JPH0617158Y2 - 保管容器 - Google Patents

保管容器

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JPH0617158Y2
JPH0617158Y2 JP1987176496U JP17649687U JPH0617158Y2 JP H0617158 Y2 JPH0617158 Y2 JP H0617158Y2 JP 1987176496 U JP1987176496 U JP 1987176496U JP 17649687 U JP17649687 U JP 17649687U JP H0617158 Y2 JPH0617158 Y2 JP H0617158Y2
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純治郎 岩元
哲郎 塚田
祥一 土屋
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、液晶調光体等の面状調光体を使用した保管容
器に関するものである。
[従来の技術] 従来から、冷蔵庫、タンス等の保管容器の内部を保管容
器の戸を開けずに見たいという要求があった。このよう
な保管容器の内部を戸を開けずに見るためには、保管容
器に窓を形成し、この窓から内部を見るという構造があ
る。
しかし、このように窓を設けた構造では、常に内部が見
えてしまうという問題点があった。このため、カーテン
を設けたり、さらに遮光性の窓を併用することもあった
が、デザイン的に制約を生じ、あまり見栄えのするもの
ではなかった。
一方、近年、液晶を用いた表示素子が多く使用され、こ
のような液晶を用いて光の透過率を制御する調光体も提
案されている。
このような調光体を保管容器に組み合せることにより、
余分の戸やカテーンというような付属物を設けずに、必
要な時のみ保管容器の内部を見ることができるようにな
る。
[考案の解決しようとする問題点] しかし、このように調光体を保管容器に組み合せても、
単に内部が見えたり、見えなかったりするのみであり、
意匠的にはまだ不十分なものであった。
このため、調光体と色素またはカラーフィルターを組み
合せて、色を付けることも提案されているが、意匠的に
は今一つとうものであった。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、前述の課題を解決すべくなされたものであ
り、透明電極付の基板間に電気光学媒体を挟持し、電界
によってその光の透過状態を抑制する面状調光体を使用
した保管容器において、面状調光体は光硬化性化合物と
液晶物質との混合物から光によって硬化物のマトリック
スと液晶とに相分離され、液晶と硬化物との屈折率の差
を利用して透明状態と散乱状態とを制御する液晶調光体
として形成され、かつ、容器内部に点滅可能なカラー光
源が設けられたことを特徴とする保管容器を提案するも
のである。
本考案では、面状調光体を設けているため、必要な時の
み保管容器の内部を見ることができるとともに、保管容
器内部に所望の色のカラー光源を配置しているため、こ
のカラー光源の点滅と、液晶調光体の透過率の変化とを
組み合せることにより、色彩感に富んだカラフルな意匠
変化を見せる保管容器を容易に得ることができる。
本考案の保管容器は、通常は内部が見えないかまたは見
えにくく、必要に応じて内部を見ることができることが
要望されるものに適用される。特に、冷蔵庫、冷凍庫、
温蔵庫等の保管庫に適している。この外、本箱、タン
ス、衣料品収納庫、医療品収納庫、工具収納庫、部品収
納庫、床下収納庫等各種収納庫にも適用できる。
また、保管容器に面状調光体を設ける部分としては、
戸、天板、壁等があるが、意匠上では戸に設けることが
最も適している。
本考案の面状調光体は、電界の印加によってその光の透
過状態を制御することができるような液晶等の電気光学
媒体を一対の透明電極付の基板間に挟持した面状の調光
体が使用できる。この透過状態の変化とは、透明状態と
散乱状態との間で変化するもの、色の変化するもの、光
の透過率が変化するもの等があり、いずれも適用でき
る。
中でも、透明状態と散乱状態との間で変化するものがカ
ラフルな点で好ましい。
カラー光源としては、LED、EL、特定色の蛍光管の
ように色光源を用いてもよいし、白色光源にカラーフィ
