JPH0570001B2 - - Google Patents

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JPH0570001B2
JPH0570001B2 JP33514187A JP33514187A JPH0570001B2 JP H0570001 B2 JPH0570001 B2 JP H0570001B2 JP 33514187 A JP33514187 A JP 33514187A JP 33514187 A JP33514187 A JP 33514187A JP H0570001 B2 JPH0570001 B2 JP H0570001B2
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JP
Japan
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clamp
piston
hydraulic
tool
clamping
Prior art date
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JP33514187A
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Keitaro Yonezawa
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Kosmek KK
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Kosmek KK
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Publication date
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Priority to EP19880118331 priority patent/EP0319710B1/en
Priority to DE19883887113 priority patent/DE3887113T2/de
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Publication of JPH0570001B2 publication Critical patent/JPH0570001B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ 本発明は、油圧シリンダの油圧力で被固定側部
材の鍔部を固定側部材に押圧固定する形式の鍔付
部材用油圧クランプに関し、クランプ装置全体を
小形・簡素化する技術である。
≪従来の技術≫ 固定側部材に鍔付部材を着脱自在に固定する手
段として、従来では、第11図から第15図に示
すものがある。
従来例 1 (第11図参照) これは、射出成形機の固定側部材であるスクリ
ユーシリンダ1に、被固定側部材であるシリンダ
ヘツド2の鍔部2bを複数の着脱用ボルト71で
固定したものである。
従来例 2 (第12図から第14図参照) これは、本発明者が先に考えたものであつて、
スクリユーシリンダ1に固定用ボルト74でアダ
プタープレート73を固定し、アダプタープレー
ト73の周方向に複数台のクランプ爪退避形油圧
クランプ75を配設したものである。なお、クラ
ンプ爪退避形油圧クランプ75の構造としては、
例えば、本発明者が先に提案した第14図(実開
昭59−191227号公報)に示すものがある。
そして、クランプ操作時には、まず、各油圧ク
ランプ75のクランプ爪81を戻しばね82の張
力でクランプ本体77の前面内に退避させ、この
状態でシリンダヘツド2をアダプタープレート7
3の中央部に挿入する。次いで、油圧シリンダ7
8の油圧力でピストン79を前向きに駆動するこ
とにより、ピストンロツド80でクランプ爪81
をクランプ本体77の前面外へ進出させ、クラン
プ爪81で鍔部2bをアダプタープレート73に
押圧するものである。
