JPH0570361B2 - - Google Patents
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- JPH0570361B2 JPH0570361B2 JP59209510A JP20951084A JPH0570361B2 JP H0570361 B2 JPH0570361 B2 JP H0570361B2 JP 59209510 A JP59209510 A JP 59209510A JP 20951084 A JP20951084 A JP 20951084A JP H0570361 B2 JPH0570361 B2 JP H0570361B2
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- JP
- Japan
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- vehicle
- ground
- emergency
- loop antenna
- signal
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Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B61—RAILWAYS
- B61L—GUIDING RAILWAY TRAFFIC; ENSURING THE SAFETY OF RAILWAY TRAFFIC
- B61L27/00—Central railway traffic control systems; Trackside control; Communication systems specially adapted therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は、地上制御方式の誘導無線装置を使用
して複数台の産業用・運搬車両(以下単に車両と
称する)の無人運転装置により運転制御する車両
の自動運転制御装置において、特に緊急時に地上
ループアンテナ区間外を走行する車両の非常停止
を可能にした車両の自動運転制御装置に関する。
して複数台の産業用・運搬車両(以下単に車両と
称する)の無人運転装置により運転制御する車両
の自動運転制御装置において、特に緊急時に地上
ループアンテナ区間外を走行する車両の非常停止
を可能にした車両の自動運転制御装置に関する。
[発明の技術的背景とその問題点]
従来、地上に制御装置を設置して複数台の車両
を無人運転する車両の無人運転装置は、地上で車
両位置を把握し、電子計算機又はシーケンスコン
トローラによりあらかじめスケジユール化された
車両の行き先に応じて車両を運行管理している。
また車両と制御装置の間には情報伝送装置が介在
しており、制御装置から車両に対しては走行指令
情報を、車両から制御装置に対しては車両情報を
伝送するようにしている。
を無人運転する車両の無人運転装置は、地上で車
両位置を把握し、電子計算機又はシーケンスコン
トローラによりあらかじめスケジユール化された
車両の行き先に応じて車両を運行管理している。
また車両と制御装置の間には情報伝送装置が介在
しており、制御装置から車両に対しては走行指令
情報を、車両から制御装置に対しては車両情報を
伝送するようにしている。
ところで、従来かかる情報伝送装置としては、
一般に誘導無線装置が使用されており、走行路に
沿つて誘導トロリー線を前線にわたり敷設し、制
御装置と車両との間で情報を常時伝送する方式を
とつている。しかし走行路のポイント部、踏切な
どのように一般道路や他軌条との交差部において
は誘導トロリー線の敷設が困難である。
一般に誘導無線装置が使用されており、走行路に
沿つて誘導トロリー線を前線にわたり敷設し、制
御装置と車両との間で情報を常時伝送する方式を
とつている。しかし走行路のポイント部、踏切な
どのように一般道路や他軌条との交差部において
は誘導トロリー線の敷設が困難である。
このため、走行路のポイント部や踏切などにお
いては、誘導トロリー線を分割して敷設するよう
にしているが、このようにすると、各誘導トロリ
ー線にそれぞれ対応させて送受信装置を設置する
必要がある。また、各誘導トロリー線間における
情報の連続性を確保する為には、誘導トロリー線
の敷設方法や各トロリー線間の情報の切換装置も