ルターを組み合わせた色光源を用いても良い。
また、カラー光源に色電球を使用した場合には、美観の
点から内部のフィラメントが直接見えるものよりも、ス
リガラス状の散乱機能を有するものの方が好ましい。
さらに好ましくは、面状調光体とカラー光源との間に光
を散乱させる手段、例えば、微細な凹凸を有する散乱
板、白色板、スリガラス板等を設置したものが美観の点
で良い。
第1図は、本考案の基本的な保管容器の例の断面図であ
る。
第1図において、1は保管容器、2はその保管容器の
扉、3は扉に設けられた面状調光体、4はカラー光源を
示している。
この面状調光体3として、透明状態と散乱状態との間で
変化する面状調光体を使用した場合とは、面状調光体が
透明の状態で内部が見え、カラー光源を点灯することに
よりその色でクリヤーに内部が見えることとなる。ま
た、面状調光体が散乱状態とされた場合には、カラー光
源を点灯しない状態では表側からは散乱による白濁状態
となり白濁して見え、カラー光源を点灯した状態では、
その色に着色した白濁状態となり、その色が濁って見え
ることとなる。
これにより、外部に光源がない場合には3種類の状態に
変化し、外部に光源がある場合には4種類の状態に変化
することとなり、その色度の変化が大きいため、意匠性
に優れたものとなる。
第2図は、面状調光体にカラーフィルターを併設した本
考案の他の例の断面図であり、よりカラフルな意匠が得
られる。
第2図において、11は保管容器、 12はその保管容器の
扉、13は扉に設けられた面状調光体、14はカラー光源、
15はこの面状調光体13の内側に密着して設けられたカラ
ーフィルターを示している。
この面状調光体13として、透明状態と散乱状態との間で
変化する面状調光体を使用した場合には、面状調光体が
透明の状態ではカラーフィルターによる色で内部が見
え、カラー光源を点灯することによりそのカラーフィル
ターの色とカラー光源の色との混合でクリヤーに内部が
見えることとなる。また、面状調光体が散乱状態とされ
た場合には、カラー光源を点灯しない状態では表側から
は散乱による白濁状態となり内側のカラーフィルターの
色がある程度混って濁って見え、カラー光源を点灯した
状態では、そのカラーフィルターの色とカラー光源の色
との混色に着色した白濁状態となり、その色が濁って見
えることとなる。
このカラーフィルターを面状調光体に密着させずに数cm
程度離して配置した場合には、面状調光体が散乱状態に
あるときには、このカラーフィルターの色は認識されに
くいため、ほとんど白に見えることとなる。
特に、カラーフィルターの色が淡い色である場合には、
カラー光源の色が強調されて、ほとんどカラー光源の色
となる。このため、色の変化が大きく見える。この場
合、面状調光体が白濁状態であり、カラー光源が消えて
いる状態から、面状調光体が透明状態に、カラー光源が
点灯している状態に同時に変化させると、その変化が著
しく、見る人への衝撃が強くなるため、意匠性から見て
好ましい使用法となる。
このカラーフィルターとしては、面状のカラーフィルタ
ーであれば良く、フィルム又はガラスを染色、印刷、蒸
着等で着色したフィルムやガラス等が使用できる。ま
た、面状調光体に密着して使用される場合には、面状調
光体の基板を兼用しても良い。
第3図は、面状調光体にカラーフィルターを併設した本
考案の他の例の断面図であり、よりカラフルな意匠が得
られる。
第3図において、21は保管容器、22はその保管容器の
扉、23は扉に設けられた面状調光体、24はカラー光源、
25はこの面状調光体23の外側に密着して設けられたカラ
ーフィルターを示している。
この場合には、直接カラーフィルターが見えるため、よ
り色度が上がる。
この面状調光体23として、透明状態と散乱状態との間で
変化する面状調光体を使用した場合には、面状調光体が
透明の状態では第2図の例と同様に、カラーフィルター
による色で内部が見え、カラー光源を点灯することによ
りそのカラーフィルターの色とカラー光源の色との混色
でクリヤーに内部が見えることとなる。また、面状調光
体が散乱状態とされた場合には、カラー光源を点灯しな
い状態では表側からはカラーフィルターを通して背後の
白濁状態が見え、カラー光源を点灯した状態では、その
カラーフィルターの色とカラー光源の色との混色に着色
した白濁状態が見えることとなる。
このカラーフィルターと組み合せる代りに、面状調光体
