JPH0572391A - 放射性廃液の処理方法 - Google Patents
放射性廃液の処理方法Info
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- JPH0572391A JPH0572391A JP16596391A JP16596391A JPH0572391A JP H0572391 A JPH0572391 A JP H0572391A JP 16596391 A JP16596391 A JP 16596391A JP 16596391 A JP16596391 A JP 16596391A JP H0572391 A JPH0572391 A JP H0572391A
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- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウラン(U)や、鉄、ニッケル、クロム、モ
リブデンなどの重金属を含むH2SO4系あるいはH3P
O4系溶液である放射性廃液からUと重金属を極めて高
率に回収し、除去処理する放射性廃液の処理方法の提
供。 【構成】 放射性廃液A中のUのほとんどを回収する第
1の除去工程と、この第1の除去工程を経た後の放射性
廃液A2中の重金属等のほとんどを除去処理する第2の
除去工程と、上記第1及び第2の除去工程で除去されな
かった濾液F中に残留する微量のU及び重金属をほぼ完
全に回収する第3の除去工程より構成されている。 【効果】 当初放射性廃液A中に含有されていたUと重
金属とを高率で分別除去することができる。
リブデンなどの重金属を含むH2SO4系あるいはH3P
O4系溶液である放射性廃液からUと重金属を極めて高
率に回収し、除去処理する放射性廃液の処理方法の提
供。 【構成】 放射性廃液A中のUのほとんどを回収する第
1の除去工程と、この第1の除去工程を経た後の放射性
廃液A2中の重金属等のほとんどを除去処理する第2の
除去工程と、上記第1及び第2の除去工程で除去されな
かった濾液F中に残留する微量のU及び重金属をほぼ完
全に回収する第3の除去工程より構成されている。 【効果】 当初放射性廃液A中に含有されていたUと重
金属とを高率で分別除去することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原子力発電所、核燃
料再処理施設、放射性廃棄物処理施設など主に放射性物
質を取り扱う施設より産生される放射性廃液の処理方法
に関し、更に言えば、放射性廃液中からウラン(U)並
びに鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、モリブ
デン(Mo)などの重金属を高率で回収する方法である。
料再処理施設、放射性廃棄物処理施設など主に放射性物
質を取り扱う施設より産生される放射性廃液の処理方法
に関し、更に言えば、放射性廃液中からウラン(U)並
びに鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、モリブ
デン(Mo)などの重金属を高率で回収する方法である。
【0002】
【従来の技術】従来、Uで汚染された炭素鋼およびステ
ンレス鋼等の金属の除染方法の一つとして電解研磨法が
知られ、この電解研磨法に用いられる代表的な電解液と
して濃度30〜70%のH2SO4やH3PO4が知られて
いる。上記電解研磨法を用いて金属の除染を行うと、処
理後の電解液中にはUをはじめ、Fe、Ni、Cr、M
oなどの重金属(以下、重金属等と略記する。)が溶解
している。この電解液は、一定量以上の元素が溶解する
と除染効果が低下するので、除染効果が低下した時点で
交換するようにしている。
ンレス鋼等の金属の除染方法の一つとして電解研磨法が
知られ、この電解研磨法に用いられる代表的な電解液と
して濃度30〜70%のH2SO4やH3PO4が知られて
いる。上記電解研磨法を用いて金属の除染を行うと、処
理後の電解液中にはUをはじめ、Fe、Ni、Cr、M
oなどの重金属(以下、重金属等と略記する。)が溶解
している。この電解液は、一定量以上の元素が溶解する
と除染効果が低下するので、除染効果が低下した時点で
交換するようにしている。
【0003】通常、このような放射性元素を含有する使
用済み電解液(以下、放射性廃液という。)は、金属イ
オン濃度が高く、処理が困難なために、放射性廃棄物と
してそのままの状態で保管されている場合が多く、従っ
て、上記放射性廃液の効果的な処理方法が望まれてい
る。
用済み電解液(以下、放射性廃液という。)は、金属イ
オン濃度が高く、処理が困難なために、放射性廃棄物と
してそのままの状態で保管されている場合が多く、従っ
て、上記放射性廃液の効果的な処理方法が望まれてい
る。
【0004】従来、一般に放射性溶液中に溶解している
Uや重金属等を除去するためには、まず、第1の操作と
して溶媒抽出法が行われる。この溶媒抽出法を用いて、
前述したようなH2SO4やH3PO4系溶液中からUを抽
出する際に用いられる溶媒としては、例えばトリオクチ
ルアミン(以下、TOAと略記する。)が一般的に用い
られ、また、HNO3系の溶液からUを抽出する際に用
いられる溶媒としては、トリブチル燐酸(以下、TBP
と略記する。)などが用いられる。
Uや重金属等を除去するためには、まず、第1の操作と
して溶媒抽出法が行われる。この溶媒抽出法を用いて、
前述したようなH2SO4やH3PO4系溶液中からUを抽
出する際に用いられる溶媒としては、例えばトリオクチ
ルアミン(以下、TOAと略記する。)が一般的に用い
られ、また、HNO3系の溶液からUを抽出する際に用
いられる溶媒としては、トリブチル燐酸(以下、TBP
と略記する。)などが用いられる。
【0005】また、上記のようにTOAやTBPで、U
や重金属等を溶媒抽出した場合抽出後の放射性廃液中に
は、まだ、微量の未回収Uと多量の重金属等が残留して
いる。そこで、従来は第2の操作として、上記放射性廃
液中に水酸化ナトリウム(NaOH)を加えて上記Uや
重金属等を水酸化物として沈殿させ、更にこれを濾過・
回収して微量のUを含有する上記沈殿物をセメント固化
して除去する操作を行っている。
や重金属等を溶媒抽出した場合抽出後の放射性廃液中に
は、まだ、微量の未回収Uと多量の重金属等が残留して
いる。そこで、従来は第2の操作として、上記放射性廃
液中に水酸化ナトリウム(NaOH)を加えて上記Uや
重金属等を水酸化物として沈殿させ、更にこれを濾過・
回収して微量のUを含有する上記沈殿物をセメント固化
して除去する操作を行っている。
【0006】また、上記第2の操作における沈殿物濾過
