JPH0572387A - 沸騰水型原子炉およびその起動方法 - Google Patents

沸騰水型原子炉およびその起動方法

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JPH0572387A
JPH0572387A JP4055398A JP5539892A JPH0572387A JP H0572387 A JPH0572387 A JP H0572387A JP 4055398 A JP4055398 A JP 4055398A JP 5539892 A JP5539892 A JP 5539892A JP H0572387 A JPH0572387 A JP H0572387A
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water
reactor
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政隆 日高
Michio Murase
道雄 村瀬
Akihiko Minato
明彦 湊
Shigeto Murata
重人 村田
Yoshiyuki Kataoka
良之 片岡
Shunji Nakao
俊次 中尾
Shiyouichirou Kinoshita
詳一郎 木下
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】沸騰水型原子炉において、起動時に低温二相流
の不安定現象の発生による流動変動および炉心安定性の
低下を防止し、安定した原子炉の起動を可能にし、合わ
せて原子炉の起動時間を短縮し経済性および信頼性を向
上する。 【構成】起動時に原子炉一次冷却水系を水張りし、加圧
タンク17で圧力容器1内を加圧しかつ制御棒3を引き
抜くことにより、冷却水を単相流状態で高温まで加熱す
る。次いで、加圧を解除し、圧力容器1内の圧力を冷却
水温度に対応する飽和圧力に漸近させることにより、冷
却水を二相流状態に遷移させ、その後冷却水を二相流状
態で核加熱し、所定の原子炉運転温度および圧力を得
る。これにより、原子炉の起動時に低温二相流の不安定
現象の発生による流動変動および炉心安定性の低下を防
止し、安定した原子炉の起動を可能にし、合わせて原子
炉の起動時間を短縮し経済性および信頼性を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は沸騰水型原子炉に係わ
り、特に、炉心内外の静水頭差により循環流量が確保さ
れる沸騰水型原子炉の起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現行の沸騰水型原子炉は、原子炉の冷態
停止後の起動時において、再循環ポンプで冷却水を炉心
に循環し、制御棒を引き抜き核加熱により冷却水を昇
温、昇圧する。この時、炉心は強制循環によって冷却さ
れているので、冷却水は高温になるまで単相流状態であ
り、冷却水は加熱に伴って単相流状態から二相流状態へ
単調に遷移し、原子炉の安定した起動が可能となる。
【0003】これに対し、起動時において、少なくと
も、未臨界の状態から隔離弁が開いて原子炉から蒸気が
吐出されるまでの期間は冷却水の自然循環によって炉心
を冷却するタイプの沸騰水型原子炉があり、例えば再循
環ポンプを備わっていない自然循環型原子炉では、炉心
における冷却水の自然循環は、炉心を囲むシュラウド内
外の静水頭を駆動力としている。このため、原子炉の冷
態停止後の起動時に炉心で冷却水を核加熱すると、シュ
ラウド内外の冷却水は温度差による密度差を駆動力とし
て低流速で循環し、水温が上昇して炉心入口の冷却水サ
ブクール度が物性および循環流速で決まる沸騰開始最大
サブクール度より小さくなると炉心で沸騰が生じる。こ
の時、蒸気泡の発生でシュラウド内外の静水頭差が増加
し、冷却水の循環速度が増加する。これにより、炉心の
冷却量が増加して炉心内の冷却水が単相流状態に戻り、
これらが繰り返されて二相流と単相流状態が交番し、流
動変動が生じる。この不安定現象は、気液の密度比の大
きい低温時に顕著になり、炉心入口の冷却水のサブクー
ル度が不安定発生限界サブクール度より小さくなるまで
継続する。
【0004】この低温二相流の不安定現象においては、
流動変動の発生によって核燃料のボイド反応度も変動す
るため、炉心の安定性も向上しない問題がある。
【0005】また、沸騰開始を遅らせて冷却水をできる
だけ高温まで単相流状態で昇温して、低温二相流の不安
定現象を回避するためには、冷却水を極めて低い核加熱
量で長時間を要して加熱しなければならない。しかし、
この方法においては、炉心内の循環流速が微小であるた
め、圧力容器内の下部プレナム内の冷却水に温度成層化
が起こり、低温水が下部プレナム内に停滞する。したが
って、冷却水の大部分が高温になって沸騰を開始したと
きに、炉心循環流速の増加によって下部プレナム内の低
温水が炉心内に流入して同様の不安定現象が発生する。
更に、低い核加熱量で冷却水を加熱するため、原子炉の
起動に長大な時間を要し、原子炉運転に係わる経済性が
大幅に悪化する。
【0006】上記低温二相流の不安定現象の発生を防止
するための従来の装置は、特開昭59−143997号
公報および特開昭59−217188号公報に記載のよ
うに、自然循環型原子炉の起動時において、定期点検時
用熱供給用ボイラからの熱を原子炉圧力容器内の冷却水
に供給することにより、冷却水を昇温した後、核加熱を
開始し、低温低圧二相流状態の流動不安定に起因する炉
心安定性の低下を防止していた。また、他の従来の方法
として、特開昭60−69598号公報に記載のよう
に、熱交換器を介して圧力容器内部の冷却材を昇温して
炉心入口のサブクール度を不安定発生限界サブクール度
よりも小さい範囲に設定した後、出力上昇を開始するこ
とにより原子炉起動時の炉心安定性を確保していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、いず
れも格納容器内外の機器で熱を供給するものであり、原
子炉一次冷却系自体の機器、起動方法および起動特性を
改善したものではない。また、冷却水の昇温に核熱を用
いておらず、ボイラによる熱発生と熱の輸送により熱損
失が発生するだけでなく、核加熱と同様の加熱量を得る
ために大型のボイラが必要となるか、または原子炉の起
動に多大の時間を要し、経済性が低下する。また、格納
容器内外あるいは圧力容器内に熱交換器と熱供給系を設
けて冷却水を昇温するものであり、配管群、制御系を必
要とし、原子炉の構造が複雑になるため経済性と信頼性
が向上しない問題があった。
【0008】また、低温二相流の不安定現象を回避する
ため冷却水を極めて低い核加熱量で長時間を要して加熱
する方法をとった場合においても、原子炉の起動に多大
な時間を要し、原子炉の起動に係わる経済性が向上しな
い問題が生じる。
【0009】本発明の主目的は、原子炉の起動時に低温
二相流の不安定現象の発生による流動変動および炉心安
定性の低下を防止し、安定した原子炉の起動を可能にす
る沸騰水型原子炉の起動方法およびその方法を実施する
ための装置を提供することである。
【0010】本発明の他の目的は、原子炉の起動時間を
短縮し経済性および信頼性に優れた沸騰水型原子炉の起
動方法およびその方法を実施するための装置を提供する
ことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の概念によれば、核燃料からなる炉心
を内蔵し、内部に冷却水を保有すると共に内部で蒸気を
発生する圧力容器を備えた沸騰水型原子炉の起動方法に
おいて、圧力容器内の冷却水を昇温する際に、圧力容器
内の冷却水の温度に対応する冷却水の飽和圧力よりも圧
力容器内の圧力を高くし、その後圧力容器内の圧力を圧
力容器内の冷却水温度に対応する飽和圧力にすることを
特徴とする沸騰水型原子炉の起動方法が提供される。
【0012】また、上記目的を達成するため、本発明の
第2の概念によれば、核燃料からなる炉心を内蔵し、内
部に冷却水を保有すると共に内部で蒸気を発生する圧力
容器を備えた沸騰水型原子炉の起動方法において、圧力
容器内の冷却水を昇温する際に、圧力容器内の冷却水の
温度に対応する冷却水の飽和圧力よりも圧力容器内の圧
力を高くし、その後圧力容器内の圧力を圧力容器内の冷
却水温度に対応する飽和圧力にし、その状態で冷却水を
加熱することを特徴とする沸騰水型原子炉の起動方法が
提供される。
【0013】更に、上記目的を達成するため、本発明の
第3の概念によれば、核燃料からなる炉心を内蔵し、内
部に冷却水を保有すると共に内部で蒸気を発生する圧力
容器を備えた沸騰水型原子炉の起動方法において、
(a)原子炉の起動時に、圧力容器内の加圧を圧力容器
外部から行いながら、冷却水を単相流状態に保って加熱
する第1の手順と;(b)前記第1の手順の後、圧力容
器内の冷却水を前記単相流状態から二相流状態に遷移さ
