JP4108244B2 - 帳票出力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は帳票出力装置に関し、特にレコードデータを1レコードずつ入力し帳票フォーマットに従って帳票行(明細行)を作成して出力する明細行出力処理を繰り返すことによって帳票を出力する帳票出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
帳票出力装置は、ファイルやデータベース中のテーブルに格納されたレコードデータを、予め設計された帳票フォーマットに従ってプリンタやディスプレイ等に出力するために利用される。
【0003】
従来の帳票出力装置では、1帳票を出力するためのレコードデータのフォーマットは固定であり、レコードデータを出力する明細行のフォーマットも固定であった。
【0004】
例えば、このような帳票出力装置の一例として、特開平2−131960号公報に開示されたものがある。これは、分類別にソートされたレコードデータを順次読み込み、同じグループに属するレコードデータを同じページ内に出力するものである。
【0005】
また、特開昭60−178529号公報に開示された「ライタに於ける割り込み制御方式」は、ある帳票出力中に別帳票を緊急割り込みさせるようにしたものであるが、その割込み単位はページ単位である。
【0006】
さらに、特開平01−154218号公報に開示された「帳票印刷出力制御方式」は、帳票定義体を設け、その書き換えにより多様な帳票フォーマットに対応できるようにしたものである。
【0007】
さらにまた、特開平05−150920号公報に開示された「帳票作成システム」は、印字出力イメージ作成手段を設け、印刷イメージを書き換えることにより、多様な出力帳票フォーマットに対応できるようにしたものである。
【0008】
また、特開平05−158954号公報に開示された「帳票作成装置」は、定型帳票の一部に座標指定を行うことなくデータを埋め込み印刷することおよび単票出力することを目的とするものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の帳票出力装置では、条件に従って、異なる印刷イメージを割り込ませたり、異なるデータベース中のレコードデータを利用した出力を混在して行うことはできないという問題点があった。その理由は、1帳票を出力するためのレコードデータのフォーマットは固定であり、該レコードデータを出力する帳票行(明細行)のフォーマットも固定であったからである。
【0010】
本発明の目的は、レコードデータをあらかじめ定められた帳票設計情報に従った帳票フォーマットで出力する帳票出力装置において、特定の条件が発生した場合に、出力中の帳票フォーマットの明細行に異なる帳票フォーマットの明細行を割り込ませて出力することができる帳票出力装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の帳票出力装置は、第1レコードデータ獲得方法に従って第1レコードデータを1レコードずつ入力し該第1レコードデータに対応する第1帳票フォーマットの明細行を作成して出力手段に渡す第1帳票作成手段と、割込み発生条件が設定され、前記第1帳票作成手段によって入力された第1レコードデータが割込み発生条件に該当するかどうかを監視し割込み発生条件が成立したときに割込みを発生する割込み判定手段と、前記割込み判定手段による割込み発生時に第2レコードデータ獲得方法に従って前記第1レコードデータとは異なる第2レコードデータを1レコードずつ入力し該第2レコードデータに対応する第2帳票フォーマットの明細行を作成して前記出力手段に渡し、該当する第2レコードデータが終了したときに前記第1帳票作成手段に制御を戻し割込みにより中断されていた前記第1帳票作成手段の処理を再開させる第2帳票作成手段と、前記第1帳票作成手段および前記第2帳票作成手段から渡される明細行を順次出力する前記出力手段とを有することを特徴とする。
【0012】
また、本発明の帳票出力装置は、前記第1帳票作成手段が、第1レコードデータ獲得方法および第1帳票フォーマットからなる第1帳票設計情報を格納する帳票設計情報格納部と、前記第1帳票設計情報中の第1レコードデータ獲得方法に従い第1レコードデータを1レコードずつ入力するレコード入力部と、前記レコード入力部により入力された第1レコードデータから前記第1帳票設計情報中の第1帳票フォーマットに従い明細行を作成して前記出力手段に渡す帳票展開部とを備えることを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明の帳票出力装置は、前記第2帳票作成手段が、第2レコードデータ獲得方法および第2帳票フォーマットからなる第2帳票設計情報を格納する帳票設計情報格納部と、前記第2帳票設計情報中の第2レコードデータ獲得方法に従い第2レコードデータを1レコードずつ入力するレコード入力部と、前記レコード入力部により入力された第2レコードデータから前記第2帳票設計情報中の第2帳票フォーマットに従い明細行を作成して前記出力手段に渡す帳票展開部とを備えることを特徴とする。
【0014】
さらにまた、本発明の帳票出力装置は、明細行出力状態を待避する状態格納手段と、第1レコードデータ獲得方法に従って第1レコードデータを1レコードずつ入力し第1帳票フォーマットに従い明細行を作成して出力手段に渡す第1帳票設計情報に基づく明細行出力処理を行い、割込みが発生したときに第2レコードデータ獲得方法に従って、前記第1レコードデータとは異なる第2レコードデータを1レコードずつ入力し第2帳票フォーマットに従い明細行を作成して前記出力手段に渡す第2帳票設計情報に基づく明細行出力処理を行い、第2帳票設計情報に基づく明細行出力処理の対象となる第2レコードデータが終了したときに前記状態格納手段から第1帳票設計情報に基づく明細行出力状態を復元させ前記割込みにより中断されていた第1帳票設計情報に基づく明細行出力処理を再開する帳票作成手段と、割込み発生条件が設定され、前記帳票作成手段により入力された第1レコードデータが割込み発生条件に該当するかどうかを監視し割込み発生条件が成立したときに割込みを発生して第1帳票設計情報に基づく明細行出力処理を中断するとともに前記状態格納手段に前記帳票作成手段における明細行出力状態を待避させ、第1帳票設計情報に基づく明細行出力処理から第2帳票設計情報に基づく明細行出力処理に移行させる割込み判定手段と、前記帳票作成手段から渡される明細行を順次出力する出力手段とを有することを特徴とする。