必要になつてくる。このように走行路が複雑な場
合には、情報伝送装置が複雑になると共に高価に
なり、信頼性が低下する欠点がある。
いては、誘導トロリー線を分割して敷設するよう
にしているが、このようにすると、各誘導トロリ
ー線にそれぞれ対応させて送受信装置を設置する
必要がある。また、各誘導トロリー線間における
情報の連続性を確保する為には、誘導トロリー線
の敷設方法や各トロリー線間の情報の切換装置も
必要になつてくる。このように走行路が複雑な場
合には、情報伝送装置が複雑になると共に高価に
なり、信頼性が低下する欠点がある。
そこでこの対策としては地上にループアンテナ
を断続的に設置し、車両がこのループアンテナ上
を通過する時に車両と地上間で情報伝送を行い、
このループアンテナ上への車両の停止又は次のル
ープアンテナへの走行指令を与える方式がとられ
ている。この場合、車両に走行指令が与えられる
と、車上では与られた指令をラツチし、次のルー
プアンテナまで走行させる。またこのループアン
テナは複数台の車両を運行制御するための閉塞区
間の車両位置検知用として併用することで運行制
御に必要なループアンテナ数を最小限にしてシス
テムの低廉化をはかつている。しかし、この方式
においてはループアンテナと次のループアンテナ
との間の距離が一定の長さとならず、長い区間も
できてしまう。したがつて、もし車両がこの長い
非ループアンテナ区間(ループアンテナが設置さ
れていない区間)を走行中に、地震や火災等の緊
急時に車両を停止したい事態が発生した場合には
次のループアンテナ上まで車両が走行しなければ
車両を停止できないため、車両が停止するまでに
時間がかかつてしまう。又地上ループアンテナの
区間を長くすれば、上記緊急時の車両停止には対
応できるが、通常の走行状態でいつまでもこのル
ープアンテナの区間内に車両が存在することは後
続車両の走行が阻害されてしまう。さらに非ルー
プアンテナ区間に別のループアンテナを複数個設
置すれば、上記問題は解決できるが、情報伝送装
置が高価になり、又制御も複雑になる欠点が生じ
る。
を断続的に設置し、車両がこのループアンテナ上
を通過する時に車両と地上間で情報伝送を行い、
このループアンテナ上への車両の停止又は次のル
ープアンテナへの走行指令を与える方式がとられ
ている。この場合、車両に走行指令が与えられる
と、車上では与られた指令をラツチし、次のルー
プアンテナまで走行させる。またこのループアン
テナは複数台の車両を運行制御するための閉塞区
間の車両位置検知用として併用することで運行制
御に必要なループアンテナ数を最小限にしてシス
テムの低廉化をはかつている。しかし、この方式
においてはループアンテナと次のループアンテナ
との間の距離が一定の長さとならず、長い区間も
できてしまう。したがつて、もし車両がこの長い
非ループアンテナ区間(ループアンテナが設置さ
れていない区間)を走行中に、地震や火災等の緊
急時に車両を停止したい事態が発生した場合には
次のループアンテナ上まで車両が走行しなければ
車両を停止できないため、車両が停止するまでに
時間がかかつてしまう。又地上ループアンテナの
区間を長くすれば、上記緊急時の車両停止には対
応できるが、通常の走行状態でいつまでもこのル
ープアンテナの区間内に車両が存在することは後
続車両の走行が阻害されてしまう。さらに非ルー
プアンテナ区間に別のループアンテナを複数個設
置すれば、上記問題は解決できるが、情報伝送装
置が高価になり、又制御も複雑になる欠点が生じ
る。
[発明の目的]
本発明は上記の欠点を除去し後続車両の走行の
阻害、情報伝送装置の制御の複雑さをなくし、緊
急時には車両をすみやかに停止させることができ
る経済的に有利な車両の自動運転制御装置を提供
しようとするものである。
阻害、情報伝送装置の制御の複雑さをなくし、緊
急時には車両をすみやかに停止させることができ
る経済的に有利な車両の自動運転制御装置を提供
しようとするものである。
[発明の概要]
上記目的を達成するため、本発明では次のよう
な構成とするものである。
な構成とするものである。
地上装置と、車載装置と、地上ループアンテナ
と、非常ループアンテナとを有し、走行路を走行
する複数台の車両を地上側から車両制御信号によ
りそれぞれ運転制御する車両の自動運転制御装置
であつて、 走行路には、所定の間隔で地上ループアンテ
ナ、および緊急停止用の非常ループアンテナとが