せる第2の手順と;(c)この二相流状態で冷却水を加
熱する第3の手順と;を有することを特徴とする沸騰水
型原子炉の起動方法が提供される。
【0014】前記第1の手順は、詳細には、圧力容器内
の冷却水の温度に対応する冷却水の飽和圧力よりも圧力
容器内の圧力が高くなるように圧力容器内の圧力を制御
して、冷却水を単相流状態に保つ。
【0015】また、前記第1の手順は、まず、圧力容器
内の加圧を単独で行い、その後、圧力容器内の圧力を制
御しながら冷却水を加熱する手順であってもよいし、冷
却水の加熱を開始すると同時に圧力容器内の加圧を開始
し、冷却水の加熱と圧力容器内の加圧を同時平行的に連
続して行う手順であってもよい。
【0016】前記第2の手順は、詳細には、少なくとも
圧力容器内の圧力を制御することにより冷却水を前記単
相流状態から二相流状態に遷移させる手順であり、より
具体的には、原子炉定格運転圧力以下の所定の圧力に到
達するまで、圧力容器内の圧力が圧力容器内の冷却水温
度に対応する飽和圧力に漸近するように圧力容器内の圧
力を制御することにより、冷却水を二相流状態に遷移さ
せる手順である。そしてこの場合、その圧力の制御は、
好ましくは圧力容器内の圧力をほぼ一定に保つか、また
は圧力容器内を減圧することにより飽和圧力に漸近させ
る手順である。
【0017】また、前記圧力の制御に際して、冷却水の
加熱量を減らすか、冷却水の加熱を一旦中止することが
好ましい。
【0018】また、前記第2および第3の手順は、圧力
容器内の圧力が原子炉定格運転圧力で冷却水の温度に対
応する飽和圧力に達するように圧力容器内の圧力を連続
的に制御する単一の手順であってもよいし、前記第2の
手順は、圧力容器内の圧力が原子炉定格運転圧力以下の
所定の圧力で冷却水の温度に対応する飽和圧力に達する
ように圧力容器内の圧力を制御する手順であり、前記第
3の手順は、冷却水の加熱により圧力容器内の圧力を増
加させる手順であってもよい。
【0019】また好ましくは、前記第1の手順は、前記
冷却水の温度、圧力容器内の圧力および前記炉心の流量
の計測値に基づいて単相流の限界熱出力を演算し、前記
炉心の熱出力がこの限界熱出力より小となるように前記
炉心の出力を制御する制御棒の引き抜き量を設定する手
順を含み、前記第3の手順は、前記冷却水の温度、圧力
容器内の圧力および前記炉心の流量の計測値に基づいて
二相流の限界熱出力を演算し、前記炉心の熱出力がこの
限界熱出力より小となるように前記制御棒の引き抜き量
を設定する手順を含む。
【0020】また好ましくは、前記第2および第3の手
順は、圧力容器内の圧力および水温、炉心入口水温、圧
力容器内の水位、炉心出力および制御棒挿入量の計測値
に基づいて圧力容器内の水位を適性水位に保つように関
連する弁を調整する手順と、炉心出力と炉心人口サブク
ール度の計測値に基づいて適性給水流量となるように関
連する弁の開度を調整する手順とを含む。
【0021】更に、本発明の起動方法が係わる沸騰水型
原子炉は、好ましくは、炉心で発生した蒸気をタービン
に送る主蒸気管と、タービン駆動後の復水器で凝縮した
凝縮水を冷却水として圧力容器に給水する給水管と、前
記主蒸気管に配置された主蒸気隔離弁、タービン蒸気止
め弁およびタービン蒸気流量調整弁と、前記給水管に配
置された給水ポンプおよび給水止め弁と、前記主蒸気隔
離弁とタービン蒸気止め弁との間の主蒸気管を前記復水
器の入口に接続するタービンバイパス流路と、前記ター
ビンバイパス流路に配置されたタービンバイパス止め弁
と、前記炉心の出力を制御する制御棒と、前記圧力容
器、主蒸気管および給水管の少なくとも1つに設置され
た圧力調整装置とを備え、本発明の起動方法において前
記第1の手順は、前記主蒸気隔離弁および給水止め弁を
閉じて前記圧力容器を隔離する手順と、前記圧力調整装
置を用いて圧力容器内を加圧する手順と、前記制御棒を
引き抜いて冷却水を単相流状態で加熱する手順とを含
み、前記第2および第3の手順は、前記圧力調整装置に
よる加圧を解除すると共に、前記主蒸気隔離弁およびタ
ービンバイパス止め弁を開いて圧力容器内を減圧しかつ
圧力容器内に水位を形成する手順である。
【0022】また、本発明の起動方法が係わる沸騰水型
原子炉は、好ましくは更に、前記給水ポンプの吐出側の
給水管を前記復水器の入口に接続する給水バイパス流路
と、前記給水バイパス流路に配置された給水バイパス止
め弁とをさらに備え、本発明の起動方法において前記第
1の手順は、さらに、前記タービン蒸気止め弁およびタ
ービンバイパス止め弁を閉じ、前記給水バイパス止め弁
を開いて前記給水ポンプを運転して給水を復水器に循環
させた後、前記圧力容器内を加圧する手順を含む。
【0023】また、好ましくは、前記第2の手順は、前
記冷却水温の増加後に一旦前記制御棒を挿入して炉心出
力を減じる手順であり、前記第3の手順は、前記制御棒
を再び引き抜いて冷却水を二相流状態で加熱する手順で
ある。
【0024】また、圧力容器内の圧力をP1、圧力P1
における冷却水の飽和温度をT1、冷却水の温度をT
2、冷却水の温度T2に対応する飽和圧力をP2、沸騰
開始最大炉心入口サブクール度をTbとすると、前記第
1の手順では、圧力容器内の圧力P1をP1>P2にす
ると共に、T2<T1−Tbを満足するような値とする
ことにより、冷却水を単相流状態に保って加熱する。
【0025】また、安定沸騰領域最大サブクール度をT
sとすると、前記第2の手順では、圧力容器内の圧力P
1をP1>P2にすると共に、T1<T2+Tsを満足
するような値にすることにより、冷却水を二相流状態に
遷移させてもよいし、圧力容器内の圧力P1をP1=P
2にすると共に、T1<T2+Tsを満足するような値
にすることにより、冷却水を二相流状態に遷移させても
よい。
【0026】更に、好ましくは、前記圧力容器、主蒸気
管および給水管の少なくとも1つに電気ヒータを設置
し、前記第1〜第3の手順の少なくとも1つは、冷却水
を核加熱すると共に、この電気ヒータにより冷却水を加
熱する。また、前記第1〜第3の手順の少なくとも1つ
は、冷却水を核加熱すると共に、給水ポンプを運転し、
ポンプ回転による入熱により冷却水を加熱してもよい。
【0027】また、給水管を分岐して起動用給水止め弁
を有する起動用給水管を設置し、この起動用給水管の冷
却水出口を前記圧力容器内の前記炉心下方に接続し、前
記第1〜第3の手順の少なくとも1つは、冷却水を核加
熱すると共に、この起動用給水管を介して前記給水ポン
プにより冷却水を炉心に強制循環して炉心流量を増加し
てもよい。
【0028】更に、上記目的を達成するため、本発明の
第4の概念によれば、核燃料からなる炉心を内蔵し、内
部に冷却水を保有すると共に内部で蒸気を発生する圧力
容器と、圧力容器外に配置されて圧力容器に連絡され、
圧力容器内を加圧する圧力調整手段と、原子炉起動時に
前記圧力調整手段を動作させる制御手段とを備えること
を特徴とする沸騰水型原子炉が提供される。
【0029】前記圧力調整手段は、好ましくは、給水管
に接続された加圧タンクと、加圧タンクに接続された高
圧気体タンクと、加圧タンクと気体タンクとの間に設け
られ、気体タンクから加圧タンクへの気体の供給を制御
する手段と、加圧タンクからの気体の排出を制御する手
段とを含む。
【0030】また、前記圧力調整手段は、給水間に接続
された、前記圧力容器および原子炉一次冷却水流路の水
密試験系を含む構成であってもよい。
【0031】また、前記圧力調整手段は、給水管に接続
された、内部にヒータを有する加圧タンクを含む構成で
あってもよい。
【0032】また、前記圧力調整手段は、前記圧力容器
および主蒸気管の一方に接続された高圧気体タンクを含
む構成であってもよい。
【0033】
【作用】以上のように構成した本発明の作用は次の通り
である。まず、本発明の第1及び第2の概念において、
圧力容器内の冷却水を昇温する際に、圧力容器内の冷却
水の温度に対応する冷却水の飽和圧力よりも圧力容器内
の圧力を高くすることにより、圧力容器内の冷却水のサ
ブクール度が大きくなるため冷却水の沸騰が防止され、
冷却水は単相流状態のまま高温まで加熱される。このた
め、気液の密度比が減少し、単相流状態と二相流状態と
での密度差が小さくなり、流動変動が小さくなる。ま
た、冷却水温度自体も高いので、単相流状態から二相流
状態への遷移が容易となり、流動変動が小さくなる。し
たがって、その後圧力容器内の圧力を圧力容器内の冷却
水温度に対応する飽和圧力にすることにより、不安定の
発生が抑制された状態で冷却水は二相流状態に遷移す
る。その後または並行して、この冷却水を加熱すること
により沸騰が生じ、容易に原子炉定格運転温度および圧
力が得られる。
【0034】以上の起動方法により、沸騰水型原子炉の
起動時に低温二相流の不安定現象の発生による流動変動
および炉心安定性の低下を防止し、安定した信頼性の高
い原子炉の起動を可能にする。また、原子炉の起動時間
を短縮し、経済性を向上できる。
【0035】また、本発明の第3の概念においては、第
