JPH0572718A - 露光用マスク及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

露光用マスク及び半導体装置の製造方法

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JPH0572718A
JPH0572718A JP23832291A JP23832291A JPH0572718A JP H0572718 A JPH0572718 A JP H0572718A JP 23832291 A JP23832291 A JP 23832291A JP 23832291 A JP23832291 A JP 23832291A JP H0572718 A JPH0572718 A JP H0572718A
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patterns
shifter
pattern
exposure mask
negative photoresist
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JP23832291A
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Taiji Ema
泰示 江間
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】位相シフト法に使用する露光用マスクとこれを
用いる半導体装置の製造方法に関し、露光の際のパター
ンの縮小を抑制することを目的とする。 【構成】縦横に隣接する複数の矩形領域X同士を対角線
の一方向に連結し、他方向に分離する連結領域6をもつ
平面形状のシフタパターン4、5が隣接して複数設けら
れるとともに、隣合う前記シフタパターン4、5の一方
の上に位相シフト層が形成されている露光用マスク1を
含み、又は、一方向に延びるストライプ状のシフタパタ
ーン44、45が隣接して複数形成され、隣合う前記シフタ
パターン44、45の一方の上に位相シフト層が形成される
とともに、前記シフタパターン44、45と直交する方向に
延在する帯状の遮光パターンが46一定の間隔をおいて複
数形成され、かつ、該遮光パターン46のうち前記シフト
パターン44、45と交差する部分に括れ47が形成されてい
ることを特徴とする露光用マスク41を含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光用マスク及び半導
体装置の製造方法に関し、より詳しくは、位相シフト法
に用いる露光用マスクとこれを使用する半導体装置の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】微細露光技術の進展には目覚ましいもの
があり、例えば文献 '90IEDM 821〜824 頁に記載さ
れているように、位相シフト法を用いた露光方法によれ
ば、i線露光装置を使用して0.2μm程度のパターン
を形成することができる。
【0003】この技術を適用すれば、例えばDRAMセ
ルを有する半導体記憶装置において256Mbit の実現
が可能になる。そのDRAMセルのうちスタック型のも
のは例えば図9(a) に示すような平面構造となってお
り、帯状の活性領域101 の上に絶縁膜を介して形成され
るワード線WLと、ワード線WLの両側の活性領域101 に形
成される不純物導入層102,103 と、一方の不純物導入層
102 に接続されるビット線BLと、その他方の不純物導入
層103 に接続されるキャパシタQを有している。この場
合、ワード線WLと不純物導入層102,103 により転送トラ
ンジスタが構成され、また、ワード線WLや活性領域101
、ビット線BL、キャパシタQの各層間には絶縁膜(不
図示)が形成され、それらを構成する膜の接続は絶縁膜
のコンタクトホールCHを通して行われる。
【0004】ところで、キャパシタQには種々の構造が
提案されているが、いずれも蓄積電極の表面積を増加さ
せて容量を増やす傾向にあり、例えば平面が矩形状、側
断面が図9(b) に示すような構造をしたキャパシタ104
がある。このキャパシタ104は、フィン状の蓄積電極105
、誘電体膜106 と、対向電極107 より構成されてい
