JPH0571361A - 内燃機関の弁駆動装置 - Google Patents

内燃機関の弁駆動装置

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JPH0571361A
JPH0571361A JP22989691A JP22989691A JPH0571361A JP H0571361 A JPH0571361 A JP H0571361A JP 22989691 A JP22989691 A JP 22989691A JP 22989691 A JP22989691 A JP 22989691A JP H0571361 A JPH0571361 A JP H0571361A
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JP
Japan
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valve
support member
head cover
rocker arm
cam
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JP22989691A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Miura
静止 三浦
Toshiaki Yamamoto
俊朗 山本
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カムシャフト支持部材を揺動軸心回りに揺動
させることにより吸気弁および排気弁のバルブタイミン
グとバルブリフトを同時に変更する内燃機関において、
そのヘッドカバーから外部への騒音伝達を防止する。 【構成】 一対のカムシャフト28a,28bを支持す
るカムシャフト支持部材23の下部に設けたセクタギヤ
35に、シリンダブロック2に一対のボールベアリング
43,44で支持されてサーボモータ37で駆動される
ウオームギヤ36を噛合させることにより、前記カムシ
ャフト支持部材23を揺動軸心O回りに揺動させる。カ
ムシャフト支持部材23の揺動駆動機構Dをシリンダブ
ロック2に設けたことによりヘッドカバー4をシリンダ
ヘッド3にフローティング支持することが可能となり、
該ヘッドカバー4から外部への騒音伝達が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のシリンダヘ
ッドおよびヘッドカバーの内部に設けたカムシャフト支
持部材を揺動駆動機構で前記シリンダヘッドに形成した
揺動軸心回りに揺動させ、前記カムシャフト支持部材に
支持したカムシャフトのカムがロッカアームに当接する
位置を変化させることにより、該ロッカアームで駆動さ
れる弁のバルブタイミングとバルブリフトを可変とした
内燃機関の弁駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる内燃機関の弁駆動装置は本出願人
により既に提案されており、特開平3−130510号
公報により公知である。
【0003】上記弁駆動装置は、カムシャフト支持部材
を揺動軸心回りに揺動させる手段として、内燃機関のヘ
ッドカバーに回転自在に支持したウオームギヤを前記カ
ムシャフト支持部材に上縁に沿って形成したセクタギヤ
に噛合させており、サーボモータで前記ウオームギヤを
駆動することによりカムシャフト支持部材を揺動させて
バルブタイミングとバルブリフトを変化させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の弁
駆動装置は、カムシャフト支持部材を揺動させる駆動機
構、すなわちサーボモータに接続されたウオームギヤが
ヘッドカバー側に支持されている。そのためにヘッドカ
バーをシリンダヘッドにフローティング支持することが
できず、内燃機関の騒音がヘッドカバーを通じて外部に
伝わり易いだけでなく、ヘッドカバーが大型化して内燃
機関の高さが増加する問題があった。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、カムシャフト支持部材の揺動駆動機構をヘッドカバ
ーから分離させて該ヘッドカバーから外部への騒音の伝
達を防止するとともに、ヘッドカバーを小型化して内燃
機関の高さを減少させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、内燃機関のシリンダヘッドおよびヘッド
カバーの内部に設けたカムシャフト支持部材を揺動駆動
機構で前記シリンダヘッドに形成した揺動軸心回りに揺