1の手順で圧力容器内を加圧して加熱することにより、
圧力容器内の冷却水の温度に対応する冷却水の飽和圧力
よりも圧力容器内の圧力が高くなり、上記の作用が得ら
れ、その結果、第2の手順で二相流に遷移させる際に、
不安定の発生が抑制される。その後、第3の手順で二相
流状態で冷却水を加熱することにより、冷却水のサブク
ール度が減少して沸騰が生じ、容易に原子炉定格運転温
度および圧力が得られる。
【0036】第1の手順で、圧力容器内の冷却水の温度
に対応する冷却水の飽和圧力よりも圧力容器内の圧力が
高くなるように圧力容器内の圧力を制御して、冷却水を
単相流状態に保つことにより、冷却水を高温まで確実に
単相流状態に保つことができる。
【0037】また、第1の手順で、冷却水の加熱を開始
すると同時に圧力容器内の加圧を開始し、冷却水の加熱
と圧力容器内の加圧を同時平行的に連続して行うことに
より、最初に圧力容器内の加圧を単独で行う手順に比べ
て、起動時間を短縮することができる。
【0038】第2の手順で、少なくとも圧力容器内の圧
力を制御することにより冷却水を単相流状態から二相流
状態に遷移させること、より具体的には、原子炉定格運
転圧力以下の所定の圧力に到達するまで、圧力容器内の
圧力が圧力容器内の冷却水温度に対応する飽和圧力に漸
近するように圧力容器内の圧力を制御することにより、
冷却水を二相流状態に遷移させることにより、冷却水を
確実に二相流状態に遷移させることができる。この場
合、圧力容器内の圧力をほぼ一定に保つか、または圧力
容器内を減圧することにより飽和圧力に漸近させること
により、圧力容器内の圧力が原子炉定格運転圧力に達す
る前に、冷却水を確実に飽和状態にすることができるの
で、早期に炉心内の冷却水を二相流状態に遷移させるこ
とができ、二相流状態へ遷移する時間の短縮と、その後
の飽和状態での沸騰による昇温時間の短縮により、起動
時間を更に短縮できる。
【0039】また、圧力の制御に際して、冷却水の加熱
量を減らすか、冷却水の加熱を一旦中止することによ
り、炉心における加熱が抑制されて沸騰が生じないた
め、不安定現象の発生を完全に防止した状態で二相流状
態に遷移させることができ、更に安定した原子炉の起動
を可能になる。
【0040】また、第1の手順で、冷却水の温度、圧力
容器内の圧力および前記炉心の流量の計測値に基づいて
単相流の限界熱出力を演算し、炉心の熱出力がこの限界
熱出力より小となるように前記炉心の出力を制御する制
御棒の引き抜き量を設定すると共に、第3の手順で、冷
却水の温度、圧力容器内の圧力および炉心の流量の計測
値に基づいて二相流の限界熱出力を演算し、炉心の熱出
力がこの限界熱出力より小となるように制御棒の引き抜
き量を設定することにより、原子炉の安全な起動と起動
時間の更なる短縮が可能となる。
【0041】更に、圧力容器、主蒸気管および給水管の
少なくとも1つに電気ヒータを設置し、第1〜第3の手
順の少なくとも1つの手順で、冷却水を核加熱すると共
に、この電気ヒータにより冷却水を加熱することによ
り、または第1〜第3の手順の少なくとも1つの手順
で、冷却水を核加熱すると共に、給水ポンプを運転し、
ポンプ回転による入熱により冷却水を加熱することによ
り、核加熱とそれ以外の手順の併用で原子炉の起動時間
が更に短縮される。
【0042】また、給水管を分岐して起動用給水止め弁
を有する起動用給水管を設置し、この起動用給水管の冷
却水出口を圧力容器内の炉心下方に接続し、第1〜第3
の手順の少なくとも1つの手順で、冷却水を核加熱する
と共に、この起動用給水管を介して給水ポンプにより冷
却水を炉心に強制循環して炉心流量を増加させることに
よっても、核加熱とそれ以外の手順の併用で原子炉起動
時の炉心安定性が更に向上する。
【0043】また、本発明の第4の概念においては、圧
力調整手段及びその制御手段を設けることにより、本発
明の上記起動方法を実施することができる。
【0044】
【実施例】本発明は、原子炉起動時において、少なくと
も、未臨界の状態から蒸気が原子炉より吐出される前ま
での期間が冷却水の自然循環によって炉心を冷却するタ
イプの沸騰水型原子炉に適用することができる。以下に
述べる本発明の実施例は、自然循環型原子炉を例にとっ
て説明する。原子炉の起動は、未臨界状態から臨界状態
へ、その後の昇温昇圧操作、原子炉出力上昇、原子炉か
らタービンへの蒸気供給および定格原子炉出力到達と言
った操作が順次行われる。本発明は原子炉起動時のうち
特に原子炉を定格温度、定格圧力の状態にする昇温昇圧
操作に関係するものである。昇温昇圧操作は、自然循環
状態で行われる。
【0045】第1の実施例 本発明の第1の実施例を図1〜図5により説明する。図
1および図3から図5において、黒塗の弁は弁が閉じた
状態を示し、白抜きの弁は弁が開いた状態を示す。ま
た、図2は、原子炉起動時の系圧力、冷却水温度、炉心
入口サブクール度の時間変化を示す。
【0046】図1において、圧力容器1には核燃料を装
荷した炉心2が内蔵されており、炉心出力は制御棒3を
出し入れすることにより制御される。圧力容器1とター
ビン8は主蒸気隔離弁4、タービン蒸気止め弁6および
タービン蒸気流量調整弁7を有する主蒸気管5で接続さ
れている。タービン8には発電機25が連結されてい
る。タービン駆動後の蒸気は復水器11で凝縮され、復
水器11は給水ポンプ12と給水止め弁13を有する給
水管14で圧力容器1に接続される。主蒸気隔離弁4か
らタービン蒸気止め弁6までの主蒸気管5は復水器11
の入口にタービンバイパス止め弁10を有するタービン
バイパス流路9で接続され、給水ポンプ12の吐出側の
給水管14と復水器11の入口は給水バイパス止め弁1
6を有する給水バイパス流路15で接続されている。
【0047】圧力容器1と給水止め弁13の間の給水管
14には圧力容器1内を加圧するための圧力調整装置4
4が接続されている。圧力調整装置44は、弁18を介
して給水管14に接続された加圧タンク17と、加圧タ
ンク17には弁20および流路21を介して高圧気体を
供給する高圧気体タンク19と、加圧タンク17を高圧
気体タンク19とを接続し、加圧タンクから気体を排出
して減圧するための圧縮機22と弁23、流路24とで
構成されている。なお、加圧タンク17内の気体を原子
炉格納容器内の気体処理系に直接排出して減圧する構成
であってもよい。高圧気体タンク19は交換可能なボン
ベ方式とすることが好ましい。
【0048】また、給水管14は給水ポンプ12の吐出
側において復水給排水弁33および復水ポンプ36を有
する復水給排水流路32を介して復水貯蔵タンク34に
接続されている。
【0049】上記の自然循環型原子炉の起動方法を図2
から図5を合わせて参照して説明する。
【0050】原子炉の冷態停止後の起動時には、まず主
蒸気隔離弁4、タービン蒸気止め弁6、給水止め弁13
およびタービンバイパス止め弁10を開けた状態で、例
えば復水給排水弁33を開け、復水ポンプ36を駆動し
て復水貯蔵タンク34より復水を供給することにより、
圧力容器1、主蒸気管5および給水管14からなる原子
炉一次冷却水系を水張りする。このとき、圧力容器1か
ら蒸気隔離弁4に至る主蒸気管5の管路部分は通常上方
に傾斜し、レベルが高くなっていることから、圧力容器
1内の主蒸気管5の接続部以上のレベルまでの水張りが
可能である。なお、主蒸気管5のレベルが十分でない場
合は、例えば圧力容器1の頂部にベント弁を設け、この
ベント弁を開放して同様の水張りを行えばよい。
【0051】水張りが完了した後、図1に示すように主
蒸気隔離弁4、タービン蒸気止め弁6、給水止め弁13
およびタービンバイパス止め弁10を閉じ、原子炉一次
冷却系を隔離する。次いで、好ましくは、給水バイパス
止め弁16を開いて給水ポンプ12を運転して給水を復
水器11に循環させることにより、冷却水をポンプ加熱
しかつ冷却水を予備的に循環させ、給水系を待機状態に
置く。次いで、圧力調整装置44で圧力容器1内を圧力
P1に加圧する(図2中の1−参照)。以下、圧力容
器1内の圧力P1を適宜「系圧力」という。図2の例で
は系圧力P1は0.5MPaである。また、系圧力P1
に対応する飽和温度をT1とすると、P1が0.5MP
aではT1は151゜Cである。
【0052】以上のように原子炉一次冷却水を加圧した
後、制御棒3を引き抜いて炉心2で発生する核熱によっ
て冷却水を加熱する(図2中の1−参照)。ここで、
系圧力P1は上記のように0.5PMaで、対応する飽
和温度T1は151℃であり、炉心2における核加熱に
よって冷却水温度T2が100℃まで上昇した場合にお
いても、炉心2の入口の冷却水サブクール度は50℃以
上あり、冷却水は単相流状態のままである。
【0053】以上の手順で更に冷却水を核加熱し、冷却
水温度T2を200℃まで増加する(図2中の1−参
照)。この過程において、圧力調整装置44によって系
圧力P1を冷却水温度T2に対応する飽和圧力P2より
も常に高くする(P1>P2)と共に、次式の条件を満
