JPH0573505U - カップリングの芯出し装置 - Google Patents
カップリングの芯出し装置Info
- Publication number
- JPH0573505U JPH0573505U JP086597U JP8659791U JPH0573505U JP H0573505 U JPH0573505 U JP H0573505U JP 086597 U JP086597 U JP 086597U JP 8659791 U JP8659791 U JP 8659791U JP H0573505 U JPH0573505 U JP H0573505U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dial gauge
- flange
- flanges
- measurement
- computer
- Prior art date
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- Pending
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- Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 個人の能力や勘による差がなく、かつ、短時
間で経験の少ない人でもできて、コストダウンおよび信
頼性の向上を図ることができるカップリングの芯出し装
置を提供することにある。 【構成】 対をなしている一方のフランジに固定する架
台と、該架台に取り付けられて他方のフランジの外周面
に計測用可動測定子の先端が接触する第1のデジタル式
ダイヤルゲージと、該架台に取り付けられて前記他方の
フランジの端面に計測用可動測定子の先端が接触する第
2のデジタル式ダイヤルゲージとを備え、かつ、前記双
方のフランジを相対的に回転させたときに該両ダイヤル
ゲージからの計測信号を入力してその計測値と許容値と
の比較判断する機能とその計測値が許容値を越えたとき
に修正すべき調整ライナの位置および量を演算処理して
それらを表示する機能とを有するコンピュータを備えて
いる。
間で経験の少ない人でもできて、コストダウンおよび信
頼性の向上を図ることができるカップリングの芯出し装
置を提供することにある。 【構成】 対をなしている一方のフランジに固定する架
台と、該架台に取り付けられて他方のフランジの外周面
に計測用可動測定子の先端が接触する第1のデジタル式
ダイヤルゲージと、該架台に取り付けられて前記他方の
フランジの端面に計測用可動測定子の先端が接触する第
2のデジタル式ダイヤルゲージとを備え、かつ、前記双
方のフランジを相対的に回転させたときに該両ダイヤル
ゲージからの計測信号を入力してその計測値と許容値と
の比較判断する機能とその計測値が許容値を越えたとき
に修正すべき調整ライナの位置および量を演算処理して
それらを表示する機能とを有するコンピュータを備えて
いる。
Description
【0001】
本考案は、カップリングの芯出し装置に関するもので、たとえば、産業機械の モータと減速機、ポンプ、ブロワ等の間の多方面のカップリング(軸継手)の芯 出し作業や検査等に利用できる芯出し装置に関するものである。
【0002】
従来のカップリングの芯出しは、テーパーゲージ、シクネスゲージ、アナログ ダイヤルゲージの計測具を使用し、作業員や検査員の技能と勘により実施してい た。また外国製品で計測具にレーザを使用している装置があるが、計測値の確認 が困難であった。
【0003】
しかしながら、前述した従来の計測具では、個人差が出やすく、しかも、計測 可能単位は0.05mm程度で、精度が低く、また芯出し調整をする際の調整位 置と量を決定するには、計算が容易ではなく、勘にたよっているため、時間が多 くかかり、かつ、個人差が出るという問題点があった。また外国製品の計測具に レーザを使用しているものは、計測値が確認できないため、不安があるという問 題点があった。 本考案は、上記のような問題点を解決しようとするものである。すなわち、本 考案は、個人の能力や勘による差がなく、かつ、短時間で経験の少ない人でもで きて、コストダウンおよび信頼性の向上を図ることができるカップリングの芯出 し装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
上記目的を達成するために、本考案のカップリングの芯出し装置は、対をなし ている一方のフランジに固定する架台と、該架台に取り付けられて他方のフラン ジの外周面に計測用可動測定子の先端が接触する第1のデジタル式ダイヤルゲー ジと、該架台に取り付けられて前記他方のフランジの端面に計測用可動測定子の 先端が接触する第2のデジタル式ダイヤルゲージとを備え、かつ、前記双方のフ ランジを相対的に回転させたときに該両ダイヤルゲージからの計測信号を入力し てその計測値と許容値との比較判断する機能と、その計測値が許容値を越えたと きに修正すべき調整ライナの位置および量を演算処理してそれらを表示する機能 とを有するコンピュータを備えているものとした。
