JPH0569934U - プリント配線板用のアルミ電解コンデンサ - Google Patents
プリント配線板用のアルミ電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPH0569934U JPH0569934U JP1821092U JP1821092U JPH0569934U JP H0569934 U JPH0569934 U JP H0569934U JP 1821092 U JP1821092 U JP 1821092U JP 1821092 U JP1821092 U JP 1821092U JP H0569934 U JPH0569934 U JP H0569934U
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- JP
- Japan
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- aluminum electrolytic
- printed wiring
- electrolytic capacitor
- ink
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- Pending
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- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 洗浄により性能が劣化するアルミ電解コンデ
ンサを他の電子部品と同様にはんだ付けし洗浄してしま
った場合に、製品の完成時には全く欠陥が無くても製品
の故障や不調が出荷後に発生するか否かを容易に予測す
ることができるようにしたプリント配線板用のアルミ電
解コンデンサを提供する。 【構成】 塩素系有機溶剤に触れることにより目視不能
となるインクで付されたマ−クを外面に有することを特
徴とする。
ンサを他の電子部品と同様にはんだ付けし洗浄してしま
った場合に、製品の完成時には全く欠陥が無くても製品
の故障や不調が出荷後に発生するか否かを容易に予測す
ることができるようにしたプリント配線板用のアルミ電
解コンデンサを提供する。 【構成】 塩素系有機溶剤に触れることにより目視不能
となるインクで付されたマ−クを外面に有することを特
徴とする。
Description
【0001】
本考案は、プリント配線板に実装するアルミ電解コンデンサに関するものであ る。
【0002】
プリント配線板では、ICや抵抗、コンデンサ、コイル、コネクタ、スイッチ 類等の種々の電子部品がフロ−はんだ付け法やリフロ−はんだ付け法により実装 される。これらのはんだ付け工程で使用するフラックスは腐食あるいは吸湿によ る絶縁抵抗の低下等の性能劣化を発生させることがある。そこで従来より、はん だ付け後にこのフラックスを洗浄により除去している。
【0003】 このフラックスの洗浄には塩素系有機溶剤、例えば1−1−1トリクロロエタ ン(商品名クロロセン、エタ−ナ等の主成分)を用いるが、この溶剤に触れると 電子部品の性能が劣化することがある得る。例えばアルミ電解コンデンサでは万 一この溶剤がケ−ス内部に入るとその電気特性が徐々に長期間かかって劣化する 。
【0004】 そこで、はんだ付けおよび洗浄後の性能は良好であっても長期間経って劣化が 徐々に進行する性質を持つアルミ電解コンデンサについては、他の電子部品をは んだ付けおよび洗浄した後に、はんだごてを用いて手はんだ付けにより実装して いた。
【0005】
しかしこのような洗浄により性能が劣化するアルミ電解コンデンサを間違って 他の電子部品と同様にフロ−あるいはリフロ−はんだ付け法によりはんだ付けし 、洗浄工程に通してしまうことがあり得る。
【0006】 この場合には製品の完成時には全く欠陥が無いから問題が無いものとして出荷 されてしまう。そして長期間経ってアルミ電解コンデンサの劣化が進行してから 製品の故障や不調が現れることになる。しかし、この段階での修理には多大な手 数と費用が掛り企業の信用も低下する。また、故障や不調が現れていない同様な 製品に今後故障や不調が発生するか否か予測することは不可能であり、事前に修 理するかどうかの判断ができないという問題があった。
【0007】
本考案はこのような事情に鑑みなされたものであり、洗浄により性能が劣化す るアルミ電解コンデンサを他の電子部品と同様にはんだ付けし洗浄してしまった 場合に、製品の完成時には全く欠陥が無くても製品の故障や不調が出荷後に発生 するか否かを容易に予測することができるようにしたプリント配線板用のアルミ 電解コンデンサを提供することを目的とする。
【0008】
本考案によればこの目的は、塩素系有機溶剤に触れることにより目視不能とな るインクで付されたマ−クを外面に有することを特徴とするプリント配線板用の アルミ電解コンデンサにより達成される。
【0009】
図1と図2は本考案の一実施例を示し、図1はこのコンデンサを正規に手はん だ付けで実装したものを、図2はこのコンデンサを洗浄工程に通したものをそれ ぞれ示す。
【0010】 これらの図で符号10はプリント配線板、12、14はこの配線板10に表面 実装されるチップ部品、16は例えばDIP型のICである。チップ部品12は 公知のリフローはんだ付け法、チップ部品14およびIC16は公知のフロ−は んだ付け法あるいはリフロ−はんだ付け法によって実装される。
【0011】 例えばフロ−はんだ付け法とリフローはんだ付け法を組合せて適用する場合は 、チップ部品12のはんだ付けは、先ずはんだ付け箇所にクリームはんだを供給 しておき、ここにチップ部品12を実装して加熱し、クリームはんだを溶融させ る。次にチップ部品14を接着剤14aで所定位置に固定した後、IC16を所 定位置のスルーホール17にリード16aを挿入し、溶融はんだ槽に浸漬しては んだ付けする。この時には後記するコンデンサ用のスルーホール24にははんだ が付着しないテープや剥離可能な樹脂を貼着しておく。