足するような値とすることにより、高温高圧状態まで冷
却水を単相流のまま加熱する。
【0054】 T2<T1−Tb …(1) ここで、Tbは冷却水温度、系圧力、流量および核加熱
量等に依存する沸騰開始最大炉心入口サブクール度であ
る。図2の例では、冷却水温度T2が150℃では、系
圧力P1を1.6MPa(対応する飽和温度200℃)
とし、また冷却水温度T2が200℃では、系圧力P1
を4.1MPa(対応する飽和温度250℃)とし、炉
心入口サブクール度を50℃以上としている。
【0055】以上のように冷却水温度T2を上昇させる
ことにより、二相流状態に遷移しても不安定現象の発生
が抑制される状態となる。すなわち、冷却水温度が上昇
することにより、気液の密度比が減少し、単相流状態と
二相流状態とでの密度差が小さくなり、流動変動が小さ
くなる。また、冷却水温度自体も高いので、単相流状態
から二相流状態への遷移が容易となり、流動変動が小さ
くなる。
【0056】以上のように冷却水温度T2を上昇させた
後、圧力調整装置44で圧力容器1内の圧力P1を冷却
水温度T2に対応する飽和圧力P2に漸近させる(図2
中の1−参照)。図2の例では、制御棒は継続して引
き抜かれ、冷却水は炉心2で発生する核熱によって加熱
されており、冷却水温度T2が定格運転温度に達する時
点(すなわち、冷却水温度T2に対応する飽和圧力P2
が定格運転圧力に達する時点)において、系圧力P1が
ほぼ定格運転圧力に達するように、圧力調整装置44で
系圧力を調整している。この過程で炉心入口サブクール
度は減少し、炉心2内の冷却水は、高温で気液密度比が
小さく不安定現象が抑制された状態を経て、二相流状態
に遷移する。冷却水が2相流状態に遷移する時点は、系
圧力が定格運転圧力以下の所定の圧力に達した時点であ
り、ほぼ以下の条件を満足した時点に対応する。
【0057】 P1>P2、 T1<T2+Ts …(2) ここで、Tsは冷却水温度、系圧力、流量および核加熱
量等に依存する安定沸騰領域最大サブクール度である。
【0058】また、この過程(図2中の1−)では、
圧力調整装置44による加圧を解除すると共に、図3に
示すように、主蒸気隔離弁4およびタービンバイパス止
め弁10を開いて冷却水の加圧を解除し、圧力容器1内
に水位を形成することにより、定格運転状態へ円滑に移
行できるようにする。このとき、圧力容器1内の水位が
適性水位となるように、復水給排水弁33および給水止
め弁13を開閉して当該水位を調整する。
【0059】なお、「圧力調整装置44による加圧を解
除する」とは、図1において弁23を開け、圧縮機22
を駆動して加圧タンク17から気体を排出することであ
り、加圧タンク17内の気体を原子炉格納容器内の気体
処理系に直接排出して減圧する構成を供える場合は、そ
の排出のことである。また、この圧力制御は、図2の系
圧力の特性線図において、実線の系圧力P1と破線の冷
却水温度T2に対応する飽和圧力P2との差を小さくす
ることに対応する。
【0060】次いで、系圧力および冷却水温度が定格運
転圧力および温度に達するのに伴い、図4に示すよう
に、給水止め弁13を開いて圧力容器1への給水を開始
し、図5に示すように、タービン蒸気止め弁6およびタ
ービン蒸気流量調整弁7を開き、タービンバイパス止め
弁10を閉じてタービン8の回転を開始する。この時の
給水流量は、炉心2の核加熱量および循環水と給水の熱
バランスから決定され、給水止め弁13と給水バイパス
止め弁16で調整される。
【0061】以上の起動方法により、冷却水が低温の時
には単相流状態で加熱し、冷却水が高温になってから二
相流状態に遷移させ、二相流状態で加熱するため、低温
二相流の流動不安定現象を回避することができる。ま
た、圧力容器1内を加圧して冷却水を加熱するので、冷
却水を単相流状態で高温にするのに要する時間を短縮で
き、起動時間を短縮できる。
【0062】本実施例によれば、自然循環型原子炉の起
動時に低温二相流の不安定現象の発生による流動変動お
よび炉心安定性の低下を防止し、安定した信頼性の高い
原子炉の起動を可能にする効果がある。また、原子炉の
起動時間を短縮でき、経済性を向上できる。
【0063】変形例 上記第1の実施例の変形例を図6により説明する。上記
第1の実施例では、原子炉一次冷却水の加熱開始時に、
圧力調整装置44によって系圧力を予め増加させたが
(図2中の1−)、図6の例では、冷却水の加熱開始
と共に、徐々に連続的に系圧力を増加させ(図6中の2
−)、冷却水を単相流のまま高温にするものである。
本実施例によれば、第1の実施例の加圧のみの手順(図
2中の1−)が省略できるので、原子炉の起動時間を
より短縮できる効果がある。
【0064】第2の実施例 本発明の第2の実施例を図7により説明する。第1の実
施例では、自然循環型原子炉の起動手順において、高温
高圧状態まで冷却水を単相流のまま核加熱し、冷却水温
度T2が上昇し、気液の密度比が十分に減少して不安定
現象の発生が抑制される状態に達した後、圧力調整装置
44で圧力容器1内の圧力P1を制御しながら冷却水温
度T2に対応する飽和圧力P2に漸近させる。図7の例
では、この系圧力P1を飽和圧力P2に漸近させるとき
に、系圧力をほぼ一定かあるいはやや増加傾向として飽
和圧力P2に漸近させている(図7中の3−参照)。
これにより、系圧力P1が定格運転圧力に達する前に、
冷却水を確実に飽和状態にすることができるので、早期
に炉心2内の冷却水を二相流状態に遷移させることがで
きる。冷却水が2層流状態に遷移する時点は、系圧力が
定格運転圧力以下のほぼ以下の条件を満足した時点に対
応する。
【0065】 P1=P2、 T1<T2+Ts …(3) ここで、Tsは冷却水温度、系圧力、流量および核加熱
量等に依存する安定沸騰領域最大サブクール度である。
【0066】なお、上記圧力の制御では、第1の実施例
と同様、圧力調整装置44による加圧を解除すると共
に、図3に示すように、主蒸気隔離弁4およびタービン
バイパス止め弁10を開いて圧力容器1内の加圧を解除
し、圧力容器1内に水位を形成することにより、定格運
転状態へ円滑に移行できるようにする。このとき、圧力
容器1内の水位が適性水位となるように、復水給排水弁
33および給水止め弁13を開閉して当該水位を調整す
る。
【0067】以降、制御棒3の引き抜きを継続し、炉心
2で発生する核熱によって冷却水を二相流状態で加熱
し、原子炉定格運転温度及び圧力を得る(図7中の3−
参照)。その後の手順は、第1の実施例と同じであ
る。
【0068】したがって、本実施例では、早期に炉心2
内の冷却水を二相流状態に遷移させることができるの
で、二相流状態で沸騰が生じ炉心における熱伝達が向上
するため、核加熱量を増加することができ、系圧力P1
が定格運転圧力に達するまでの冷却水の昇温時間を短縮
できる(図7中の3−参照)。また、図7において、
冷却水の炉心入口サブクール度が沸騰開始最大サブクー
ル度Tbと安定沸騰領域最大サブクールドTsの間を通
過する時間も短縮される。したがって、原子炉の起動に
係わる経済性が向上すると共に、第1の実施例以上に低
温二相流の流動不安定現象の回避が容易となり、原子炉
の起動に係わる信頼性が向上する。
【0069】本実施例によれば、第1の実施例による効
果に加えて、更に安定した原子炉の起動を可能にする効
果と、原子炉起動時間を更に短縮する効果がある。
【0070】変形例 第2の実施例の変形例を図8により説明する。図7の実
施例では、系圧力P1を飽和圧力P2に漸近させるとき
に、系圧力をほぼ一定かあるいはやや増加傾向としたが
(図7中の3−参照)、この例では系圧力を減少、す
なわち減圧させながら飽和圧力P2に漸近させている
(図8中の4−参照)。これにより、図7の場合より
も更に短時間で冷却水を飽和状態にすることができるの
で、より早期に炉心内の冷却水を二相流状態に遷移させ
ることができ、系圧力P1が定格運転圧力に達するまで
の冷却水の昇温時間を更に短縮できる(図8中の4−
参照)。また、冷却水の炉心入口サブクール度が沸騰開
始最大サブクール度Tbと安定沸騰領域最大サブクール
ドTsの間を通過する時間も更に短縮される(図8中の
4−参照)。したがって、本実施例によれば、原子炉
の起動に係わる経済性が向上すると共に、図7の場合以
上に低温二相流の流動不安定現象の回避が容易となり、
原子炉の起動に係わる信頼性が向上する。
【0071】第3の実施例 本発明の第3の実施例を図9により説明する。図8に示
した実施例では、自然循環型原子炉の起動手順におい
て、図8中の4−の過程で制御棒3を引き続き引き抜
き、冷却水温度T2の上昇を許しながら、圧力調整装置
44で系圧力P1を減圧している。図9の例では、一旦
炉心2に制御棒3を挿入し、炉心2の出力を減少させる
と共に、圧力調整装置44で系圧力P1を減圧する(図
9中の4−)。これにより、系圧力P1の減圧時には
炉心2における核加熱が抑制されて沸騰が生じないた