それぞれ設置され、 地上装置は、無人運転装置と誘導無線装置とを
有し、無人運転装置が運行スケジユールに従つて
車両制御信号を出力し、誘導無線装置が地上ルー
プアンテナを介してキヤリアにトーン信号をのせ
た車両制御信号と、且つ緊急時には非常ループア
ンテナを介して該非常ループアンテナ上を通過中
の車両を停止させるキヤリア信号とを車載装置に
送信し、車載装置から車両位置と状態信号とを受
信し、 車載装置は、車両送受信アンテナと車両送受信
機と車両制御装置とを有し、車両制御装置によつ
て各地上ループアンテナを通過する車両の走行位
置と状態信号を地上装置に出力し、地上装置から
車両制御信号を入力して車両制御信号をラツチし
て次の地上ループアンテナまで車両を走行制御
し、且つ緊急時には非常ループアンテナ上を通過
中に地上装置から送信されるキヤリア信号を受信
して車両の制御信号のラツチを解除して車両を停
止させるものである。
と、非常ループアンテナとを有し、走行路を走行
する複数台の車両を地上側から車両制御信号によ
りそれぞれ運転制御する車両の自動運転制御装置
であつて、 走行路には、所定の間隔で地上ループアンテ
ナ、および緊急停止用の非常ループアンテナとが
それぞれ設置され、 地上装置は、無人運転装置と誘導無線装置とを
有し、無人運転装置が運行スケジユールに従つて
車両制御信号を出力し、誘導無線装置が地上ルー
プアンテナを介してキヤリアにトーン信号をのせ
た車両制御信号と、且つ緊急時には非常ループア
ンテナを介して該非常ループアンテナ上を通過中
の車両を停止させるキヤリア信号とを車載装置に
送信し、車載装置から車両位置と状態信号とを受
信し、 車載装置は、車両送受信アンテナと車両送受信
機と車両制御装置とを有し、車両制御装置によつ
て各地上ループアンテナを通過する車両の走行位
置と状態信号を地上装置に出力し、地上装置から
車両制御信号を入力して車両制御信号をラツチし
て次の地上ループアンテナまで車両を走行制御
し、且つ緊急時には非常ループアンテナ上を通過
中に地上装置から送信されるキヤリア信号を受信
して車両の制御信号のラツチを解除して車両を停
止させるものである。
[発明の実施例]
以下本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は誘導無線装置による車両の自動搬送装
置全体の構成例を示すブロツク図である。第1図
において、1は走行路、2はこの走行路1上を走
行する車両で、走行路1上の複数箇所に車両2が
存在している。3は走行路1の分岐点に有するポ
イント、3aはこのポイント3に対応して設置さ
れたポイント制御装置であり、このポイント制御
装置3aは車両2の運行スケジユールに合せて後
述する無人運転装置7からの指令でポイント3の
切り変えを行なうものである。4は踏切、4aは
この踏切4に対応して設置された踏切開閉制御装
置で、この踏切開閉制御装置4aは無人運転装置
7からの指令により踏切を開閉するものである。
5−1〜5−nは走行路1にそつて配設され、車
両2と地上の無人運転装置7との間で情報伝送を
行うための誘導無線地上ループアンテナで、この
地上ループアンテナ5−1〜5−nは図示するよ
うに車両の運行スケジユールを考慮した閉塞区間
の入口、保安上必要なポイント、踏切の前後、車
両が停止(作業)する位置に設置される。この場
合地上ループアンテナの長さは車両がその区間へ
進入する最高速度で進入した時、地上との情報授
受が行なえ、又停止指令により停止した場合のブ
レーキ距離および次に再力行の指令を受けるため
に必要な余裕を見込んだ長さにしてある。11−
1〜11−qは非常ループアンテナで、この非常
ループアンテナ11−1〜11−qは地上ループ
アンテナ5−1〜5−nの隣接するアンテナ間の
距離が長い区間に配置される。他方6は誘導無線
装置(地上局)、7は無人運転装置、9は上位計
算機でこの上位計算機9は全体の生産管理等を行
なうものであり、通常はこの上位計算機9から無
人運転装置7へ作業スケジユールを指令すること
により無人運転装置7はそのスケジユールに従つ
て車両を運行制御するようになつている。8はス
ケジユール装置で、このスケジユール装置8は上
位計算機9と無人運転装置7との間が結合されな
い場合又は中断された場合や割込みスケジユール
に入れる場合に使用される。12は地上の中央管
制等に設置される操作卓で、この操作卓12には