動させ、前記カムシャフト支持部材に支持したカムシャ
フトのカムがロッカアームに当接する位置を変化させる
ことにより、該ロッカアームで駆動される弁のバルブタ
イミングとバルブリフトを可変とした内燃機関の弁駆動
装置において、前記カムシャフト支持部材を、前記揺動
軸心を挟んで前記ヘッドカバーの反対側において前記揺
動駆動機構に接続したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0008】図1〜図8は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は内燃機関のシリンダヘッド部分の縦断面図
(図3の1−1線断面図)、図2は図1の2−2線断面
図、図3は図1の3−3線断面図、図4は図3の4−4
線断面図、図5は図4の5−5線断面図、図6は図2の
6部拡大図、図7および図8は作用の説明図である。
【0009】図1〜図3に示すように、ダブルオーバー
ヘッドカムシャフト型の4サイクル内燃機関Eは、ピス
トン1が摺合するシリンダブロック2の上部に接合され
るシリンダヘッド3と、その上部に接合されるヘッドカ
バー4とを備える。
【0010】シリンダヘッド3にはピストン1の頂面に
対向するように燃焼室5が形成され、この燃焼室5に開
口する各一対の吸気ポート6aと排気ポート6bには、
各々吸気弁7aと排気弁7bが装着される。吸気弁7a
と排気弁7bは弁ガイド8a,8bに摺動自在に支持さ
れ、その傘部を弁座9a,9bに着座させるべく、上下
のリテーナ10a,10b;11a,11b間に縮設し
た弁ばね12a,12bで上方に付勢される。そして、
前記両弁7a,7bの軸部上端が、吸気側ロッカアーム
13aと排気側ロッカアーム13bに当接して駆動され
る。
【0011】図4および図5を併せて参照すると明らか
なように、吸気側ロッカアーム13aは、シリンダヘッ
ド3に設けた一対のブラケット14a,15aに架設し
た偏心軸より成る吸気側ロッカアーム軸16aに揺動自
在に支持される。吸気側ロッカアーム13aは、前記吸
気側ロッカアーム軸16aの外周に嵌合するボス部13
1 から延びるスリッパアーム13a2 と、このスリッ
パアーム13a2 と一体に形成されて前記吸気弁7aの
上端に当接する左右一対の弁駆動部13a3 とから構成
される。
【0012】ロッカアーム軸16aは前記一方のブラケ
ット14aに回転自在に支持される小径部16a1 と、
この小径部16a1 と同心に形成されて前記他方のブラ
ケット15aに回転自在に支持される大径部16a2
これら小径部16a1 と大径部16a2 に対してδだけ
偏心して前記ロッカアーム13aを支持する偏心部16
3 とを備える。ロッカアーム軸16aはブラケット1
4aとの間に装着されたコイルバネ17aにより、図5
の矢印A方向に付勢される。ブラケット15aの上面に
は2本の調節ボルト18a,19aが下向きに螺入さ
れ、その先端は偏心軸16aの大径部16a2 に形成し
た2個の切欠き16a4 ,16a5 にそれぞれ当接す
る。したがって2本の調節ボルト18a,19aの一方
を弛めて他方を締めれば、前記切欠き16a4 ,16a
5 を介してロッカアーム軸16aの回転位置が変化する
ため、その偏心部16a3 に支持されたロッカアーム1
3aのボス部13a1 の位置が上下方向に変化し、タペ
ットクリアランスが微調整される。
【0013】図3から明らかなように、排気側ロッカア
ーム13bの構造およびその支持構造は、上述の吸気側
ロッカアーム13aのものと実質的に同一であるため、
添字bを持つ同一の符号を付すことにより重複する説明
を省略する。但し、排気側ロッカアーム13bのロッカ
アーム軸16bの調節ボルト18b,19bは、後述の
排気側カムシャフト28bと干渉しないように上端が外
側に開くように配設される。
【0014】図1〜図3に戻り、一対の三角形の側板2
0,21の上端間をカムホルダー22で相互に接続して
成るカムシャフト支持部材23の下端が、シリンダヘッ
ド3にボルト24,25で固定したボス部材26,27
に揺動自在に支持される。カムシャフト支持部材23の
一対の側板20,21間には吸気側カムシャフト28a
と排気側カムシャフト28bが回転自在に架設され、前
記一方のボス部材27の外側に同軸に設けたボス部材2
9にボールベアリング30を介して支持されたアイドラ
ギヤ31が、前記吸気側カムシャフト28aに設けた吸
気側カムギヤ32aと排気側カムシャフト28bに設け
た排気側カムギヤ32bとに噛合する。前記アイドラギ
ヤ31はそれと一体に固定されたスプロケット33に噛
合するチェンを介してクランクシャフトにより駆動され
