JPH0569961A

JPH0569961A - カード収納・繰出装置

Info

Publication number: JPH0569961A
Application number: JP23521291A
Authority: JP
Inventors: Katsuji Yokoyama; 勝治横山; Tomoaki Iwamoto; 智明岩元; Hitoshi Hamanaka; 仁浜中; Tadanobu Amano; 忠信天野
Original assignee: Fuji Electric Co Ltd
Current assignee: Fuji Electric Co Ltd
Priority date: 1991-09-17
Filing date: 1991-09-17
Publication date: 1993-03-23

Abstract

(57)【要約】【目的】簡単な構造によって繰出し動作の信頼性向上が
図れるカード収納・繰出装置を提供することにある。【構成】収納庫に積層収納されたカードを下側のものか
ら、その下面と接触する回転具外周面の摩擦駆動力によ
り順次、繰り出す装置において、回転具は、先行して作
動する予備繰出し用の第１の回転具と；次に作動する本
繰出し用の第２の回転具と；からなり、第１回転具の作
動によって、下側のカードは、その前縁部が繰出し方向
に収納庫の繰出し口近くまで移動し、次の第２回転具の
作動によって正規に繰り出される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、カードたとえばプリ
ペイド・カードとしての磁気カードを、それが積層収納
される収納庫から指令に基づき、下側のものから順次、
繰り出す装置であって、とくに簡単な構造によって繰出
し動作の信頼性向上が図れるカード収納・繰出装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来例について、その側面図である図７
を参照しながら説明する。図７において、カード10用の
収納庫は主として、ケース81と、底板82と、繰出し側の
側壁に相当するゲート83と、その下部に位置する繰出し
用出口84とからなる。図には下側のカード10だけが代表
して実線表示されているが、一点鎖線表示のように、積
層収納カードの上には、押圧用の重り85が載置される。
底板82は支持板86の上に固定される。底板82の下方に、
カード繰出し用の回転具87が設けられる。この回転具87
は、外周の半分だけが、下側のカード10の下面と接触可
能な突出した摩擦面で構成され、符号を付けてないモー
タおよびベルトによって時計方向に１回転されるごと
に、カードが１枚ずつ繰り出される。すなわち、回転具
87の１回転による摩擦駆動力によって下側のカード10
が、ゲート83の下端の出口84を通り、回転具87の摩擦面
の外周長に相当する距離だけ、右方向に繰り出される。
なお、底板82と支持板86とには、回転具87の外周部分の
一部が通過可能なように、中空部が設けられる。出口84
の高さ寸法は、カード10の複数枚の通過を阻止するた
め、その厚さの約１倍半に設計される。さて、繰り出さ
れたカード10は、ベルトとプーリとからなる搬送手段89
によって受け継がれ、次の工程に搬送される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】図７に示した従来例に
おいて、下側のカード10は、回転具87の突出した摩擦面
と接触して繰り出されるとき、正確には、若干程度たと
えば約1.5mm 持ち上げられながら摩擦駆動力によって右
方向に繰り出される。したがって、別の側面図である図
８に示したように、持ち上げられながら繰り出されるカ
ード10の前縁( 右端面) が、ゲート83の左側面の下端部
の斜面に突き当たり、この斜面に沿って下りない状態に
なると、カード10の下面と、回転具87の突出した摩擦面
との間に滑りが生じ、繰出し動作が不能になる。すなわ
ち、繰出しに係る誤動作を起こすことになる。この誤動
作は、下側のカード10が、ケース81内で寸法余裕分５〜
６mmだけ左側に寄って位置するときに起こりやすく、と
くに最初の１枚目のときがそうであることが多い。この
誤動作の起こる頻度は、経験的には繰出しカード千枚当
たり数枚程度である。

【０００４】この発明の課題は、従来の技術がもつ以上
の問題点を解消し、簡単な構造によって繰出し動作の信
頼性向上が図れるカード収納・繰出装置を提供すること
にある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１に係るカード収
納・繰出装置は、収納庫に積層収納されたカードを下側
のものから、その下面と接触する回転具の外周面の摩擦
駆動力により順次、繰り出す装置において、前記回転具
は、先行して作動する予備繰出し用の第１の回転具と；
次に作動する本繰出し用の第２の回転具と；からなり、
前記第１回転具の作動によって、前記下側のカードは、
その前縁部が繰出し方向に前記収納庫の繰出し口近くま
で移動し、次の前記第２回転具の作動によって、正規に
繰り出される。