従来例 3 (第15図参照) これは、オートクレーブ84の固定側部材であ
る胴部85に被固定側部材である鏡板86を着脱
自在に固定したものである。胴部85と鏡板86
の鍔部87・88同士が多数の着脱用ボルト89
で固定される。
≪発明が解決しようとする問題点≫ 従来例1(第11図参照)では次の問題がある。
(イ) クランプ操作に手間がかかる。
被固定側部材であるシリンダツド2を交換す
るたびに、着脱用ボルト71をスクリユーシリ
ンダ1のねじ孔に嵌合して締め付ける操作を人
手で行わなければならないので、クランプ操作
に手間がかかる。
従来例2では、上記問題点(イ)を解決できる点で
優れるが、次の問題点(ロ)から(ホ)がある。
(ロ) クランプ装置全体が複雑である。
クランプ装置は、油圧クランプ75を二台以
上設ける必要があるうえ、各油圧クランプ75
ごとにクランプ・アンクランプ動作検出手段や
油圧管路を設けざるを得ないので、全体の構成
が複雑である。
(ハ) クランプ装置全体が大形である。
クランプ装置は、被固定物のクランプ位置か
ら各油圧クランプ75が放射状に突出するの
で、外径寸法が大きくなり、全体が大形のもの
になる。
(ニ) クランプ密度が小さい。
隣り合う油圧クランプ75,75同士の干渉
をさけるためにクランプ爪81の周方向のピツ
チが大きくならざるを得ず、鍔部2bのクラン
プ不能領域が広くて、クランプ密度が小さい。
このため、鍔部2bに加わる面圧が大きくな
り、鍔部2bを傷めたり歪ませたりする。
(ホ) 片締めが起きる。
複数の油圧クランプ75は、油圧駆動時の摺
動摩擦抵抗や作動油流動抵抗が異ならざるを得
ず、動作タイミングに僅かながらもずれが生じ
て、鍔部2bが片締めされるおそれがある。
従来例3(第15図参照)では、オートクレー
ブ84の密封を確保するために多数の着脱用ボル
ト89を人手で着脱操作するので、クランプ操作
が非常に手間取り、前記問題点(イ)が著しく現れ
る。
また、周方向に多数並ぶ着脱用ボルト89は、
片締めをなくすため、対角線上で交互に締め付け
操作をしなければならず、クランプ操作がさらに
手間取る。
そのうえ、このような大径の鍔部88のクラン
プ操作に前記の油圧クランプ75を用いようとし
ても、問題点(ロ)から(ホ)が著しくなり、実用には不
向きである。
本発明は、上記の各問題点(イ)から(ホ)を全て解決
して、クランプ操作を容易にすること、クランプ
装置全体を小形・簡素化すること、クランプ密度
を大きくすること、及び片締めを防止することを
目的とする。
≪問題点を解決するための手段≫ 本発明は、上記目的を達成するために、 例えば、第1図から第6図、第7図と第8図、
第9図、又は第10図に示すように、 油圧シリンダ7のシリンダ本体9の先端壁9a
から基端壁9bまでの間に、クランプ作動油室1
4・ピストン12及びクランプ具8を順に設け、
クランプ具8は少なくとも基端壁9b側のクラン
プ具出力部26が、シリンダ本体9の胴部9cか
ら径方向に離れたクランプ可能進出位置Xと、胴
部9cに径方向に近づいてクランプ不能退避位置
Yとに切換え可能に構成し、 クランプ具8を退避用ばね23でクランプ不能
退避位置Y側へ弾圧するのに対し、進出用傾斜カ
ム24でクランプ可能進出位置Xへ押出し可能に
構成し、 シリンダ本体9内でのピストン12の許容スト
ロークLは、クランプ作動用リフトMにクランプ
具押出し用リフトNを加えた以上の寸法に設定
し、 ピストン12が、シリンダ本体9の先端壁9a
側からクランプ具押出し用リフトNの区間を基端
壁9b側へ駆動されるクランプ具押出し作動状態
では、クランプ具8が進出用傾斜カム24で退避
用ばね23に抗してクランプ不能退避位置Yから
クランプ可能進出位置Xへ押し出され、 ピストン12が、クランプ具押出し用リフトN
よりも基端壁9b側のクランプ作動用リフトMの
区間を基端壁9b側へ駆動されるクランプ作動状
態では、ピストン12に設けたピストン出力部1
2aがクランプ具8を基端壁9b側へ押圧してい
くように構成したものである。
≪作用≫ 本発明の作用を第1図に基づいて説明する。
油圧クランプ3のクランプ・アンクランプ操作
時には、クランプ具8が第1図a,b,cで示す