め、不安定現象の発生を完全に防止した状態で、安定沸
騰領域最大サブクールドTs以下に炉心入口サブクール
度を減少させることができる。系圧力P1が飽和圧力P
2に漸近し、前述の(3)式を満足させることにより冷
却水に減圧沸騰を誘起させた後、再び制御棒3を引き抜
き炉心2において核加熱することにより、冷却水を二相
流状態で昇温することができる(図9中の4−)。図
9の例では、冷却水の炉心入口サブクール度が沸騰開始
最大サブクール度Tbと安定沸騰領域最大サブクール度
Tsの間を通過するときに炉心2において沸騰が生じな
いので、流動不安定現象の発生が完全に防止される。
【0072】なお、減圧時の核加熱の抑制は、制御棒3
を部分的に挿入し冷却水の核加熱量を減らしてもよい
し、核加熱を一旦中止してもよい。図9では後者の例を
示し、冷却水の温度はほぼ一定となっている。
【0073】本実施例によれば、第2の実施例の効果に
加えて、更に安定した原子炉の起動を可能にする効果が
ある。
【0074】変形例 冷却水を単相流のまま高温にするまでの手順に関する幾
つかの変形例を図10〜図12により説明する。図10
は、冷却水の加熱開始時に、圧力調整装置44によって
系圧力を予め増加させるとき、直接前述の(1)式を満
足するレベルまで系圧力P1を増加させ(図10中の5
−参照)、その後、冷却水が目標温度まで上昇するま
では、圧力調整装置44による加圧を停止する。その結
果、冷却水温の上昇にともない飽和蒸気圧力が増加する
にしたがい、系圧力は自然上昇する(図10中の5−
参照)。その後の手順は第3の実施例とほぼ同じであ
る。図11は、図10の実施例において、系圧力P1を
増加させた後、冷却水が目標温度まで上昇するまでは、
圧力調整装置44による加圧を解除して飽和蒸気圧力の
増加を抑制し、系圧力を一定に保つようにしたものであ
る(図11中の6−参照)。また、図12は、冷却水
を単相流から二相流に遷移する過程でも、連続して系圧
力を一定に保つようにしたものであり(図12中の7−
参照)、図11の例の6−と図7の例の3−
との組み合わに相当する。これら実施例によっても、第
2の実施例または第3の実施例と同様の効果が得られる
と共に、冷却水の加熱開始時に、予め必要な圧力を得る
のでその後の圧力制御が容易となり、起動手順が簡略化
される効果がある。
【0075】第4の実施例 本発明の第4の実施例を図13により説明する。本実施
例の自然循環型原子炉は、第1の実施例で示した自然循
環型原子炉に、さらに、原子炉各部の状態量の計測値に
基づいて最適弁制御量と制御棒挿入量を演算し、主蒸気
隔離弁4、タービン蒸気止め弁6、タービンバイパス止
め弁10、給水止め弁13、給水バイパス止め弁16、
復水給排水弁33、タービン蒸気流量調整弁7、弁1
8、弁20および弁23の開閉と制御棒駆動機構27を
制御する演算制御器26を備えた構成となっている。原
子炉各部の状態量としては、圧力容器1内の圧力を圧力
計28、水位を水位計29、水温を水温計43で計測
し、炉心2の入口の冷却水温および循環流量を流量計4
2および水温計30で計測し、炉心2の出力を中性子検
出器31で計測する。
【0076】以下に、演算制御器26を用いた本実施例
による原子炉起動方法の一例として、第1の実施例の図
2に示す起動方法について説明する。
【0077】原子炉の冷態停止後の起動時には、まず圧
力容器1、主蒸気管5および給水管14からなる原子炉
一次冷却水系を水張りした後、主蒸気隔離弁4、タービ
ン蒸気止め弁6、給水止め弁13およびタービンバイパ
ス止め弁10を閉じる。また、給水バイパス止め弁16
を開いて給水ポンプ12を運転して給水を復水器11に
循環する。次いで、演算制御器26により弁20を開
き、圧力計28で計測された圧力容器1内の圧力に応じ
て弁20の開度を調整しながら、加圧調整装置44で圧
力容器1内の圧力P1を増加させる。図2の例では、系
圧力P1は0.5MPaまで増加させる。
【0078】次いで、演算制御器26により圧力計2
8、中性子検出器31、水温計43、水温計30および
流量計42で圧力容器1内の圧力、炉心2の出力、冷却
水の温度、炉心2の入口の冷却水温度(炉心入口サブク
ール度)および流量を監視しながら、制御棒3を引き抜
いて炉心2で発生する核熱によって冷却水を加熱する。
このとき、最適核加熱量を圧力計28、中性子検出器3
1、水温計43、水温計30および流量計42の計測値
から演算制御器26で計算し、制御棒駆動機構27に制
御信号を送って制御棒3の引き抜き量を設定する。ここ
で、制御棒3の引き抜き量は、炉心熱出力が冷却水温
度、系圧力、炉心流量から計算した単相流の限界熱出力
より小となるように設定される。この時、冷却水は加圧
状態であるため、サブクール度が沸騰開始最大炉心入口
サブクール度Tbより大きく、単相流状態のままであ
る。
【0079】次いで、冷却水温度が100℃を越え、上
昇して行くにしたがって、演算制御器26で監視してい
る圧力計29、水温計43、水温計30の計測値から、
系圧力P1が冷却水の飽和圧力よりも常に高く、かつ炉
心入口サブクール度が沸騰開始最大炉心入口サブクール
度Tbより大きくなるように演算制御器26から圧力調
整装置44に制御信号を送り、加圧状態を保つ。冷却水
温度が上昇し、低温二相流の不安定現象の発生が抑制さ
れる温度に達した後(図5の例では約200℃)、演算
制御器26により、系圧力P1が冷却水温度に対応する
飽和圧力に漸近するように、加圧状態を解除する制御信
号を圧力調整装置44に送ると共に、冷却水温度と圧力
の計測値を監視しながら主蒸気隔離弁4およびタービン
バイパス止め弁10の開度を調整する制御信号を送る。
これにより、主蒸気管5の一部およびタービンバイパス
流路9内に高温の冷却水が流入し、蒸発して蒸気相が生
じ、圧力容器1内に水位が形成される。また、炉心入口
サブクール度が減少して安定沸騰領域最大炉心入口サブ
クール度Tsより小さくなり、冷却水は高温かつ低サブ
クール状態となり、容易に沸騰が生じる。この過程で
は、また、水位計29の計測値をもとに、圧力容器1内
の水位が適性水位となるように、演算制御器26により
復水給排水弁33および給水止め弁13へ開閉の制御信
号を送り、圧力容器1内の水位を調整する。上記の手順
により、炉心2において冷却水の沸騰が生じ、炉心2内
の冷却水は単相流状態から二相流状態に遷移する。
【0080】また、このとき、最適核加熱量を圧力計2
8、中性子検出器31、水温計43、水温計30および
流量計42の計測値から演算制御器26で計算し、制御
棒駆動機構27に制御信号を送って制御棒3の引き抜き
量を設定する。ここで、制御棒3の引き抜き量は、炉心
熱出力が冷却水温度、系圧力、炉心流量から計算した二
相流の限界熱出力より小となるように設定される。
【0081】系圧力および温度が定格運転圧力および温
度に漸近するにしたがい、演算制御器26により給水止
め弁13を開いて圧力容器1内に給水を開始すると共
に、演算制御器26により、系圧力および冷却水温度が
定格運転圧力および温度に達するとタービン蒸気止め弁
6およびタービン蒸気流量調整弁7を開き、タービンバ
イパス止め弁10を閉じてタービン8の回転を開始す
る。この時、圧力容器1内の圧力、温度および水位が一
定となるように、演算制御器26によって給水止め弁1
3とタービン蒸気流量調整弁7の開度を調整する。
【0082】本実施例によれば、第1、第2、第3の実
施例による効果に加えて、自然循環型原子炉の起動時の
起動手順が簡略化される効果と、圧力、水温、圧力容器
内水位の制御性を向上できる効果がある。
【0083】第5の実施例 本発明の第5の実施例を図14により説明する。本実施
例の自然循環型原子炉は、第1の実施例の構成に加え
て、圧力容器1内の炉心2下方の下部プレナムに電気加
熱されるヒータ35をさらに備えている。
【0084】原子炉の冷態停止後の起動時に、ヒータ3
5を補助的に用いて圧力容器1内の冷却水を低温二相流
不安定現象の発生しない水温まで加熱する。ヒータ35
による補助的な加熱は、図2の例では手順1−、1−
、1−、1−の全プロセスに渡って行ってもよい
し、そのうちの一部、例えば加圧後の1−、1−の
手順で行ってもよく、ヒータ35の補助的加熱を併用し
て、安定した高温二相流状態を得る。次いで、冷却水温
の増加後に制御棒3を継続して引き抜き核加熱により冷
却水を二相流状態で加熱し、所定のタービン運転蒸気温
度および圧力を得た後、タービン蒸気止め弁6およびタ
ービン蒸気流量調整弁7を開き、タービンバイパス止め
弁10を閉じてタービンの回転を開始する。
【0085】本実施例によれば、第1の実施例による効
果に加えて、原子炉の起動時間を短縮できる効果があ
る。
【0086】第6の実施例 本発明の第6の実施例を図15により説明する。図15
において、黒塗の弁は弁が閉じた状態を示し、白抜きの
弁は弁が開いた状態を示す。本実施例においては、原子
炉の冷態停止後の起動時に、主蒸気隔離弁4およびター
