JPH0570980A - リンガーロールの液絞り性の診断方法及びその装置 - Google Patents

リンガーロールの液絞り性の診断方法及びその装置

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JPH0570980A
JPH0570980A JP23753491A JP23753491A JPH0570980A JP H0570980 A JPH0570980 A JP H0570980A JP 23753491 A JP23753491 A JP 23753491A JP 23753491 A JP23753491 A JP 23753491A JP H0570980 A JPH0570980 A JP H0570980A
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JP
Japan
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liquid
ringer roll
tank
thermogram
ringer
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Pending
Application number
JP23753491A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Nagamine
恒夫 長嶺
Satoshi Kasai
聡 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0570980A publication Critical patent/JPH0570980A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G3/00Apparatus for cleaning or pickling metallic material
    • C23G3/02Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously
    • C23G3/027Associated apparatus, e.g. for pretreating or after-treating
    • C23G3/029Associated apparatus, e.g. for pretreating or after-treating for removing the pickling fluid from the objects

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 冷延鋼帯等の金属帯板を連続処理する酸洗
槽、クリーニング槽、リンス槽等の液処理槽の出側に設
置したリンガーロールの液絞り性を診断する方法及びそ
の装置を提供する。 【構成】 リンガーロール4、5出側の金属帯板1の表
面を赤外線カメラ8で撮影し、サーモグラム表示9し
て、金属帯板1の表面に残存する処理液の有無或いはそ
の程度を判断することにより、リンガーロール4、5の
液絞り性を診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷延鋼帯等の金属帯板
を連続処理する酸洗槽、クリーニング槽、リンス槽等の
液処理槽の出側に設置したリンガーロールの液絞り性を
診断する方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を鋼帯の処理を例にとって説
明する。鋼帯の熱間圧延以降の工程、すなわち鋼帯の酸
洗、冷間圧延、クリーニング、焼鈍、メッキ等の連続処
理ラインにおいては、その入側部に酸洗槽、クリーニン
グ槽、リンス槽があり(各ラインによってそれらの組み
合わせは異なる)、鋼帯をこれらの槽内の液中に直接浸
漬しながら、或いは液スプレイの中を通して処理する。
【0003】このため、槽出側には必ずリンガーロール
を設けて、鋼帯表面に付着した処理液を絞りながら鋼帯
を下流へ送るのが一般的な方法である。そして、実開昭
62-21076号公報には、水で濡れた鋼板に転接してその表
面の水を切るリンガーロールと、水切り後の鋼板にガス
を吹付けて乾燥させるドライヤーと、このドライヤー通
過後の鋼板表面の水膜の厚みを検知し検知信号を発する
検知手段と、鋼板に転接するリンガーロールの圧下力と
前記ドライヤーの乾燥出力とを夫々検知信号に応じて制
御するコントロールユニットとを備えることを特徴とす
る鋼板の乾燥制御装置が開示されている。
【0004】また、特開平2-25585 号公報には、水洗槽
で洗浄された鋼帯表面にリンガーロールを押圧して液絞
り後、ドライヤーを通して乾燥するに当り、前記リンガ
ーロールとドライヤーの間に液絞り後の鋼帯表面の残液
厚を測定する液厚測定器を設置し、前記液厚測定器の測
定結果に基づき、液絞り後の鋼帯表面の残液厚が所定値
になるように前記リンガーロールの押圧力をフィードバ
ック制御すると共に、前記ドライヤーの出力をフィード
フォワード制御することを特徴とする鋼帯の液絞り、乾
燥方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したプロセスにお
いて、リンガーロールの摩耗や損傷によって液絞り性が
低下し鋼帯に処理液が付いたまま下工程へ送ることは、
前工程と次工程の処理液が混合することとなり、本来
のプロセスラインの処理能力が低下したり、薬液同志
の混合により薬液のサーキュレーション系統の汚染が起
ったり、乾燥が不十分なまま(水分を残したまま)で
錆の発生を起したりするという問題があった。
【0006】また、これらの問題が生じてもそれを発見
することが容易ではない、即ち高速度で走る鋼帯上にわ
ずかに残った水分の有無を判定することは非常に困難で
あるし、手で触れ確かめるようなことは作業者の安全上
不可能である。また、実開昭62-21076号公報や特開平2
-25585号公報に開示された技術は、リンガーロール、ド
ライヤー通過後の鋼帯表面の水膜の厚みや残液厚を検知
測定し、この検知測定結果に基づいて、リンガーロール
の押圧力、ドライヤーの乾燥出力をフィードバック又は
フィードフォワード制御する点で優れているが、次の問
題点がある。
【0007】即ち、リンガーロールの軸方向の摩耗度や
損傷度の違いにより生じる、リンガーロールの軸方向に
おける液絞り性の不均一を検出するためには、軸方向に
複数のセンサーを配置するか及び/または軸方向にセン
サーを往復動させる必要があり、機構が複雑になるばか