後の濾液である放射性廃液中には、上記2操作を経た後
もなお回収されない微量のUならびに重金属等が残留し
ているので、従来は、これら微量のUや重金属等を除去
するための第3の操作として、水ガラスを用いた凝集沈
殿法を採用している。この水ガラスを用いた凝集沈殿法
は、すなわち水ガラスの主成分であるNa2SiO3が、
強酸あるいはアンモニウム塩と反応して沈殿を生じた
り、あるいはゲル状態となって重金属を凝集沈殿する性
質を利用して目的物質を沈殿除去する方法である。
後の濾液である放射性廃液中には、上記2操作を経た後
もなお回収されない微量のUならびに重金属等が残留し
ているので、従来は、これら微量のUや重金属等を除去
するための第3の操作として、水ガラスを用いた凝集沈
殿法を採用している。この水ガラスを用いた凝集沈殿法
は、すなわち水ガラスの主成分であるNa2SiO3が、
強酸あるいはアンモニウム塩と反応して沈殿を生じた
り、あるいはゲル状態となって重金属を凝集沈殿する性
質を利用して目的物質を沈殿除去する方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の操作において、TOAを抽出溶媒とした溶媒抽出法
を用いると、抽出溶媒であるTOAと放射性廃液との分
離性が悪いため、確実な分離操作が困難であるという問
題があった。また、UのTOAへの分配係数は、H2S
O4中のUの回収率はおよそ80%程度、H3PO4中の
Uの回収率はおよそ50%程度であるため、放射性廃液
水相中に相当量のUが残留するという問題があった。
1の操作において、TOAを抽出溶媒とした溶媒抽出法
を用いると、抽出溶媒であるTOAと放射性廃液との分
離性が悪いため、確実な分離操作が困難であるという問
題があった。また、UのTOAへの分配係数は、H2S
O4中のUの回収率はおよそ80%程度、H3PO4中の
Uの回収率はおよそ50%程度であるため、放射性廃液
水相中に相当量のUが残留するという問題があった。
【0008】また、TBPを抽出溶媒とした溶媒抽出法
を用いると、その抽出機構がTBP,UO2 2+およびN
O3 -間でUO2(NO3)2・2TBPで示されるような
構造の錯塩を形成することによるため、HNO3系溶液
中のUを抽出する際の溶媒として用いた場合は極めて高
率にUを抽出できるものの、上述した放射性廃液のよう
にUがH2SO4系あるいはH3PO4系溶液中に存在する
場合は、UのTBPへの分配係数がHNO3系溶液に存
在しているものに比べ、著しく低下してしまうため、当
該放射性廃液のようなH2SO4系あるいはH3PO4系溶
液中のUを抽出する溶媒には適さないという問題があっ
た。
を用いると、その抽出機構がTBP,UO2 2+およびN
O3 -間でUO2(NO3)2・2TBPで示されるような
構造の錯塩を形成することによるため、HNO3系溶液
中のUを抽出する際の溶媒として用いた場合は極めて高
率にUを抽出できるものの、上述した放射性廃液のよう
にUがH2SO4系あるいはH3PO4系溶液中に存在する
場合は、UのTBPへの分配係数がHNO3系溶液に存
在しているものに比べ、著しく低下してしまうため、当
該放射性廃液のようなH2SO4系あるいはH3PO4系溶
液中のUを抽出する溶媒には適さないという問題があっ
た。
【0009】また、従来の第2の操作において、放射性
廃液へのNaOHの添加操作により生ずる沈殿物中には
硫酸ナトリウム(Na2SO4)、リン酸水素ナトリウム
(Na2HPO4)、硝酸ナトリウム(NaNO3)等の
水溶性塩類が多量に含まれているため、例えば、上記N
a2SO4などが、以下式(I)に示すようにセメント固化
操作の際のセメントの水和により生じた水酸化カルシウ
ム(Ca(OH)2)と反応して硫酸カルシウム2水和
物(CaSO4・2H2O)を生成し、さらにこのCaS
O4・2H2Oの一部が、以下式(II)に示すようにカルシ
ウムアルミネート水和物(3CaO・Al2O3・6H2
O)と反応してエトリンガイト(3CaO・Al2O3・
3CaSO4・32H2O)を生成し、その際体積膨張を
起こしてセメント固化体が破壊されてしまうという問題
があった。
廃液へのNaOHの添加操作により生ずる沈殿物中には
硫酸ナトリウム(Na2SO4)、リン酸水素ナトリウム
(Na2HPO4)、硝酸ナトリウム(NaNO3)等の
水溶性塩類が多量に含まれているため、例えば、上記N
a2SO4などが、以下式(I)に示すようにセメント固化
操作の際のセメントの水和により生じた水酸化カルシウ
ム(Ca(OH)2)と反応して硫酸カルシウム2水和
物(CaSO4・2H2O)を生成し、さらにこのCaS
O4・2H2Oの一部が、以下式(II)に示すようにカルシ
ウムアルミネート水和物(3CaO・Al2O3・6H2
O)と反応してエトリンガイト(3CaO・Al2O3・
3CaSO4・32H2O)を生成し、その際体積膨張を
起こしてセメント固化体が破壊されてしまうという問題
があった。
【化1】
【化2】
【0010】また、従来の第3の操作時において、沈殿
物除去後の濾液である放射性廃液は、水ガラスを添加し
ただけでは沈殿を生じないので、強酸あるいはアンモニ
ウム塩などの補助剤を添加して水ガラス沈殿物を生成さ
せる必要があるが、廃棄時の最終的なpH調整を考慮す
ると、強酸を添加するのは得策ではなく、また、アンモ
ニウム塩を添加すると上記放射性廃液を最終的に排出す
る際、その排出規準(アンモニア性窒素等)をクリアさ
せる必要があるためやはり好ましくないなどの問題があ
った。
物除去後の濾液である放射性廃液は、水ガラスを添加し
ただけでは沈殿を生じないので、強酸あるいはアンモニ
ウム塩などの補助剤を添加して水ガラス沈殿物を生成さ
せる必要があるが、廃棄時の最終的なpH調整を考慮す
ると、強酸を添加するのは得策ではなく、また、アンモ
ニウム塩を添加すると上記放射性廃液を最終的に排出す
る際、その排出規準(アンモニア性窒素等)をクリアさ
せる必要があるためやはり好ましくないなどの問題があ
った。
【0011】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
Uや重金属等を含むH2SO4系あるいはH3PO4系溶液
である放射性廃液からUと重金属を極めて高率に回収
し、除去処理する放射性廃液の処理方法の提供を目的と
する。
Uや重金属等を含むH2SO4系あるいはH3PO4系溶液
である放射性廃液からUと重金属を極めて高率に回収
し、除去処理する放射性廃液の処理方法の提供を目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、鉄、ニッケ
ル、クロム、モリブデンなどの重金属とウランとを含有
