JPH0571481U - 緩衝装置 - Google Patents

緩衝装置

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JPH0571481U
JPH0571481U JP2039092U JP2039092U JPH0571481U JP H0571481 U JPH0571481 U JP H0571481U JP 2039092 U JP2039092 U JP 2039092U JP 2039092 U JP2039092 U JP 2039092U JP H0571481 U JPH0571481 U JP H0571481U
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JP
Japan
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coil spring
rubber
elastic body
shock absorber
compressed
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Application number
JP2039092U
Other languages
English (en)
Inventor
栄一 松田
Original Assignee
エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルスプリング1とゴム状弾性体6を組み
合わせた緩衝装置について、入力荷重の大きさに合わせ
てバネ定数を変化させ、入力荷重の大きさにあった適切
な緩衝効果を発揮させる。またゴム状弾性体6の耐久性
を向上させる。 【構成】 荷重が入力してコイルスプリング1が縮んだ
ときにゴム状弾性体6を被圧縮部7の厚さtの厚い部分
から薄い部分にかけて徐々にコイルスプリング1により
圧縮し、圧縮される部分を徐々に増やして、この過程に
おいてバネ特性を変化させる。またコイルスプリング1
に両端面2,3を設け、ゴム状弾性体6の被圧縮部7に
接触面8を設けて、広い面積に亙って被圧縮部7を圧縮
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、緩衝装置の改良に関する。本考案の緩衝装置は例えば防振支持マウ ントまたは緩衝ストッパとして用いられる。
【0002】
【従来の技術】
従来から、コイルスプリングとゴム状弾性体を組み合わせた緩衝装置として実 開昭61−168338号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこの従来技術には、ゴム状弾性体が筒体形に成形されてこのゴム 状弾性体の中にコイルスプリングが埋め込まれているために当該緩衝装置に荷重 が入力してコイルスプリングとゴム状弾性体が徐々に縮んでいく過程においてバ ネ特性が一定であるという性質があり、このため例えば微振動等の荷重の小さな ものを柔らかく受け止め、衝撃等の荷重の大きなものを硬く受け止めるといった 使い分けをすることができない問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され たものであって、この目的を達成するため、請求項1に示すように、コイルスプ リングにコイル状のゴム状弾性体が接着されており、前記コイルスプリングが縮 んだときに前記ゴム状弾性体が前記コイルスプリングにより圧縮せしめられる緩 衝装置であって、前記ゴム状弾性体の被圧縮部の厚さが中心線の方向に沿って徐 々にまたは段階的に変えられている緩衝装置を提供する。 また請求項2に示すように、請求項1の緩衝装置において、コイルスプリング が中心線と直交する向きの両端面ならびに中心線と平行な内径面および外径面を 有してその断面形状を矩形とされており、前記ゴム状弾性体が前記コイルスプリ ングの一端面、内径面および外径面に接着されており、前記被圧縮部に前記コイ ルスプリングの両端面と平行な接触面が設けられていることを特徴とする緩衝装 置を提供する。
【0005】
【作用】
請求項1に係る緩衝装置に荷重が入力してコイルスプリングが徐々に縮むとゴ ム状弾性体が被圧縮部の厚さの厚い部分から薄い部分にかけて徐々にコイルスプ リングにより圧縮されて、圧縮される部分が徐々に増えていき、この過程におい てバネ特性が変化する。請求項2に係る緩衝装置はこの作用を踏まえた上で、ゴ ム状弾性体の耐久性を向上させたものである。
【0006】