【0005】
本考案によれば、第1と第2のデジタル式ダイヤルゲージを取り付けた架台を 一方のフランジに固定し、第1のデジタル式ダイヤルゲージの計測用可動測定子 の先端を他方のフランジの外周面に接触させ、第2のデジタル式ダイヤルゲージ の計測用可動測定子の先端を他方のフランジの端面に接触させ、そして、前記一 方のフランジを、ゆっくり、1回転させることにより、第1のデジタル式ダイヤ ルゲージによって、その回転角に応じた両フランジの相対的周ぶれが計測され、 第2のデジタル式ダイヤルゲージによって、その回転角に応じた両フランジの相 対的面ぶれが計測され、それらの計測信号がコンピュータに入力される。 このコンピュータでは、該計測信号による計測値と許容値とを比較判断し、そ の計測値が許容値を越えたときには、ソフトとして入れられている手順に従って 、修正すべき調整ライナの位置および量を演算処理して、それらが表示される。 すなわち、許容値を越えているときには、コンピュータによって、演算処理さ れて、修正すべき調整ライナの位置および量(厚さ)が表示されるので、その表 示に従って修正すればよい。
【0006】
図1は本考案の一実施例を示した正面図、図2は図1の左側面図、図3は図1 の芯出し装置の使用位置を表わした平面図である。 図1および図2において、1は一方のフランジ、2は他方のフランジ、3は電 磁石ベースを有する架台、4は該架台3に取り付けられた第1のデジタル式ダイ ヤルゲージ、5は該ダイヤルゲージ4の計測用可動測定子、6は該架台3に取り 付けられた第2のデジタル式ダイヤルゲージ、7は該ダイヤルゲージ6の計測用 可動測定子、8は該ダイヤルゲージ4を架台3に位置および傾き調整可能に取り 付けている第1の支持部材、9は該ダイヤルゲージ6を架台3に位置および傾き 調整可能に取り付けている第2の支持部材である。 また図1において、10はコンピュータ、11は該ダイヤルゲージ4とコンピ ュータ10を電気的に接続している第1のリード線、12は該ダイヤルゲージ6 とコンピュータ10を電気的に接続している第2のリード線、13は該コンピュ ータ10の表示部、14は該コンピュータ10に並設されているプリンタ、15 はデータプリントである。 さらに、図3において、16はモータ、17はカップリング、18は減速機、 19はドラム、20はブレーキ、21は図1および図2に示した芯出し装置であ る。
【0007】 図1および図2に示すように構成されたカップリングの芯出し装置においては 、第1のデジタル式ダイヤルゲージ4と第2のデジタル式ダイヤルゲージ6を取 り付けた架台3を一方のフランジ1に固定し、第1のデジタル式ダイヤルゲージ 4の計測用可動測定子5の下先端を他方のフランジ2の外周面に接触させ、第2 のデジタル式ダイヤルゲージ6の計測用可動測定子7の下先端を他方のフランジ 2の端面に接触させる。 そして、一方のフランジ1を架台3とともに、ゆっくり、1回転させることに より、第1のデジタル式ダイヤルゲージ4によって、その回転角に応じた両フラ ンジ1,2の相対的周ぶれが計測され、第2のデジタル式ダイヤルゲージ6によ って、その回転角に応じた両フランジ1,2の相対的面ぶれが計測され、それら の計測信号がリード線11,12を通してコンピュータ10に入力される。
【0008】 このコンピュータ10では、該計測信号による計測値と許容値とを比較判断し 、その計測値が許容値を越えたときには、ソフトとして入れられている手順(調 整に必要な計算式等)に従って、修正すべき調整ライナの位置および量を演算処 理して、それらが表示部13に表示される。またそれらが、記録されてプリンタ 14からデータプリント15としてプリントアウトされる。
【0009】 このようにして、許容値を越えているときは、コンピュータ10によって演算 処理されて、修正すべき調整ライナの位置および量(厚さ)が表示部13に表示 され、またプリンタ14からデータプリント15としてプリントアウトされるの で、その表示またはデータプリント15に従って修正すればよい。
【0010】 このように、図1および図2に示したカップリングの芯出し装置を使用するこ とにより、第1に、個人の能力や勘による差がなくなった。第2に、計測具とし て、デジタル式ダイヤルゲージ4,6の組み合わせを採用しているため、ゲージ の読みちがいや感ちがいがなくなり、またデジタルで0.01mmまで精度よく 測定され、表示されるので、信頼性が向上した。第3に、調整要領、つまり、調 整位置および調整量をコンピュータ10で計算するので、調整回数が少なくなり 、短時間で経験の少ない人でも、できることになり、コストダウンを図ることが できる。第4に、計測からプリントアウトまで、人手によらないので、信頼性が 高く、産業用として多方面に使用できる。
【0011】