【0015】
また、本発明の帳票出力装置は、前記帳票作成手段が、第1レコードデータ獲得方法および第1帳票フォーマットからなる第1帳票設計情報,ならびに第2レコードデータ獲得方法および第2帳票フォーマットからなる第2帳票設計情報を格納する帳票設計情報格納部と、前記第1帳票設計情報中の第1レコードデータ獲得方法または前記第2帳票設計情報中の第2レコードデータ獲得方法に従い第1レコードデータまたは第2レコードデータを1レコードずつ入力するレコード入力部と、前記レコード入力部により入力された第1レコードデータまたは第2レコードデータから前記第1帳票設計情報中の第1帳票フォーマットまたは前記第2帳票設計情報中の第2帳票フォーマットに従い明細行を作成して前記出力手段に渡す帳票展開部とを備えることを特徴とする。
【0016】
一方、本発明の記録媒体は、コンピュータを、第1レコードデータ獲得方法に従って第1レコードデータを1レコードずつ入力し該第1レコードデータに対応する第1帳票フォーマットの明細行を作成して出力手段に渡す第1帳票作成手段と、割込み発生条件が設定され、前記第1帳票作成手段によって入力された第1レコードデータが割込み発生条件に該当するかどうかを監視し割込み発生条件が成立したときに割込みを発生する割込み判定手段と、前記割込み判定手段による割込み発生時に第2レコードデータ獲得方法に従って前記第1レコードデータとは異なる第2レコードデータを1レコードずつ入力し該第2レコードデータに対応する第2帳票フォーマットの明細行を作成して前記出力手段に渡し、該当する第2レコードデータが終了したときに前記第1帳票作成手段に制御を戻し割込みにより中断されていた前記第1帳票作成手段の処理を再開させる第2帳票作成手段と、前記第1帳票作成手段および前記第2帳票作成手段から渡される明細行を順次出力する前記出力手段として機能させるためのプログラムを記録する。
【0017】
また、本発明の記録媒体は、コンピュータを、第1レコードデータ獲得方法および第1帳票フォーマットからなる第1帳票設計情報を格納する帳票設計情報格納部,前記第1帳票設計情報中の第1レコードデータ獲得方法に従い第1レコードデータを1レコードずつ入力するレコード入力部,ならびに前記レコード入力部により入力された第1レコードデータから前記第1帳票設計情報中の第1帳票フォーマットに従い明細行を作成して前記出力手段に渡す帳票展開部を備え、第1レコードデータ獲得方法に従って第1レコードデータを1レコードずつ入力し該第1レコードデータに対応する第1帳票フォーマットの明細行を作成して出力手段に渡す第1帳票作成手段と、割込み発生条件が設定され、前記第1帳票作成手段によって入力された第1レコードデータが割込み発生条件に該当するかどうかを監視し割込み発生条件が成立したときに割込みを発生する割込み判定手段と、第2レコードデータ獲得方法および第2帳票フォーマットからなる第2帳票設計情報を格納する帳票設計情報格納部,前記第2帳票設計情報中の第2レコードデータ獲得方法に従い第2レコードデータを1レコードずつ入力するレコード入力部,ならびに前記レコード入力部により入力された第2レコードデータから前記第2帳票設計情報中の第2帳票フォーマットに従い明細行を作成して前記出力手段に渡す帳票展開部を備え、前記割込み判定手段による割込み発生時に第2レコードデータ獲得方法に従って前記第1レコードデータとは異なる第2レコードデータを1レコードずつ入力し該第2レコードデータに対応する第2帳票フォーマットの明細行を作成して前記出力手段に渡し、該当する第2レコードデータが終了したときに前記第1帳票作成手段に制御を戻し割込みにより中断されていた前記第1帳票作成手段の処理を再開させる第2帳票作成手段と、前記第1帳票作成手段および前記第2帳票作成手段から渡される明細行を順次出力する前記出力手段として機能させるためのプログラムを記録する。
【0018】
さらに、本発明の記録媒体は、コンピュータを、明細行出力状態を待避する状態格納手段と、第1レコードデータ獲得方法に従って第1レコードデータを1レコードずつ入力し第1帳票フォーマットに従い明細行を作成して出力手段に渡す第1帳票設計情報に基づく明細行出力処理を行い、割込みが発生したときに第2レコードデータ獲得方法に従って、前記第1レコードデータとは異なる第2レコードデータを1レコードずつ入力し第2帳票フォーマットに従い明細行を作成して前記出力手段に渡す第2帳票設計情報に基づく明細行出力処理を行い、第2帳票設計情報に基づく明細行出力処理の対象となる第2レコードデータが終了したときに前記状態格納手段から第1帳票設計情報に基づく明細行出力状態を復元させ前記割込みにより中断されていた第1帳票設計情報に基づく明細行出力処理を再開する帳票作成手段と、割込み発生条件が設定され、前記帳票作成手段により入力された第1レコードデータが割込み発生条件に該当するかどうかを監視し割込み発生条件が成立したときに割込みを発生して第1帳票設計情報に基づく明細行出力処理を中断するとともに前記状態格納手段に前記帳票作成手段における明細行出力状態を待避させ、第1帳票設計情報に基づく明細行出力処理から第2帳票設計情報に基づく明細行出力処理に移行させる割込み判定手段と、前記帳票作成手段から渡される明細行を順次出力する出力手段として機能させるためのプログラムを記録する。
【0019】