【実施例】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【0007】 図1は当該緩衝装置の自由状態を示している。鋼線を巻いてコイルスプリング 1が形成され、このコイルスプリング1にコイル状のゴム状弾性体6が加硫接着 されている。ゴム状弾性体6はその全長に亙ってコイルスプリング1が縮んだと きに該コイルスプリング1により圧縮される被圧縮部7を有しており、この被圧 縮部7の厚さtが中心線0の方向に沿って徐々に変えられている。すなわち被圧 縮部7は図上上端において最も薄く、ここから徐々に厚くなって図上下端におい て最も厚くなっている。 コイルスプリング1は中心線0と直交する向きの両端面2,3ならびに中心線 0と平行な内径面4および外径面5を有してその断面形状を矩形に成形されてお り、このコイルスプリング1の一端面(図上上面)2、内径面4および外径面5 にゴム状弾性体6が加硫接着されている。ゴム状弾性体6の被圧縮部7には1ピ ッチ上のコイルスプリング1に接触する接触面8が形成されており、この接触面 8は径方向に所定の幅を有してコイルスプリング1の両端面2,3と平行に成形 されている。
【0008】 上記構成の緩衝装置に図上上方から荷重Pが入力してコイルスプリング1が徐 々に縮んでいくと、ゴム状弾性体6が、図2ないし図4に示すように、被圧縮部 7の厚さtの厚い図上下端の部分から薄い図上上端の部分へかけて徐々にコイル スプリング1により圧縮されて、実際に圧縮される部分が徐々に増えていく。し たがってこの圧縮される部分が徐々に増えていく過程においてバネ特性を変化さ せて入力荷重の大きさに合わせてバネ定数を変化させることができ、例えば微振 動等の荷重の小さなものを柔らかく受け止め、衝撃等の荷重の大きなものを硬く 受け止めるといった使い分けをすることができる。バネ特性の変化はこれをグラ フ化すると図5のようになり、グラフ線は立ち上がりの極めて急なカーブを描い ている。被圧縮部7の厚さtはこれを段階的に変えても良い。 またコイルスプリング1に中心線0と直交する向きの両端面2,3を設け、ゴ ム状弾性体6の被圧縮部7にこの両端面2,3と平行な接触面8を設けたために コイルスプリング1が縮んだときに該コイルスプリング1が広い面積に亙って被 圧縮部7を圧縮する。したがって被圧縮部7の耐荷重性を向上させ、ゴム状弾性 体の耐久性を向上させることができる。
【0009】
【考案の効果】
本考案は次の効果を奏する。すなわち、当該緩衝装置に荷重が入力してコイル スプリングが徐々に縮んでいく過程においてバネ特性を変化させたために、入力 荷重の大きさに合わせてバネ定数を変化させることができ、入力荷重の大きさに あった適切な緩衝効果を奏する。またコイルスプリングに中心線と直交する向き の両端面を設け、ゴム状弾性体の被圧縮部にこの両端面と平行な接触面を設けて コイルスプリングが縮んだときに該コイルスプリングが広い面積に亙って被圧縮 部を圧縮するようにしたために、被圧縮部の耐荷重性を向上させ、ゴム状弾性体 の耐久性を向上させることができる。
【提出日】平成4年6月19日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこの従来技術には、ゴム状弾性体が筒体形に成形されてこのゴム 状弾性体の中にコイルスプリングが埋め込まれているために当該緩衝装置に荷重 が入力してコイルスプリングとゴム状弾性体が徐々に縮んでいく過程においてバ ネ特性が一定であるという性質があり、このため入力に対応できる範囲が限られ ており、より広範な入力には使用できなかった。また大きな衝撃入力に対し柔ら かく受け止めることができなかった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され たものであって、この目的を達成するため、請求項1に示すように、コイルスプ リングにコイル状のゴム状弾性体が接着されており、前記コイルスプリングが縮 んだときに前記ゴム状弾性体が前記コイルスプリングにより圧縮せしめられる緩 衝装置であって、前記ゴム状弾性体の被圧縮部の厚さが中心線の方向に沿って徐 々にまたは段階的に変えられている緩衝装置を提供する。 また請求項2に示すように、請求項1の緩衝装置において、コイルスプリング が中心線と直交する向きの両端面ならびに中心線と平行な内径面および外径面を 有してその断面形状を矩形とされており、前記ゴム状弾性体が前記コイルスプリ ングの両端面のうちの少なくとも一方、内径面および外径面に接着されており、 前記被圧縮部に前記コイルスプリングの両端面と平行な接触面が設けられている ことを特徴とする緩衝装置を提供する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 図1は当該緩衝装置の自由状態を示している。