車両を非常停止させる押ボタンが内蔵されてい
る。
置全体の構成例を示すブロツク図である。第1図
において、1は走行路、2はこの走行路1上を走
行する車両で、走行路1上の複数箇所に車両2が
存在している。3は走行路1の分岐点に有するポ
イント、3aはこのポイント3に対応して設置さ
れたポイント制御装置であり、このポイント制御
装置3aは車両2の運行スケジユールに合せて後
述する無人運転装置7からの指令でポイント3の
切り変えを行なうものである。4は踏切、4aは
この踏切4に対応して設置された踏切開閉制御装
置で、この踏切開閉制御装置4aは無人運転装置
7からの指令により踏切を開閉するものである。
5−1〜5−nは走行路1にそつて配設され、車
両2と地上の無人運転装置7との間で情報伝送を
行うための誘導無線地上ループアンテナで、この
地上ループアンテナ5−1〜5−nは図示するよ
うに車両の運行スケジユールを考慮した閉塞区間
の入口、保安上必要なポイント、踏切の前後、車
両が停止(作業)する位置に設置される。この場
合地上ループアンテナの長さは車両がその区間へ
進入する最高速度で進入した時、地上との情報授
受が行なえ、又停止指令により停止した場合のブ
レーキ距離および次に再力行の指令を受けるため
に必要な余裕を見込んだ長さにしてある。11−
1〜11−qは非常ループアンテナで、この非常
ループアンテナ11−1〜11−qは地上ループ
アンテナ5−1〜5−nの隣接するアンテナ間の
距離が長い区間に配置される。他方6は誘導無線
装置(地上局)、7は無人運転装置、9は上位計
算機でこの上位計算機9は全体の生産管理等を行
なうものであり、通常はこの上位計算機9から無
人運転装置7へ作業スケジユールを指令すること
により無人運転装置7はそのスケジユールに従つ
て車両を運行制御するようになつている。8はス
ケジユール装置で、このスケジユール装置8は上
位計算機9と無人運転装置7との間が結合されな
い場合又は中断された場合や割込みスケジユール
に入れる場合に使用される。12は地上の中央管
制等に設置される操作卓で、この操作卓12には
車両を非常停止させる押ボタンが内蔵されてい
る。
本発明では上記のように構成された車両の無人
運転システムにおいて、車両2と地上の無人運転
装置7との間の情報を伝送する情報伝送装置とし
ての誘導無線装置6の地上側の構成を出来るだけ
簡単にし、安価でかつシステムの保安度を向上さ
せる車両の非常停止機能をもたせるようにするも
のである。
運転システムにおいて、車両2と地上の無人運転
装置7との間の情報を伝送する情報伝送装置とし
ての誘導無線装置6の地上側の構成を出来るだけ
簡単にし、安価でかつシステムの保安度を向上さ
せる車両の非常停止機能をもたせるようにするも
のである。
第2図は、かかる誘導無線装置6の構成例を地
上及び車上間の情報伝送系と関連付けて示すブロ
ツク図である。第2図において、地上装置Aとし
て無人運転装置7およびこの無人運転装置7との
間で情報を入出力する誘導無線装置6を備え、誘
導無線装置6は誘導無線地上ループアンテナ5−
1〜5−nと同数の送受信ユニツト61と非常ル
ープアンテナ11−1〜11−qと同数のキヤリ
ア送信ユニツト62とを備えている。送受信ユニ
ツト61は通常の誘導無線装置がもつているトー
ン信号発振回路、キヤリア送出回路、フイルタト
ーン信号検出回路、送信キヤリア検知回路、受信
復調回路、ミキサ、無人運転装置7とのインター
フエース回路とセレクタースイツチ回路(送受信
ユニツトと地上ループアンテナとの結合を切替え
るための回路)から構成されている。またキヤリ
ア送信ユニツト62はキヤリア送出回路のみで構
成されている。これら各送信ユニツト61及びキ
ヤリア送信ユニツト62は線路結合器5−1a〜
5−na及び11−1a〜11−qaを介して誘導
無線地上ループアンテナ5−1〜5−n及び非常
ループアンテナ11−1〜11−qに接続されて
おり、さらにこれら地上ループアンテナ5−1〜
5−n及び非常ループアンテナ11−1〜11−
qは終端抵抗器5−1b〜5−nb及び11−1
b〜11−qbを介して設置されている。一方、
各車両には車載装置Bとして送信アンテナ21、
受信アンテナ22、誘導無線車上局(送受信装
置)23及び車両の駆動モータを含む車両制御装
置24を備えており、車両2は走行路1に沿つて
設けられた架線又は車両に搭載されたバツテリか