さらにまた、本発明の記録媒体は、コンピュータを、明細行出力状態を待避する状態格納手段と、第1レコードデータ獲得方法および第1帳票フォーマットからなる第1帳票設計情報,ならびに第2レコードデータ獲得方法および第2帳票フォーマットからなる第2帳票設計情報を格納する帳票設計情報格納部,前記第1帳票設計情報中の第1レコードデータ獲得方法または前記第2帳票設計情報中の第2レコードデータ獲得方法に従い第1レコードデータまたは第2レコードデータを1レコードずつ入力するレコード入力部,ならびに前記レコード入力部により入力された第1レコードデータまたは第2レコードデータから前記第1帳票設計情報中の第1帳票フォーマットまたは前記第2帳票設計情報中の第2帳票フォーマットに従い明細行を作成して前記出力手段に渡す帳票展開部を備え、第1レコードデータ獲得方法に従って第1レコードデータを1レコードずつ入力し第1帳票フォーマットに従い明細行を作成して出力手段に渡す第1帳票設計情報に基づく明細行出力処理を行い、割込みが発生したときに第2レコードデータ獲得方法に従って、前記第1レコードデータとは異なる第2レコードデータを1レコードずつ入力し第2帳票フォーマットに従い明細行を作成して前記出力手段に渡す第2帳票設計情報に基づく明細行出力処理を行い、第2帳票設計情報に基づく明細行出力処理の対象となる第2レコードデータが終了したときに前記状態格納手段から第1帳票設計情報に基づく明細行出力状態を復元させ前記割込みにより中断されていた第1帳票設計情報に基づく明細行出力処理を再開する帳票作成手段と、割込み発生条件が設定され、前記帳票作成手段により入力された第1レコードデータが割込み発生条件に該当するかどうかを監視し割込み発生条件が成立したときに割込みを発生して第1帳票設計情報に基づく明細行出力処理を中断するとともに前記状態格納手段に前記帳票作成手段における明細行出力状態を待避させ、第1帳票設計情報に基づく明細行出力処理から第2帳票設計情報に基づく明細行出力処理に移行させる割込み判定手段と、前記帳票作成手段から渡される明細行を順次出力する出力手段として機能させるためのプログラムを記録する。
【0020】
本発明の帳票出力装置では、レコード入力部が、帳票設計情報格納部に格納されている帳票設計情報中の第1レコードデータ獲得方法に従い第1レコードデータを1レコードずつ入力する。帳票展開部は、入力された第1レコードデータを受け取り、帳票設計情報格納部に格納されている帳票設計情報中の第1帳票フォーマットに従って明細行を作成して出力手段に渡す。割込み判定手段は、第1帳票作成手段によって入力された第1レコードデータが割込み発生条件に該当するかどうかを監視し、割込み発生条件が成立したときに割込みを発生して第1帳票作成手段による明細行出力処理を一旦中断させ、第2帳票作成手段に制御を移す。第2帳票作成手段は、制御を受け取ると、帳票設計情報格納部に格納されている帳票設計情報中の第2レコードデータ獲得方法に従い、第1帳票作成手段が入力中のレコードシーケンスとは独立したレコードシーケンスの、すなわち第1のレコードデータとは異なる第2レコードデータを1レコードずつ入力する。帳票展開部は、入力された第2レコードデータを受け取り、帳票設計情報格納部に格納されている帳票設計情報中の第2帳票フォーマットに従って明細行を作成して出力手段に渡す。第2帳票作成手段は、第2レコードデータ獲得方法に従って入力できる第2レコードデータが終了すれば、
第1帳票作成手段に制御を戻す。第1帳票作成手段は、中断していた明細行出力処理を再開する。出力手段は、第1帳票作成手段または第2帳票作成手段から渡される明細行を受け取って順次出力する。このようにして、ある帳票の出力中に特定の条件が発生した場合に、第2帳票フォーマットの明細行を第1帳票フォーマットの明細行の間に割り込ませて出力することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る帳票出力装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る帳票出力装置は、第1レコードデータ獲得方法に従ってレコードデータを1レコードずつ入力し該レコードデータに対応する第1帳票フォーマットの明細行を作成して出力手段40に渡す明細行出力処理を繰り返す第1帳票作成手段10と、第1帳票作成手段10の明細行出力状態および第2レコードデータ獲得方法に従ってレコードデータを1レコードずつ入力し該レコードデータに対応する第2帳票フォーマットの明細行を作成して出力手段40に渡す割込み明細行出力処理を繰り返し、第2レコードデータ獲得方法に従って入力できるレコードデータが終了したときに第1帳票作成手段10に制御を戻す第2帳票作成手段20と、第1帳票作成手段10の明細行出力状態を監視しあらかじめ設定された特定の条件(以下、割込み発生条件という)の成立時に割込みを発生させて第1帳票作成手段10から第2帳票作成手段20に制御を移行させる割込み判定手段30と、第1帳票作成手段10および第2帳票作成手段20から渡された明細行を順次出力する出力手段40とから、その主要部が構成されている。
【0023】
第1帳票作成手段10は、レコード入力部11と、帳票展開部12と、帳票設計情報格納部13とを備えている。
【0024】
帳票設計情報格納部13には、帳票に出力するレコードデータの獲得方法である第1レコードデータ獲得方法と、帳票への出力フォーマットである第1帳票フォーマットとからなる第1帳票設計情報があらかじめ格納されている。
【0025】
レコード入力部11は、帳票設計情報格納部13に格納されている第1帳票設計情報中の第1レコードデータ獲得方法に従いレコードデータを1レコードずつ入力する。
【0026】
帳票展開部12は、レコード入力部11により入力されたレコードデータから帳票設計情報格納部13に格納されている第1帳票設計情報中の第1帳票フォーマットに従い明細行を作成して出力手段40に渡す。
【0027】
第2帳票作成手段20は、レコード入力部21と、帳票展開部22と、帳票設計情報格納部23とを備えている。
【0028】
帳票設計情報格納部23には、帳票に出力するレコードデータの獲得方法である第2レコードデータ獲得方法と、帳票への出力フォーマットである第2帳票フォーマットとからなる第2帳票設計情報があらかじめ格納されている。
【0029】