鋼線を巻いてコイルスプリング 1が形成され、このコイルスプリング1にコイル状のゴム状弾性体6が加硫接着 されている。ゴム状弾性体6はその全長に亙ってコイルスプリング1が縮んだと きに該コイルスプリング1により圧縮される被圧縮部7を有しており、この被圧 縮部7の厚さtが中心線0の方向に沿って徐々に変えられている。すなわち被圧 縮部7は図上上端において最も薄く、ここから徐々に厚くなって図上下端におい て最も厚くなっている。 コイルスプリング1は中心線0と直交する向きの両端面2,3ならびに中心線 0と平行な内径面4および外径面5を有してその断面形状を矩形に成形されてお り、このコイルスプリング1の一端面(図上上面)2、内径面4および外径面5 にゴム状弾性体6が加硫接着されている。ゴム状弾性体6の被圧縮部7には1ピ ッチ上のコイルスプリング1に接触する接触面8が形成されており、この接触面 8は径方向に所定の幅を有してコイルスプリング1の両端面2,3と平行に成形 されている。尚、ゴム状弾性体6は成形時におけるゴム廻りの都合からコイルス プリング1の両端面2,3に接着されることがある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 上記構成の緩衝装置に図上上方から荷重Pが入力してコイルスプリング1が徐 々に縮んでいくと、ゴム状弾性体6が、図2ないし図4に示すように、被圧縮部 7の厚さtの厚い図上下端の部分から薄い図上上端の部分へかけて徐々にコイル スプリング1により圧縮されて、実際に圧縮される部分が徐々に増えていく。し たがってこの圧縮される部分が徐々に増えていく過程においてバネ特性を変化さ せて入力荷重の大きさに合わせてバネ定数を変化させることができ、例えば小( 軽)入力に対して変位の少ない領域で使用し、大入力に対して変位の大きな領域 で使用するという使い方ができる。また大きな衝撃入力に対して柔らかく受け止 めることができる。 バネ特性の変化はこれをグラフ化すると図5のようになり、 グラフ線は立ち上がりの極めて急なカーブを描いている。被圧縮部7の厚さtは これを段階的に変えても良い。 またコイルスプリング1に中心線0と直交する向きの両端面2,3を設け、ゴ ム状弾性体6の被圧縮部7にこの両端面2,3と平行な接触面8を設けたために コイルスプリング1が縮んだときに該コイルスプリング1が広い面積に亙って被 圧縮部7を圧縮する。したがって被圧縮部7の耐荷重性を向上させ、ゴム状弾性 体の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る緩衝装置の断面図
【図2】同緩衝装置の作動を示す断面図
【図3】同緩衝装置の作動を示す断面図
【図4】同緩衝装置の作動を示す断面図
【図5】同緩衝装置のバネ特性を示すグラフ
【符号の説明】
1 コイルスプリング 2,3 端面 4 内径面 5 外径面 6 ゴム状弾性体 7 被圧縮部 8 接触面 0 中心線
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルスプリング1にコイル状のゴム状
    弾性体6が接着されており、前記コイルスプリング1が
    縮んだときに前記ゴム状弾性体6が前記コイルスプリン
    グ1により圧縮せしめられる緩衝装置であって、前記ゴ
    ム状弾性体6の被圧縮部7の厚さtが中心線0の方向に
    沿って徐々にまたは段階的に変えられている緩衝装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の緩衝装置において、コイルス
    プリング1が中心線0と直交する向きの両端面2,3な
    らびに中心線0と平行な内径面4および外径面5を有し
    てその断面形状を矩形とされており、前記ゴム状弾性体
    6が前記コイルスプリング1の一端面2、内径面4およ
    び外径面5に接着されており、前記被圧縮部7に前記コ
    イルスプリング1の両端面2,3と平行な接触面8が設
    けられていることを特徴とする緩衝装置。
JP2039092U 1992-03-06 1992-03-06 緩衝装置 Pending JPH0571481U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981110