ように切換わる。
a図はアンクランプ状態を示し、ピストン12
がシリンダ本体9の先端壁9a側に後退してクラ
ンプ具8が退避用ばね23でクランプ不能退避位
置Yに切換えられている。
b図は切換え過渡状態を示し、ピストン12が
クランプ具押出し用リフトNだけシリンダ本体9
の基端壁9b側へ駆動され、クランプ具8が進出
用傾斜カム24でクランプ可能進出位置Xに切換
えられている。
c図はクランプ状態を示し、ピストン12がさ
らに基端壁9b側へ駆動されてクランプ具8がク
ランプ作動し、クランプ具8と固定側部材Aとの
間に被固定側部材Bの鍔部2bが押圧固定されて
いる。
被固定側部材Bの取付け時には、上記a図の状
態で被固定側部材Bをシリンダ本体9内に挿入し
て固定側部材Aの締結面上にセツトする。油圧シ
リンダ7を油圧駆動すると、クランプ具8は、a
図の状態からb図の状態に切換わる間に、ピスト
ン12の移動に連動してクランプ不能退避位置Y
からクランプ可能進出位置Xへ自動的に切換わ
り、次いで、b図の状態からc図の状態に切換わ
る間に基端壁9b側へ移動されて、クランプ作動
を行う。
また、被固定側部材Bの取外し時には、油圧シ
リンダ7を復帰作動させることにより、クランプ
具8を、上記とは逆に、c図の状態からb図の状
態を経てa図の状態に切換えるのである。このと
き、クランプ具8は、退避用ばね23でクランプ
不能退避位置Yへ退避させられる。これにより、
鍔部2bがクランプ具8にひつかかることなしに
被固定側部材Bを固定側部材Aから取り出すこと
ができるのである。
このように、油圧シリンダ7のピストン12に
連動してクランプ具8が切換え操作されるので、
クランプ具8を人手で操作する必要がなくなり、
油圧クランプ3のクランプ操作が容易となる。
また、油圧クランプ3は1台ですむうえ、油圧
管路も一台分ですみ、クランプ・アンクランプ動
作を検出しようとする場合に動作検出装置が一つ
ですむ。このため、クランプ装置全体の構成が簡
素化する。
しかも、上記油圧クランプ3は、被固定側部材
Bの固定位置から径方向に大きく突出することが
ないので、外径寸法が小さいものですみ、小形の
ものに造ることができる。
また、クランプ具8は、被固定側部材Bの鍔部
2bの周方向に並べて配置されるので、押圧不能
な領域が少なくてすみ、クランプ密度が大きい。
従つて、所定のクランプ力を確保するにあたり、
クランプ具8から鍔部2bに加わる面圧が小さく
なり、鍔部2bを傷つけたり歪ませたりすること
を防止できる。
さらに、クランプ操作は、1台の油圧クランプ
3でなされるので、クランプ具8で鍔部2bの全
周をほぼ同時かつ均等に締め付けることができ、
鍔部2bの片締めをなくせる。
≪発明の効果≫ 本発明は、上記のように構成され作用すること
から次の効果を奏する。
(イ) クランプ操作が容易になる。
油圧シリンダのピストンに連動してクランプ
具が順に切換え操作されるので、クランプ具を
一切人手で操作する必要がなくなり、油圧クラ
ンプのクランプ操作が容易になる。
(ロ) クランプ装置を簡素化できる。
油圧クランプは1台だけ設ければすむうえ、
油圧管路等の付属装置も1台分ですみ、クラン
プ装置全体の構成が簡素化する。
(ハ) クランプ装置を小形化できる。
油圧クランプは、径方向に大きく突出するこ
とがないので、外径寸法が小さいものですみ、
小形にできる。
(ニ) クランプ密度が大きい。
クランプ具を被固定側部材の鍔部の周方向に
並べて配置するので、押圧不能な領域が少なく
てすみ、クランプ密度が大きい。従つて、所定
のクランプ力を確保するにあたり、クランプ具
から鍔部に加わる面圧が小さくなり、鍔部を傷
めたり歪ませたりすることを防止できる。
(ホ) 鍔部の片締めを防止できる。
クランプ操作は、1台の油圧クランプでなされ
るので、クランプ具で鍔部の全周を同時かつ均等
に締め付けることができ、鍔部の片締めを防止で
きる。このため、例えば、密封容器の蓋の着脱用
に油圧クランプを適用しても密封性が損なわれる
ことがない。
≪実施例≫ 以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第1図から第6図はその一実施例を示してい
