JPH0572204U - プラスチックボタン - Google Patents

プラスチックボタン

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JPH0572204U
JPH0572204U JP2040092U JP2040092U JPH0572204U JP H0572204 U JPH0572204 U JP H0572204U JP 2040092 U JP2040092 U JP 2040092U JP 2040092 U JP2040092 U JP 2040092U JP H0572204 U JPH0572204 U JP H0572204U
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JP
Japan
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plastic
leg member
plastic button
head
flange portion
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JP2040092U
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皓喜 杉原
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スコービル・ジャパン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチックボタン部材の構成材料間の取付
け強度を増大させることである。 【構成】 プラスチックヘッド12の凹部14の開口部
周囲には環状の肉盛り部22が形成され、脚部材28の
フランジ部分32には逆漏斗状部分34が形成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプラスチックボタンに関し、詳しくはヘッド部がプラスチック製のプ ラスチックボタンに関する。
【0002】
【従来技術】
従来から、さまざまな種類のスナップボタンにおけるボタン頭部として、図8 に示されるようなプラスチックボタン部材1が使用されてきている。この形式の プラスチックボタン部材1は先ず、プラスチックヘッド3を単独で成形した後、 金属製のアイレット或はプロングの如き脚部材5の如き脚部材のフランジ部分7 をその凹部9に挿入し、次いで脚部材5を強制的に更に押入させることによって 前記フランジ部分7を図9に示されるようにへん平に潰し、その先端縁部を前記 凹部9に部分的に突入させることによって、前記プラスチックヘッド部3と脚部 材5とが一体化される。 こうして作製されたプラスチックボタン部材1は、図10に示されるように、 一般に脚部材5の下端が生地11等に刺し通され、次いで代表的にはソケット部 材13に嵌着される。しかしその際、脚部材5の下端部を参照番号15で示され るように圧潰拡開して脚部材とソケット部材13とを相互に固着させる時の強い 圧力でフランジ部分7が、番号17で示すように逆円錐状にそり返ってしまう恐 れがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
プラスチックボタン部材における前述のような欠点を解消することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に従えば、 プラスチックヘッドの底面に設けた凹部に金属製の脚部材のフランジ部分を圧 力嵌合せしめて一体化して成るプラスチックボタンであって、 前記プラスチックヘッドの凹部の開口部周囲に沿って部分的に圧潰され得る環 状肉盛り部分を形成したことを特徴とする前記プラスチックボタン、並びに、 そのフランジ部分の円周方向内側のある範囲に部分的に圧潰され得る逆漏斗状 部分が形成されて成る金属製の脚部材が提供される。
【0005】
【実施例】
以下に、本考案にかかわるプラスチックボタンにつき、先ず図1から図4を参 照して詳しく説明する。 本考案のプラスチックボタン10は図1に示されるように、プラスチックヘッ ド12とこのプラスチックヘッド12の下方の凹部14に貫入係止される金属製 の脚部材16とから構成される。この金属製の脚部材16は代表的には図1に示 されるようなアイレットであるが、図2に示されるような複数の脚を有するプロ ング16’としても良い。プラスチックヘッド12はその外側表面に必要に応じ て意匠が施され、その反対側、即ち下面には凹部14が設けられる。この時、凹 部14は一般にその開口端部から底部に向けて、図示されるように逆勾配に形成 される。この逆勾配の角度はプラスチックヘッドの成形後離型可能な範囲内のも のとされる。本考案に於ては前記プラスチックヘッド12は更に、その前記凹部 14の開口部外周が参照番号22で示されるように高さh、幅Lに於て環状に肉 盛り(以下、環状肉盛り部分22と称する)される。
【0006】 一方、脚部材16は、円筒部18とこの円筒部18に連接して漏斗状に拡開し ているフランジ部20とを具備している。組み合わせの必要上、このフランジ部 20の外径d1 は前記プラスチックヘッド12の凹部14の開口部の内径Dに対 しD>d1 であることは勿論である。
【0007】 前記構成のプラスチックヘッド12及び脚部材16とは以下のようにして一体 化される。即ち、先ずプラスチックヘッド12の凹部14と脚部材16のフラン ジ部20とが対面状態に配置され、次いでフランジ部20が図3に示されるよう に前記凹部14の内部に挿入され、その先端周囲部分24が底壁26に当接され る。この状態から脚部材16はプラスチックヘッド12に向けて更に強制的に押 入され、同時にプラスチックヘッド12の前記環状肉盛り部分22の内側の幅l の部分が、図4に示されるように脚部材16のフランジ部分を上から押しつける ようにして塑性変形される。
【0008】 次ぎに、図5から図7を参照して本考案に従う逆漏斗状部分を有する脚部材2 8を使用するプラスチックボタンの実施例を説明する。 脚部材28は前記一般的な脚部材16と同様、円筒部30とフランジ部32を 具備しているが、このフランジ部32にはその外径d2 よりも小さい直径aの範 囲が図5に示されるように逆漏斗状に形成される(以下、逆漏斗状部分34と称 する)点に於て異なっている。
【0009】 図6には、この逆漏斗状部分34を具備する脚部材28が、図6及び7を参照 して説明したと同様の従来形式のプラスチックヘッド3に挿入され、その先端周 囲部分36が底壁26’に当接された状態が例示される。脚部材28はこの後、 図9を参照して説明されたと同様にプラスチックヘッド3の凹部26’に向けて 強制的に更に押入されそれによってその縁部が前記凹部9に部分的に突入し、脚 部材28及びプラスチックヘッド3が相互に一体化される。しかしながらこの時 フランジ部分32は、そこに前述の如き逆漏斗形状部分34が形成されているこ とから、図9に示されるように完全にはへん平にはならない。このため、こうし て一体化したプラスチックボタンを図10に示されると同様にソケット部材等と 合着させる時、その衝撃力は前記逆漏斗形状部分34の潰されずに残った部分に 吸収され、従ってその先端周囲部分36が逆円錐状にそり返ってしまうといった 事態は未然に防止される。 本考案のプラスチックボタンの別態様として、図1に示されるような環状肉盛 り部分を有するプラスチックヘッド12と図5に示されるような逆漏斗状部分を 有する脚部材28とを組み合わせて使用しそれによって、前記プラスチックヘッ ド12或は脚部材28を各々単独で使用した場合に比較してより良好な、然も従 来製品によっては達し得ないプラスチックヘッド及び脚部材間の剥離強度及び脚 部材のフランジ変形防止効果が達成されることは言うまでも無い。
【0010】
【考案の効果】
1.プラスチック製のヘッド部及びアイレット或はプロング部材等の脚部材の 剥離強度が増大される。 2.プラスチック製のヘッド部への合着に際してのアイレット或はプロング部 材等の脚部材のフランジ部の変形が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に従うプラスチックボタン部材の分解断
面図である。
【図2】別態様の脚部材を例示する断面図である。
【図3】図1に示されるプラスチックボタン部材を組み
合わせた状態を示す断面図である。
【図4】図3の状態のプラスチックボタン部材に於て脚
部材をプラスチックヘッドに押し込み、更にプラスチッ
クヘッドの環状肉盛り部を塑性変形させて脚部材を押し
つけた状態にした様子を示す断面図である。
【図5】本考案に従う逆漏斗形状を有する脚部材の断面
図である。
【図6】図5の脚部材を従来からのプラスチックヘッド
と組み合わせた図3と同様の断面図である。
【図7】図6の状態のプラスチックボタン部材に於て脚
部材のフランジ部分を圧壊してヘッド部と一体化した状
態を示す断面図である。
【図8】従来形式のプラスチックボタン部材の断面図で
ある。
【図9】図8に於てアイレットのフランジ部分を圧壊し
てヘッド部に一体化させた状態を例示する断面図であ
る。
【図10】図9に示されるプラスチックボタン部材をソ
ケット部材と組み合わせた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10:プラスチックボタン 12:プラスチックヘッド 14:凹部 16:脚部材 20:フランジ部 22:環状肉盛り部分 24:先端周囲部分 26:底壁 28:脚部材 32:フランジ部 34:逆漏斗状部分