ビンバイパス止め弁10を開き、タービン蒸気止め弁6
を閉じる。給水ポンプ12を運転して給水を給水管1
4、圧力容器1、主蒸気管5、タービンバイパス流路9
に循環する。この時、ポンプ回転による冷却水への入熱
により冷却水を加熱し、この入熱による冷却水の加熱を
併用して、圧力容器1内の冷却水を低温二相流不安定現
象の発生しない水温まで加熱する。すなわち、図2の例
では手順1−、1−、1−、1−の全プロセス
またはそのうちの一部、例えば1−、1−の手順で
ポンプ回転の入熱による冷却水の加熱を併用して、安定
した高温二相流状態を得る。次いで、冷却水温の増加後
に制御棒3を継続して引き抜き核加熱により冷却水を二
相流状態で加熱し、所定のタービン運転蒸気温度および
圧力を得た後、タービン蒸気止め弁6およびタービン蒸
気流量調整弁7を開き、タービンバイパス止め弁10を
閉じてタービンの回転を開始する。
【0087】本実施例によっても、第1の実施例による
効果に加えて、原子炉の起動時間を短縮できる効果があ
る。
【0088】第7の実施例 本発明の第7の実施例を図16により説明する。図16
において、黒塗の弁は弁が閉じた状態を示し、白抜きの
弁は弁が開いた状態を示す。本実施例の自然循環型原子
炉は、第1の実施例の図1に示す構成に加え、給水管1
4を分岐して起動用給水管37を設け、起動用給水管3
7に起動用給水止め弁38を設け、起動用給水管37の
冷却水出口を圧力容器1内の炉心2下方の下部プレナム
に接続する。原子炉の冷態停止後の起動時に、給水止め
弁13を閉じ、弁38を開き、給水ポンプ12を運転し
て給水を炉心2に注水する。これにより、現行の沸騰水
型原子炉と同様に、強制循環により冷却水を炉心2に循
環することができ、この起動用給水管37による強制循
環を併用して、圧力容器1内の冷却水を低温二相流不安
定現象の発生しない水温まで加熱する。すなわち、図2
の例では手順1−、1−、1−、1−の全プロ
セスまたはそのうちの一部、例えば1−、1−の手
順で上記強制循環を併用して、安定した高温二相流状態
を得る。循環流量は給水バイパス止め16により調整可
能である。所定の原子炉定格運転蒸気温度および圧力を
得た後、タービン蒸気止め弁6、タービン蒸気流量調整
弁7を開き、タービンバイパス止め弁10を閉じてター
ビンの回転を開始する。
【0089】本実施例によれば、第1の実施例による効
果に加えて、現行の強制循環型原子炉と同様に、炉心安
定性の向上できる効果がある。
【0090】その他の実施例 本発明の第8の実施例を図17により説明する。図17
において、黒塗の弁は弁が閉じた状態を示し、白抜きの
弁は弁が開いた状態を示す。本実施例の自然循環型原子
炉は、第1の実施例で示した自然循環型原子炉におい
て、圧力調整手段として、原子炉一次冷却水系に接続さ
れ流路42、弁39、定圧ポンプ40、冷却水タンク4
1からなる、圧力容器1および原子炉一次冷却水系の水
密試験系44Aを用いて、原子炉の冷態停止後の起動時
に圧力容器1、主蒸気管5および給水管14からなる原
子炉一次冷却水系を加圧する。
【0091】本実施例によれば、定期点検用の設備を用
いているため、起動に係る機器を簡素化することがで
き、この機器の簡素化により、経済性および信頼性が向
上する効果がある。
【0092】本発明の第9の実施例を図18により説明
する。本実施例では、第1から第8の実施例で示した自
然循環型原子炉において、圧力調整装置の構造を、現行
の加圧水型原子炉の加圧器と同様の構造としたものであ
る。すなわち、加圧水型原子炉の加圧器は、図18に示
すように、内部にヒータ46を有する加圧タンク45を
弁47を介して原子炉一次冷却水系と接続した構造をし
ており、本実施例では、これを圧力調整装置44Bとし
て使用する。本実施例では、原子炉起動開始時の加圧過
程においては(図2の例では1−、1−に対応)、
ヒータ46に通電し、加圧タンク45内の水及び蒸気を
加熱することにより加圧する。また、系圧力P1を冷却
水温度T2の対応する飽和圧力に漸近させる過程におい
ては(図2の例では1−に対応)、ヒータ46による
加熱を停止するか、図示しない散水器により加圧タンク
45内に水を散水して温度を下げることにより圧力を調
整する。
【0093】本実施例によれば、圧力調整に係わる機器
を簡素化できるので、原子炉起動の信頼性が向上する効
果がある。
【0094】本発明の第10の実施例を図19により説
明する。本実施例では、第1から第8の実施例で示した
自然循環型原子炉において、圧力調整装置44Cを高圧
気体タンク48と弁49と流路50で構成し、原子炉一
次冷却水系、例えば圧力容器1と接続する。本実施例で
は、原子炉起動開始時の加圧過程においては(図2の例
では1−、1−に対応)、高圧気体タンク48から
弁49、流路50を通して高圧気体を圧力容器1を含む
原子炉一次冷却水系に供給することにより加圧する。ま
た、系圧力P1を冷却水温度T2の対応する飽和圧力に
漸近させる過程においては(図2の例では1−に対
応)、原子炉一次冷却水系内の高圧気体を、主蒸気隔離
弁4、ターベンバイパス止め弁10を介して脱気系51
に抜くことにより圧力を調整する。または、圧力容器1
にベントがある場合には、ベントから排気してもよい。
【0095】本実施例によれば、圧力調整に係わる器機
を簡素化できるので、原子炉起動の信頼性が向上する効
果がある。
【0096】本発明の第11の実施例を図20により説
明する。本実施例は、図19に示す圧力調整装置44C
を圧力容器1と主蒸気隔離弁4との間の主蒸気管5に接
続したものである。本実施例によっても第10の実施例
と同様の効果が得られる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自然循環型原子炉の起動時に低温二相流の不安定現象の
発生による流動変動および炉心安定性の低下を防止し、
安定した原子炉の起動を可能にする効果がある。また、
原子炉起動時間を短縮し、経済性および信頼性を向上す
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による起動方法を実施す
るための自然循環型原子炉の全体構成およびその起動方
法の一手順を示す系統図である。
【図2】本発明の第1の実施例による起動方法における
原子炉系の圧力、温度および炉心入口サブクール度の時
間変化を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例による起動方法の他の手
順を示す図1と同様な系統図である。
【図4】本発明の第1の実施例による起動方法のさらに
他の手順を示す図1と同様な系統図である。
【図5】本発明の第1の実施例による起動方法のさらに
他の手順を示す図1と同様な系統図である。
【図6】本発明の第1の実施例の変形による起動方法に
おける原子炉系の圧力、温度および炉心入口サブクール
度の時間変化を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例による起動方法における
原子炉系の圧力、温度および炉心入口サブクール度の時
間変化を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例の変形による起動方法に
おける原子炉系の圧力、温度および炉心入口サブクール
度の時間変化を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施例による起動方法における
原子炉系の圧力、温度および炉心入口サブクール度の時
間変化を示す図である。
【図10】本発明の他の変形例による起動方法における
原子炉系の圧力、温度および炉心入口サブクール度の時
間変化を示す図である。
【図11】本発明の更に他の変形例による起動方法にお
ける原子炉系の圧力、温度および炉心入口サブクール度
の時間変化を示す図である。
【図12】本発明の更に他の変形例による起動方法にお
ける原子炉系の圧力、温度および炉心入口サブクール度
の時間変化を示す図である。
【図13】本発明の第4の実施例による起動方法を実施
するための自然循環型原子炉の全体構成およびその起動
方法の一手順を示す系統図である。
【図14】本発明の第5の実施例による起動方法を実施
するための自然循環型原子炉の全体構成およびその起動
方法の一手順を示す系統図である。
【図15】本発明の第6の実施例による起動方法を実施
するための自然循環型原子炉の全体構成およびその起動
方法の一手順を示す系統図である。
【図16】本発明の第7の実施例による起動方法を実施
するための自然循環型原子炉の全体構成およびその起動
方法の一手順を示す系統図である。
【図17】本発明の第8の実施例による起動方法を実施
するための自然循環型原子炉の全体構成およびその起動
方法の一手順を示す系統図である。
【図18】本発明の第9の実施例を変形した起動方法を
実施するための自然循環型原子炉の全体構成およびその
起動方法の一手順を示す系統図である。
