JPH0570413B2 - - Google Patents

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JPH0570413B2
JPH0570413B2 JP62209347A JP20934787A JPH0570413B2 JP H0570413 B2 JPH0570413 B2 JP H0570413B2 JP 62209347 A JP62209347 A JP 62209347A JP 20934787 A JP20934787 A JP 20934787A JP H0570413 B2 JPH0570413 B2 JP H0570413B2
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JP
Japan
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heating
substance
paste
stirring
raw material
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JP62209347A
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JPS6455157A (en
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Norikazu Harajiri
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  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Edible Seaweed (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、果実類及び/又は野菜類を原料とし
た人造食用のりの製造装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、食用のりは、海中より採集された天然海
草を加工することにより製造された海苔である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の海苔の原料とされている天然海草は、近
年、公害による汚染等により減少の一途を辿り、
日本国内での需要を満たすに至らず、国外より多
量に輸入しているのが現状である。
また、従来の海苔を製造するに際しては、原藻
採集、塵芥の分離、水分除去、更に製品に至るま
での加工のために、高度な加工技術と、大きな機
械設備を必要とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記課題を解決するため、天然海草
に依存することなく、果実類及び/又は野菜類を
ベースとして人造食用のりを提供することを目的
とする。
そこで、本発明が手段として構成したところ
は、果実類及び/又は野菜類をあく抜きするため
のあく抜き槽と、あく抜き後の果菜肉を擂り潰す
ためのグラインダーと、擂り潰された主原料に少
量の水及び調味料を添加して加熱撹拌するための
第一の加熱兼用撹拌器と、前記加熱撹拌された主
原料に水及びつなぎ剤を添加して粘りのある糊状
物質が形成されるまで加熱撹拌するための第二の
加熱兼用撹拌器と、前記糊状物質を導入すると共
に該糊状物質を徐々に繰出すホツパーと、前記繰
出された糊状物質を移送するコンベヤ装置と、該
コンベヤ装置に臨んで設けられ搬送中の糊状物質
を引き延ばす引延し手段とから成り、前記第一の
加熱兼用撹拌器と第二の加熱兼用撹拌器とを相互
に独立した容器により構成して成る点にある。
〔実施例〕
以下、本発明の好ましい実施例を詳述する。然
し、本発明が実施例に限定されないことは勿論で
あり、特許請求の範囲に基づき種々の設計変更が
可能なことを諒解されたい。
本発明において、人造食用のりの主原料を成す
ものは、果実類及び/又は野菜類である。例え
ば、果実類としては、ミカン、夏柑、オレンジ、
キンカン、梅、その他、種々の果実を用いること
ができる。また、野菜類としては、ニンジン、大
根菜、白菜、小松菜、キヤベツ、高菜、青菜、ヨ
モギ、その他、種々の野菜を用いることができ
る。
(第1実施例) 第1図に示すように、先ず、果実類及び/又は
野菜類は、洗浄の後、区画したあく抜き槽1に投
入され、あく抜き後、脱水機にかけて脱水され
る。
次に、あく抜き後の果実類及び/又は野菜類
は、前記あく抜き槽1から取出され、グラインダ
ー2に装入され、果菜肉を微粉末にならない程度
に擂り潰され、主原料を形成される。