ら電源が供給されるようになつている。
上及び車上間の情報伝送系と関連付けて示すブロ
ツク図である。第2図において、地上装置Aとし
て無人運転装置7およびこの無人運転装置7との
間で情報を入出力する誘導無線装置6を備え、誘
導無線装置6は誘導無線地上ループアンテナ5−
1〜5−nと同数の送受信ユニツト61と非常ル
ープアンテナ11−1〜11−qと同数のキヤリ
ア送信ユニツト62とを備えている。送受信ユニ
ツト61は通常の誘導無線装置がもつているトー
ン信号発振回路、キヤリア送出回路、フイルタト
ーン信号検出回路、送信キヤリア検知回路、受信
復調回路、ミキサ、無人運転装置7とのインター
フエース回路とセレクタースイツチ回路(送受信
ユニツトと地上ループアンテナとの結合を切替え
るための回路)から構成されている。またキヤリ
ア送信ユニツト62はキヤリア送出回路のみで構
成されている。これら各送信ユニツト61及びキ
ヤリア送信ユニツト62は線路結合器5−1a〜
5−na及び11−1a〜11−qaを介して誘導
無線地上ループアンテナ5−1〜5−n及び非常
ループアンテナ11−1〜11−qに接続されて
おり、さらにこれら地上ループアンテナ5−1〜
5−n及び非常ループアンテナ11−1〜11−
qは終端抵抗器5−1b〜5−nb及び11−1
b〜11−qbを介して設置されている。一方、
各車両には車載装置Bとして送信アンテナ21、
受信アンテナ22、誘導無線車上局(送受信装
置)23及び車両の駆動モータを含む車両制御装
置24を備えており、車両2は走行路1に沿つて
設けられた架線又は車両に搭載されたバツテリか
ら電源が供給されるようになつている。
次に上記のように構成された無人運行システム
の作用について述べる。通常の車両の運行制御は
スケジユール装置8又は上位計算機9から無人運
行装置7に作業スケジユールが指令される。各車
両2の走行位置及び状態信号は地上ループアンテ
ナ5−1〜5−n及び誘導無線装置6を介して無
人運転装置7に入力されており無人運転装置7で
最適な車両を選択し、前記スケジユールに従つて
誘導無線装置6、地上ループアンテナ5−1〜5
−n、送信アンテナ21、誘導無線車上局23を
介して車両2へ走行指令を出力する。この場合地
上ループアンテナ5−1〜5−nは走行路1に沿
つて断続的に設置されているので、地上の無人運
転装置7との間の信号の授受は車両がこのループ
アンテナ上に停止又は通過中に行なわれる。また
地上からの信号は車上の制御装置24により地上
からの送信キヤリアが断(1→0)となることで
ラツチされ、次のループアンテナまで走行する。
一方車両2から地上の無人運転装置7へ伝送され
る車両の状態信号(監視信号)は常時出力されて
おり、誘導無線装置6により車両2が地上ループ
アンテナ5−1〜5−nの任意のループアンテナ
に進入又は存在している時に特定のトーン信号
(車両番号等常時出力している信号)又はキヤリ
アが検知されるとこれを車両存在信号として地上
ループアンテナ5−1〜5−nのループ番号を含
めて無人運転装置7へ与えることにより車両位置
を把握する。そしてその地上ループアンテナから
入力される車両の状態信号により車両の状態を把
握し、次の制御指令を与える。この車両の制御に
関与するのは地上ループアンテナ5−1〜5−n
のみで非常ループアンテナ11−1〜11−qは
無関係になつている。又地上からの制御指令のう
ち車両へのブレーキ指令は通常フエイルセーフ方
式の考えから、トーン信号ありでブレーキ緩めと
し、また無信号で車両へブレーキが作用するよう
にしている。車両が次の地上ループアンテナに進
入し誘導無線車上局23がトーン信号(車両制御
信号)とキヤリアを受信するとこのキヤリア受信
信号でこれまでラツチしていた車両制御信号のラ
ツチを解除し、今車両が存在している地上ループ
アンテナから受信している車両制御信号に切替え
る。そして送信キヤリアが断となることで再び地
上からの信号をラツチし次区間のループアンテナ
まで走行する。このようなことを繰返して車両が
目的の作業位置に存するループアンテナに達した
ら停止指令(走行指令及びブレーキユルメ指令を
断とする)により車両はそのループアンテナ位置
に停止する。
の作用について述べる。通常の車両の運行制御は
スケジユール装置8又は上位計算機9から無人運
行装置7に作業スケジユールが指令される。各車
両2の走行位置及び状態信号は地上ループアンテ