【図19】本発明の第10の実施例による起動方法を実
施するための自然循環型原子炉の全体構成およびその起
動方法の一手順を示す系統図である。
【図20】本発明の第11の実施例による起動方法を実
施するための自然循環型原子炉の全体構成およびその起
動方法の一手順を示す系統図である。
【符号の説明】
1 圧力容器 2 炉心 3 制御棒 4 主蒸気隔離弁 5 主蒸気管 6 タービン蒸気止め弁 7 タービン蒸気流量調整弁 8 タービン 9 タービンバイパス流路 10 タービンバイパス止め弁 11 復水器 12 給水ポンプ 13 給水止め弁 14 給水管 15 給水バイパス流路 16 給水バイパス止め弁 17 加圧タンク 19 高圧気体タンク 26 演算制御器 27 制御棒駆動機構 28 圧力計 29 水位計 30 水温計 31 中性子検出器 32 復水給排水流路 33 復水給排水弁 34 復水貯蔵タンク 35 ヒータ 36 復水給排水ポンプ 37 起動用給水管 38 起動用給水止め弁 39 弁 40 定圧ポンプ 41 冷却水タンク 42 流路 44 圧力調整装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 重人 茨城県日立市森山町1168番地 株式会社日 立製作所エネルギー研究所内 (72)発明者 片岡 良之 茨城県日立市森山町1168番地 株式会社日 立製作所エネルギー研究所内 (72)発明者 中尾 俊次 茨城県日立市森山町1168番地 株式会社日 立製作所エネルギー研究所内 (72)発明者 木下 詳一郎 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 核燃料からなる炉心を内蔵し、内部に冷
    却水を保有すると共に内部で蒸気を発生する圧力容器を
    備えた沸騰水型原子炉の起動方法において、 圧力容器内の冷却水を昇温する際に、圧力容器内の冷却
    水の温度に対応する冷却水の飽和圧力よりも圧力容器内
    の圧力を高くし、その後圧力容器内の圧力を圧力容器内
    の冷却水温度に対応する飽和圧力にすることを特徴とす
    る沸騰水型原子炉の起動方法。
  2. 【請求項2】 核燃料からなる炉心を内蔵し、内部に冷
    却水を保有すると共に内部で蒸気を発生する圧力容器を
    備えた沸騰水型原子炉の起動方法において、 圧力容器内の冷却水を昇温する際に、圧力容器内の冷却
    水の温度に対応する冷却水の飽和圧力よりも圧力容器内
    の圧力を高くし、その後圧力容器内の圧力を圧力容器内
    の冷却水温度に対応する飽和圧力にし、その状態で冷却
    水を加熱することを特徴とする沸騰水型原子炉の起動方
    法。
  3. 【請求項3】 核燃料からなる炉心を内蔵し、内部に冷
    却水を保有すると共に内部で蒸気を発生する圧力容器を
    備えた沸騰水型原子炉の起動方法において、 (a)原子炉の起動時に、圧力容器内の加圧を圧力容器
    外部から行いながら、冷却水を単相流状態に保って加熱
    する第1の手順と; (b)前記第1の手順の後、圧力容器内の冷却水を前記
    単相流状態から二相流状態に遷移させる第2の手順と; (c)この二相流状態で冷却水を加熱する第3の手順
    と;を有することを特徴とする沸騰水型原子炉の起動方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の沸騰水型原子炉の起動方
    法において、前記第1の手順は、圧力容器内の冷却水の
    温度に対応する冷却水の飽和圧力よりも圧力容器内の圧
    力が高くなるように圧力容器内の圧力を制御して、冷却
    水を単相流状態に保つことを特徴とする沸騰水型原子炉
    の起動方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の沸騰水型原子炉の起動方
    法において、前記第1の手順は、まず、圧力容器内の加
    圧を単独で行い、その後、圧力容器内の圧力を制御しな
    がら冷却水を加熱することを特徴とする沸騰水型原子炉
    の起動方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の沸騰水型原子炉の起動方
    法において、前記第1の手順は、冷却水の加熱を開始す
    ると同時に圧力容器内の加圧を開始し、冷却水の加熱と
    圧力容器内の加圧を同時平行的に連続して行うことをこ
    とを特徴とする沸騰水型原子炉の起動方法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の沸騰水型原子炉の起動方
    法において、前記第2の手順は、少なくとも圧力容器内
    の圧力を制御することにより冷却水を前記単相流状態か
    ら二相流状態に遷移させることをことを特徴とする沸騰
    水型原子炉の起動方法。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の沸騰水型原子炉の起動方
    法において、前記第2の手順は、原子炉定格運転圧力以
    下の所定の圧力に到達するまで、圧力容器内の圧力が圧
    力容器内の冷却水温度に対応する飽和圧力に漸近するよ
    うに圧力容器内の圧力を制御することにより、冷却水を
    二相流状態に遷移させることを特徴とする沸騰水型原子
    炉の起動方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の沸騰水型原子炉の起動方
    法において、前記圧力の制御は、圧力容器内の圧力をほ
    ぼ一定に保つことにより前記飽和圧力に漸近させること
    を特徴とする沸騰水型原子炉の起動方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の沸騰水型原子炉の起動
    方法において、前記圧力の制御は、圧力容器内を減圧す
    ることにより前記飽和圧力に漸近させることを特徴とす
    る沸騰水型原子炉の起動方法。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の沸騰水型原子炉の起動
    方法において、前記圧力の制御に際して、冷却水の加熱
    量を減らすことを特徴とする沸騰水型原子炉の起動方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項8記載の沸騰水型原子炉の起動
    方法において、前記圧力の制御に際して、冷却水の加熱
    を一旦中止することを特徴とする沸騰水型原子炉の起動
    方法。
  13. 【請求項13】 請求項3記載の沸騰水型原子炉の起動
    方法において、前記第2および第3の手順は、圧力容器
    内の圧力が原子炉定格運転圧力で冷却水温度に対応する
    飽和圧力に達するように圧力容器内の圧力を連続的に制
    御する単一の手順であることを特徴とする沸騰水型原子
    炉の起動方法。
  14. 【請求項14】 請求項7記載の沸騰水型原子炉の起動
    方法において、前記第2の手順は、圧力容器内の圧力が
    原子炉定格運転圧力以下の所定の圧力で冷却水温度に対
    応する飽和圧力に達するように圧力容器内の圧力を制御
    する手順であり、前記第3の手順は、冷却水の加熱によ
    り圧力容器内の圧力を増加させる手順であることを特徴
    とする沸騰水型原子炉の起動方法。
  15. 【請求項15】 請求項3記載の沸騰水型原子炉の起動
    方法において、前記第1の手順は、前記冷却水の温度、
    圧力容器内の圧力および前記炉心の流量の計測値に基づ
    いて単相流の限界熱出力を演算し、前記炉心の熱出力が
    この限界熱出力より小となるように前記炉心の出力を制
    御する制御棒の引き抜き量を設定する手順を含み、前記
    第3の手順は、前記冷却水の温度、圧力容器内の圧力お
    よび前記炉心の流量の計測値に基づいて二相流の限界熱
    出力を演算し、前記炉心の熱出力がこの限界熱出力より
    小となるように前記制御棒の引き抜き量を設定する手順
    を含むことを特徴とする沸騰水型原子炉の起動方法。
  16. 【請求項16】 請求項3記載の沸騰水型原子炉の起動
    方法において、前記第2および第3の手順は、圧力容器
    内の圧力および水温、炉心入口水温、圧力容器内の水
    位、炉心出力および制御棒挿入量の計測値に基づいて圧
    力容器内の水位を適性水位に保つように関連する弁を調
    整する手順と、炉心出力と炉心人口サブクール度の計測
    値に基づいて適性給水流量となるように関連する弁の開
    度を調整する手順とを含むことを特徴とする沸騰水型原
    子炉の起動方法。
  17. 【請求項17】 炉心で発生した蒸気をタービンに送る