その後、主原料は、ホツパー3を通じて第一の
加熱撹拌器4に導入され、そこで少量の水と、砂
糖、食塩等の調味料を添加され、加熱下で撹拌翼
を回転することにより撹拌される。
適度に撹拌された主原料は、バキユームその他
の移送手段により前記第一の加熱撹拌器4から第
二の加熱撹拌器5に移され、そこで少量の水と、
小麦粉から選ばれたつなぎ剤と、食塩等を添加し
て加熱下で撹拌され、ここで、つなぎ剤により粘
りのある糊状物質を形成する。即ち、第1図に示
すように、前記第一の加熱兼用撹拌器4と第二の
加熱兼用撹拌器5とを相互に独立した容器により
構成され、それぞれ所望の作業を分離して分担す
る。
このように、本発明において、主原料は、第一
の加熱撹拌器4により少量の水と調味料を添加さ
れると共に加熱下で撹拌され、その後、第二の加
熱撹拌器5により少量の水とつなぎ剤を添加され
ると共に加熱下で撹拌されるので、薄いシート状
の人造食用のりを製造するために適した美味みと
粘りのある糊状物質が生成される。
ところで、生産効率と省設備の点だけを考える
ならば、一つの加熱撹拌器において、主原料に
水・調味料・つなぎ剤を添加し加熱撹拌すれば良
いと考えられるが、本発明者は、この場合、次の
問題があることを知見した。
即ち、このように調味料の添加と同時につなぎ
剤を添加して撹拌するときは、調味料がつなぎ剤
の粘性により塊状化してしまい、主原料中に好適
に撹拌分散されない。従つて、比較的厚いシート
状の食品を製造する場合と異なり、本発明のよう
な極薄のシート状の人造食用のりを製造する場合
は、調味料が薄いシート状体の全体に均一に行き
届かず、美味い人造のりを得られないという問題
がある。
また、つなぎ剤の添加と同時に調味料を添加し
て撹拌するときは、主原料が充分混練される前
に、つなぎ剤に調味料が混合されてしまい、つな
ぎ剤の持つ本来の粘性を発揮することができず、
粘りのある糊状物質の得難いという問題がある。
これに対して、本発明によれば、第一の加熱撹
拌器4により主原料に少量の水と調味料を添加し
た状態で加熱撹拌するので、主原料が加熱撹拌に
より膨潤されると共に、調味料を全体にわたり均
一に分散しつつ膨潤状態の主原料中に好適に混入
せしめ、極薄シート状体の全体に美味みを行き届
かせた美味しい人造食用のりが得られる。
そして、このように調味料を分散融合した膨潤
状態の主原料を、第二の加熱撹拌器5により少量
の水とつなぎ剤を添加すると共に加熱撹拌するの
で、この時点において、主原料は、更に加熱され
ることにより糊状にされ、しかも、つなぎ剤とマ
ツチして好適な粘りを付与される。
前記糊状物質は、ホツパー6に導入された後、
該ホツパー6から徐々に繰出されてコンベヤ装置
に載置される。即ち、ホツパー6は、糊状物質を
一挙に投下することなく徐々に繰出すことによ
り、糊状物質の繰出制御手段を構成する。従つ
て、コンベヤ装置の搬送速度を調整するだけで、
該コンベヤ装置上に積層される糊状物質の厚みを
容易に設定することができ、後述する引延し手段
による極薄状のシート状体の形成を容易ならしめ
る。この実施例において、コンベヤ装置は、無端
状の回転網ベルトから構成されたコンベヤベルト
7から成り、前記糊状物質を載置して移送する。
この移送に際し、糊状物質8は、コンベヤベルト
7の搬送面に臨んで設けられたヘラ板9によりシ
ート状に引き延ばされ、次いで、コンベヤベルト
7の搬送面に臨んで設けられたロール10により
押圧され、水分を除去されると共に平たく均され
る。従つて、この実施例の場合、ヘラ板9及びロ
ール10により引延し手段を構成している。その
後、シート状体は、熱風装置11からの熱風によ
り乾燥される。
乾燥されたシート状体は、引き続き、切断機1
2により切断され、市販の海苔と同様の所定寸法
の枚葉状とされ、加工を終了する。
尚、前記ヘラ板9及びロール10の下方におい
てコンベヤベルト7の下側にはバケツト13が設
けられ、コンベヤベルト7を構成する網ベルトを
透過して流下する水分を受け取る。そして、バケ
ツト13により受け取られた水は、還流管14を
介して前記ホツパー6へ戻される。
(第2実施例) 第3図ないし第5図は、第2実施例を示してお
り、コンベヤ装置と引延し手段の別の実施例を示
している。
この第2実施例において、コンベヤ装置は、多
数のローラ上を進行する網枠板16から構成され
ている。また、引延し手段は、前記と同様のヘラ
板9のみから成る。
そこで、この第2実施例において、前記と同様
に、ホツパー15から徐々に繰出された糊状物質
は、前記網枠板16上に載置され、該網枠板16
の進行と共に、ヘラ板9によりシート状体に引き
延ばされる。そして、引き延ばされたシート状体
