JPH0570397U - ヘッドレストの表皮接合構造 - Google Patents

ヘッドレストの表皮接合構造

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JPH0570397U
JPH0570397U JP963292U JP963292U JPH0570397U JP H0570397 U JPH0570397 U JP H0570397U JP 963292 U JP963292 U JP 963292U JP 963292 U JP963292 U JP 963292U JP H0570397 U JPH0570397 U JP H0570397U
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skin
headrest
pad
opening
male
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Application number
JP963292U
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English (en)
Inventor
辰夫 滝田
弘幸 島倉
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INTERNATIONAL TEST & ENGINEERING SERVICES CO., LTD.
Original Assignee
INTERNATIONAL TEST & ENGINEERING SERVICES CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドレストの表皮の開口両側縁部を閉塞す
るように接合した際、その両側縁部相互の段差が解消で
きると共に、その相互間から違和感のある掛止部材が露
出して見えず、非常に体裁が良く、ヘッドレストの意匠
性並びに品質の向上が図れる表皮接合構造を提供するこ
とにある。 【構成】 ヘッドレスト22の表皮25の下端開口前後
縁部25a,25bの接合部位に対応するパッド24下
面部に凹溝24aを設け、この凹溝24a内に雌の幅広
な面ファスナー27を埋設すると共に、そのパッド24
外周に被せられる表皮25の下端開口前後縁部25a,
25bの各々の内面部に、幅広な雌の面ファスナー27
の幅方向半分ずつに重合状態に係止する雄の面ファスナ
ー30a,30bをそれぞれ取付けて構成したことを特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車等の車両に設置される車両用シートのヘッドレストに おける表皮接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車等の車両用シートにおいては、図7に示す如く、シートバック 1の上部にヘッドレスト2が備えられている。このヘッドレスト2は、芯材3と 、この芯材3を覆う弾性材からなるパッド4と、このパッド4を覆う表皮5とか ら構成され、前記芯材3から下方に突出した左右一対のステー6によりシートバ ック1上部に上下高さ調整可能に取り付けられている。
【0003】 ここで、前記ヘッドレスト2の表皮5は、下端開口の袋状に裁断縫製或いは成 形されたもので、パッド4に上方から被せられて、その下端開口前後縁部5a, 5b相互を塞ぐ如く接合して設けられてる。
【0004】 この表皮5の下端開口前後縁部5a,5b相互の接合構造としては、例えば実 開昭58−190100号公報に示されているようなものがある。この端末接合 構造を図7及び図8により簡単に述べると、表皮5の下端開口の前後縁部5a, 5bをそれぞれ内側に折り返すと共に、この前側縁部5a内面に重合する状態で 雄の面ファスナー7を縫糸8により止め着し、後側縁部5bの内面に一部重合し て前方に延出する状態に幅広な雌の面ファスナー9を縫糸10により止め着して いる。そして、その雄・雌の面ファスナー7,9を上下で重合して係合させるこ とで表皮5の下端開口前後縁部5a,5b相互を接合している。
【0005】 また、図9及び図10に示す如く中央を開口したドーナツ形状のヘッドレスト 12の場合、環状をなす表皮15の内周面部に前後に分離する開口前後縁部15 a,15bが存在し、この開口前後縁部15a,15bを開いて該表皮15をド ーナツ形状のパッド14に被せた後、その開口前後縁部15a,15b相互に縫 着したスライドファスナー(商標名でジッパー或いはチャック)の務歯付テープ 17,18を図示しないスライド(すべり金具)で噛合させることで閉じること で取付けている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した図7及び図8の構成のヘッドレスト2の表皮接合構造では 、図8に示す如く、表皮5の前側縁部5aの内面に縫着した雄の面ファスナー7 と、後側縁部5bの内面に縫着して前方に突出させた幅広な雌の面ファスナー9 とを互いに上下で重合しているために、後側縁部5bよりも前側縁部5aが雄の 面ファスナー7の肉厚寸法分だけ下方に突出し、その両者間に段差Aが生じてし まい、ヘッドレスト2の位置を高くした場合に、その前後縁部5a,5b相互の 段差Aが見えて外観上の見栄えが悪い。