【０００６】請求項２に係るカード収納・繰出装置は、
請求項１に記載の装置において、第１，第２の各回転具
が、それぞれ個別の軸線の回りに回転する構成にする。

【０００７】請求項３に係るカード収納・繰出装置は、
請求項１に記載の装置において、第１，第２の各回転具
が、共通な軸線の回りに一体的に回転する構成にする。

【０００８】請求項４に係るカード収納・繰出装置は、
収納庫に積層収納されたカードを下側のものから、その
下面と接触する回転具の外周面の摩擦駆動力により順
次、繰り出す装置において、前記収納庫が、下側近くの
収納カードを、その前縁部が繰出し口近くに位置するよ
うに案内するために、前記下側近くの収納カードの後縁
端面と当接する傾斜当接面を備える。

【０００９】請求項５に係るカード収納・繰出装置は、
請求項４に記載の装置において、収納庫が、下側近くの
収納カード前縁部が繰出し口に接近容易なように傾斜し
た底面を備える。

【００１０】請求項６に係るカード収納・繰出装置は、
請求項４または５に記載の装置において、傾斜当接面
が、下側近くの収納カードの後縁端面を押圧するように
付勢されてなる。

【００１１】請求項７に係るカード収納・繰出装置は、
請求項４または５に記載の装置において、傾斜当接面
と、これにつながる収納庫の底面とが一体化されたもの
が、カード後縁に平行な軸線の回りに回動可能な構成に
する。

【００１２】請求項８に係るカード収納・繰出装置は、
請求項７に記載の装置において、傾斜当接面と、これに
つながる収納庫の底面とが一体化されたものが、カード
後縁に平行な軸線の回りに正規姿勢をとる方向に付勢さ
れてなる。

【００１３】

【作用】請求項１ないし３のいずれかに係るカード収納
・繰出装置では、下側のカードが、まず第１回転具の作
動によって、その前縁部が繰出し方向に収納庫の繰出し
口近くまで移動し、次の第２回転具の作動によって、正
規に繰り出される。

【００１４】とくに請求項２に係るカード収納・繰出装
置では、第１，第２の各回転具が、それぞれ個別の軸線
の回りに回転し、時間差をおいて作動する。また、請求
項３に係るカード収納・繰出装置では、第１，第２の各
回転具が、共通な軸線の回りに一体的に回転し、時間差
をおいて作動する。

【００１５】請求項４ないし８のいずれかに係るカード
収納・繰出装置では、傾斜当接面によって下側近くの収
納カードの後縁端面が押され、その前縁部が、繰出し口
近くに位置するように案内される。

【００１６】とくに請求項５に係るカード収納・繰出装
置では、収納庫の傾斜した底面によって、下側近くの収
納カード前縁部が繰出し口に容易に接近する。また、請
求項６に係るカード収納・繰出装置では、下側近くの収
納カードの後縁端面が、付勢された傾斜当接面によって
押圧される。また、請求項７に係るカード収納・繰出装
置では、傾斜当接面と、これにつながる収納庫底面とが
一体化され、これがカード後縁に平行な軸線の回りに回
動可能である。また、請求項８に係るカード収納・繰出
装置では、傾斜当接面と、これにつながる収納庫底面と
が一体化され、これがカード後縁に平行な軸線の回りに
正規姿勢をとる方向に付勢される。

