JPH0571716A - 工場の立上げ及び立下げ時における自動運転制御装置 - Google Patents
工場の立上げ及び立下げ時における自動運転制御装置Info
- Publication number
- JPH0571716A JPH0571716A JP23456191A JP23456191A JPH0571716A JP H0571716 A JPH0571716 A JP H0571716A JP 23456191 A JP23456191 A JP 23456191A JP 23456191 A JP23456191 A JP 23456191A JP H0571716 A JPH0571716 A JP H0571716A
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- equipment
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 工場の立上げ、立下げ中の不慮の事態に自在
に対処し得るようにする。 【構成】 工場を構成する機器、バルブ及び計器類を複
数のグループに区分けするとともに、直接それらのグル
ープの構成機器の駆動・停止、バルブの開閉及び計器類
の作動・停止を司る信号を送る制御系統を設け、さらに
該制御系統を司る制御系統を階層的に設ける。
に対処し得るようにする。 【構成】 工場を構成する機器、バルブ及び計器類を複
数のグループに区分けするとともに、直接それらのグル
ープの構成機器の駆動・停止、バルブの開閉及び計器類
の作動・停止を司る信号を送る制御系統を設け、さらに
該制御系統を司る制御系統を階層的に設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種プラント、工場、例
えばごみ焼却工場の運転開始から定常運転(立上げ)及
び定常運転から運転停止(立下げ)までの自動運転制御
装置に関する。
えばごみ焼却工場の運転開始から定常運転(立上げ)及
び定常運転から運転停止(立下げ)までの自動運転制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ごみ焼却工場においては、工場の
立上げ、立下げ時には、その工場の構成機器及び計器類
の運転は経時的に一定の様式があり、ある機器が故障を
起した場合には、その機器の故障が他の機器に影響しな
いように、ある範囲で運転を止めるのが習わしであっ
た。例えば、焼却炉自体が故障を起し運転を停止しなけ
ればならなくなった場合には、直接影響を持つ排ガス処
理工程は停止するが、あまり影響のない廃水処理工程は
運転の状態においておくなどである。そのための制御装
置としては、焼却炉自体の運転を停止させると同時に、
排ガス処理工程に含まれる機器も停止するように制御系
統を構成しておくものである。又は、自動運転を手動運
転に切換えて、運転順序の逆をたどって停止させる部分
などがあった。そのために、この方法によると、工場の
運転において往々にして起るであろう種々の不慮の事態
に対して自由自在に対処できる柔軟性に欠けていた。す
なわち、工場の立上げ中に事故が生じすぐにも立下げた
い場合や、立下げを中断して再度立上げたい場合等、現
在進行している制御動作を中断して、その制御動作の逆
の制御動作を進行させようとしたときに、その制御系統
に不具合が生じて制御が進行しないため、手動に切換え
る等にしなければならない欠点があった。
立上げ、立下げ時には、その工場の構成機器及び計器類
の運転は経時的に一定の様式があり、ある機器が故障を
起した場合には、その機器の故障が他の機器に影響しな
いように、ある範囲で運転を止めるのが習わしであっ
た。例えば、焼却炉自体が故障を起し運転を停止しなけ
ればならなくなった場合には、直接影響を持つ排ガス処
理工程は停止するが、あまり影響のない廃水処理工程は
運転の状態においておくなどである。そのための制御装
置としては、焼却炉自体の運転を停止させると同時に、
排ガス処理工程に含まれる機器も停止するように制御系
統を構成しておくものである。又は、自動運転を手動運
転に切換えて、運転順序の逆をたどって停止させる部分
などがあった。そのために、この方法によると、工場の
運転において往々にして起るであろう種々の不慮の事態
に対して自由自在に対処できる柔軟性に欠けていた。す
なわち、工場の立上げ中に事故が生じすぐにも立下げた
い場合や、立下げを中断して再度立上げたい場合等、現
在進行している制御動作を中断して、その制御動作の逆
の制御動作を進行させようとしたときに、その制御系統
に不具合が生じて制御が進行しないため、手動に切換え
る等にしなければならない欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を解決し、工場の立上げ、立下げ中の不慮の事態に自在
に対処し得る自動運転制御装置を提供するにある。
を解決し、工場の立上げ、立下げ中の不慮の事態に自在