レコード入力部21は、第1帳票作成手段10の明細行出力状態と帳票設計情報格納部23に格納されている帳票設計情報中の第2レコードデータ獲得方法とに従いレコードデータを1レコードずつ入力する。
【0030】
帳票展開部22は、レコード入力部21により入力されたレコードデータから帳票設計情報格納部23に格納されている第2帳票設計情報中の第2帳票フォーマットに従い明細行を作成して出力手段40に渡す。
【0031】
割込み判定手段30は、第1帳票作成手段10の明細行出力状態を監視し、あらかじめ設定されている割込み発生条件が成立したときに割込みを発生して第1帳票作成手段10の明細行出力処理を一旦中断させ、第2帳票作成手段20に制御を移す。割込み発生条件としては、たとえば、第1帳票作成手段10が入力したレコードデータの内容が、ある特定の値であった場合などがある。
【0032】
出力手段40は、第1帳票作成手段10または第2帳票作成手段20から順次渡される第1帳票フォーマットの明細行または第2帳票フォーマットの明細行を受け取り、ディスプレイやプリンタなどに出力する。
【0033】
図2を参照すると、第1の実施の形態に係る帳票出力装置の処理は、レコードデータ入力ステップA1と、入力判定ステップA2と、明細行作成および出力ステップA3と、割込み判定ステップA4と、第2帳票出力手段への制御移行ステップA5と、レコードデータ入力ステップA6と、入力判定ステップA7と、明細行作成および出力ステップA8と、第2帳票出力終了処理ステップA9と、第1帳票出力手段への制御移行ステップA10と、第1帳票出力終了処理ステップA11とからなる。
【0034】
次に、このように構成された第1の実施の形態に係る帳票出力装置の動作について、図1および図2を参照して詳細に説明する。
【0035】
まず、第1帳票作成手段10では、レコード入力部11が、帳票設計情報格納部13に格納されている第1帳票設計情報中の第1レコードデータ獲得方法に従い1レコード分のレコードデータを入力する(ステップA1)。
【0036】
レコード入力部11によるレコードデータの入力が成功した場合(ステップA2でイエス)、帳票展開部12は、帳票設計情報格納部13に格納されている第1帳票設計情報中の第1帳票フォーマットに従って明細行を作成して出力手段40に渡す(ステップA3)。
【0037】
出力手段40は、渡された第1帳票フォーマットの明細行をプリンタ,ディスプレイ等に出力する。
【0038】
次に、割込み判定手段30は、第1帳票作成手段10の明細行出力状態を監視し、あらかじめ設定されている割込み発生条件が成立するか否かを判定する(ステップA4)。割込み発生条件が成立しなければ、割込み判定手段30は、レコード入力部11(ステップA1)に制御を戻し、次の1レコード分のレコードデータを入力する。一方、割込み発生条件が成立すれば、割込み判定手段30は、第1帳票作成手段10の明細行出力処理を一旦中断させ、第2帳票作成手段20に制御を移す(ステップA5)。
【0039】
第2帳票作成手段20では、制御を移されると、レコード入力部21が、第1帳票作成手段10の明細行出力状態と帳票設計情報格納部23に格納されている第2帳票設計情報中の第2レコードデータ獲得方法とに従い、第1帳票作成手段10で中断されたレコードシーケンスとは独立したレコードシーケンスの1レコード分のレコードデータを入力する(ステップA6)。
【0040】
レコード入力部21によるレコードデータの入力が成功した場合(ステップA7でイエス)、帳票展開部22は、帳票設計情報格納部23に格納されている第2帳票設計情報中の第2帳票フォーマットに従って明細行を作成して出力手段40に渡し(ステップA8)、ステップA6に制御を戻す。
【0041】
出力手段40は、渡された第2帳票フォーマットの明細行をプリンタ,ディスプレイ等に出力する。
【0042】
レコード入力部21によるレコードデータの入力が失敗した場合(ステップA7でノー)、帳票展開部22は、割込み出力された第2帳票フォーマットの明細行に対する集計行の出力などの第2帳票出力終了処理を行い(ステップA9)、第1帳票作成手段10(ステップA1)に制御を戻す(ステップA10)。
【0043】
ステップA2でレコード入力部11によるレコードデータの入力が失敗した場合、レコード入力部11は、レコードデータが終了したものと判定し、第1帳票フォーマットの明細行に対する集計行の出力などの第1帳票出力終了処理を行い(ステップA11)、帳票出力処理を完了する。
【0044】
次に、具体例を用いて、第1の実施の形態に係る帳票出力装置の動作をより詳細に説明する。
【0045】
ここでは、第1帳票作成手段10の帳票設計情報格納部13には、第1帳票設計情報中の第1データレコード獲得方法として、図3(a)に示すように、「商品名」,「定価」,「売上個数」,および「部品有無」の各フィールドからなる売上一覧のレコードデータをファイルまたはデータベースから獲得することがあらかじめ設定されているものとする。また、第1帳票設計情報中の第1帳票フォーマットとして、図4に示すように、「商品名」,「定価」,「売上個数」,および「売上合計」の各フィールドからなる明細行を含む帳票フォーマットがあらかじめ設定されているものとする。
【0046】
また、第2帳票作成手段20の帳票設計情報格納部23には、第2帳票設計情報中の第2データレコード獲得方法として、図3(b)に示すように、部品一覧のレコードデータの中から、「商品名」フィールドの値が、第1帳票作成手段10が出力中のレコードデータの「商品名」フィールドの値と同じ値のレコードデータを抽出して入力レコードとすることがあらかじめ設定されているものとする。また、第2帳票設計情報中の第2帳票フォーマットとして、図4に示すように、「部品名」および「部品個数」の各フィールドからなる明細行を含む帳票フォーマットがあらかじめ設定されているものとする。
【0047】
さらに、割込み判定手段30には、割込み発生条件として、『「部品有無」フィールドの値が「あり」である。』が設定されているものとする。
【0048】