【００１７】

【実施例】本発明に係るカード収納・繰出装置の実施例
について、以下に図を参照しながら説明する。図１は本
発明の請求項２に対応する第１の実施例の側面図であ
る。なお、カードの図示は省略してある。第１実施例が
従来例と異なる点は、２個の回転具が設けられ、時間差
をもって目的の違う作動をすることである。図１で、図
７におけるのと同じ部材には同じ符号を付ける。17は一
方の回転具で、発明における第１回転具に相当し、18は
他方の回転具で、発明における第２回転具に相当する。
各回転具17,18 はともに底板82の下方に設置され、図示
してないモータおよびベルトによって、ともに時計方向
に、同じ回転速度で同期回転する。回転具17は、図示し
てないカードの下面と接触可能な摩擦面の外周長が短
く、また他方の回転具18は、その摩擦面の外周長が正規
の繰出し距離より若干だけ短い。各回転具17,18 に係る
一点鎖線の円は同一直径をもち、それぞれの摩擦面の軌
跡を表す。ゲート83の下方の出口84の右側には、従来例
と同様に繰り出されたカードを受け継ぎ、次の工程に搬
送すべき搬送手段89が設置される。

【００１８】第１実施例では、ここでは図示してない下
側のカードは、まず回転具17の摩擦面との接触摩擦力を
受けて、カード前縁部が繰出し方向に出口84の近くまで
移動し、次に回転具18の摩擦面との接触摩擦力によっ
て、合計して正規距離だけ繰り出される。しかも、後段
の回転具18による繰出しのとき、カードが若干、持ち上
げられても、カード前縁部が既に出口84の近くまで移動
しているから、ゲート83の左側面の下端部の斜面に突き
当たって下りなくなるおそれはまったくなく、正常な繰
出しがおこなわれる。なお、各回転具17,18 は、そのカ
ードに対する摩擦駆動の時間的関係が前記のとおりであ
れば、左右の配置の位置関係が逆になっても本質的には
差し支えない。

【００１９】図２は本発明の請求項３に対応する第２の
実施例の側面図である。この第２実施例が第１実施例と
異なる点は、２個の回転具が同軸に一体的に設けられる
ことで、時間差をもって目的の違う作動をする点では同
じである。図２において、27は一方の回転具で、発明に
おける第１回転具に相当し、28は他方の回転具で、発明
における第２回転具に相当し、両者が一体化されて回転
具ユニット26を構成する。各回転具27,28 は、第１実施
例における各回転具17,18 に対応する。回転具ユニット
26は、その各回転具の摩擦面の軌跡が共通な円を描くと
ともに、図示してないモータおよびベルトによって、時
計方向に回転する。繰り出されたカードを受け継ぎ、次
の工程に搬送すべき搬送手段89は同様である。

【００２０】第２実施例では、下側のカード10は、まず
回転具27の摩擦面との接触摩擦力を受けて、カード前縁
部が繰出し方向に出口84の近くまで移動し、次に回転具
28の摩擦面との接触摩擦力によって繰り出される。しか
も第１実施例におけるのと同様に、後段の回転具28によ
る繰出しのとき、カード10が若干、持ち上げられること
があっても、カード10の前縁部が既に出口84の近くまで
移動しているから、ゲート83の左側面の下端部の斜面に
突き当たって下りなくなるおそれはまったくなく、正常
な繰出しがおこなわれる。なお第２実施例では、機能の
異なる各回転具が一つの回転具ユニットとしてまとめら
れるから、第１実施例よりコンパクトな構成にすること
ができる。

【００２１】図３は本発明の請求項４に対応する第３の
実施例の側面図である。この第３実施例が第１，第２の
各実施例と異なる点は、回転具側にではなく、収納庫側
に工夫が施されていることである。図３において、収納
庫の内部に、発明における傾斜当接面を構成する背板34
が設置される。すなわち、背板34の下端部が、水平な底
板33の上で繰出し方向に少し移動した形で位置決めされ
る。ここで、底板33と背板34とは一体化されて受板32を
構成する。なお、カード繰出し用の回転具87は、図７，
図８に示した従来例におけるのと同じである。したがっ
て、背板34の右側の面によって下側近くの収納カードの
後縁端面が右方に押され、その前縁部が出口84近くに位
置するように案内される。この状態で回転具87が時計方
向に回転すると、第１，第２の各実施例におけるのと同
様な理由で、正常なカード10の繰出しがおこなわれるこ
とになる。

