JPH0571529B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0571529B2 JPH0571529B2 JP63200450A JP20045088A JPH0571529B2 JP H0571529 B2 JPH0571529 B2 JP H0571529B2 JP 63200450 A JP63200450 A JP 63200450A JP 20045088 A JP20045088 A JP 20045088A JP H0571529 B2 JPH0571529 B2 JP H0571529B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- light
- double
- diketone
- complex compound
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、2枚の板ガラス間に他の物質や機能
性材料等を介在させた複層ガラスに関する。
性材料等を介在させた複層ガラスに関する。
[従来の技術]
近年、ガラスの新しい用途として、外部から電
気的信号や刺激を与えると状態が変化する複層ガ
ラスが開発させている。透明から変色するものと
して、電圧を印加することによつて変色するエレ
クトロクロミツクを介在させた複層ガラス、ある
いは強い光が当たると変色するフオトクロミツク
ガラスが知られている。また、透明から不透明に
変化するものとして、液晶を挟み込み、電圧を印
加することによつて変化させる複層ガラスが知ら
れている。
気的信号や刺激を与えると状態が変化する複層ガ
ラスが開発させている。透明から変色するものと
して、電圧を印加することによつて変色するエレ
クトロクロミツクを介在させた複層ガラス、ある
いは強い光が当たると変色するフオトクロミツク
ガラスが知られている。また、透明から不透明に
変化するものとして、液晶を挟み込み、電圧を印
加することによつて変化させる複層ガラスが知ら
れている。
上記のように、外部から電気的信号や刺激を加
えることにより、透明な状態から他の状態(不透
明や着色)に変化する複層ガラスは研究・開発さ
れているが、外部より刺激を加えることにより、
透明な状態から発光する複層ガラスは未だない。
部分的に光るガラスとしては、板ガラス表面に螢
光塗料を塗布し、外部から励起光を照射させるこ
とにより螢光塗料を発光させるものがある。しか
し、螢光塗料が不透明である為に、板ガラスに白
い(着色したものもある)塗料で描かれた状態に
なり、塗布された部分の透光性は損なわれる。
えることにより、透明な状態から他の状態(不透
明や着色)に変化する複層ガラスは研究・開発さ
れているが、外部より刺激を加えることにより、
透明な状態から発光する複層ガラスは未だない。
部分的に光るガラスとしては、板ガラス表面に螢
光塗料を塗布し、外部から励起光を照射させるこ
とにより螢光塗料を発光させるものがある。しか
し、螢光塗料が不透明である為に、板ガラスに白
い(着色したものもある)塗料で描かれた状態に
なり、塗布された部分の透光性は損なわれる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、ガラスの透明度を維持し
ながら発光する、言い換えれば、発光してもガラ
スの透明度が変らない複層ガラスを提供すること
にある。
の目的とするところは、ガラスの透明度を維持し
ながら発光する、言い換えれば、発光してもガラ
スの透明度が変らない複層ガラスを提供すること
にある。
上記課題を解決するため、本発明に係る複層ガ
ラスは、透光性を有する2枚の板ガラスとスペー
サによつて形成された密閉空間に、金属とβ−ジ
ケトンとの有機金属錯体化合物の溶液からなる発
光体を封入したことを特徴とするものであり、透
光性を有する2枚の板ガラス間に、近紫外線を透
過する透明樹脂に金属とβ−ジケトンとの有機金
属錯体化合物を混入した発光体を介在させたこと
を特徴とするものである。
ラスは、透光性を有する2枚の板ガラスとスペー
サによつて形成された密閉空間に、金属とβ−ジ
ケトンとの有機金属錯体化合物の溶液からなる発
光体を封入したことを特徴とするものであり、透
光性を有する2枚の板ガラス間に、近紫外線を透
過する透明樹脂に金属とβ−ジケトンとの有機金
属錯体化合物を混入した発光体を介在させたこと
を特徴とするものである。
〔作用〕
上記構成の複層ガラスに、外部から励起光とし
て近紫外線を照射することにより、ガラスの透明
度を維持したままで発光体が発光する。
て近紫外線を照射することにより、ガラスの透明
度を維持したままで発光体が発光する。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図で、透
明な2枚の板ガラス1,1′とスペーサ2によつ
て形成された密閉空間には、金属とβ−ジケトン
との錯体化合物の溶液からなる発光体3が封入さ
れている。
明な2枚の板ガラス1,1′とスペーサ2によつ
て形成された密閉空間には、金属とβ−ジケトン
との錯体化合物の溶液からなる発光体3が封入さ
れている。
なお、本実施例においては、有機金属錯体化合
物の溶液として、金属にユウロピウム(Eu)、有
機物にβ−ジケトンのC5H2F6O2(1,1,1,
5,5,5−Hexafluoro−2,4−
pentanedione)、溶剤にアセトン(CH3COCH3)
を用いた。また、板ガラス1,1′は、ガラス以
外の透光性を有する物質で成形されたものでもよ
い。
物の溶液として、金属にユウロピウム(Eu)、有
機物にβ−ジケトンのC5H2F6O2(1,1,1,
5,5,5−Hexafluoro−2,4−
pentanedione)、溶剤にアセトン(CH3COCH3)
を用いた。また、板ガラス1,1′は、ガラス以
外の透光性を有する物質で成形されたものでもよ
い。
このように構成された複層ガラスに、外部から
励起光として、第3図に示すような発光スペクト
ル分布を有するブラツクライトで照射することに
より、3価のユウロピウム(Eu3+)特有の発光
である612nm付近にピーク波長を持つ赤色の光
が発せられる。その発光スペクトル分布を第4図
に示す。なお、第3図および第4図において、横
軸は波長(nm)を、縦軸は発光の相対強度をそ
れぞれ示す。
励起光として、第3図に示すような発光スペクト
ル分布を有するブラツクライトで照射することに
より、3価のユウロピウム(Eu3+)特有の発光
である612nm付近にピーク波長を持つ赤色の光
が発せられる。その発光スペクトル分布を第4図
に示す。なお、第3図および第4図において、横
軸は波長(nm)を、縦軸は発光の相対強度をそ
れぞれ示す。
なお、発光色については、上記金属にテルビウ
ム(Tb)を用いることにより、546nm近辺に発