する硫酸系またはリン酸系の放射性廃液Aに硝酸を添加
し、この硝酸添加後の該放射性廃液A1にトリブチル燐
酸を含有する抽出溶媒Bを加えて該放射性廃液A1中の
ウランを該抽出溶媒B側に抽出し、さらにウラン抽出後
の該抽出溶媒Bを分取後、この該抽出溶媒Bに水を加え
て該抽出溶媒B中のウランを水相Cに逆抽出して、放射
性廃液A中からウランを回収、除去する第1の除去工程
と、上記第1の除去工程終了後の放射性廃液A2に水酸
化ナトリウムを加えて該放射性廃液A2中に上記重金属
の沈殿物Dを生じさせた後、この沈殿物Dと濾液Fとを
濾別し、該沈殿物Dを水洗して該沈殿物D中の水溶性塩
類を除去し、この水洗後の該沈殿物Dをセメント固化し
て、放射性廃液A2から上記重金属を除去処理する第2
の除去工程と、上記濾液Fに水溶性マグネシウム塩およ
び水ガラスを添加し、更にアルカリ溶液を添加してpH
8〜9に調整し、水ガラス沈殿物Gを生成させ、該濾液
F中に残留するウラン及び重金属を回収、除去する第3
の除去工程とを具備した構成とすることにより解決され
る。
ル、クロム、モリブデンなどの重金属とウランとを含有
する硫酸系またはリン酸系の放射性廃液Aに硝酸を添加
し、この硝酸添加後の該放射性廃液A1にトリブチル燐
酸を含有する抽出溶媒Bを加えて該放射性廃液A1中の
ウランを該抽出溶媒B側に抽出し、さらにウラン抽出後
の該抽出溶媒Bを分取後、この該抽出溶媒Bに水を加え
て該抽出溶媒B中のウランを水相Cに逆抽出して、放射
性廃液A中からウランを回収、除去する第1の除去工程
と、上記第1の除去工程終了後の放射性廃液A2に水酸
化ナトリウムを加えて該放射性廃液A2中に上記重金属
の沈殿物Dを生じさせた後、この沈殿物Dと濾液Fとを
濾別し、該沈殿物Dを水洗して該沈殿物D中の水溶性塩
類を除去し、この水洗後の該沈殿物Dをセメント固化し
て、放射性廃液A2から上記重金属を除去処理する第2
の除去工程と、上記濾液Fに水溶性マグネシウム塩およ
び水ガラスを添加し、更にアルカリ溶液を添加してpH
8〜9に調整し、水ガラス沈殿物Gを生成させ、該濾液
F中に残留するウラン及び重金属を回収、除去する第3
の除去工程とを具備した構成とすることにより解決され
る。
【0013】
【作用】本発明の放射性廃液の処理方法にあっては、硝
酸を添加し、TBPを含む抽出溶媒を加えることによ
り、TBP,UO2 2+およびNO3 -間で、その構造がU
O2(NO3)2・2TBPで示される錯塩が形成され、
これによりUの抽出溶媒相への分配係数が高くなるた
め、Uを高率で回収できる。
酸を添加し、TBPを含む抽出溶媒を加えることによ
り、TBP,UO2 2+およびNO3 -間で、その構造がU
O2(NO3)2・2TBPで示される錯塩が形成され、
これによりUの抽出溶媒相への分配係数が高くなるた
め、Uを高率で回収できる。
【0014】また、上記放射性廃液相に水酸化ナトリウ
ムを加えて中和し、得られた反応液を残渣と濾液に濾別
し、この後該残渣を水洗して該残渣中の水溶性塩類を除
去し、その水洗後の残渣をセメント固化するので、この
セメント固化体は水溶性塩類に起因する体積膨張が起こ
らずセメント固化体の破壊が防止される。
ムを加えて中和し、得られた反応液を残渣と濾液に濾別
し、この後該残渣を水洗して該残渣中の水溶性塩類を除
去し、その水洗後の残渣をセメント固化するので、この
セメント固化体は水溶性塩類に起因する体積膨張が起こ
らずセメント固化体の破壊が防止される。
【0015】また、微量のUと重金属等を含む上記濾液
に水溶性マグネシウム塩および水ガラスを添加し、更に
アルカリ溶液を添加してpH8〜9に調整することによ
り、例えば、上記放射性廃液に添加した硝酸マグネシウ
ム6水和物(Mg(NO3)・6H2O)などのマグネシ
ウム塩由来のMgが、弱アルカリ領域でNa2SiO3あ
るいは重金属等と複塩を形成することによりUと重金属
等が凝集された水ガラス沈殿物が生じ、濾液中のUと重
金属等とが回収される。
に水溶性マグネシウム塩および水ガラスを添加し、更に
アルカリ溶液を添加してpH8〜9に調整することによ
り、例えば、上記放射性廃液に添加した硝酸マグネシウ
ム6水和物(Mg(NO3)・6H2O)などのマグネシ
ウム塩由来のMgが、弱アルカリ領域でNa2SiO3あ
るいは重金属等と複塩を形成することによりUと重金属
等が凝集された水ガラス沈殿物が生じ、濾液中のUと重
金属等とが回収される。
【0016】また、本発明の放射性廃液の処理方法にあ
っては、放射性廃液中のUのほとんどを回収する第1の
除去工程と、この第1の除去工程を経た後の放射性廃液
中の重金属等のほとんどを除去処理する第2の除去工程
と、上記第1及び第2の除去工程で除去されなかった放
射性廃液中に残留する微量のU及び重金属をほぼ完全に
回収する第3の除去工程より構成されているので、当初
放射性廃液中に含有されていたUと重金属とが高率で分
別除去される。
っては、放射性廃液中のUのほとんどを回収する第1の
除去工程と、この第1の除去工程を経た後の放射性廃液
中の重金属等のほとんどを除去処理する第2の除去工程
と、上記第1及び第2の除去工程で除去されなかった放
射性廃液中に残留する微量のU及び重金属をほぼ完全に
回収する第3の除去工程より構成されているので、当初
放射性廃液中に含有されていたUと重金属とが高率で分
別除去される。
【0017】以下、図面を用い本発明を詳細に説明す
る。図1は、Uと重金属とを含有するH2SO4系あるい
はH3PO4系の放射性廃液を処理する工程に本発明の放
射性廃液の処理方法を適用した一例を示すフロー図であ
る。
る。図1は、Uと重金属とを含有するH2SO4系あるい
はH3PO4系の放射性廃液を処理する工程に本発明の放
射性廃液の処理方法を適用した一例を示すフロー図であ
る。
【0018】ここで処理される放射性廃液とは、Fe、
Ni、Cr、Moなどの重金属と、Uとを含有する廃液
で、原子力施設等においてUに汚染された炭素鋼あるい
はステンレス鋼を電解研磨法により処理する場合、廃液
として産生されるものである。この廃液中にはH2SO4
あるいはH3PO4が高濃度で含有され、さらにUや重金
属等も多量に含有されている。本発明は、このような放
射性廃液中のUと重金属等を、ほぼ完全に除去する方法
である。
Ni、Cr、Moなどの重金属と、Uとを含有する廃液
で、原子力施設等においてUに汚染された炭素鋼あるい
はステンレス鋼を電解研磨法により処理する場合、廃液
として産生されるものである。この廃液中にはH2SO4
あるいはH3PO4が高濃度で含有され、さらにUや重金
属等も多量に含有されている。本発明は、このような放
射性廃液中のUと重金属等を、ほぼ完全に除去する方法
である。