りか、検出測定値に基づく制御ロジックが複雑になると
か、例えばリンガーロールやドライヤーを軸方向に分割
配置して、個別に押圧力や乾燥出力を制御しないと本来
の制御効果、均一乾燥効果を得られないという問題点が
ある。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点を解決し
た、液絞り性の診断方法及びその装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、冷延鋼
帯等の金属帯板を連続処理する酸洗槽、クリーニング
槽、リンス槽等の液処理槽の出側に設置したリンガーロ
ールの液絞り性を診断する方法であって、リンガーロー
ル出側の金属帯板の表面を赤外線カメラで撮影し、サー
モグラム表示して、金属帯板の表面に残存する処理液の
有無或いはその程度を判断することにより、リンガーロ
ールの液絞り性を診断することを特徴とするリンガーロ
ールの液絞り性の診断方法である。
【0010】また、本発明の装置は、冷延鋼帯等の金属
帯板を連続処理する酸洗槽、クリーニング槽、リンス槽
等の液処理槽の出側に設置したリンガーロールの液絞り
性を診断する装置であって、リンガーロール出側の金属
帯板の表面を撮影する赤外線カメラと、その画像を処理
してサーモグラム表示するサーモグラム表示手段とから
なるリンガーロールの液絞り性の診断装置である。
【0011】
【作用】本発明によれば、帯板の脱脂処理、酸洗処理、
水処理等の後、これらの処理液を絞るリンガーロールの
液絞り性能を判定するために、赤外線カメラを使ってリ
ンガーロール出側の帯板のサーモグラムを作る。これに
より、帯板上に処理液が残存しているか否かを見ること
ができる。
【0012】即ち、処理液がリンガーロールで絞り切れ
ずに残っていると、その部分では蒸発熱が奪われるた
め、処理液が残っていない部分とは明らかな温度差が生
じ、又処理液の残存量によって長手方向の温度差も生じ
るので、これを赤外線カメラとその撮像を処理して作っ
たサーモグラムでとらえることができる。従って本発明
により、リンガーロールの軸方向全体の液絞り性の良否
や不均一度を同時にある程度定量的に診断でき、これに
よりリンガーロールの押付圧の制御やリンガーロールの
余寿命(取替時期)の判断に利用できる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は、本発明の装置の一実施例を示した説明図で
ある。図1において、1は鋼帯、2及び3はデフレクタ
ーロール、4及び5はリンガーロール、6は処理液槽、
7は処理液、8は赤外線カメラ、9はサーモグラム表示
装置である。
【0014】鋼帯1は、処理液槽6で処理液7に浸漬さ
れ(スプレー等の場合もある)、出側でリンガーロール
4、5で鋼帯1に付着した処理液7を絞り取るようにな
っている。このリンガーロール4、5の出側に赤外線カ
メラ8を設置して、鋼帯1の表面を撮影して鋼帯1の表
面温度分布を調べ、これをサーモグラム表示装置9によ
り表示することにより、処理液の残存の有無及びその程
度を判定する。
【0015】図2は、サーモグラム表示装置における表
示例を模式的に示した図であり、鋼帯1の表面の色が赤
領域A、緑領域B、青領域C、中間色領域Dのように分
布して示される。通常処理液の温度は60℃前後のものが
多く、この中を通ってきた鋼帯は水切りが正常であれ
ば、板幅方向の温度差は2〜3℃である。
【0016】例えば板幅方向において、約6℃の温度差
が出れば、水切りが完全でないと判定される。そして、
休工日にリンガーロールの点検を行い、リンガーロール
が損傷していれば交換する。
【0017】
【発明の効果】本発明は、処理液槽の出側のリンガーロ
ールの出側で、帯板の表面を赤外線カメラで撮影し、サ
ーモグラム表示することでリンガーロールの液絞り性を
診断判定することができる。即ち、リンガーロールの損
耗劣化状態や押圧力の適正度診断することができる。
【0018】従って、安全に(非接触で)リンガーロー
ル出側の処理液残存の有無及びその程度が解り、処理液
が下工程に流れ下流の処理液と混合することや、下流の
処理液のサーキュレーション系統を汚染することもな
く、帯板の錆発生の防止等、表面品質も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の一実施例を示す説明図である。
【図2】本発明におけるサーモグラム表示装置の表示例
を模式的に示した図である。
【符号の説明】
1 鋼帯 2 デフレクターロール 3 デフレクターロール 4 リンガーロール 5 リンガーロール 6 処理液槽 7 処理液 8 赤外線カメラ 9 サーモグラム表示装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷延鋼帯等の金属帯板を連続処理する酸
    洗槽、クリーニング槽、リンス槽等の液処理槽の出側に
    設置したリンガーロールの液絞り性を診断する方法であ
    って、リンガーロール出側の金属帯板の表面を赤外線カ
    メラで撮影し、サーモグラム表示して、金属帯板の表面
    に残存する処理液の有無或いはその程度を判断すること
    により、リンガーロールの液絞り性を診断することを特
    徴とするリンガーロールの液絞り性の診断方法。
  2. 【請求項2】 冷延鋼帯等の金属帯板を連続処理する酸
    洗槽、クリーニング槽、リンス槽等の液処理槽の出側に
    設置したリンガーロールの液絞り性を診断する装置であ
    って、リンガーロール出側の金属帯板の表面を撮影する
    赤外線カメラと、その画像を処理してサーモグラム表示
    するサーモグラム表示手段とからなるリンガーロールの
    液絞り性の診断装置。
JP23753491A 1991-09-18 1991-09-18 リンガーロールの液絞り性の診断方法及びその装置 Pending JPH0570980A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015052153A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 スギムラ化学工業株式会社 粒状スラッジ発生抑制剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015052153A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 スギムラ化学工業株式会社 粒状スラッジ発生抑制剤

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