるまで前進する。テーブ
ル１６０が上方の円筒体１５８に圧着される事に
よつて裁断テープ３０の運動が停止され、円筒体
１５８の背後に裁断テープ３０の大きなループ１
６１を形成させる。流体作動シリンダ１６４に連
結されたヘツド（図示されず）の上昇運動によつ
てテーブル１６０がピン１６２回りに枢転され
る。テーブル１６０がその常態位置から第１１図
に図示の上昇位置まで移動し、そこで裁断テープ
３０を円筒体１５８に圧着して裁断テープ３０の
前進運動を停止させる。作業員がテープの先端３
７をニツプ２９の中に導入しようとする場合、円
筒体１５８がテーブル１６０の遊びローラ（図示
されず）に当接しながら矢印１６８方向に回転さ
せられて、テープ先端３７を前進させる。先端３
７がニツプ２９に接触した時、裁断テープ３０が
クランプ手段から側方に引き出され、ロール２７
の周囲に螺旋形に巻取られ、紙ウエブ２０を裁断
し裁断縁を巻き枠２７上に巻取り始める。 本発明は前記の説明のみに限定されるものでな
く、その主旨の範囲内において任意に変更実施で
きる。