【００２２】図４は本発明の請求項５に対応する第４の
実施例の側面図である。この第４実施例は、以下に述べ
る第５，第６の各実施例とともに、収納庫側に工夫が施
された前記の第３実施例の変形である。図４において、
収納庫の内部に、発明における傾斜した底板を構成する
底板43と、同じく傾斜当接面を構成する背板44とからな
る受板42が設置される。ここで、カード繰出し用の回転
具87は、従来例におけるのと同じである。したがって、
背板44の右側の面によって下側近くの収納カード10の後
縁端面が押され、その前縁部が出口84近くに位置するよ
うに案内され、しかも底板43の傾斜底面によって、カー
ド10の前縁部が出口84に容易に接近することが支援され
る。この状態で回転具87が時計方向に回転すると、第１
〜第３の各実施例におけるのと同様な理由で、正常なカ
ード10の繰出しがおこなわれることになる。

【００２３】図５は本発明の請求項６に対応する第５の
実施例の側面図である。この第５実施例も、第３実施例
の変形である。図５において、収納庫の内部に、発明に
おける付勢された傾斜当接面を構成する背板54が設置さ
れる。すなわち、背板54は、その上端部が軸55の回りに
回動可能に支持され、捩りバネ56によって反時計方向に
付勢されるとともに、下端部がストッパ57によって阻
止, 位置決めされる。したがって、背板54の右側の面に
よって下側近くの収納カード10の後縁端面が押圧され、
その前縁部が出口84近くに位置する。ここで、底板53は
水平に設置されるが、図４におけるように傾斜させて設
置することもでき、こうすることで、カード10の前縁部
が出口84に容易に接近することが支援される。この状態
で回転具87が時計方向に回転すると、第１〜第４の各実
施例におけるのと同様な理由で、正常なカード10の繰出
しがおこなわれることになる。

【００２４】図６は本発明の請求項８に対応する第６の
実施例の側面図である。この第６実施例も、第３実施例
の変形である。図６において、収納庫の内部に、発明に
おける傾斜当接面を構成する背板64と、水平な底板63と
の一体化されたものが設置される。すなわち、背板64と
底板63とからなる受板62は、その下の左側の箇所で軸65
の回りに回動可能に支持され、捩りバネ66によって時計
方向に付勢されるとともに、底板63が支持板86によって
阻止, 位置決めされる。したがって、カード10を積層し
たものを収納するときには、二点鎖線表示のように、受
板62が左側に傾くように開かれるから、カード収納が容
易になる。しかも、収納後に実線表示のように正規姿勢
に位置決めされるときの弾み動作によって、下側近くの
カード10の前縁部が出口84に容易に接近することが支援
される。この状態で回転具87が時計方向に回転すると、
第１〜第５の各実施例におけるのと同様な理由で、正常
なカード10の繰出しがおこなわれることになる。なお、
第６実施例において、捩りバネ66を除いたものが請求項
７に相当し、カード収納後に実線表示のように正規姿勢
に位置決めされるときの弾み動作がないため、下側近く
のカード10の前縁部が出口84に容易に接近することが支
援されない弱点はあるものの、カード収納が容易になる
長所はそのまま維持されることになる。

【００２５】

【発明の効果】請求項１ないし３のいずれかに係るカー
ド収納・繰出装置では、下側のカードが、まず第１回転
具の作動によって、前縁部が繰出し方向に収納庫の繰出
し口近くまで移動し、次の第２回転具の作動によって、
正規に繰り出される。したがって、下側のカードの前縁
部が、まず予備的に繰出し口近くまで移動するから、次
の第２回転具の作動によって正規に確実に繰り出され
る。とくに請求項３に係るカード収納・繰出装置では、
第１，第２の各回転具が、共通な軸線の回りに一体的に
回転し、時間差をおいて作動するから、構造が簡素にな
り、省スペース化と低コスト化が図れる。

【００２６】請求項４ないし８のいずれかに係るカード
収納・繰出装置では、傾斜当接面によって下側近くの収
納カードの後縁端面が押され、その前縁部が、繰出し口
近くに位置するように案内される。したがって、請求項
１ないし３のいずれかに係るカード収納・繰出装置にお
けるのと同様に、下側のカードの前縁部が、まず予備的
に繰出し口近くまで案内されるから、次の回転具の作動
によって正規に確実に繰り出される。しかも、請求項１
ないし３のいずれかに係るカード収納・繰出装置と異な
り、可動部分の動作によらないで収納庫の構造によるか
ら、信頼性向上とコスト低減が図れる。

