JPH0571688U - クーリングタワーにおける散水装置 - Google Patents

クーリングタワーにおける散水装置

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JPH0571688U
JPH0571688U JP1043792U JP1043792U JPH0571688U JP H0571688 U JPH0571688 U JP H0571688U JP 1043792 U JP1043792 U JP 1043792U JP 1043792 U JP1043792 U JP 1043792U JP H0571688 U JPH0571688 U JP H0571688U
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sprinkler
tank
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健次 森岡
修 佐野
暢宏 岡田
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日立冷熱株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却水の均一な散水分布を得て、クーリング
タワーの冷却能力向上を図る。 【構成】 上部散水槽１の底面に多数の散水孔１Ｈを穿
孔する。そしてこの上部散水槽１の下方の充填材２との
間に網状パイプ３を充填材２の頂面全体にわたって配設
する。これにより散水槽１の底面の散水孔１Ｈより滴下
する冷却水は、この網状パイプ３に衝突する。衝突した
冷却水はその衝突エネルギーにより微細に破砕され、か
つ、その衝突エネルギーの一部により周囲に拡散されて
下方の充填材２に向かって落下する。このため、冷却水
の散水が拡大され、分布が均一化されて同一容量のクー
リングタワーにおいても冷却能力が向上するものとな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案はクーリングタワーの冷却能力向上を図るため、冷却水の均一な散水分 布を得るようになした散水装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
クーリングタワーにおいて、タワー本体内に充填された充填材上方に上部散水 槽を設置し、熱交換され、かつ熱エネルギーをもった循環冷却水を、この上部散 水槽より充填材上に滴下させ、タワー本体内に吸引する大気と接触させて冷却す るようになしている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
充填材上に散水される冷却水はタワー全体に均一な、かつ微細化して散水する ほど、冷却能力が向上する。しかし、従来のクーリングタワーの散水は散水槽底 面に穿孔した多数の散水孔より充填材上に滴下させたり、またはこの散水槽直下 に散水板を設置して冷却水を振り分けるようにしている。この方法では冷却水を タワー本体全面にわたって均一に散水するにも限度がある。
【０００４】 本考案では容易な構成で、かつ均一な散水を可能とすることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するためになしたもので、底面に多数の散水孔を穿孔 した上部散水槽と、この下方の充填材との間に網状パイプを配設し、冷却水の均 一分布を図るようになしたことを要旨とする。
【０００６】
【作用】
散水槽と充填材との間に網状パイプ（ネットパイプ）を充填材頂面全体にわた って配設する。これにより散水槽底面の散水孔より滴下する冷却水は、この網状 パイプに衝突する。網状パイプに衝突した冷却水はその衝突エネルギーにより微 細に破砕されると共に、その衝突エネルギーの一部により周囲に拡散されて下方 の充填材に向かって落下する。このため、冷却水の散水が拡大され、分布が均一 化されて同一容量のクーリングタワーにおいても冷却能力が向上するものとなる 。
【０００７】
【実施例】
以下本考案クーリングタワーにおける散水装置を図示の実施例にもとづいて説 明する。 図において１はクリーリングタワー本体の上部に設置される上部散水槽で、こ の上部散水槽１内には図示省略されたが、熱交換されて熱エネルギーをもつ冷却 水が返却されるようになっている。そしてこの槽１の底面には望ましくはその全 面にわたって小さな散水孔１Ｈが多数穿孔され、循環してきて、上部散水槽に供 給された冷却水をこの小さな散水孔１Ｈより下方の充填材上方へ滴下せしめる。
【０００８】 上部散水槽１の下方位置にはタワー本体内に充填される充填材２が配置され、 散水槽よりこの充填材２上方に冷却水が散水滴下されるようになす。この場合、 冷却水が拡散され、均一に充填材全面にわたって拡散滴下するように網状パイプ ３（ネットパイプ）を配設する。
【０００９】 したがって上述の如く構成したクーリングタワーにおいて、循環される冷却水 は上部散水槽１に貯水され、散水槽に多数設けた小さな孔１Ｈを通過し、散水槽 直下に設けた網状パイプ３に当たり、更に下部の熱交換部である充填材に帯水し 、送風機により誘引された空気により冷却を促す。この網状パイプを設置するこ とにより、従来のように散水板にて生ずる不均一な散水がパイプを通過する水、 パイプを伝達する水に分かれ、均一な分布が得られ、散水効率が高まり、冷却能 力向上につながる。
【００１０】
【考案の効果】 本考案によれば、散水板を使ったときに生じる散水の不均一さを解消し、ネッ トパイプにより流水の拡散が大きくなり、充填材への散水の均一な分布を得るこ とができ、クーリングタワーの冷却能力が向上する利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案クーリングタワーにおける散水装置の要
部を示す断面図である。
【図２】公知例の説明図である。
【符号の説明】
１ 上部散水槽 １Ｈ 散水孔 ２ 充填材 ３ 網状パイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 底面に多数の散水孔を穿孔した上部散水
    槽と、この下方の充填材との間に網状パイプを配設し、
    冷却水の均一分布を図るようになしたクーリングタワー
    における散水装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5353164A (en) * 1976-10-22 1978-05-15 Hitachi Ltd Water pouring device for washing machine
JPS58120197A (ja) * 1982-01-12 1983-07-16 株式会社東芝 放射線遮蔽板

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58120197A (ja) * 1982-01-12 1983-07-16 株式会社東芝 放射線遮蔽板

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