ナ5−1〜5−n及び誘導無線装置6を介して無
人運転装置7に入力されており無人運転装置7で
最適な車両を選択し、前記スケジユールに従つて
誘導無線装置6、地上ループアンテナ5−1〜5
−n、送信アンテナ21、誘導無線車上局23を
介して車両2へ走行指令を出力する。この場合地
上ループアンテナ5−1〜5−nは走行路1に沿
つて断続的に設置されているので、地上の無人運
転装置7との間の信号の授受は車両がこのループ
アンテナ上に停止又は通過中に行なわれる。また
地上からの信号は車上の制御装置24により地上
からの送信キヤリアが断(1→0)となることで
ラツチされ、次のループアンテナまで走行する。
一方車両2から地上の無人運転装置7へ伝送され
る車両の状態信号(監視信号)は常時出力されて
おり、誘導無線装置6により車両2が地上ループ
アンテナ5−1〜5−nの任意のループアンテナ
に進入又は存在している時に特定のトーン信号
(車両番号等常時出力している信号)又はキヤリ
アが検知されるとこれを車両存在信号として地上
ループアンテナ5−1〜5−nのループ番号を含
めて無人運転装置7へ与えることにより車両位置
を把握する。そしてその地上ループアンテナから
入力される車両の状態信号により車両の状態を把
握し、次の制御指令を与える。この車両の制御に
関与するのは地上ループアンテナ5−1〜5−n
のみで非常ループアンテナ11−1〜11−qは
無関係になつている。又地上からの制御指令のう
ち車両へのブレーキ指令は通常フエイルセーフ方
式の考えから、トーン信号ありでブレーキ緩めと
し、また無信号で車両へブレーキが作用するよう
にしている。車両が次の地上ループアンテナに進
入し誘導無線車上局23がトーン信号(車両制御
信号)とキヤリアを受信するとこのキヤリア受信
信号でこれまでラツチしていた車両制御信号のラ
ツチを解除し、今車両が存在している地上ループ
アンテナから受信している車両制御信号に切替え
る。そして送信キヤリアが断となることで再び地
上からの信号をラツチし次区間のループアンテナ
まで走行する。このようなことを繰返して車両が
目的の作業位置に存するループアンテナに達した
ら停止指令(走行指令及びブレーキユルメ指令を
断とする)により車両はそのループアンテナ位置
に停止する。
このような車両の無人運転システムにおいて
は、通常中央の管制室にオペレータがいてシステ
ムの動きを監視している。ところで、上記のよう
な車両の運行制御を行なつているとき、火災や地
震などの緊急事態が発生すると、オペレータが操
作卓12の緊急停止の押ボタン(又は切替スイツ
チ等)を操作することにより、操作卓12から無
人運転装置7に緊急停止指令が入力される。する
と、この無人運転装置7は誘導無線装置6に対し
てループアンテナ5−1〜5−nへトーン信号で
緊急停止指令とブレーキ緩め指令断を、非常ルー
プアンテナ11−1〜11−qへはキヤリア送出
指令をそれぞれ出力する。今、非常ループアンテ
ナ11−1〜11−q上に車両が存在しているも
のとすれば、車上でキヤリアを受信することによ
りそれまでラツチしていた車両制御信号(トーン
信号)がすべてオフされ、またブレーキ緩め指令
もオフされるので車両にブレーキが作用して車両
は停止する。また地上ループアンテナ上に車両が
存在しているときは緊急停止指令とブレーキ緩め
指令断によりそのループアンテナ位置に緊急停止
する。
は、通常中央の管制室にオペレータがいてシステ
ムの動きを監視している。ところで、上記のよう
な車両の運行制御を行なつているとき、火災や地
震などの緊急事態が発生すると、オペレータが操
作卓12の緊急停止の押ボタン(又は切替スイツ
チ等)を操作することにより、操作卓12から無
人運転装置7に緊急停止指令が入力される。する
と、この無人運転装置7は誘導無線装置6に対し
てループアンテナ5−1〜5−nへトーン信号で
緊急停止指令とブレーキ緩め指令断を、非常ルー
プアンテナ11−1〜11−qへはキヤリア送出
指令をそれぞれ出力する。今、非常ループアンテ
ナ11−1〜11−q上に車両が存在しているも
のとすれば、車上でキヤリアを受信することによ
りそれまでラツチしていた車両制御信号(トーン
信号)がすべてオフされ、またブレーキ緩め指令
もオフされるので車両にブレーキが作用して車両
は停止する。また地上ループアンテナ上に車両が
存在しているときは緊急停止指令とブレーキ緩め
指令断によりそのループアンテナ位置に緊急停止