に対処し得る自動運転制御装置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る装置は、工
場を構成する機器、バルブ及び計器類を複数のグループ
に区分けするとともに、直接それらのグループの構成機
器の駆動・停止、バルブの開閉及び計器類の作動・停止
を司る信号を送る制御系統を設け、さらに該制御系統を
司る制御系統を階層的に設けたことを特徴とするもので
ある。
場を構成する機器、バルブ及び計器類を複数のグループ
に区分けするとともに、直接それらのグループの構成機
器の駆動・停止、バルブの開閉及び計器類の作動・停止
を司る信号を送る制御系統を設け、さらに該制御系統を
司る制御系統を階層的に設けたことを特徴とするもので
ある。
【0005】
【作用】工場を構成する機器、バルブ及び計器類を複数
のグループに区分けするとともに、直接それらのグルー
プの構成機器の駆動・停止、バルブの開閉及び計器類の
作動・停止を司る信号を送る制御系統を設け、さらに該
制御系統を司る制御系統を階層的に設けたので、工場の
立上げ、立下げ中の不慮の事態に自在に対処できる。
のグループに区分けするとともに、直接それらのグルー
プの構成機器の駆動・停止、バルブの開閉及び計器類の
作動・停止を司る信号を送る制御系統を設け、さらに該
制御系統を司る制御系統を階層的に設けたので、工場の
立上げ、立下げ中の不慮の事態に自在に対処できる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明をごみ焼却工
場に適用した実施例について全般的に説明する。
場に適用した実施例について全般的に説明する。
【0007】一般的にごみ焼却工場には制御室としてモ
ータコントロールセンター(MCC)、プロセス制御用
分散形計算機システム(DCS)及びプロセスオペレー
タコンソール(POC)が設けられている。DCSとP
OCはデータウェイで結ばれており、POCからの指令
でDCSを介してMCCに帰属する機器やバルブを操作
することができる。POCにはCRT(画面)が設置さ
れている。画面にはプロセスフローシートが表示でき
て、それにはモータの停止、運転、故障の表示が可能で
あり、又、バルブの開閉、故障の表示も可能である。
又、故障の際には警報が鳴るようにもされている。PO
C(CRT付)からDCSに組込まれたプログラム(シ
ーケンス)により各系に含まれる機器、バルブ(ごみ供
給系等11の系に分画されている)に直接始動・停止及
び開閉の信号を送ることができる。
ータコントロールセンター(MCC)、プロセス制御用
分散形計算機システム(DCS)及びプロセスオペレー
タコンソール(POC)が設けられている。DCSとP
OCはデータウェイで結ばれており、POCからの指令
でDCSを介してMCCに帰属する機器やバルブを操作
することができる。POCにはCRT(画面)が設置さ
れている。画面にはプロセスフローシートが表示でき
て、それにはモータの停止、運転、故障の表示が可能で
あり、又、バルブの開閉、故障の表示も可能である。
又、故障の際には警報が鳴るようにもされている。PO
C(CRT付)からDCSに組込まれたプログラム(シ
ーケンス)により各系に含まれる機器、バルブ(ごみ供
給系等11の系に分画されている)に直接始動・停止及
び開閉の信号を送ることができる。
【0008】各過程の完了時にはCRT画面に設けたガ
イダンス画面やメッセージ印字、音声アナウンス等によ
り運転員に進捗状況を知らせることができる。
イダンス画面やメッセージ印字、音声アナウンス等によ
り運転員に進捗状況を知らせることができる。
【0009】図1はごみ焼却炉の運転状況遷移図で、焼
却炉の6種類の運転状態から7種類の遷移過程を経てご
み焼却炉の次の運転状態を示すものである。例えば「休
炉」という状態にあるごみ焼却炉を、次のごみ焼却炉の
「定常」に運転状態を遷移させるには「立上げ」という
遷移過程を経れば到達する。又、図1から明らかなよう
に、焼却炉の運転状態には「休炉」、「定常」、「埋
火」、「消火」、「停電」及び「保安負荷運転」の6種
類があり、その遷移過程には「立上げ」、「再立上
げ」、「立下げ」、「埋火」、「非常停止」、「停止」
及び「保安負荷起動」の7種類がある。
却炉の6種類の運転状態から7種類の遷移過程を経てご
み焼却炉の次の運転状態を示すものである。例えば「休
炉」という状態にあるごみ焼却炉を、次のごみ焼却炉の
「定常」に運転状態を遷移させるには「立上げ」という
遷移過程を経れば到達する。又、図1から明らかなよう
に、焼却炉の運転状態には「休炉」、「定常」、「埋
火」、「消火」、「停電」及び「保安負荷運転」の6種
類があり、その遷移過程には「立上げ」、「再立上
げ」、「立下げ」、「埋火」、「非常停止」、「停止」
及び「保安負荷起動」の7種類がある。
【0010】7つの遷移過程の定義は、次の通りであ
る。
る。
【0011】「立上げ」平時の遷移過程である。「休