    主蒸気管と、タービン駆動後の復水器で凝縮した凝縮水
    を冷却水として圧力容器に給水する給水管と、前記主蒸
    気管に配置された主蒸気隔離弁、タービン蒸気止め弁お
    よびタービン蒸気流量調整弁と、前記給水管に配置され
    た給水ポンプおよび給水止め弁と、前記主蒸気隔離弁と
    タービン蒸気止め弁との間の主蒸気管を前記復水器の入
    口に接続するタービンバイパス流路と、前記タービンバ
    イパス流路に配置されたタービンバイパス止め弁と、前
    記炉心の出力を制御する制御棒と、前記圧力容器、主蒸
    気管および給水管の少なくとも1つのに設置された圧力
    調整装置とを備える請求項3記載の沸騰水型原子炉の起
    動方法において、 前記第1の手順は、前記主蒸気隔離弁および給水止め弁
    を閉じて前記圧力容器を隔離する手順と、前記圧力調整
    装置を用いて圧力容器内を加圧する手順と、前記制御棒
    を引き抜いて冷却水を単相流状態で加熱する手順とを含
    み、 前記第2および第3の手順は、前記圧力調整装置による
    加圧を解除すると共に、前記主蒸気隔離弁およびタービ
    ンバイパス止め弁を開いて圧力容器内を減圧しかつ圧力
    容器内に水位を形成する手順であることを特徴とする沸
    騰水型原子炉の起動方法。
  18. 【請求項18】 前記給水ポンプの吐出側の給水管を前
    記復水器の入口に接続する給水バイパス流路と、前記給
    水バイパス流路に配置された給水バイパス止め弁とをさ
    らに備えた請求項17記載の沸騰水型原子炉の起動方法
    において、前記第1の手順は、さらに、前記タービン蒸
    気止め弁およびタービンバイパス止め弁を閉じ、前記給
    水バイパス止め弁を開いて前記給水ポンプを運転して給
    水を復水器に循環させた後、前記圧力容器内を加圧する
    手順を含むことを特徴とする沸騰水型原子炉の起動方
    法。
  19. 【請求項19】 請求項17記載の沸騰水型原子炉の起
    動方法において、前記第2の手順は、前記冷却水温の増
    加後に一旦前記制御棒を挿入して炉心出力を減じる手順
    であり、前記第3の手順は、前記制御棒を再び引き抜い
    て冷却水を二相流状態で加熱する手順であることを特徴
    とする沸騰水型原子炉の起動方法。
  20. 【請求項20】 請求項3記載の沸騰水型原子炉の起動
    方法において、圧力容器内の圧力をP1、圧力P1にお
    ける冷却水の飽和温度をT1、冷却水の温度をT2、温
    度T2に対応する冷却水の飽和圧力をP2、沸騰開始最
    大炉心入口サブクール度をTbとすると、前記第1の手
    順では、圧力容器内の圧力P1をP1>P2にすると共
    に、T2<T1−Tbを満足するような値とすることに
    より、冷却水を単相流状態に保って核加熱することを特
    徴とする沸騰水型原子炉の起動方法。
  21. 【請求項21】 請求項3記載の沸騰水型原子炉の起動
    方法において、圧力容器内の圧力をP1、圧力P1にお
    ける冷却水の飽和温度をT1、冷却水の温度をT2、温
    度T2に対応する冷却水の飽和圧力をP2、安定沸騰領
    域最大サブクール度をTsとすると、前記第2の手順で
    は、圧力容器内の圧力P1をP1>P2にすると共に、
    T1<T2+Tsを満足するような値にすることによ
    り、冷却水を二相流状態に遷移させることを特徴とする
    沸騰水型原子炉の起動方法。
  22. 【請求項22】 請求項3記載の沸騰水型原子炉の起動
    方法において、圧力容器内の圧力をP1、圧力P1にお
    ける冷却水の飽和温度をT1、冷却水の温度をT2、温
    度T2に対応する冷却水の飽和圧力をP2、安定沸騰領
    域最大サブクール度をTsとすると、前記第2の手順で
    は、圧力容器内の圧力P1をP1=P2にすると共に、
    T1<T2+Tsを満足するような値にすることによ
    り、冷却水を二相流状態に遷移させることを特徴とする
    沸騰水型原子炉の起動方法。
  23. 【請求項23】 前記圧力容器、主蒸気管および給水管
    の少なくとも1つに電気ヒータを設置した請求項3記載
    の沸騰水型原子炉の起動方法において、前記第1〜第3
    の手順の少なくとも1つは、冷却水を核加熱すると共
    に、この電気ヒータにより冷却水を加熱することを特徴
    とする沸騰水型原子炉の起動方法。
  24. 【請求項24】 請求項3記載の沸騰水型原子炉の起動
    方法において、前記第1〜第3の手順の少なくとも1つ
    は、冷却水を核加熱すると共に、給水ポンプを運転しポ
    ンプ回転による入熱により冷却水を加熱することを特徴
    とする沸騰水型原子炉の起動方法。
  25. 【請求項25】 給水管を分岐して起動用給水止め弁を
    有する起動用給水管を設置し、この起動用給水管の冷却
    水出口を前記圧力容器内の炉心下方に接続した請求項3
    記載の沸騰水型原子炉の起動方法において、前記第1〜
    第3の手順の少なくとも1つは、冷却水を核加熱すると
    共に、この起動用給水管を介して給水ポンプにより冷却
    水を炉心に強制循環して炉心流量を増加させすることを
    特徴とする沸騰水型原子炉の起動方法。
  26. 【請求項26】 核燃料からなる炉心を内蔵し、内部に
    冷却水を保有すると共に内部で蒸気を発生する圧力容器
    と、圧力容器外に配置されて圧力容器に連絡され、原子
    炉起動時に圧力容器内を加圧する圧力調整手段とを備え
    ることを特徴とする沸騰水型原子炉。
  27. 【請求項27】 請求項26記載の沸騰水型原子炉にお
    いて、前記圧力調整手段は、原子炉起動時に定格原子炉
    圧力に達する前に圧力容器内を加圧しかつ圧力容器内の
    圧力を制御することを特徴とする沸騰水型原子炉。
  28. 【請求項28】 核燃料からなる炉心を内蔵し、内部に
    冷却水を保有すると共に内部で蒸気を発生する圧力容器
    と、圧力容器外に配置されて圧力容器に連絡され、圧力
    容器内を加圧する圧力調整手段と、原子炉起動時に前記
    圧力調整手段を動作させる制御手段とを備えることを特
    徴とする沸騰水型原子炉。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の沸騰水型原子炉にお
    いて、前記圧力調整手段は、給水管に接続された加圧タ
    ンクと、加圧タンクに接続された高圧気体タンクと、加
    圧タンクと気体タンクとの間に設けられ、気体タンクか
    ら加圧タンクへの気体の供給を制御する手段と、加圧タ
    ンクからの気体の排出を制御する手段とを含むことを特
    徴とする沸騰水型原子炉。
  30. 【請求項30】 請求項28記載の沸騰水型原子炉にお
    いて、前記圧力調整手段は、給水管に接続された、前記
    圧力容器および原子炉一次冷却水系の水密試験系を含む
    ことを特徴とする沸騰水型原子炉。
  31. 【請求項31】 請求項28記載の沸騰水型原子炉にお
    いて、前記圧力調整手段は、給水管に接続された内部に
    ヒータを有する加圧タンクを含むことを特徴とする沸騰
    水型原子炉。
  32. 【請求項32】 請求項28記載の沸騰水型原子炉にお
    いて、前記圧力調整手段は、前記圧力容器および主蒸気
    管の一方に接続された高圧気体タンクを含むことを特徴
    とする沸騰水型原子炉。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007225511A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Hitachi Ltd 原子炉監視装置及び出力制御装置
JP2007232395A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Hitachi Ltd 自然循環型沸騰水型原子炉の温度検出装置
JP2007232503A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Hitachi Ltd 原子炉システム及び原子炉制御方法
JP2011017720A (ja) * 2010-09-17 2011-01-27 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 原子炉システム及び原子炉制御方法
JP2020041865A (ja) * 2018-09-07 2020-03-19 三菱重工業株式会社 原子炉プラント、原子炉プラントの運転方法

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