【0019】(第1の除去工程) まず、放射性廃液A
にHNO3などのNO3 -源となる強酸を混合工程1にお
いて混合する。このHNO3を加えた放射性廃液A1中に
は、UO2 2+と、添加したHNO3に由来するNO3 -とが
存在している。
にHNO3などのNO3 -源となる強酸を混合工程1にお
いて混合する。このHNO3を加えた放射性廃液A1中に
は、UO2 2+と、添加したHNO3に由来するNO3 -とが
存在している。
【0020】次に、抽出工程2において、TBPをn−
ドデカン等の希釈剤で希釈した溶媒を抽出溶媒として上
記放射性廃液A1に混合して5〜6分振盪し、その後、
ただちに抽出溶媒相Bを分取する。なお、この抽出溶媒
は、TBP:n−ドデカン=3:7とするのが望まし
い。
ドデカン等の希釈剤で希釈した溶媒を抽出溶媒として上
記放射性廃液A1に混合して5〜6分振盪し、その後、
ただちに抽出溶媒相Bを分取する。なお、この抽出溶媒
は、TBP:n−ドデカン=3:7とするのが望まし
い。
【0021】上記抽出工程2操作時においては、放射性
廃液A中にUO2 2+の状態で存在するUと、先の混合工
程1において放射性廃液A中に添加されたHNO3由来
のNO3 -と、上記抽出工程2で放射性廃液A1中に混合
されたTBPとの間でUO2(NO3)2・2TBPで示
される構造の錯塩が形成され、これにより放射性廃液A
1相中のUは、抽出溶媒相B中に高率で回収される。
廃液A中にUO2 2+の状態で存在するUと、先の混合工
程1において放射性廃液A中に添加されたHNO3由来
のNO3 -と、上記抽出工程2で放射性廃液A1中に混合
されたTBPとの間でUO2(NO3)2・2TBPで示
される構造の錯塩が形成され、これにより放射性廃液A
1相中のUは、抽出溶媒相B中に高率で回収される。
【0022】上記抽出工程2終了後、さらに逆抽出工程
3において、上記抽出工程2で分取した抽出溶媒B1容
量に対し純水1容量を加え、抽出溶媒相B中のUを水相
C側に逆抽出する。
3において、上記抽出工程2で分取した抽出溶媒B1容
量に対し純水1容量を加え、抽出溶媒相B中のUを水相
C側に逆抽出する。
【0023】上記抽出工程2の抽出操作は4段程度の回
数繰り返し行い、逆抽出工程3の逆抽出操作は、抽出工
程2各抽出段ごとに、水相C側にUが逆抽出されなくな
るまで5〜6段程度繰り返し行う。このようにして、U
は水相C中に全て回収され、一方抽出溶媒Bは、抽出工
程2において放射性廃液A1に加えられる抽出溶媒(T
BP)として再利用される。
数繰り返し行い、逆抽出工程3の逆抽出操作は、抽出工
程2各抽出段ごとに、水相C側にUが逆抽出されなくな
るまで5〜6段程度繰り返し行う。このようにして、U
は水相C中に全て回収され、一方抽出溶媒Bは、抽出工
程2において放射性廃液A1に加えられる抽出溶媒(T
BP)として再利用される。
【0024】(第2の除去工程) 上記第1の除去工程
の抽出工程2終了後、含有するUの大部分を除去された
放射性廃液A2中には、微量の未回収Uと、Fe、N
i、Cr、Moなどの重金属が多量に含有されている。
従って、第2の除去工程では上記のうち特に重金属等を
回収する。
の抽出工程2終了後、含有するUの大部分を除去された
放射性廃液A2中には、微量の未回収Uと、Fe、N
i、Cr、Moなどの重金属が多量に含有されている。
従って、第2の除去工程では上記のうち特に重金属等を
回収する。
【0025】第2の除去工程では、まず中和工程4に
おいて重金属等を含む放射性廃液A2に、25%NaO
H溶液を加えてpHを6.0〜7.0に調整し、重金属等
を水酸化物の沈殿として濾別・分離する。次に、水溶
性塩類除去工程5において、上記中和工程4で得られた
沈殿物Dに、約50℃程度の温水を加えて約10分間程
度攪拌した後、これを濾過する操作を2回程度繰り返
す。さらに、粉砕・乾燥工程6において、上記水溶性
塩類除去工程5を経た後の沈殿物Dを、約115〜12
5℃で乾燥させた後、これを2mm以下に粉砕する。
次に、固化工程7において、上記粉砕・乾燥工程6で細
かく粉砕された沈殿物Bに、水セメント比約60%のモ
ルタルを、沈殿物D80gに対しモルタル100cm3
の割合で加えこれを混練する。最後に混練したモルタル
を所定の型枠に流し込み不足分のモルタルを補充してそ
のまま所定時間放置して固化させるか、あるいは必要に
応じ再び混練した後、再度型枠に流し込んで所定時間放
置して固化させる。
おいて重金属等を含む放射性廃液A2に、25%NaO
H溶液を加えてpHを6.0〜7.0に調整し、重金属等
を水酸化物の沈殿として濾別・分離する。次に、水溶
性塩類除去工程5において、上記中和工程4で得られた
沈殿物Dに、約50℃程度の温水を加えて約10分間程
度攪拌した後、これを濾過する操作を2回程度繰り返
す。さらに、粉砕・乾燥工程6において、上記水溶性
塩類除去工程5を経た後の沈殿物Dを、約115〜12
5℃で乾燥させた後、これを2mm以下に粉砕する。
次に、固化工程7において、上記粉砕・乾燥工程6で細
かく粉砕された沈殿物Bに、水セメント比約60%のモ
ルタルを、沈殿物D80gに対しモルタル100cm3
の割合で加えこれを混練する。最後に混練したモルタル
を所定の型枠に流し込み不足分のモルタルを補充してそ
のまま所定時間放置して固化させるか、あるいは必要に
応じ再び混練した後、再度型枠に流し込んで所定時間放
置して固化させる。
【0026】(第3の除去工程)上述した第2の除去工
程の中和工程4において、沈殿物Dを濾取した後の濾液
F中には、まだ微量のU及び重金属が残留しているた
め、この第3の除去工程において、上記残留U及び重金
属を処理する。
程の中和工程4において、沈殿物Dを濾取した後の濾液
F中には、まだ微量のU及び重金属が残留しているた
め、この第3の除去工程において、上記残留U及び重金
属を処理する。
【0027】第3の除去工程では、まず溶解工程8にお
いて濾液FにMg(NO3)2・6H2Oなどの水溶性マ
グネシウム塩を添加してこれを濾液F内に溶解し、更に
この溶液にNa2SiO3を主成分とする水ガラスを添加
する。なお、この時添加溶解するマグネシウム塩として
は、上記Mg(NO3)2・6H2Oの他、MgCl2・6
H2Oを用いてもよい。これらマグネシウム塩由来のM
gは、逆アルカリ性領域で、Na2SiO3および溶液中
の重金属と複塩を形成し、これが水ガラス沈殿物を形成
する。
いて濾液FにMg(NO3)2・6H2Oなどの水溶性マ
グネシウム塩を添加してこれを濾液F内に溶解し、更に
この溶液にNa2SiO3を主成分とする水ガラスを添加
する。なお、この時添加溶解するマグネシウム塩として
は、上記Mg(NO3)2・6H2Oの他、MgCl2・6