炉」から「定常」に運転状態を遷移させるもの、すなわ
ち、立上げを行なう系列に関する機器(全炉休炉からの
立上げの場合は共通系に関する機器を含む)を昇温、昇
圧曲線に基づいて、順次作動させ、炉出口温度が800
℃、ボイラ圧力が27kg/cm2gに達し、自動燃焼運転
に移行するまでの運転操作である。
炉」から「定常」に運転状態を遷移させるもの、すなわ
ち、立上げを行なう系列に関する機器(全炉休炉からの
立上げの場合は共通系に関する機器を含む)を昇温、昇
圧曲線に基づいて、順次作動させ、炉出口温度が800
℃、ボイラ圧力が27kg/cm2gに達し、自動燃焼運転
に移行するまでの運転操作である。
【0012】「立下げ」平時の遷移過程である。「定
常」から「休炉」に運転状態を遷移させるもの、すなわ
ち、立下げを行なう系列に関する機器(全炉休炉への立
下げの場合は共通系に関する機器を含む)を降温、降圧
曲線に基づいて、順次停止し、炉出口温度が100℃、
ボイラ圧力が大気圧になるまでの運転操作である。
常」から「休炉」に運転状態を遷移させるもの、すなわ
ち、立下げを行なう系列に関する機器(全炉休炉への立
下げの場合は共通系に関する機器を含む)を降温、降圧
曲線に基づいて、順次停止し、炉出口温度が100℃、
ボイラ圧力が大気圧になるまでの運転操作である。
【0013】「埋火」異常・故障発生時の遷移過程であ
る。「定常」又は「立上げ中」から「埋火」に運転状態
を遷移させるもの、すなわち、各種のトラブルにより定
常運転及び自動立上げ運転の継続が困難になったとき、
トラブルの発生した機器を復旧する間、降温曲線に基づ
いて徐々に焼却量を落とし、後燃焼炉内のごみの火だね
がなくならないよう、数時間程度、炉温を300℃以上
に保つための運転操作である。
る。「定常」又は「立上げ中」から「埋火」に運転状態
を遷移させるもの、すなわち、各種のトラブルにより定
常運転及び自動立上げ運転の継続が困難になったとき、
トラブルの発生した機器を復旧する間、降温曲線に基づ
いて徐々に焼却量を落とし、後燃焼炉内のごみの火だね
がなくならないよう、数時間程度、炉温を300℃以上
に保つための運転操作である。
【0014】「非常停止」異常・故障発生時の遷移過程
である。「定常」、「立上げ中」、「立下げ中」又は
「埋火」から「消火」に運転状態を遷移させるもの、す
なわち、重大な機器故障及び地震等の緊急事態が発生し
た場合、安全に炉の燃焼を停止するための運転操作であ
る。
である。「定常」、「立上げ中」、「立下げ中」又は
「埋火」から「消火」に運転状態を遷移させるもの、す
なわち、重大な機器故障及び地震等の緊急事態が発生し
た場合、安全に炉の燃焼を停止するための運転操作であ
る。
【0015】「保安負荷起動」異常・故障発生時の遷移
過程である。「停電」から「保安負荷運転」に運転状態
を遷移させるもの、すなわち、非常用ディーゼルが起動
し電圧が確立したのち保安負荷を順次起動する運転操作
である。
過程である。「停電」から「保安負荷運転」に運転状態
を遷移させるもの、すなわち、非常用ディーゼルが起動
し電圧が確立したのち保安負荷を順次起動する運転操作
である。
【0016】「再立上げ」異常・故障処理後の遷移過程
である。「立下げ中」から「定常」に運転状態を遷移さ
せるもの、すなわち、立下げ中、一旦停止した機器をサ
イド運転したい場合の運転操作である。又、「埋火」、
「消火」、又は「保安負荷運転」から「定常」に運転状
態を遷移させるもの、すなわち、異常、故障が復旧した
場合、再度立上げを開始し、定常運転に移行するまでの
運転操作である。
である。「立下げ中」から「定常」に運転状態を遷移さ
せるもの、すなわち、立下げ中、一旦停止した機器をサ
イド運転したい場合の運転操作である。又、「埋火」、
「消火」、又は「保安負荷運転」から「定常」に運転状
態を遷移させるもの、すなわち、異常、故障が復旧した
場合、再度立上げを開始し、定常運転に移行するまでの
運転操作である。
【0017】「停止」異常・故障処理後の遷移過程であ
る。「埋火」又は「消火」から「休炉」に運転状態を遷
移させるもの、すなわち、異常、故障が復旧せず、運転
の継続を断念せざるをえない場合、その状態から機器を
順次停止し、炉出口温度が100℃、ボイラ圧力が大気
圧になるまでの運転操作である。
る。「埋火」又は「消火」から「休炉」に運転状態を遷
移させるもの、すなわち、異常、故障が復旧せず、運転
の継続を断念せざるをえない場合、その状態から機器を
順次停止し、炉出口温度が100℃、ボイラ圧力が大気
圧になるまでの運転操作である。
【0018】図2はごみ焼却炉の「立上げ」、「再立上
げ」の際のサブシーケンスの種類の一部と各サブシーケ
ンスに含まれる個別シーケンスの種類の一部を表示する
ものであり、例えば「ごみ供給系立上げ」というサブシ
ーケンスには、「灰出装置運転」、「ストーカP運
転」、「回転炉メイン運転」、「ごみ投入開始」、「ご
み供給開始」が個別シーケンスとして含まれているとい
うことを意味する。
