JPH0569848U - 給電線へのヒューズの取付け構造 - Google Patents

給電線へのヒューズの取付け構造

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JPH0569848U
JPH0569848U JP1794792U JP1794792U JPH0569848U JP H0569848 U JPH0569848 U JP H0569848U JP 1794792 U JP1794792 U JP 1794792U JP 1794792 U JP1794792 U JP 1794792U JP H0569848 U JPH0569848 U JP H0569848U
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JP
Japan
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power supply
supply line
fuse
bolts
substrate
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Pending
Application number
JP1794792U
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English (en)
Inventor
毅雄 西堀
雅秀 横尾
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕電気自動車内などに設置される給電線へのヒュ
ーズ取付けための着脱が容易で活線箇所の短絡などを起
こしにくい構造を提供する。 〔構成〕電気絶縁性の基板(1)上に形成された給電線
(2)の分断箇所を貫通してかつねじ部を上向きにして
基板(1)上に固定される2本のボルト(9,10)
と、これら2本のボルトのそれぞれに螺合せしめられる
2個の蝶ナット(15,16)とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気自動車内などに設置される給電線へのヒューズの取付け構造に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車では、電動機の駆動用として100volt程度以上の比較的高電圧の 給電線が設置される。このような高電圧の給電線では、短絡に伴う消耗から蓄電 池を保護するために給電線の途中にヒューズが取付けられる。
【0003】 従来、上記給電線へのヒューズの取付け構造は、図2の分解斜視図に示すよう に、電気絶縁性の基板21上に固定される給電線22の分断箇所の先端部に形成 されている開口23,24と連通する貫通孔25,26を基板10に形成してお き、取付け対象のヒューズFの開口を通してボルト25,26を貫通孔25,2 6内に挿入し、これらのボルトの先端部に基板21の裏側から接近させたナット 27,28を螺合させることにより行っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図2に示した従来のヒューズ取付け構造では、ヒューズの着脱に際して、基板 の裏面側からもナットを接近させなければならないため、作業空間の狭さを考慮 すれば労力と時間がかかるという問題がある。
【0005】 また、図2のヒューズ取付け構造では、取り外したナットを活線箇所に脱落さ せたり、ヒューズの着脱に際してドライバーなどの工具が必要であることから工 具によって活線箇所を短絡させてしまうなどの問題もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のに係わる給電線へのヒューズの取付け構造は、給電線の分断箇所を貫 通してかつねじ部を上向きにして基板上に固定される2本のボルトと、これら2 本のボルトのそれぞれのねじ部に螺合せしめられる2個の蝶ナットとを備えてい る。
【0007】
【作用】
本考案の取付け構造によれば、ヒューズの着脱に際しては、基板の裏側からの アクセスが不要になるので、作業が容易になると共に、活線箇所へのナットの脱 落も生じない。また、蝶ナットを使用するため、ドライバーなどの工具が不要に なり、これによる短絡も生じない。
【0008】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例に係わる給電線へのヒューズの取付け構造を、関連 の基板や給電線などと共に示す分解斜視図である。樹脂やベークライトなどの電 気絶縁性の物質を素材とする基板1上には、ブスバーなどと称される板上の給電 線2が最終的に固定される。この基板1上への給電線2の固定は、この給電線を 螺子17,18などを用いて適宜な間隔で螺子止めすることによって行われる。 基板1上に固定される給電線2には、ヒューズを着脱するための分断箇所が形成 されると共に、この分断箇所が配置される基板1の箇所には、基板1を貫通する 大径の貫通孔3,4と、小径の貫通孔5,6とが形成されている。
【0009】 上記給電線2の基板1上への最終的な固定に先立って、まず、鉄合金などを素 材とする金属の小片7,8が基板1上に固定される。これらの小片7,8にはそ れぞれを貫通してかつねじ部を上向きにしてボルト9,10がロー付けなどによ って固定されており、各ボルトの頭部を貫通孔3,4内に収容しながら小片7, 8が基板1上に載置される。続いて、基板1に形成されている貫通孔5,6のそ れぞれに連通するように小片7,8に形成された貫通孔を通して小径のボルト1 1,12が挿入されたのち、各ボルトの先端部に基板1の裏面側からナット13 ,14が接近せしめられて螺合される。これによって、小片7,8が基板1上に 固定される。
【0010】 次に、分断箇所の先端部に形成されている貫通孔にボルト9,10に通しなが ら給電線2がねじ17,18などにより基板1上に最終的に固定される。続いて 、ヒューズFがこれに形成された2個の貫通孔にボルト9,10に通すことによ り装着されたのち蝶ナット15,16がボルト15,16に螺合され、ヒューズ の取付けが完成する。
【0011】 交換などのためにヒューズFを取り外すには、蝶ナット15,16を緩めてボ ルト9,10から取り外したのち、ヒューズFをボルト9,10から取り外すだ けでよい。また、新たなヒューズを取付けるには、ヒューズFに形成された2個 の貫通孔にボルト9,10を挿入してヒューズFを落とし込み、蝶ナット15, 16を螺合させればよい。
【0012】 以上、小片7,8を使用してボルト9,10を基板1上に固定する構造を例示 したが、基板の表面側に凹部を形成しこの凹部に収容したナットに螺合させるこ とによりボルト9,10を基板1上に固定する構造とすることもできる。
【0013】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案のヒューズ取付け構造は、給電線の分断箇 所を貫通して基板上に固定される2本のボルトと、これら2本のボルトのそれぞ れに螺合せしめられる2個の蝶ナットとを備える構成であるから、ヒューズの着 脱に際しては、基板の裏側からのアクセスが不要になり、作業が容易になると共 に、活線箇所へのナットの脱落も生じない。
【0014】 また、蝶ナットを使用するため、ドライバーなどの工具が不要になり、これに 伴う短絡も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の給電線へのヒューズの取付
け構造の分解斜視図である。
【図2】従来の給電線へのヒューズ取付け構造の分解斜
視図である。
【符号の説明】
1 電気絶縁性の基板 2 給電線 7,8 金属性の小片 9,10 ボルト 15,16 蝶ナット F ヒューズ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気絶縁性の基板上に固定された板状の給
    電線の分断箇所にヒューズを取付けるための取付け構造
    において、 前記給電線の分断箇所を貫通してかつねじ部を上向きに
    して前記基板上に固定される2本のボルトと、 これら2本のボルトのそれぞれのねじ部に螺合せしめら
    れる2個の蝶ナットとを備えたことを特徴とする給電線
    へのヒューズの取付け構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記2本のボルトのそれぞれは頭部を裏面側に配置しな
    がら2個の小片のそれぞれの一端側に植設されると共
    に、前記基板には前記各小片の裏面から突出する前記各
    ボルトの頭部を収容する凹部が形成されると共に、前記
    各小片はそれぞれの他端側において各小片と基板とを連
    通する貫通孔内に挿入されるねじによって基板上に固定
    されることを特徴とする給電線へのヒューズの取付け構
    造。
JP1794792U 1992-02-26 1992-02-26 給電線へのヒューズの取付け構造 Pending JPH0569848U (ja)

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JPH0569848U true JPH0569848U (ja) 1993-09-21

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