H2Oを用いてもよい。これらマグネシウム塩由来のM
gは、逆アルカリ性領域で、Na2SiO3および溶液中
の重金属と複塩を形成し、これが水ガラス沈殿物を形成
する。
【0028】次に、水ガラスを添加した上記濾液Fに調
整工程9においてNaOHあるいはKOHなどのアルカ
リ溶液を添加してpH8〜9に調節し、水ガラス沈殿物
G生じさせる。この後、濾過工程10において水ガラス
沈殿物を生じた濾液Fを濾過して処理済み廃液Hと水ガ
ラス沈殿物Gとに分離する。なお、分離後、処理済み廃
液Hは排出し水ガラス沈殿物Gは保管する。この水ガラ
ス沈殿物には、濾液F中に残留する微量のUと重金属
等、すなわち第1及び第2の除去工程で除去されなかっ
たUと重金属が凝集されている。
整工程9においてNaOHあるいはKOHなどのアルカ
リ溶液を添加してpH8〜9に調節し、水ガラス沈殿物
G生じさせる。この後、濾過工程10において水ガラス
沈殿物を生じた濾液Fを濾過して処理済み廃液Hと水ガ
ラス沈殿物Gとに分離する。なお、分離後、処理済み廃
液Hは排出し水ガラス沈殿物Gは保管する。この水ガラ
ス沈殿物には、濾液F中に残留する微量のUと重金属
等、すなわち第1及び第2の除去工程で除去されなかっ
たUと重金属が凝集されている。
【0029】以上述べたように、本例の放射性廃液の処
理方法にあっては、第1の除去工程の混合工程1におい
て放射性廃液A中に硝酸を添加し、抽出工程2において
TBPを含む抽出溶媒を加えることにより、TBP,U
O2 2+およびNO3 -間で、その構造がUO2(NO3)2・
2TBPで示される錯塩が形成され、これによりUの抽
出溶媒相Bへの分配係数が高くなる。従って、放射性廃
液A中のUを高率で分別回収できる。
理方法にあっては、第1の除去工程の混合工程1におい
て放射性廃液A中に硝酸を添加し、抽出工程2において
TBPを含む抽出溶媒を加えることにより、TBP,U
O2 2+およびNO3 -間で、その構造がUO2(NO3)2・
2TBPで示される錯塩が形成され、これによりUの抽
出溶媒相Bへの分配係数が高くなる。従って、放射性廃
液A中のUを高率で分別回収できる。
【0030】また、第2の除去工程の水溶性塩類除去工
程5において、沈殿物Dを水洗して沈殿物中の水溶性塩
類の除去を行うので、第2の除去工程において作製され
るセメント固化体は、水溶性塩類に起因する体積膨張が
起こらずセメント固化体の破壊が防止される。
程5において、沈殿物Dを水洗して沈殿物中の水溶性塩
類の除去を行うので、第2の除去工程において作製され
るセメント固化体は、水溶性塩類に起因する体積膨張が
起こらずセメント固化体の破壊が防止される。
【0031】また、上記濾液Fに、硝酸マグネシウム6
水和物(Mg(NO3)・6H2O)などの水溶性マグネ
シウム塩およびNa2SiO3を主成分とする水ガラスを
添加し、更にこれにNaOHなどのアルカリ溶液を添加
してpH8〜9に調整することにより、上記濾液Fに添
加したマグネシウム塩由来のMgが、弱アルカリ領域で
水ガラスのNa2SiO3あるいは濾液F中のUおよび重
金属と複塩を形成するのでUと重金属等が凝集された水
ガラス沈殿物Gが生じる。従って、上記水ガラス沈殿物
G内に濾液F中のUと重金属等とを回収することができ
る。
水和物(Mg(NO3)・6H2O)などの水溶性マグネ
シウム塩およびNa2SiO3を主成分とする水ガラスを
添加し、更にこれにNaOHなどのアルカリ溶液を添加
してpH8〜9に調整することにより、上記濾液Fに添
加したマグネシウム塩由来のMgが、弱アルカリ領域で
水ガラスのNa2SiO3あるいは濾液F中のUおよび重
金属と複塩を形成するのでUと重金属等が凝集された水
ガラス沈殿物Gが生じる。従って、上記水ガラス沈殿物
G内に濾液F中のUと重金属等とを回収することができ
る。
【0032】また、本例の放射性廃液の処理方法にあっ
ては、放射性廃液A中のUのほとんどを回収する第1の
除去工程と、この第1の除去工程を経た後の放射性廃液
A2中の重金属等のほとんどを除去処理する第2の除去
工程と、上記第1及び第2の除去工程で除去されなかっ
た濾液F中に残留する微量のU及び重金属をほぼ完全に
回収する第3の除去工程より構成されているので、当初
放射性廃液A中に含有されていたUを高率で分別回収で
きるとともに、重金属等は高率に除去処理できる。
ては、放射性廃液A中のUのほとんどを回収する第1の
除去工程と、この第1の除去工程を経た後の放射性廃液
A2中の重金属等のほとんどを除去処理する第2の除去
工程と、上記第1及び第2の除去工程で除去されなかっ
た濾液F中に残留する微量のU及び重金属をほぼ完全に
回収する第3の除去工程より構成されているので、当初
放射性廃液A中に含有されていたUを高率で分別回収で
きるとともに、重金属等は高率に除去処理できる。
【0033】
[実施例1] H2SO4濃度28%、UとFeとNiと
CrおよびMoとをそれぞれ約7g/リットル含有する
放射性廃液を処理した。
CrおよびMoとをそれぞれ約7g/リットル含有する
放射性廃液を処理した。
【0034】(第1の除去工程)まず、前記放射性廃液
1.8リットルに、62%のHNO3を1.4N HNO3と
なるように添加した。次に、HNO3を添加された上記
放射性廃液(U含有量6.80g/リットル)1容量に
対し、TBPとn−ドデカンを容量比3:7となるよう
に混合した抽出溶媒を1容量加え、分液ロートを用いて
室温で5分間振盪し、振盪後抽出溶媒相を分取した(抽
出工程2)。次に、分取した上記抽出溶媒1容量に対し
純水1容量を加え、分液ロートを用いて室温で5分間振
盪し、振盪後水相を分取した(逆抽出工程3)。上記
の抽出工程2を4段繰り返し行い、これら抽出工程2各
段において分取した抽出溶媒相を純水で逆抽出する上記
に示す逆抽出工程3を、水相C中にUが検出されなく
なるまで6段繰り返し行った。
1.8リットルに、62%のHNO3を1.4N HNO3と
なるように添加した。次に、HNO3を添加された上記
放射性廃液(U含有量6.80g/リットル)1容量に
対し、TBPとn−ドデカンを容量比3:7となるよう
に混合した抽出溶媒を1容量加え、分液ロートを用いて
室温で5分間振盪し、振盪後抽出溶媒相を分取した(抽
出工程2)。次に、分取した上記抽出溶媒1容量に対し
純水1容量を加え、分液ロートを用いて室温で5分間振
盪し、振盪後水相を分取した(逆抽出工程3)。上記
の抽出工程2を4段繰り返し行い、これら抽出工程2各
段において分取した抽出溶媒相を純水で逆抽出する上記
に示す逆抽出工程3を、水相C中にUが検出されなく
なるまで6段繰り返し行った。
【0035】以上に述べた操作により13.47g(回
収率約99%)のUを回収することができた。また、回