る。
第2図は、射出成形機のシリンダヘツドの着脱
用に油圧クランプを適用したものである。図にお
いて、射出成形機の固定側部材Aであるスクリユ
ーシリンダ1の右面に、鍔付き被固定側部材Bで
あるシリンダヘツド2を油圧クランプ3で着脱自
在に固定し、スクリユーシリンダ1内に挿入した
スクリユー1aでシリンダヘツド2のノズル2a
から溶融樹脂を射出するようになつている。上記
油圧クランプ3は、油圧シリンダ7のシリンダ本
体9を複数の固定用ボルト5でスクリユーシリン
ダ1の右端面に固定してなる。そして、油圧シリ
ンダ7の油圧力でクランプ具8を押圧駆動するこ
とにより、シリンダヘツド2の鍔部2bをスクリ
ユーシリンダ1に押圧固定するようになつてい
る。
上記油圧シリンダ7は、シリンダ本体9の先端
壁9a(図上右端壁、以下同じ)から基端壁9b
(図上左端壁、以下同じ)までの間に、クランプ
作動油室14・ピストン12及びクランプ具8を
順に設けてなる。第1図の作動説明図で示すよう
に、クランプ具8は、少なくとも基端壁9b側の
クランプ具出力部26が、シリンダ本体9の胴部
9cから径方向に離れたクランプ可能進出位置X
と、胴部9cに径方向に近づいたクランプ不能退
避位置Yとに切換え可能に構成される。そして、
クランプ具8を、退避用ばね23でクランプ不能
退避位置Y側へ弾圧するのに対し、進出用傾斜カ
ム24でクランプ可能進出位置Xへ押出し可能に
構成してある。また、シリンダ本体9内でのピス
トン12の許容ストロークLは、クランプ作動用
リフトMにクランプ具押出し用リフトNを加えた
以上の寸法に設定してある。そして、ピストン1
2がシリンダ本体9の先端壁9a側からクランプ
具押出し用リフトNの区間を基端壁9b側へ駆動
されるクランプ具押出し作動状態では、クランプ
具8が進出用傾斜カム24で退避用ばね23に抗
してクランプ不能退避位置Yからクランプ可能進
出位置Xへ押し出される。さらに、ピストン12
がクランプ具押出し用リフトNよりも基端壁9b
側のクランプ作動用リフトMの区間を基端壁9b
側へ駆動されるクランプ作動状態では、ピストン
12に設けたピストン出力部12aがクランプ具
8を基端壁9b側へ押圧していくようになつてい
る。
以下、上記構成をより詳しく説明する。
まず、油圧シリンダ7を第2図で説明すると、
これは単動ばね復帰式に構成されている。即ち、
シリンダ本体9の右部内に筒状のピストン12が
油密摺動自在に挿入される。ピストン12は、そ
の右面から突設した案内筒13で左右方向へガイ
ドされている。ピストン12の右側にクランプ作
動油室14が形成され、ピストン12の左側にば
ね室15が形成される。クランプ作動油室14は
給排油孔17を介して図外の油圧源に連通され
る。一方、ばね室15内には、圧縮コイルばねか
らなるピストン復帰ばね18が装着される。この
ピストン復帰ばね18は、ばね左端がばね受板1
9を介してシリンダ本体9に受け止められ、ばね
右端がピストン12に受け止められる。
次に、前記クランプ具8及び退避用ばね23に
ついて、第2図及び第3図から第6図で説明す
る。第3図及び第4図は、クランプ具8がクラン
プ不能退避位置Yに切換えられた状態を示し、第
5図と第6図は、クランプ具8がクランプ可能進
出位置Xに切換えられた状態を示している。
クランプ具8は、側面視で環状に並ぶ複数のク
ランプ爪8aからなり、各クランプ爪8aがピス
トン12の径方向に拡縮移動可能とされる。即
ち、環状に並ぶ複数のクランプ爪8aの外周に亘
つて拡縮移動案内用周溝28が形成される。ま
た、ピストン12の左面とピストン復帰ばね18
との間に拡縮移動案内用リング29が載置され、
この拡縮移動案内用リング29に各クランプ爪8
aの拡縮移動案内用周溝28が摺動自在に嵌合さ
れる。さらに、互いに隣接するクランプ爪8a,
8aには接線方向へ延びるばね挿入穴38,38
が向かい合わせに形成され、ばね挿入穴38,3
8同士に位置決めピン39が挿入される。この位
置決めピン39の軸方向中央部を拡径してばね受
座40が形成される。このばね受座40と各ばね
挿入穴38の底壁との間には、圧縮コイルばねか