【0007】 また、図9及び図10に示したドーナツ形のヘッドレスト12の表皮接合構造 では、表皮15の内周面部の開口前後縁部15a,15b相互間に掛止部材であ るスライドファスナーの務歯付テープ17,18及びスライド(すべり金具)が 露出して見えて違和感を感じ、やはり外観上の見栄えが悪い。
【0008】 本考案は前記事情に鑑みなされ、その目的とするところは、ヘッドレストの表 皮の開口両側縁部を閉塞するように接合した際、その両側縁部相互の段差が解消 できると共に、その相互間から違和感のある掛止部材が露出して見えず、非常に 体裁が良く、ヘッドレストの意匠性並びに品質の向上が図れる表皮接合構造を提 供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案のヘッドレストの表皮接合構造は、前記目的を達成するために、ヘッド レストの表皮の開口両側縁部の接合部位に対応するパッド面部に凹溝を設け、こ の凹溝内に雌・雄どちらか一方の幅広な面ファスナーを埋設すると共に、そのパ ッド外周に被せられる表皮の開口両側縁部の各々の内面部に、前記幅広な面ファ スナーと雌・雄逆で該幅広な面ファスナーの幅方向半分ずつに重合状態に係止す る面ファスナーをそれぞれ取付けて構成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】
前記構成のヘッドレストの表皮接合構造によれば、パッドに被せた表皮の開口 前後縁部の内面にそれぞれ取付けた面ファスナーを、該パッドの凹溝内に埋設し た幅広な面ファスナーに各々係止すれば、その表皮の開口両側縁部を相互に閉じ るように接合できる。その際、表皮の開口両側縁部の内面の面ファスナーは各々 パッドの凹溝内に埋設した幅広な面ファスナーの幅方向半分ずつに重合状態に係 止するので、その両側の面ファスナー係止部相互に厚みの差が生じず、表皮の開 口両側縁部が互いに段差を生じることなく平坦状に接合すると共に、面ファスナ ーが外に露出せず、非常に外観上見栄えが良くなり、意匠性に優れた高品質のヘ ッドレストが得られるようになる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案のヘッドレストの表皮接合構造の第1の実施例を図1乃至図4に より説明する。まず、図2に全体構成を示す如く、ヘッドレスト22は、芯材2 3と、この芯材23を覆う弾性材からなるパッド24と、このパッド24を覆う 表皮25とから構成され、前記芯材23から下方に突出した左右一対のステー2 6によりシートバック上部に上下高さ調整可能に取り付けられる。
【0012】 ここで、前記表皮25は、下端開口の袋状に裁断縫製或いは成形されたもので 、パッド24に上方から被せられて、その下端開口前後縁部25a,25b相互 を塞ぐ如く接合して設けられてる。
【0013】 この表皮5の下端開口前後縁部25a,25b相互の接合構造を述べると、図 1及び図3に示す如く、表皮25の下端開口前後縁部25a,25bの接合部位 に対応するパッド24の下面部に左右方向に長く凹溝24aを形成している。こ の凹溝24a内に幅広な雌の面ファスナー27を両面接着テープ28を介し接着 して埋設している。この幅広な雌の面ファスナー27及び両面接着テープ28に は予め左右一対のステー26を挿通する孔29を穿設している。
【0014】 一方、前記表皮25の開口前後縁部25a,25bはそれぞれ内側に折り返す と共に、この各々の内面部に雄の面ファスナー30a,30bをそれぞれ縫糸3 1により止め着している。これらの雄の面ファスナー30a,30bは前記パッ ド24の凹溝24a内に埋設した幅広な雌の面ファスナー27の幅方向半分ずつ に重合状態に係止する構成である。なお、表皮25の開口前後縁部25a,25 bとこの内面の雄の面ファスナー30a,30bとには前記左右一対のステー2 6を挿通するU字形の切欠32a,32bをそれぞれ形成している。
【0015】 しかして、前述の第1の実施例のヘッドレストの表皮接合構造であれば、表皮 25をパッド24に被せ、その表皮25の下端開口前後縁部25a,25bを互 いに引き寄せて、左右のステー26を切欠32a,32bに通して挟み込みなが ら、その各々の内面の雄の面ファスナー30a,30bをパッド24の下端面部 の凹溝24a内に埋設してある幅広な雌の面ファスナー27に重合する状態に押 し付けて係止する。
【0016】 この際、その前後の雄の面ファスナー30a,30bはパッド24の凹溝24 a内に埋設した幅広な雌の面ファスナー27の幅方向半分ずつに重合状態に係止 する。これでその幅広な雌の面ファスナー27と前後の雄の面ファスナー30a ,30bの係止部相互に厚みの差が生じず、表皮25の下端開口前後縁部25a ,25bが従来の如く互いに段差を生じることなく同一平面で平坦状に接合する と共に、面ファスナー27,30a,30bが外に露出せず、その表皮25の接 合部がすっきりして非常に外観上見栄えが良くなり、意匠性に優れた高品質のヘ ッドレストが得られるようになる。また雌の面ファスナー27と雄の面ファスナ ー30a,30bとをパッド24の下端面部の凹溝24a内で止めているので、 アッセンブリする際の表皮25の位置決めが簡便となる。