る。
【0005】なお、図中符号108 は、DRAMセルを覆
うPSG膜を示している。ところで、キャパシタ104 は
DRAMセルの配置にしたがって図9(a) に示すように
マトリクス状に縦横に設定されており、それらの蓄積電
極105 を上記した位相シフト法により同時にパターニン
グする場合には、図10(a),(b) に示すような露光用マ
スク110 が使用されている。
【0006】ここで用いられる露光用マスク110 は、縦
横方向に隣接する矩形領域111,112の面に段差を設け、
互い隣接する矩形領域111,112 の一方を透過した光の位
相を他方よりも相対的に180°シフトさせるものであ
り、しかも露光用マスク110を透過する光のうち段113
に沿った領域には隣接する矩形領域111 から侵入した光
が打ち消し合って光が照射されない部分が生じることに
なる。このため、上記した露光用マスク110 を用いてネ
ガ型フォトレジストを露光し、帯状の溝によって分離さ
れた矩形状のパターンが形成されれば理想的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な露光用マスク110を用いてi線による露光を行うと、
矩形領域の角の部分では、位相の相違する光の侵入量が
多くなって露光強度が小さくなり、現像後のパターンは
図10(c) に示すような楕円形状に縮小してしまい、蓄
積電極105 の表面積が小さくなるといった問題が生じ
る。
【0008】蓄積容量105 を増加させるためにセル領域
を広くすることも可能であるが、高集積化の要請に反す
る。また、フィン構造のものにあってはその枚数を増や
すことも考えられるが、パターン欠陥が生じ易くなって
歩留りの上で好ましくない。
【0009】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、露光の際のパターンの縮小を抑制できる
露光用マスクとこれを用いる半導体装置の製造方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図1に
例示するように、透明基板2の上において、縦横に隣接
する複数の矩形領域X同士を対角線の一方向に連結し、
他方向に分離する連結領域6をもつ平面形状のシフタパ
ターン4、5が隣接して複数設けられるとともに、隣合
う前記シフタパターン4、5の一方の上に位相シフト層
が形成されていることを特徴とする露光用マスク1によ
って達成する。
【0011】または、図2に例示するように、前記露光
用マスク1をネガ型フォトレジスト8の上に配設して露
光した後に、該ネガ型フォトレジスト8を現像してパタ
ーニングする工程を含むことを特徴とする半導体装置の
製造方法により達成する。
【0012】または、図6に例示するように、透明基板
42の上において、一方向に延びるストライプ状のシフタ
パターン44、45が隣接して複数形成され、隣合う前記シ
フタパターン44、45の一方の上に位相シフト層が形成さ
れるとともに、前記シフタパターン44、45と直交する方
向に延在する帯状の遮光パターンが46一定の間隔をおい
て複数形成され、かつ、該遮光パターン46のうち前記シ
フトパターン44、45と交差する部分に括れ47が形成され
ていることを特徴とする露光用マスク41によって達成す
る。
【0013】または、図7に例示するように、前記露光
用マスク41をネガ型フォトレジスト49の上に配設して露
光した後に、前記露光マスク41をシフトパターン44、45
の延在方向に移動させて2回目の露光を行い、次に、前
記ネガ型フォトレジスト49を現像してパターニングする
工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法によ
り達成する。
【0014】または、図4、5に例示するように、半導
体基板の上方に形成された半導体膜32、37の上にネガ型
フォトレジスト38を塗布する工程と、前記露光用マスク
1、41を用いて前記ネガ型フォトレジスト38を露光、現
像し、前記ネガ型フォトレジスト38をパターニングする
工程と、パターニングされた前記ネガ型フォトレジスト
38から露出する前記半導体膜32、37をエッチングするこ
とにより、前記半導体膜32、37をパターニングしてキャ
パシタの蓄積電極39とする工程と、前記蓄積電極39の表