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製のヘッド部材の底面に設
    けた凹部に金属製の脚部材のフランジ部分を圧力嵌合せ
    しめて一体として成る、プラスチックボタンであって、 前記ヘッド部材の凹部の開口部周囲に沿って部分的に圧
    潰され得る環状肉盛り部分を形成したことを特徴とする
    前記プラスチックボタン。
  2. 【請求項2】 金属製の脚部材のフランジ部分は、その
    円周方向内側のある範囲の部分に、部分的に圧潰され得
    る逆漏斗状部分が形成されている請求項1のプラスチッ
    クボタン。
  3. 【請求項3】 円周方向内側のある範囲の部分に部分的
    に圧潰され得る逆漏斗状部分を形成して成る金属製の脚
    部材。
JP1992020400U 1992-03-06 1992-03-06 プラスチックボタン Expired - Lifetime JP2580384Y2 (ja)

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JPH0572204U true JPH0572204U (ja) 1993-10-05
JP2580384Y2 JP2580384Y2 (ja) 1998-09-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007020874A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Ykk Corp ボタン及びボタン組立方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5026482U (ja) * 1973-07-03 1975-03-26
JPS58111008U (ja) * 1982-01-21 1983-07-28 カナセ工業株式会社 熱硬化性樹脂ドツト釦

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