する。
なお緊急停止時に車両へ与える信号としては地
上にループアンテナ5−1〜5−nに対して緊急
停止指令としてトーン信号で割当てず、非常ルー
プアンテナ11−1〜11−qと同様にキヤリア
信号のみを送出することにより車両のブレーキ緩
め信号をオフさせ車両にブレーキを作用させるこ
とができる。この場合には車両へのブレーキは常
用ブレーキとなる為、ブレーキ距離、ブレーキ時
間は多少長くなるが実用上は問題ない。
上にループアンテナ5−1〜5−nに対して緊急
停止指令としてトーン信号で割当てず、非常ルー
プアンテナ11−1〜11−qと同様にキヤリア
信号のみを送出することにより車両のブレーキ緩
め信号をオフさせ車両にブレーキを作用させるこ
とができる。この場合には車両へのブレーキは常
用ブレーキとなる為、ブレーキ距離、ブレーキ時
間は多少長くなるが実用上は問題ない。
又緊急停止指令は無人運転装置7を介さず直接
誘導無線装置6に入力するようにし、この誘導無
線装置6に緊急指令の切換論理回路及びキヤリア
送出論理回路をもたせることもできる。
誘導無線装置6に入力するようにし、この誘導無
線装置6に緊急指令の切換論理回路及びキヤリア
送出論理回路をもたせることもできる。
[発明の効果]
以上述べたように本発明によれば、無人運転装
置を複雑にすることなく、緊急時には車両を早急
に停止することができ、しかも誘導無線装置とし
ては非常ループアンテナに対応するキヤリア送信
ユニツトの追加のみですむので、低価格で高信頼
性の車両の自動運転制御装置を提供することがで
きる。
置を複雑にすることなく、緊急時には車両を早急
に停止することができ、しかも誘導無線装置とし
ては非常ループアンテナに対応するキヤリア送信
ユニツトの追加のみですむので、低価格で高信頼
性の車両の自動運転制御装置を提供することがで
きる。
第1図は本発明による車両の自動運転制御装置
の一実施例の全体構成を示すブロツク図、第2図
は同実施例における誘導無線装置の構成を地上及
び車両間の情報伝送系と関連付けて示すブロツク
図である。 1……走行路、2……車両、3……ポイント、
3a……ポイント制御装置、4……踏切、4a…
…踏切開閉制御装置、5−1〜5−n……情報伝
送用地上ループアンテナ、6……誘導無線装置
(地上局)、7……無人運転装置、8……スケジユ
ール装置、9……上位計算機、11−1〜11−
q……非常ループアンテナ、12……操作卓、5
−1a〜5−na,11−1a〜11−qa……線
路結合器、5−1b〜5−nb,11−1b〜1
1−qb……終端抵抗器、21……送信アンテナ、
22……受信アンテナ、23……誘導無線車上
局、24……車両制御装置、61……送受信ユニ
ツト、62……キヤリア送信ユニツト。
の一実施例の全体構成を示すブロツク図、第2図
は同実施例における誘導無線装置の構成を地上及
び車両間の情報伝送系と関連付けて示すブロツク
図である。 1……走行路、2……車両、3……ポイント、
3a……ポイント制御装置、4……踏切、4a…
…踏切開閉制御装置、5−1〜5−n……情報伝
送用地上ループアンテナ、6……誘導無線装置
(地上局)、7……無人運転装置、8……スケジユ
ール装置、9……上位計算機、11−1〜11−
q……非常ループアンテナ、12……操作卓、5
−1a〜5−na,11−1a〜11−qa……線
路結合器、5−1b〜5−nb,11−1b〜1
1−qb……終端抵抗器、21……送信アンテナ、
22……受信アンテナ、23……誘導無線車上
局、24……車両制御装置、61……送受信ユニ
ツト、62……キヤリア送信ユニツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 地上装置Aと、車載装置Bと、地上ループア
ンテナ5−1〜5−nと、非常ループアンテナ1
1−1〜11−qとを有し、走行路1を走行する
複数台の車両2を地上側から車両制御信号により
それぞれ運転制御する車両の自動運転制御装置で
あつて、 走行路1には、所定の間隔で地上ループアンテ
ナ5−1〜5−n、および緊急停止用の非常ルー
プアンテナ11−1〜11−qとがそれぞれ設置
され、 地上装置Aは、無人運転装置7と誘導無線装置
6とを有し、無人運転装置7が運行スケジユール
に従つて車両制御信号を出力し、誘導無線装置6
が地上ループアンテナ5−1〜5−nを介してキ
ヤリアにトーン信号をのせた車両制御信号と、且