げ」の際のサブシーケンスの種類の一部と各サブシーケ
ンスに含まれる個別シーケンスの種類の一部を表示する
ものであり、例えば「ごみ供給系立上げ」というサブシ
ーケンスには、「灰出装置運転」、「ストーカP運
転」、「回転炉メイン運転」、「ごみ投入開始」、「ご
み供給開始」が個別シーケンスとして含まれているとい
うことを意味する。
【0019】図3は図2と同様の意味を表わすが、ごみ
焼却炉の運転状態が「立下げ」、「埋火」、「停止」の
ときにのみ使用できるグループ区分けである。後燃炉系
には図2の「立上げ」の場合には6種類の個別シーケン
スが含まれていたが、「立下げ」の場合、すなわち図3
では同系には2種類の個別シーケンスしか含まれていな
い。
焼却炉の運転状態が「立下げ」、「埋火」、「停止」の
ときにのみ使用できるグループ区分けである。後燃炉系
には図2の「立上げ」の場合には6種類の個別シーケン
スが含まれていたが、「立下げ」の場合、すなわち図3
では同系には2種類の個別シーケンスしか含まれていな
い。
【0020】図4及び図5は全体のシーケンス構成を示
し、図4は全系に属するメインシーケンス、図5は設備
系に属するサブシーケンス及び個別シーケンスを示して
いる。図4の「立上げ」、「立下げ」等の全系に属する
メインシーケンスが進行すれば図5のI設備系、II設備
系に該当するごみ供給系、通風煙道系…………等のサブ
シーケンスに信号を送る。それらのサブシーケンスは設
備系に含まれる「立上げ」、「立下げ」用のサブシーケ
ンスに含まれるA装置、B装置に該当する灰出装置、ス
トーカP…………等の個別シーケンスに信号を送る。さ
らに設備系に含まれる「立上げ」、「立下げ」用の例え
ばA装置に該当する灰出装置、B装置に該当するストー
カP等の個別シーケンスが進行し始め、その個別シーケ
ンスに含まれる実際の各機器に運転・停止の信号を送
る。これによって例えば各機器運転停止制御操作の欄に
記載のあるA装置に該当するスプレッダ、灰搬送コンベ
ヤ等、B装置に該当する油圧ポンプ等の起動停止が行な
われる。
し、図4は全系に属するメインシーケンス、図5は設備
系に属するサブシーケンス及び個別シーケンスを示して
いる。図4の「立上げ」、「立下げ」等の全系に属する
メインシーケンスが進行すれば図5のI設備系、II設備
系に該当するごみ供給系、通風煙道系…………等のサブ
シーケンスに信号を送る。それらのサブシーケンスは設
備系に含まれる「立上げ」、「立下げ」用のサブシーケ
ンスに含まれるA装置、B装置に該当する灰出装置、ス
トーカP…………等の個別シーケンスに信号を送る。さ
らに設備系に含まれる「立上げ」、「立下げ」用の例え
ばA装置に該当する灰出装置、B装置に該当するストー
カP等の個別シーケンスが進行し始め、その個別シーケ
ンスに含まれる実際の各機器に運転・停止の信号を送
る。これによって例えば各機器運転停止制御操作の欄に
記載のあるA装置に該当するスプレッダ、灰搬送コンベ
ヤ等、B装置に該当する油圧ポンプ等の起動停止が行な
われる。
【0021】次に、「休炉」から「定常」に運転状態を
遷移させる場合を例にとって、具体的な操作を説明す
る。
遷移させる場合を例にとって、具体的な操作を説明す
る。
【0022】まず、POCに設置されたCRTに総合運
転状態オプションキーをキーインし「総合運転状態」を
呼出す。休炉中の2号炉を運転する場合には総合運転状
態画面(図6)の2号炉をタッチキーインし、「2号炉
運転選択」画面(図7)を呼び出す。この画面で前記と
同様「立上げ」をタッチキーインする。これによりメイ
ンシーケンスの「立上げ」が進行し始め、途中事故がな
ければ「立上げ」の定義の通りの状態まで自動的に運転
され、「立上げ」完了時点で「立上げ完了」とアナウン
スされる。「立上げ」中に事故があれば、その事故の度
合によってアラーム、ガイダンスが適宜運転員に示され
るので、その情報により運転員が「埋火」又は「消火」
を選択すればその定義に従って「埋火」なり「消火」に
移行する。「埋火」、「消火」等の選択は上述の「立上
げ」の選択と同様にCRT画面のタッチキーにより行な
うことができる。さらに「埋火」から「再立上げ」を行
ないたいときも「立上げ」と同様の手順で操作すればよ
い。「立上げ」、「立下げ」、「再立上げ」、「埋
火」、「消火」とも、その定義の手続がすべて完了した
ら、CRT画面にガイダンス表示したり、アナウンスに
より、運転員に完了したことを知らせることができる。
転状態オプションキーをキーインし「総合運転状態」を
呼出す。休炉中の2号炉を運転する場合には総合運転状
態画面(図6)の2号炉をタッチキーインし、「2号炉
運転選択」画面(図7)を呼び出す。この画面で前記と
同様「立上げ」をタッチキーインする。これによりメイ
ンシーケンスの「立上げ」が進行し始め、途中事故がな
ければ「立上げ」の定義の通りの状態まで自動的に運転
され、「立上げ」完了時点で「立上げ完了」とアナウン
スされる。「立上げ」中に事故があれば、その事故の度
