JPH0572166U - 導体回路を有する成形品 - Google Patents

導体回路を有する成形品

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JPH0572166U
JPH0572166U JP1116092U JP1116092U JPH0572166U JP H0572166 U JPH0572166 U JP H0572166U JP 1116092 U JP1116092 U JP 1116092U JP 1116092 U JP1116092 U JP 1116092U JP H0572166 U JPH0572166 U JP H0572166U
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JP1116092U
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健二 渡辺
良治 小瀬
幸寿 広沢
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Showa Denko Materials Co Ltd
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Hitachi Chemical Co Ltd
Showa Denko Materials Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導体回路を有する成形品において、無電解め
っき処理工程中の製品固定性と薬液残留性の改善をもた
らすことを目的とする。 【構成】 成形品10のランナ部12の片面にパーティ
ング方向に突起13を設け、この突起13の裏面に上記
突起13の先端部が嵌合可能な凹部14を設置するとと
もに、ランナ部12の厚み寸法と突起13の高さ寸法と
の総和から凹部14の深さ寸法を差し引いた寸法を、成
形品10のパーティング方向に沿う高さ寸法よりも大き
く設定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、導体回路を有する成形品に関するもので、特に、めっき工程中の製 品固定性と薬液残留性とを改善した導体回路を有する成形品に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来、成形品に装飾用めっきを施すのとは異なり、配線パターン等の導体回路 を施すための無電解めっき処理においては、単に治具に成形品を引っ掛けたり、 吊したりするだけでなく、各成形品毎の間隔を確保することが、量産時の生産管 理に必要である。
【0003】 そのため、成形品に無電解めっき処理を行なうに当たり、図4に示すように、 成形品1の周囲3辺にゲート2を通じて付設したランナ部3に丸穴4が設けられ ており、この丸穴4内に丸棒状の治具(図示せず)をスペーサ5を介して挿入す ることにより、成形品1をセットする方法や、図5に示すように、ランナ部3に 丸穴6aを設けたスリーブ6を突設して、このスリーブ6の丸穴6a内に同様に 丸棒状の治具(図示せず)を挿入することにより、成形品1をセットする方法が 実施されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来では、治具に対して成形品をセットする場合、丸棒状の治具 に対して、成形品1のランナ部3に設けた丸穴4,6aを挿入して行なうため、 丸棒の径に対して、丸穴4,6aの径を大きく設定して作業能率を高めるように しているのが実情である。
【0005】 そうした場合、めっき工程中での薬液がこの丸穴4,6a内に残留しやすくな り、また、丸穴4,6aの径を大きくすると、ガタが大きくなるため、治具に対 して成形品1の固定が確実に行なえないという問題点が指摘されている。
【0006】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とするとこ ろは、導体回路を有する成形品において、無電解めっき処理工程中の薬液の残留 を小さく抑えることができるとともに、治具に対して成形品の確実な固定を可能 にした導体回路を有する成形品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、型内成形後、ランナ部付きの成形品に 無電解めっき処理を施してなる導体回路を有する成形品において、前記ランナ部 の片面に、パーティング方向に沿って突起が突設形成されているとともに、この 突起の裏面には突起の先端部が嵌合可能な凹部が設けられ、前記ランナ部の厚み と突起の高さの総和から前記凹部深さを差し引いた寸法が、パーティング方向に 沿う成形品の高さ寸法よりも大きく設定されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】
以上の構成から明らかなように、成形品を積み重ねる場合、突起の先端部は、 上側に位置する成形品に設けた凹部内に嵌合するため、成形品同士を確実に固定 でき、ガタツキがない確実な固定が期待できる。
【0009】 さらに、突起先端部と、凹部とを嵌合させれば、成形品毎の間隔を常に一定に 保つことができ、各接合部が小さくて済むため、無電解めっき処理工程における 薬液の残留もほとんどなくなる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案による導体回路を有する成形品の実施例について、添付図面を参 照しながら詳細に説明する。