以上説明したように、本考案によれば、第1と第2のデジタル式ダイヤルゲー ジを取り付けた架台を一方のフランジに固定し、第1のデジタル式ダイヤルゲー ジにより、両フランジの相対的周ぶれが精度よく計測され、第2のデジタル式ダ イヤルゲージにより、両フランジの相対的面ぶれが精度よく計測されて、それら の計測信号がコンピュータに入力される。 このコンピュータでは、該計測信号による計測値と許容値とを比較判断し、そ の計測値が許容値を越えているときには、修正すべき調整ライナの位置および量 を演算処理して表示されるので、その表示に従って修正すればよい。
【0012】 したがって、本考案によれば、個人の能力や勘による差がなく、かつ、短時間 で経験の少ない人でもできて、コストダウンおよび信頼性の向上を図ることがで きる効果がある。
【図1】本考案の一実施例を示した正面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1および図2に示した芯出し装置の使用位置
を表わした平面図である。
を表わした平面図である。
1: 一方のフランジ 2: 他方のフランジ 3: 架台 4: 第1のデジタル式ダイヤルゲージ 5: 計測用可動測定子 6: 第2のデジタル式ダイヤルゲージ 7: 計測用可動測定子 10: コンピュータ 13: 表示部 14: プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 海谷 裕 東京都千代田区神田小川町1丁目1番地 石川島輸送機株式会社内 (72)考案者 村田 安弘 東京都千代田区神田小川町1丁目1番地 石川島輸送機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 対をなしている一方のフランジに固定す
る架台と、該架台に取り付けられて他方のフランジの外
周面に計測用可動測定子の先端が接触する第1のデジタ
ル式ダイヤルゲージと、該架台に取り付けられて前記他
方のフランジの端面に計測用可動測定子の先端が接触す
る第2のデジタル式ダイヤルゲージとを備え、かつ、双
方のフランジを相対的に回転させたときに該前記両ダイ
ヤルゲージからの計測信号を入力してその計測値と許容
値との比較判断する機能と、その計測値が許容値を越え
たときに修正すべき調整ライナの位置および量を演算処
理してそれらを表示する機能とを有するコンピュータを
備えていることを特徴とする、カップリングの芯出し装
置。 - 【請求項2】 コンピュータには、計測値を記録してプ
リントアウトするプリンタが取り付けられている請求項
1記載のカップリングの芯出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP086597U JPH0573505U (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | カップリングの芯出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP086597U JPH0573505U (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | カップリングの芯出し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0573505U true JPH0573505U (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=13891421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP086597U Pending JPH0573505U (ja) | 1991-07-29 | 1991-07-29 | カップリングの芯出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0573505U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4898861A (ja) * | 1972-03-29 | 1973-12-14 | ||
JPS5617504B2 (ja) * | 1978-12-27 | 1981-04-22 | ||
JPS5633502B1 (ja) * | 1970-08-20 | 1981-08-04 |
-
1991
- 1991-07-29 JP JP086597U patent/JPH0573505U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5633502B1 (ja) * | 1970-08-20 | 1981-08-04 | ||
JPS4898861A (ja) * | 1972-03-29 | 1973-12-14 | ||
JPS5617504B2 (ja) * | 1978-12-27 | 1981-04-22 |
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