に色素を添加して、色素の色とカラー光源の色との組み
合わせによる意匠性の向上を行うこともできる。
さらに、電気光学媒体として液晶を使用し、色素とし
て、2色性色素を使用した場合には、電圧の印加状態に
よって、色素自体の色が変化し、単なる色素を使用した
場合より、意匠性の自由度が高くなる。
本考案の面状調光体としては、電気光学媒体として液晶
を使用し、電界の印加によってその光の透過状態を制御
する液晶調光体が特に適している。
特に、液晶と硬化性化合物のマトリックスとの組み合わ
せによる調光体が、透明状態と散乱状態との間で変化
し、大面積の液晶調光体を容易に製造できるため好まし
い。
これには、液晶がマイクロカプセルに封入されたものや
樹脂の多孔質マトリックス中に液晶が含浸されたような
ものがあり、電界の印加状態によって、液晶の屈折率と
硬化性化合物のマトリックスとの屈折率が一致したり、
一致しなかったりして、透過状態と散乱状態との変化が
得られるものである。
このような液晶調光体としては、次のようなものが特に
好ましい。
即ち、得られる硬化物の屈折率が、使用する液晶物質の
常光屈折率(no)あるいは異常光屈折率(ne)のいずれかと
一致するように選ばれた硬化性を有する化合物及び液晶
物質の溶解物またはラテックスを一対の基板間に保持
し、硬化性化合物を硬化させて液晶物質と硬化物との相
分離を固定化して独立した液泡中に液晶が封入されたマ
イクロカプセル状のものや、液泡自体が連通している多
孔質マトリックス状のものがある。
前述のように、この液晶中に2色性色素や単なる色素を
添加しても良いし、硬化性化合物として着色したものを
使用しても良い。
この液晶調光体を製造する際、調製する硬化性化合物と
液晶物質との混合物は液状であっても粘稠物であっても
均一に溶解または分散していれば良く、素子の製造方法
によって最適なものを選べば良い。
このような液晶と硬化性化合物のマトリックスによる液
晶を使用することにより、大面積にしても、上下の透明
電極が短絡する危険性がなく、かつ、通常のツイストネ
マチック型の表示素子のように配向や基板間隙を厳密に
制御する必要もなく、大面積を有する液晶調光体を極め
て生産性良く製造できる。
さらに、調製する硬化性化合物と液晶物質との混合物が
均一に溶解している物を使用することにより、2枚の透
明電極付基板の接着も同時に可能となり、周辺シールが
不要となるという利点も有する。
具体的には、ITO(In2O3-SnO2)、SnO2等の透明電極付
のガラス、プラスチック等の基板を相対向するように配
して周辺をシールしたセルには、液状で注入した方が一
般に便利であり、透明電極付のガラス、プラスチック等
の基板に塗布し、対向する基板を重ね合わせようとする
場合には、一般に粘稠状態の方が便利である。
基板間ギヤップは、2〜100μmにて動作することがで
きるが、印加電圧、オン・オフ時のコントラストを配慮
すれば、5〜40μmに設定することが適当である。
この液晶調光体は、基板がプラスチックや薄いガラスの
場合にさらに保護のためにプラスチックやガラス等の保
護板を積層したり、基板を強化ガラス、合せガラス、線
入ガラス等にしてもよい等種々の応用が可能である。
また、基板としてプラスチック基板を使用して液晶調光
体とし、電極取り出し線を付けて、これを液晶調光体よ
りもやや大きい2枚のガラス基板間にポリビニルブチラ
ール膜等の接着性材料層を介して狭持して、加熱又は光
照射により、接着性材料層を硬化させて、液晶調光体と
ガラス板とを一体化し合せガラス状の液晶調光体として
使用することもできる。
この液晶調光体を製造するには、所望の形状の基板を2
枚準備して、これを組合せて調光体を製造してもよい
し、連続プラスチックフィルム基板を使用したり、長尺
ガラス基板を用いて製造し、後で切断する方式で製造し
てもよい。
上記の図面の説明においては、面状調光体を扉として使
用した例について説明したが、扉に限られるものではな
く、壁、天板等に適用しても良いし、全面に適用しても
良い。
本考案は、この外、他のカラーフィルター、赤外線カッ
トフィルター、紫外線カットフィルター等を積層した
り、一部の裏面に鏡を積層したり、一部の電極にパター
ニングを行い数値表示や大型の表示に使用したりする等
種々の応用が可能なものである。
[実施例] 以下、参考例と実施例とにより、本考案を具体的に説明