【0012】 18はアルミ電解コンデンサである。このコンデンサ18のケ−ス外面にはマ −ク20が付されている(図1参照)。このマ−ク20は塩素系有機溶剤に触れ ると見えなくなる性質を持ったインクで書き込まれている。例えばこのインクは 、セラック(shellac) 樹脂とリノ−ル酸重合体とのエステル化物に、レ−キ顔料 を混合したものが使用できる。このようなインクとしては、例えば“マジックイ ンキ”(商品名)の名称で市販されているものがある。
【0013】 このマ−ク20はコンデンサの種類、規格や容量などを示すものとすることが できる。このマ−ク20はまたコンデンサの種類、規格や容量を示すものではな く、別途設けた特別なマ−クであってもよい。
【0014】 このインクでマ−ク20が付されたコンデンサ18は、その2本のリ−ド22 、22をスル−ホ−ル24、24に挿入した後、はんだごてを用いて手はんだ付 けされる。すなわち予めチップ部品12、14やIC16などの部品を実装し洗 浄した後、このコンデンサ18が手作業ではんだ付けされる。
【0015】 このように正しく実装されたコンデンサ18は、洗浄工程を通ることがないか ら、そのマ−ク20は消えることがない。図1はこの状態を示している。しかし 手違いよりこのコンデンサ18を実装した後洗浄されると、マ−ク20のインク が洗浄液に触れて消えるので、図2に示すようにこのマ−ク20の部分が消える 。従って製品が出荷される前に、このマ−ク20の有無からコンデンサ18の劣 化により故障や不調が発生するか否か推測することができる。
【0016】
請求項1の考案は以上のように、塩素系有機溶剤による洗浄により性能の劣化 が予想されるアルミ電解コンデンサに、この溶剤に触れると目視不能となるイン クを用いてマ−クを付したものであるから、はんだ付け工程の後で洗浄されてい ればこのマ−クが消えることになり、出荷後に製品の故障や不調が発生するか否 かを出荷前に予測でき、部品交換することにより手数および費用の発生を最小限 におさえることができ、企業の信用も低下させずにすむ効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の洗浄しなかった場合を示す
図
図
【図2】本考案の一実施例の洗浄した場合を示す図
10 プリント配線板 12、14 チップ部品 16 IC 18 アルミ電解コンデンサ 20 マ−ク
Claims (2)
- 【請求項1】 塩素系有機溶剤に触れることにより目視
不能となるインクで付されたマ−クを外面に有すること
を特徴とするプリント配線板用のアルミ電解コンデン
サ。 - 【請求項2】 前記インクは、セラック樹脂とリノ−ル
酸重合体とのエステル化物にレ−キ顔料を混合した油性
インクである請求項1のプリント配線板用のアルミ電解
コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1821092U JPH0569934U (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | プリント配線板用のアルミ電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1821092U JPH0569934U (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | プリント配線板用のアルミ電解コンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569934U true JPH0569934U (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=11965293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1821092U Pending JPH0569934U (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | プリント配線板用のアルミ電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0569934U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4910223A (ja) * | 1972-05-26 | 1974-01-29 | ||
JPS5332370A (en) * | 1976-09-06 | 1978-03-27 | Marukon Denshi Kk | Electronic parts and method of manufacturing them |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP1821092U patent/JPH0569934U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4910223A (ja) * | 1972-05-26 | 1974-01-29 | ||
JPS5332370A (en) * | 1976-09-06 | 1978-03-27 | Marukon Denshi Kk | Electronic parts and method of manufacturing them |
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