【0017】 図5及び図6は本考案のヘッドレストの表皮接合構造の第2の実施例を示すも ので、ここでは中央を開口したドーナツ形状のヘッドレスト32の場合で、ドー ナツ形状のパッド34の内周面に凹溝34aを形成し、この凹溝34a内に前記 同様に幅広な雌の面ファスナー37を両面接着テープ38で接着して埋設してい る。
【0018】 一方、環状をなす表皮35の内周面部に前後に分離する開口前後縁部35a, 35bが存在し、この開口前後縁部35a,35bを開くことで該表皮35をパ ッド34に被せたられる。この表皮35の開口前後縁部35a,35bはそれぞ れ内側に折り返すと共に、この各々の内面部に雄の面ファスナー40a,40b をそれぞれ縫糸41により止め着している。これらの雄の面ファスナー40a, 40bが前記パッド34の凹溝34a内に埋設した幅広な雌の面ファスナー37 の幅方向半分ずつに重合状態に係止する構成である。
【0019】 しかして、この第2の実施例においても、パッド34の凹溝34a内の幅広な 雌の面ファスナー37に対し表皮35の開口前後縁部35a,35b内面の雄の 面ファスナー40a,40bが互いに厚みの差を生じずに幅方向半分ずつに係止 して、表皮35の開口前後縁部35a,35bが互いに段差を生じたり面ファス ナー37,40a,40bが外に露出したりせず、その表皮25の接合部がすっ きりして非常に外観上見栄えが良くなるなど、前記第1の実施例と同様の作用・ 効果が得られるようになる。
【0020】
【考案の効果】
本考案のヘッドレストの表皮接合構造は、前述の如く構成したから、ヘッドレ ストの表皮の開口両側縁部を閉塞するように接合した際、その両側縁部相互の段 差が解消できると共に、その相互間から違和感のある掛止部材が露出して見えず 、非常に体裁が良く、ヘッドレストの意匠性並びに品質の向上が図れる効果が得 られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のヘッドレストの表皮接合構造の第1の
実施例を示す要部断面図。
【図2】同上実施例のヘッドレスト全体の断面図。
【図3】同上実施例のパッドと面ファスナーとの斜視
図。
【図4】同上実施例の表皮と面ファスナーとの部分的斜
視図。
【図5】本考案のヘッドレストの表皮接合構造の第2の
実施例を示す斜視図。
【図6】図5のX−X線に沿う断面図。
【図7】従来例を示すヘッドレストの表皮接合構造の断
面図。
【図8】同上従来例の部分拡大断面図。
【図9】別な従来例を示すヘッドレストの斜視図。
【図10】図10のY−Y線に沿う断面図。
【符号の説明】
22,32…ヘッドレスト、24,34…パッド、24
a,34a…凹溝、25,35…表皮、25a,25
b,35a,35b…縁部、27,37…幅広な面ファ
スナー、30a,30b,40a,40b…面ファスナ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドレストのパッド外周に被せられる
    表皮の開口両側縁部を接合する構造において、前記表皮
    の開口両側縁部の接合部位に対応するパッド面部に凹溝
    を設け、この凹溝内に雌・雄どちらか一方の幅広な面フ
    ァスナーを埋設すると共に、この幅広な面ファスナーと
    雌・雄逆で該幅広な面ファスナーの幅方向半分ずつに重
    合状態に係止する面ファスナーを前記表皮の開口両側縁
    部の各々の内面部にそれぞれ取付けて構成したことを特
    徴とするヘッドレストの表皮接合構造。
JP963292U 1992-02-28 1992-02-28 ヘッドレストの表皮接合構造 Pending JPH0570397U (ja)

Priority Applications (1)

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JP963292U JPH0570397U (ja) 1992-02-28 1992-02-28 ヘッドレストの表皮接合構造

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JPH0570397U true JPH0570397U (ja) 1993-09-24

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JP963292U Pending JPH0570397U (ja) 1992-02-28 1992-02-28 ヘッドレストの表皮接合構造

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JP (1) JPH0570397U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101616238B1 (ko) * 2016-01-19 2016-04-27 이원용 헤드레스트 및 이의 제조방법

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