【００２７】とくに請求項５に係るカード収納・繰出装
置では、収納庫の傾斜した底面による簡素な構造によっ
て、予備的な収納カード前縁部の位置決めが支援され
る。また、請求項６に係るカード収納・繰出装置では、
付勢された傾斜当接面による押圧によって、予備的な収
納カード前縁部の位置決めがより確実に支援される。ま
た、請求項７に係るカード収納・繰出装置では、傾斜当
接面と、これにつながる収納庫底面とが一体化され、こ
れがカード後縁に平行な軸線の回りに回動可能であるか
ら、カードの収納に係る取扱いが容易になる。また、請
求項８に係るカード収納・繰出装置では、傾斜当接面
と、これにつながる収納庫底面とが一体化され、これが
カード後縁に平行な軸線の回りに正規姿勢をとる方向に
付勢されるから、カードの収納に係る取扱いがさらに容
易になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る第１実施例の側面図

【図２】第２実施例の側面図

【図３】第３実施例の側面図

【図４】第４実施例の側面図

【図５】第５実施例の側面図

【図６】第６実施例の側面図

【図７】従来例の側面図

【図８】従来例における繰出し誤動作時の側面図

【符号の説明】

１７回転具１８回転具２６回転具ユニット２７回転具２８回転具３２受板３３底板３４背板４２受板４３底板４４背板５３底板５４背板５５軸５６捩りバネ５７ストッパ６２受板６３底板６４背板６５軸６６捩りバネ８１ケース８３ゲート８４出口８６支持板８９搬送手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｇ０６Ｋ 13/12 Ｂ 2116−5ＬＧ０７Ｆ 7/08 (72)発明者天野忠信神奈川県川崎市川崎区田辺新田１番１号富士電機株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】収納庫に積層収納されたカードを下側のも
のから、その下面と接触する回転具の外周面の摩擦駆動
力により順次、繰り出す装置において、前記回転具は、
先行して作動する予備繰出し用の第１の回転具と；次に
作動する本繰出し用の第２の回転具と；からなり、前記
第１回転具の作動によって、前記下側のカードは、その
前縁部が繰出し方向に前記収納庫の繰出し口近くまで移
動し、次の前記第２回転具の作動によって、正規に繰り
出される構成にしたことを特徴とするカード収納・繰出
装置。
【請求項２】請求項１に記載の装置において、第１，第
２の各回転具は、それぞれ個別の軸線の回りに回転する
構成にしたことを特徴とするカード収納・繰出装置。
【請求項３】請求項１に記載の装置において、第１，第
２の各回転具は、共通な軸線の回りに一体的に回転する
構成にしたことを特徴とするカード収納・繰出装置。
【請求項４】収納庫に積層収納されたカードを下側のも
のから、その下面と接触する回転具の外周面の摩擦駆動
力により順次、繰り出す装置において、前記収納庫は、
下側近くの収納カードを、その前縁部が繰出し口近くに
位置するように案内するために、前記下側近くの収納カ
ードの後縁端面と当接する傾斜当接面を備えることを特
徴とするカード収納・繰出装置。
【請求項５】請求項４に記載の装置において、収納庫
は、下側近くの収納カード前縁部が繰出し口に接近容易
なように傾斜した底面を備えることを特徴とするカード
収納・繰出装置。
【請求項６】請求項４または５に記載の装置において、
傾斜当接面は、下側近くの収納カードの後縁端面を押圧
するように付勢されてなることを特徴とするカード収納
・繰出装置。
【請求項７】請求項４または５に記載の装置において、
傾斜当接面と、これにつながる収納庫の底面とが一体化
されたものが、カード後縁に平行な軸線の回りに回動可
能な構成にしたことを特徴とするカード収納・繰出装
置。
【請求項８】請求項７に記載の装置において、傾斜当接
面と、これにつながる収納庫の底面とが一体化されたも
のは、カード後縁に平行な軸線の回りに正規姿勢をとる
方向に付勢されてなることを特徴とするカード収納・繰
出装置。