まず、第1帳票作成手段10では、レコード入力部11が、帳票設計情報格納部13に格納されている第1帳票設計情報中の第1データレコード獲得方法に従い、図3(a)の売上一覧から1レコード分のレコードデータを入力して、「商品1」の行のレコードデータを獲得し、帳票展開部12に渡す(ステップA1)。
【0049】
帳票展開部12は、渡された「商品1」の行のレコードデータから、帳票設計情報格納部13に格納されている第1帳票設計情報中の第1帳票フォーマットに従い明細行を作成して出力手段40に渡す(ステップA3)。ただし、帳票展開部12は、まず、ページ先頭行であるという判断から固定タイトル部(図4のL1)を作成して出力手段40に渡した後、第1帳票フォーマットの明細行(図4のL2)を作成して出力手段40に渡す。
【0050】
出力手段40は、固定タイトル部(図4のL1)および第1帳票フォーマットの明細行(図4のL2)を順次出力する。
【0051】
続いて、割込み判定手段30は、第1帳票作成手段10の明細行出力状態を監視し、あらかじめ設定されている割込み発生条件が成立するか否かを判定する(ステップA4)。いま、売上一覧の「商品1」の行のレコードデータの場合、「部品有無」フィールドの値が 「あり」であり、割込み発生条件が成立するため、割込み判定手段30は、割込みを発生させて第1帳票作成手段10による明細行出力処理を一旦中断させ、第2帳票作成手段20に制御を移す(ステップA5)。
【0052】
第2帳票作成手段20では、レコード入力部21が、帳票設計情報格納部23に格納されている第2帳票設計情報中の第2データレコード獲得方法に従い、図3(b)の部品一覧から第1帳票作成手段10が出力途中のレコードデータと同じ商品名「商品1」を有するレコードデータを1つ入力して、「部品11」の行のレコードデータを獲得し、帳票展開部22に渡す(ステップA6)。
【0053】
帳票展開部22は、渡された「部品11」の行のレコードデータから、帳票設計情報格納部23に格納されている第2帳票設計情報中の第2帳票フォーマットに従って、「部品名」および「部品個数」からなる明細行(図4のL3)を作成し、出力手段40に渡す(ステップA8)。
【0054】
出力手段40は、「部品名」および「部品個数」からなる明細行(図4のL3)を出力する。
【0055】
次に、レコード入力部21は、引き続き帳票設計情報格納部23に格納されている第2帳票設計情報中の第2データレコード獲得方法に従い、図3(b)の部品一覧から「商品1」の行のレコードデータを入力して、「部品12」の行のレコードデータを獲得し、帳票展開部22に渡す(ステップA6)。
【0056】
続いて、帳票展開部22は、渡された「部品12」の行のレコードデータから、帳票設計情報格納部23に格納されている第2帳票設計情報中の第2帳票フォーマットに従って、「部品名」および「部品個数」からなる明細行(図4のL4)を作成し、出力手段40に渡す(ステップA8)。
【0057】
出力手段40は、「部品名」および「部品個数」からなる明細行(図4のL4)を出力する。
【0058】
次に、レコード入力部21は、引き続き帳票設計情報格納部23に格納されている第2帳票設計情報中の第2データレコード獲得方法に従い、図3(b)の部品一覧から「商品1」の行のレコードデータを入力しようとするが、該当するレコードが存在しないため、レコードデータが終了したことを検出する(ステップA7でノー)。
【0059】
このため、第2帳票作成手段20は、帳票設計情報格納部23に格納されている第2帳票設計情報中の第2帳票フォーマットに従い割込み出力された明細行について第2帳票出力終了処理を行う(ステップA9)。例えば、レコードデータの集計処理を行い、「部品個数合計」および「部品個数」からなる集計行のフォーマットの明細行(図4のL5)を作成し、出力手段40に渡す。
【0060】
出力手段40は、「部品個数合計」および「部品個数」からなる集計行のフォーマットの明細行(図4のL5)を出力する。
【0061】
この後、第2帳票作成手段20は、第1帳票作成手段10に制御を戻す(ステップA10)。
【0062】
第1帳票作成手段10では、制御を戻されると、一旦中断されていた明細行出力処理が再開される。すなわち、レコード入力部11は、帳票設計情報格納部13に格納されている第1帳票設計情報中の第1レコードデータ獲得方法に従って次のレコードデータを入力し、図3(a)の「商品2」の行のレコードデータを獲得し、帳票展開部12に渡す(ステップA1)。
【0063】
帳票展開部12は、渡された「商品2」の行のレコードデータから、帳票設計情報格納部13に格納されている第1帳票設計情報中の第1帳票フォーマットに従い、「部品名」,「定価」,「売上個数」,および「売上合計」の各フィールドからなる明細行(図4のL6)を作成して出力手段40に渡す(ステップA3)。
【0064】
出力手段40は、「部品名」,「定価」,「売上個数」,および「売上合計」の各フィールドからなる明細行(図4のL6)を出力する。
【0065】
次に、割込み判定手段30は、第1帳票作成手段10の明細行出力状態を監視し、あらかじめ設定されている割込み発生条件が成立するか否かを判定する(ステップA4)。「商品2」のレコードデータの場合、「部品有無」フィールドが 「なし」であり、割込み発生条件が成立しないため、割込み判定手段30は、割込みを発生させず、レコード入力部11によるレコードデータの入力に制御を戻す。
【0066】
以下、「商品3」,「商品4」,および「商品5」に関しても、上記と同様の処理を行い、明細行(図4のL7〜L13)の出力処理が行われていく。
【0067】
「商品5」の行のレコードデータの明細行出力処理が終了すると、レコード入力部11は、次のレコードデータを入力しようとするが、該当するレコードが存在しない(ステップA2でノー)。そのため、第1帳票作成手段10は、帳票設計情報格納部13に格納されている第1帳票設計情報中の第1帳票フォーマットに従って第1帳票出力終了処理を実行する(ステップA11)。 例えば、レコードデータの集計処理を行い、「売上総合計」およびその値からなる集計行のフォーマットの明細行(図4のL14)を作成し、出力手段40に渡す。
【0068】
