JPH056Y2 - - Google Patents

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JPH056Y2
JPH056Y2 JP14598687U JP14598687U JPH056Y2 JP H056 Y2 JPH056 Y2 JP H056Y2 JP 14598687 U JP14598687 U JP 14598687U JP 14598687 U JP14598687 U JP 14598687U JP H056 Y2 JPH056 Y2 JP H056Y2
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JP
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shoe
martial arts
leather
lace
sole
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は靴底と床との摩擦抵抗が大きく、つま
先部に力を入れることができる武道用シユーズに
関するものである。 〔従来の技術および問題点〕 従来、剣道、薙刀などの武道においては素足で
あつたり、布製の足袋が使用されていた。また、
洋格闘技で使用される靴は甲革は柔軟な素材で作
られているが靴底はゴム製あるいは天然皮革製の
ものである。 しかし、布製の足袋では底も布であるために底
と床との摩擦抵抗が小さく滑りやすいため、十分
な踏み込みができないとか、コハゼによる止め方
では足形に合わせにくく、激しい動きに対しては
履き心地が悪いという欠点がある。更に、コハゼ
で止めるとコハゼによる怪我の問題が生ずる。ま
た、洋格闘技に使用されている靴のようにゴム製
底では摩擦抵抗が大きすぎ、十分な摺り足での移
動が難かしいとか、天然皮革製では布製底と同じ
程度のものであり、いずれの靴底の場合にも十分
な動きの靴ではない。 本考案は武道における動き性、踏み込み性に優
れ、激しい動きに対しても足なじみが良く、履き
心地の良い武道用シユーズを提供するにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は布帛または柔軟な皮革様シートを甲革
および腰革とし、少なくとも1面に繊維と重合体
の混在面を有する繊維絡合不織布とポリウレタン
を主体とした重合体とで構成された柔軟なシート
を該混在面を床面と接する面として靴底とし、つ
ま先が二股になり履口は少なくともくるぶしの上
部までの長さをもち、前面部を紐のあみあげ式と
し、紐で緊張・結紐するようにしたことを特徴と
する武道用シユーズである。 すなわち、本考案の武道用シユーズの甲革、腰
革あるいは筒部は布帛または繊維集合体とポリウ
レタンを主体とした重合体で構成された銀付調皮
革様シートあるいはスエード調皮革様シートなど
の皮革様シートで作られたものである。特に本考
案では柔軟な皮革様シートが好ましい。皮革様シ
ートの柔軟性はJIS L−1096試験法に記載のガー
レ法で測定した剛軟度が20〜1800mgの範囲、好ま
しくは20〜1500mgの範囲の柔軟な素材である。ま
た、靴底は繊維絡合不織布とポリウレタンを主体
とした重合体で構成された柔軟なシートで作られ
たものであり、少なくとも床面と接する面は繊維
と重合体との混在型であることが必要である。好
ましくは重合体は多孔質状で存在することであ
る。一方、足と接する面は繊維と重合体の混在し
た状態でも、繊維立毛スエード調あるいは銀付調
の面でも、またその上に布帛を積層したものであ
つてもよい。床に接する面が繊維と重合体との混
在状態としたことによつて、武道における動きに
対して適度の摩擦抵抗を示し、床との滑り性が適
度のものとなる。この靴底を構成するシートの柔
軟性も、つま先部で止まつた場合の甲に及ぼす応
力が小さくすることが履き心地に重要であること
からして靴底用シートの柔軟性はガーレ法で測定
した剛軟度20〜1800mgの範囲、好ましくは20〜
1500mgの範囲の柔軟な素材である。 また、靴の形状としてはつま先が二股に分かれ
ていることが踏み込み性を一層良いものとするこ
と、履口は少なくともくるぶしの上部までの長さ
をもち、前部を紐のあみあげ式とし、紐で緊張・
結紐することにしたことによつて、激しい動きに
対しても違和感がなく、瞬発力が出せると共に、
怪我の防止もできる。 次に、本考案に係る武道用シユーズの一例を図
面で説明する。第1図は武道用シユーズの模式図
である。1は胛被革、2は腰革、3は舌、4は二
股部、5は紐穴、6は紐穴補強部、7は履口、8
は靴底、9は紐である。 本考案の武道用シユーズは剣道、薙刀、銃剣
道、空手、少林寺拳闘、洋格闘技などに使用する
ことができる。 〔実施例〕 次に、本考案の実施態様を具体的な実施例で説
明する。 実施例 極細繊維束状のナイロン繊維絡合不織布に多孔
質ポリウレタンが含有されてなるシートの一面
に、ポリウレタン非多孔質被膜が付与され、皮革
様シートに仕上げられた厚さ0.8mm、見掛密度
0.38g/cm3、ガーレ法剛軟度26mgの皮革様シート
を用い、靴胛被用に裁断して縫製加工し、底部以
外の胛部を作つた。 次に、目付250g/m2のナイロン繊維絡合不織
布にポリウレタンのジメチルホルムアミド溶液を
含浸し、水中に浸漬しポリウレタンを多孔質状に
湿式凝固して得たシートの表面をバフイングして
平滑化した、繊維対ポリウレタンの比が54:46
で、厚さ1.2mm、見掛密度0.37g/cm3、ガーレ法
剛軟度210mgの繊維質シートを用い、靴底の型に
裁断し、木綿の織布(帆布)を重ね合わせて、織
布を内側にして胛部に縫い合わせて第1図に示し
たつま先部が二股になつた紐による編み上げ靴を
作つた。 この靴を履いて剣道場で剣道を行つた結果を、
足なじみ性、摺り足の作動性、打込み性、動作の
敏捷性、体の均衡のとりやすさ等について従来の
布製足袋、素足およびゴム底靴と着用性を比較し
た。その結果を表1に示した。
【表】
〔考案の効果〕
本考案の武道用シユーズは靴底が繊維とポリウ
レタンを主体とした重合体とからなる柔軟な素材
であるため、摺り足性が良く、踏み込みにも十分
な力がかかる。更に、激しい動きに対しても足な
じみが良く、履き心地の良い武道用シユーズであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る武道用シユーズの一例の
模式図である。 1……胛被革、2……腰革、3……舌、4……
二股部、5……紐穴、6……紐穴補強部、7……
履口、8……靴底、9……紐。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 布帛または柔軟な皮革様シートを甲革および
    腰革とし、少なくとも1面に繊維と重合体の混
    在面を有する繊維絡合不織布とポリウレタンを
    主体とした重合体とで構成された柔軟なシート
    を該混在面を床面と接する面として靴底とし、
    つま先が二股になり履口は少なくともくるぶし
    の上部までの長さをもち、前面部を紐のあみあ
    げ式とし、紐で緊張・結紐するようにしたこと
    を特徴とする武道用シユーズ。 2 靴底がガーレ式剛軟度20〜1800mgの範囲の柔
    軟なシートである実用新案登録請求の範囲第1
    項の武道用シユーズ。
JP14598687U 1987-09-24 1987-09-24 Expired - Lifetime JPH056Y2 (ja)

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JPS6449101U JPS6449101U (ja) 1989-03-27
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