面に前記キャパシタの誘電体膜40aを形成する工程と、
前記誘電体40aの表面に前記キャパシタの対向電極40b
を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置
の製造方法によって達成する。
【0015】
【作 用】第1、2の発明によれば、縦横に隣接する複
数の矩形領域X同士を対角線の一方向に連結し、かつ他
方向に分離する連結領域6をもつ平面形状のシフタパタ
ーン4、5を形成し、これを用いてフォトレジストの露
光を行っている。
【0016】このため、例えば中央の矩形領域のシフタ
パターン5について考えると、連結領域によって対角線
の一方向にシフタパターン5が延びているために、この
方向の領域を通る光強度は従来に比べて増加する。しか
し、シフタパターン5の連結領域の幅を解像限界以下に
しているために、斜め方向に隣接するパターンが繋がる
ことはない。一方、対角線の他方向は連結領域により削
られているが、元々この部分の光強度は小さく、その影
響は無視できる。
【0017】これにより形成されるフォトレジスト8の
平面形状は図2(c)のように菱形状となり、従来の楕円
形状に比べてパターン面積が増加する。また、第3、4
の発明によれば、シフタパターン44、45をストライプ状
に複数形成する一方、シフタパターン44、45に直交する
方向に遮光パターン46を間隔をおいて複数形成し、その
うちシフタパターン44、45と交差する部分に括れ47を設
けている。
【0018】このため、遮光パターン46の領域に挟まれ
る1つのシフタパターン45の角における露光領域が括れ
47により拡張されることになり、シフタパターン45の角
における露光領域の後退が抑制され、光照射面積が広が
り、これにより形成されるフォトレジスト49のパターン
は、図7(c) に示すように楕円よりも矩形に近い平面形
状となりそのパターン面積が増えることになる。
【0019】また、第5の発明によれば、上記した露光
用マスク1、41をキャパシタの蓄積電極39を形成する際
に使用しているために、蓄積電極39の平面積が従来に比
べて大きくなり、その分だけキャパシタ容量が増加す
る。
【0020】
【実施例】そこで、以下に本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。 (a)本発明の第1実施例の説明 図1(a) は本発明の一実施例装置を示す平面図、同図
(b) は、そのA−A線断面図である。
【0021】図中符号1は、ネガ型フォトレジストを露
光して矩形に近い潜像パターンを縦横に複数形成するた
めの露光用マスクで、この露光用マスク1のパターン
は、石英基板2の表面に設けた凹凸の段3によって区画
されている。
【0022】ここで、露光用マスク1に入射する光の波
長をλとし、石英基板2の屈折率をnとすると、凹状シ
フタパターン4と凸状シフタパターン5の段差dは、d
=λ/2(n−1)の式に基づいて求められ、段3によ
って区画された各々の領域はシフタパターンとなり、凹
状シフタパターン4と凸状シフタパターン5に入射する
光はそれぞれ相対的に位相反転して透過し、その光がネ
ガ型フォトレジストに照射する。
【0023】また、段3によって区画された露光用マス
ク1のシフタパターンは、図1(a)の破線に示すように
縦横に同じ大きさに配置される矩形領域Xの対角線の一
方を帯状の連結部6によって繋ぎ、その方向にある複数
の矩形領域Xを一体化するとともに、対角線の他方向の
矩形領域X相互間を連結部6によって分断するような形
状となっている。この場合の連結部6は、一体化される
矩形領域Xと同じ高さとなり、隣接する領域とは段3に
より区画されている。
【0024】露光用マスク1の大きさは、例えば矩形領
域Xの長さLが約1μm、その幅Wが約0.6μmであ
り、また、連結部6の対角線の一方向の幅sが解像限界
以下、例えば約0.15μmである。
【0025】次に、上述した露光用マスク1を用いてフ
ォトレジストをパターニングする工程について説明す
る。まず、図2(a) に示すように、パターニング対象と
なる膜7の上面にネガ型フォトレジスト8を塗布した後
に、露光用マスク1をその上方に配置し、i線の光源を
用いてフォトレジスト8を露光すると、図2(b) に示す
ように、菱形の角を落とした潜像パターンが形成され