光スペクトルのピークを持つ緑色の発光が得られ
る。また、励起光としてはブラツクライトに限定
されず、近紫外線領域(波長300nm〜380nm)
の発光をするものであればどのようなものでもよ
い。その場合には、β−ジケトンの種類を変える
ことにより、その励起光に対する最適の組み合わ
せを得ることができる。
ム(Tb)を用いることにより、546nm近辺に発
光スペクトルのピークを持つ緑色の発光が得られ
る。また、励起光としてはブラツクライトに限定
されず、近紫外線領域(波長300nm〜380nm)
の発光をするものであればどのようなものでもよ
い。その場合には、β−ジケトンの種類を変える
ことにより、その励起光に対する最適の組み合わ
せを得ることができる。
次に、本発明の異なる実施例を説明する。第2
図はその断面図で、透明な2枚の板ガラス1,
1′間に、金属とβ−ジケトンとの錯体化合物を
近紫外線を透過する透明樹脂に混入した(練り込
んだ)発光体4を介在させたものである。このよ
うに構成しても、上記実施例と同様の効果が得ら
れ、強度的には上記実施例より優れている。
図はその断面図で、透明な2枚の板ガラス1,
1′間に、金属とβ−ジケトンとの錯体化合物を
近紫外線を透過する透明樹脂に混入した(練り込
んだ)発光体4を介在させたものである。このよ
うに構成しても、上記実施例と同様の効果が得ら
れ、強度的には上記実施例より優れている。
なお、本発明は上記各実施例に限定されない。
例えば、上記実施例では平板状のものについて述
べたが、この平板を組み合わせて構成したもので
もよく、また、第1図及び第2図に示すような多
層構成が形成できるものであればどのようなもの
でもよい。さらに、層数も3層に限るものではな
い。
例えば、上記実施例では平板状のものについて述
べたが、この平板を組み合わせて構成したもので
もよく、また、第1図及び第2図に示すような多
層構成が形成できるものであればどのようなもの
でもよい。さらに、層数も3層に限るものではな
い。
本発明は上記のように、複層ガラスの中間層に
金属とβ−ジケトンとの有機金属錯体化合物の溶
液からなる発光体を、あるいは透明樹脂にβ−ジ
ケトンとの有機金属錯体化合物を混入した発光体
を用いることにより、ガラスの透明度を維持した
まま、外部より刺激(励起光)を与えることによ
つて発光する複層ガラスを提供することができ
る。
金属とβ−ジケトンとの有機金属錯体化合物の溶
液からなる発光体を、あるいは透明樹脂にβ−ジ
ケトンとの有機金属錯体化合物を混入した発光体
を用いることにより、ガラスの透明度を維持した
まま、外部より刺激(励起光)を与えることによ
つて発光する複層ガラスを提供することができ
る。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2
図は本発明の異なる実施例を示す断面図、第3図
は本発明に用いたブラツクライトの発光スペクト
ル分布図、第4図は第1図に示す実施例をブラツ
クライトで照射したときの発光スペクトル分布図
である。 1,1′……板ガラス、2……スペーサ、3,
4……発光体。
図は本発明の異なる実施例を示す断面図、第3図
は本発明に用いたブラツクライトの発光スペクト
ル分布図、第4図は第1図に示す実施例をブラツ
クライトで照射したときの発光スペクトル分布図
である。 1,1′……板ガラス、2……スペーサ、3,
4……発光体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 透光性を有する2枚の板ガラスとスペーサに
よつて形成された密閉空間に、金属とβ−ジケト
ンとの有機金属錯体化合物の溶液からなる発光体
を封入したことを特徴とする複層ガラス。 2 透光性を有する2枚の板ガラス間に、近紫外
線を透過する透明樹脂に金属とβ−ジケトンとの
有機金属錯体化合物を混入した発光体を介在させ
たことを特徴とする複層ガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63200450A JPH0248443A (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 複層ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63200450A JPH0248443A (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 複層ガラス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0248443A JPH0248443A (ja) | 1990-02-19 |
JPH0571529B2 true JPH0571529B2 (ja) | 1993-10-07 |
Family
ID=16424506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63200450A Granted JPH0248443A (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 複層ガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0248443A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19507732A1 (de) * | 1995-03-07 | 1996-09-12 | Hoechst Ag | Transparentes Bauelement, enthaltend mindestens eine faserverstärkte Aerogelplatte und/oder -matte |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6265957A (ja) * | 1985-09-13 | 1987-03-25 | Nissan Motor Co Ltd | フオトクロミツク性を有する遮光ガラス |
-
1988
- 1988-08-10 JP JP63200450A patent/JPH0248443A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6265957A (ja) * | 1985-09-13 | 1987-03-25 | Nissan Motor Co Ltd | フオトクロミツク性を有する遮光ガラス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0248443A (ja) | 1990-02-19 |
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