らなる開きばね41がそれぞれ装着される。上記
複数の開きばね41で前記の退避用ばね23を構
成してある。
前記の進出用傾斜カム24について、主として
第2図に基づいて説明する。
進出用傾斜カム24は、円筒状に形成されてお
り、クランプ具8の左側空間に横方向へ移動自在
に挿通され、押圧ばね25で右向きに弾圧される
とともに、その所定量以上の右向き移動が前記ピ
ストン復帰ばね18のばね受板19で阻止されて
いる。上記押圧ばね25のばね力は、ピストン復
帰ばね18のばね力よりも小さい値に設定されて
おり、押圧ばね25の弾圧力によつて、進出用傾
斜カム24の右部に形成した先広がり状のカム面
43が、各クランプ爪8aの左部外周面に形成し
たカム係合面44に接当される。
そして、シリンダ本体9内のクランプ作動油室
14に給排油孔17から圧油を供給することによ
り、その油圧力でピストン12がピストン復帰ば
ね18の弾圧力に抗して左側の基端部9b側へ駆
動され、これに伴つて、ピストン出力部12aが
クランプ具8をシリンダ本体9の基端壁9b側へ
押圧していく。これにより、油圧クランプ具3
は、第1図aで示すアンクランプ状態から第1図
bで示す切換え過渡状態を経て第1図cで示すク
ランプ状態に切換わるのである。
上記シリンダ本体9内でのピストン12の左右
方向の許容ストロークLは、クランプ作動用リフ
トMにクランプ具押出し用リフトNを加えた以上
の寸法に設定されている。そして、a図からb図
に切換わる間のクランプ具押出し作動状態におい
ては、ピストン12が先端壁9a側からクランプ
具押出し用リフトNの区間を下降する。これに伴
つて、クランプ具8が、進出用傾斜カム24で退
避用ばね23に抗して前記の拡縮移動案内用リン
グ29に沿つて径方向内側へ押し出され、クラン
プ不能退避位置Yからクランプ可能進出位置Xへ
切り換えられる。さらに、同上b図からc図に切
換わる間のクランプ作動状態においては、ピスト
ン12がクランプ具押出し用リフトNの下側のク
ランプ作動用リフトMの区間を下降する。これに
伴つてピストン出力部12aがクランプ具8を押
圧していき、クランプ具出力部26がシリンダヘ
ツド2の鍔部2bをスクリユーシリンダ1に押圧
固定するのである。
これに対して、上記c図のクランプ状態からa
図のアンクランプ状態への切換えは、クランプ作
動油室14内から圧油を排出してピストン復帰ば
ね18の弾圧力でピストン12を先端壁9a側に
復帰させることによりなされる。この場合、ピス
トン12の右側移動に伴つて、ピストン復帰ばね
18の弾圧力で拡縮移動案内用リング29が同行
移動し、この拡縮移動案内用リング29を介して
各クランプ爪8aが進出用傾斜カム24から引き
離され、クランプ具8がクランプ可能進出位置X
からクランプ不能退避位置Yへ切換わるのであ
る。
第7図と第8図は、上記油圧クランプ3の他の
使用例を示し、上記実施例のものと同じ機能の部
材には同一の符号を付けてある。
これは、オートクレーブ50の固定側部材であ
る胴部51に、鍔付き被固定側部材である鏡板5
2を油圧クランプ3で着脱自在に取り付けるよう
にしたものである。オートクレーブ50の胴部5
1には油圧シリンダ7のシリンダ本体9が複数の
固定用ボルト5で固定されている。油圧シリンダ
7の油圧力でピストン12を油圧駆動することに
より、クランプ具8のクランプ具出力部26が鏡
板52の鍔部53をシリンダ本体9に押圧固定す
るようになつている。
第9図と第10図は、それぞれ、油圧クランプ
の変形例を示している。
第9図は第2図相当図で、進出用傾斜カム24
をピストン12の左面から突設して構成し、この
進出用傾斜カム24の左側空間にクランプ具8を
装着したものである。クランプ具8の拡縮移動案
内用リング29とシリンダ本体9の基端壁9bと
の間にピストン復帰ばね18が装着される。ま
た、同上リング29とピストン12との間に、カ
ム切離し用の押圧ばね25が装着されている。
第10図のものは、上記第9図のものをさらに
次のように変形したものである。即ち、固定側部
材である固定台61に中実のシリンダ本体9が固
定され、その外周側にクランプ具8・ピストン1