つ緊急時には非常ループアンテナ11−1〜11
−qを介して該非常ループアンテナ上を通過中の
車両を停止させるキヤリア信号とを車載装置Bに
送信し、車載装置Bから車両位置と状態信号とを
受信し、 車載装置Bは、車両送受信アンテナ21,22
と車両送受信機23と車両制御装置24とを有
し、車両制御装置24によつて各地上ループアン
テナ5−1〜5−nを通過する車両の走行位置と
状態信号を地上装置Aに出力し、地上装置Aから
車両制御信号を入力して車両制御信号をラツチし
て次の地上ループアンテナまで車両を走行制御
し、且つ緊急時には非常ループアンテナ11−1
〜11−q上を通過中に地上装置から送信される
キヤリア信号を受信して車両の制御信号のラツチ
解除して車両を停止させるものである。 車両の自動運転制御装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59209510A JPS6189164A (ja) | 1984-10-05 | 1984-10-05 | 車両の自動運転制御装置 |
US06/716,228 US4697179A (en) | 1984-03-28 | 1985-03-26 | Inductive radio control system for vehicles |
AU40384/85A AU555639B2 (en) | 1984-03-28 | 1985-03-26 | Inductive control of vehicle |
EP85103683A EP0158228B1 (en) | 1984-03-28 | 1985-03-27 | Inductive radio control system for vehicles |
CA000477635A CA1233543A (en) | 1984-03-28 | 1985-03-27 | Inductive radio control system for vehicles |
DE8585103683T DE3584987D1 (de) | 1984-03-28 | 1985-03-27 | Funkinduktive steueranlage fuer fahrzeuge. |
KR1019850003870A KR900002872B1 (ko) | 1984-10-05 | 1985-06-03 | 유도무선장치에 의한 차량의 자동반송장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59209510A JPS6189164A (ja) | 1984-10-05 | 1984-10-05 | 車両の自動運転制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6189164A JPS6189164A (ja) | 1986-05-07 |
JPH0570361B2 true JPH0570361B2 (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=16573990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59209510A Granted JPS6189164A (ja) | 1984-03-28 | 1984-10-05 | 車両の自動運転制御装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6189164A (ja) |
KR (1) | KR900002872B1 (ja) |
-
1984
- 1984-10-05 JP JP59209510A patent/JPS6189164A/ja active Granted
-
1985
- 1985-06-03 KR KR1019850003870A patent/KR900002872B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR860003122A (ko) | 1986-05-21 |
JPS6189164A (ja) | 1986-05-07 |
KR900002872B1 (ko) | 1990-05-01 |
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