る。そして、吸気側カムシャフト28aに設けた吸気側
カム34aが前記吸気側ロッカアーム13aのスリッパ
アーム13a2 に当接するとともに、排気側カムシャフ
ト28bに設けた排気側カム34bが前記排気側ロッカ
アーム13bのスリッパアーム13b2 に当接する。こ
のとき、両ロッカアーム13a,13bのスリッパアー
ム13a2 ,13b 2 のスリッパ面は、カムシャフト支
持部材23の揺動中心Oすなわちアイドラギヤ31の回
転中心を中心とする円弧面を成し得るように形成され
る。
【0015】図1および図2から明らかなように、揺動
駆動機構Dはカムシャフト支持部材23の一方の側板2
0の外側に設けたセクタギヤ35を備え、このセクタギ
ヤ35に噛合するウオームギヤ36をサーボモータ37
で駆動することにより、前記カムシャフト支持部材23
は揺動軸心Oを中心として揺動する。図6を併せて参照
すると明らかなように、セクタギヤ35は側板20の下
部に3本のボルト38で固定される固定ギヤ39と、こ
の固定ギヤ39に重ね合わされてピン40で揺動自在に
枢支される可動ギヤ41から構成される。固定ギヤ39
と可動ギヤ41にはそれぞれ矩形状の開口部391 ,4
1 が形成され、それら開口部391 ,411 の内部に
コイルバネ42が縮設される。
【0016】これにより可動ギヤ39は固定ギヤ41に
対してピン40を中心に僅かに揺動し、両ギヤ39,4
1の歯先が円周方向にずれるように付勢されるため、セ
クタギヤ35とそれに噛合するウオームギヤ36との間
にバックラッシュが発生することが防止される。また前
記ウオームギヤ36はシリンダブロック2に一対のボー
ルベアリング43,44を介して支持されるが、その一
方のボールベアリング44はコイルバネ45により軸方
向に付勢され、ウオームギヤ36に形成された段部36
1 に圧接される。これにより前記ウオームギヤ36の軸
方向の遊びが除去され、前記バックラッシュの除去と相
俟つて揺動駆動機構Dのガタが減少し、バルブリフトと
バルブタイミングの精密な制御が可能となる。
【0017】図2において、揺動駆動機構Dがカムシャ
フト支持部材23を矢印B方向に揺動させるとき、ウオ
ームギヤ36はセクタギヤ35から右方向の反力を受け
てコイルバネ45に圧縮力が作用する。このときセクタ
ギヤ35の可動ギヤ41はウオームギヤ36に左方向に
押圧され、そのセクタギヤ35のコイルバネ42にも圧
縮力が作用する(図6参照)。しかしながら、カムシャ
フト支持部材23が矢印B方向に揺動するときには、吸
気側カム34aと排気側カム34bは両ロッカアーム1
3a,13bの先端側に近づいてバルブリフトを低くす
るため、カムシャフト支持部材23を矢印B方向に揺動
させる負荷は矢印Bと反対方向に揺動させる負荷よりも
小さくて済む。これにより、前記両コイルバネ45,4
2に加わる荷重は比較的小さなものとなり、その変形量
が減少することによりカムシャフト支持部材23の揺動
を小さな誤差で精密に行うことが可能となる。
【0018】また、従来ヘッドカバー4に支持されてい
た揺動駆動機構Dをシリンダブロック2に支持したこと
により、前記ヘッドカバー4をシリンダヘッド3にフロ
ーティング支持することが可能となり、その結果ヘッド
カバー4から揺動駆動機構Dを介して騒音が外部に伝達
されることが防止される。
【0019】図1に示すように、シリンダヘッド3の右
側面にはカムシャフト支持部材23の揺動角を検出する
ためのポテンショメータ46が装着される。ポテンショ
メータ46はカムシャフト支持部材23の揺動軸心Oと
同軸に設けられ、その入力軸から延びるアーム47の先
端を側板30に係止することによりカムシャフト支持部
材23に連結される。このようにポテンショメータ46
をカムシャフト支持部材23に直結することにより、該
カムシャフト支持部材23の揺動角度を精密に検出する
ことができる。
【0020】図1に示すように、吸気側カムギヤ32a
は吸気側カムシャフト28aに固着された固定ギヤ48
aと、この固定ギヤ48aにピン49を介して僅かに相
対回転自在に支持された可動ギヤ50aから成る。固定
ギヤ48aと可動ギヤ50aはそれらの歯先が円周方向
にずれるようにコイルバネ51で付勢され、この吸気側
カムギヤ32aとそれに噛合するアイドラギヤ31との
間のバックラッシュが除去される。
【0021】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0022】内燃機関Eの運転に伴ってクランクシャフ
トに連動するアイドラギヤ31の回転は一対のカムギヤ
32a,32bを介して一対のカムシャフト28a,2