出力手段40は、「売上総合計」およびその値からなる集計行のフォーマットの明細行(図4のL14)を出力する。
【0069】
以上の結果として、図4に示すイメージの帳票が完成する。
【0070】
なお、第1帳票作成手段10の配下に、割込み判定手段30および第2帳票作成手段20の組を複数直列または並列につなぐことにより、異なる条件で異なる種類の割込み明細行を埋め込んだり、割込み明細行の出力中に、さらに別の割込み明細行を埋め込むことが可能となる。また、直列結合および並列結合の混在も有り得る。図5は、第1帳票作成手段10の配下に、割込み判定手段30および第2帳票作成手段20の組を複数直列につないだ拡張例の構成を示し、図6は、第1帳票作成手段10の配下に、割込み判定手段30および第2帳票作成手段20の組を複数並列につないだ拡張例の構成を示す。ただし、図5および図6では、割込み判定手段30の各々に異なる割込み発生条件が設定され、また第2帳票作成手段20の各々に異なる第2帳票設計情報が設定されているものとする。
【0071】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る帳票出力装置について、図面を参照して詳細に説明する。
【0072】
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る帳票出力装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る帳票出力装置は、割込み判定手段30と、出力手段40と、帳票作成手段50と、状態格納手段60とから、その主要部が構成されている。
【0073】
割込み判定手段30および出力手段40は、図1に示した第1の実施の形態に係る帳票出力装置における対応する手段と同様に構成されているので、同一符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0074】
帳票作成手段50は、レコード入力部11と、帳票展開部12と、帳票設計情報格納部53とを含んで構成されている。なお、レコード入力部11および帳票展開部12は、図1に示した第1の実施の形態に係る帳票出力装置における対応する部と同様に構成されているので、同一符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0075】
帳票設計情報格納部53は、第1レコードデータ獲得方法および第1帳票フォーマットからなる第1帳票設計情報54と、第2レコードデータ獲得方法および第2帳票フォーマットからなる第2帳票設計情報55をあらかじめ格納している。
【0076】
状態格納手段60は、第1帳票設計情報54に基づく帳票出力状態を格納する手段である。
【0077】
図8を参照すると、第2の実施の形態に係る帳票出力装置の処理は、図2に示した第1の実施の形態に係る帳票出力装置の処理中の第2帳票出力手段への制御移行ステップA5および第1帳票出力手段への制御移行ステップA10を、第2帳票設計情報読み出しステップB1および第1帳票設計情報に基づく明細行出力処理復帰ステップB2にそれぞれ置き換えたものである。
【0078】
次に、このように構成された第2の実施の形態に係る帳票出力装置の動作について説明する。
【0079】
なお、図8中の各ステップA1〜A3,A6〜A9,およびA11における処理は、図2中に示した各ステップの処理と同様であるために詳細な説明は省略する。
【0080】
帳票出力処理を開始すると、帳票作成手段50は、初期状態として、帳票設計情報格納部53中の第1帳票設計情報54に基づく明細行出力処理を開始する。
【0081】
まず、帳票作成手段50は、第1帳票設計情報54中の第1レコードデータ獲得方法に従いレコードデータを入力しながら、第1帳票設計情報54中の第1帳票フォーマットに従い明細行を作成して出力手段40に渡す明細行出力処理を繰り返す(ステップA1〜ステップA3)。
【0082】
割込み判定手段30は、帳票作成手段50の明細行出力状態を監視し、あらかじめ設定された割込み発生条件が成立するか否かを判定し(ステップA4)、割込み発生条件が成立しなければ、帳票作成手段50(ステップA1)に制御を戻す。割込み発生条件が成立すれば、割込み判定手段30は、レコードデータの入力状態などの第1帳票設計情報54に基づく明細行出力状態を状態格納手段60に待避し、帳票設計情報格納部53に格納された第2帳票設計情報55に基づく明細行出力処理を新たに開始する(ステップB1)。
【0083】
帳票作成手段50は、入力すべきレコードデータが無くなるまで、第2帳票設計情報55中の第2レコードデータ獲得方法に従うレコードデータの入力と、第2帳票設計情報55中の第2帳票フォーマットに従う明細行の作成および出力を繰り返す(ステップA6〜ステップA8)。
【0084】
そして、帳票作成手段50は、入力すべきレコードデータが無くなると(ステップA7でノー)、第2帳票出力終了処理を行い(ステップA9)、状態格納手段60に待避されている第1帳票設計情報54に基づく明細行出力状態を復帰させ、第1帳票設計情報54に基づく明細行出力処理を再開する(ステップB2)。
【0085】
ステップA2において、第1帳票設計情報54中の第1レコードデータ獲得方法に従って入力できるレコードデータが終了すれば、帳票作成手段50は、第1帳票出力終了処理を行い(ステップ11)、帳票出力処理を完了する。
【0086】
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0087】
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る帳票出力装置が適用されたコンピュータ100を示すブロック図である。このコンピュータ100は、第1帳票作成手段10,第2帳票作成手段20,割込み判定手段30,および出力手段40を実現する帳票出力プログラムを記録した記録媒体200を備えるようにしたものである。記録媒体200は、磁気ディスク,半導体メモリ,その他の記録媒体であってよい。したがって、対応する手段等には、同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0088】