合によってアラーム、ガイダンスが適宜運転員に示され
るので、その情報により運転員が「埋火」又は「消火」
を選択すればその定義に従って「埋火」なり「消火」に
移行する。「埋火」、「消火」等の選択は上述の「立上
げ」の選択と同様にCRT画面のタッチキーにより行な
うことができる。さらに「埋火」から「再立上げ」を行
ないたいときも「立上げ」と同様の手順で操作すればよ
い。「立上げ」、「立下げ」、「再立上げ」、「埋
火」、「消火」とも、その定義の手続がすべて完了した
ら、CRT画面にガイダンス表示したり、アナウンスに
より、運転員に完了したことを知らせることができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、ごみ焼
却工場等の立上げ、立下げ時の不慮の事故に自由自在に
対応でき、かつその対応に要する時間が短いという甚大
な効果を有するものである。
却工場等の立上げ、立下げ時の不慮の事故に自由自在に
対応でき、かつその対応に要する時間が短いという甚大
な効果を有するものである。
【図1】本発明の実施例を示すごみ焼却炉の運転状況遷
移図である。
移図である。
【図2】ごみ焼却炉のメインシーケンス、サブシーケン
ス及び個別シーケンスの1例を示す説明図である。
ス及び個別シーケンスの1例を示す説明図である。
【図3】ごみ焼却炉のメインシーケンス、サブシーケン
ス及び個別シーケンスの他の1例を示す説明図である。
ス及び個別シーケンスの他の1例を示す説明図である。
【図4】全系に属するメインシーケンスの構成の1例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図5】設備系に属するサブシーケンス及び個別シーケ
ンスの構成の1例を示す説明図である。
ンスの構成の1例を示す説明図である。
【図6】POCに設置されたCRTの総合運転状態画面
の1例を示す説明図である。
の1例を示す説明図である。
【図7】POCに設置されたCRTのn号炉運転選択画
面の1例を示す説明図である。
面の1例を示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】工場を構成する機器、バルブ及び計器類を
複数のグループに区分けするとともに、直接それらのグ
ループの構成機器の駆動・停止、バルブの開閉及び計器
類の作動・停止を司る信号を送る制御系統を設け、さら
に該制御系統を司る制御系統を階層的に設けたことを特
徴とする工場の立上げ及び立下げ時における自動運転制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23456191A JPH0571716A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 工場の立上げ及び立下げ時における自動運転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23456191A JPH0571716A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 工場の立上げ及び立下げ時における自動運転制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0571716A true JPH0571716A (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=16972950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23456191A Pending JPH0571716A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 工場の立上げ及び立下げ時における自動運転制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0571716A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5135233A (ja) * | 1974-09-20 | 1976-03-25 | Hitachi Ltd |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP23456191A patent/JPH0571716A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5135233A (ja) * | 1974-09-20 | 1976-03-25 | Hitachi Ltd |
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---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970422 |