8bに伝達され、このカムシャフト28a,28bをク
ランクシャフトの1/2の回転速度で駆動する。カムシ
ャフト28a,28bと共に回転するカム34a,34
bに当接するロッカアーム13a,13bはロッカアー
ム軸16a,16b回りに揺動し、前記ロッカアーム1
3a,13bに押圧された吸気弁7aおよび排気弁7b
はクランクシャフトの2回転につき1回ずつ開弁する。
このとき、吸気側カム34aと排気側カム34bはいず
れも図3において時計方向に回転するが、排気側カム3
4bの位相は吸気側カム34aの位相よりも約90°進
んでおり、これにより先ず排気弁7bの開弁期間が生
じ、それに続いて吸気弁7aの開弁期間が生じる。そし
て、排気弁7bの開弁期間と吸気弁7aの開弁期間は僅
かに重複し、そこに排気弁7bと吸気弁7aのバルブオ
ーバーラップ期間が形成される。
【0023】さて図7に示すように、内燃機関Eが低速
回転域にあるときカムシャフト支持部材23は時計方向
に揺動した状態にあり、両カム34a,34bはロッカ
アーム13a,13bの先端側(図中右側)に接触して
いる。この状態では、ロッカアーム軸16a,16bか
ら前記カム34a,34bとロッカアーム13a,13
bの接触点までの距離が大きくなるため、該ロッカアー
ム13a,13bの揺動角が減少し、その結果吸気弁7
aと排気弁7bのバルブリフトは共に小さくなる。
【0024】内燃機関Eの回転数の増加を図示せぬセン
サが検出すると、サーボモータ37が駆動されてウオー
ムギヤ36およびセクタギヤ35を介してカムシャフト
支持部材23が揺動軸心Oを中心に図8の位置へ反時計
方向に揺動する。すると、カムシャフト支持部材23に
架設した吸気側カムシャフト28aと排気側カムシャフ
ト28bが一体に揺動して両カム34a,34bとロッ
カアーム13a,13bの接触点がロッカアーム軸16
a,16b側に移動するため、該ロッカアーム13a,
13bの揺動角が増加して吸気弁7aと排気弁7bのバ
ルブリフトは共に増加し、更にバルブオーバーラップの
時間面積も低速回転域に比べて増加する。同時に、前記
カムシャフト支持部材23の反時計方向への揺動によ
り、アイドラギヤ31に噛合する吸気側カムギヤ32a
と排気側カムギヤ32bが反時計方向、すなわち両カム
シャフト28a,28bの駆動方向と逆方向に僅かに回
転するため、吸気側カム34aと排気側カム34bの位
相角が遅れ側に移動し、バルブタイミングに遅れが生じ
る。
【0025】このようにして、低速回転域においてバル
ブリフトが減少して排気弁7bの開弁速度が低下するた
め、排気ガスのブローダウンが緩慢になって排気騒音の
低減が可能になるとともに、カム34a,34bとロッ
カアーム13a,13bの接触部の面圧が減少してその
潤滑を容易に行うことができる。また、低速回転域での
バルブオーバーラップの時間面積を小さくすることがで
きるため、吸気ポート6aから排気ポート6bに吹き抜
ける通過新気が減少して排気ガス中の有害成分が減少す
るだけでなく、排気圧力波の吸気系への回り込みが減少
して騒音が防止される。
【0026】一方、高速運転域において吸気弁7aのバ
ルブタイミングを低速回転時に比べて遅らせることがで
きるので、吸気慣性効果が発揮される同調回転域が拡大
してフラットなトルク特性と高出力を得ることができ
る。
【0027】カム34a,34bとロッカアーム13
a,13b間のタペットクリアランスは、偏心軸より成
る前記ロッカアーム軸16a,16bを回転させること
により調節可能である。これを図4および図5を用いて
吸気側のロッカアーム13aについて説明する。
【0028】カムシャフト支持部材23を揺動させて吸
気側カム34aを吸気弁7aの直上において吸気側ロッ
カアーム13aのスリッパアーム13a2 に対向させ、
吸気弁7aのシム調整により適切なタペットクリアラン
スを与える。続いてカムシャフト支持部材23を揺動さ
せて吸気側カム34aを最もロッカアーム軸16a側に
移動させ、この状態で前述と同じタペットクリアランス
が得られるようにロッカアーム軸16aを回転させてロ
ッカアーム13aのボス部131 の高さを調整する。こ
のときロッカアーム軸16aの回転は以下のようにして
行われる。ロッカアーム軸16aは図5における矢印A
方向、すなわち偏心部163 が下降してタペットクリア
ランスが増加する方向に付勢されているため、一方の調
節ボルト18aを弛めながらコイルバネ17aの付勢力
でロッカアーム軸16aを矢印A方向に回転させ、前記
タペットクリアランスが適正な値になったところで停止
させる。次に他方の調節ボルト19aを締め込むことに
より、両調節ボルト18a,19aの先端をロッカアー