は、別に設けた台板17上に移替えられる。この
移替えに際し、台板17上には、プラスチツクフ
イルム18(例えば呉羽化学工業株式会社製の商
品名クレラツプ)を敷いており、このフイルム1
8上に前記シート状体を裏返して載置する。その
後は、直射日光を避けて乾燥せしめ、所定寸法に
裁断する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、主原料を果実類及び/又は野
菜類から得るものであるから、供給が不安定な天
然の海草に依存する必要がなく、安定した資源に
基づき人造食用のりを提供することができるとい
う効果がある。しかも、製造に際しての加工も、
従来の天然海草の加工に比して、簡便であり、量
産に適し安価に供給できる。
更に、栄養価においても優れるから、従来の焼
海苔と同様の方法で食用に供せられるばかりでな
く、保存食料として、また、将来の宇宙食料とし
ても利用可能である。
特に、本発明装置によれば、得られた糊状物質
をコンベヤ装置により搬送中に引延し手段を介し
てシート状に引延し成形するものであるから、装
置全体がコンパクトであると共に、スピードアツ
プを維持しつつ効率的に量産できるという効果が
ある。
就中、本発明装置によれば、主原料から糊状物
質を得るために、第一の加熱撹拌器と第二の加熱
撹拌器を構成し、第一の加熱撹拌器により、主原
料に少量の水及び調味料を添加して加熱撹拌した
後(第一加熱撹拌工程)、第二の加熱撹拌器によ
り、前記加熱撹拌された主原料に水及びつなぎ剤
を添加して粘りのある糊状物質が形成されるまで
加熱撹拌する(第二加熱撹拌工程)ものであるか
ら、前記第一加熱撹拌工程において、調味料を全
体にわたり均一に分散しつつ膨潤状態の主原料中
に好適に混入せしめ、全体に美味みを行き届かせ
ることが可能であり、前記第二加熱撹拌工程にお
いて、このように調味料を分散融合した膨潤状態
の主原料を糊状に形成し、しかも、つなぎ剤とマ
ツチして好適な粘りを付与することが可能になる
という効果がある。
更に、本発明装置によれば、上述のように、ホ
ツパーが、糊状物質を一挙に投下することなく
徐々に繰出すことにより、糊状物質の繰出制御手
段を構成するので、コンベヤ装置の搬送速度を調
整するだけで、該コンベヤ装置上に積層される糊
状物質の厚みを容易に設定することができ、後工
程の引延し手段による極薄状のシート状体の形成
を容易ならしめるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す全体正面
図、第2図は同第1実施例のコンベヤ装置部分を
示す平面図、第3図は本発明の第2実施例におけ
るコンベヤ装置部分を示す正面図、第4図は同平
面図、第5図は同第2実施例に用いる台板を示す
正面図である。 1……あく抜き槽、2……グラインダー、3…
…ホツパー、4,5……撹拌器、6……ホツパ
ー、7……コンベヤベルト(コンベヤ装置)、8
……糊状物質、9……ヘラ板(引延し手段)、1
0……ロール(引延し手段)、16……網枠板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 果実類及び/又は野菜類をあく抜きするため
    のあく抜き槽と、あく抜き後の果菜肉を擂り潰す
    ためのグラインダーと、擂り潰された主原料に少
    量の水及び調味料を添加して加熱撹拌するための
    第一の加熱兼用撹拌器と、前記加熱撹拌された主
    原料に水及びつなぎ剤を添加して粘りのある糊状
    物質が形成されるまで加熱撹拌するための第二の
    加熱兼用撹拌器と、前記糊状物質を導入すると共
    に該糊状物質を徐々に繰出すホツパーと、前記繰
    出された糊状物質を移送するコンベヤ装置と、該
    コンベヤ装置に臨んで設けられ搬送中の糊状物質
    を引き延ばす引延し手段とから成り、前記第一の
    加熱兼用撹拌器と第二の加熱兼用撹拌器とを相互
    に独立した容器により構成して成ることを特徴と
    する人造食用のりの製造装置。
JP62209347A 1987-08-25 1987-08-25 Apparatus for producing artificial edible laver Granted JPS6455157A (en)

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JPS6455157A JPS6455157A (en) 1989-03-02
JPH0570413B2 true JPH0570413B2 (ja) 1993-10-05

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