る。
【0026】即ち、露光用マスク1の凹状シフタパター
ン4と凸状シフタパターン5に入射する光は同一である
が、段3によって石英基板2の厚さが異なり、いずれか
の領域において透過する光が相対的に位相反転するよう
な段差dになっている。このため、縦横方向に隣設され
た各矩形領域Xには、それぞれ所定の位相θの光と位相
が180°シフトした光(θ+180°)が透過してフ
ォトレジスト8に照射される。一方、段3の下とその近
傍では、隣の領域から180°位相がずれた光が侵入
し、位相の異なる光が打ち消しあってフォトレジストに
光が照射されない領域が生じる。
【0027】また、各シフタパターン4,5の連結部6
は、隣のシフタパターンからの光の侵入を抑制するの
で、相殺されない光が矩形領域Xの角に広く入り込んで
フォトレジスト8を照射する。
【0028】連結部6の幅sは、解像限界以下に設定さ
れているために、対角線方向に隣設するパターン同士を
接続させることはない。一方、露光用マスク1におい
て、連結部6により分断される対角線方向の領域におい
ては、図10に示す従来ものと比較してシフタパターン
が削られているが、元々この部分の光強度は小さく、そ
の影響は無視できる。
【0029】この結果、連結部6に近い矩形領域Xの角
の領域では、従来のマスクを用いた場合よりも打ち消さ
れない光量が増加するため、露光後のフォトレジスト8
を現像すると、図2(b) に示すような菱形に近い形状と
なり、従来のマスクを使用する場合に比べてパターン面
積が従来のものよりも斜線の部分だけ拡大する。その増
加量は、15%程度である。
【0030】次に、このマスクの形成工程を図3に基づ
いて簡単に説明する。まず、図3(a) に示すように、石
英基板2にクロム膜11を堆積し、電子線用レジスト1
2を塗布し、図3(b) に示すように、矩形領域の対角線
の一方を連結するような領域に電子線を照射し、電子線
用レジスト12を現像する。ここで、クロム膜11を堆
積するのは、電子線描画時のチャンージアップによりパ
ターン描画の位置等がズレるのを防止するためである。
【0031】ついで、パターニングされた電子線用レジ
スト12をマスクにして、塩素系ガスを用いたプラズマ
エッチング法によりクロム膜11をパターニングし、続
いて電子線レジスト12を溶剤により除去する(図3
(c))。
【0032】さらに、図3(d)に示すように、フッ素系
ガスを使用したプラズマエッチング法により、クロム膜
12から露出している石英基板2を段差dが得られるま
で薄層化し、段3を形成する。
【0033】最後に、塩素系ガスを用いたプラズマエッ
チング法によってクロム膜12を除去すると、段3によ
り区画されたシフタパターン4,5が形成され、これに
より図1に示すような露光用マスク1が完成する。
【0034】次に、上述した位相シフト法によるDRA
Mのキャパシタを形成する工程を図4,5に基づいて簡
単に説明する。まず、図4(a) に示すようにp型シリコ
ン基板21の表面には、活性領域を囲むSiO2膜22が選
択酸化法により形成され、その活性領域には100Å程
度の厚さのSiO2膜23が形成されている。
【0035】そして、活性領域のSiO2膜23の上には不
純物を含有した多結晶シリコンよりなるゲート電極24
が形成され、また、ゲート電極24の両側の活性領域に
はn型のソース/ドレイン(S/D)層25,26が形
成されており、これらによりDRAMセルの転送トラン
ジスタが構成されている。
【0036】また、それらの上には層間絶縁膜27が形
成されており、層間絶縁膜27上に配線されるビット線
28はコンタクトホール29を通して一方のS/D層2
5に接続されている。
【0037】このような状態において、まず、全体に窒
化膜30を形成し、ついで、SiO2膜31、多結晶シリコ
ン膜32、SiO2膜33を順に積層する。ついで、全体に
フォトレジスト34を塗布してこの上方に一般的な露光
用マスクを配置して露光を行ってからフォトレジスト3
4を現像し、これにより、ビット線28に接続されない
方のS/D層26の上に窓35を形成する。
【0038】ついで、フォトレジスト34をマスクに用
い、窓35から露出する最上のSiO2膜23からシリコン
基板21表面までをエッチングして蓄積電極用のコンタ
クトホール36を開口する(図4(b))。
【0039】この後に、全体に第二の多結晶シリコン膜
37を積層し、続いてその上にネガ型フォトレジスト3
8を塗布する(図4(c))。そして、上記したようなシフ
タパターン4,5のある露光用マスク1とi線の光源を
使用し、露光用マスク1の矩形領域Xの中央を蓄積電極
用コンタクトホール36に重なるように位置合わせして
ネガ型フォトレジスト38を露光し、これを現像する
と、フォトレジスト38は図2(c) に示すような平面形
状にパターニングされる(図5(d))。
【0040】そこで、フォトレジスト38をマスクにし
て最上層の多結晶シリコン膜37と、その下のSiO2膜3
3、多結晶シリコン膜32を順にエッチングすると、多
結晶シリコン膜32,37の平面形状は図2(c) のよう
になり、またその断面形状は図5(e) に示すようなフィ
ン状となる。この多結晶シリコン膜32,37はキャパ
シタの蓄積電極39となる。
【0041】この後に、窒化膜30の上のSiO2膜31,
33を弗酸により等方的にエッチングし、ついで、蓄積
電極39の表面に誘電体膜40aを被覆し、さらにCV
D法によって全体に不純物を含有する多結晶シリコンを
形成して、これを対向電極40aとして使用する(図5
(f))。
【0042】このような工程により形成された蓄積電極
39、誘電体膜40a及び対向電極40bによってキャ
パシタが構成される。 (b)本発明の第2実施例の説明 上記した実施例はシフタのみからなる露光用マスクを構
成しているが、遮光膜クロムパターンを併用して露光用
マスクを構成することもでき、以下にその実施例を説明
する。
【0043】図6(a) は、本発明の第2実施例を示す露
光用マスクの平面図、同図(b),(c),(d)はそのB−B
線、C−C線断面図、D−D線断面図である。図中符号
41は、石英基板42の上面の縦方向に延びるストライ
プ状のシフタパターンを有する露光用マスクで、隣接す
るシフタパターンは段43により縦方向に区画されて凹
状のシフタパターン44と凸状のシフタパターン45が
形成されている。
【0044】また、ストライプのシフタパターン44,
45の上には、横方向に帯状に延在するクロムよりなる
遮光膜パターン46が複数形成され、この遮光膜パター
ン46のうちシフタパターン44,45と交差する領域
とその近傍には括れ47が形成され、これにより遮光膜
パターン46に覆われる範囲を部分的に狭くしている。
【0045】例えば、帯状のシフタパターン44,45
の幅が1.0μmの場合に、遮光膜パターン46の幅を
0.7μm、遮光膜パターン46の間隔を0.5μmと
するとともに、遮光膜パターン46のうちシフタパター
ン46との交差領域では横方向0.4μm程度、縦方向
0.2μm程度の括れ47を設ける。また、段43によ
る段差dは第1実施例と同じ式によって決定される。
【0046】次に、上記した露光用マスク41を使用し
て、フォトレジストに潜像パターンを形成する工程を説
明する。まず、図7(a) に示すように、被パターニング
膜48にネガ型i線用レジスト49を塗布した後に、そ
の上方に露光用マスク41を配置し、図7(b) に示すよ
うに、i線光源の光により露光を行うと、遮光膜パター
ン46に挟まれた領域のシフタパターン44,45を透
過した光がi線用レジスト49に照射されることにな
る。
【0047】この場合、隣接するシフタパターン44,
45を透過する光はそれぞれ段差dによって位相が相対
的に180°シフトする。また、段43近傍の光は隣の
パターン領域まで広がるために、パターンの境界に沿っ
て光が照射されない部分が生じる。
【0048】一方、シフタパターン44,45の境界と
その近傍領域では、遮光膜パターン46の括れ47によ
って露光される領域が広がっているために、従来の露光
用マスクのように長方形の角が大きく後退することはな
く、光の照射領域が広がる。
【0049】したがって、i線用レジスト49に転写さ
れるパターンは、図7(c) に示すように楕円よりも矩形
に近い形状になり、矩形の角が大きく後退することが抑
制される。これにより、光強度の大きな領域が斜線で示
す範囲まで広がり、その面積は図10に示す従来のもの
よりも約30%増加する。
【0050】ところで、1回の露光を終えた状態では、
遮光膜パターン46の下のi線レジスト49は未露光部
分のままであり、この領域にパターンを形成する場合に
は、露光用マスクを縦方向に移設して未露光領域にシフ
タパターン44,45を位置させて2回目の露光を行
う。これにより、図7(c) の二点鎖線で示すように、前
工程で形成したと同じ形状の潜像パターンが未露光領域
に形成される。
【0051】そしてこの後に、i線用レジスト49を現
像すると、0.2μm程度の間隔で、矩形状の角が取れ
た状態のシフタパターンが縦横に並ぶことになる。これ
により蓄積電極を形成すると、パターンの平面積は30
%程度増加し、キャパシタ容量の増加に寄与することに
なる。
【0052】次に、シフタパターン44,45及び遮光
膜パターン46を有する露光用マスク41の形成工程に
ついて説明する。まず、図8(a),(b) に示すように、石
英基板42にクロム膜50を堆積した後に、第1実施例
と同様な方法によりそのクロム膜50をパターニングし
て幅1μm程度のストライプパターンを形成する。
【0053】ついで、第1実施例と同様にクロム膜50
をマスクに用いて石英基板42をエッチングして薄層化
し、これによりシフタパターン44,45を形成する。
さらに、ストライプ状のクロム膜50を除去した後に、
再び全面に別のクロム膜51を堆積し、この上に電子線
用レジスト(不図示)を塗布し、図8(a) の一点鎖線で
囲むような電子線描画を行ってから電子線用レジストを
現像する。そして、電子線用レジストをマスクにして第
2のクロム膜51をエッチングしてこれを遮光膜パター
ン46となし、これにより露光用マスク41が完成す
る。
【0054】なお、上記した2つの実施例ではシフタパ
ターン4、5、44、45を段によって形成しているが、石
英基板の上にSiO2等の位相シフト層を形成してシフタパ
ターンを構成してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように第1、2の発明によれ
ば、縦横に隣接する複数の矩形領域同士を対角線の一方
向に連結し、かつ他方向に分離する連結領域をもつ平面
形状のシフタパターンを形成し、これを用いてフォトレ
ジストの露光を行っているので、矩形領域のシフタパタ
ーンは連結領域によって対角線の一方向に延びているた
めに、この方向の領域を通る光強度は従来に比べて増加
し、これにより形成されるフォトレジストの平面形状は
菱形状となり、従来の楕円形状よりもパターン面積を増
加することができる。
【0056】しかも、シフタパターンの連結領域の幅を
解像限界以下にしているので、対角線の一方向に隣接す
るパターンが繋がることはなく、また、対角線の他方向
は連結領域により削られているが、元々この部分の光強
度は小さく、その影響は無視でき、パターンの分離を確
実に行うことができる。
【0057】また、第3、4の発明によれば、シフタパ
ターンをストライプ状に複数形成する一方、シフタパタ
ーンに直交する方向に遮光パターンを間隔をおいて複数
形成し、そのうちシフタパターンと交差する部分に括れ
を設けているので、遮光パターンの領域に挟まれる1つ
のシフタパターンの角における露光領域が、その括れに
よって拡張され、これにより形成されるフォトレジスト
のパターンは、楕円よりも矩形に近い平面形状となりそ
のパターン面積を増加することができる。
【0058】また、第5の発明によれば、上記した露光
用マスクをキャパシタの蓄積電極を形成する際に使用し
ているために、セルの面積を増やすことなく蓄積電極の
平面積を大きくすることができ、その分だけキャパシタ
容量が増加する。
【0059】しかも、フィン型キャパシタにあってはフ
ィンの枚数を増やすことなく容量を増加することがで
き、歩留りを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例装置を示す平面図及び断面
図である。
【図2】本発明の第1実施例の露光用マスクを用いた露
光方法を示す側面図及び平面図である。
【図3】本発明の第1実施例装置の形成工程を示す断面
図及び平面図である。
【図4】本発明の第1実施例の露光用マスクを用いたD
RAMセルの形成工程の一例を示す断面図(その1)で
ある。
【図5】本発明の第1実施例の露光用マスクを用いたD
RAMセルの形成工程の一例を示す断面図(その2)で
ある。
【図6】本発明の第2実施例装置を示す平面図及び断面
図である。
【図7】本発明の第2実施例の露光用マスクを用いた露