ム軸16aの大径部16a2 の切欠き16a4 ,16a
5 に当接させて該ロッカアーム軸16aをロックする。
而して、ロッカアーム13aのスリッパアーム13a2
の円弧面は揺動軸心Oを中心とする位置に正しく位置決
めされ、これにりタペットクリアランスはロッカアーム
13aの全長に亘って略一定に調節される。
【0029】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の小設
計変更を行うことが可能である。
【0030】例えば、揺動駆動機構Dによるカムシャフ
ト支持部材23の揺動は必ずしも電気的に行う必要はな
く、油圧駆動とすることも可能である。また、吸気弁7
aと排気弁7bの数は必ずしも2個ずつである必要はな
く、それぞれ1個ずつであってもよく、また一方が1
個、他方が2個であってもよい。更に、クランクシャフ
トからアイドラギヤ31への動力伝達は、ギヤまたはチ
ェーンのいずれを介して行うことも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、カムシャ
フト支持部材を揺動軸心まわりに揺動させる揺動駆動機
構を前記揺動軸心を挟んでヘッドカバーの反対側に設け
たので、ヘッドカバーを前記揺動駆動機構と切り離して
シリンダヘッドの上部にフローティング支持することが
可能となり、その結果内燃機関の騒音がヘッドカバーか
ら外部に伝達されることが防止される。またヘッドカバ
ーに揺動駆動機構を設ける必要が無くなるので、ヘッド
カバーを小型化して内燃機関の高さを減少させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関のシリンダヘッド部分の縦断面図(図
3の1−1線断面図)
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図2の6部拡大図
【図7】作用の説明図
【図8】作用の説明図
【符号の説明】
3・・・・・・シリンダヘッド 4・・・・・・ヘッドカバー 7a・・・・・吸気弁(弁) 7b・・・・・排気弁(弁) 13a・・・・吸気側ロッカアーム(ロッカアーム) 13b・・・・排気側ロッカアーム(ロッカアーム) 23・・・・・カムシャフト支持部材 28a・・・・吸気側カムシャフト(カムシャフト) 28b・・・・排気側カムシャフト(カムシャフト) 34a・・・・吸気側カム(カム) 34b・・・・排気側カム(カム) D・・・・・・揺動駆動機構 E・・・・・・内燃機関 O・・・・・・揺動軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02F 7/00 L 8503−3G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関(E)のシリンダヘッド(3)
    およびヘッドカバー(4)の内部に設けたカムシャフト
    支持部材(23)を揺動駆動機構(D)で前記シリンダ
    ヘッド(3)に形成した揺動軸心(O)回りに揺動さ
    せ、前記カムシャフト支持部材(23)に支持したカム
    シャフト(28a,28b)のカム(34a,34b)
    がロッカアーム(13a,13b)に当接する位置を変
    化させることにより、該ロッカアーム(13a,13
    b)で駆動される弁(7a,7b)のバルブタイミング
    とバルブリフトを可変とした内燃機関の弁駆動装置にお
    いて、 前記カムシャフト支持部材(23)を、前記揺動軸心
    (O)を挟んで前記ヘッドカバー(4)の反対側におい
    て前記揺動駆動機構(D)に接続したことを特徴とす
    る、内燃機関の弁駆動装置。
JP22989691A 1991-09-10 1991-09-10 内燃機関の弁駆動装置 Pending JPH0571361A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004068708A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Hino Motors Ltd 電子制御エンジンのシリンダヘッドカバー
FR2881972A1 (fr) * 2005-02-16 2006-08-18 Metaltemple Soc Par Actions Si Organe a came de billage surmoulee pour l'assistance d'une boite de vitesses
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