する。
参考例1 面状調光体として、300mm×300mmのIn2O3-SnO2(IT
O)付のポリエチレンテレフタレートフィルムを使用
し、その間に誘電率異方性が正のネマチック液晶(BD
H社製E−8)をポリビニルアルコールマイクロカプセ
ルに封入したものを挟持するようにした。基板間隙は25
μmとした。これをガラス板に貼り付けして補強した。
この面状調光体を、第1図に示すように内部に30Wの縁
色の色電球を取り付けた内容積が50cm立方の保管容器の
扉に取り付けた。
この保管容器は、色電球と面状調光体とに電圧を印加し
ない状態では、面状調光体が白濁して見えて、保管容器
の内部を見ることができなかった。次いで、色電球と面
状調光体とに100V、50Hzの交流電圧を印加した状態で
は、鮮やかな縁色となり、面状調光体が透明となって保
管容器の内部を見ることができた。
参考例2 赤色顔料を、0.5%混入した外は参考例1と同様にして
面状調光体を製造して、保管容器の扉に取り付けた。
この保管容器は、色電球と面状調光体とに電圧を印加し
ない状態では、面状調光体が白濁して淡いピンク色に見
えて、保管容器の内部を見ることができなかった。次い
で、色電球と面状調光体とに、100V、50Hzの交流電圧
を印加した状態では、深い紫色となり、面状調光体が透
明となって保管容器の内部を見ることができた。
参考例3 参考例1の面状調光体を使用し、第2図に示すように赤
色のカラーフィルターを面状調光体の内側に密着させ、
内部に黄色の色電球を付けた扉を有する保管容器を製造
した。
この保管容器は、色電球と面状調光体とに電圧を印加し
ない状態では、不透明な白濁した淡いピンク色に見え、
100V、50Hzの交流電圧を印加した状態では、鮮やかな
橙色となり、面状調光体が透明となって保管容器の内部
を見ることができた。
参考例4 参考例1の面状調光体を使用し、第3図に示すように赤
色のカラーフィルターを面状調光体の外側に密着させ、
内部に青色の色電球を付けた扉を有する保管容器を製造
した。
この保管容器は、色電球と面状調光体とに電圧を印加し
ない状態では、面状調光体が赤色のカラーフィルターで
覆われているため、赤色で不透明であるが、100V、50H
zの交流電圧を印加した状態では、深い紫色となり、面
状調光体が透明となって保管容器の内部を見ることがで
きた。
実施例1〜4 基板のフィルムとして、巾300mmの長尺のIn2O3-SnO
2(ITO)付のポリエチレンテレフタレートフィルム
を使用し、その上に誘電率異方性が正のネマチック液晶
(BDH社製E−8)にアクリル系光硬化性樹脂を溶解
し、基板間隙を制御するための直径約20μmの樹脂粒子
スペーサーを混入した溶液を供給し、もう1枚の同じ巾
のITO付のポリエチレンテレフタレートフィルムを重
ね合せ、紫外線を照射して樹脂を硬化させ、樹脂の多孔
質のマトリックス中に液晶が分散されている構造の面状
調光体を製造した。
その後、この面状調光体を長さ30cmで切断して、参考例
1〜4と同様にして扉に取り付け、保管容器を製造し
た。
これらの保管容器は参考例1〜4と同様の変化をした。
さらに、これらの面状調光体を2枚のガラス板の間に2
枚の紫外線吸収剤入のポリビニルブチラール膜を介して
挟持し、オートクレーブ内で加熱加圧して一体化させ
た。
このようにして一体化された面状調光体は、外圧に対し
て安全であり、信頼性も高いものであった。
また、接着性材料層を紫外線吸収剤入のポリビニルブチ
ラール膜とすることにより、調光体の耐久性が向上し
た。
実施例5〜8 実施例1のITO付のポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上に、アクリル系光硬化性樹脂と液晶の溶液を供給
し、ITO付のポリエチレンテレフタレートフィルムを
重ね合せた。
次いで、アクリル系光硬化性樹脂を硬化させる際に、そ
の一部に特定のパターンの開口部を有するマスクを重ね
て、対向した電極間に100V、50Hzの電圧を印加しつつ
紫外線を照射し、次いで、マスクを取り去り、対向した
電極間に電圧を印加せずに再度紫外線を照射して硬化さ
せた。
この結果、マスクの開口部に対応する部分は、電圧の印
加の有無にかかわらず常に透明であり、マスクされてい
た部分は、電圧を印加しない時には白濁状態であって、
100V、50Hzの電圧を印加した時には透明である面状調