【0011】 図1は本考案の一実施例である成形品の斜視図、図2は同成形品の断面図、図 3は同成形品を治具にセットした状態を示す断面図である。
【0012】 図1において、符号10は合成樹脂の射出成形による成形品であり、射出成形 における樹脂材料の供給通路として、成形品10はゲート11を通じてその周囲 3辺にガイド部12が一体に付設されている。
【0013】 ところで、本考案においては、射出成形後の成形品10に所望の配線パターン を形成して、導体回路を有する成形品としての使用に供されるものであり、特に 、めっき処理工程における治具に対する確実な固定と、薬液の残留性を小さく抑 えたことが特徴である。
【0014】 すなわち、ガイド部12の左右側に一対の小径丸棒状の突起13が突設形成さ れており、かつ、この突起13の裏面部には突起13の先端が嵌合する環状の凹 部14が設けられている。
【0015】 そして、成形品10の厚みをdとし、ガイド部12の厚みをd1,突起13の 高さ寸法をd2,凹部14の深さ寸法をd3に設定するならば、 d<d1+d2−d3に設定されている。
【0016】 すなわち、ガイド部12の厚みと突起13の高さ寸法との総和から凹部14の 深さ寸法を差し引いた寸法が、成形品10の高さ寸法よりも大きく設定されてい ることが特徴である。
【0017】 したがって、射出成形後の成形品10に対して無電解めっき処理を行なう際、 図3に示すように、治具20に対して成形品10を一定間隔毎にセットする場合 、成形品10のガイド部12に設けた突起13の先端部を上側に位置する成形品 の凹部14内に嵌合させれば、一定間隔毎で複数の成形品を治具20に対して取 付け固定できる。
【0018】 この際、従来の丸棒状の治具を丸穴に挿入する方法に比べ、凹部14内に突起 13の先端部を嵌合するという構成であるため、成形品10相互の固定が確実に 行なえ、成形品10同士がガタつくことがなく、めっき処理工程における成形品 10の確実な固定が得られるという利点がある。
【0019】 さらに、突起13は径の細い丸棒状のものを使用するため、接合部が非常に少 なくて済み、めっき処理工程における薬液の残留を小さく抑えることができると いう利点がある。
【0020】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案による導体回路を有する成形品は、成形品のガイド 部に突起を設け、この突起の先端部が嵌合する凹部を突起の裏面に形成し、突起 の先端部を上側に位置する成形品の凹部内に嵌合して、成形品を積み重ねた状態 でめっき処理工程が行なえるため、成形品同士がガタつくことがなく、治具に対 して成形品を確実に固定することができるという効果を有する。
【0021】 さらに、突起の先端部を凹部内に嵌合させることにより成形品同士を固定する というものであるから、接合部が非常に小さくて済み、めっき処理工程における 薬液の残留を小さく抑えることができ、材料ロスが少なく、非常に経済的である という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す導体回路を有する成形
品を示す斜視図である。
【図2】図1中のII−II線断面図である。
【図3】図1に示す成形品を治具に固定した状態を示す
断面図である。
【図4】従来の成形品の構成を示す斜視図である。
【図5】従来の成形品の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…成形品 11…ゲート 12…ガイド部 13…突起 14…凹部 20…治具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型内成形後、ランナ部付きの成形品に無
    電解めっき処理を施してなる導体回路を有する成形品に
    おいて、前記ランナ部の片面に、パーティング方向に沿
    って突起が突設形成されているとともに、この突起の裏
    面には突起の先端部が嵌合可能な凹部が設けられ、前記
    ランナ部の厚みと突起の高さの総和から前記凹部深さを
    差し引いた寸法が、パーティング方向に沿う成形品の高
    さ寸法よりも大きく設定されていることを特徴とする導
    体回路を有する成形品。
JP1992011160U 1992-03-05 1992-03-05 導体回路を有する成形品 Expired - Lifetime JP2574218Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3128661U (ja) * 2006-11-01 2007-01-18 アラム株式会社 吸引器および該吸引器を備えた吸引式移送装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3128661U (ja) * 2006-11-01 2007-01-18 アラム株式会社 吸引器および該吸引器を備えた吸引式移送装置

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JP2574218Y2 (ja) 1998-06-11

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