このような第3の実施の形態に係る帳票出力装置では、記録媒体200から帳票出力プログラムがコンピュータ100に読み込まれ、第1帳票作成手段10,第2帳票作成手段20,割込み判定手段30,および出力手段40として動作する。これら各手段の詳しい動作は、図1に示した第1の実施の形態に係る帳票出力装置の場合と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0089】
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0090】
図10は、本発明の第4の実施の形態に係る帳票出力装置が適用されたコンピュータ300を示すブロック図である。このコンピュータ300は、割込み判定手段30,出力手段40,帳票作成手段50,および状態格納手段60を実現する帳票出力プログラムを記録した記録媒体400を備えるようにしたものである。記録媒体400は、磁気ディスク,半導体メモリ,その他の記録媒体であってよい。したがって、対応する手段等には、同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0091】
このような第4の実施の形態に係る帳票出力装置では、記録媒体400から帳票出力プログラムがコンピュータ300に読み込まれ、割込み判定手段30,出力手段40,帳票作成手段50,および状態格納手段60として動作する。これら各手段の詳しい動作は、図7に示した第2の実施の形態に係る帳票出力装置の場合と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0092】
【発明の効果】
第1効果は、ある帳票フォーマットの明細行の出力途中に別の帳票フォーマットの明細行を割り込ませた上で1つの帳票として出力することができることである。その理由は、第1帳票作成手段がレコードデータを入力する毎に第1帳票フォーマットの明細行を作成して出力手段に渡し、また割込みが発生した場合には、第2帳票作成手段がその出力イメージに引き続き、入力されたレコードデータに関する第2帳票フォーマットの明細行を作成して出力手段に渡すようにしたからである。
【0093】
第2効果は、ある帳票フォーマットの明細行の出力途中に別の帳票フォーマットの明細行を割り込ませるための割込み発生条件を任意に指定できることである。その理由は、割込み判定手段が、別の帳票フォーマットの明細行を割り込ませる割込み発生条件を判定し、その割込み発生条件に従って第2帳票出力手段に制御を渡すようにしたからである。
【0094】
第3の効果は、割込み帳票部分を出力する時に、元の帳票とは別のレコードフォーマットのレコードデータおよび帳票フォーマットを利用できる点である。その理由は、割込み帳票を出力する第2帳票作成手段が、第1帳票作成手段とは独立に、レコード入力部および帳票設計情報格納部を持つためである。
【0095】
第4の効果は、ある帳票フォーマットの明細行に関するより詳細な情報を、必要に応じて別の帳票フォーマットで出力できる点である。その理由は、割込み判定手段が別の帳票フォーマットの明細行を割り込ませる割込み発生条件を判定し、別の帳票フォーマットの明細行を割り込ませる場合は、第2帳票作成手段が、第1帳票作成手段の明細行出力状態を利用して動的に必要なレコードデータを抽出して明細行出力を行えるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る帳票出力装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係る帳票出力装置の処理を示す流れ図である。
【図3】第1の実施の形態に係る帳票出力装置における入力レコードデータの具体例を示す図である。
【図4】第1の実施の形態に係る帳票出力装置における帳票の具体例を示す図である。
【図5】第1の実施の形態に係る帳票出力装置の拡張例の構成を示すブロック図である。
【図6】第1の実施の形態に係る帳票出力装置の他の拡張例の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る帳票出力装置の構成を示すブロック図である。
【図8】第2の実施の形態に係る帳票出力装置の処理を示す流れ図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る帳票出力装置の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る帳票出力装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 第1帳票作成手段
11 レコード入力部
12 帳票展開部
13 帳票設計情報格納部
20 第2帳票作成手段
21 レコード入力部
22 帳票展開部
23 帳票設計情報格納部
30 割込み判定手段
40 出力手段
50 帳票作成手段
60 状態格納手段
100,300 コンピュータ
200,400 記録媒体
Claims (7)
- 割込み発生の有無を示す割込み情報がレコード毎に格納された第1レコードデータに対応させて、第1帳票フォーマットの明細行を作成して出力手段に渡す第1帳票作成手段と、
前記割込み情報において割込み発生有りと設定されたレコードに対応する前記第1帳票フォーマットが前記出力手段に渡された場合、前記第1帳票作成手段に割込みを発生させる割込み判定手段と、
前記割込み判定手段により割込み発生と判定されると、割込み発生と判定された前記第1レコードデータのレコードに対応する第2レコードデータを検索し、検索結果を第2帳票フォーマットの明細行として前記出力手段に渡し、前記検索が終了したときに前記第1帳票作成手段に制御を戻し割込みにより中断されていた前記第1帳票作成手段の処理を再開させる第2帳票作成手段と、