光体が得られた。
この面状調光体を参考例、1〜4と同様にして扉に取り
付け、保管容器を製造した。
これらの保管容器は、特定の固定パターンを電極をパタ
ーニングすること無しに表示でき、常に透明な部分を有
している外は、参考例1〜4と同様の変化をした。
[考案の効果] 以上の如く、本考案は新規は保管容器を提供するもので
あり、従来に比してよりカラフルな保管容器を得ること
ができる。特に、電界により透過状態と散乱状態とを切
替可能な面状調光体とカラー光源とカラーフィルターと
の組み合わせでは、保管容器の内部の透過不透過の外、
色を異なる2色に切り替えることもでき、ファッション
性が極めて高いものである。
また、本考案で使用する面状調光体を、液晶と硬化性化
合物のマトリックスとの組み合わせによる屈折率の差を
利用した調光体とすることにより、液晶を使用していて
も、偏光板を必要としなく、透過状態での透過率が低く
なり暗くなりすぎるという欠点もなく、生産性が高いと
いう利点も有する。このようなタイプの面状調光体は、
連続生産にも容易に適用でき、一旦製造した後、所望の
サイズに切断して使用することも容易にでき、多品種の
保管容器を製造するにも適している。
本考案は、保管容器の扉、壁、天板等に適用可能であ
り、その面全面に適用しても良いし、その面の一部に適
用しても良く、部分的に表示素子を形成したり、製品
名、会社名、マーク、数字、その他種々の固定表示等を
設けることも可能であり、これらの外、本考案の効果を
損しない範囲内で種々の応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の基本的は例の断面図であり、第2図
及び第3図は、カラーフィルターを併用した本考案の他
の例の断面図である。 保管容器:1、11、21 扉:2、12、22 面状調光体:3、13、23 カラー光源:4、14、24 カラーフィルター:15、25

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明電極付の基板間に電気光学媒体を挟持
    し、電界によってその光の透過状態を制御する面状調光
    体を使用した保管容器において、面状調光体は光硬化性
    化合物と液晶物質との混合物から光によって硬化物のマ
    トリックスと液晶とに相分離され、液晶と硬化物との屈
    折率の差を利用して透明状態と散乱状態とを制御する液
    晶調光体として形成され、かつ、容器内部に点滅可能な
    カラー光源が設けられたことを特徴とする保管容器。
  2. 【請求項2】面状調光体のいずれかの面近傍にカラーフ
    ィルターが配置された実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の保管容器。
  3. 【請求項3】硬化物が光硬化性樹脂の硬化物からなる実
    用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載の保管容
    器。
  4. 【請求項4】硬化物のマトリックスが網目状の多孔質体
    を形成しており、その空間に液晶が充填されている実用
    新案登録請求の範囲第1項〜第3項のいずれか一項記載
    の保管容器。
  5. 【請求項5】硬化物のマトリックスがほぼマイクロカプ
    セルを形成しており、そのカプセル空間に液晶が充填さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項〜第3項のいず
    れか一項記載の保管容器。
  6. 【請求項6】液晶調光体が色素を含有している実用新案
    登録請求の範囲第1項〜第5項のいずれか一項記載の保
    管容器。
  7. 【請求項7】液晶調光体とカラー光源との間に光を散乱
    させる手段が設置された実用新案登録請求の範囲第1項
    〜第6項のいずれか一項記載の保管容器。
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JP2009066221A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機の電飾役物
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