JP2606732Y2 - クーリングタワーにおける散水装置 - Google Patents

クーリングタワーにおける散水装置

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JP2606732Y2
JP2606732Y2 JP1992010437U JP1043792U JP2606732Y2 JP 2606732 Y2 JP2606732 Y2 JP 2606732Y2 JP 1992010437 U JP1992010437 U JP 1992010437U JP 1043792 U JP1043792 U JP 1043792U JP 2606732 Y2 JP2606732 Y2 JP 2606732Y2
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water
pipe
filler
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cooling
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健次 森岡
修 佐野
暢宏 岡田
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株式会社日立空調システム
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クーリングタワーの冷
却能力向上を図るため、冷却水の均一な散水分布を得る
ようになしたクーリングタワーにおける散水装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】クーリングタワーにおいては、タワー本
体内に充填された充填材上方に上部散水槽を設置し、熱
交換され、かつ熱エネルギーをもった循環冷却水を、こ
の上部散水槽より充填材上に滴下させ、タワー本体内に
吸引する大気と接触させて冷却するようになしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】充填材上に散水される
冷却水は、タワー全体に均一に、かつ微細化して散水す
るほど冷却能力が向上する。従来のクーリングタワーの
散水は、散水槽底面に穿孔した多数の散水孔より、直接
充填材上に滴下させたり、又はこの散水槽直下に散水板
を設置して冷却水を振り分けるようにしている。しかし
ながら、これらの方法では冷却水をタワー本体全面にわ
たって均一に散水するにも限度がある。
【0004】本考案では、容易な構成で、かつ均一な散
水を可能とするクーリングタワーにおける散水装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案のクーリングタワーにおける散水装置は、底
面に多数の散水孔を穿孔した上部散水槽と、その下方に
配設した充填材との間に、全体を網体で構成したパイプ
(ネットパイプ)を配設し、散水孔より滴下する冷却水
が、前記パイプの表面に当たり、充填材に向けて拡散し
て落下するようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作 用】散水孔より滴下する冷却水が、全体を網体で
構成したパイプの表面に当たり、充填材に向けて拡散し
て落下するため、冷却水の散水が拡大され、分布が均一
化されて同一容量のクーリングタワーにおいても冷却能
力が向上する。
【0007】
【実施例】以下、本考案のクーリングタワーにおける散
水装置を図示の実施例に基づいて説明する。図において
1はクリーリングタワー本体の上部に設置される上部散
水槽で、この上部散水槽1には、熱交換されて熱エネル
ギーをもつ冷却水が流入するようになっている。そし
て、この上部散水槽1の底面には、望ましくはその全面
に亘って小さな散水孔1Hが多数穿孔されており、上部
散水槽1に供給された冷却水をこの小さな散水孔1Hよ
り下方へ滴下できるようになっている。
【0008】上部散水槽1の下方位置には、充填材2が
配置され、上部散水槽1に供給された冷却水を充填材2
に向けて落下するようにしている。
【0009】この場合において、上部散水槽1とその下
方に配設した充填材との間に、全体を網体で構成したパ
イプ3(ネットパイプ)を配設し、上部散水槽1の散水
孔1Hより滴下する冷却水が、パイプ3の表面に当た
り、充填材2に向けて拡散して均一に落下するようにす
る。
【0010】したがって、上述の如く構成したクーリン
グタワーにおいては、循環される冷却水は、上部散水槽
1に貯水され、上部散水槽1に多数設けた小さな孔1H
を通過し、上部散水槽1の直下に設けた全体を網体で構
成したパイプ3に当たり、更に下部の熱交換部である充
填材2に向けて落下し、送風機により誘引された空気に
より冷却が促される。この全体を網体で構成したパイプ
3を設置することにより、冷却水がパイプ3を通過する
水と、パイプ3の表面を伝達する水とに分かれ、従来の
散水板のように不均一な散水とならず、充填材2に向け
て拡散して均一な分布となって落下することにより、散
水効率が高まり、冷却能力の向上につながる。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば、全体を網体で構成した
パイプを設置することにより、冷却水をパイプを通過す
る水と、パイプの表面を伝達する水とに分けて、充填材
に向けて拡散して落下させることができる。これによ
り、充填材への散水の均一な分布を得ることができ、ク
ーリングタワーの冷却能力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のクーリングタワーにおける散水装置の
説明図である。
【図2】公知例の説明図である。
【符号の説明】
1 上部散水槽 1H 散水孔 2 充填材 3 全体を網体で構成したパイプ
フロントページの続き (72)考案者 岡田 暢宏 大阪府茨木市東太田4丁目5番11号 日 立冷熱株式会社茨木工場内 (56)参考文献 実開 昭54−155651(JP,U) 実開 昭60−28051(JP,U) 実開 昭58−26948(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 25/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に多数の散水孔を穿孔した上部散水
    槽と、その下方に配設した充填材との間に、全体を網体
    で構成したパイプを配設し、散水孔より滴下する冷却水
    が、前記パイプの表面に当たり、充填材に向けて拡散し
    て落下するようにしたことを特徴とするクーリングタワ
    ーにおける散水装置。
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JPS5353164A (en) * 1976-10-22 1978-05-15 Hitachi Ltd Water pouring device for washing machine
JPS58120197A (ja) * 1982-01-12 1983-07-16 株式会社東芝 放射線遮蔽板

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