2・進出用傾斜カム24が装着されている。そし
て、シリンダ本体9の外周側に被固定側部材62
を挿入し、その内鍔部62bをクランプ具出力部
26で押圧固定するようになつている。
なお、前記実施例や変形例において、ピストン
12は円筒形に構成したが、これは角筒形であつ
てもよい。また、クランプ具8は環状に並ぶ複数
のクランプ爪8aで構成するようにしたが、これ
は、進出用傾斜カム24でピストン12の径方向
に位置切換えがなされるものであればよく、クラ
ンプ具8を一体もので形成してもよい。さらに、
退避用ばね23を複数の開きばね41で構成する
としたが、これは、クランプ具8を径方向外側へ
弾圧して退避させるものであればよく、例えば、
クランプ具8の材料自体が具備する弾性復元力で
退避用ばね23を構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は本発明の実施例を示してい
る。第1図は作動説明図で、第1図aはアンクラ
ンプ状態を示す図、第1図bは切換え過渡状態を
示す図、第1図cはクランプ状態を示す図、第2
図は油圧クランプの使用状態を示す縦断面図、第
3図は第1図aの−線矢視部分図、第4図は
第3図の−線矢視断面図、第5図は第1図b
の−線矢視部分図、第6図は第5図の−
線矢視断面図である。第7図と第8図は油圧クラ
ンプの他の使用例を示し、第7図はオートクレー
ブの外形視部分図で、第8図は第7図の−線
矢視断面図である。第9図は、油圧クランプの変
形例を示す第2図相当図である。第10図は、油
圧クランプの別の変形例を示す第2図相当図であ
る。第11図から第15図は従来例を示してい
る。第11図は、従来例1を示す第2図相当図で
ある。第12図から第14図は従来例2を示し、
第12図は第11図相当の外形図、第13図は第
12図の右側面図で、第14図は油圧クランプの
縦断面図である。第15図は、従来例3を示す第
7図相当図である。 7…油圧シリンダ、8…クランプ具、9…シリ
ンダ本体、9a…先端壁、9b…基端壁、9c…
胴部、12…ピストン、12a…ピストン出力
部、14…クランプ作動油室、23…退避用ば
ね、24…進出用傾斜カム、26…クランプ具出
力部、L…ピストン12の許容ストローク、M…
クランプ作動用リフト、N…クランプ具押出し用
リフト、X…クランプ可能進出位置、Y…クラン
プ不能退避位置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 油圧シリンダ7のシリンダ本体9の先端壁9
    aから基端壁9bまでの間に、クランプ作動油室
    14・ピストン12及びクランプ具8を順に設
    け、クランプ具8は少なくとも基端壁9b側のク
    ランプ具出力部26が、シリンダ本体9の胴部9
    cから径方向に離れたクランプ可能進出位置X
    と、胴部9cに径方向に近づいたクランプ不能退
    避位置Yとに切換え可能に構成し、 クランプ具8を退避用ばね23でクランプ不能
    退避位置Y側へ弾圧するのに対し、進出用傾斜カ
    ム24でクランプ可能進出位置Xへ押出し可能に
    構成し、 シリンダ本体9内でのピストン12の許容スト
    ロークLは、クランプ作動用リフトMにクランプ
    具押出し用リフトNを加えた以上の寸法を設定
    し、 ピストン12が、シリンダ本体9の先端壁9a
    側からクランプ具押出し用リフトNの区間を基端
    壁9b側へ駆動されるクランプ具押出し作動状態
    では、クランプ具8の進出用傾斜カム24で退避
    用ばね23に抗してクランプ不能退避位置Yから
    クランプ可能進出位置Xへ押し出され、 ピストン12が、クランプ具押出し用リフトN
    よりも基端壁9b側のクランプ作動用リフトMの
    区間を基端壁9b側へ駆動されるクランプ作動状
    態では、ピストン12に設けたピストン出力部1
    2aがクランプ具8を基端壁9b側へ押圧してい
    くように構成したことを特徴とする鍔付部用油圧
    クランプ。
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