収した上記U中の不純物元素を各元素ごとに定量したと
ころ以下表1に示す結果が得られた。
収率約99%)のUを回収することができた。また、回
収した上記U中の不純物元素を各元素ごとに定量したと
ころ以下表1に示す結果が得られた。
【表1】
【0036】(第2の除去工程)上記抽出工程2終了
後、まず放射性廃液A2に、25%NaOH溶液を加え
てpHを6.5〜7.0に調整し、重金属等を水酸化物の
沈殿物Dとして濾別・分離した(中和工程4)。次に、
上記沈殿物Dに、約50℃の温水を2リットル加えて1
0分間攪拌した後これを濾過した。なおこの操作は2回
繰り返して行った(水溶性塩類除去工程5)。さらに、
上記沈殿物Dを、120℃で乾燥させた後、これを乳鉢
内で2mm以下となるように粉砕した(粉砕・乾燥工程
6)。次に、上記の粉砕された沈殿物Dに、水セメント
比60%のモルタルを、沈殿物D80gに対しモルタル
100cm3の割合で加えこれを混練した。混練後この
モルタルを内径50mm、全長100mmの円筒状型枠
に流し込み、不足分のモルタルを補充した。さらにこの
モルタルの全量をビーカーに移して1分間よく混練し
た。混練後、このモルタルを再度先の型枠と同様のもの
に流し込み、48時間放置してモルタルを固化させた
後、型枠を外してセメント固化体Eを取り出した(固化
工程7)。
後、まず放射性廃液A2に、25%NaOH溶液を加え
てpHを6.5〜7.0に調整し、重金属等を水酸化物の
沈殿物Dとして濾別・分離した(中和工程4)。次に、
上記沈殿物Dに、約50℃の温水を2リットル加えて1
0分間攪拌した後これを濾過した。なおこの操作は2回
繰り返して行った(水溶性塩類除去工程5)。さらに、
上記沈殿物Dを、120℃で乾燥させた後、これを乳鉢
内で2mm以下となるように粉砕した(粉砕・乾燥工程
6)。次に、上記の粉砕された沈殿物Dに、水セメント
比60%のモルタルを、沈殿物D80gに対しモルタル
100cm3の割合で加えこれを混練した。混練後この
モルタルを内径50mm、全長100mmの円筒状型枠
に流し込み、不足分のモルタルを補充した。さらにこの
モルタルの全量をビーカーに移して1分間よく混練し
た。混練後、このモルタルを再度先の型枠と同様のもの
に流し込み、48時間放置してモルタルを固化させた
後、型枠を外してセメント固化体Eを取り出した(固化
工程7)。
【0037】(実験例1) 上記セメント固化体Eの耐
崩壊性を試験するため、以下の実験を行った。まず、比
較例として、第2の除去工程における水溶性塩類除去工
程5を省いた以外は、上記実施例1の操作と全く同様の
操作で得た比較例1のセメント固化体と、第2の除去工
程の固化工程7において、沈殿物D80gに対しモルタ
ル100cm3の割合で加えたのを、沈殿物D40gに
対しモルタル100cm3とした以外は、比較例1と全
く同様の操作で得た比較例2のセメント固化体とを用意
し、これら比較例1,2のセメント固化体と、上記実施
例1のセメント固化体Eとを同時に作製し、これらを2
8日間養生した後2リットルの水道水に浸水させ、これ
らセメント固化体の浸水時における耐崩壊性を観察し
た。なお、上記試験結果を以下、表2に示す。
崩壊性を試験するため、以下の実験を行った。まず、比
較例として、第2の除去工程における水溶性塩類除去工
程5を省いた以外は、上記実施例1の操作と全く同様の
操作で得た比較例1のセメント固化体と、第2の除去工
程の固化工程7において、沈殿物D80gに対しモルタ
ル100cm3の割合で加えたのを、沈殿物D40gに
対しモルタル100cm3とした以外は、比較例1と全
く同様の操作で得た比較例2のセメント固化体とを用意
し、これら比較例1,2のセメント固化体と、上記実施
例1のセメント固化体Eとを同時に作製し、これらを2
8日間養生した後2リットルの水道水に浸水させ、これ
らセメント固化体の浸水時における耐崩壊性を観察し
た。なお、上記試験結果を以下、表2に示す。
【表2】
【0038】(第3の除去工程)上述した第2の除去工
程の中和工程4で処理された濾液Fを溶解工程8におい
て濾液F1リットルに対し、4gのMg(NO3)2・6
H2Oを添加してこれを濾液F内に溶解した。更に、こ
の溶液1リットルに対し、Na2SiO3を主成分とする
水ガラスを2g添加した。
程の中和工程4で処理された濾液Fを溶解工程8におい
て濾液F1リットルに対し、4gのMg(NO3)2・6
H2Oを添加してこれを濾液F内に溶解した。更に、こ
の溶液1リットルに対し、Na2SiO3を主成分とする
水ガラスを2g添加した。
【0039】次に、水ガラスを添加した上記濾液Fに調
整工程9においてNaOHを添加してpH8〜9に調節
し、1時間攪拌の後、24時間放置して水ガラス沈殿物
Gを生じさせた。この後、濾過工程10において水ガラ
ス沈殿物Gを生じた濾液Fを濾過して処理済み廃液Hと
水ガラス沈殿物Gとに分離した。
整工程9においてNaOHを添加してpH8〜9に調節
し、1時間攪拌の後、24時間放置して水ガラス沈殿物
Gを生じさせた。この後、濾過工程10において水ガラ
ス沈殿物Gを生じた濾液Fを濾過して処理済み廃液Hと
水ガラス沈殿物Gとに分離した。
【0040】(実験例2) 上記第3の除去工程を経る
前の濾液F中のU及びCr含有量と、第3の除去工程に
よる除去処理後の処理済み廃液中HのU及びCrの含有
量とを測定した。その結果を以下表3に示す。
前の濾液F中のU及びCr含有量と、第3の除去工程に
よる除去処理後の処理済み廃液中HのU及びCrの含有
量とを測定した。その結果を以下表3に示す。
【表3】
【0041】上記表3からも明らかなように、第3の除
去工程を経ることにより、濾液F中のCrはそのほとん
どが除去され、Uにあっては濾液F中から完全に除去さ
れる。ところで、Uの排出基準はその濃縮度により若干
の相違はあるものの約1ppm以下とされ、またCrの
排出基準は1ppm以下とされているが、上記第3の除
去工程終了後の処理済み廃液H中のU及びCrの含有量
は、上記排出基準を十分クリアできるものであった。
去工程を経ることにより、濾液F中のCrはそのほとん
どが除去され、Uにあっては濾液F中から完全に除去さ
れる。ところで、Uの排出基準はその濃縮度により若干
の相違はあるものの約1ppm以下とされ、またCrの
排出基準は1ppm以下とされているが、上記第3の除
去工程終了後の処理済み廃液H中のU及びCrの含有量
は、上記排出基準を十分クリアできるものであった。
【0042】[実施例2] H3PO4濃度35%、Uを
3.1g/リットル、FeとNiとCrをそれぞれ約0.
5g/リットル、およびMoを21g/リットル含有す
る放射性廃液を処理した。
3.1g/リットル、FeとNiとCrをそれぞれ約0.