光方法を示す側面図及び平面図である。
【図8】本発明の第2実施例装置の形成工程を示す断面
図及び平面図である。
【図9】DRAMセルの一例を示す平面図と、フィン状
電極を有するキャパシタの一例を示す断面図である。
【図10】従来の露光用マスクの一例を示す平面図と断
面図である。
【符号の説明】
1 露光用マスク 2 石英基板(透明基板) 3 段 4 凹状シフタパターン 5 凸状シフタパターン 6 連結部 X 矩形領域 41 露光用マスク 42 石英基板(透明基板) 43 段 44 凹状シフタパターン 45 凸状シフタパターン 46 遮光膜パターン 47 括れ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/13 8223−4M

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板(2)の上において、縦横に隣接
    する複数の矩形領域(X)同士を解像限界以下の幅で対
    角線の一方向に連結し、他方向に分離する連結領域
    (6)をもつ平面形状のシフタパターン(4、5)が隣
    接して複数設けられるとともに、隣合う前記シフタパタ
    ーン(4、5)の一方の上に位相シフト層が形成されて
    いることを特徴とする露光用マスク。
  2. 【請求項2】請求項1記載の露光用マスク(1)をネガ
    型フォトレジスト(8)の上に配設して露光した後に、
    該ネガ型フォトレジスト(8)を現像してパターニング
    する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】透明基板(42)の上において、一方向に延
    びるストライプ状のシフタパターン(44、45)が隣接し
    て複数形成され、隣合う前記シフタパターン(44、45)
    の一方の上に位相シフト層が形成されるとともに、 前記シフタパターン(44、45)と直交する方向に延在す
    る帯状の遮光パターンが(46)一定の間隔をおいて複数
    形成され、かつ、該遮光パターン(46)のうち前記シフ
    トパターン(44、45)と交差する部分に括れ(47)が形
    成されていることを特徴とする露光用マスク。
  4. 【請求項4】請求項3記載の露光用マスク(41)をネガ
    型フォトレジスト(49)の上に配設して露光した後に、
    前記露光マスク(41)をシフトパターン(44、45)の延
    在方向に移動させて2回目の露光を行い、 次に前記ネガ型フォトレジスト(49)を現像してパター
    ニングする工程を含むことを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  5. 【請求項5】半導体基板の上方に形成された半導体膜
    (32、37)の上にネガ型フォトレジスト(38)を塗布す
    る工程と、 請求項1、2に記載の露光用マスク(1、41)を用いて
    前記ネガ型フォトレジスト(38)を露光、現像し、前記
    ネガ型フォトレジスト(38)をパターニングする工程
    と、 パターニングされた前記ネガ型フォトレジスト(38)か
    ら露出する前記半導体膜(32、37)をエッチングするこ
    とにより、前記半導体膜(32、37)をパターニングして
    キャパシタの蓄積電極(39)とする工程と、 前記蓄積電極(39)の表面に前記キャパシタの誘電体膜
    (40a)を形成する工程と、 前記誘電体(40a)の表面に前記キャパシタの対向電極
    (40b)を形成する工程とを有することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
JP23832291A 1991-09-18 1991-09-18 露光用マスク及び半導体装置の製造方法 Withdrawn JPH0572718A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100422955B1 (ko) * 1996-08-21 2004-06-12 주식회사 하이닉스반도체 위상시프트마스크

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