割り込み発生と判定された第1レコードデータのレコードに対応する前記第1帳票フォーマットの明細行に続いて、当該第1レコードデータのレコードに対応し前記第2帳票作成手段により渡された前記第2帳票フォーマットの明細行を出力する出力手段と
を有する帳票出力装置。 - 前記第1帳票作成手段が、第1帳票フォーマットを含む第1帳票設計情報を格納する帳票設計情報格納部と、前記第1レコードデータを1レコードずつ入力するレコード入力部と、前記レコード入力部により入力された第1レコードデータから前記第1帳票設計情報中の第1帳票フォーマットに従い明細行を作成して前記出力手段に渡す帳票展開部とを備える請求項1記載の帳票出力装置。
- 前記第2帳票作成手段が、第2帳票フォーマットを含む第2帳票設計情報を格納する帳票設計情報格納部と、前記第2レコードデータを1レコードずつ入力するレコード入力部と、前記レコード入力部により入力された第2レコードデータから前記第2帳票設計情報中の第2帳票フォーマットに従い明細行を作成して前記出力手段に渡す帳票展開部とを備える請求項1記載の帳票出力装置。
- 明細行出力状態を示す情報を格納する状態格納手段と、
割込み発生の有無を示す割込み情報がレコード毎に格納された第1レコードデータに対応させて、第1帳票フォーマットの明細行を作成して出力手段に渡す第1の明細行出力処理と、第2レコードデータに対応する第2帳票フォーマットの明細行を作成して前記出力手段に渡す第2の明細行出力処理とを行う帳票作成手段と、
前記割込み情報において割込み発生有りと設定されたレコードに対応する前記第1帳票フォーマットが前記出力手段に渡された場合、前記帳票作成手段に割込みを発生させて第1の明細行出力処理を中断するとともに前記状態格納手段に前記帳票作成手段における明細行出力状態を示す情報を格納して待避させ、第1の明細行出力処理から第2の明細行出力処理に移行させる割込み判定手段と、
割り込み発生と判定された第1レコードデータのレコードに対応する前記第1帳票フォーマットの明細行に続いて、当該第1レコードデータのレコードに対応し前記帳票作成手段により渡された前記第2帳票フォーマットの明細行を出力する出力手段と
を有し、
前記第2レコードデータは前記第1レコードデータのレコードに対応づけられ、前記帳票作成手段は、前記割込み判定手段により割込み発生と判定されると、割込み発生と判定された前記第1レコードデータのレコードに対応する第2レコードデータを検索し、検索結果を第2帳票フォーマットの明細行として前記出力手段に渡し、前記検索が終了したときに、前記状態格納手段に格納された情報に基づいて明細行出力状態を復元させ、前記割込みにより中断されていた第1の明細行出力処理を再開させる帳票出力装置。 - 前記帳票作成手段が、第1帳票フォーマットを含む第1帳票設計情報,ならびに第2帳票フォーマットを含む第2帳票設計情報を格納する帳票設計情報格納部と、第1レコードデータまたは第2レコードデータを1レコードずつ入力するレコード入力部と、前記レコード入力部により入力された第1レコードデータまたは第2レコードデータから前記第1帳票設計情報中の第1帳票フォーマットまたは前記第2帳票設計情報中の第2帳票フォーマットに従い明細行を作成して前記出力手段に渡す帳票展開部とを備える請求項4記載の帳票出力装置。
- コンピュータを、
割込み発生の有無を示す割込み情報がレコード毎に格納された第1レコードデータに対応させて、第1帳票フォーマットの明細行を作成して出力手段に渡す第1帳票作成手段と、
前記割込み情報において割込み発生有りと設定されたレコードに対応する前記第1帳票フォーマットが前記出力手段に渡された場合、前記第1帳票作成手段に割込みを発生させる割込み判定手段と、
前記割込み判定手段により割込み発生と判定されると、割込み発生と判定された前記第1レコードデータのレコードに対応する第2レコードデータを検索し、検索結果を第2帳票フォーマットの明細行として前記出力手段に渡し、前記検索が終了したときに前記第1帳票作成手段に制御を戻し割込みにより中断されていた前記第1帳票作成手段の処理を再開させる第2帳票作成手段と、
割り込み発生と判定された第1レコードデータのレコードに対応する前記第1帳票フォーマットの明細行に続いて、当該第1レコードデータのレコードに対応し前記第2帳票作成手段により渡された前記第2帳票フォーマットの明細行を出力する出力手段として機能させるためのプログラムを記録した記録媒体。 - コンピュータを、
明細行出力状態を示す情報を格納する状態格納手段と、
割込み発生の有無を示す割込み情報がレコード毎に格納された第1レコードデータに対応させて、第1帳票フォーマットの明細行を作成して出力手段に渡す第1の明細行出力処理と、第2レコードデータに対応する第2帳票フォーマットの明細行を作成して前記出力手段に渡す第2の明細行出力処理とを行う帳票作成手段と、
前記割込み情報において割込み発生有りと設定されたレコードに対応する前記第1帳票フォーマットが前記出力手段に渡された場合、前記帳票作成手段に割込みを発生させて第1の明細行出力処理を中断するとともに前記状態格納手段に前記帳票作成手段における明細行出力状態を示す情報を格納して待避させ、第1の明細行出力処理から第2の明細行出力処理に移行させる割込み判定手段と、
割り込み発生と判定された第1レコードデータのレコードに対応する前記第1帳票フォーマットの明細行に続いて、当該第1レコードデータのレコードに対応し前記帳票作成手段により渡された前記第2帳票フォーマットの明細行を出力する出力手段として機能させ、
前記第2レコードデータは前記第1レコードデータのレコードに対応づけられ、前記帳票作成手段は、前記割込み判定手段により割込み発生と判定されると、割込み発生と判定された前記第1レコードデータのレコードに対応する第2レコードデータを検索し、検索結果を第2帳票フォーマットの明細行として前記出力手段に渡し、前記検索が終了したときに、前記状態格納手段に格納された情報に基づいて明細行出力状態を復元させ、前記割込みにより中断されていた第1の明細行出力処理を再開させるプログラムを記録した記録媒体。
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