5g/リットル、およびMoを21g/リットル含有す
る放射性廃液を処理した。
【0043】まず、前記放射性廃液1リットルに、62
%HNO3を8N HNO3となるように添加した。次に、
HNO3を添加された上記放射性廃液(U含有量1.26
g/リットル)1容量に対し、TBPとn−ドデカンと
を容量比3:7で混合してなる抽出溶媒を1容量加え、
分液ロートを用いて室温で5分間振盪し、振盪後溶媒を
分取した(抽出工程2)。次に、分取した上記溶媒1容
量に対し純粋1容量を加え、分液ロートを用いて室温で
5分間振盪し、振盪後水相を分取した(逆抽出工程
3)。上記の抽出工程2を4段繰り返し行い、これら
抽出工程2各段において分取した抽出溶媒を純水で逆抽
出する上記に示す逆抽出工程3を、水相C中にUが検
出されなくなるまで5段繰り返し行った。
%HNO3を8N HNO3となるように添加した。次に、
HNO3を添加された上記放射性廃液(U含有量1.26
g/リットル)1容量に対し、TBPとn−ドデカンと
を容量比3:7で混合してなる抽出溶媒を1容量加え、
分液ロートを用いて室温で5分間振盪し、振盪後溶媒を
分取した(抽出工程2)。次に、分取した上記溶媒1容
量に対し純粋1容量を加え、分液ロートを用いて室温で
5分間振盪し、振盪後水相を分取した(逆抽出工程
3)。上記の抽出工程2を4段繰り返し行い、これら
抽出工程2各段において分取した抽出溶媒を純水で逆抽
出する上記に示す逆抽出工程3を、水相C中にUが検
出されなくなるまで5段繰り返し行った。
【0044】以上述べた操作により2.44g(回収率
約97%)のUを回収することができた。また、回収し
た上記U中の不純物元素を各元素ごとに定量したところ
以下表4に示す結果が得られた。
約97%)のUを回収することができた。また、回収し
た上記U中の不純物元素を各元素ごとに定量したところ
以下表4に示す結果が得られた。
【表4】
【0045】(第2の除去工程)上記抽出工程2終了
後、まず放射性廃液Aに、25%NaOH溶液を加えて
pHを6.5〜7.0に調整し、重金属等を水酸化物の沈
殿物Dとして濾別・分離した(中和工程4)。次に、上
記沈殿物Dに、約50℃の温水を2リットル加えて10
分間攪拌した後これを濾過した。なおこの操作は2回繰
り返して行った(水溶性塩類除去工程5)。さらに、上
記沈殿物Dを、120℃で乾燥させた後、これを乳鉢内
で2mmφ以下となるように粉砕した(粉砕・乾燥工程
6)。次に、上記の粉砕された沈殿物Dに、水セメント
比60%のモルタルを、沈殿物D80gに対しモルタル
100cm3の割合で加えこれを混練した。混練後この
モルタルを内径50mm、全長100mmの円筒状型枠
に流し込み、不足分のモルタルを補充した。さらにこの
モルタルの全量をビーカーに移して1分間よく混練し
た。混練後、このモルタルを再度先の型枠と同様のもの
に流し込み、48時間放置してモルタルを固化させた
後、型枠を外してセメント固化体Eを取り出した(固化
工程7)。
後、まず放射性廃液Aに、25%NaOH溶液を加えて
pHを6.5〜7.0に調整し、重金属等を水酸化物の沈
殿物Dとして濾別・分離した(中和工程4)。次に、上
記沈殿物Dに、約50℃の温水を2リットル加えて10
分間攪拌した後これを濾過した。なおこの操作は2回繰
り返して行った(水溶性塩類除去工程5)。さらに、上
記沈殿物Dを、120℃で乾燥させた後、これを乳鉢内
で2mmφ以下となるように粉砕した(粉砕・乾燥工程
6)。次に、上記の粉砕された沈殿物Dに、水セメント
比60%のモルタルを、沈殿物D80gに対しモルタル
100cm3の割合で加えこれを混練した。混練後この
モルタルを内径50mm、全長100mmの円筒状型枠
に流し込み、不足分のモルタルを補充した。さらにこの
モルタルの全量をビーカーに移して1分間よく混練し
た。混練後、このモルタルを再度先の型枠と同様のもの
に流し込み、48時間放置してモルタルを固化させた
後、型枠を外してセメント固化体Eを取り出した(固化
工程7)。
【0046】(実験例3) 上記セメント固化体Eの耐
崩壊性を試験するため、以下の実験を行った。上記実施
例1のセメント固化体Eを作製し、これを28日間養生
した後2リットルの水道水に浸水させ、このセメント固
化体Eの浸水時における耐崩壊性を観察した。なお、上
記試験結果を以下、表5に示す。
崩壊性を試験するため、以下の実験を行った。上記実施
例1のセメント固化体Eを作製し、これを28日間養生
した後2リットルの水道水に浸水させ、このセメント固
化体Eの浸水時における耐崩壊性を観察した。なお、上
記試験結果を以下、表5に示す。
【表5】
【0047】(第3の除去工程)上述した第2の除去工
程の中和工程4で処理された濾液Fを溶解工程8におい
て濾液F1リットルに対し、4gのMg(NO3)2・6
H2Oを添加してこれを濾液F内に溶解した。更に、こ
の溶液1リットルに対し、Na2SiO3を主成分とする
水ガラスを2g添加した。
程の中和工程4で処理された濾液Fを溶解工程8におい
て濾液F1リットルに対し、4gのMg(NO3)2・6
H2Oを添加してこれを濾液F内に溶解した。更に、こ
の溶液1リットルに対し、Na2SiO3を主成分とする
水ガラスを2g添加した。
【0048】次に、水ガラスを添加した上記濾液Fに調
整工程9においてNaOHを添加してpH8〜9に調節
し、1時間攪拌の後、24時間放置して水ガラス沈殿物
Gを生じさせた。この後、濾過工程10において水ガラ
ス沈殿物Gを生じた濾液Fを濾過して処理済み廃液Hと
水ガラス沈殿物Gとに分離した。
整工程9においてNaOHを添加してpH8〜9に調節
し、1時間攪拌の後、24時間放置して水ガラス沈殿物
Gを生じさせた。この後、濾過工程10において水ガラ
ス沈殿物Gを生じた濾液Fを濾過して処理済み廃液Hと
水ガラス沈殿物Gとに分離した。
【0049】(実験例4) 上記第3の除去工程を経る
前の濾液F中のU及びCr含有量と、第3の除去工程に
よる除去処理後の処理済み廃液中HのU及びCrの含有
量とを測定した。その結果を以下表6に示す。
前の濾液F中のU及びCr含有量と、第3の除去工程に
よる除去処理後の処理済み廃液中HのU及びCrの含有
量とを測定した。その結果を以下表6に示す。
【表6】
【0050】上記表6からも明らかなように、第3の除
去工程を経ることにより、濾液F中のCrはそのほとん
どが除去され、Uにあっては濾液F中から完全に除去さ
れる。ところで、Uの排出基準はその濃縮度により若干
の相違はあるものの約1ppm以下とされ、またCrの
排出基準は1ppm以下とされているが、上記第3の除
去工程終了後の処理済み廃液H中のU及びCrの含有量
は、上記排出基準を十分クリアするものであった。
去工程を経ることにより、濾液F中のCrはそのほとん
どが除去され、Uにあっては濾液F中から完全に除去さ
れる。ところで、Uの排出基準はその濃縮度により若干
の相違はあるものの約1ppm以下とされ、またCrの
排出基準は1ppm以下とされているが、上記第3の除
去工程終了後の処理済み廃液H中のU及びCrの含有量
は、上記排出基準を十分クリアするものであった。
【0051】
【発明の効果】本発明の放射性廃液の処理方法にあって
は、第1の除去工程において、放射性廃液Aに硝酸を添
加し、さらにここへTBPを含む抽出溶媒Bを加えるこ
とにより、TBP,UO2 2+およびNO3 -間で、その構
造がUO2(NO3)2・2TBPで示される錯塩が形成
され、これによりUの抽出溶媒相Bへの分配係数が高く
なる。従って、この第1の除去工程を設けたことにより
放射性廃液A中のUを高率で分別回収できる。
は、第1の除去工程において、放射性廃液Aに硝酸を添
加し、さらにここへTBPを含む抽出溶媒Bを加えるこ
とにより、TBP,UO2 2+およびNO3 -間で、その構
造がUO2(NO3)2・2TBPで示される錯塩が形成
され、これによりUの抽出溶媒相Bへの分配係数が高く
なる。従って、この第1の除去工程を設けたことにより
