JPH0573389A - フアイルの復旧方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ファイル管理者の処理が簡単でなおかつ確実に
該当の復旧対象ファイルを復旧することができるファイ
ルの復旧方法を提供すること。 【構成】記憶媒体２が記憶する復旧対象ファイル１ごと
にブロック長とレコード長とファイル編成とファイル容
量との情報を含むファイルの属性情報と復旧ジョブによ
る復旧およびファイルの割り当てのみの復旧のいずれか
一方を示す復旧手段情報と復旧用ジョブ名とを管理する
ファイル管理ファイル３を記憶する記憶媒体４と、復旧
対象ファイル１の復旧用ジョブを格納したジョブ管理フ
ァイル５を記憶する記憶媒体６と、復旧対象ファイル１
に関する属性情報を入力する入力装置７と、入力装置７
から任意のファイルの属性情報を取得し記憶媒体１にフ
ァイルの割り当てを行うと共に、取得したファイルの属
性情報をファイル管理ファイル３に登録するファイル割
り当て手段８とに接続するファイル管理手段９を設ける
構成である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はファイルの復旧方法に関
し、特に復旧対象となるファイル名および記憶媒体名あ
るいは記憶媒体名のみを取得し、該当のファイルの復旧
を自動的に行うファイルの復旧方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のファイルの復旧方法は、ジョブ管
理ファイル上に復旧用ジョブが用意されていても、復旧
に際してはファイル管理者が人手により復旧用ジョブを
選択し実行していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のファイ
ルの復旧方法は、人手でファイル復旧用ジョブをジョブ
管理ファイルから選択しなければならないため、記憶媒
体上の多数のファイルを同時に復旧するような場合、フ
ァイルの復旧漏れ等を犯す可能性が高く、復旧にも多く
の時間がかかるという問題点がある。

【０００４】本発明の目的は、ファイル管理者の処理が
簡単でなおかつ確実に復旧することができるファイルの
復旧方法を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のファイルの復旧
方法は、復旧の対象となる複数のファイルを記憶する第
１の記憶媒体と、この第１の記憶媒体が記憶するファイ
ルごとにブロック長とレコード長とファイル編成とファ
イル容量との情報を含むファイルの属性情報と復旧ジョ
ブによる復旧およびファイルの割り当てのみの復旧のい
ずれか一方を示す復旧手段情報と復旧用ジョブ名とを管
理するファイル管理ファイルを記憶する第２の記憶媒体
と、前記複数のファイルの復旧用ジョブを格納したジョ
ブ管理ファイルを記憶する第３の記憶媒体と、前記複数
のファイルに関する属性情報を入力する入力装置と、前
記入力装置から任意のファイルの属性情報を取得し前記
第１の記憶媒体にファイルを割り当てると共に前記取得
したファイルの属性情報を前記ファイル管理ファイルに
登録するファイル割り当て手段とに接続するファイル管
理手段を設けることにより、前記ファイル管理手段が前
記入力装置から復旧対象となるファイル名および記憶媒
体名あるいは記憶媒体名のみを取得し、前記ファイル管
理ファイルから該当の復旧対象ファイルに関する情報を
読み出し、この読み出した情報に基づいてファイルの再
割り当て情報を前記ファイル割り当て手段に渡し、前記
ファイル割り当て手段が前記該当の復旧対象ファイルを
前記第１の記憶媒体に再割り当て後に前記復旧用ジョブ
を前記ジョブ管理ファイルから読み出して起動し、該当
するファイルを復旧する構成である。

【０００６】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【０００７】図１は本発明の一実施例のブロック図であ
る。

【０００８】本発明のファイルの復旧方法は、復旧の対
象となる複数の復旧対象ファイル１を記憶する記憶媒体
２と、記憶媒体２が記憶する復旧対象ファイル１ごとに
ブロック長とレコード長とファイル編成とファイル容量
との情報を含むファイルの属性情報と復旧ジョブによる
復旧およびファイルの割り当てのみの復旧のいずれか一
方を示す復旧手段情報と復旧用ジョブ名とを管理するフ
ァイル管理ファイル３を記憶する記憶媒体４と、復旧対
象ファイル１の復旧用ジョブを格納したジョブ管理ファ
イル５を記憶する記憶媒体６と、復旧対象ファイル１に
関する属性情報を入力する入力装置７と、入力装置７か
ら任意のファイルの属性情報を取得し記憶媒体１にファ
イルの割り当てを行うと共に、取得したファイルの属性
情報をファイル管理ファイル３に登録するファイル割り
当て手段８とに接続するファイル管理手段９を設けるこ
とで実現する。

【０００９】図２はファイル管理ファイルの記憶内容を
示す記憶パターン図である。ファイル管理ファイル３の
内容は、復旧対象ファイル１に関する情報であり、３-1
-1〜３-n-mは、対象ファイル名、ファイルが格納されて
いる記憶媒体名、ファイルを割り当てるのに必要なファ
イル属性情報（ブロック長、レコード長、ファイル編
成、ファイル容量等）、復旧手段情報、復旧用ジョブ名
とで構成されている。

【００１０】図３はジョブ管理ファイルの記憶内容を示
す記憶パターン図である。

【００１１】ジョブ管理ファイル５の内容である５-1〜
５-nは、復旧用のジョブを選択する際のキーとなるジョ
ブ名と復旧用ジョブとで構成されている。

【００１２】次に、本実施例の動作について図４ないし
図６を用いて説明する。

【００１３】図４はファイル割り当て手段による処理の
流れ図である。

【００１４】動作を開始してファイル割り当て手段８を
起動すると（ステップ（以下Ｓと記す）４１）、ファイ
ル割り当て手段８は、ファイル管理手段９から起動され
たか否かを判別し（Ｓ４２）、ファイル管理手段９から
起動されたものでなければ、入力装置７からファイル名
ｋ、ファイルを割り当てる記憶媒体名ｉ、ファイルの属
性情報を取り込む（Ｓ４３）。入力装置７から取り込ん
だファイルの属性情報を基に記憶媒体２に復旧対象ファ
イル１を割り当てる（Ｓ４４）。情報３-i-kに記憶媒体
名ｉをセットする（Ｓ４５）。情報３-i-kにファイル名
ｋをセットする（Ｓ４６）。情報３-i-kにファイルの属
性情報をセットする（Ｓ４７）。Ｓ４１にてファイル割
り当て手段８がファイル管理手段９から起動されたもの
であれば、ファイル管理手段９から記憶媒体名ｉ、ファ
イル名ｋ、ファイルの属性情報が渡される（Ｓ４９）。
ファイル管理手段９から渡されたファイルの属性情報を
基に記憶媒体２に復旧対象ファイル１を割り当てる（Ｓ
５０）。

【００１５】図５はファイル管理手段によるファイル単
位の復旧処理の流れ図である。

【００１６】最初に入力装置７から記憶媒体名ｉとファ
イル名ｋとを取り込み（Ｓ５１）、ファイル管理ファイ
ル３から情報３-i-kを読み込み（Ｓ５２）、ファイル割
り当て手段８を起動し（Ｓ５３）、ファイル割り当て手
段８に記憶媒体名ｉ、ファイル名ｋ、ファイルの属性情
報を渡す（Ｓ５４）。次に、ファイル割り当て手段８に
よるファイルの割り当てが終了したか否かを判別し（Ｓ
５５）、ファイルの割り当てが終了していれば、情報３
-i-kの復旧手段情報が”１”（復旧ジョブによる復旧）
か否かを判別する（Ｓ５６）。復旧手段情報が”１”で
あれば、情報３-i-kの復旧ジョブ名に該当するジョブを
ジョブ管理ファイル５から読み込み（Ｓ５７）、この読
み込んだ復旧用ジョブを起動する（Ｓ５８）。

【００１７】図６はファイル管理手段による記憶媒体全
体の復旧処理の流れ図である。

【００１８】最初に入力装置７から記憶媒体名ｉのみを
取り込み（Ｓ６１）、情報カウントｋに”１”をセット
する（Ｓ６２）。次に、ファイル管理ファイル３からｋ
番目の情報３-i-kを読み込み（Ｓ６３）、記憶媒体名ｉ
に関する情報は終わりか否かを判別し（Ｓ６４）、情報
の終わりでなければファイル割り当て手段８を起動し
（Ｓ６５）、記憶媒体名ｉ、ファイル名ｋ、ファイルの
属性情報を渡す（Ｓ６６）。次に、ファイル割り当て手
段８によるファイルの割り当てが終了したか否かを判定
し（Ｓ６７）、ファイルの割り当てが終了していれば、
続けて情報３-i-kの復旧手段情報が”１”（復旧ジョブ
による復旧）か否かを判別する（Ｓ６８）。復旧手段情
報が”１”であれば、情報３-i-kの復旧ジョブ名に該当
するジョブをジョブ管理ファイル５から読み込み（Ｓ６
９）、ジョブ管理ファイル５から読み込んだ復旧用ジョ
ブを起動し（Ｓ７０）、続けて情報カウントｋに”１”
を加算し（Ｓ７１）、Ｓ６３に戻る。Ｓ６８にて復旧手
段情報が”１”でなければ直接Ｓ７１で処理を行う。

【００１９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、復旧の
対象となる複数のファイルを記憶する第１の記憶媒体
と、この第１の記憶媒体が記憶するファイルごとにブロ
ック長とレコード長とファイル編成とファイル容量との
情報を含むファイルの属性情報と復旧ジョブによる復旧
およびファイルの割り当てのみの復旧のいずれか一方を
示す復旧手段情報と復旧用ジョブ名とを管理するファイ
ル管理ファイルを記憶する第２の記憶媒体と、複数のフ
ァイルの復旧用ジョブを格納したジョブ管理ファイルを
記憶する第３の記憶媒体と、複数のファイルに関する属
性情報を入力する入力装置と、入力装置から任意のファ
イルの属性情報を取得し第１の記憶媒体にファイルを割
り当てると共に取得したファイルの属性情報をファイル
管理ファイルに登録するファイル割り当て手段とに接続
するファイル管理手段を設けることにより、ファイル管
理手段が入力装置から復旧対象となるファイル名および
記憶媒体名あるいは記憶媒体名のみを取得し、ファイル
管理ファイルから該当の復旧対象ファイルに関する情報
を読み出し、この読み出した情報に基づいてファイルの
再割り当て情報をファイル割り当て手段に渡し、ファイ
ル割り当て手段が該当の復旧対象ファイルを第１の記憶
媒体に再割り当て後に復旧用ジョブをジョブ管理ファイ
ルから読み出して起動し、該当するファイルを復旧する
することにより、ファイル管理者の処理が簡単でなおか
つ確実に該当の復旧対象ファイルを復旧することができ
るという効果が有る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のブロック図である。

【図２】ファイル管理ファイルの記憶内容を示す記憶パ
ターン図である。

【図３】ジョブ管理ファイルの記憶内容を示す記憶パタ
ーン図である。

【図４】ファイル割り当て手段による処理の流れ図であ
る。

【図５】ファイル管理手段によるファイル単位の復旧処
理の流れ図である。

【図６】ファイル管理手段による記憶媒体全体の復旧処
理の流れ図である。

【符号の説明】

１ 復旧対象ファイル ２，４，６ 記憶媒体 ３ ファイル管理ファイル ５ ジョブ管理ファイル ７ 入力装置 ８ ファイル割り当て手段 ９ ファイル管理手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 復旧の対象となる複数のファイルを記憶
   する第１の記憶媒体と、この第１の記憶媒体が記憶する
   ファイルごとにブロック長とレコード長とファイル編成
   とファイル容量との情報を含むファイルの属性情報と復
   旧ジョブによる復旧およびファイルの割り当てのみの復
   旧のいずれか一方を示す復旧手段情報と復旧用ジョブ名
   とを管理するファイル管理ファイルを記憶する第２の記
   憶媒体と、前記複数のファイルの復旧用ジョブを格納し
   たジョブ管理ファイルを記憶する第３の記憶媒体と、前
   記複数のファイルに関する属性情報を入力する入力装置
   と、前記入力装置から任意のファイルの属性情報を取得
   し前記第１の記憶媒体にファイルを割り当てると共に前
   記取得したファイルの属性情報を前記ファイル管理ファ
   イルに登録するファイル割り当て手段とに接続するファ
   イル管理手段を設けることにより、前記ファイル管理手
   段が前記入力装置から復旧対象となるファイル名および
   記憶媒体名あるいは記憶媒体名のみを取得し、前記ファ
   イル管理ファイルから該当の復旧対象ファイルに関する
   情報を読み出し、この読み出した情報に基づいてファイ
   ルの再割り当て情報を前記ファイル割り当て手段に渡
   し、前記ファイル割り当て手段が前記該当の復旧対象フ
   ァイルを前記第１の記憶媒体に再割り当て後に前記復旧
   用ジョブを前記ジョブ管理ファイルから読み出して起動
   し、該当するファイルを復旧することを特徴とするファ
   イルの復旧方法。