放射性廃液A中のUを高率で分別回収できる。
【0052】また、第2の除去工程において、上記第1
の除去工程終了後の放射性廃液A2に水酸化ナトリウム
を加えて中和して、該放射性廃液A2中に上記重金属の
沈殿物Dを生じさせた後、この沈殿物Dと濾液Fとを濾
別し、該沈殿物Dをセメント固化する際、水洗して該沈
殿物D中の水溶性塩類を除去した後、その水洗後の残渣
をセメント固化する構成としたので、このセメント固化
体は水溶性塩類に起因する体積膨張が起こらずセメント
固化体の破壊が防止される。
の除去工程終了後の放射性廃液A2に水酸化ナトリウム
を加えて中和して、該放射性廃液A2中に上記重金属の
沈殿物Dを生じさせた後、この沈殿物Dと濾液Fとを濾
別し、該沈殿物Dをセメント固化する際、水洗して該沈
殿物D中の水溶性塩類を除去した後、その水洗後の残渣
をセメント固化する構成としたので、このセメント固化
体は水溶性塩類に起因する体積膨張が起こらずセメント
固化体の破壊が防止される。
【0053】また、微量のUと重金属等を含む上記濾液
に水溶性マグネシウム塩および水ガラスを添加し、更に
アルカリ溶液を添加してpH8〜9に調整することによ
り、上記濾液に添加した水溶性マグネシウム塩由来のM
gが、弱アルカリ領域でNa2SiO3あるいは濾液中の
Uおよび重金属と複塩を形成することによりUと重金属
が凝集された水ガラス沈殿物が生じる。従って、濾液中
に残留するUと重金属とを高率で除去し回収することが
できる。
に水溶性マグネシウム塩および水ガラスを添加し、更に
アルカリ溶液を添加してpH8〜9に調整することによ
り、上記濾液に添加した水溶性マグネシウム塩由来のM
gが、弱アルカリ領域でNa2SiO3あるいは濾液中の
Uおよび重金属と複塩を形成することによりUと重金属
が凝集された水ガラス沈殿物が生じる。従って、濾液中
に残留するUと重金属とを高率で除去し回収することが
できる。
【0054】また、本発明の放射性廃液の処理方法にあ
っては、放射性廃液中のUのほとんどを回収する第1の
除去工程と、この第1の除去工程を経た後の放射性廃液
中の重金属等のほとんどを除去処理する第2の除去工程
と、上記第1及び第2の除去工程で除去されなかった濾
液中に残留する微量のU及び重金属をほぼ完全に回収す
る第3の除去工程より構成されているので、当初放射性
廃液中に含有されていたUと重金属とを高率で分別除去
することができる。
っては、放射性廃液中のUのほとんどを回収する第1の
除去工程と、この第1の除去工程を経た後の放射性廃液
中の重金属等のほとんどを除去処理する第2の除去工程
と、上記第1及び第2の除去工程で除去されなかった濾
液中に残留する微量のU及び重金属をほぼ完全に回収す
る第3の除去工程より構成されているので、当初放射性
廃液中に含有されていたUと重金属とを高率で分別除去
することができる。
【図1】Uと重金属とを含有するH2SO4系あるいはH
3PO4系の放射性廃液を処理する工程に本発明の放射性
廃液の処理方法を適用した一例を示すフロー図である。
3PO4系の放射性廃液を処理する工程に本発明の放射性
廃液の処理方法を適用した一例を示すフロー図である。
A,A1,A2…放射性廃液(相) B…抽出溶媒(相) C…水相 D…沈殿物 E…セメント固化体 F…濾液 G…水ガラス沈殿物 H…処理済み廃液
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄、ニッケル、クロム、モリブデンなど
の重金属とウランとを含有する硫酸系またはリン酸系の
放射性廃液Aに硝酸を添加し、この硝酸添加後の該放射
性廃液A1にトリブチル燐酸を含有する抽出溶媒Bを加
えて該放射性廃液A1中のウランを該抽出溶媒B相側に
抽出し、さらにウラン抽出後の該抽出溶媒Bを分取後、
この該抽出溶媒Bに水を加えて該抽出溶媒B中のウラン
を水相Cに逆抽出して、放射性廃液A中からウランを回
収、除去する第1の除去工程と、上記第1の除去工程終
了後の放射性廃液A2に水酸化ナトリウムを加えて該放
射性廃液A2中に上記重金属の沈殿物Dを生じさせた
後、この沈殿物Dと濾液Fとを濾別し、該沈殿物Dを水
洗して該沈殿物D中の水溶性塩類を除去し、この水洗後
の該沈殿物Dをセメント固化して、放射性廃液A2から
上記重金属を除去処理する第2の除去工程と、上記濾液
Fに水溶性マグネシウム塩および水ガラスを添加し、更
にアルカリ溶液を添加してpH8〜9に調整し、水ガラ
ス沈殿物Gを生成させ、該濾液F中に残留するウラン及
び重金属を回収、除去する第3の除去工程とを具備して
いることを特徴とする放射性廃液の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16596391A JPH0572391A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 放射性廃液の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16596391A JPH0572391A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 放射性廃液の処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0572391A true JPH0572391A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=15822341
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16596391A Withdrawn JPH0572391A (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 放射性廃液の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0572391A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105771921A (zh) * | 2016-02-05 | 2016-07-20 | 南华大学 | 一种采用磷酸三丁酯改性樟树叶制备海水提铀植物-有机复合吸附剂的方法 |
| KR102143162B1 (ko) * | 2019-07-12 | 2020-08-12 | 전북대학교산학협력단 | 습식처리법을 이용한 도금폐수내의 잔류 금속 회수방법 |
| CN119143335A (zh) * | 2024-11-15 | 2024-12-17 | 新汶矿业集团有限责任公司 | 一种净化选煤水中杂质金属离子的方法 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP16596391A patent/JPH0572391A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105771921A (zh) * | 2016-02-05 | 2016-07-20 | 南华大学 | 一种采用磷酸三丁酯改性樟树叶制备海水提铀植物-有机复合吸附剂的方法 |
| KR102143162B1 (ko) * | 2019-07-12 | 2020-08-12 | 전북대학교산학협력단 | 습식처리법을 이용한 도금폐수내의 잔류 금속 회수방법 |
| WO2021010577A1 (ko) * | 2019-07-12 | 2021-01-21 | 전북대학교산학협력단 | 습식처리법을 이용한 도금폐수내의 잔류 금속 회수방법 |
| CN119143335A (zh) * | 2024-11-15 | 2024-12-17 | 新汶矿业集团有限责任公司 | 一种净化选煤水中杂质金属离子的方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |